JPH06276025A - マイクロ波検波回路 - Google Patents

マイクロ波検波回路

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JPH06276025A
JPH06276025A JP8260293A JP8260293A JPH06276025A JP H06276025 A JPH06276025 A JP H06276025A JP 8260293 A JP8260293 A JP 8260293A JP 8260293 A JP8260293 A JP 8260293A JP H06276025 A JPH06276025 A JP H06276025A
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JP
Japan
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microwave
frequency
circuit
bonding wire
detection circuit
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JP8260293A
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Inventor
Shinichi Omagari
新一 大曲
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
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    • H01L2224/42Wire connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/47Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process
    • H01L2224/48Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process of an individual wire connector
    • H01L2224/4805Shape
    • H01L2224/4809Loop shape
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    • H01L2224/48227Connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked the item being non-metallic, e.g. insulating substrate with or without metallisation connecting the wire to a bond pad of the item
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 マイクロ波検波回路の周波数特性を改善す
る。 【構成】 入力端子10に印加されたマイクロ波信号を
ダイオードチップ1で検波して出力端子20に送出す
る。ダイオードチップ1のキャパシタンスとボンディン
グワイヤ1及び3によるインダクタンスとでローパスフ
ィルタを形成する。マイクロ波信号の周波数帯域に応じ
てボンディングワイヤの長さを決定する。 【効果】 マイクロ波信号の周波数帯域よりローパスフ
ィルタのカットオフ周波数を高く設定すれば、カットオ
フ周波数までフラットな周波数特性が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はマイクロ波検波回路に関
し、特にマイクロ波の送受信器に用いられるマイクロ波
検波回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のマイクロ波検波回路は、図5に示
されているように、マイクロ波入力用のマイクロストリ
ップライン4と検波用のダイオードチップ1のカソード
側とがボンディングワイヤ2でボンディング接続され、
ダイオードチップ1のアノード側がラジアルスタブ6で
高周波接地された構成になっていた。また、終端抵抗R
7(50Ω)はマイクロストリップライン4及びラジア
ルスタブ5に接続されていた。なお、10は入力端子、
20は出力端子、LH はハイインピーダンスラインによ
るインダクタンスである。
【0003】かかる構成とされた従来のマイクロ波検波
回路の等価回路は、図6に示されているようになる。す
なわち、マイクロ波周波数の帯域においては、ボンディ
ングワイヤはインダクタンスL20となり、また、ダイオ
ードチップ1はキャパシタンスCとなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のマイク
ロ波検波回路では、出力端子20とスタブ6によるグラ
ンドレベルとの間に検波出力が得られる。しかし、入力
マイクロ波の周波数が高くなると、ボンディングワイヤ
の長さによる等価インダクタンスや、検波用ダイオード
チップ1による等価キャパシタンスCが影響して反射損
失が増加し、ダイオードチップに入力されるマイクロ波
信号の電力が変化してしまい、広帯域にわたって検波感
度を一定にできないという欠点があった。つまり、ボン
ディングワイヤの長さやダイオードの等価キャパシタン
スにより検波特性が変化してしまうという欠点があっ
た。
【0005】本発明は上述した従来技術の欠点を解決す
るためになされたものであり、その目的は検波用素子を
接続する際のボンディングワイヤのインダクタンスによ
る高周波検波特性の劣化を改善することのできるマイク
ロ波検波回路を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によるマイクロ波
検波回路は、所定容量を有しかつ入力端子に印加された
マイクロ波信号を検波して出力端子に送出する検波素子
を含み、前記検波素子の一端を高周波接地し、他端を所
定長のボンディングワイヤにより前記入力端子及び前記
出力端子に夫々接続したことを特徴とする。
【0007】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。
【0008】図1は本発明によるマイクロ波検波回路の
一実施例の構成を示す斜視図であり、図5及び図6と同
等部分は同一符号により示されている。図において、本
発明の一実施例によるマイクロ波検波回路は、ダイオー
ドチップ1の一端がラジアルスタブ6により高周波接地
されており、他端が入力側のマイクロストリップライン
4及び検波出力端子20側に夫々ボンディングワイヤ
2,3でボンディング接続されている。本実施例ではダ
イオードのアノード側が高周波接地され、カソード側に
ボンディングワイヤが接続されているものとする。
【0009】検波出力端子20側には、ラジアルスタブ
5及び終端抵抗7が接続されている。そして、終端抵抗
7のボンディングワイヤ3側は、ハイインピーダンスラ
インHを介して検波出力端子20に接続されている。ダ
イオードチップ1のアノード側はグランド端子Gにも接
続されており、出力端子20とグランド端子Gとの間に
検波出力が得られる。
【0010】かかる構成とされた本実施例のマイクロ波
検波回路を回路図で表したものが図2に示されている。
図2において、図1中の各部と同等部分は同一符号によ
り示されている。
【0011】この図2の回路を参照すると、本実施例の
マイクロ波検波回路は従来の回路(図5)とは異なり、
マイクロ波がボンディングワイヤ2を介して検波素子た
るダイオードチップ1に入力され、その検波出力がボン
ディングワイヤ3を介して出力される構成になってい
る。そして、検波出力は終端抵抗7とボンディングワイ
ヤ3との間の点Aからハイインピーダンスラインによる
インダクタンスLH を介して出力端子20を送出され
る。
【0012】さらに、この図2の回路をマイクロ波帯の
等価回路で表したものが図3である。この図3では、ボ
ンディングワイヤ2,3によるインダクタンスがL2 ,
L3で表されおり、またダイオードチップ1によるキャ
パシタンスがCで表されている。
【0013】ここで、インダクタンスL2 及びL3 並び
にキャパシタンスCに着目すると、周知のL―C―L型
のローパスフィルタが形成されることになる。したがっ
て、点Aには、このローパスフィルタを通過した検波出
力が導出されることになる。
【0014】インダクタンスL2 及びL3 の値は、ボン
ディングワイヤ長に比例する。よって、ボンディングワ
イヤ長を適当に選べば、このローパスフィルタのカット
オフ周波数を入力されるマイクロ波の周波数よりも高く
でき、マイクロ波の周波数までフラットな特性が得られ
ることになる。
【0015】次に、このマイクロ波検波回路の周波数特
性について図4を参照して説明する。図4には、本実施
例のマイクロ波検波回路の周波数特性が従来回路の特性
と共に示されており、実線部が本実施例の回路の特性曲
線、破線部が従来の回路の特性曲線である。
【0016】本実施例では入力されるマイクロ波の周波
数帯域Bを14〜14.5[GHZ]とし、この周波数
帯域ではフラットな特性を得るようにするものとする。
すなわち、図4に示されているように、低域から周波数
帯域Bより少し高い周波数まではフラット(0[d
B])となるような通過特性40を有するローパスフィ
ルタを構成すれば良い。
【0017】さらに、図4に示されているように、周波
数帯域Bにおける反射損41、すなわち、入力端子10
側からみたVSWR(Voltage Standin
gWave Ratio)をできるだけ小さな値にする
必要がある。このためには、回路内の全素子を、回路の
特性インピーダンスが50Ωになるような値にしなけれ
ばならない。
【0018】ここで、カットオフ周波数をfc とすれ
ば、1/2πfc C=2×50[Ω]、2πfc L2 =
50[Ω]、2πfc L3 =50[Ω]であり、ダイオ
ードチップのキャパシタンスCを0.1[pF]とすれ
ば、fc =15.9[GHZ ],ボンディングワイヤの
キャパシンタスL2 =L3 =0.5[nH]となる。一
般に、ボンディングワイヤは1[mm]当り0.6[n
H]であるから、L2 及びL3 を0.5[nH]とする
ためには、ボンディングワイヤの長さを0.8〜0.9
[mm]程度にすれば良い。
【0019】以上のように回路を構成すれば、15.9
[GHZ ]において3[dB]低下するまではフラット
な通過特性40が得られ、従来回路より良好な特性とな
る。また、反射損41についても、周波数帯域Bにおい
て従来回路より損失の低い特性が得られるのである。よ
って、周波数特性を改善できる。
【0020】なお、50Ω系に限らず、75Ω系等の特
性インピーダンスを有する検波回路についても同様に構
成できる。つまり、入力されるマイクロ波の周波数帯域
に応じてボンディングワイヤの長さを決定すれば所望の
周波数特性を有するマイクロ波検波回路を構成できるの
である。
【0021】また、検波用のダイオードチップ1の等価
キャパシタンスの値にバラツキがあっても、ローパスフ
ィルタを形成しているため、そのバラツキによる影響を
軽減できる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、検波素子
によるキャパシタンスとボンディングワイヤとでローパ
スフィルタを形成する構成にすることにより、マイクロ
波帯での検波回路の周波数特性を改善できるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例によるマイクロ波検波回路の構
成を示す斜視図である。
【図2】図1のマイクロ波検波回路の回路図である。
【図3】図2のマイクロ波検波回路の等価回路図であ
る。
【図4】図1のマイクロ波検波回路の周波数特性図であ
る。
【図5】従来のマイクロ波検波回路の回路図である。
【図6】従来のマイクロ波検波回路の等価回路図であ
る。
【符号の説明】
1 ダイオードチップ 2,3 ボンディングワイヤ 4 マイクロストリップライン 5,6 ラジアルスタブ 7 終端抵抗 10 入力端子 20 出力端子

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定容量を有しかつ入力端子に印加され
    たマイクロ波信号を検波して出力端子に送出する検波素
    子を含み、前記検波素子の一端を高周波接地し、他端を
    所定長のボンディングワイヤにより前記入力端子及び前
    記出力端子に夫々接続したことを特徴とするマイクロ波
    検波回路。
  2. 【請求項2】 前記ボンディングワイヤの長さを、前記
    マイクロ波信号の周波数に応じて決定したことを特徴と
    する請求項1記載のマイクロ波検波回路。
JP8260293A 1993-03-17 1993-03-17 マイクロ波検波回路 Pending JPH06276025A (ja)

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