JPH06273341A - 燃料検査装置 - Google Patents
燃料検査装置Info
- Publication number
- JPH06273341A JPH06273341A JP5088163A JP8816393A JPH06273341A JP H06273341 A JPH06273341 A JP H06273341A JP 5088163 A JP5088163 A JP 5088163A JP 8816393 A JP8816393 A JP 8816393A JP H06273341 A JPH06273341 A JP H06273341A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- scope
- inspection
- fiberscope
- gear
- sheet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
Landscapes
- Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)
- Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)
- Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ファイバースコープを使用する燃料検査装置
において、上記スコープの視野を可変として、該スコー
プの取り換えの必要をなくし、検査を短時間で効率的に
行うと共に、作業員の被曝も低減させる。 【構成】 シート状に一体化したファイバースコープ2
を立体的に操作し検査を行う装置において、上記シート
状ファイバースコープ2を、その長手方向を軸として回
動自在とした構成を特徴としている。
において、上記スコープの視野を可変として、該スコー
プの取り換えの必要をなくし、検査を短時間で効率的に
行うと共に、作業員の被曝も低減させる。 【構成】 シート状に一体化したファイバースコープ2
を立体的に操作し検査を行う装置において、上記シート
状ファイバースコープ2を、その長手方向を軸として回
動自在とした構成を特徴としている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原子燃料集合体の目視
点検に使用されるファイバースコープを有する燃料検査
装置に関するものである。
点検に使用されるファイバースコープを有する燃料検査
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】原子燃料集合体は、照射使用済燃料を原
子炉に再装架して再使用する前にその健全性を検査し、
再使用が可能かどうか確認する必要がある。そのために
各種定期検査に付し、漏洩検査、該集合体の各燃料棒ギ
ャップの正確性、各燃料支持格子の健全性、該集合体の
曲がり等、集合体を構成する各構成部材の健全性を検出
し、その検出データを夫々記録装置に送って外観検査を
行っている。
子炉に再装架して再使用する前にその健全性を検査し、
再使用が可能かどうか確認する必要がある。そのために
各種定期検査に付し、漏洩検査、該集合体の各燃料棒ギ
ャップの正確性、各燃料支持格子の健全性、該集合体の
曲がり等、集合体を構成する各構成部材の健全性を検出
し、その検出データを夫々記録装置に送って外観検査を
行っている。
【0003】特に、漏洩した燃料集合体の原因調査など
では、燃料集合体表面を詳細に検査することがあるが、
この検査には、図8に示すようなファイバースコープ
2′が用いられている。これは、光ファイバーと呼ばれ
るグラスファイバーを複数本束ねたもので、その先端部
は、燃料集合体の燃料棒のギャップに挿入し易くするた
めに並列に並べられてシート状に一体化されている。
では、燃料集合体表面を詳細に検査することがあるが、
この検査には、図8に示すようなファイバースコープ
2′が用いられている。これは、光ファイバーと呼ばれ
るグラスファイバーを複数本束ねたもので、その先端部
は、燃料集合体の燃料棒のギャップに挿入し易くするた
めに並列に並べられてシート状に一体化されている。
【0004】ファイバースコープは、検査目的に沿う視
野方向、視野角、及び焦点距離を有するが、これらはグ
ラスファイバーの先端に取付けられるプリズムやレンズ
によって決定されるために、スコープの製造後は変更が
できない。上記燃料集合体の表面検査は、例えば図2に
示すように、このファイバースコープを取付けた検査ヘ
ッドを、前後左右ならびに上下方向、即ち図に示すXY
Z軸方向に移動させる移動機構と、燃料集合体を固定す
る機構とを備えた燃料検査装置を水中に沈めて行なわれ
ている。
野方向、視野角、及び焦点距離を有するが、これらはグ
ラスファイバーの先端に取付けられるプリズムやレンズ
によって決定されるために、スコープの製造後は変更が
できない。上記燃料集合体の表面検査は、例えば図2に
示すように、このファイバースコープを取付けた検査ヘ
ッドを、前後左右ならびに上下方向、即ち図に示すXY
Z軸方向に移動させる移動機構と、燃料集合体を固定す
る機構とを備えた燃料検査装置を水中に沈めて行なわれ
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の検査装置においては、ファイバースコープの取付け
が移動機構に対して固定式であったために、燃料棒ギャ
ップに挿入した際には片側の燃料棒のみしか観察できな
い等、視野角度が限られていた。このため、検査対象部
が限定されてしまい、若干の視野角の変更や反対方向の
観察の必要性が生じた場合には、検査を一度中断して検
査ヘッドを水中より引き上げ、再度ファイバースコープ
の取付けをやり直す必要があり、これにより、作業が中
断されて、作業効率が低下し、また、作業期間の関係
上、充分な検査に支障をきたすとの問題を招来する。
来の検査装置においては、ファイバースコープの取付け
が移動機構に対して固定式であったために、燃料棒ギャ
ップに挿入した際には片側の燃料棒のみしか観察できな
い等、視野角度が限られていた。このため、検査対象部
が限定されてしまい、若干の視野角の変更や反対方向の
観察の必要性が生じた場合には、検査を一度中断して検
査ヘッドを水中より引き上げ、再度ファイバースコープ
の取付けをやり直す必要があり、これにより、作業が中
断されて、作業効率が低下し、また、作業期間の関係
上、充分な検査に支障をきたすとの問題を招来する。
【0006】本発明は、叙上の如き実状に対処し、上記
燃料検査装置のシート状ファイバースコープを回転型と
することにより、このスコープの視野方向を可変とし、
燃料の外観検査を柔軟かつ効率的に行なわしめることを
目的とするものである。
燃料検査装置のシート状ファイバースコープを回転型と
することにより、このスコープの視野方向を可変とし、
燃料の外観検査を柔軟かつ効率的に行なわしめることを
目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】即ち、上記目的に適合す
る本発明の燃料検査装置の特徴は、前述の如き複数のフ
ァイバースコープの先端部を並列に並べてシート状に一
体化すると共に、このスコープの先端部を立体的に移動
させる移動機構を設けた検査装置において、上記シート
状のスコープの先端部を、その長手方向を軸に回動させ
る回転機構を設けたところにある。
る本発明の燃料検査装置の特徴は、前述の如き複数のフ
ァイバースコープの先端部を並列に並べてシート状に一
体化すると共に、このスコープの先端部を立体的に移動
させる移動機構を設けた検査装置において、上記シート
状のスコープの先端部を、その長手方向を軸に回動させ
る回転機構を設けたところにある。
【0008】
【作用】上記本発明の燃料検査装置においては、ファイ
バースコープの先端部を回動自在としたことにより、複
数のファイバースコープの夫々の視野角度の変更が可能
となり、視野角の変更や反対方向の観察の必要が生じた
場合でも、従来の如く、検査を中断してファイバースコ
ープを付け直すことがなくなる。
バースコープの先端部を回動自在としたことにより、複
数のファイバースコープの夫々の視野角度の変更が可能
となり、視野角の変更や反対方向の観察の必要が生じた
場合でも、従来の如く、検査を中断してファイバースコ
ープを付け直すことがなくなる。
【0009】即ち、これによって燃料集合体検査の作業
効率を上げると共に、作業時間の短縮を図ることがで
き、この余剰した時間をより詳細な検査や他の作業に振
り替えることが可能である。そして、上記の如くファイ
バースコープの付け直しがなくなるために、作業員の被
曝低減の効果も期待できる。
効率を上げると共に、作業時間の短縮を図ることがで
き、この余剰した時間をより詳細な検査や他の作業に振
り替えることが可能である。そして、上記の如くファイ
バースコープの付け直しがなくなるために、作業員の被
曝低減の効果も期待できる。
【0010】またさらに、検査中に柔軟にファイバース
コープの視野角度の変更ができるため、従来の検査では
観察され得なかった新たな事象まで観察できるようにな
り、知識やデータが増大するとの効果も期待しうる。
コープの視野角度の変更ができるため、従来の検査では
観察され得なかった新たな事象まで観察できるようにな
り、知識やデータが増大するとの効果も期待しうる。
【0011】
【実施例】以下、さらに添付図面を参照して、本発明の
実施例を説明する。図1は本発明実施例の燃料検査装置
の主要部を示す一部省略斜視図、図2は同実施例装置の
全体図、図3乃至図6は同実施例の回転駆動部の例を夫
々示す斜視図であり、図2におけるSは気中制御部、P
は燃料プール、Lは使用済燃料用ラック、Tは吊り下げ
機構を夫々示している。
実施例を説明する。図1は本発明実施例の燃料検査装置
の主要部を示す一部省略斜視図、図2は同実施例装置の
全体図、図3乃至図6は同実施例の回転駆動部の例を夫
々示す斜視図であり、図2におけるSは気中制御部、P
は燃料プール、Lは使用済燃料用ラック、Tは吊り下げ
機構を夫々示している。
【0012】本発明実施例の燃料検査装置は、図1に示
す如く、光ファイバーとその前方に設けた対物レンズ、
及び対物レンズの前方に配設されるプリズムからなるフ
ァイバースコープ1を複数、それらの先端部を並列に並
べてシート状に一体化する一方、図2に示すように、こ
のシート状のファイバースコープ2をシリンダー等によ
って前後方向に移動させる前後移動機構3、同じくシリ
ンダー等によって左右に移動させる左右移動機構4、及
び同じくチェーンやワイヤ等によって上下に移動させる
上下移動機構5とを具備した構成を有している。上記シ
ート状ファイバースコープ2の視野は、上記プリズムに
よって概ね90度程度曲げらているのが通常である。
す如く、光ファイバーとその前方に設けた対物レンズ、
及び対物レンズの前方に配設されるプリズムからなるフ
ァイバースコープ1を複数、それらの先端部を並列に並
べてシート状に一体化する一方、図2に示すように、こ
のシート状のファイバースコープ2をシリンダー等によ
って前後方向に移動させる前後移動機構3、同じくシリ
ンダー等によって左右に移動させる左右移動機構4、及
び同じくチェーンやワイヤ等によって上下に移動させる
上下移動機構5とを具備した構成を有している。上記シ
ート状ファイバースコープ2の視野は、上記プリズムに
よって概ね90度程度曲げらているのが通常である。
【0013】また、この検査装置は、上記シート状ファ
イバースコープ2や各移動機構3,4,5と基台6によ
って一体となった集合体固定機構7を有しており、この
集合体固定機構7は、前記吊り下げ機構Tによって吊り
下げられた燃料集合体Nをアーム8によって両側から挟
むことにより固定することができる。
イバースコープ2や各移動機構3,4,5と基台6によ
って一体となった集合体固定機構7を有しており、この
集合体固定機構7は、前記吊り下げ機構Tによって吊り
下げられた燃料集合体Nをアーム8によって両側から挟
むことにより固定することができる。
【0014】そして、本発明においては、図1に示すよ
うに、上記シート状ファイバースコープ2を、その長手
方向を軸として回転させる回転機構9を有している。こ
の実施例の回転機構9は、同図に示すように、2つの支
え台10に回動自在に支持された円柱状のファイバース
コープ集束部11と、この集束部11の外周面に一体化
して設けられた歯車12と、この歯車12と歯合し駆動
軸13と一体化して設けられた駆動歯車14とによって
構成されている。
うに、上記シート状ファイバースコープ2を、その長手
方向を軸として回転させる回転機構9を有している。こ
の実施例の回転機構9は、同図に示すように、2つの支
え台10に回動自在に支持された円柱状のファイバース
コープ集束部11と、この集束部11の外周面に一体化
して設けられた歯車12と、この歯車12と歯合し駆動
軸13と一体化して設けられた駆動歯車14とによって
構成されている。
【0015】上記ファイバースコープ2の回転は、上記
駆動軸13を介して行われるが、これは、例えば図3に
示すように、駆動軸13と連結部15ならびに大減速比
の減速ギヤボックス16等を介して接続された微調整可
能なパルスモータ17を駆動源としたり、あるいは図4
に示すように、駆動軸13と傘歯車18と連結軸19と
を介して接続される手動取扱工具20を駆動源としたり
して行われる。ファイバースコープ2の回転は水中で行
われるため、上記パルスモータ17には防水のケーシン
グ21が設けられている。また、上記手動取扱工具20
は水上から操作できるように長尺に設けられており、連
結軸19とは着脱自在に嵌合しうる構成となっている。
なお、図4における22は、上記手動取扱工具20と連
結軸19との嵌合を案内するロート状の案内部である。
駆動軸13を介して行われるが、これは、例えば図3に
示すように、駆動軸13と連結部15ならびに大減速比
の減速ギヤボックス16等を介して接続された微調整可
能なパルスモータ17を駆動源としたり、あるいは図4
に示すように、駆動軸13と傘歯車18と連結軸19と
を介して接続される手動取扱工具20を駆動源としたり
して行われる。ファイバースコープ2の回転は水中で行
われるため、上記パルスモータ17には防水のケーシン
グ21が設けられている。また、上記手動取扱工具20
は水上から操作できるように長尺に設けられており、連
結軸19とは着脱自在に嵌合しうる構成となっている。
なお、図4における22は、上記手動取扱工具20と連
結軸19との嵌合を案内するロート状の案内部である。
【0016】また、ファイバースコープは、グラスファ
イバーの耐力の関係上、同じ方向に回しつづけてねじれ
を与える事は好ましくないため、機械ストッパ、電気的
インターロック、マーキング等を併用して、なるべく大
きなねじれを与えない構造とするのがよい。そして、一
度設定した角度が検査途中にずれを行さない様に、モー
ター駆動の場合は電磁ブレーキ付モーターを使用するの
もよく、さらに、図6に示すように、手動駆動の場合は
ウォームギヤ23などの使用により、ズレを防ぐのもよ
い。尚、回転機構の駆動は、モーター、手動に限るもの
ではなく、また、駆動力の伝達についても歯車に限る事
はなく図5のようなワイヤー24やスプロケット25等
を用いてもよい。
イバーの耐力の関係上、同じ方向に回しつづけてねじれ
を与える事は好ましくないため、機械ストッパ、電気的
インターロック、マーキング等を併用して、なるべく大
きなねじれを与えない構造とするのがよい。そして、一
度設定した角度が検査途中にずれを行さない様に、モー
ター駆動の場合は電磁ブレーキ付モーターを使用するの
もよく、さらに、図6に示すように、手動駆動の場合は
ウォームギヤ23などの使用により、ズレを防ぐのもよ
い。尚、回転機構の駆動は、モーター、手動に限るもの
ではなく、また、駆動力の伝達についても歯車に限る事
はなく図5のようなワイヤー24やスプロケット25等
を用いてもよい。
【0017】一方、図7は、本発明第2実施例の燃料検
査装置の主要部を示す側面図であり、シート状ファイバ
ースコープ2、左右移動機構4、集合体固定機構7、及
び上下移動機構5は、図1及び図2を参照して説明した
先の実施例と同じ構成を有している。
査装置の主要部を示す側面図であり、シート状ファイバ
ースコープ2、左右移動機構4、集合体固定機構7、及
び上下移動機構5は、図1及び図2を参照して説明した
先の実施例と同じ構成を有している。
【0018】この実施例では、ファイバースコープ2の
集束部11外周面に歯車12を固設すると共に、ファイ
バースコープ2の先端側に所要離隔せしめてガイド用歯
車26を設けている。即ち、この実施例ではファイバー
スコープ2の振れ止めのために、その回動を2ケ所で支
持し、さらに駆動軸13からの動力伝達も、上記各歯車
12,26と歯合する2つの駆動歯車14,27によっ
て夫々同期して行うようになっている。
集束部11外周面に歯車12を固設すると共に、ファイ
バースコープ2の先端側に所要離隔せしめてガイド用歯
車26を設けている。即ち、この実施例ではファイバー
スコープ2の振れ止めのために、その回動を2ケ所で支
持し、さらに駆動軸13からの動力伝達も、上記各歯車
12,26と歯合する2つの駆動歯車14,27によっ
て夫々同期して行うようになっている。
【0019】また、その一方で、上記ファイバースコー
プ2は、下部に設けたガイドバー28に沿ってシリンダ
ー(図示せず)により前後方向に進退自在に設けられて
いる。即ち、上記ガイド用歯車26は、ファイバースコ
ープ2に対し、一体に回動はするが、摺動自在に嵌挿さ
れており、また、駆動歯車14も、駆動軸13に対し、
一体に回動はするが摺動自在に嵌挿されている。
プ2は、下部に設けたガイドバー28に沿ってシリンダ
ー(図示せず)により前後方向に進退自在に設けられて
いる。即ち、上記ガイド用歯車26は、ファイバースコ
ープ2に対し、一体に回動はするが、摺動自在に嵌挿さ
れており、また、駆動歯車14も、駆動軸13に対し、
一体に回動はするが摺動自在に嵌挿されている。
【0020】さらに、駆動源としては前に説明した種々
のものが利用できるが、この例では手動取扱工具20を
用い、この工具20の回転力をウォームギヤ23とピニ
オンギヤ29を介して上記駆動軸13に伝達するように
なっている。即ち、このウォームギヤ23の使用によっ
て、一度回転させたファイバースコープ2の角度を、逆
戻りを防いでそのまま保てるようになっている。なお、
22は先にも説明した案内部であり、手動取扱工具20
をウォームギヤ23の軸に連結する際にガイドとして使
用する。また、上記各構成部品の材料は、検査装置が水
中での使用を前提としていることから、耐食性の良いス
テンレス等の使用が好ましく、さらに駆動軸13は、そ
れ自身の回転と、上述した歯車のスライドとがあること
から、かみ込みの発生を防ぐために硬度の高いものを使
用するのも好適である。
のものが利用できるが、この例では手動取扱工具20を
用い、この工具20の回転力をウォームギヤ23とピニ
オンギヤ29を介して上記駆動軸13に伝達するように
なっている。即ち、このウォームギヤ23の使用によっ
て、一度回転させたファイバースコープ2の角度を、逆
戻りを防いでそのまま保てるようになっている。なお、
22は先にも説明した案内部であり、手動取扱工具20
をウォームギヤ23の軸に連結する際にガイドとして使
用する。また、上記各構成部品の材料は、検査装置が水
中での使用を前提としていることから、耐食性の良いス
テンレス等の使用が好ましく、さらに駆動軸13は、そ
れ自身の回転と、上述した歯車のスライドとがあること
から、かみ込みの発生を防ぐために硬度の高いものを使
用するのも好適である。
【0021】しかして、上記本発明の夫々の実施例を用
い、燃料集合体の検査を行うときには、先ずは、ファイ
バースコープ2を予め必要と考えられる角度に設定して
開始する。この検査には、燃料集合体の表面検査のよう
にファイバースコープ2を180度反転させることが必
要となる場合や、燃料棒ギャップ検査のように若干の角
度変更が必要となる場合などがあり、それらの必要性に
応じて遠隔操作によりファイバースコープを回動させ
る。
い、燃料集合体の検査を行うときには、先ずは、ファイ
バースコープ2を予め必要と考えられる角度に設定して
開始する。この検査には、燃料集合体の表面検査のよう
にファイバースコープ2を180度反転させることが必
要となる場合や、燃料棒ギャップ検査のように若干の角
度変更が必要となる場合などがあり、それらの必要性に
応じて遠隔操作によりファイバースコープを回動させ
る。
【0022】即ち、これによって、検査を中断して水中
より引き上げファイバースコープを付け直す手間が省略
されるため、作業効率が著しく向上し、また、作業期間
の関係上、時間がかかるのを避けるために実施できない
でいた詳細な検査も可能となる。またさらに、ファイバ
ースコープに直接人が手に触れることがなくなるため
に、作業員の被曝低減の効果も大いに期待できる。
より引き上げファイバースコープを付け直す手間が省略
されるため、作業効率が著しく向上し、また、作業期間
の関係上、時間がかかるのを避けるために実施できない
でいた詳細な検査も可能となる。またさらに、ファイバ
ースコープに直接人が手に触れることがなくなるため
に、作業員の被曝低減の効果も大いに期待できる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の燃料検査
装置は、シート状に一体化したファイバースコープを立
体的に操作し検査を行う装置において、上記シート状フ
ァイバースコープを、その長手方向を軸として回動可能
ならしめたものであり、上記複数のファイバースコープ
の夫々の視野角度の変更を可能としたことにより、従来
のように検査を中断してファイバースコープを付け直す
必要をなくし、燃料集合体検査の作業効率を上げると共
に、作業時間の短縮を図り、この余剰時間をより詳細な
検査や他の作業に振り替えることが可能である。
装置は、シート状に一体化したファイバースコープを立
体的に操作し検査を行う装置において、上記シート状フ
ァイバースコープを、その長手方向を軸として回動可能
ならしめたものであり、上記複数のファイバースコープ
の夫々の視野角度の変更を可能としたことにより、従来
のように検査を中断してファイバースコープを付け直す
必要をなくし、燃料集合体検査の作業効率を上げると共
に、作業時間の短縮を図り、この余剰時間をより詳細な
検査や他の作業に振り替えることが可能である。
【0024】そして、上記の如くファイバースコープの
付け直しをなくしたことにより、これに起因する作業員
の被曝の低減を図り、さらに、検査中に柔軟にファイバ
ースコープの視野角度を変更しうることから、従来の検
査では観察できなかった新たな事象まで観察できるよう
になり、知識やデータを増大させるとの顕著な効果を奏
するものである。
付け直しをなくしたことにより、これに起因する作業員
の被曝の低減を図り、さらに、検査中に柔軟にファイバ
ースコープの視野角度を変更しうることから、従来の検
査では観察できなかった新たな事象まで観察できるよう
になり、知識やデータを増大させるとの顕著な効果を奏
するものである。
【図1】本発明実施例の燃料検査装置の主要部を示す一
部省略斜視図である。
部省略斜視図である。
【図2】同実施例装置の全体図である。
【図3】同実施例の回転駆動部の例を示す斜視図であ
る。
る。
【図4】同実施例の回転駆動部の例を示す斜視図であ
る。
る。
【図5】同実施例の回転駆動部の例を示す斜視図であ
る。
る。
【図6】同実施例の回転駆動部の例を示す斜視図であ
る。
る。
【図7】本発明他の実施例の燃料検査装置の主要部を示
す側面図である。
す側面図である。
【図8】従来の燃料検査装置の主要部を示す斜視図であ
る。
る。
1 ファイバースコープ 2 シート状ファイバースコープ 3 前後移動機構 4 左右移動機構 5 上下移動機構 6 基台 7 集合体固定機構 8 アーム 9 回転機構 10 支え台 11 集束部 12 歯車 13 駆動軸 14 駆動歯車 15 連結部 16 減速ギヤボックス 17 パルスモータ 18 傘歯車 19 連結軸 20 手動取扱工具 21 ケーシング 22 案内部 23 ウォームギヤ 24 ワイヤー 25 スプロケット 26 ガイド用歯車 27 駆動歯車 28 ガイドバー
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G21C 17/06
Claims (1)
- 【請求項1】 光ファイバーとその前方に設けた対物レ
ンズとを有するファイバースコープを複数、各先端部を
並列に並べてシート状に一体化すると共に、このシート
状ファイバースコープを前後左右ならびに上下方向に移
動させる移動機構を付設せしめた燃料検査装置におい
て、上記シート状ファイバースコープを、その長手方向
を軸として回動させる回転機構を設けたことを特徴とす
る燃料検査装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5088163A JPH06273341A (ja) | 1993-03-22 | 1993-03-22 | 燃料検査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5088163A JPH06273341A (ja) | 1993-03-22 | 1993-03-22 | 燃料検査装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06273341A true JPH06273341A (ja) | 1994-09-30 |
Family
ID=13935266
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5088163A Pending JPH06273341A (ja) | 1993-03-22 | 1993-03-22 | 燃料検査装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06273341A (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6383639A (ja) * | 1986-09-29 | 1988-04-14 | Toshiba Corp | 容器内部撮像装置 |
JPH0238950A (ja) * | 1988-07-29 | 1990-02-08 | Kawasaki Steel Corp | コークス炉の蓄熱室内視鏡 |
JPH03282297A (ja) * | 1990-03-29 | 1991-12-12 | Nuclear Fuel Ind Ltd | 燃料集合体検査用ファイバースコープ |
JPH03128843U (ja) * | 1990-04-09 | 1991-12-25 |
-
1993
- 1993-03-22 JP JP5088163A patent/JPH06273341A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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