JPH062746B2 - イミダゾ−ル類の製造方法 - Google Patents
イミダゾ−ル類の製造方法Info
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- JPH062746B2 JPH062746B2 JP59151449A JP15144984A JPH062746B2 JP H062746 B2 JPH062746 B2 JP H062746B2 JP 59151449 A JP59151449 A JP 59151449A JP 15144984 A JP15144984 A JP 15144984A JP H062746 B2 JPH062746 B2 JP H062746B2
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は2位非置換イミダゾール類の製造方法、詳しく
はα−ヒドロキシカルボニル化合物(I)とホルムアミ
ド類とを反応させることからなる2位非置換イミダゾー
ル類の製造方法に関するものである。
はα−ヒドロキシカルボニル化合物(I)とホルムアミ
ド類とを反応させることからなる2位非置換イミダゾー
ル類の製造方法に関するものである。
イミダゾール類は医薬、農薬等の原料ばかりでなく、ア
クリル繊維用の染色助剤及び各種染料中間体、並びにエ
ポキシ樹脂用硬化剤及び硬化促進剤として、又は工業用
殺菌剤、防錆剤、静電防止剤等として、非常に有用な化
合物である。
クリル繊維用の染色助剤及び各種染料中間体、並びにエ
ポキシ樹脂用硬化剤及び硬化促進剤として、又は工業用
殺菌剤、防錆剤、静電防止剤等として、非常に有用な化
合物である。
従来の技術 イミダゾール類の製造に関する研究は古くから多数に上
っているが、何れも高価な原料を用いるとか、複雑な製
造工程を経るとかの欠点を伴うことから、量産には適さ
なかった。
っているが、何れも高価な原料を用いるとか、複雑な製
造工程を経るとかの欠点を伴うことから、量産には適さ
なかった。
例えば、1、2−ジカルボニル化合物にアルデヒド及び
アンモニアを作用させることによってイミダゾールを得
る方法は、1、2−ジカルボニル化合物が量産できない
欠点を有し、α−ヒドロキシケトンにアルデヒドの存在
でアンモニア性酢酸第二銅を作用させてイミダゾールを
得る方法は、イミダゾールを高収率で生成し得ない、煩
雑な工程を経る、及び高価な酢酸第二銅を多量に消費す
るという欠点を有する。また、1、2−ジアミンとシア
ン化水素との反応により生ずる中間体であるイミダゾリ
ンを、ギ酸ニッケル触媒の存在下に脱水素してイミダゾ
ールを得る方法は既に工業化されているが、2位非置換
体を合成し得ないという欠点を有する。
アンモニアを作用させることによってイミダゾールを得
る方法は、1、2−ジカルボニル化合物が量産できない
欠点を有し、α−ヒドロキシケトンにアルデヒドの存在
でアンモニア性酢酸第二銅を作用させてイミダゾールを
得る方法は、イミダゾールを高収率で生成し得ない、煩
雑な工程を経る、及び高価な酢酸第二銅を多量に消費す
るという欠点を有する。また、1、2−ジアミンとシア
ン化水素との反応により生ずる中間体であるイミダゾリ
ンを、ギ酸ニッケル触媒の存在下に脱水素してイミダゾ
ールを得る方法は既に工業化されているが、2位非置換
体を合成し得ないという欠点を有する。
発明が解決しようとする問題点 本発明者等は従来法よりも簡単で、しかも上述のごとき
従来法の欠点で有しない2位非置換イミダゾール類が高
収率で得られる製造方法を提供することを目的とする。
従来法の欠点で有しない2位非置換イミダゾール類が高
収率で得られる製造方法を提供することを目的とする。
問題点を解決するための手段・作用 本発明者等は上記目的を達成するため種々探索した結
果、α−ヒドロキシカルボニル化合物(I)とホルムア
ミド類とから、高収率でしかも容易に2位非置換イミダ
ゾール類を製造し得ることを見出し、本発明を完成し
た。
果、α−ヒドロキシカルボニル化合物(I)とホルムア
ミド類とから、高収率でしかも容易に2位非置換イミダ
ゾール類を製造し得ることを見出し、本発明を完成し
た。
2位非置換イミダゾール類は医薬品原料として有用であ
るが、2位置換イミダゾールは医薬品の原料としては無
益に等しい。例えば、神経性異潰瘍に対する特効薬の原
料である4−メチルイミダゾールは、α−ヒドロキシア
セトンとホルムアミドとの反応によって高収率で得られ
る。
るが、2位置換イミダゾールは医薬品の原料としては無
益に等しい。例えば、神経性異潰瘍に対する特効薬の原
料である4−メチルイミダゾールは、α−ヒドロキシア
セトンとホルムアミドとの反応によって高収率で得られ
る。
本発明の方法においては、α−ヒドロキシカルボニル化
合物とホルムアミドとを何れの方式で反応させても、2
位非置換イミダゾール類が生成するが、収率は必ずしも
同一にならない。
合物とホルムアミドとを何れの方式で反応させても、2
位非置換イミダゾール類が生成するが、収率は必ずしも
同一にならない。
最も好ましい方式は過剰のホルムアミド中に、α−ヒド
ロキシカルボニル化合物を少量づつ加える方式であっ
て、ジメチルイミダゾールの場合の収率は70%を超える
という高収率を達成することができる。
ロキシカルボニル化合物を少量づつ加える方式であっ
て、ジメチルイミダゾールの場合の収率は70%を超える
という高収率を達成することができる。
[1]以下に、本発明方法において用いられる各原料につ
いて詳説する。
いて詳説する。
(1)α−ヒドロキシカルボニル化合物とは、次の一般式
(I)で表わされるものである。
(I)で表わされるものである。
(式中、R1及びR2は水素、又は飽和アルキル基、飽
和シクロアルキル基及びアリールからなる群から選ばれ
る基であって、互に同一でも異ったものでもよい)。
和シクロアルキル基及びアリールからなる群から選ばれ
る基であって、互に同一でも異ったものでもよい)。
この様な化合物の例としては次のものを挙げることがで
きる。
きる。
脂肪族カルボニル系: アセトイン、iso−ブチロイル−iso−プロピルカルビノ
ール、tert−バレロイル−tert−ブチルカルビノール、
n−ブチロイル−n−プロピルカルビノール、n−プロ
ピオニルエチルカルビノール、ヘキサノイルペンチルカ
ルビノール類、アセチルエチルカルビノール、アセチル
フエニルカルビノール、ホルミル−p−トリルカルビノ
ール。
ール、tert−バレロイル−tert−ブチルカルビノール、
n−ブチロイル−n−プロピルカルビノール、n−プロ
ピオニルエチルカルビノール、ヘキサノイルペンチルカ
ルビノール類、アセチルエチルカルビノール、アセチル
フエニルカルビノール、ホルミル−p−トリルカルビノ
ール。
芳香族カルボニル系: ベンゾイン、p−トルイル−p−トリルカルビノール、
ベンゾイルメチルカルビノール、m−トルイル−tert−
ブチルカルビノール、α−ナフトイルメチルカルビノー
ル、p−アントラノイル−エチルカルビノール。
ベンゾイルメチルカルビノール、m−トルイル−tert−
ブチルカルビノール、α−ナフトイルメチルカルビノー
ル、p−アントラノイル−エチルカルビノール。
アリールアルキルカルボニル系: (フエニルアセチル)−ベンジルルカルビノール、(p
−アニジル−n−プロピオニル)−メチルカルビノー
ル。
−アニジル−n−プロピオニル)−メチルカルビノー
ル。
脂環族カルボニル系: (シクロヘキシルアセチル)−メチルカルビノール、
(p−メチルシクロヘキシルホルミル)−エチルカルビ
ノール、(シクロヘキサノイル)−シクロヘキシルカル
ビノール。
(p−メチルシクロヘキシルホルミル)−エチルカルビ
ノール、(シクロヘキサノイル)−シクロヘキシルカル
ビノール。
(2)ホルムアミド類とは、ホルムアミド、そのオリゴマ
ー、ポリマー及び他の化合物との付加体又は錯体を形成
しているものを包含する。
ー、ポリマー及び他の化合物との付加体又は錯体を形成
しているものを包含する。
通常用いられるものはホルムアミドモノマーである。
ホルムアミド付加体としては、例えば亜硫酸水素ナトリ
ウム付加物、シアン化水素付加物等を挙げることができ
る。
ウム付加物、シアン化水素付加物等を挙げることができ
る。
[2]次に本発明方法を実行する為の原料料用量、反応条
件等についてて説明する。
件等についてて説明する。
(1)本発明方法の各原料間の使用比率は次の通りであ
る。
る。
ホルムアミドとα−ヒドロキシカルボニル化合物とのモ
ル比は前者/後者=普通1/1〜10/1、好ましくは2/1〜4/
1に選ぶ。この比率は全使用量における値であって、各
添加方式における反応進行中における比率とは必ずしも
一致しない。
ル比は前者/後者=普通1/1〜10/1、好ましくは2/1〜4/
1に選ぶ。この比率は全使用量における値であって、各
添加方式における反応進行中における比率とは必ずしも
一致しない。
ホルムアミド中へα−ヒドロキシカルボニル化合物を少
量づつ添加して行く方式に際しては、前者1molに対し
て、後者を通常0.01〜1mol/hr、好ましくは0.03〜0.5
mol/hrに選ぶのがよい。この場合、後者を添加する速
度を変化させるとか、間欠点に分割添加することもでき
る。例えば、反応期間の適当時期に必要とする残余の量
を添加して前記1/1〜10/1、好ましくは2/1〜4/1のモル
比に調整する。
量づつ添加して行く方式に際しては、前者1molに対し
て、後者を通常0.01〜1mol/hr、好ましくは0.03〜0.5
mol/hrに選ぶのがよい。この場合、後者を添加する速
度を変化させるとか、間欠点に分割添加することもでき
る。例えば、反応期間の適当時期に必要とする残余の量
を添加して前記1/1〜10/1、好ましくは2/1〜4/1のモル
比に調整する。
(2)反応条件は次の通りである。
反応温度は通常100〜250℃、好ましくは150〜200℃
に選ばれるが、ホルムアミドとして、そのオリゴマー、
ポリマー又は付加物、錯体等を用いる場合には、それら
からホルムアミドが再生する温度を選ぶことが必要であ
る。
に選ばれるが、ホルムアミドとして、そのオリゴマー、
ポリマー又は付加物、錯体等を用いる場合には、それら
からホルムアミドが再生する温度を選ぶことが必要であ
る。
反応圧力は500mmHg〜20kgf/cm2に選ばれるが、原料
及び主生成物の揮発性、分解性、溶解性、また副生物の
同様な性質を考慮して適切な圧力を選ぶべきである。
及び主生成物の揮発性、分解性、溶解性、また副生物の
同様な性質を考慮して適切な圧力を選ぶべきである。
反応時間は添加速度によって異なるが、添加終了後
に後反応時間を更に設けることが望ましい。後反応時間
は通常1〜10hr、好ましくは1〜5hrである。
に後反応時間を更に設けることが望ましい。後反応時間
は通常1〜10hr、好ましくは1〜5hrである。
反応によって副生するギ酸を中和するか、又はギ酸
と水を系外に留去することが有用である。中和剤として
は、たとえばガス状アンモニアを用いるが、これに限定
されるものではない。
と水を系外に留去することが有用である。中和剤として
は、たとえばガス状アンモニアを用いるが、これに限定
されるものではない。
反応液のPHを4〜10、好ましくは7〜10に保つ。こ
のpHとは、反応液に同様の純水を加えてなる水溶液のpH
とする。
のpHとは、反応液に同様の純水を加えてなる水溶液のpH
とする。
以下実施例によりさらに具体的に説明する。
実施例1 撹拌機、温度計、滴下ロート、エステル管を付した四つ
口フラスコに、常圧下、ホルムアミド243.2gを装入
し、180℃に加熱し、撹拌しながらヒドロキシアセトン1
00.0gを、途中副生する水とギ酸を系外に留出し、反応
液のpHを4〜10に保ちつつ、4時間かけて滴下する。滴
下終了後、2時間、180℃で撹拌を続ける。反応化合物
をそのまま減圧蒸留すると、沸点122〜124℃4/mmHgの
4−メチルイミダゾール76.8g(理論量の69.3%)が得
られる。NMR、IR、MS、元素分析により構造を決定し
た。
口フラスコに、常圧下、ホルムアミド243.2gを装入
し、180℃に加熱し、撹拌しながらヒドロキシアセトン1
00.0gを、途中副生する水とギ酸を系外に留出し、反応
液のpHを4〜10に保ちつつ、4時間かけて滴下する。滴
下終了後、2時間、180℃で撹拌を続ける。反応化合物
をそのまま減圧蒸留すると、沸点122〜124℃4/mmHgの
4−メチルイミダゾール76.8g(理論量の69.3%)が得
られる。NMR、IR、MS、元素分析により構造を決定し
た。
元素分析: C4H6N2 82.1048 計算値 : C 58.52% H 7.37% N 34.12% 実測値 : C 58.48% H 7.34% N 34.18% 実施例2 撹拌機、温度計、滴下ロートを付したフラスコに、常圧
下、ホルムアミド36.0gを装入し、180℃に加熱し、ガ
ス状アンモニアを通しながら、ヒドロキシアセトン14.8
gを撹拌しながら2時間かけて滴下する。滴下終了後、
2時間、150℃で撹拌を続ける。反応混合物をそのまま
減圧蒸留すると、4−メチルイミダゾール10.7g(理論
量の65.2%)が得られた。
下、ホルムアミド36.0gを装入し、180℃に加熱し、ガ
ス状アンモニアを通しながら、ヒドロキシアセトン14.8
gを撹拌しながら2時間かけて滴下する。滴下終了後、
2時間、150℃で撹拌を続ける。反応混合物をそのまま
減圧蒸留すると、4−メチルイミダゾール10.7g(理論
量の65.2%)が得られた。
実施例3 撹拌機、温度計、滴下ロート2個を付した四つ口フラス
コに、常圧下、ホルムアミド36.0gを装入し、180℃に
加熱し、撹拌しながら、ヒドロキシアセトン14.8gと炭
酸水素ナトリウム粉末16.8gを1時間かけて滴下する。
滴下終了後、2時間、165℃で撹拌を続ける。反応混合
物をそのまま減圧蒸留すると4−メチルイミダゾール1
0.2g(理論量の62.1%)が得られた。
コに、常圧下、ホルムアミド36.0gを装入し、180℃に
加熱し、撹拌しながら、ヒドロキシアセトン14.8gと炭
酸水素ナトリウム粉末16.8gを1時間かけて滴下する。
滴下終了後、2時間、165℃で撹拌を続ける。反応混合
物をそのまま減圧蒸留すると4−メチルイミダゾール1
0.2g(理論量の62.1%)が得られた。
実施例4 オートクレーブにホルムアミド72.1gを装入し、180℃
に加熱し、フィードポンプ2台を用いて、ヒドロキシア
セトンを6.8ml/hrの割合いで、48%苛性ソーダ水溶液を
4.4ml/hrの割合いで、4時間供給する。圧力は5〜10kg
/cm2まで上昇するが、そのまま2時間、180℃で撹拌を
続ける。反応混合物をそのまま減圧蒸留すると、4−メ
チルイミダゾール19.1g(理論量の58.2%)が得られ
た。
に加熱し、フィードポンプ2台を用いて、ヒドロキシア
セトンを6.8ml/hrの割合いで、48%苛性ソーダ水溶液を
4.4ml/hrの割合いで、4時間供給する。圧力は5〜10kg
/cm2まで上昇するが、そのまま2時間、180℃で撹拌を
続ける。反応混合物をそのまま減圧蒸留すると、4−メ
チルイミダゾール19.1g(理論量の58.2%)が得られ
た。
実施例5 実施例1と同様にして、ホルムアミド36.0gとアセトイ
ン17.6gを反応させ、減圧蒸留すると、沸点165〜170℃
/10mmHgの4、5−ジメチルイミダゾール13.7g(理論
量の71.3%)が得られた。NMR、IR、MS、元素分析によ
り構造を決定した。
ン17.6gを反応させ、減圧蒸留すると、沸点165〜170℃
/10mmHgの4、5−ジメチルイミダゾール13.7g(理論
量の71.3%)が得られた。NMR、IR、MS、元素分析によ
り構造を決定した。
元素分析: C5H8N2 96.1316 計算値 : C 62.47% H 8.39% N 29.14% 実測値 : C 62.47% H 8.33% N 29.20% 実施例6 実施例1と同様の装置を使用して、常圧下、ホルムアミ
ド36.0gを180℃に加熱し、撹拌しながら、ベンゾイン8
4.9gとホルムアミド36.0gの溶液を途中副生すると水
とギ酸を系外に留出し、反応液のpHを4〜10に保ちつ
つ、2時間かけて滴下する。滴下終了後、2時間、180
℃で撹拌を続ける。反応混合物にエーテルを加え、同量
の水で5回水洗する。水洗後無水硫酸ナトリウムで乾燥
し、エーテルを留去後エタノールで再結晶して、融点22
8〜230℃の4、5−ジフェニルイミダゾール46.8g(理
論量の53.1%)が得られた。
ド36.0gを180℃に加熱し、撹拌しながら、ベンゾイン8
4.9gとホルムアミド36.0gの溶液を途中副生すると水
とギ酸を系外に留出し、反応液のpHを4〜10に保ちつ
つ、2時間かけて滴下する。滴下終了後、2時間、180
℃で撹拌を続ける。反応混合物にエーテルを加え、同量
の水で5回水洗する。水洗後無水硫酸ナトリウムで乾燥
し、エーテルを留去後エタノールで再結晶して、融点22
8〜230℃の4、5−ジフェニルイミダゾール46.8g(理
論量の53.1%)が得られた。
NMR、IR、MS、元素分析により構造を決定した。
元素分析: C15H12N2 220.2734 計算値 : C 81.79% H 5.49% N 12.72% 実測値 : C 81.78% H 5.51% N 12.71% 発明の効果 以上詳述したように、本発明の製造方法によって、従来
工業的に製造し難かった2位非置換イミダゾール類を容
易に、且つ高収率で生産することができる。
工業的に製造し難かった2位非置換イミダゾール類を容
易に、且つ高収率で生産することができる。
例えば神経性胃潰瘍に対する特効薬原料である4−メチ
ルイミダゾールは、本発明製造法で約70%の高収率で得
られるごとく、本発明の効果は極めて大きい。
ルイミダゾールは、本発明製造法で約70%の高収率で得
られるごとく、本発明の効果は極めて大きい。
Claims (1)
- 【請求項1】一般式(I)で表わされるα−ヒドロキシカ
ルボニル化合物とホルムアミド類とを反応液のpHを4
〜10に保ちつつ反応させることにより、一般式(II)で表
わされる2位非置換イミダゾール類の製造方法におい
て、 (式I及びII中、R1及びR2は水素、又は飽和アルキル
基、飽和シクロアルキル基及びアリール基からなる群か
ら選ばれる基であって、互に同一でも別異でもよい)。 一般式(I)で表わされるα−ヒドロキシカルボニル化合
物を過剰のホルムアミド類中に少量づつ添加して反応さ
せ、反応によって副生するギ酸と水を反応中に系外に留
去しながら反応を行うか、又は反応中に中和剤を加え副
生するギ酸を中和することを特徴とする2位非置換イミ
ダゾール類の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59151449A JPH062746B2 (ja) | 1984-07-23 | 1984-07-23 | イミダゾ−ル類の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59151449A JPH062746B2 (ja) | 1984-07-23 | 1984-07-23 | イミダゾ−ル類の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6130574A JPS6130574A (ja) | 1986-02-12 |
JPH062746B2 true JPH062746B2 (ja) | 1994-01-12 |
Family
ID=15518834
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59151449A Expired - Fee Related JPH062746B2 (ja) | 1984-07-23 | 1984-07-23 | イミダゾ−ル類の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH062746B2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2069481B (en) * | 1980-02-13 | 1983-07-27 | Farmos Oy | Substituted imidazole derivatives |
DE3018458A1 (de) * | 1980-05-14 | 1982-01-21 | Basf Ag, 6700 Ludwigshafen | Verfahren zur herstellung von 4-methylimidazolen |
IL67319A0 (en) * | 1981-11-27 | 1983-03-31 | Ciba Geigy Ag | Process for the preparation of imidazoles |
-
1984
- 1984-07-23 JP JP59151449A patent/JPH062746B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6130574A (ja) | 1986-02-12 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |