JPH06276130A - 送信電力制御方法 - Google Patents
送信電力制御方法Info
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- JPH06276130A JPH06276130A JP5830893A JP5830893A JPH06276130A JP H06276130 A JPH06276130 A JP H06276130A JP 5830893 A JP5830893 A JP 5830893A JP 5830893 A JP5830893 A JP 5830893A JP H06276130 A JPH06276130 A JP H06276130A
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- Japan
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- base station
- reception power
- station
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- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04W—WIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
- H04W16/00—Network planning, e.g. coverage or traffic planning tools; Network deployment, e.g. resource partitioning or cells structures
- H04W16/02—Resource partitioning among network components, e.g. reuse partitioning
- H04W16/06—Hybrid resource partitioning, e.g. channel borrowing
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04W—WIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
- H04W52/00—Power management, e.g. TPC [Transmission Power Control], power saving or power classes
- H04W52/04—TPC
- H04W52/18—TPC being performed according to specific parameters
- H04W52/24—TPC being performed according to specific parameters using SIR [Signal to Interference Ratio] or other wireless path parameters
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】符号分割多元接続の移動通信システムにおい
て、各基地局の信号対干渉雑音比が均一になる方向に制
御し、通話品質を満足させる。 【構成】自局の受信パワー設定値Ｓ（ｉ＋１）を、予め
定めた原点を通る関数増加ｆ（ｘ）によって自局のパワ
ー比ＳＩＲｒと目標値ＳＩＲｔとから、ΔＰ＝ｆ（ＳＩ
Ｒｔ−ＳＩＲｒ）なる関係で演算し、直前の時刻におけ
る受信パワー設定値Ｓ（ｉ）に加えることによって更新
する。しかし、Ｓ（ｉ＋１）が予め定めた受信パワー設
定値の上限Ｐｍａｘ及び下限Ｐｍｉｎを超えていたな
ら、Ｓ（ｉ＋１）をそれぞれＰｍａｘ及びＰｍｉｎに更
新設定する。また、送信電力制御処理では自局での受信
パワーが設定値Ｓ（ｉ＋１）になるよう、各移動局の送
信電力を制御する。結果、隣接する基地局のＳＩＲが同
じ値になる方向に制御される。
て、各基地局の信号対干渉雑音比が均一になる方向に制
御し、通話品質を満足させる。 【構成】自局の受信パワー設定値Ｓ（ｉ＋１）を、予め
定めた原点を通る関数増加ｆ（ｘ）によって自局のパワ
ー比ＳＩＲｒと目標値ＳＩＲｔとから、ΔＰ＝ｆ（ＳＩ
Ｒｔ−ＳＩＲｒ）なる関係で演算し、直前の時刻におけ
る受信パワー設定値Ｓ（ｉ）に加えることによって更新
する。しかし、Ｓ（ｉ＋１）が予め定めた受信パワー設
定値の上限Ｐｍａｘ及び下限Ｐｍｉｎを超えていたな
ら、Ｓ（ｉ＋１）をそれぞれＰｍａｘ及びＰｍｉｎに更
新設定する。また、送信電力制御処理では自局での受信
パワーが設定値Ｓ（ｉ＋１）になるよう、各移動局の送
信電力を制御する。結果、隣接する基地局のＳＩＲが同
じ値になる方向に制御される。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、符号分割多元接続
（Code Division Multiple Access)通信方式に基づく移
動通信システムにおいて、移動局の送信電力を制御する
方法に関するものである。
（Code Division Multiple Access)通信方式に基づく移
動通信システムにおいて、移動局の送信電力を制御する
方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】符号分割多元接続（Code Division Mult
iple Access)通信方式に基づく移動通信システムにおけ
るリバースリンク（移動局から基地局への接続）では遠
近問題(near-far problem)が生ずる。符号分割多元接続
では、すべて同一周波数帯で通信を行うため、基地局に
おいて、あるひとつの移動局からの信号にとっては、そ
の他の移動局からの信号は干渉雑音となる。遠近問題と
は、基地局における受信信号電力が、基地局から遠い移
動局からの信号は小さく、基地局から近い移動局からの
信号は大きくなるため、基地局から遠い移動局からの信
号の信号対干渉雑音電力比（以下、ＳＩＲという）が小
さくなり信号の品質が劣化してしまうという問題であ
る。そのため、移動局の送信信号電力を、基地局から遠
い移動局では大きく、基地局から近い移動局では小さく
なるように、移動局の送信信号電力を制御しなければな
らない。
iple Access)通信方式に基づく移動通信システムにおけ
るリバースリンク（移動局から基地局への接続）では遠
近問題(near-far problem)が生ずる。符号分割多元接続
では、すべて同一周波数帯で通信を行うため、基地局に
おいて、あるひとつの移動局からの信号にとっては、そ
の他の移動局からの信号は干渉雑音となる。遠近問題と
は、基地局における受信信号電力が、基地局から遠い移
動局からの信号は小さく、基地局から近い移動局からの
信号は大きくなるため、基地局から遠い移動局からの信
号の信号対干渉雑音電力比（以下、ＳＩＲという）が小
さくなり信号の品質が劣化してしまうという問題であ
る。そのため、移動局の送信信号電力を、基地局から遠
い移動局では大きく、基地局から近い移動局では小さく
なるように、移動局の送信信号電力を制御しなければな
らない。
【０００３】この種の遠近問題については、例えば次記
文献に示される。すなわち、すべての基地局は、それぞ
れの基地局における受信信号電力が予め定めた値（受信
パワー設定値；下記文献では、１．０）となるように、
管理下の移動局の送信信号電力を制御する。この制御方
法により、それぞれの基地局では管理下の移動局からの
信号のＳＩＲを一定値に揃えることができる。 文献名 Eisuke KUDOH and Tadashi MATSUMOTO:"Effect
of Power Control Error on ｔｈe System User Capac
ity of DS/CDMA Cellular Mobile Radios", IEICE TRAN
S. COMMUN., Vol.E75-B, No.6, June 1992
文献に示される。すなわち、すべての基地局は、それぞ
れの基地局における受信信号電力が予め定めた値（受信
パワー設定値；下記文献では、１．０）となるように、
管理下の移動局の送信信号電力を制御する。この制御方
法により、それぞれの基地局では管理下の移動局からの
信号のＳＩＲを一定値に揃えることができる。 文献名 Eisuke KUDOH and Tadashi MATSUMOTO:"Effect
of Power Control Error on ｔｈe System User Capac
ity of DS/CDMA Cellular Mobile Radios", IEICE TRAN
S. COMMUN., Vol.E75-B, No.6, June 1992
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この文
献の方法のみではなお不充分であり、サービスエリア内
で移動局の場所的な分布に疎密がある場合、移動局の分
布が密であるところの基地局ではＳＩＲが小さくなり信
号の品質が劣化し、一方、移動局の分布が疎であるとこ
ろの基地局ではＳＩＲが大きくなり信号の品質が過剰品
質となる。このことは、分布に疎密がある場合、それぞ
れの基地局のＳＩＲの偏りが著しくなり、システム全体
でみると効率が悪くなることを表している。従って、こ
の発明は、受信パワー設定値を適応的に変化させ、それ
ぞれの基地局でのＳＩＲを可及的に均一になる方向に制
御し、システム設計時に決定される通話品質を満足させ
る送信電力制御方法を提供することを目的とする。
献の方法のみではなお不充分であり、サービスエリア内
で移動局の場所的な分布に疎密がある場合、移動局の分
布が密であるところの基地局ではＳＩＲが小さくなり信
号の品質が劣化し、一方、移動局の分布が疎であるとこ
ろの基地局ではＳＩＲが大きくなり信号の品質が過剰品
質となる。このことは、分布に疎密がある場合、それぞ
れの基地局のＳＩＲの偏りが著しくなり、システム全体
でみると効率が悪くなることを表している。従って、こ
の発明は、受信パワー設定値を適応的に変化させ、それ
ぞれの基地局でのＳＩＲを可及的に均一になる方向に制
御し、システム設計時に決定される通話品質を満足させ
る送信電力制御方法を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、符号分割多元
接続通信方式に基づいて基地局と移動局との通信が行わ
れる移動通信システムにおいて用いる移動局送信電力制
御方法に関する。本発明は、各制御時刻毎に、注目して
いる基地局（以下自局と言う）における受信パワー設定
値と自局における総受信パワーとから受信パワー設定値
対総受信パワー比（以下パワー比と言う）ＳＩＲｒ［ｄ
Ｂ］を演算する通信品質演算処理ステップを有する。ま
た、予め定めた原点を通る増加関数をｆ（ｘ）とする
と、パワー比ＳＩＲｒと目標値ＳＩＲｔ［ｄＢ］とから
更新量ΔＰを、ΔＰ＝ｆ（ＳＩＲｔ−ＳＩＲｒ）なる関
係で演算する更新量演算処理ステップを有する。また、
直前の時刻での自局の受信パワー設定値Ｓ（ｉ）［ｄ
Ｂ］と更新量ΔＰとを用い、現時刻における自局の受信
パワー設定値Ｓ（ｉ＋１）［ｄＢ］を、Ｓ（ｉ＋１）＝
Ｓ（ｉ）＋ΔＰなる関係で更新し、更にＳ（ｉ＋１）が
予め定めた受信パワー設定値の上限Ｐｍａｘ及び下限Ｐ
ｍｉｎを超えていたなら、Ｓ（ｉ＋１）をそれぞれＰｍ
ａｘ及びＰｍｉｎと更新設定する受信パワー設定値更新
処理ステップを有する。また、自局の管理下の移動局に
対して送信電力制御コマンドを送信し、自局の受信パワ
ーが受信パワー設定値Ｓ（ｉ＋１）になるように制御を
行う送信電力制御処理ステップとを有する。また、第１
の発明では、更に、注目している基地局及びそれに隣接
している基地局の受信パワー設定値対総受信パワー比の
平均値を、目標値ＳＩＲｔとして決定する目標値決定処
理ステップを有する。また、第２の発明では、目標値Ｓ
ＩＲｔ［ｄＢ］として、使用するシステムの設計時に予
め決めた値を用いる。
接続通信方式に基づいて基地局と移動局との通信が行わ
れる移動通信システムにおいて用いる移動局送信電力制
御方法に関する。本発明は、各制御時刻毎に、注目して
いる基地局（以下自局と言う）における受信パワー設定
値と自局における総受信パワーとから受信パワー設定値
対総受信パワー比（以下パワー比と言う）ＳＩＲｒ［ｄ
Ｂ］を演算する通信品質演算処理ステップを有する。ま
た、予め定めた原点を通る増加関数をｆ（ｘ）とする
と、パワー比ＳＩＲｒと目標値ＳＩＲｔ［ｄＢ］とから
更新量ΔＰを、ΔＰ＝ｆ（ＳＩＲｔ−ＳＩＲｒ）なる関
係で演算する更新量演算処理ステップを有する。また、
直前の時刻での自局の受信パワー設定値Ｓ（ｉ）［ｄ
Ｂ］と更新量ΔＰとを用い、現時刻における自局の受信
パワー設定値Ｓ（ｉ＋１）［ｄＢ］を、Ｓ（ｉ＋１）＝
Ｓ（ｉ）＋ΔＰなる関係で更新し、更にＳ（ｉ＋１）が
予め定めた受信パワー設定値の上限Ｐｍａｘ及び下限Ｐ
ｍｉｎを超えていたなら、Ｓ（ｉ＋１）をそれぞれＰｍ
ａｘ及びＰｍｉｎと更新設定する受信パワー設定値更新
処理ステップを有する。また、自局の管理下の移動局に
対して送信電力制御コマンドを送信し、自局の受信パワ
ーが受信パワー設定値Ｓ（ｉ＋１）になるように制御を
行う送信電力制御処理ステップとを有する。また、第１
の発明では、更に、注目している基地局及びそれに隣接
している基地局の受信パワー設定値対総受信パワー比の
平均値を、目標値ＳＩＲｔとして決定する目標値決定処
理ステップを有する。また、第２の発明では、目標値Ｓ
ＩＲｔ［ｄＢ］として、使用するシステムの設計時に予
め決めた値を用いる。
【０００６】
【作用】目標値ＳＩＲｔ［ｄＢ］と現時刻での自局のパ
ワー比ＳＩＲｒ［ｄＢ］との差より更新量ΔＰを計算
し、現時刻における自局の受信パワー設定値Ｓ（ｉ＋
１）を直前の時刻における自局の受信パワー設定値Ｓ
（ｉ）と更新量ΔＰとからＳ（ｉ＋１）＝Ｓ（ｉ）＋Δ
Ｐなる関係で更新し、更にＳ（ｉ＋１）が予め定めた受
信パワー設定値の上限Ｐｍａｘ及びＰｍｉｎを超えてい
たなら、Ｓ（ｉ＋１）をそれぞれＰｍａｘ及びＰｍｉｎ
に更新設定する。そして、送信電力制御処理から、例え
ば送信電力アップまたはダウンのコマンドを各移動局に
送信し、送信電力制御処理は、各移動局と共同して、自
局での受信パワーが設定値Ｓ（ｉ＋１）になるように、
各移動局の送信電力を制御する。従って、隣接する基地
局に比べ自局のＳＩＲが大きい場合は、自局の受信パワ
ーが小さくなるように制御され、逆に、周りの基地局に
比べ自局のＳＩＲが小さい場合は、自局の受信パワーが
大きくなるように制御され、その結果、隣接する基地局
のＳＩＲが同じ値になる方向に制御される。
ワー比ＳＩＲｒ［ｄＢ］との差より更新量ΔＰを計算
し、現時刻における自局の受信パワー設定値Ｓ（ｉ＋
１）を直前の時刻における自局の受信パワー設定値Ｓ
（ｉ）と更新量ΔＰとからＳ（ｉ＋１）＝Ｓ（ｉ）＋Δ
Ｐなる関係で更新し、更にＳ（ｉ＋１）が予め定めた受
信パワー設定値の上限Ｐｍａｘ及びＰｍｉｎを超えてい
たなら、Ｓ（ｉ＋１）をそれぞれＰｍａｘ及びＰｍｉｎ
に更新設定する。そして、送信電力制御処理から、例え
ば送信電力アップまたはダウンのコマンドを各移動局に
送信し、送信電力制御処理は、各移動局と共同して、自
局での受信パワーが設定値Ｓ（ｉ＋１）になるように、
各移動局の送信電力を制御する。従って、隣接する基地
局に比べ自局のＳＩＲが大きい場合は、自局の受信パワ
ーが小さくなるように制御され、逆に、周りの基地局に
比べ自局のＳＩＲが小さい場合は、自局の受信パワーが
大きくなるように制御され、その結果、隣接する基地局
のＳＩＲが同じ値になる方向に制御される。
【０００７】
【実施例】図１は本発明の実施例を示す流れ図であり、
基地局内で行われる受信パワー設定値更新方法を流れ図
で示したものであり、この送信電力制御方法は、通信品
質演算ステップＳＴ１、目標値決定ステップＳＴ２、更
新量演算ステップＳＴ３、受信パワー設定値更新ステッ
プＳＴ４、及び送信電力制御ステップＳＴ５、なる５段
階の処理過程からなる。
基地局内で行われる受信パワー設定値更新方法を流れ図
で示したものであり、この送信電力制御方法は、通信品
質演算ステップＳＴ１、目標値決定ステップＳＴ２、更
新量演算ステップＳＴ３、受信パワー設定値更新ステッ
プＳＴ４、及び送信電力制御ステップＳＴ５、なる５段
階の処理過程からなる。
【０００８】制御動作は、予め定めた一定時間間隔τ毎
の離散時刻（Ｔ＝０，１，２，・・・，ｉ，・・・）に
行われる。また、全ての基地局における受信パワー設計
値の初期値は、予め定めた受信パワー設定値の下限Ｐｍ
ｉｎとした。各制御時刻Ｔ＝ｉにおいて、通信品質演算
ステップＳＴ１では、自局の受信パワー設定値と自局の
総受信パワーとからパワー比ＳＩＲｒ（ｉ）を演算す
る。目標値決定ステップＳＴ２では、注目している基地
局及びそれに隣接している基地局の受信パワー設定値対
総受信パワー比の平均値を、目標値ＳＩＲｔ（ｉ）とし
て決定する。更新量演算ステップＳＴ３では、予め定め
た原点を通る増加関数をｆ（ｘ）とすると、自局パワー
比ＳＩＲｒ（ｉ）、目標値ＳＩＲｔ（ｉ）とから更新量
ΔＰ（ｉ）を、ΔＰ（ｉ）＝ｆ（ＳＩＲｔ（ｉ）−ＳＩ
Ｒｒ（ｉ））なる関係で演算する。
の離散時刻（Ｔ＝０，１，２，・・・，ｉ，・・・）に
行われる。また、全ての基地局における受信パワー設計
値の初期値は、予め定めた受信パワー設定値の下限Ｐｍ
ｉｎとした。各制御時刻Ｔ＝ｉにおいて、通信品質演算
ステップＳＴ１では、自局の受信パワー設定値と自局の
総受信パワーとからパワー比ＳＩＲｒ（ｉ）を演算す
る。目標値決定ステップＳＴ２では、注目している基地
局及びそれに隣接している基地局の受信パワー設定値対
総受信パワー比の平均値を、目標値ＳＩＲｔ（ｉ）とし
て決定する。更新量演算ステップＳＴ３では、予め定め
た原点を通る増加関数をｆ（ｘ）とすると、自局パワー
比ＳＩＲｒ（ｉ）、目標値ＳＩＲｔ（ｉ）とから更新量
ΔＰ（ｉ）を、ΔＰ（ｉ）＝ｆ（ＳＩＲｔ（ｉ）−ＳＩ
Ｒｒ（ｉ））なる関係で演算する。
【０００９】受信パワー設定値更新ステップＳＴ４で
は、直前の制御時刻の更新量ΔＰ（ｉ）と直前の制御時
刻の自局の受信パワー設定値Ｓ（ｉ）とから、現時刻の
自局の受信パワー設定値Ｓ（ｉ＋１）を、Ｓ（ｉ＋１）
＝Ｓ（ｉ）＋ΔＰなる関係で更新し、更にＳ（ｉ＋１）
が予め定めた受信パワー設定値の上限Ｐｍａｘ及び下限
Ｐｍｉｎを超えていたなら、Ｓ（ｉ＋１）をそれぞれＰ
ｍａｘ及びＰｍｉｎに更新設定する。送信電力制御ステ
ップＳＴ５では、受信パワー設定値更新ステップＳＴ４
の出力Ｓ（ｉ＋１）に基づき、管理下の移動局に対し
て、受信パワーがＳ（ｉ＋１）となるようなパワーで送
信するように制御を行う。この動作は、ある移動局から
の信号受信パワーと自局受信パワー設定値Ｓ（ｉ＋１）
を比較し、Ｓ（ｉ＋１）の方が大きい場合、その移動局
に予め定めた値だけパワーを上げさせるコマンドを送信
し、Ｓ（ｉ＋１）の方が小さい場合、その移動局に予め
定めた値だけパワーを下げさせるコマンドを送信する。
は、直前の制御時刻の更新量ΔＰ（ｉ）と直前の制御時
刻の自局の受信パワー設定値Ｓ（ｉ）とから、現時刻の
自局の受信パワー設定値Ｓ（ｉ＋１）を、Ｓ（ｉ＋１）
＝Ｓ（ｉ）＋ΔＰなる関係で更新し、更にＳ（ｉ＋１）
が予め定めた受信パワー設定値の上限Ｐｍａｘ及び下限
Ｐｍｉｎを超えていたなら、Ｓ（ｉ＋１）をそれぞれＰ
ｍａｘ及びＰｍｉｎに更新設定する。送信電力制御ステ
ップＳＴ５では、受信パワー設定値更新ステップＳＴ４
の出力Ｓ（ｉ＋１）に基づき、管理下の移動局に対し
て、受信パワーがＳ（ｉ＋１）となるようなパワーで送
信するように制御を行う。この動作は、ある移動局から
の信号受信パワーと自局受信パワー設定値Ｓ（ｉ＋１）
を比較し、Ｓ（ｉ＋１）の方が大きい場合、その移動局
に予め定めた値だけパワーを上げさせるコマンドを送信
し、Ｓ（ｉ＋１）の方が小さい場合、その移動局に予め
定めた値だけパワーを下げさせるコマンドを送信する。
【００１０】次に本発明の効果をシミュレーションで示
す。図２に本シミュレーションで用いたサービスエリア
を示す。図２内で斜線を引いてあるセル内に群（トラヒ
ックの偏り）が存在する場合を想定する。シミュレーシ
ョン条件ｓｉｍ１〜ｓｉｍ５は次記の通りである。 ｓｉｍ１；受信パワー設計値の下限は０［ｄＢ］、上限
は１０［ｄＢ］とし、全ての基地局における受信パワー
設計値の初期値は０［ｄＢ］。 ｓｉｍ２；目標値ＳＩＲｔは−１５［ｄＢ］ ｓｉｍ３；関数ｆ（ｘ）は、傾き１の原点を通る１次増
加関数とした。 ｓｉｍ４；移動局の移動無し。 ｓｉｍ５；電波のパワーは距離の３．５乗の逆数に比例
して減少するものと仮定した。 図３にシミュレーション結果を示す。同図の横軸は本発
明を適応した時間であり、縦軸は自局及び隣接局のＳＩ
Ｒである。図３から明らかなように、本発明を適応する
事により自局及び隣接局のＳＩＲが目標値を満足するよ
うに、自局のＳＩＲは劣化し、隣接局のＳＩＲは向上す
る。
す。図２に本シミュレーションで用いたサービスエリア
を示す。図２内で斜線を引いてあるセル内に群（トラヒ
ックの偏り）が存在する場合を想定する。シミュレーシ
ョン条件ｓｉｍ１〜ｓｉｍ５は次記の通りである。 ｓｉｍ１；受信パワー設計値の下限は０［ｄＢ］、上限
は１０［ｄＢ］とし、全ての基地局における受信パワー
設計値の初期値は０［ｄＢ］。 ｓｉｍ２；目標値ＳＩＲｔは−１５［ｄＢ］ ｓｉｍ３；関数ｆ（ｘ）は、傾き１の原点を通る１次増
加関数とした。 ｓｉｍ４；移動局の移動無し。 ｓｉｍ５；電波のパワーは距離の３．５乗の逆数に比例
して減少するものと仮定した。 図３にシミュレーション結果を示す。同図の横軸は本発
明を適応した時間であり、縦軸は自局及び隣接局のＳＩ
Ｒである。図３から明らかなように、本発明を適応する
事により自局及び隣接局のＳＩＲが目標値を満足するよ
うに、自局のＳＩＲは劣化し、隣接局のＳＩＲは向上す
る。
【００１１】なお、前記実施例においては、自局及び自
局の隣接局の平均値を目標値ＳＩＲｔ（ｉ）としたが、
使用するシステムの設計時に予め決また値を、目標値Ｓ
ＩＲｔ（ｉ）とする（ＳＩＲｔ（ｉ）は時刻に拘らず一
定である）ことによっても、類似の効果が期待できる。
又、前記実施例においては、全ての基地局における受信
パワー設計値の初期値を、予め定めた受信パワー設定値
の下限Ｐｍｉｎとしたが、初期値を予め定めた受信パワ
ー設定値の下限Ｐｍｉｎから上限Ｐｍａｘの間の任意の
値とすることによっても、類似の効果が期待できる。
局の隣接局の平均値を目標値ＳＩＲｔ（ｉ）としたが、
使用するシステムの設計時に予め決また値を、目標値Ｓ
ＩＲｔ（ｉ）とする（ＳＩＲｔ（ｉ）は時刻に拘らず一
定である）ことによっても、類似の効果が期待できる。
又、前記実施例においては、全ての基地局における受信
パワー設計値の初期値を、予め定めた受信パワー設定値
の下限Ｐｍｉｎとしたが、初期値を予め定めた受信パワ
ー設定値の下限Ｐｍｉｎから上限Ｐｍａｘの間の任意の
値とすることによっても、類似の効果が期待できる。
【００１２】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように本発明によ
れば、受信パワー設定値を適応的に変化させ、それぞれ
の基地局でのＳＩＲが可及的に均一になるようにしてい
るため、移動局の分布が密である基地局でのＳＩＲを向
上させることが出来、システム全体での効率の低下を抑
えることが出来る。
れば、受信パワー設定値を適応的に変化させ、それぞれ
の基地局でのＳＩＲが可及的に均一になるようにしてい
るため、移動局の分布が密である基地局でのＳＩＲを向
上させることが出来、システム全体での効率の低下を抑
えることが出来る。
【図１】本発明の一実施例を示す流れ図。
【図２】本発明のシミュレーションで用いたサービスエ
リアを示す図。
リアを示す図。
【図３】本発明のシミュレーション結果を示す図。
ＳＴ１ 通信品質演算ステップ ＳＴ２ 目標値決定ステップ ＳＴ３ 更新量演算ステップ ＳＴ４ 受信パワー設定値更新ステップ ＳＴ５ 送信電力制御ステップ
Claims (2)
- 【請求項１】 符号分割多元接続通信方式に基づいて基
地局と移動局との通信が行われる移動通信システムにお
いて用いる送信電力制御方法であって、 各制御時刻毎に、注目している基地局の受信パワー設定
値と注目している基地局における総受信パワーとから受
信パワー設定値対総受信パワー比ＳＩＲｒを演算する通
信品質演算処理と、 注目している基地局及びそれに隣接している基地局の受
信パワー設定値対総受信パワー比の平均値を、目標値Ｓ
ＩＲｔとして決定する目標値決定処理と、 予め定めた原点を通る増加関数をｆ（ｘ）として、前記
目標値ＳＩＲｔと前記受信パワー設定値対総受信パワー
比ＳＩＲｒとから更新量ΔＰを、ΔＰ＝ｆ（ＳＩＲｔ−
ＳＩＲｒ）なる関係で演算する更新量演算処理と、 直前の時刻での注目している基地局の受信パワー設定値
Ｓ（ｉ）と前記更新量ΔＰとを用い、現時刻における注
目している基地局の受信パワー設定値Ｓ（ｉ＋１）を、
Ｓ（ｉ＋１）＝Ｓ（ｉ）＋ΔＰなる関係で更新し、更に
更新した受信パワー設定値Ｓ（ｉ＋１）が予め定めた受
信パワー設定値の上限Ｐｍａｘ及び下限Ｐｍｉｎを超え
ていたなら、注目している基地局の受信パワー設定値Ｓ
（ｉ＋１）をそれぞれＰｍａｘ及びＰｍｉｎと更新設定
する受信パワー設定値更新処理と、 注目している基地局の管理下の移動局に対して送信電力
制御コマンドを送信し、注目している基地局の受信パワ
ーが前記受信パワー設定値Ｓ（ｉ＋１）になるように制
御を行う送信電力制御処理とを、 設けたことを特徴とする送信電力制御方法。 - 【請求項２】 符号分割多元接続通信方式に基づいて基
地局と移動局との通信が行われる移動通信システムにお
いて用いる送信電力制御方法であって、 各制御時刻毎に、注目している基地局の受信パワー設定
値と注目している基地局における総受信パワーとから受
信パワー設定値対総受信パワー比ＳＩＲｒを演算する通
信品質演算処理と、 予め定めた原点を通る増加関数をｆ（ｘ）として、目標
値ＳＩＲｔと前記受信パワー設定値対総受信パワー比Ｓ
ＩＲｒとから更新量ΔＰを、ΔＰ＝ｆ（ＳＩＲｔ−ＳＩ
Ｒｒ）なる関係で演算する更新量演算処理と、 直前の時刻での注目している基地局の受信パワー設定値
Ｓ（ｉ）と前記更新量ΔＰとを用い、現時刻における注
目している基地局の受信パワー設定値Ｓ（ｉ＋１）を、
Ｓ（ｉ＋１）＝Ｓ（ｉ）＋ΔＰなる関係で更新し、更に
更新した受信パワー設定値Ｓ（ｉ＋１）が予め定めた受
信パワー設定値の上限Ｐｍａｘ及び下限Ｐｍｉｎを超え
ていたなら、注目している基地局の受信パワー設定値Ｓ
（ｉ＋１）をそれぞれＰｍａｘ及びＰｍｉｎと更新設定
する受信パワー設定値更新処理と、 注目している基地局の管理下の移動局に対して送信電力
制御コマンドを送信し、注目している基地局の受信パワ
ーが前記受信パワー設定値Ｓ（ｉ＋１）になるように制
御を行う送信電力制御処理とを備え、 前記目標値ＳＩＲｔは予め定めた値である、 ことを特徴とする送信電力制御方法。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5830893A JP2937681B2 (ja) | 1993-03-18 | 1993-03-18 | 送信電力制御方法 |
| US08/205,586 US5455967A (en) | 1993-03-18 | 1994-03-03 | Mobile communication system and transmission power control method for a base station therein |
Applications Claiming Priority (1)
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