JPH0627364Y2 - ホットプレスの熱板加熱機構 - Google Patents
ホットプレスの熱板加熱機構Info
- Publication number
- JPH0627364Y2 JPH0627364Y2 JP1987060822U JP6082287U JPH0627364Y2 JP H0627364 Y2 JPH0627364 Y2 JP H0627364Y2 JP 1987060822 U JP1987060822 U JP 1987060822U JP 6082287 U JP6082287 U JP 6082287U JP H0627364 Y2 JPH0627364 Y2 JP H0627364Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hot plate
- heat medium
- heating
- passage
- oil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Veneer Processing And Manufacture Of Plywood (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、上下一対の熱板で熱圧締することにより、仕
組み単板等の積層体を接合一体化するホットプレスの熱
板加熱機構に関する。
組み単板等の積層体を接合一体化するホットプレスの熱
板加熱機構に関する。
(従来技術及びその問題点) 従来、ホットプレスによる積層体の接合一体化に於て
は、上下熱板間に積層体を挿置し、該熱板を加熱して熱
板温度を徐々に上昇させ積層体に対して所定温度による
熱圧処理を実施し、次いで、熱板温度を徐々に冷却させ
て常温に復帰させた後、接合一体化された積層体を熱板
間から取出すこととなる。
は、上下熱板間に積層体を挿置し、該熱板を加熱して熱
板温度を徐々に上昇させ積層体に対して所定温度による
熱圧処理を実施し、次いで、熱板温度を徐々に冷却させ
て常温に復帰させた後、接合一体化された積層体を熱板
間から取出すこととなる。
熱板は、その内部に熱媒体油の通路が縦横に巡らされて
おり、該通路内を加熱された熱媒体油を循環することに
より加熱されるものである。
おり、該通路内を加熱された熱媒体油を循環することに
より加熱されるものである。
熱媒体油の加熱は、外部に設置された重油・灯油及びガ
ス等を燃料とするボイラーや電気ヒータ等により行なわ
れ、該加熱手段により加熱された熱媒体油は、循環ポン
プによって熱板と加熱手段との間を循環されるものであ
る。
ス等を燃料とするボイラーや電気ヒータ等により行なわ
れ、該加熱手段により加熱された熱媒体油は、循環ポン
プによって熱板と加熱手段との間を循環されるものであ
る。
しかし乍ら上記構成では、熱板・加熱手段・循環ポンプ
及びそれらを連結するパイプ内に充填される熱媒体油
量、即ち循環される熱媒体油量は極めて多量となる。
及びそれらを連結するパイプ内に充填される熱媒体油
量、即ち循環される熱媒体油量は極めて多量となる。
この為、加熱・冷却を繰返して行なうホットプレスに於
ては、加熱工程の都度多量の熱媒体油を加熱しなければ
ならない。この多量の熱媒体油を加熱する為に必要な熱
量は熱板の昇熱熱量にも匹敵し、加熱手段(加熱装置)
の容量をそれに対応した大容量としなればならない。
ては、加熱工程の都度多量の熱媒体油を加熱しなければ
ならない。この多量の熱媒体油を加熱する為に必要な熱
量は熱板の昇熱熱量にも匹敵し、加熱手段(加熱装置)
の容量をそれに対応した大容量としなればならない。
その結果、装置に附随する設備が大型化し、広い設置ス
ペースと設置費を必要とするという問題点がある。
ペースと設置費を必要とするという問題点がある。
又、多量の熱媒体油を加熱しなければならない為、ラン
ニングコストが嵩むという問題も有するものである。
ニングコストが嵩むという問題も有するものである。
(考案の目的) 本考案は上記の如き事情に鑑み、外部への加熱装置の設
置を不要とすると共に熱媒体油量を少量化し、設備的・
コスト的に有利なホットプレスの熱板加熱機構の提供、
をその目的とする。
置を不要とすると共に熱媒体油量を少量化し、設備的・
コスト的に有利なホットプレスの熱板加熱機構の提供、
をその目的とする。
(考案の構成) 上記目的の為、本考案に係るホットプレスの熱板加熱機
構は、熱板内に形成したボーリング孔内に加熱ヒータを
挿置し、該加熱ヒータの外周面とボーリング孔の内周面
との間に熱媒体通路を形成すると共に、該熱媒体通路に
熱媒体を循環させる熱媒体循環駆動手段を備えて構成
し、熱板加熱時には熱媒体循環駆動手段によって熱媒体
通路内を循環駆動される熱媒体を加熱ヒータにより加熱
し、該加熱された熱媒体により熱板を加熱するものであ
る。
構は、熱板内に形成したボーリング孔内に加熱ヒータを
挿置し、該加熱ヒータの外周面とボーリング孔の内周面
との間に熱媒体通路を形成すると共に、該熱媒体通路に
熱媒体を循環させる熱媒体循環駆動手段を備えて構成
し、熱板加熱時には熱媒体循環駆動手段によって熱媒体
通路内を循環駆動される熱媒体を加熱ヒータにより加熱
し、該加熱された熱媒体により熱板を加熱するものであ
る。
(考案の実施例) 図示熱板1は、一方方向に略等間隔で所定直径のボーリ
ング孔2…を複数貫通すると共に、該ボーリング孔2…
と直交する方向の両端近傍に夫々連通孔3A・3Bをボ
ーリング孔2…と交差するよう貫通させ、且つ一方の連
通孔3Bの両側端を閉塞させて形成してある。
ング孔2…を複数貫通すると共に、該ボーリング孔2…
と直交する方向の両端近傍に夫々連通孔3A・3Bをボ
ーリング孔2…と交差するよう貫通させ、且つ一方の連
通孔3Bの両側端を閉塞させて形成してある。
又、ボーリング孔2…相互間の連通孔3A・3Bを交互
に閉塞し、夫々のボーリング孔2…に第2図の如くボー
リング孔2…の内径より所定量小径の電気ヒータ4…を
挿置すると共に両側端の開口部を閉塞し、一方側端の連
通孔3A開孔部を熱媒体油入口31とすると共に他端の
開孔部を熱媒体油出口32として構成してある。
に閉塞し、夫々のボーリング孔2…に第2図の如くボー
リング孔2…の内径より所定量小径の電気ヒータ4…を
挿置すると共に両側端の開口部を閉塞し、一方側端の連
通孔3A開孔部を熱媒体油入口31とすると共に他端の
開孔部を熱媒体油出口32として構成してある。
即ち、ボーリング孔2…の内径と電気ヒータ4…外径と
の間の間隔を熱媒体油の通路2A…とし、熱媒体油入口
31から他方側端の熱媒体油出口32迄、通路2A…及
び連通孔3A・3Bとにより蛇行する循環路(X)が形
成されているものである。
の間の間隔を熱媒体油の通路2A…とし、熱媒体油入口
31から他方側端の熱媒体油出口32迄、通路2A…及
び連通孔3A・3Bとにより蛇行する循環路(X)が形
成されているものである。
そして、第3図示の如く、熱板1の熱媒体油入口31と
熱媒体油出口32とをポンプ20を介してパイプ31に
より連結して循環通路Zを構成すると共に、ポンプ20
より上流の所定位置に通路切り替えバルブ11を介して
バイパス通路Z′を形成してある。
熱媒体油出口32とをポンプ20を介してパイプ31に
より連結して循環通路Zを構成すると共に、ポンプ20
より上流の所定位置に通路切り替えバルブ11を介して
バイパス通路Z′を形成してある。
切り替えバルブ11は所謂二方弁であり、該切り替えバ
ルブ11を操作することより、熱媒体油の循環経路を循
環通路Z又はバイパス通路Z′のどちらかに切り替え可
能となっている。
ルブ11を操作することより、熱媒体油の循環経路を循
環通路Z又はバイパス通路Z′のどちらかに切り替え可
能となっている。
バイパス通路Z′にはオイルクーラ10が設置されてお
り、該バイパス通路Z′を循環する熱媒体油は該オイル
クーラ10により冷却されるよう構成されている。
り、該バイパス通路Z′を循環する熱媒体油は該オイル
クーラ10により冷却されるよう構成されている。
熱板1内の循環(X)・ポンプ20を含む路循環通路Z
及びバイパス通路Z′内には熱媒体油が充填されてお
り、ポンプ20を駆動することにより該熱媒体油を所定
の流量で循環可能に構成されているものである。
及びバイパス通路Z′内には熱媒体油が充填されてお
り、ポンプ20を駆動することにより該熱媒体油を所定
の流量で循環可能に構成されているものである。
而して熱板1加熱時には、通路切り替えバルブ11を循
環通路Z側とし、ヒータ4…に電源を投入すると共にポ
ンプ20を駆動し、熱媒体油を熱媒体油通路Z内を循環
させる。
環通路Z側とし、ヒータ4…に電源を投入すると共にポ
ンプ20を駆動し、熱媒体油を熱媒体油通路Z内を循環
させる。
ボーリング孔2…の通路2A内の熱媒体油はヒータ4…
により加熱され、該加熱された熱媒体油により熱板1が
加熱されることとなる。
により加熱され、該加熱された熱媒体油により熱板1が
加熱されることとなる。
熱媒体油は、前述の如くポンプ20により所定の流量
(流速)で循環されており、該循環により攪拌されてい
るものである。従って該攪拌により油温は平均化され、
該平均化された油温で熱板1も加熱されるものである。
(流速)で循環されており、該循環により攪拌されてい
るものである。従って該攪拌により油温は平均化され、
該平均化された油温で熱板1も加熱されるものである。
尚、熱板1の温度制御は、熱板1の温度を測定してヒー
タ4…の電源を制御すれば良い。
タ4…の電源を制御すれば良い。
上記の如く構成することにより、外部に設置した加熱手
段を介する必要が無い為に熱媒体油の絶対量は少なくて
良く、且つ、熱板1はヒータ4…との間を循環する熱媒
体油を介することにより平均して加熱されるものであ
る。
段を介する必要が無い為に熱媒体油の絶対量は少なくて
良く、且つ、熱板1はヒータ4…との間を循環する熱媒
体油を介することにより平均して加熱されるものであ
る。
加熱終了後の冷却時に於ては、ヒータ4…を停止させる
と共に通路切り替えバルブ11をバイパス通路Z′側に
切り替え、熱媒体油をオイルクーラ10を経由して循環
させるものである。即ち、熱媒体油はオイルクーラ10
によって冷却され、該冷却された熱媒体油を熱板1内を
循環させることにより、速やかに熱板1を冷却し得るも
のである。
と共に通路切り替えバルブ11をバイパス通路Z′側に
切り替え、熱媒体油をオイルクーラ10を経由して循環
させるものである。即ち、熱媒体油はオイルクーラ10
によって冷却され、該冷却された熱媒体油を熱板1内を
循環させることにより、速やかに熱板1を冷却し得るも
のである。
(考案の効果) 上記の如き本考案に係るホットプレスの熱板加熱機構に
依れば、熱媒体通路内に加熱ヒータを挿置して構成した
ことにより、外部加熱装置の設置が不要となる。
依れば、熱媒体通路内に加熱ヒータを挿置して構成した
ことにより、外部加熱装置の設置が不要となる。
更に、外部の加熱装置を介する必要が無い為に熱媒体を
少量化出来、効果的な熱板の加熱が可能となって加熱に
要するコストの低減が可能となると共に、加熱・冷却サ
イクルを短縮化出来るものである。
少量化出来、効果的な熱板の加熱が可能となって加熱に
要するコストの低減が可能となると共に、加熱・冷却サ
イクルを短縮化出来るものである。
即ち、設備及びランニングコストの両面に於て経済的な
ものである。
ものである。
第1図は本考案の一実施例を示す概略構成図、第2図は
その冷却水通路断面図、第3図は概略システム構成図で
ある。 1……熱板 2……ボーリング孔 2A……通路(熱媒体通路) 4……電気ヒータ(加熱ヒータ) 20……ポンプ(熱媒体循環駆動手段) (X)……循環路 Z……循環通路
その冷却水通路断面図、第3図は概略システム構成図で
ある。 1……熱板 2……ボーリング孔 2A……通路(熱媒体通路) 4……電気ヒータ(加熱ヒータ) 20……ポンプ(熱媒体循環駆動手段) (X)……循環路 Z……循環通路
Claims (1)
- 【請求項1】熱板内に形成したボーリング孔内に加熱ヒ
ータを挿置し、該加熱ヒータの外周面と前記ボーリング
孔の内周面との間に熱媒体通路を形成すると共に、該熱
媒体通路に熱媒体を循環させる熱媒体循環駆動手段を備
えて構成したこと、を特徴とするホットプレスの熱板加
熱機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987060822U JPH0627364Y2 (ja) | 1987-04-22 | 1987-04-22 | ホットプレスの熱板加熱機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987060822U JPH0627364Y2 (ja) | 1987-04-22 | 1987-04-22 | ホットプレスの熱板加熱機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63170104U JPS63170104U (ja) | 1988-11-07 |
JPH0627364Y2 true JPH0627364Y2 (ja) | 1994-07-27 |
Family
ID=30893586
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987060822U Expired - Lifetime JPH0627364Y2 (ja) | 1987-04-22 | 1987-04-22 | ホットプレスの熱板加熱機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0627364Y2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002144435A (ja) * | 2000-11-16 | 2002-05-21 | Kitagawa Elaborate Mach Co Ltd | プレス装置の熱板及びプレス装置 |
JP2002153999A (ja) * | 2000-11-16 | 2002-05-28 | Kitagawa Elaborate Mach Co Ltd | プレス装置 |
CN100460196C (zh) * | 2001-11-06 | 2009-02-11 | 北川精机株式会社 | 压制装置及压制装置的控制方法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60259401A (ja) * | 1984-06-06 | 1985-12-21 | 小林機械工業株式会社 | ホツトプレス用熱盤 |
-
1987
- 1987-04-22 JP JP1987060822U patent/JPH0627364Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002144435A (ja) * | 2000-11-16 | 2002-05-21 | Kitagawa Elaborate Mach Co Ltd | プレス装置の熱板及びプレス装置 |
JP2002153999A (ja) * | 2000-11-16 | 2002-05-28 | Kitagawa Elaborate Mach Co Ltd | プレス装置 |
JP4575578B2 (ja) * | 2000-11-16 | 2010-11-04 | 北川精機株式会社 | プレス装置の熱板及びプレス装置 |
CN100460196C (zh) * | 2001-11-06 | 2009-02-11 | 北川精机株式会社 | 压制装置及压制装置的控制方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63170104U (ja) | 1988-11-07 |
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