JPH06275046A - 磁気ディスク装置 - Google Patents

磁気ディスク装置

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JPH06275046A
JPH06275046A JP5894593A JP5894593A JPH06275046A JP H06275046 A JPH06275046 A JP H06275046A JP 5894593 A JP5894593 A JP 5894593A JP 5894593 A JP5894593 A JP 5894593A JP H06275046 A JPH06275046 A JP H06275046A
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雅彦 瀬賀
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次郎 金子
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 ヘッドシークに際して発生する反力によるデ
ィスクに対する振動および衝撃によるヘッドの位置決め
精度の低下をなくす。 【構成】 アクチュエータのハウジング11側部材がヘ
ッドアセンブリを支持する機構21と同じ方向への移動
をなすように案内され、ハウジングとの間に空気ばね3
0及びばねが配置されている。アクチュエータのハウジ
ング側部材の案内機構22によってヘッドシークによっ
て発生する反力を逃がし、スピンドルに伝えないように
してスピンドル振動の発生を抑制する。空気ばねは絞り
をもち、ヘッドシークに際して、アクチュエータのハウ
ジング側部材の共振を引き起こすような反力が発生して
もこれを減衰させて振幅を小さく抑える。アクチュエー
タのハウジング側部材とハウジングとの間にあるばね
は、アクチュエータの支持機構側部材を含む周囲の部材
との相対位置関係を規制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、磁気ディスク装置に
かかわり、さらに詳しくは、ヘッドの位置決め機構の改
良に関している。
【0002】
【従来の技術】電子計算機などの外部記憶装置として使
用される磁気ディスク装置の一種として、磁気記憶媒体
であるディスクを回転させると共に、ディスク上におい
てヘッドを移動させることによって、ヘッドがディスク
表面の任意の位置に情報の書き込みや読み出しをおこな
うようにさせているものは知られている。
【0003】この磁気ディスク装置は、例えば図8に示
すような構造をもっている。図8はキャリッジに直線運
動を行わせて、回転しているディスクの半径方向にヘッ
ドを移動することによって、ヘッドの位置決めを行って
いるタイプの磁気ディスク装置である。
【0004】ディスクaはスピンドルbに嵌合し、かつ
固定されている。スピンドルbはハウジングcに有るス
ピンドルベアリングdに保持されている。スピンドルモ
ータeはハウジングに設置され、シャフトをスピンドル
に結合されている。ヘッドfはガイドアームgにジンバ
ルを介在して取り付けられている。ガイドアームgはキ
ャリッジhに設置されている。キャリッジhは、これに
有るローラがハウジングにあるレール上を転動すること
によって、ヘッドをディスクの半径方向に移動させてい
る。
【0005】駆動はコイルiとマグネットとをもつアク
チュエータによってなされている。コイルiはキャリッ
ジhに取り付けられ、マグネットはこれを担持するヨー
クjとともにハウジングに固定され、コイルとマグネッ
トとの電磁気作用によって、キャリッジに前記直線移動
をなさせている。
【0006】このような磁気ディスク装置では、キャリ
ッジhがコイルとマグネットの電磁気作用によって移動
されたときに、マグネットやこれを担持するヨークjが
反力を受けている。ヨークjは直接にハウジングcに固
定されているため、反力がダイレクトにハウジングcに
伝わり、さらにスピンドルベアリングdを経由してスピ
ンドルbに伝達される。スピンドルベアリングdは比較
的剛性が小さいため、スピンドルベアリングdをばね、
スピンドルbを質量とする、ばね−質量系が構成され、
スピンドルbがディスクaと一緒に振動する。スピンド
ルベアリングにはほとんど粘性がないため、共振周波数
における振動峰が高く、キャリッジが十分にこの振動に
追随できなくなり、ヘッドの位置決め誤差が発生してい
る。以下の記載ではこのような振動をスピンドル振動と
呼ぶことにする。
【0007】図9はスピンドルの振動とヘッドの位置決
め精度との関係を示している。横軸は周波数、縦軸はヘ
ッドの変位、つまりヘッドの位置決め誤差をそれぞれ示
している。前述の磁気ディスク装置は、アクチュエータ
におけるハウジング側に有る部材に対する反力における
加振周波数成分がスピンドルの固有振動数と一致する
と、スピンドルベアリングの粘性が小さいため、参照符
号Aによって示すように、共振峰が高くなり、ヘッドの
位置決め精度が低下している。
【0008】スピンドル振動を防止し、ヘッドの位置決
め精度を向上させるために、例えば特開昭64−396
85号公報では、板ばねとせん断ゴムダンパとによって
アクチュエータにおけるハウジング側に有るマグネット
とヨークからなる磁気回路を支持して、図9に参照符号
Bによって示すように、磁気回路の支持固有振動数をス
ピンドル振動数よりも低くすることによって、スピンド
ル振動の低減を行っている。
【0009】さらに、米国特許明細書第3643242
号では、アクチュエータにおけるハウジング側に有る部
材をヘッドのシーク方向と同じ方向に移動するようにさ
せると共に、ハウジング側部材をハウジングに有るダイ
ヤフラムに連結し、ハウジング側部材の動きをダイヤフ
ラムによって規制して、スピンドル振動の低減を行って
いる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】特開昭64−3968
5号公報の磁気ディスク装置は、磁気回路の支持固有振
動数をスピンドルの固有振動数より低くし、せん断ゴム
ダンパによって振動を減衰していても、図9に参照符号
Bによって示すように、スピンドルの固有振動数が磁気
回路の支持固有振動数よりも高いため、スピンドル及び
ハウジングが一体となって磁気回路との間に有る板ばね
をばねとして振動し、キャリッジがこれらに追随しない
ため、ヘッドの位置決め精度の改善に限界がある。
【0011】勿論、図9に参照符号Cによって示すよう
に、アクチュエータのハウジング側部材、つまり磁気回
路の支持固有振動数を十分に低くし、サーボ系における
数十Hz以下の低域での高圧縮性を利用してスピンドル
及びハウジングの動きにキャリッジを追随させることに
よって、ヘッドの位置決め精度の改善を行えるが、板ば
ねは振幅を大きく取れないため、アクチュエータのハウ
ジング側部材の固有振動数をそこまで低くできず、ヘッ
ドの位置決め精度を向上させられない。
【0012】米国特許明細書第3643242号の磁気
ディスク装置では、アクチュエータにおけるハウジング
側に有る部材、つまり磁気回路がリニアベアリングによ
って支持されているため、特開昭64−39685号公
報の磁気ディスク装置に比較して、低周波数における振
幅を大きくすることができる。
【0013】しかし、ダイヤフラムは、減衰特性がよく
ないため、共振を引き起こさせる反力がアクチュエータ
のハウジング側部材に加わると、ハウジング側部材の振
幅が通常の振幅の数倍にもなる。振幅が過大になると、
ダイヤフラムが予定されていない方向の変形をおこし、
ばね定数が急激に大きくなり、磁気回路の支持固有振動
数が高くなるとともに、ハウジングに伝わる振動の加速
度が急変するため、ヘッドの位置決め精度が低下する。
【0014】本発明の目的は、ヘッドシークに際して発
生する反力に基づく、アクチュエータにおけるハウジン
グ側にある部材の振動によるヘッドの位置決め精度の影
響をなくすことができる、改良された磁気ディスク装置
を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、ディスクと、ディスクを支持しかつ回転
させる駆動機構と、ディスクに対する情報の書き込み及
び読み出し動作を行うヘッドを含むヘッドアッセンブリ
と、ヘッドアッセンブリを支持する機構と、ディスク上
における移動をヘッドになさせるように支持機構を案内
する機構と、これらの機構を担持するハウジングと、コ
イル及びマグネットを含み、これらの一方を支持機構に
かつ他方をハウジングに担持されているアクチュエータ
と、支持機構の移動方向と同じ方向への移動をアクチュ
エータにおけるハウジング側に有る部材になさせる案内
機構と、アクチュエータがヘッドに前記移動をなさせた
ときに発生する反力によってアクチュエータにおけるハ
ウジング側にある部材に発生する振動を減衰させる絞り
をもつ空気ばねとを具備することを特徴とする。
【0016】また、アクチュエータにおける支持機構側
にある部材がこれの周辺にある部材との相対位置関係を
規制するばねをハウジングとの間に具備することも本発
明の一つの特徴である。
【0017】
【作用】アクチュエータのコイルに電流を流すと、キャ
リッジ、スイングアームなどのヘッドアッセンブリを支
持する機構はコイルとマグネットとの電磁気作用によっ
て直線移動あるいは揺動して、ヘッドに位置決めに必要
な運動をなさせる。アクチュエータが作動すると、アク
チュエータにおけるハウジング側に有る部材は反力をう
けるが、案内機構がこの反力を逃がし、ハウジングを経
由してスピンドルに反力が伝達しないため、スピンドル
の振動が発生せず、ヘッドの位置決め精度が向上する。
【0018】さらに、本発明の磁気ディスク装置では、
案内機構と絞り付き空気ばねにより、アクチュエータに
おけるハウジング側に有る部材の支持固有振動数を低く
設計可能となり、図8の参照符号cの状態を実現でき、
高位置決め精度が得られる。
【0019】また、アクチュエータのハウジング側部材
の共振を引き起こすような反力が発生しても、空気ばね
の絞りによって大きな減衰力が得られているため、振幅
が小さくなり、コイル又はマグネットの振幅分に対する
寸法増、コイル又は磁気回路と他部品とのすきまを小さ
く設計でき、コストダウンやHDAの小型化を実現でき
る。
【0020】加えて、アクチュエータのハウジング側部
材とハウジングとの間に配置されているばねが、アクチ
ュエータのハウジング側部材とこの部材の可動範囲に有
る周辺部材との相対位置関係を常に規制しているので、
HDAが傾いてもこれらの部材の干渉に基づく衝撃が発
生しなくなり、前述のヘッドシークによって発生する反
力に基づく振動の影響を受けないことと相俟って、ヘッ
ドの位置決めを極めて高い精度でもって行える。
【0021】
【実施例】以下に、本発明による磁気ディスク装置の一
実施例を、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0022】図1及び図2は、ヘッドがディスクの半径
方向に直線移動を行うタイプの磁気ディスク装置を示し
ている。
【0023】ハウジング11は防振ゴム13を介して装
置フレーム14に設置されている。ハウジング自体はふ
たつの部分からなっており、これらのハウジング部分が
ボルトによって締結されている。ハウジングの内部に
は、ディスク、ディスクを支持しかつ回転させる駆動機
構、ディスクに対して情報の書き込み及び読み出し動作
を行うヘッドを含むヘッドアッセンブリ、ヘッドアッセ
ンブリを支持するキャリッジ、ディスク上における移動
をヘッドになさせるようにキャリッジを案内する機構が
収容されている。
【0024】ディスク15はスピンドル16に嵌合し、
かつ固定されている。スピンドル16はハウジング11
に有るスピンドルベアリング17に保持されている。ス
ピンドルモータ18はハウジング11に設置され、その
シャフトをスピンドル16に結合されている。ヘッド1
9はガイドアーム20の端部にジンバルを介在して取り
付けられている。ガイドアーム20はキャリッジ21に
設置されている。キャリッジ21は、これに取り付けら
れているローラ22がハウジング11に支持されたレー
ル23の上を転動することによって、ヘッド19をディ
スク15の半径方向に直線移動するように構成されてい
る。駆動はアクチュエータによってなされる。アクチュ
エータはコイル24とマグネットとの電磁気作用によっ
てキャリッジ21を直線移動させるもので、コイル24
はキャリッジ21に組み込まれ、マグネットはヨーク2
6に取り付けられている。
【0025】この磁気ディスク装置では、さらに、キャ
リッジ21の移動方向と同じ方向への移動をマグネット
を担持するヨーク26になさせる案内機構、アクチュエ
ータがキャリッジを21移動させたときに発生する反力
によってヨーク26に発生する振動を減衰させる絞りを
もつ空気ばね30、それに、ヨーク26の可動範囲にあ
るキャリッジ21、キャリッジ上のコイル24などの周
辺部材とヨーク26との相対位置関係を規制するばね3
2を具備させられている。
【0026】図3及び図4は、図1及び図2に示した模
式的な構成図に比べ、より具体的に、案内機構と絞り付
き空気ダンパとの構成を示したものである。
【0027】ハウジング11は、図1に示したように、
内部にディスク等が実装されるスピンドル部とアクチュ
エータ部との2つから構成され、ボルトによって結合さ
れている。アクチュエータ部側のハウジングは口の字の
形状をしている。レール23はハウジング11に両持ち
支持されている。
【0028】ヨーク26はリニアベアリング31を介在
してハウジング11に組み込まれているが、リニアベア
リング31は、図3及び図4に示すように、ヨーク26
のディスク15の面内方向に配置され、ディスク15の
積層方向であるハウジング11の厚みあるいは高さを小
さくさせている。リニアベアリング31の一方における
ニードルローラやボールを保持するケースはハウジング
11に固定されているが、他方は板ばね35に固定され
ている。
【0029】板ばね35は、ハウジング11の側面にあ
る開口33を覆うように配置され、両端をハウジング1
1にボルトによって固定されている。この板ばね35は
材質の違いによる線膨張係数の差、または温度分布の差
によりリニアベアリングのボールや軌道面に過大な熱応
力が発生するのを防止する役割を果たしている。ゴムな
どからなるストッパ36が、ヨーク26の移動端の各々
に位置してヨーク26に取り付けられている。
【0030】空気ばね30は、フレキシブルな中空部材
と、中空部材の変形方向を特定するために中空部材の片
側に配置された静止部材および反対側に配置されかつヨ
ーク26に結合される可動部材とをもっている。これら
のうち、中空部材は参照符号37によって示されてい
て、周面が曲面に形成され、両端を開放された、厚みの
薄い円筒形の形態をもつフッ素ゴムの成形物からなって
いる。可動部材は背板42と止め部材38によって構成
され、中空部材37は止め部材38によって背板42に
固定されている。止め部材38は、円盤形の形態をもつ
もので、中空部材37における外側開口を形成する壁の
内面に接触するように中空部材37の開口の内部に配置
され、背板42にボルトによって固定されている。静止
部材は絞り40を含む貫通孔を中央にもつ基板43およ
びリング44からなっている。基板43は中空部材37
におけるヨーク26を向いている開口を形成する壁の外
面に接触するように中空部材37の内部に配置され、リ
ング44はヨーク26を向いている開口を形成する壁の
内面に接触するように配置され、ボルトによって基板4
3に締結されている。背板42がヨーク26にロッド4
1によって結合されている。
【0031】ばね32は、マグネット25とヨーク26
から構成される磁気回路とハウジング11とのすきま
を、HDAが傾いても均等に保ってコイル24とマグネ
ット25の相対位置を保ち、キャリッジの推力を落さな
いように保つためのものであり、可動部材における背板
42と基板43との間に配置される。HDAが傾かず、
水平に保持される場合は、ばね32は不要であるが、磁
気ディスク装置が設置床の傾きにより傾いて設置された
場合などには、中空部材のゴムのクリープを考え、すき
まを均等に保つためのばね32が必要になる。
【0032】この磁気ディスク装置において、ヘッド1
9の位置決めは、スピンドルモータ18を作動させ、デ
ィスク15をスピンドル16と一緒に回転させ、アクチ
ュエータのコイル24に電流を流し、キャリッジ21を
移動させると共に、コイル24に流れる電流を制御する
ことによってなされる。ヘッドシークがなされると、ヨ
ーク26はコイル24とマグネット25との電磁気作用
によって移動されるため、反力を受けることになる。
【0033】従来の装置において、この反力は、マグネ
ットあるいはコイルが直接にハウジングに担持されてい
るため、ダイレクトにハウジングに伝わり、さらにディ
スクを回転させる駆動機構を構成しているスピンドルベ
アリングを経由してスピンドルに伝達される。スピンド
ルベアリングは比較的剛性が小さいため、スピンドルベ
アリングをばねとし、スピンドルを質量とする、ばね−
質量系が形成され、スピンドルがディスクと一緒に共振
するばかりか、粘性がスピンドルベアリングにほとんど
ないため、共振ピークはかなり高いものとなっている。
【0034】しかし、本実施例による磁気ディスク装置
では、リニアベアリングがヘッドシークによって発生す
る反力をスピンドルに伝えないため、スピンドルに振動
を発生させないので、位置決め精度が向上する。
【0035】たとえマグネット25及びヨーク26から
なる磁気回路の共振を引き起こすような反力がヘッドシ
ークによって発生することがあっても、空気ばね30の
減衰力が絞り40によって大きく得られているため、倍
率および振幅が小さく、マグネットの振幅分に対する余
計な寸法増、磁気回路と他部品とのすきまを小さく設計
でき、コストダウン及びHDAの小型化を実現できる。
【0036】さらに、背板42と基板43との間にに配
置されている板ばね35がマグネット25とコイル24
との相対位置を保ち、ヨークと他部品との干渉を阻止
し、干渉によって発生する衝撃がないので、ヘッドシー
クによって発生する反力による影響を受けないことと相
俟って、ヘッドの位置決めを極めて高い精度でもって行
える。
【0037】また、本実施例の磁気ディスク装置では、
ヨーク26がリニアベアリング31を介在してハウジン
グ11に担持され、ヨーク26の移動を低摩擦で行える
ため、磁気回路が受けるヘッドシークによって発生する
反力の摩擦による分力しかハウジング11を経由してス
ピンドル16に伝達されないため、スピンドルを振動さ
せる現象を最小にすることができる。
【0038】さらに、リニアベアリング31は、ヨーク
26の両側に対称位置されているため、振動モードが対
称になり、ヘッドの位置決め精度に対する影響が少なく
なり、しかも、キャリッジ21に対する案内とともに、
スペースに余裕があるディスク15の表面あるいはスピ
ンドル16に対して直角な方向に配置されているため、
磁気ディスク装置のサイズ増大を最小にとどめることが
できる。
【0039】また、空気バネ30を構成しているフレキ
シブルな中空部材37は、静止部材とリニアベアリング
により磁気回路と一緒に動く可動部材とによって、横方
向の変形を阻止されている、つまり、横方向の変形を特
別な部材なしに阻止されているため、空気ばね30の構
造が簡単になり、空気ばね30をコンパクトに構成する
ことができ、しかも、変形による歪が小さいため、信頼
性が高くかつ寿命も長い。
【0040】そして、中空部材37は、ガスの発生が極
めて少ないフッ素ゴムからなっており、減衰もハウジン
グ内部の空気を利用して行っているので、ハウジング内
部がクリーンに維持され、ヘッドやディスク表面を汚染
しない。
【0041】さらにまた、ばね32がマグネット25と
コイル24、また磁気回路とハウジングの相対初期位置
を維持し、防振ゴムで支持されるHDAが傾いた状態で
もって組み込まれたり、磁気ディスク装置全体が傾いて
配置されても、マグネット25とコイル24の相対位置
ずれによる推力の低下を防止し、磁気回路とハウジング
の干渉によって発生する衝撃に基づくヘッドの位置決め
精度の低下を防ぐことができる。
【0042】そして、板ばね35が、ハウジング11と
ヨーク26との熱膨張係数や温度分布の違いによるリニ
アベアリング31の応力の増大あるいは摩擦抵抗の増大
を防いでいるばかりか、組み付け誤差があっても、これ
を吸収してリニアベアリング31をヨーク26に接触さ
せることができるので、実装を極めて簡単に行える。
【0043】図3及び図4にに示したリニアモータの配
置については、磁気ディスク装置のキャリッジ機構だけ
でなく、リニアアクチュエータを用いて何らかの非移動
物を移動させる装置にも同様に適用できる。この場合、
コイル又はマグネットを固定した移動部分に非移動物を
固定し、マグネット又はコイルを固定した部材をリニア
ベアリングと減衰機構(絞り付き空気ダンパ)を介して
ベース部材に固定するようにすれば良い。
【0044】図5は、本発明の他の実施例を示し、ヘッ
ドがディスクの半径方向に直線運動を行うタイプの磁気
ディスク装置における他の構成例を示している。
【0045】ハウジング111は防振ゴム113を介し
て装置フレーム114に設置されている。ハウジング自
体は2つの部分からなっており、これらのハウジング部
分がボルトによって締結されている。ハウジングの内部
には、ディスク、ディスクを支持しかつ回転させる駆動
機構、ディスクに対する情報の書き込み及び読み出し動
作を行うヘッドを含むヘッドアッセンブリ、ヘッドアッ
センブリを支持するキャリッジ、それに、ディスク上に
おける移動をヘッドになさせるようにキャリッジを案内
する機構が収容されている。
【0046】ディスク115はスピンドル116に嵌合
かつ固定され、スピンドルはハウジング111にあるス
ピンドルベアリング117に保持されている。スピンド
ルモータ118はハウジング111に設置され、シャフ
トがスピンドル116に結合されている。ヘッド119
はガイドアーム120にジンバルを介在して取り付けら
れ、ガイドアームはキャリッジ121に設置されてい
る。キャリッジ121は、これにあるローラ122がハ
ウジング111に支持されたレール123の上を転動す
ることによって、ヘッド119をディスク115の半径
方向に移動するようにさせられている。キャリッジの移
動はアクチュエータによってなされている。アクチュエ
ータはコイルとマグネットとの電磁気作用によってキャ
リッジに移動をなさせるもので、コイル124をキャリ
ッジ121に、マグネットをハウジング111にそれぞ
れ取り付けられている。
【0047】本実施例の磁気ディスク装置においても、
アクチュエータにおけるマグネットを担持しているヨー
ク126がキャリッジ121と同じ方向に移動可能に摩
擦抵抗の少ないリニアベアリング131などの案内機構
を介在してハウジング111に取り付けられていると共
に、ヨーク126がハウジング111との間に配置され
た空気ばね130によって振動を減衰させられ、マグネ
ットがハウジング111との間に配置されているコイル
ばね132によってキャリッジ121、キャリッジ上の
コイル124などに干渉しないようにさせられている。
【0048】空気ばね130は、フレキシブルな中空部
材137、中空部材の片側に位置するハウジング端面壁
によって構成された静止側部材および中空部材の反対側
とヨーク126との間に配置された可動部材138から
なっているが、可動部材138の内部には部屋あるいは
空間142が設けられていると共に、この内部空間14
2と中空部材136の内部空間をつなぐ絞り140をも
つ貫通孔が設けられている。ハウジングに対する取り付
けは中空部材136を止め部材(図示省略)にてハウジ
ング111に固定することによって、ヨーク126との
結合は可動部材138をヨーク126に結合することに
よってなされている。
【0049】ヘッドの位置決めは、スピンドルモータ1
18を作動させてディスク115をスピンドル116と
一緒に回転させ、アクチュエータのコイル124に電流
を流してキャリッジ121を移動させると共に、コイル
124に流れる電流を制御することによってなされてい
る。
【0050】ヘッドシークがなされると、キャリッジ1
21はコイル124とヨーク126の内部にあるマグネ
ットとの電磁気作用によってシーク力を得ているため反
力を受けるが、先の実施例と同様に、ディスク115の
面内方向に配置されたリニアベアリング131がヘッド
シークによって発生する反力を逃がし、ハウジング11
1を経由してスピンドル116に伝達される反力を減少
させ、スピンドル振動を起こさせないようにして位置決
め精度を向上させている。たとえマグネット及びヨーク
126からなる磁気回路の共振を引き起こすような反力
がヘッドシークによって発生することがあっても、空気
ばね130の減衰力が絞り140によって大きく得られ
ているため、倍率および振幅が小さく、マグネットの振
動に対する余計な寸法増、磁気回路と他部品のすきまを
小さく出来、コストダウンやHDAの小型化を実現でき
る。
【0051】さらに、ヨーク126とハウジング112
との間に配置されているコイルばね132がコイル12
4とヨーク126にあるマグネットとの相対位置を保
ち、ヨークと他部品との干渉を阻止し、干渉によって発
生する衝撃がないので、ヘッドシークによって発生する
反力による影響を受けないことと相俟って、ヘッドの位
置決めを極めて高い精度でもって行える。
【0052】図6は、本発明の他の実施例を示し、ヘッ
ドがディスクの半径方向に直線運動を行うタイプの磁気
ディスク装置におけるさらに他の構成例を示している。
【0053】ハウジング211は防振ゴム213を介し
て装置フレーム214に設置されている。ハウジング自
体はふたつの部分からなっており、これらのハウジング
部分がボルトによって締結されている。ハウジングの内
部には、ディスク、ディスクを支持しかつ回転させる駆
動機構、ディスクに対する情報の書き込み及び読み出し
動作を行うヘッドを含むヘッドアッセンブリ、ヘッドア
ッセンブリを支持するキャリッジ、それに、ディスク上
における移動をヘッドになさせるようにキャリッジを案
内する機構が収容されている。
【0054】ディスク215はスピンドル216に嵌合
かつ固定され、スピンドルはハウジング211にあるス
ピンドルベアリング217に保持されている。スピンド
ルモータ218はハウジング211に設置され、シャフ
トをスピンドル216に結合されている。ヘッド219
はガイドアーム220にジンバルを介在して取り付けら
れ、ガイドアームはキャリッジ122に設置されてい
る。キャリッジ221は、これにあるローラ222がハ
ウジング211に支持されたレール223の上を転動す
ることによって、ヘッド219をディスク215の半径
方向に移動するようにさせられている。キャリッジの駆
動はアクチュエータによってなされている。アクチュエ
ータはコイルとマグネットとの電磁気作用によってキャ
リッジに移動をなさせているもので、コイル224をキ
ャリッジ221に、マグネットをハウジング211にそ
れぞれ取り付けられている。
【0055】本実施例の磁気ディスク装置においても、
アクチュエータにおけるマグネットを担持しているヨー
ク226がキャリッジ221と同じ方向に移動可能に摩
擦抵抗の少ないリニアベアリング231などの案内を介
在してハウジング211に取り付けられていると共に、
ヨーク226がハウジング211との間に配置された空
気ばね230によって振動を減衰させられ、マグネット
がハウジング211との間に配置されているコイルばね
232によってキャリッジ221、キャリッジ上のコイ
ル224などに干渉しないようにさせられている。
【0056】空気ばね230は、先の実施例に関連して
説明した磁気ディスク装置と同様に、フレキシブルな中
空部材237および中空部材におけるハウジング端面壁
と反対にある端部とヨーク226との間にある可動部材
238からなっているが、この空気ばね230はハウジ
ング211の外部に配置され、この磁気ディスク装置の
フレーム214に取り付けられている。取り付けは、図
1および図2に示される磁気ディスク装置における空気
ばねと同様に、図示を省略された止め部材によって中空
部材237を装置フレーム214に固定することによっ
てなされている。そして、ヨークとの結合は、可動部材
238からのびるロッド243を、ハウジング211の
端壁にある開口およびハウジング211に固定されたシ
ール244を経由してヨーク226に接続することによ
ってなされている。
【0057】ヘッドの位置決めは、スピンドルモータ2
18を作動させ、ディスク215をスピンドル216と
一緒に回転させ、アクチュエータのコイル224に電流
を流し、キャリッジ221を移動させると共に、コイル
224に流れる電流を制御することによってなされてい
る。
【0058】ヘッドシークがなされると、キャリッジ2
21はコイル24とヨーク226にあるマグネットとの
電磁気作用によってシーク力を得ているため反力を受け
ることになる。しかし、ディスク215の面内方向に配
置されるリニアベアリング231が、ヘッドシークによ
って発生する反力を逃がし、ハウジング211を経由し
てスピンドル216に伝達される反力を減少させ、スピ
ンドル振動を起こさないようにして位置決め精度を向上
させている。たとえマグネットおよびヨーク226から
なる磁気回路の共振を引き起こすような反力がヘッドシ
ークによって発生することがあっても、空気ばね230
の減衰力が絞り240によって大きく得られているた
め、倍率および振幅が小さく、マグネットの振幅分に対
する寸法増、磁気回路と他部品とのすきまを小さく設計
でき、コストダウンやHDAの小型化を実現できる。
【0059】さらに、ヨーク226とハウジング212
との間に配置されているコイルばね232がコイル24
とヨーク226にあるマグネットとの相対位置を保ち、
ヨークと他部品との干渉を阻止し、干渉によって発生す
る衝撃がないので、ヘッドシークによって発生する反力
による影響を受けないことと相俟って、ヘッドの位置決
めを極めて高い精度でもって行える。
【0060】さらに、本実施例の磁気ディスク装置で
は、空気ばね230がハウジング211の外部に配置さ
れているため、空気ばね230の減衰力がスピンドル2
16に伝わらないので、他の実施例に比較して、ヘッド
219の位置決め精度をさらに向上させることができ
る。
【0061】図7は、本発明の他の実施例を示し、ヘッ
ドがディスクの外部にある一点を中心にして旋回するス
イングアームによって位置決めされるタイプの磁気ディ
スク装置の一例を示している。
【0062】ハウジング311は、図示されていない
が、二つの部分からなっており、ボルトによって締結さ
れていると共に、防振ゴムを介して装置フレームに設置
されている。ハウジングの内部には、ディスク、ディス
クを支持しかつ回転させる駆動機構、ディスクに対する
情報の書き込み及び読み出し動作を行うヘッドを含むヘ
ッドアッセンブリ、ヘッドアッセンブリを支持するスイ
ングアームが収容されている。
【0063】ディスク315はスピンドル316に嵌合
かつ固定されている。スピンドルはハウジング311に
組み込まれたスピンドルベアリング317に保持されて
いる。スピンドルモータ318はハウジング311に設
置され、シャフトをスピンドル316に結合されてい
る。ヘッド319はガイドアーム320にジンバルを介
在して取り付けられている。ガイドアーム320はスイ
ングアーム321に支持されている。
【0064】スイングアームは、ハウジング311の内
部にスピンドル316と平行に配置されかつハウジング
に軸受322に保持されたシャフト323に嵌合かつ固
定され、シャフト323の回転によって、ディスク上に
おける移動をヘッド319になさせている。スイングア
ームを駆動するアクチュエータは、コイル324をシャ
フト323に、マグネット325をヨーク326にそれ
ぞれ取り付けられ、コイルとマグネットとの電磁気作用
によってシャフト323を回転させて、スイングアーム
321に揺動をなさせている。
【0065】本実施例の磁気ディスク装置では、アクチ
ュエータにおけるマグネット325を担持しているヨー
ク326がシャフト323と同軸に配置されたベアリン
グ331によってスイングアーム321と同じ方向に揺
動可能にハウジング311に取り付けられ、ハウジング
311との間に配置されているコイルばね332によっ
てマグネット325とキャリッジ上のコイル324の相
対位置を保持し、推力が落ちないような位置決めがなさ
れ、そして、ヘッドの位置決めを行うときにヨーク32
6に発生する振動をハウジング311との間にある空気
ばね330によって減衰させられている。
【0066】スイングアーム321をもつシャフト32
3はハウジング311の外部にのびており、その延長端
にはコイル324が固定されている。マグネット325
を担持するヨーク326は、シャフト323と同軸に位
置してハウジング311にあるベアリング331に保持
され、シャフト323とは独立して回転することができ
る。コイルばね332は、ヨーク326とハウジング3
11との間に配置されている。
【0067】空気ばね330は、先の実施例に関連して
説明した磁気ディスク装置と同様に、フレキシブルな中
空部材337及び中空部材におけるハウジング端面壁と
反対にある端部とヨーク326との間にある可動部材3
38からなっている。ハウジングに対する取り付けは、
先の実施例の磁気ディスク装置と同様に、中空部材33
7を図示を省略された止め部材によってハウジング31
1からのびる部材に固定することによって、ヨーク32
6との結合は可動部材338をヨーク326に結合する
ことによってなされている。
【0068】ヘッドの位置決めは、スピンドルモータ3
18を作動させ、ディスク315をスピンドル316と
一緒に回転させ、アクチュエータのコイル324に電流
を流してスイングアーム321を移動させると共に、コ
イル324に流れる電流を制御することによってなされ
る。
【0069】ヘッドシークがなされると、スイングアー
ム321はコイル324とマグネット325との電磁気
作用によって揺動されるため反力を受けることになる。
このときに、本実施例の磁気ディスク装置では、ベアリ
ング331がヘッドシークによって発生する反力を逃が
し、ハウジング311を経由してスピンドル316に伝
達される反力を減少させ、スピンドル振動を起こさなく
して位置決め精度を向上させている。たとえ、マグネッ
トおよびヨーク326からなる磁気回路の共振を引き起
こすような反力がヘッドシークによって発生することが
あっても、空気ばね330の減衰力が絞り340によっ
て大きく得られているため、倍率および振幅が小さく、
マグネットの振動分に対するマグネット自体の寸法増、
磁気回路と他部品とのすきまを小さく設計でき、コスト
ダウンやHDAの小型化を実現できる。
【0070】さらに、ヨーク326とハウジング311
との間に配置されているコイルばね332がマグネット
325とコイル324との相対位置を保ち、ヨークと他
部品との干渉を阻止し、干渉によって発生する衝撃がな
いので、ヘッドシークによって発生する反力による影響
を受けないことと相俟って、ヘッドの位置決めを極めて
高い精度でもって行える。ヨーク326がベアリング3
31に保持され、ヨーク326の移動を低摩擦で行える
ため、磁気回路が受けるヘッドシークによって発生する
反力の摩擦による分力がハウジング311を経由してス
ピンドル316に伝達され、スピンドル316を振動さ
せる現象を最小にすることができる。
【0071】そして、空気ばね330を構成しているフ
レキシブルな中空部材337は、ハウジング311とこ
れの内部に配置されている可動部材338とによって挟
持して、横方向に変形しないようにされている、つま
り、横方向の変形を特別な部材なしに阻止されているた
め、空気ばね330の構造が簡単になり、空気ばね33
0をコンパクトに構成することができ、しかも、変形に
よる歪が小さいため、信頼性が高くかつ寿命もながい。
【0072】フレキシブルな中空部材337がガス発生
のすくないフッ素ゴムからなっており、減衰もハウジン
グ内部の空気を利用して行っているので、ハウジング内
部がクリーンに維持され、ヘッドやディスク表面を汚染
しない。
【0073】
【発明の効果】本発明による磁気ディスク装置は、以上
述べたように、ヘッドシークに際してディスクに発生す
る振動および衝撃を小さくすることができるので、ヘッ
ドの位置決めを高い精度でもって行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の磁気ディスク装置の一実施例を示す断
面図である。
【図2】図1のA−A線に沿う断面図である。
【図3】図1の実施例のキャリッジまわりの詳細を示す
横拡大断面図である。
【図4】図1の実施例のキャリッジまわりの詳細を示す
縦拡大断面図である。
【図5】本発明の磁気ディスク装置の他の実施例を示す
断面図である。
【図6】本発明の磁気ディスク装置のさらに他の実施例
を示す断面図である。
【図7】本発明の磁気ディスク装置のさらに他の実施例
を示す断面図である。
【図8】従来の磁気ディスク装置の断面図である。
【図9】従来の磁気ディスク装置における振動特性を説
明するための図である。
【符号の説明】
11、111、211、311 …ハウジング 15、115、215、315 …ディスク 16〜18、116〜118、216〜218、316〜318…ディスクの駆動
手段 19、119、219、319 …ヘッド 21、121、221、321 …ヘッドアッセンブリの支持手段 22、23、122、123、222、223、322、323…支持手段を案内する
手段 26、126、226、326 …ハウジング側部材の案内手段 30、130、230、330 …空気ばね 37、137、237、337 …中空部材 40、140、240、340 …絞り

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクと、ディスクを支持しかつ回転
    させる駆動機構と、ディスクに対する情報の書き込み及
    び読み出し動作を行うヘッドを含むヘッドアッセンブリ
    と、ヘッドアッセンブリを支持する機構と、ディスク上
    における移動をヘッドになさせるように支持機構を案内
    する機構と、これらの機構を担持するハウジングと、コ
    イルおよびマグネットを含み、これらの一方を支持機構
    にかつ他方をハウジングに担持されているアクチュエー
    タと、支持機構の移動方向と同じ方向への移動をアクチ
    ュエータにおけるハウジング側にある部材になさせる案
    内機構と、アクチュエータがヘッドに前記移動をなさせ
    たときに発生する反力によってアクチュエータにおける
    ハウジング側にある部材に発生する振動を減衰させる絞
    りをもつ空気ばねとを具備することを特徴とする磁気デ
    ィスク装置。
  2. 【請求項2】 アクチュエータにおける支持機構側にあ
    る部材が、これの周辺にある部材との相対位置関係を規
    制するばねをハウジングとの間に具備することを特徴と
    する請求項1に記載の磁気ディスク装置。
  3. 【請求項3】 空気ばねが、フレキシブルな中空部材
    と、該中空部材の変形方向を特定するために中空部材の
    片側に配置された静止部材と、その反対側に配置されか
    つアクチュエータにおけるハウジング側にある部材に結
    合される可動部材とからなり、絞りが可動部材および静
    止部材の一方に設けられていることを特徴とする請求項
    1又は請求項2に記載の磁気ディスク装置。
  4. 【請求項4】 空気ばねが、磁気ディスク装置の密閉構
    造外に配置されていることを特徴とする請求項1から請
    求項3のいずれかに記載の磁気ディスク装置。
  5. 【請求項5】 静止部材が、ハウジングによって構成さ
    れていることを特徴とする請求項1から請求項4のいず
    れかに記載の磁気ディスク装置。
  6. 【請求項6】 案内機構が、ハウジングに両持ち支持さ
    れていることを特徴とする請求項1から請求項5のいず
    れかに記載の磁気ディスク装置。
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