JPH06275618A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents
半導体装置の製造方法Info
- Publication number
- JPH06275618A JPH06275618A JP6052293A JP6052293A JPH06275618A JP H06275618 A JPH06275618 A JP H06275618A JP 6052293 A JP6052293 A JP 6052293A JP 6052293 A JP6052293 A JP 6052293A JP H06275618 A JPH06275618 A JP H06275618A
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- Japan
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- film
- wiring
- layer
- semiconductor device
- alloy
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Drying Of Semiconductors (AREA)
- Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 2層配線構造の半導体素子において、1層目
のAl配線の表面を、TiとTiNで覆うことにより、
スルーホール形成時のAl系ポリマーの発生をなくす。 【構成】 1層目配線として形成されたAl合金膜3の
表面をTi膜10とTiN膜で覆うことにより、スルー
ホール6を形成する時に発生するAl系のポリマー6を
防止する。同時にフォトレジスト12を除去する際の有
機アルカリによるAl合金膜3の腐食を防止する。ま
た、1層目配線3と2層目配線7との間に生じる接触工
程も低く抑える。
のAl配線の表面を、TiとTiNで覆うことにより、
スルーホール形成時のAl系ポリマーの発生をなくす。 【構成】 1層目配線として形成されたAl合金膜3の
表面をTi膜10とTiN膜で覆うことにより、スルー
ホール6を形成する時に発生するAl系のポリマー6を
防止する。同時にフォトレジスト12を除去する際の有
機アルカリによるAl合金膜3の腐食を防止する。ま
た、1層目配線3と2層目配線7との間に生じる接触工
程も低く抑える。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、Al合金層を配線と
して用いる半導体装置の製造方法に関するものである。
して用いる半導体装置の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図1は、従来例による層間絶縁膜層に接
続孔を開孔した時の構造を示す断面図である。層間絶縁
膜4に、接続孔6を開孔する際、エッチングガスとして
フッ素系のガス(例えば、CHF3 /CF4 /Arの混
合ガス)を用いて、Al合金配線3をエッチングのエン
ドポイントとして利用して、接続孔6のエッチングを行
っていたが、接続孔6の深さが場所により異なるため、
エンドポイント検出後も多少オーバーエッチングを行う
必要性がある。しかし、Al合金配線3と前記エッチン
グガスが反応して、Alのポリマーが形成され、接続孔
6の側壁及び底部Al系ポリマーが付着することにな
る。このポリマーを除去するためには、Ashingを
行った後、有機アルカリのハクリ液に浸した後、水洗を
行うことにより前記ポリマー5を除去していた。
続孔を開孔した時の構造を示す断面図である。層間絶縁
膜4に、接続孔6を開孔する際、エッチングガスとして
フッ素系のガス(例えば、CHF3 /CF4 /Arの混
合ガス)を用いて、Al合金配線3をエッチングのエン
ドポイントとして利用して、接続孔6のエッチングを行
っていたが、接続孔6の深さが場所により異なるため、
エンドポイント検出後も多少オーバーエッチングを行う
必要性がある。しかし、Al合金配線3と前記エッチン
グガスが反応して、Alのポリマーが形成され、接続孔
6の側壁及び底部Al系ポリマーが付着することにな
る。このポリマーを除去するためには、Ashingを
行った後、有機アルカリのハクリ液に浸した後、水洗を
行うことにより前記ポリマー5を除去していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】接続孔6の形成時に生
成されるポリマー5を除去するために、有機アルカリ系
のハクリ液に浸した後、水洗を行うとAl合金配線4の
接続孔6と接している部分から、Alが腐食することが
わかった。Al−Si合金ではこの腐食はあまり問題に
ならないが、Al−Si−Cu合金を配線に用いた場
合、この腐食は顕著に現れ、配線信頼性上大きな問題と
なる。
成されるポリマー5を除去するために、有機アルカリ系
のハクリ液に浸した後、水洗を行うとAl合金配線4の
接続孔6と接している部分から、Alが腐食することが
わかった。Al−Si合金ではこの腐食はあまり問題に
ならないが、Al−Si−Cu合金を配線に用いた場
合、この腐食は顕著に現れ、配線信頼性上大きな問題と
なる。
【0004】また、ポリマーを除去しないで、Al合金
配線7を形成すると、このポリマーのために断線する場
合がある。
配線7を形成すると、このポリマーのために断線する場
合がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】1層目のAl合金配線を
形成した後に、さらにスパッタリングにより最初に、T
i膜を形成し、その後TiN膜を形成する。また接続孔
のエッチングのエンドポイントとして、TiN膜を利用
し接続Alが接続孔に露出しないようにする。
形成した後に、さらにスパッタリングにより最初に、T
i膜を形成し、その後TiN膜を形成する。また接続孔
のエッチングのエンドポイントとして、TiN膜を利用
し接続Alが接続孔に露出しないようにする。
【0006】
【作用】接続孔のエッチングの時、Alがエッチングさ
れないで済むので、接続孔にポリマーが発生しないです
む。そのため、有機アルカリ系ハクリ液によるポリマー
除去を行わないで済むので、Alが腐食しないですみ、
信頼性があがる。
れないで済むので、接続孔にポリマーが発生しないです
む。そのため、有機アルカリ系ハクリ液によるポリマー
除去を行わないで済むので、Alが腐食しないですみ、
信頼性があがる。
【0007】また、TiNは反射防止膜としての効果が
あるので、ハレーションによるパターニング不良が少な
くなる。また、Al合金膜とTiN膜の間にTiを挟む
ことにより、Al合金膜上に形成されるAlの酸化物
(Al2 O3 等)をTiが還元するので、従来のAl合
金膜の配線抵抗、接触抵抗と変わらない値を得ることが
できる。また、TiおよびTiN膜を形成できないスパ
ッタ装置及びCVD装置で形成されたAl合金膜を有す
る半導体基板にも、他のTi及びTiN膜を形成できる
スパッタ装置でTi/TiN膜を形成できる。
あるので、ハレーションによるパターニング不良が少な
くなる。また、Al合金膜とTiN膜の間にTiを挟む
ことにより、Al合金膜上に形成されるAlの酸化物
(Al2 O3 等)をTiが還元するので、従来のAl合
金膜の配線抵抗、接触抵抗と変わらない値を得ることが
できる。また、TiおよびTiN膜を形成できないスパ
ッタ装置及びCVD装置で形成されたAl合金膜を有す
る半導体基板にも、他のTi及びTiN膜を形成できる
スパッタ装置でTi/TiN膜を形成できる。
【0008】
【実施例】本発明の実施例を図3〜図10に基づいて説
明する。図3に示すように、通常の製造技術により半導
体基板1上に不純物拡散層8が形成されており、また半
導体基板1上に形成された層間絶縁膜2にコンタクトホ
ール9が形成されている。
明する。図3に示すように、通常の製造技術により半導
体基板1上に不純物拡散層8が形成されており、また半
導体基板1上に形成された層間絶縁膜2にコンタクトホ
ール9が形成されている。
【0009】次に、スパッタリング法により、図4に示
すように膜厚が約6000ÅのAl合金膜3(例えば、
Al−1%Si、Al−1%Si−0.5%Cu等)を
形成する。この時、層間絶縁膜2とAl合金膜との間
に、バリア金属膜を形成してもよい。またAl合金膜3
の形成方法としてCVD法を用いてもよい。
すように膜厚が約6000ÅのAl合金膜3(例えば、
Al−1%Si、Al−1%Si−0.5%Cu等)を
形成する。この時、層間絶縁膜2とAl合金膜との間
に、バリア金属膜を形成してもよい。またAl合金膜3
の形成方法としてCVD法を用いてもよい。
【0010】次に、Al合金膜3の上に、スパッタリン
グ法によりTi膜10とTiN膜11とを形成する。T
i膜10の膜厚としては、約200〜500Å、またT
iN膜11の膜厚としては約1000Å前後形成する。
ここで、Al合金膜3とTi膜10との形成する装置
は、必ずしも同一でなくても良い。一方、Ti膜10と
TiN膜11とを形成する装置は、同一のものを用いT
i膜10の表面が大気にさらされることを防がなければ
ならない。
グ法によりTi膜10とTiN膜11とを形成する。T
i膜10の膜厚としては、約200〜500Å、またT
iN膜11の膜厚としては約1000Å前後形成する。
ここで、Al合金膜3とTi膜10との形成する装置
は、必ずしも同一でなくても良い。一方、Ti膜10と
TiN膜11とを形成する装置は、同一のものを用いT
i膜10の表面が大気にさらされることを防がなければ
ならない。
【0011】次に、図6に示すようにAl合金膜3とT
i膜10とTiN膜11とを通常の製造技術によりパタ
ーニングする。次に、図7に示すように層間絶縁膜4を
形成する。次に、図8に示すように層間絶縁膜4に接続
孔6をし開孔するために、通常の方法でフォトレジスト
12をパターニングした後に、通常のプラズマエッチン
グ法によりエッチングする。エッチングガスとしては、
例えば、CHF3 +CF4+Arの混合ガスを用いる。
またエッチングのストップエンドとしてTiN膜11を
用いる。なお、接続孔6を確実に開孔するために、オー
バーエッチングを行うが、Al合金に比べ、TiNのエ
ッチングレートは小さく、かつ、TiN膜11は100
0Åの膜厚があるため、エッチングはTiN膜11のと
ころで止まる。したがって、Al合金膜3が接続孔6に
出てくることはない。したがって、ポリマーが接続孔6
に形成されることはない。
i膜10とTiN膜11とを通常の製造技術によりパタ
ーニングする。次に、図7に示すように層間絶縁膜4を
形成する。次に、図8に示すように層間絶縁膜4に接続
孔6をし開孔するために、通常の方法でフォトレジスト
12をパターニングした後に、通常のプラズマエッチン
グ法によりエッチングする。エッチングガスとしては、
例えば、CHF3 +CF4+Arの混合ガスを用いる。
またエッチングのストップエンドとしてTiN膜11を
用いる。なお、接続孔6を確実に開孔するために、オー
バーエッチングを行うが、Al合金に比べ、TiNのエ
ッチングレートは小さく、かつ、TiN膜11は100
0Åの膜厚があるため、エッチングはTiN膜11のと
ころで止まる。したがって、Al合金膜3が接続孔6に
出てくることはない。したがって、ポリマーが接続孔6
に形成されることはない。
【0012】次に、図9に示すようにフォトレジスト1
2を除去する。フォトレジスト12を除去するためのハ
クリ液として、その成分に有機アルカリを含んでもかま
わない。この時、TiN膜11及びTi膜10が存在す
るので、有機アルカリによるAl合金膜3の腐食は起き
ない。
2を除去する。フォトレジスト12を除去するためのハ
クリ液として、その成分に有機アルカリを含んでもかま
わない。この時、TiN膜11及びTi膜10が存在す
るので、有機アルカリによるAl合金膜3の腐食は起き
ない。
【0013】次に、図10に示すように2層目配線とな
るAl合金膜7を、スパッタリング法により形成する。
この時、まずスパッタ装置のRFエッチング室にて、酸
化膜換算200Å相当のRFエッチングを行い、接続孔
6の部分にあるTiN表面を清浄にし、大気開放を行わ
ずにAl合金をスパッタするチャンバーに、てAl合金
膜7を1000Å〜12000Å程度形成する。
るAl合金膜7を、スパッタリング法により形成する。
この時、まずスパッタ装置のRFエッチング室にて、酸
化膜換算200Å相当のRFエッチングを行い、接続孔
6の部分にあるTiN表面を清浄にし、大気開放を行わ
ずにAl合金をスパッタするチャンバーに、てAl合金
膜7を1000Å〜12000Å程度形成する。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば2
層配線構造を有する半導体素子において、その1層目配
線と2層目配線とを接続するための接続孔を形成する時
に、Al系のポリマーを生成することがないので、ポリ
マーによる断線や、ポリマーを除去する工程でのAlの
腐食がおきないので、半導体素子の歩留りが向上する。
層配線構造を有する半導体素子において、その1層目配
線と2層目配線とを接続するための接続孔を形成する時
に、Al系のポリマーを生成することがないので、ポリ
マーによる断線や、ポリマーを除去する工程でのAlの
腐食がおきないので、半導体素子の歩留りが向上する。
【図1】従来の工程による半導体装置の断面図である。
【図2】従来の工程による半導体装置の断面図である。
【図3】本発明の実施例による半導体装置の製造工程を
説明する断面図である。
説明する断面図である。
【図4】本発明の実施例による半導体装置の製造工程を
説明する断面図である。
説明する断面図である。
【図5】本発明の実施例による半導体装置の製造工程を
説明する断面図である。
説明する断面図である。
【図6】本発明の実施例による半導体装置の製造工程を
説明する断面図である。
説明する断面図である。
【図7】本発明の実施例による半導体装置の製造工程を
説明する断面図である。
説明する断面図である。
【図8】本発明の実施例による半導体装置の製造工程を
説明する断面図である。
説明する断面図である。
【図9】本発明の実施例による半導体装置の製造工程を
説明する断面図である。
説明する断面図である。
【図10】本発明の実施例による半導体装置の製造工程
を説明する断面図である。
を説明する断面図である。
1 半導体基板 2 層間絶縁膜 3 Al合金膜(1層目配線) 4 層間絶縁膜 5 Alポリマー 6 接続孔(スルーホール) 7 Al合金膜(2層目配線) 8 不純物拡散層 9 接続孔(コンタクトホール) 10 Ti膜 11 TiN膜 12 フォトレジスト
Claims (2)
- 【請求項1】 2層配線構造を有する半導体素子におい
て、1層目の配線を形成する工程において、Al合金層
含むバリアメタル層をスパッタリングもしくはCVD法
で形成した後、スパッタリングにて、Ti層(500
Å)とTIn層(1000Å)を形成する工程と、 上記、配線層をパターニングした後、層間絶縁膜層を形
成する工程と、 上記層間絶縁膜層に、1層目配線と2層目配線とを導通
させるために、接続孔を開孔する工程を特徴とする半導
体装置の製造方法。 - 【請求項2】 上記接続孔を開孔する際に、1層目配線
表面のTiN層でエッチングを止めることを特徴とする
半導体装置の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6052293A JPH06275618A (ja) | 1993-03-19 | 1993-03-19 | 半導体装置の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6052293A JPH06275618A (ja) | 1993-03-19 | 1993-03-19 | 半導体装置の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06275618A true JPH06275618A (ja) | 1994-09-30 |
Family
ID=13144734
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6052293A Pending JPH06275618A (ja) | 1993-03-19 | 1993-03-19 | 半導体装置の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06275618A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7449419B2 (en) | 2003-09-09 | 2008-11-11 | Ppg Industries Ohio, Inc. | Glass compositions, glass fibers, and methods of inhibiting boron volatization from glass compositions |
-
1993
- 1993-03-19 JP JP6052293A patent/JPH06275618A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7449419B2 (en) | 2003-09-09 | 2008-11-11 | Ppg Industries Ohio, Inc. | Glass compositions, glass fibers, and methods of inhibiting boron volatization from glass compositions |
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