JPH0627337A - 光フィルタ及びその出射光の周波数調整方法 - Google Patents
光フィルタ及びその出射光の周波数調整方法Info
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Abstract
ューニング範囲の広い光フィルタ及びその出射光の周波
数調整方法を提供することにある。 【構成】 2つの方向性結合器12a、12b間を、2
つの異なる長さの導波路13a、13bで接続したマッ
ハツェンダ型の光フィルタの出力端Pb、Pcより出射
する出射光の周波数を調整する調整方法において、両導
波路13a、13bの成分がSiOxNyHzからな
り、かつ、一方の導波路13aの組成比と他方の導波路
13bの組成比とが異なっている導波路のいずれか一方
又は両方の上面に、クラッド11を介してArガスレー
ザ等のレーザ光を照射することにより出射光の周波数を
調整することを特徴としている。
Description
ラッド内に形成した2つの方向性結合器間を、2つの異
なる長さの導波路で接続したマッハツェンダ型の光フィ
ルタ及びこの光フィルタの出力端より出射する出射光の
周波数を調整する調整方法に関する。
重伝送(以下FDM伝送)が期待されている。これは一
つの波長領域に50波以上の光信号を波長多重化する方
式である。このFDM伝送においてはGHzオーダの光
波を低損失で合分波可能な光フィルタの開発が不可欠で
ある。この光フィルタとしては、2つの方向性結合器間
を、2つの異なる長さの導波路で接続したマッハツェン
ダ型の光フィルタが知られている。
ルタは、構造パラメータ(導波路の長さ、厚さ、幅、比
屈折率等)のわずかな偏差によって2つの出力端から出
力される光の波長が設計値からずれてしまうという問題
点があった。
れを調整(チューニング)する方法を提案した。
整する方法を説明するための説明図である。
り、同図(b)は方向性結合部(図中実線楕円で示す)
の断面図である。
波路1a、1bはSiO2 を含む基板2上に形成され、
その断面は略矩形状である。導波路1a、1bは、高屈
折率nW のコア(SiO2 −TiO2 系ガラス)が低屈
折率nC (nC <nW )のクラッド(SiO2 −P2 O
5 −B2 O3 系ガラス)3で覆われた構造を有してい
る。
度3dB)4a、4bの間を2つの異なる長さの導波路
(以下アーム部)1c、1dで接続したものであり、入
力側の方向性結合器4aの入力端P1 に入射した波長λ
1 、λ2 の光信号v1 、v2 を分波して、出力側の方向
性結合器4bの出力端P3 、P4 にそれぞれ出力するよ
うになっている。
を1.29μmとし、光信号v2 の波長λ2 を1.31
μmとして光フィルタを設計した場合、その損失波長特
性は同図(c)に示すようになる。同図(c)は出射光
の波長と損失との関係を示す図であり、横軸は出射光の
波長、縦軸は損失、破線は設計値、実線は実測値をそれ
ぞれ示す。
からずれるのは前述したように構造パラメータのわずか
な偏差で生じるからである。
のずれをチューニングによって調整する方法として、ア
ーム部1cの破線で示す領域にクラッド3の上側から
(紙面に垂直方向に)コアへ炭酸ガスレーザビームを照
射する方法を提案した。この方法によれば広い波長領域
にわたってチューニングを行うことができる。これは炭
酸ガスレーザビームの照射によってクラッド3に含まれ
る屈折率制御用のドーパントであるP及びBを拡散、揮
発させ、アーム部1c上のコア及びクラッドの比屈折率
差を変化させることによってチューニングを行う方法で
ある。この炭酸ガスレーザビームを照射した後の損失と
出射光の波長との関係は図9(c)に示した破線(設計
値)に略等しくなる。このチューニング方法によれば、
波長を数十nm程度調節することができる。
たチューニング方法には次のような問題点がある。
やすことによって出射光の波長のチューニング範囲を広
げることができるが、それにつれて光フィルタの損失も
増大する(図10参照)。尚、図10はレーザ光の照射
回数と損失との関係を示す図である。
クラッドの表面が凹凸に変形する。
の揮発により熱膨張係数が局部的に変化して偏光依存性
も生じる。
膨張係数が異なっているため導波路形成時に基板に反り
が生じ、偏光依存性を生じる原因になる。
し、低損失、低偏光依存性で、出射光の波長のチューニ
ング範囲の広い光フィルタ及びその出射光の周波数調整
方法を提供することにある。
に本発明は、2つの方向性結合器間を、2つの異なる長
さの導波路で接続したマッハツェンダ型の光フィルタの
出力端より出射する出射光の周波数を調整する調整方法
において、両導波路の成分がSiOxNyHzからな
り、かつ、一方の導波路の組成比と他方の導波路の組成
比とが異なっている導波路のいずれか一方又は両方の上
面に、クラッドを介してCO2 レーザ、YAGレーザ、
Arガスレーザ等のレーザ光を照射することにより出射
光の周波数を調整するようにしたものである。
に形成した2つの方向性結合器間を、2つの異なる長さ
の導波路で接続したマッハツェンダ型の光フィルタにお
いて、両導波路の成分がSiOxNyHzからなり、か
つ、一方の導波路の組成比と他方の導波路の組成比とが
異なっているようにしたものである。
の成分が、SiOxNyHzからなり、かつ、一方の導
波路の組成比と他方の導波路の組成比とが異なるため、
2つの導波路の等価屈折率が異なり、各導波路の成分中
のN及びHの含有量を調節することにより各導波路の屈
折率を容易に制御することができる。このため、2つの
導波路のいずれか一方又は両方の上面に、クラッドを介
してCO2 レーザ、YAGレーザ、Arガスレーザ等の
レーザ光を照射することにより、導波路の屈折率が低下
して光フィルタの出力端より出射する出射光の周波数を
調整することができる。
て詳述する。
例の平面図、図1(b)は、そのB−B線断面図であ
る。尚、説明を簡単にするため2つの方向性結合器の結
合係数をTとし、2つの導波路の伝搬損失は無視する。
タは基板10上に設けられたクラッド11内に形成した
2つの方向性結合器(実線楕円で示す)12a、12b
間を、2つの異なる長さの導波路13a、13bで接続
したマッハツェンダ型の光フィルタであって、両導波路
13a、13bの成分がSiOxNyHzからなり、か
つ、一方の導波路13aの組成比と他方の導波路13b
の組成比とが異なるようにしたものである。
をn1 、その導波路長をL1 、他方の導波路13bの等
価屈折率をn2 、その導波路長をL2 とする。
成分を有する光信号v1 は入力側方向性結合器12aの
コア内に入射する。このとき、光信号v1 は数1で表わ
される。
つの光信号に分岐され、導波路13a、13b内を伝搬
する。導波路13a、13bを伝搬した光信号は、出力
側方向性結合器12bに入り、それぞれ互いに2波に分
岐されて、出力端Pbからは光信号v01、出力端Pcか
らは光信号v02として出力される。
号v02は数3のように表わされる。
2 L2 ))sin(ωt+φ1 )
2 L2 ))cos(ωt+φ2 ) ただし、数2及び数3中のβ1 、β2 、φ1 及びφ2 は
以下の数4から数7で表わされる。
L2 )/(cosβ1 L1−cosβ2 L2 )
L2 )/(cosβ1 L1+cosβ2 L2 ) ただし、Cは真空中の光速、fは光の周波数をそれぞれ
示す。
ると共に、数3のv02に光周波数f1 が表われないよう
にするには数3において、数8(すなわち数9及び数1
0)を満足しなければならない。
ないと共に、数3のv02に光周波数f2 が表われるよう
にするには数2において、数11(すなわち数12及び
数13)を満足しなければならない。
るように屈折率n1 、n2 、導波路長L1 及びL2 を選
択することによって、入力端Paに入った光周波数f1
及びf2 の光信号v1 、v2 を分岐してそれぞれ出力端
Pb、Pcから光周波数f1 及びf2 を有する光信号と
して取り出すことができる。
マ気相化学蒸着法(CVD法)によってSiH4 とN2
OとN2 ガスをプラズマ雰囲気中に送り込み、低温(約
150℃〜400℃)に加熱された基板上に膜を形成
し、フォトリソグラフィ、ドライエッチングプロセスを
用いて略矩形状のパターンを形成し、最後にSiO2 層
を設けることにより形成することができる。
0.5〜10%の範囲から選ばれる。入力側方向性結合
器12a及び出力側方向性結合器12bは、光信号を略
2等分するための3dBカプラである。導波路13a及
び導波路13bの等価屈折率n1 、n2 は、n1 ≠n2
を満足するように選択される。導波路13aの長さと導
波路13bの長さとの間にもL1 ≠L2 (L1 >L2 )
の関係を満足するように選択される。
うに一方の導波路13aの長さL 1 と他方の導波路13
bの長さL2 とが異なっていることと、導波路13aの
コアの組成比と導波路13bのコアの組成比とが異なっ
ていることを特徴としている。
にSiOxNyHzを用いた理由は、NとHの含有量を
調節することによって屈折率を約1.465から1.5
8付近まで容易に調整することができるが、屈折率はで
きるだけ高い値の方が好ましい。このSiOxNyHz
はSiO2 基板10の上に形成してもほとんど基板の反
りが生じないことから偏光依存性の極めて少ない光フィ
ルタを実現できる。また上述のように高屈折率を実現す
ることができることから、コアの屈折率とクラッドの屈
折率との比屈折率差Δを大きくすることができ、その結
果、光フィルタを小型化することができる。これにより
光伝搬損失の小さい光フィルタを実現することが可能で
ある。さらに、コアにSiOxNyHzを用いると、こ
のコア層をフォトリソグラフィ、ドライエッチングプロ
セス等によりパターニングする際にエッチングによるコ
ア側面の荒れがほとんど生じないため、散乱損失の低い
導波路を実現することができる。
の成分が、SiOxNyHzからなり、かつ、一方の導
波路13aの組成比と他方の導波路13bの組成比とが
異なるため、2つの導波路13a、13bの等価屈折率
が異なり、各導波路13a、13bの成分中のN及びH
の含有量を調整することにより各導波路13a、13b
の屈折率を容易に制御することができる。このため、導
波路13a上の領域S1 及び、導波路13b上の領域S
2 のいずれか一方か、又は両方にCO2 レーザ、YAG
レーザ、Arガスレーザ等のレーザ光を照射することに
より、導波路13a、13bの屈折率が低下して光フィ
ルタの出力端Pb、Pcより出射する光信号v01、v02
の周波数の設計値からのずれを調整することができる。
狭い場合には、一方の導波路の領域をレーザ照射し、コ
アの屈折率を下げることにより周波数間隔Δfを設計値
に合わせることができる。逆に周波数間隔Δfが設計値
よりも広い場合には他方の導波路の領域をレーザ照射
し、コアの屈折率を下げることによって周波数間隔Δf
を設計値に合わせることができる。
に、コアにレーザ光を照射することによって連続的、か
つ、大幅に低下させることができる。この屈折率の低下
量は、レーザ光の照射パワーや照射時間を加減すること
によって調整することができる。尚、屈折率の低下の度
合いはSiOxNyHzの中のNの含有量が少ない程大
きく、逆にNの含有量が多い程小さい。これはSiとN
との結合の強さに依存して起こっているものと推測され
る。尚、図3は図1に示した光フィルタをレーザ光照射
したときのレーザ光照射による熱処理温度と屈折率との
関係を示す図であり、横軸は熱処理温度、縦軸は屈折率
を示す。
向性結合器12a、12b間を、2つの異なる長さの導
波路13a、13bで接続したマッハツェンダ型の光フ
ィルタの出力端Pb、Pcより出射する出射光の周波数
を調整する調整方法において、両導波路13a、13b
の成分がSiOxNyHzからなり、かつ、一方の導波
路13aの組成比と他方の導波路13bの組成比とが異
なっている導波路13a、13bのいずれか一方又は両
方の上面に、クラッド11を介してCO2 レーザ、YA
Gレーザ、Arガスレーザ等のレーザ光を照射すること
により出射光の周波数を調整するので、低損失、低偏光
依存性で、出射光の波長のチューニング範囲の広い光フ
ィルタを実現することができる。
ィルタを形成すれば量産による低コスト化を図ることが
できる。また、コアにSiOxNyHzを用い、クラッ
ドにSiO2 を用いると、前述したように基板の反りが
ほとんど生じないので、偏光依存性の少ない光フィルタ
を形成することができ、従来のように、屈折率調整用の
添加物であるP、Ge、Ti、B、Al等をコアに多量
に添加して調整するのに対して、本願はN及びHの量を
調整して屈折率を制御するので、添加物により吸収及び
散乱損失を大幅に低減することができる。さらに、クラ
ッド11がSiO2 であるので、レーザ光を照射しても
クラッド11上面の変形が少なく、損失依存性等の問題
も起きにくい。
v01、v02の周波数f1 とf2 との差Δfを制御する方
法について述べる。数10と数13とからΔfは数14
で表わすことができる。
上面のクラッド上面にレーザ光を照射して屈折率n1 、
n2 が変化したとすると、d(Δf)/dn1 、d(Δ
f)/dn2 は数15及び数16で表わされる。
ってΔfを制御できることがわかる。
と、光信号v01、v02の周波数の偏差Δfとの関係を示
す図であり、横軸は屈折率の偏差、縦軸は出射光の周波
数の偏差を示す。
周波数偏差Δfを大きくすることができ、屈折率n2 を
小さくすると周波数偏差Δfを小さくすることができる
ことが示されている。この周波数偏差Δfは屈折率
n1 、n2 を変化させることにより連続的に広範囲に変
化させることができる。
屈折率との関係を示す図であり、横軸は温度、縦軸は屈
折率を示す。
レーザ光を照射することによってコアの屈折率が変化す
ることが示されており、レーザ光照射によって熱エネル
ギーが生じ、それによってSiOxNyHz中のx、
y、zの値が変化して屈折率が変化したものと推測され
る。すなわち、yが減少することによってxが増加し、
屈折率が減少したものと推測される。
路のいずれか一方のコアの一部又は両方の導波路のコア
にレーザ光照射するように形成してもよい。レーザ光の
照射領域はΔfの制御量によって変化する。すなわち、
Δfを大きく調整する場合には広い領域に渡って照射
し、逆にΔfをわずかだけ調整する場合には狭い領域だ
け照射すればよい。
で、屈折率を大きくさせたいときには、照射時間を長く
すればよい。
容易なArガスレーザを用いたが、これに限定されるも
のではなく、炭酸ガスレーザ、窒素ガスレーザ、エキシ
マレーザ、ヘリウムカドミウムレーザ等を熱源として用
いてもよい。さらに、レーザの代わりにマイクロトーチ
を用いてもよい。
の断面図である。
板10とクラッド11との間にバッファ層14を設けた
点にある。このバッファ層14は導波路13a、13b
のコアから基板10内への光の漏れ込みを防止し、損失
を低下させるためのものである。バッファ層14の材質
は、SiO2 以外にSiO2 に屈折率制御用の添加物
(B、P、F等)を含んだものを用いることができる。
またこのバッファ層14の厚さは数μmから数十μmの
範囲が好ましく、その屈折率nb はコアの屈折率nW よ
りも低い値となるように選択される。クラッドの材質
は、SiO2 −P2 O5 −B2 O3 以外に、SiO2 に
屈折率調整用の添加物を少なくとも1種類含んだものを
用いることができる。
の他の構成例の断面図である。
板10上にバッファ層14を設け、このバッファ層14
の上に設けたクラッド11aの厚さが導波路13a、1
3bの近傍以外の部分で薄い(数μm)、いわゆるリッ
ジ型の導波路構造を有している点である。リッジ型の導
波路構造を有することにより、クラッド層11aの形成
時間を短縮することができる。
の断面図であり、図7はその変形例の断面図である。
ラッド11の上面(図6)又は基板10の下面(図7)
にヒータ15a(15b)を設けた点である。
電圧を印加することにより、環境の変化によるΔfの変
化を抑制することができる。ヒータ15a(15b)に
は例えばセラミックヒータが用いられる。
示す平面図である。
つの基板20に3つの光フィルタ21a、21b、21
cを形成し、導波路22a、22bで接続した点であ
る。周波数f1 、f2 、f3 及びf4 の光信号が、入力
端P20から入射すると方向性結合器23a〜23fによ
り分波され、出力端P21から周波数f1 の光信号、出力
端P22から周波数f2 の光信号、出力端P23から周波数
f3 の光信号、出力端P24から周波数f4 の光信号が出
射するようになっている。尚、本実施例では1つの基板
上に3つの光フィルタ21a、21b、21cが形成さ
れているが、これに限定されるものではなく、1つの基
板上に2波、4波分波用以外に8波、16波、32波…
等複数の光フィルタを形成してもよい。
材質としてSiOxNyHzを用いたが、これに限定さ
れずPやGe等の添加物が約0.1重量%から10数重
量%含まれていてもよい。またクラッドの上には環境変
化に追従しにくい材料(例えばコーティング材、断熱材
等)で覆ってもよい。さらに一方の導波路あるいは他方
の導波路にリング共振器を結合して2つの光信号間のア
イソレーションを大きくとるように形成してもよい。さ
らに本実施例ではコアの材質として、SiOxNyHz
を用いているが、Hの含有量は約0.001重量%から
数重量%しかない。このHは塩素雰囲気下で処理し、S
iOxNyにして用いると、より低損失化を図ることが
できる。
な優れた効果を発揮する。
とができる。
生じない。
とることができるので、小型化が容易であり、低損失化
及び低コスト化が可能である。
によるΔfの変動を抑制することができる。
は両方にレーザ光照射することにより設計値からのΔf
のずれを広範囲にわたって容易に調整することができ
る。
図、(b)は、そのB−B線断面図である。
偏差と、光信号v01、v02の周波数の偏差Δfとの関係
を示す図である。
きのレーザ光照射による熱処理温度と屈折率との関係を
示す図である。
ある。
例の断面図である。
ある。
である。
である。
(b)は方向性結合部の断面図であり、(c)は出射光
の波長と損失との関係を示す図である。
との関係を示す図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 2つの方向性結合器間を、2つの異なる
長さの導波路で接続したマッハツェンダ型の光フィルタ
の出力端より出射する出射光の周波数を調整する調整方
法において、前記両導波路の成分がSiOxNyHzか
らなり、かつ、一方の導波路の組成比と他方の導波路の
組成比とが異なっている前記導波路のいずれか一方又は
両方の上面に、クラッドを介してArガスレーザ等のレ
ーザ光を照射することにより出射光の周波数を調整する
ことを特徴とする光フィルタの出射光の周波数調整方
法。 - 【請求項2】 基板上に設けられたクラッド内に形成し
た2つの方向性結合器間を、2つの異なる長さの導波路
で接続したマッハツェンダ型の光フィルタにおいて、両
導波路の成分がSiOxNyHzからなり、かつ、一方
の導波路の組成比と他方の導波路の組成比とが異なって
いることを特徴とする光フィルタ。 - 【請求項3】 前記各導波路を取り囲むクラッドが、前
記導波路の屈折率より低い屈折率を有すると共に、その
クラッドの成分にSiO2 を用いたことを特徴とする請
求項1に記載の光フィルタ。 - 【請求項4】 前記各導波路の成分が、SiOxNyH
zの他にP、Ge等を含むことを特徴とする請求項1又
は請求項2に記載の光フィルタ。 - 【請求項5】 前記導波路の成分であるSiOxNyH
zのHを微量に含んだものからなり、これを塩素雰囲気
中で処理して導波路成分をSiOxNyにすることを特
徴とする請求項1に記載の光フィルタ。 - 【請求項6】 前記基板と前記クラッドとの間に、Si
O2 の他B、P、F等からなるバッファ層を設けたこと
を特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか1項
に記載の光フィルタ。 - 【請求項7】 前記基板の下または前記クラッドの上に
ヒータを設けたことを特徴とする請求項1から請求項5
までのいずれか1項に記載の光フィルタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17984292A JP2855976B2 (ja) | 1992-07-07 | 1992-07-07 | 光フィルタ及びその出射光の周波数調整方法 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH0627337A true JPH0627337A (ja) | 1994-02-04 |
JP2855976B2 JP2855976B2 (ja) | 1999-02-10 |
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JP (1) | JP2855976B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10307220A (ja) * | 1997-05-06 | 1998-11-17 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 光導波路形フィルタの製造方法および光導波路形フィルタ |
JP2008107372A (ja) * | 2006-08-18 | 2008-05-08 | Japan Science & Technology Agency | 光導波路作製方法 |
DE102010054037A1 (de) | 2009-12-11 | 2011-07-07 | Murakami Corporation | Türspiegel und Zusammenbauverfahren hierfür |
JP2017111163A (ja) * | 2015-12-14 | 2017-06-22 | 日本電信電話株式会社 | モード合分波器およびその製造方法 |
-
1992
- 1992-07-07 JP JP17984292A patent/JP2855976B2/ja not_active Expired - Fee Related
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