JPH0627563B2 - 液体燃料燃焼器の芯昇降装置 - Google Patents

液体燃料燃焼器の芯昇降装置

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JPH0627563B2
JPH0627563B2 JP10976085A JP10976085A JPH0627563B2 JP H0627563 B2 JPH0627563 B2 JP H0627563B2 JP 10976085 A JP10976085 A JP 10976085A JP 10976085 A JP10976085 A JP 10976085A JP H0627563 B2 JPH0627563 B2 JP H0627563B2
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【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、芯上下式石油燃焼器の如き液体燃料燃焼器に
おける芯昇降装置に関するものである。
〈従来技術〉 一般に、芯昇降装置は、地震等により振動が生じた場
合、振動感知機構でこれを感知して直ぐに芯を降し自動
的に消火を行う機構を備えていると共に、操作手段の操
作で、これに連動した芯を上昇する機構と、消火手段の
操作で直ぐに芯を下降する機構とを具えている。
そして、従来の芯昇降装置においては、操作レバーで芯
上昇をなしかつ点火動作を完了させた消火セツト状態
で、操作レバーを芯下降側に移動して芯の微調節を行う
微調節連動機構が設けられていた。
しかし、微調節連動機構は、いわゆる微調節の範囲内で
しか芯降下運動を伝えないものである。したがって、こ
の構成では、自動消火装置等が何らかの原因で故障した
場合に、操作レバーにより芯降下させようとしても消火
できないので、火災が発生する可能性があつた。
〈発明が解決しようとする課題〉 そこで、本出願人は、消火セツト状態で芯の微調節を行
う微調節連動機構の微調節の範囲を消火できるまで拡大
して緊急消火を操作レバーの操作により行える芯昇降装
置を、すでに特願昭59−75258号で提案した。
しかし、この先願技術では、操作レバーの操作力を動力
により発生させることができなかつた。
そこで、本発明は、消火セツト状態で芯の微調節を行う
微調節連動機構の微調節の範囲を消火できるまで拡大し
て緊急消火を操作レバーの操作により行え、しかも、操
作レバーの操作を手動でもかつまた動力による自動でも
行なえる液体燃料燃焼機の芯昇降装置の提供を目的とし
ている。
〈課題を解決するための手段〉 本発明による課題解決手段は、第1図ないし第4図の如
く、回転により芯昇降をなす芯調節軸4と、手動により
芯を上昇位置と下降位置とに切換えかつ芯の微調節も可
能とするよう前記芯調節軸4に連結された操作レバー7
と、前記操作レバー7の操作力を動力により発生させる
よう設けられた自動昇降駆動装置Fとを具え、 該自動昇降駆動装置Fは、 動力により回転駆動されカム面で自動昇降装置制御用ス
イツチ(実施例ではカムスイツチS2)をオフして当該動
力の発生を停止する切換カム10と、 前記操作レバー7を手動操作時と同様に変位するため
に、該操作レバー7に連結された自動昇降材11と、 前記切換カム10に形成され、自動芯上げ動作時に該切
換カム10の回転に伴つて、前記自動昇降材11の自由
端に係合し、前記操作レバー7を芯上げ方向に変位させ
た後、当該係合が解除される駆動ピン10a,10bと、 前記切換カム10のカム面に形成され、芯が上昇位置に
セツトされた後に前記自動昇降装置制御用スイツチS2
をオフする第一制御部(実施例では凹部分10d)と、 芯を自動降下させるために設けられた消火レバー12
と、 前記切換カム10に形成され、自動芯下げ動作時に、前
記切換カム10の回転に伴つて、消火セツト位置にある
前記消火レバー12に当接して消火レバーを駆動する駆
動体(実施例では突起10e)と、 芯が降下した後、自動昇降装置制御用スイツチS2をオ
フするために、前記切換カム10のカム面に形成された
第二制御部(実施例では凹部分10c)と から成るものである。
〈作 用〉 上記課題解決手段において、手動により操作レバー7を
押し下げると、これに連動して芯調節軸4が回転し、芯
を上昇させる。
また、芯の微調節を行なうには、操作レバー7を上げれ
ば、これに連動して芯調節軸4も回転するので微調節が
可能となる。
また、消火時には、操作レバー7を引き上げれば、これ
に連動して芯調節軸も回転し、芯は下降して消火状態と
なる。
次に、自動芯上げ時には、切換カム10が回転して、そ
の動力により、ピン10a,10bが自動昇降材11の自
由端に係合し、操作レバー7を芯上げ方向に変位させる
ので、操作レバー7が押下げられ、芯調節軸4が回転し
て芯が上昇する。その後、切換カム10が回転して、駆
動ピン10a,10bと自動昇降材11との係合が解除さ
れ、切換カム10は、その第一制御部(実施例では凹部
分10d)が自動昇降装置制御用スイツチS2をオフする
まで回転する。
また、自動芯下げ時には、切換カム10の回転に伴つ
て、駆動体(実施例では突起10e)が消火セツト位置に
ある消火レバー12に当接して消火レバー12を駆動
し、芯を降下する。その後、切換カム10は回転し続け
るが、その第二制御部(実施例では凹部分10c)が自動
昇降装置制御用スイツチS2をオフすれば切換カム10
の回転を停止する。
〈実施例〉 以下、本発明の液体燃料燃焼器の芯昇降装置を図示の実
施例により詳細を説明する。第1図は組立状態斜視図、
第2,3図はその分解斜視図である。
図において、1は芯であり、燃焼タンクの芯内筒と芯外
筒との間には芯ホルダー2を有する芯1が昇降摺動自在
かつ昇降に伴つて回転することが自由な様に介挿されて
いる。
3は前記芯ホルダー2の中腹部外周面に装着された伝達
材で、その中央部にほぼ円形の孔が形成されている。こ
の孔には、芯調節軸4に固定された芯昇降アーム5の一
端部に回転自在に取付けられたピン6が挿入される。
そして、芯調節軸4には、これを手動操作により回転さ
せ芯昇降させる操作レバー7と、該操作レバー7の操作
力を受けて芯上昇時に消火セツト位置8Bにまた芯下降
時に消火解除位置8Aに切換わる芯昇降材8と、該芯調
節軸4と操作レバー7との間に介装された微調節連動機
構Eと、前記操作レバー7の操作力を動力により発生さ
せる自動昇降駆動Fとが設けられている。
また、地震等により振動が生じた場合、直ぐに芯を降し
自動的に消火を行う振動感知機構が設けられている。こ
の機構を第2図に基づいて説明する。第2図において、
24は、基板16の上面に締結された支持台26上に搭
載された重り受25上の重りで、この重り24の内部を
鎖23が貫通され、その上端が止具27aにより重り2
4の上端に取着され、下端が係止板21の上遊端部を貫
通して止具27bにより係止板21に止着されている。
係止板21は、基板16の裏面に第1段付ピン21aに
より回転自在に軸支され、その下遊端部の抜き孔21c
の中ほどには爪形の係止部21bが形成されている。
17は、基板16の中央部分にある円孔16a に挿入後
かしめられた主軸受けで、芯調節軸4の挿入用貫通孔1
7aが形成されている。
18は、前記主軸受け17に中央部の円孔17aを回転
自在に嵌合された緊急作動材で、前端にはピン18b、
奥端にはピン18aがそれぞれかしめられている。ピン
18bは、基板16の孔16bに貫通し、消火レバー12
の係止部12dに係止される。また、ピン18aは、基板
16の小判形の抜き孔16cに貫通され、前記係止板2
1の下遊端部の抜き孔21cを貫通するように組み付け
られている。
前記緊急作動材18は、その前端上部と基板16の一部
との間に、緊急作動材18を常時時計方向に附勢する緊
急作動スプリング20が介設されている。そして、この
スプリング20は、操作レバー7の操作を軽くするため
に後記の芯昇降スプリング19とは別体に設けられてい
る。
前記芯昇降材8は、緊急作動材18と同軸上に回転自在
に軸支され、中央に主軸受け17に挿入する円孔8bが
形成され、前端には後述の消火レバー12の係止部12
bに係止するピン8aがかしめられている。そして、芯昇
降材8の前中部には、操作レバー7の基端部が段着ピン
14でワツシヤ15を介して回動するよう取付けられて
いる。また、芯昇降材8に奥端部には、芯昇降材8を常
時時計方向に附勢する芯昇降スプリング19の一端が係
合され、該スプリング19の他端は基板16の一部に係
合されている。
12は基板16の裏面に段付ピン12aによつて回転自
在に軸支された消火レバーである。この消火レバー12
の下端には、芯昇降材8のピン8aを係止する係止部1
2bが形設され、中央上部には前記緊急作動材18のピ
ン18bが入り込む係止部12dが形設されている。ま
た、消火レバー12の奥端には、消火レバー12を常時
時計方向(側面からみて)に附勢する消火レバースプリン
グ22が設けられている。
前記操作レバー7は、第1,3図の様に、その中央にピ
ン13が設けられ、該ピン13は連結材30のへ字形長
孔30aに嵌合され、該連結材30の円孔30bに連結板
31の長孔31aが調節可能にビスで固定されている。
そして、連結材30の円孔30cに芯調節軸4の先端D
カツト部が貫通され、そのDカツト部が連結板31のD
形孔31bに挿入されてビスで固定されている。また、
連結材30と連結板31とは、その奥端に夫々形成され
た孔30b,31aにビスが貫通されることにより連結さ
れる。この操作レバー7のピン13と、連結材30のへ
字形長孔30aとから前記微調節連動機構Eが構成さ
れ、芯昇降材8が消火セツト位置8Bにあるときに操作
レバー7の手動による芯下降側移動を消火可能状態まで
芯調整軸4に伝達するようにされている。
前記自動昇降駆動装置Fは、減速機9A付低速電動機9
と、該低速電動機9により回転駆動される切換カム10
と、該切換カム10に従動して前記操作レバー7を切換
える自動昇降材11と、前記切換カム10に従動して芯
昇降材8の消火セツト位置8Bのロツクを解除する消火
レバー12と、芯上点火時および芯下消火時に低速電動
機9を回転すべく押圧操作する押釦形芯昇降スチツチS
1と、該芯昇降スイツチS1と並列に接続されたカムス
イツチS2とから構成されている。
低速電動機9は、毎分8〜10回転でアウトプツト出力
3kg/cm、単一乾電池二本(3V)の仕様である。そし
て、低速電動機9の減速機9Aの出力軸9Bの先端に切
換カム10がねじにより固定されている。切換えカム1
0には、表面に2個のピン10a,10bが突設され、ま
た、カム面には2個の凹部分10c,10dが形成され、
さらに裏面には消火レバー12の上部12cを押すため
の突起10eが軸部から突設されている。
自動昇降材11は、操作レバー7にピン13の周りに回
動する様に支持されており、この自動昇降材11と基板
16との間に降下スプリング29が介在されている。
[動作] (手動による芯上げ動作) 手動による芯上げ動作を説明すると、操作レバー7を下
方向に押し下げることにより、第4図(a)(b)(c)の如
く、操作レバー7にピン13で連動している連結材30
および連結板31が反時計方向に回転し、芯調節軸4を
反時計方向に回転させるので芯が上昇する。
このとき、連結材30の前下端が芯昇降材8の曲げ部8
eに当たり、芯昇降材8が主軸受け17を中心に反時計
方向に回転して、その前端のピン8aが、消火レバー1
2の係止部12bに係止され、消火解除位置8Aから消
火セツト位置8Bへ切換わる。
また、芯昇降材8が反時計方向に回転すると、奥上部の
突起8fが、緊急作動材18の奥上部の曲げ部18cの裏
面に当たり、緊急作動材18が主軸受け17を中心に反
時計方向に回転する。そうすると、緊急作動材17の奥
端のピン18aが係止板21の抜き孔21cを下方から上
方へ移動し、係止部21bより上方へ移動する。係止板
21は、段付ピン21aによつて回転自在に軸支されて
いるが、前方が重いため、常時、反時計方向に回転(側
面からみて)しようとする。このため、操作レバー7を
押し下げるのを少しゆるめると、これまでの動きが逆に
動き、ピン18aが少し下がり、係止部21bに引つ掛か
る。緊急作動材18は、常時、時計方向に附勢する緊急
作動スプリング20が設けられているが、緊急作動材1
8が反時計方向に回転した後、ピン18aが係止部21b
に係止されるため、緊急作動材18cは解除位置から消
火セツト位置に切換わり、スプリング20は伸びた状態
でセツトされ、芯上げが完了する。
なお、係止板21の抜き孔21cは、下方が係止部21b
より前方になる様な逆くの字形の抜き孔であり、重り2
4の鎖23が、前記ピン18aが抜き孔21cの一番下の
位置で鎖23が取着されているため、ピン18aが係止
部21cの位置では鎖23と係止板21との取着部分に
隙間ができている。
(自動芯上げ動作) 次に自動昇降駆動装置Fによる芯上げ動作を主に第2
図、第4図(a)(b)(c)に基いて説明すると、第4図(a)の
如く芯昇降スイツチS1を押して、低速電動機9に通電
すると、切換カム10が時計方向回転しその凹部分10
cに嵌合していたカムスイツチS2の作動片S3が、切
換カム10の周面で押されるので、カムスイツチS2は
ONし、切換カム10の平面上に設けてあるピン10a
が自動昇降材11の当接部11aに当たり、自動昇降材
11を反時計方向に傾け、第4図(b)の如く切換カム1
0のピン10bが自動昇降材11の係合部11bに係止し
回転方向(下方向)に押し下げる。
自動昇降材11が押し下げられることにより、操作レバ
ー7も反時計方向に回転し、上記の如く手動で操作レバ
ー7を回転したときと同様に、芯昇降材8が、支点とな
る主軸受け17を中心に反時計方向に回転し、同軸上に
装着されている緊急作動材18も共に回転する。
緊急作動材18が反時計方向に回転すると、その右端に
固定されているピン18aが係止板21の係止部21b
に係り対震作動部がセツトされる。同じく芯昇降材8も
反時計方向に回転すると、その左端に固定されているピ
ン8aが消火レバー12の下端の係止部12b(第4図
(d))に係り、液体燃料燃焼器の芯昇降装置の部品は全て
が消火セツト位置に切換わる。
セツト完了後も低速電動機9により切換カム10は時計
方向に回転して第4図(c)の様になり、カムスイツチS
2がOFFになり、低速電動機9は停止する。
セツト完了時の第4図(b)の状態により自動昇降材11
の負荷は無くなり、基板16間に取り付けてある降下ス
プリング29により時計方向に引張され基板16の当り
部に当り止まる。
(芯の微調節および手動芯下げ動作) 芯の微調整は、今までの動作で芯がセツトされた状態か
ら、操作レバー7を所望量だけ引き上げることにより行
う。そうすると、操作レバー7、連結材30、連結板3
1が、芯上げ時とは逆に動くが、芯昇降材8、緊急作動
材18はそれぞれ係止されているため、係止状態、すな
わち消火セツト位置を保つ。
操作レバー7は、芯昇降材8に段付ピン14によつて回
転自在に軸支されているため、時計方向に回転するが、
この回転につれてピン13が連結材30のへ字形長孔3
0aに嵌合されているので、このへ字形長孔30a内を奥
側へ移動し、への字の山部へ達する。この間に連結材3
0から連結板31を介して回転力を芯調節軸4へ伝え、
芯の微調整が行なわれる。
なお、消火時には、さらに操作レバー7を上限まで引上
げると、ピン13はさらにへ字形長孔30a内を奥側へ
移動し、その分だけ連結板31、芯調節軸4は回転する
ので、芯1は下限まで下降し消火する。
なお、この手動芯下げ時には芯昇降材8および緊急作動
材18等は動作せず消火セツト位置を保つている。
また、手動による芯下げ動作後に再び手動による芯上げ
動作をした場合は、手動による芯下げと逆の動きで芯上
げができる。
(自動芯下げ動作) 次に自動昇降駆動装置Fによる芯下げ動作を主に第1,
2図と第4図(d)(e)に基いて説明する。第4図(d)にお
いて、芯昇降スイツチS1を押して低速電動機9をON
すると、切換カム10が時計方向に回転し、切換カム1
0の凹部10dに嵌合してOFFしていたカムスイツチ
S2はONし、切換カム10の裏側の突起10eが消火
レバー12の上部12cに当接し、消火レバー12はピ
ン12aを支点とし反時計方向に回転し、芯昇降材8の
左側にかしめ加工で固定してある作動ピン8aを消火レ
バー12の下部係止部12bから外す(第4図(e))。
芯昇降材8を外せば自ずからそれに連動する各部品、す
なわち操作レバー7、自動昇降材11が芯降下スプリン
グ19によつて時計方向に回転し芯下げ位置(消火解除
位置)になる。
操作レバー7にかしめ固定してある調整ピン13により
連結材30と連結板31の組品も同様に動き、芯調節軸
4、アーム5は芯上げ時と逆の動きにより芯降下する。
(緊急消火時の動作) 次に地震等の震動による芯降下動作を説明すると、液体
燃料燃焼器の芯昇降装置の各部品が消火セツト位置にあ
る燃焼状態で、重り24、重り受25が一定の振動をし
たり、あるいは傾いた際に、鎖23が引き上げられ、末
端に装着されている係止板21がピン21aを支点とし
て時計方向に回転し、係止板21の係止部21bで係止
している緊急作動材18のピン18aが外れる。そうす
ると、スプリング20により緊急作動材18は主軸受け
17を支点とし時計方向に回転する。この回転により、
緊急作動材18の左端に固定しているピン18bが、消
火レバー12の中央突部12dを払上げる。消火レバー
12はピン12aを支点とし反時計方向に回転する。そ
のため、芯昇降材8のピン8aも消火レバー12の係止
部12bから外れ、これに連動する各部品は、自動昇降
駆動装置Fによる芯降下の場合と同様の動きで芯降下す
る。
なお、手動による芯下げ後に自動昇降駆動装置Fによる
芯上げを行なつた場合は、一旦切換カム10により芯昇
降装置を消火セツト位置から解除して消火解除位置とな
し、その後に再度低速電動機9に通電する事により芯上
げする機構になつている。
そして上記実施例によると、低速電動機9の電源である
乾電池が消耗しても、手動操作により芯上げおよび芯下
げができるので非常に使い易い。自動昇降駆動装置Fに
減速機付低速電動機9を組込む事により組立が容易とな
る。
なお、本発明は、上記実施例に限定されるものではな
く、本発明の範囲内で上記実施例に多くの修正および変
更を加え得ることは勿論であり、例えば、自動昇降駆動
装置は、通電加熱式形状記憶合金コイルを利用した回動
機構から構成してもよい。
<発明の効果> 以上の説明から明らかな通り、本発明では、回転により
芯昇降をなす芯調節軸と、手動により芯を上昇位置と下
降位置とに切換えかつ芯の微調節も可能とするよう前記
芯調節軸に連結された操作レバーと、前記操作レバーの
操作力を動力により発生させるよう設けられた自動昇降
駆動装置とを具え、該自動昇降駆動装置は、動力により
回転駆動され芯の自動昇降時にこの駆動力を前記操作レ
バーに伝達し芯の手動操作時に操作レバーとの連結を切
離すようにしたから、操作レバーにより、消火セツト状
態での芯の微調節のなみならず消火もおこなうことがで
き、しかも、自動昇降駆動装置の切換カムは、芯の自動
昇降時にその駆動力を操作レバーに伝達し、芯の手動操
作時に操作レバーとの連結を切離すので、操作レバーの
操作を手動でもかつまた動力による自動でも行なえると
いつた優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の液体燃料燃焼器の芯昇降装置における
斜視図、第2,3図はその分解斜視図、第4図(a)〜(e)
は同じく動作説明用の要部側面図である。 E:微調節連動機構、F:自動昇降駆動装置、S1:芯
昇降スイツチ、S2:カムスイツチ、4:芯調節軸、
7:操作レバー、8B:消火セツト位置、8A:消火解
除位置、8:芯昇降材、9A:減速機、9:低速電動
機、10:切換カム、11:自動昇降材、12:消火レ
バー。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転により芯昇降をなす芯調節軸と、 手動により芯を上昇位置と下降位置とに切換えかつ芯の
    微調節も可能とするよう前記芯調節軸に連結された操作
    レバーと、 前記操作レバーの操作力を動力により発生させるよう設
    けられた自動昇降駆動装置と を具え、 該自動昇降駆動装置は、 動力により回転駆動されカム面で自動昇降装置制御用ス
    イツチをオフして当該動力の発生を停止する切換カム
    と、 前記操作レバーを手動操作時と同様に変位するために、
    該操作レバーに連結された自動昇降材と、 前記切換カムに形成され、自動芯上げ動作時に該切換カ
    ムの回転に伴つて、前記自動昇降材の自由端に係合し、
    前記操作レバーを芯上げ方向に変位させた後、当該係合
    が解除される駆動ピンと、 前記切換カムのカム面に形成され、芯が上昇位置にセツ
    トされた後に前記自動昇降装置制御用スイツチをオフす
    る第一制御部と、 芯を自動降下させるために設けられた消火レバーと、 前記切換カムに形成され、自動芯下げ動作時に、前記切
    換カムの回転に伴つて、消火セツト位置にある前記消火
    レバーに当接して消火レバーを駆動する駆動体と、 芯が降下した後、自動昇降装置制御用スイツチをオフす
    るために、前記切換カムのカム面に形成された第二制御
    部と から成ることを特徴とする液体燃料燃焼器の芯昇降装
    置。
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