JPH06273457A - 電圧比較器 - Google Patents

電圧比較器

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JPH06273457A
JPH06273457A JP6496393A JP6496393A JPH06273457A JP H06273457 A JPH06273457 A JP H06273457A JP 6496393 A JP6496393 A JP 6496393A JP 6496393 A JP6496393 A JP 6496393A JP H06273457 A JPH06273457 A JP H06273457A
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JP
Japan
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inverter
voltage
comparison
capacitors
compared
Prior art date
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Pending
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JP6496393A
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English (en)
Inventor
Shoji Marukawa
昭二 丸川
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP6496393A priority Critical patent/JPH06273457A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アナログ/デジタル変換器等に用いるインバ
ータ型の電圧比較器に関し、サンプルモード時と比較モ
ード時における電源電圧の変動に影響されない電圧比較
器を得る。 【構成】 サンプルモード時には、比較すべき2つの電
圧を一端が接地された互いに同容量のコンデンサ10
9,110に充電する。比較モード時には、コンデンサ
109,110が互いに逆極性で並列接続されるよう
に、スイッチ101〜108を切り換える。電荷再配分
により得られる比較すべき電圧の差電圧を、インバータ
111が発生するスレッショルド電圧を基準にして、イ
ンバータ112〜114で増幅して比較出力を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば映像信号のアナ
ログ/デジタル変換器等に用いられる電圧比較器に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】アナログ/デジタル変換器に用いられる
電圧比較器として、インバータチョッパー型電圧比較器
がある。このインバータチョッパー型電圧比較器は、小
さな回路面積で実現出来、オフセットが少なく、しかも
高速で比較ができることから、アナログ/デジタル変換
器等の大規模集積回路に使用されてきた。また通常、直
並列比較型アナログ/デジタル変換器は、サンプル・ホ
ールド回路を必要とする。しかしながら、インバータチ
ョッパー型電圧比較器は比較器自体がサンプルホールド
機能を持っているので、特にサンプル・ホールド回路を
付加する必要がないといった利点もある。
【0003】インバータチョッパー型電圧比較器の概要
を説明する。図2はインバータチョッパー型電圧比較器
の基本構成を示すものである。インバータチョッパー型
電圧比較器は、入力電圧を比較電圧Vinと基準電圧V
refとの間で切り換えるスイッチ1,スイッチ2と、
スイッチ1,スイッチ2に接続されるコンデンサ5と、
コンデンサ5の他端に接続されるインバータ7と、イン
バータ7にコンデンサ6によって容量結合されるインバ
ータ8と、インバータ8に接続されるインバータ9と、
インバータ7,インバータ8の入出力をそれぞれ短絡す
るスイッチ3,スイッチ4とから成る。
【0004】以上のように構成されたインバータチョッ
パー型電圧比較器の動作について説明する。インバータ
チョッパー型電圧比較器はサンプルモードと比較モード
を有する。
【0005】サンプルモード時、スイッチ1,スイッチ
3,スイッチ4がオンし、コンデンサ5にVin−Vb
が充電される。ここでVbはインバータのスレッショル
ド電圧である。
【0006】比較モード時、スイッチ1,スイッチ3,
スイッチ4がオフし、スイッチ2がオンする。この時、
インバータ7の入力電圧Vaは、 Va=Vref−(Vin−Vb) となる。この電圧はインバータ7のスレッショルド電圧
Vbと比較され、その比較値はインバータ7,インバー
タ8,インバータ9によってロジックレベルまで増幅さ
れる。すなわちインバータ9の出力Voutは、 Vout=A(Vb−Va)+Vb =A{Vb−(Vref−(Vin−Vb))}+Vb =A(Vin−Vref)+Vb となる。Aはインバータ7、インバータ8、インバータ
9のゲインとする。
【0007】ここで例えばVin>VrefならばVb
>Vaとなり、インバータ3の出力はハイ(High)
レベルとなり、比較出力を行う。Vref>Vinなら
ばVa>Vbとなり、比較出力はロー(Low)レベル
となる。このようにして、2つの入力電圧の比較が行わ
れる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらインバー
タチョッパー型電圧比較器には、電源電圧変動によって
比較結果に誤差を発生するという問題点がある。従って
このような電圧比較器を使用したアナログ/デジタル変
換器は、電源電圧変動に非常に弱いという重大な欠点が
存在する。
【0009】ここでインバータチョッパー型電圧比較器
の電源電圧変動による比較誤差の発生について説明す
る。電源電圧変動、つまりインバータ7の直流電源Vc
cが変動した場合、インバータ7のスレッショルド電圧
Vbも変化する。サンプルモード時と比較モード時では
電源電圧が変化した場合、各モードでのインバータスレ
ッショルド電圧Vbも異なる。ここで、サンプルモード
時のスレッショルド電圧をVb1、比較モード時のスレ
ッショルド電圧をVb2とすると比較エラーは次のよう
に説明される。サンプルモードではコンデンサ5にVi
n−Vb1が充電される。比較モードでは、 Va=Vref−(Vin−Vb1) とVb2との比較が行われる。
【0010】Vout=A{Vb2−(Vref−(V
in−Vb1))}+Vb2 となる。このとき電源電圧変動によってVb2≠Vb1
であったならば、 ΔVb=Vb2−Vb1 の比較エラーが生じ、インバータによって増幅される。
これがインバータチョッパー型電圧比較器のエラー発生
原理である。ここで比較エラーΔVbは電源電圧変動Δ
Vccの約半分程度であるので、増幅されたエラー量は
非常に大きくなる。そこで本発明は、比較結果に、上記
電源電圧変動の影響を受けない電圧比較器を提供するこ
とを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の電圧比較器は、比較すべき2つの電圧を、一
端が接地された互いに同容量のコンデンサにそれぞれ充
電した後に、前記2つのコンデンサを互いに逆極性で並
列に接続して前記コンデンサの間で電荷再分配を起こさ
せるとともに、前記並列接続された一方のコンデンサに
は、入出力の短絡されたスレッショルド電圧を発生する
インバータを接続し、他方のコンデンサ端には、前記電
荷再分配により得られる両コンデンサに充電された比較
すべき電圧の差電圧を、前記スレッショルド電圧を基準
に増幅して比較出力を得るインバータを接続したことを
特徴とするものである。
【0012】
【作用】上記構成によれば、比較される2つの電圧は、
安定なグランドに対して接続されたコンデンサにそれぞ
れサンプル・ホールドされる。そして比較時には、コン
デンサを互いに逆極性で並列に接続することで、電荷再
分配を起こさせることにより、比較すべき電圧の差電圧
を得る。この差電圧は一方のコンデンサ端に接続された
入出力の短絡したインバータのスレッショルド電圧をセ
ンター電位として、他方のコンデンサ端に接続されたイ
ンバータにより増幅されることで比較出力を得る。
【0013】このとき入出力が短絡されたインバータの
電源電圧が変動し、そのスレッショルド電圧が変動した
としても、2つのコンデンサにそれぞれ充電された比較
電圧自体に同じ変動が付加されるとともに、従来のよう
に電圧変動がインバータにより増幅されないので、比較
エラーの発生を防ぐことができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の電圧比較器について、その実
施例を示す図面を参照しながら説明する。図1は本発明
の一実施例を示すものであり、101,102,10
3,104,105,106,107,108はアナロ
グスイッチであり、109,110は同容量のコンデン
サであり、111,112,113,114は同形状の
インバータである。
【0015】本実施例における電圧比較器は、サンプル
モードと比較モードを有し、サンプルモード時、比較電
圧Vinと基準電圧Vrefとをサンプルし、比較モー
ド時VinとVrefとの差電位を増幅し比較結果を得
る。
【0016】サンプルモード時には、スイッチ101,
スイッチ102,スイッチ103,スイッチ104がオ
ンし、スイッチ105,スイッチ106,スイッチ10
7,スイッチ108がオフする。この時コンデンサ10
9,110の一端は入力電圧に接続され他端はアースさ
れ、ぞれぞれVinとVrefとがグランドに対して充
電される。
【0017】比較モード時、スイッチ101,スイッチ
102,スイッチ103,スイッチ104がオフし、ス
イッチ105,スイッチ106,スイッチ107,スイ
ッチ108がオンする。これによってコンデンサ109
とコンデンサ110が逆極性で並列接続され、一方のコ
ンデンサ端は入出力が短絡されたインバータ111の入
力に接続され、他端は比較を行うインバータ112に入
力される。
【0018】比較モード時において、入出力が短絡され
たインバータ111は、スレッショルド電圧Vbを発生
する電圧源とみなすことができる。並列接続されたコン
デンサ109,110は電荷再分配を起こす。コンデン
サ109と110は同容量であるので、この時インバー
タ112の入力電圧は、 Va=Vb+(Vin−Vref)/2 となる。丁度、VinとVrefの差電圧の2分の1に
スレッショルド電圧Vbを加えた電圧になり、インバー
タ112はスレッショルド電圧Vbをセンター電位とす
る増幅器とみなすことができる。インバータ112の出
力は、 Vout=A(Vb−Va)+Vb =Vb−A(Vin−Vref)/2 となりVinとVrefの比較を行う。なおAはインバ
ータ112のゲインとする。
【0019】このように比較モード時において、スレッ
ショルド電圧Vbが電源電圧変動により変動したとして
も、VinとVrefには同じ変動が付加されるととも
に、その変動は、インバータ112に縦続接続されたイ
ンバータ113によって増幅されるようなことはなく、
VinとVrefの差電圧の増幅値に比べて無視できる
大きさである。このため最終段のインバータ114の出
力端子からは、電源電圧の変動に影響されない2値化さ
れた比較結果を得ることができる。
【0020】なお上記実施例において、インバータ11
1,インバータ112,インバータ113及びインバー
タ114は特性を一致させるため各々のインバータを構
成するトランジスタを同一ワイヤーロジックにすること
はもちろんのこと、寄生素子マスクずれによる影響も考
慮するため、全く同形状でしかも同一方向に近接して形
成している。そのため、インバータ111とインバータ
112,インバータ113,インバータ114の特性は
一致していると考える。ここではインバータのスレッシ
ョルド電圧も全く等しいとする。
【0021】また上記実施例のサンプルモードにおい
て、VinとVrefは必ずしも同タイミングで充電さ
れる必要は無い。例えば、直並列比較型アナログ/デジ
タル変換器等のように、システム構成上VinとVre
fが異なったタイミングで入力される場合にも対応する
ことができる。最初にコンデンサ111にVinが充電
されたあとホールドモードに移行し、そのあとVref
がコンデンサ112に充電され、その後比較モードに入
っても問題が無い。
【0022】
【発明の効果】以上のように本発明の電圧比較器は、安
定なグランドに対してサンプル・ホールドされた比較す
べき2つの電圧の差電圧を、コンデンサの電荷再分配に
より得、入出力が短絡されたインバータのスレッショル
ド電圧を基準電位として、差電圧を増幅するように構成
した。
【0023】すなわち比較時に入出力が短絡されたイン
バータの電源電圧が変動し、そのスレッショルド電圧が
変動したとしても、2つのコンデンサにそれぞれ充電さ
れた比較電圧自体に同じ変動が付加されるとともに、比
較すべき電圧の差電圧のみをインバータで増幅するよう
に構成したので、電源電圧変動に強いインバータ型の電
圧比較器を実現することができる。
【0024】このためアナログ/デジタル混在LSIの
ようにデジタルノイズにより電源電圧が変動するLSI
での使用においても、ノイズによる特性劣化のない電圧
比較器を提供することができる。また、従来のインバー
タチョッパー型電圧比較器と比較して貫通電流の変化が
少ないのでノイズの発生量も抑制することができるとい
った利点もある。
【0025】また、本発明による電圧比較器は、完全並
列比較型アナログ/デジタル変換器のように比較される
2種の入力信号が同時に入力される場合のみならず、直
並列比較型アナログ/デジタル変換器の下位電圧比較器
のように、比較される2種の入力信号が同時に入力され
ない場合においても、電源電圧変動による比較エラーの
発生を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例における電圧比較器の
構成図
【図2】従来のインバータチョッパー型電圧比較器の構
成図
【符号の説明】
101〜108 アナログスイッチ 109,110 コンデンサ 111〜114 インバータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 比較すべき2つの電圧を、一端が接地さ
    れた互いに同容量のコンデンサにそれぞれ充電した後
    に、前記2つのコンデンサを互いに逆極性で並列に接続
    して前記コンデンサの間で電荷再分配を起こさせるとと
    もに、前記並列接続された一方のコンデンサ端には、入
    出力の短絡されたスレッショルド電圧を発生するインバ
    ータを接続し、他方のコンデンサ端には、前記電荷再分
    配により得られる両コンデンサに充電された比較すべき
    電圧の差電圧を、前記スレッショルド電圧を基準に増幅
    して比較出力を得るインバータを接続したことを特徴と
    する電圧比較器。
JP6496393A 1993-03-24 1993-03-24 電圧比較器 Pending JPH06273457A (ja)

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JP6496393A JPH06273457A (ja) 1993-03-24 1993-03-24 電圧比較器

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JP6496393A JPH06273457A (ja) 1993-03-24 1993-03-24 電圧比較器

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108702155A (zh) * 2015-12-17 2018-10-23 电路种子有限责任公司 可扩展集成数据转换器

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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