JPH06273312A - マイグレーション試験装置 - Google Patents

マイグレーション試験装置

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JPH06273312A
JPH06273312A JP6386393A JP6386393A JPH06273312A JP H06273312 A JPH06273312 A JP H06273312A JP 6386393 A JP6386393 A JP 6386393A JP 6386393 A JP6386393 A JP 6386393A JP H06273312 A JPH06273312 A JP H06273312A
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standard air
test tank
test
generator
air generator
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JP6386393A
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Kazuo Inoki
和夫 猪木
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TOKYO TAKAYAMA KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 無駄な手間を無くし、正確なる試験評価を可
能にしたマイグレーション試験装置を提供すること。 【構成】 マイグレーション試験装置は、第1の標準発
生器1、第2の標準空気発生器2、試験槽3、第1の連
通手段4、第2の連通手段5、制御装置6を備える。第
1の標準空気発生器1は、第1の標準空気を発生でき、
第1の運転制御ボックス11により第1の標準空気を一
定条件に維持できる。第2の標準空気発生器2は、第2
の標準空気を発生でき、第2の運転制御ボックス21に
より第2の標準空気を一定条件に維持できる。第1の連
通手段4は、第1の標準空気発生器1と試験槽3とを連
通し、第1の標準空気を試験槽3に導入できる。第2の
連通手段5は、第2の標準空気発生器2と試験槽3とを
連通し、第2の標準空気を試験槽3に導入できる。制御
装置6は、各連通手段4、5を開閉制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子部品、電子機器等
のマイグレーション試験を容易に行うことができるよう
にしたマイグレーション試験装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】マイグレーション(Migration )現象
は、一般に、金属原子の移行現象とよばれており、例え
ば電極材料に銀を使用した場合に、その金属原子が電極
間で移行することにより絶縁劣化が発生する現象として
古くから知られていた。
【0003】ところで、最近では、電子部品の小型化に
より例えば携帯電話機や携帯用マイコン等の電子機器が
よく使用されているが、これら電子機器は使用環境の温
度、湿度の変化に伴う結露と乾燥とが繰り返えされるこ
とが容易に想像される。このような結露と乾燥とが電子
機器内部において繰り返えされると、金属材料が腐食し
たり、あるいは回路導体間でマイグレーション不良が発
生する懸念がある。
【0004】このため、上述したような結露と乾燥とが
繰り返される雰囲気内で電子部品、電子機器の評価をす
る必要があった。
【0005】従来は、高温多湿の空気を供給できる恒温
槽と、低温乾燥の空気を供給できる恒温槽とを二つ設
け、かつ試験しようとする電子部品、電子機器を人手に
よって一定時間毎に、一方の高温槽から他方の高温槽、
他方の高温槽から一方の恒温槽に入れ換えることを繰り
返すことにより、電子部品、電子機器のマイグレーショ
ン評価をしていた。
【0006】しかしながら、このような操作は、手間が
かかる他、二つの試験雰囲気の他に通常の外気にふれる
こと、通常の外気にふれる時間が試験する人間によって
異なること、試験時間の設定が試験する人間によって微
妙にことなること等により正確に試験を行うことができ
なかった。
【0007】
【課題を解決するための手段】つまり、上記従来の試験
評価では、試験時間に無駄が多く発生するとともに、二
つの試験雰囲気の他に通常の外気にふれること、通常の
外気にふれる時間が試験する人間によって異なること、
試験時間の設定が試験する人間によって微妙にことなる
こと等により正確に試験を行うことができないという欠
点があった。
【0008】本発明は、上述した欠点を解消し、無駄な
手間を無くし、正確試験評価を可能にしたマイグレーシ
ョン試験装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のマイグレーション試験装置は、第1の標準
空気を発生でき、第1の運転制御器により前記第1の標
準空気を一定条件に維持できる第1の標準空気発生器
と、第2の標準空気を発生でき、第2の運転制御器によ
り前記第2の標準空気を一定条件に維持できる第2の標
準空気発生器と、試験部品を設置できる試験槽と、前記
第1の標準空気発生器と試験槽とを連通し、第1の標準
空気を試験槽に導入可能とした第1の連通手段と、前記
第2の標準空気発生器と試験槽とを連通し、第2の標準
空気を試験槽に導入可能とした第2の連通手段と、前記
第1の連通手段及び前記第2の連通手段を駆動制御し、
前記第1の連通手段からの標準空気及び前記第2の連通
手段からの標準空気の交互に前記試験槽に導入させる制
御装置とを備えたことを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明では、上述したように構成したので、第
1の標準空気発生器からの第1の標準空気または第2の
標準空気発生器からの第2の標準空気を、前記試験槽に
所定の時間間隔で交互に導入し、試験槽内の試験部品を
一定時間毎に第1の標準空気または第2の標準空気内に
晒すことができる。これにより、例えば第1の標準空気
を高温多湿の空気とし、第2の標準空気を低温乾燥空気
とすると、電子部品は、一定時間毎に結露と乾燥を繰り
返すことになる。したがって、これら雰囲気内に電子部
品を置き、かつこの電子部品に電圧を印加することによ
りマイグレーション現象が引き起こされる。
【0011】
【実施例】以下、本発明について図示の実施例を参照し
て説明する。
【0012】図1は、本発明に係るマイグレーション試
験装置の第1実施例の原理的構成図である。
【0013】図1において、マイグレーション試験装置
は、主に、第1の標準空気発生器1と、第2の標準空気
発生器2と、試験槽3と、第1の連通手段4と、第2の
連通手段5と、制御装置6とを具備している。
【0014】ここで、第1の標準空気発生器1は、例え
ば温度が40〔度C〕、湿度が90〔パーセントRH〕の
第1の標準空気を発生できる装置であり、第1の運転制
御ボックス11により駆動されている。この第1の運転
制御ボックス11は、センサ12からの検出信号を基
に、第1の標準空気発生器1で発生する第1の標準空気
の温度、湿度を前記条件に維持できるようになってい
る。
【0015】上記第2の標準空気発生器2は、例えば温
度が20〔度C〕、湿度が60〔パーセントRH〕の第2
の標準空気を発生できる装置であり、第2の運転制御ボ
ックス21により駆動されている。この第2の運転制御
ボックス21は、センサ22からの検出信号を基に、第
2の標準空気発生器2で発生する第2の標準空気の温
度、湿度を前記条件に維持できるようになっている。
【0016】前記試験槽3は、所定の容積を有する箱体
であって、部品を収容したり取り出したりするためのド
アーが設けてあり、試験する電子部品を収納できる。
【0017】前記第1の連通手段4は、第1の標準空気
発生器1と試験槽3とを連通し、第1の標準空気を試験
槽3内に導入可能となっている。
【0018】前記第2の連通手段5は、第2の標準空気
発生器2と試験槽3とを連通し、第2の標準空気を試験
槽3内に導入可能となっている。
【0019】また、制御装置6は、第1の連通手段4ま
たは第2の連通手段5を駆動制御し、第1の連通手段4
を通した第1の標準空気または第2の標準空気発生器2
を通した第2の標準空気を交互に前記試験槽に導入させ
ることができるようになっている。
【0020】さらに詳細に説明すると、第1の連通手段
4は、第1の標準空気発生器1と試験槽3とを連通し、
かつモータダンパー41が備えられた第1の導入管42
と、試験槽3と第1の標準空気発生器1とを連通し、か
つモータダンパー43が備えられた第1の排出管44
と、第1の導入管42と第1の排出管44とを連通し、
かつモータダンパー45が備えられた試験槽3をバイパ
スする第1のバイパス管46とから構成されている。
【0021】また、第2の連通手段5は、第2の標準空
気発生器2と試験槽3とを連通し、かつモータダンパー
51が備えられた第2の導入管52と、試験槽3と第2
の標準空気発生器2とを連通し、かつモータダンパー5
3が備えられた第2の排出管54と、第2の導入管52
と第1の排出管54とを連通し、かつモータダンパー5
5が備えられた試験槽3をバイパスする第2のバイパス
管56とから構成されている。
【0022】上記制御装置6には、試験槽3内の温度、
湿度を検出できるセンサ61が接続されるとともに、モ
ータダンパー41、モータダンパー43及びモータダン
パー45と、かつモータダンパー51、モータダンパー
53、モータダンパー55とがそれぞれ接続されてい
る。この制御装置6は、モータダンパー41、モータダ
ンパー43及びモータダンパー55を開放するときに
は、モータダンパー51、モータダンパー53及びモー
タダンパー45を閉じ、あるいは、モータダンパー4
1、モータダンパー43及びモータダンパー55を閉じ
るときには、モータダンパー51、モータダンパー53
及びモータダンパー45を開放するように制御できるよ
うになっている。
【0023】このように構成されたマイグレーション試
験装置の動作を図1を基に図2を参照して説明する。
【0024】図2は、図1の如く構成されたマイグレー
ション試験装置の動作を説明するためのタイミングチャ
ートであり、横軸に時間tを、縦軸に標準空気の試験槽
3への導入状態を、それぞれ示している。
【0025】まず、第1の標準空気発生器1及び第2の
標準空気発生器2を待機運転(準備)状態にする。ま
ず、制御装置6は、モータダンパー45及びモータダン
パー55を開放し、かつモータダンパー41、モータダ
ンパー43、モータダンパー51及びモータダンパー5
3を閉じる制御をする。そして、第1の標準空気発生器
1は、空気温度が40〔度C〕で、空気湿度が90〔パ
ーセントRH〕の状態になるように運転される。第2の標
準空気発生器2は、空気温度が20〔度C〕で、空気湿
度が60〔パーセントRH〕の状態になるように運転され
る。これは、第1の運転制御ボックス11がセンサ12
からの検出信号を基に、上記条件になるように第1の標
準空気発生器1を運転する。また、第2の運転制御ボッ
クス21がセンサ22からの検出信号を基に、上記条件
になるように第2の標準空気発生器2を運転する。
【0026】十分に待機運転状態に達したところで、制
御装置6は、第1のバイパス管46のモータダンパー4
5を閉じ、かつ第1の導入管42のモータダンパー41
及び第1の排出管44のモータダンパー43を開放す
る。これにより、第1の標準空気発生器1から第1の標
準空気は、第1の導入管42を通して試験槽3内に導入
されて、試験槽3内の空気は第1の排出管44を介して
第1の標準空気発生器1に戻ることになる。このように
試験槽3内に第1の標準空気発生器1からの第1の標準
空気を導入した状態を時刻t0 〜t1 まで維持する。な
お、この際に、第1の標準空気発生器1の温度、湿度
は、試験槽3内のセンサ61により検出された検出信号
を制御装置6を介して第1の運転制御ボックス11に与
えることにより、上記条件に設定できる。
【0027】その後、時刻t1 において、制御装置6
は、第1の導入管42のモータダンパー41及び第1の
排出管44のモータダンパー43を閉じ、第1のバイパ
ス管46のモータダンパー45を開放し、かつ第2の導
入管52のモータダンパー51、第2の排出管54のモ
ータダンパー53を開放し、第2のバイパス管56のモ
ータダンパー55を閉じる制御をする。これにより、第
2の標準空気発生器2から第2の標準空気は、第2の導
入管52を通して試験槽3内に導入されて、試験槽3内
の空気は第2の排出管54を介して第2の標準空気発生
器2に戻ることになる。このように試験槽3内に第2の
標準空気発生器2からの第2の標準空気を導入した状態
を時刻t1 〜t2 まで維持する。なお、この際に、第2
の標準空気発生器2の温度、湿度は、試験槽3内のセン
サ61により検出された検出信号を制御装置6を介して
第2の運転制御ボックス21に与えることにより、上記
条件に設定できる。また、このとき、第1の標準空気発
生器1で発生した空気は、第1の導入管42、第1の排
出管44、第1のバイパス管46を介して循環してお
り、その際にはセンサ12の検出信号で第1の標準空気
の条件が保たれることになる。
【0028】その後、再び時刻t2 において、制御装置
6は、第1の導入管42のモータダンパー41及び第1
の排出管44のモータダンパー43を開放し、第1のバ
イパス管46のモータダンパー45を閉じ、かつ第2の
導入管52のモータダンパー51、第2の排出管54の
モータダンパー53を閉じ、第2のバイパス管56のモ
ータダンパー55を開放する制御を実行する。これによ
り、第1の標準空気発生器1から第1の標準空気は、第
1の導入管42を通して試験槽3内に導入されて、試験
槽3内の空気は第1の排出管44を介して第1の標準空
気発生器1に戻ることになる。このように試験槽3内に
第1の標準空気発生器1からの第1の標準空気を導入し
た状態を時刻t2 〜t3 まで維持する。なお、この際
に、第1の標準空気発生器1の温度、湿度は、試験槽3
内のセンサ61により検出された検出信号を制御装置6
を介して第1の運転制御ボックス11に与えることによ
り、上記条件に設定できる。また、このとき、第2の標
準空気発生器2で発生した空気は、第2の導入管52、
第2の排出管54、第2のバイパス管56を介して循環
しており、その際にはセンサ22の検出信号で第2の標
準空気の条件が保たれることになる。
【0029】上述したように一定時間毎に高温多湿空気
あるいは低温乾燥空気に交互に電子部品をふれるさせる
ことにより、電子部品のマイグレーション現象を試験評
価することができる。また、前記説明では、一定の時間
電子部品を当該雰囲気内に置かなければならないが、こ
れは電子部品の熱容量に関係しているので、試験しよう
とする電子部品が十分に乾燥しあるいは結露ができる時
間に設定すればよい。さらにまた、上記実施例では、一
定時間毎に交互に高温多湿空気あるいは低温乾燥空気を
試験槽3に導入するようにしたが、交互に両空気が電子
部品にふれればよいので、例えば高温多湿空気に対して
低温乾燥空気にふれる時間を短くしたり、逆に長くした
りすることは試験評価に応じて自由に設定することがで
きる。
【0030】図3は本発明のマイグレーション試験装置
の具体的構成例を示す正面図、図4は図3の平面図、図
5は図3の側面図である。
【0031】これらの図において、第1の標準空気発生
器1と第2の標準空気発生器2とは床面に設置されてお
り、第1の標準空気発生器1の後ろに第2の標準空気発
生器2が設置されている。第1の標準空気発生器1の上
には、試験槽3が設けてある。試験槽3は、側面にケー
ブル孔31が形成されており、その正面に外扉32が設
けてある。また、試験槽3の内部には、その下部に外孔
板吹出穴33が設けてあり、この外孔板吹出穴33の上
に精密内槽34が設けてある。前記精密内槽34には、
内扉35が儲けてある。また、試験槽3の下部には制御
装置6の制御盤63が設けてあり、装置全体の動作を操
作、制御できるようになっている。
【0032】上記第1の標準空気発生器1と試験槽3と
は、モータダンパー41を有する第1の吸入ダクト4
2、モータダンパー43を有する第1の排出ダクト44
及びモータダンパー45を有する第1のバイパスダクト
46で連通されている。
【0033】上記第2の標準空気発生器2と試験槽3と
は、モータダンパー51を有する第1の導入ダクト5
2、モータダンパー53を有する第1の排出ダクト54
及びモータダンパー55を有する第1のバイパスダクト
56で連通されている。
【0034】このような構成のマイグレーション試験装
置によれば、外扉32及び内扉35を開放し、必要な電
子部品を精密内槽34内に設置し、電気回路を接続して
電子部品に電力を供給することにより、電子部品のマイ
グレーション試験、評価を行うことができる。
【0035】図6は、第1の標準空気発生器あるいは第
2の標準空気発生器の構成を示す図である。第1の標準
空気発生器1または第2の標準空気発生器2は、基本的
に全く同一構成をしており、異なる点は温度、湿度を各
発生器毎に変更しただけであるので、一方の構成を説明
して他の構成の説明を省略する。
【0036】図6において、標準空気発生器1は、プレ
フィルタ111、冷凍機ユニット112、冷却機11
3、ヒータユニット114、温度調節器115、加湿器
116、給水ユニット117、湿度調節器118、送風
機119、メインフィルタ120、ボリュームダンパ
(VD)121からなる。
【0037】排出ダクト44を介して吸い込んだ空気
は、プレフィルタ111で埃やゴミ等が除去され、つい
で冷却機113で冷却されて湿度が除去される。冷却機
113の冷却用の熱エネルギーは、冷凍機ユニット11
2で形成される。このように冷却されて湿度が除去され
た空気は、ヒータユニット114において加熱される。
この際に、ヒータユニット114は、センサ12からの
検出温度信号を基に動作する温度調節器115によって
加熱量が調整される。このように加熱された空気は、加
湿器116で加湿される。この加湿は、給水ユニット1
17からの給水と、センサ12からの検出温度信号を基
に動作する湿度調節器118によって加湿量が調整され
る。このようにして所定の条件に加熱、加湿された空気
は、送風機119に吸い込まれ、一定の圧力で吐出され
る。この際に、メインフィルタ120を通して第1の標
準空気となり、ボリュームダンパ(VD)121で風量
が一定量に調整された後に、第1の導入ダクト42に送
りだされることになる。
【0038】このような構成、動作は、第2の標準空気
発生器2においても同様であるので、説明を省略する。
【0039】図7は、本発明に係るマイグレーション試
験装置の第2実施例を示す概略構成図である。
【0040】この実施例では、第1の標準空気発生器1
と第2の標準空気発生器2と試験槽3とを、一つの筺体
71内に形成し、第1の標準空気発生器1と試験槽3と
の間に第1の空気発生器1に直接戻る第1のバイパス通
路72を形成し、第2の標準空気発生器2と試験槽3と
の間に第2の空気発生器2に直接戻る第2のバイパス通
路73を形成している。また、前記第1の標準空気発生
器1と試験槽3とは、第1の導入通路74と第1の排出
通路75とによって連通されていると共に、第2の標準
空気発生器2と試験槽3とは、第2の導入通路76と第
2の排出通路77とによって連通されている。そして、
前記第1のバイパス通路72と第1の導入通路74及び
第1の排出通路75とは、ダンパ78、79によって選
択的に開閉されるようになっている。一方、第2のバイ
パス通路73と第2の導入通路76及び第2の排出通路
77とは、ダンパ80、81によって選択的に開閉され
るようになっている。
【0041】尚、試験槽の入口側と排出口側は整流板8
2が配設されている。また、第1及び第2のバイパス通
路72、73と試験槽3との間にはハニカム式の断熱壁
が設けられている。さらに、前記第1及び第2の標準空
気発生器1、2には、下方から上方にかけてヒータを内
設した加湿皿82、除湿クーラ83、冷却クーラ84、
加熱ヒータ85、湿球センサ86、乾球センサ87、送
風ファン88が配置され、前述第1実施例で述べたよう
な雰囲気の空気を発生するようになっている。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、第
1の標準空気及び第2の標準空気を、前記試験槽に所定
の時間間隔で交互に導入し、試験槽内の試験部品を所定
時間毎に第1の標準空気及び第2の標準空気内に晒すこ
とができるので、電子部品、電子機器等を所定時間毎に
結露と乾燥とを繰り返すことが可能となり、かつこの電
子部品、電子機器等に電圧を印加することによりマイグ
レーション現象の試験評価をすることができる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るマイグレーション試験装置の第1
実施例の原理的構成図、
【図2】同実施例の動作を説明するための図、
【図3】同装置の具体的構成例を示す正面図、
【図4】図3の平面図、
【図5】図3の側面図、
【図6】標準空気発生器の構成例を示す図、
【図7】第2実施例を示す概略構成図、
【符号の説明】
1 第1の標準空気発生器 2 第2の標準空気発生器 3 試験槽 4 第1の連通手段 5 第2の連通手段 6 制御装置 11 第1の運転制御ボックス 12 センサ 21 第2の運転制御ボックス 22 センサ 41、43、45 モータダンパー 42 第1の導入管 44 第1の排出管 46 第1のバイパス管 51、53、55 モータダンパー 52 第2の導入管 54 第2の排出管 56 第2のバイパス管 61 センサ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の標準空気を発生でき、第1の運転
    制御器により前記第1の標準空気を一定条件に維持でき
    る第1の標準空気発生器と、 第2の標準空気を発生でき、第2の運転制御器により前
    記第2の標準空気を一定条件に維持できる第2の標準空
    気発生器と、 試験部品を設置できる試験槽と、 前記第1の標準空気発生器と試験槽とを連通し、第1の
    標準空気を試験槽に導入可能とした第1の連通手段と、 前記第2の標準空気発生器と試験槽とを連通し、第2の
    標準空気を試験槽に導入可能とした第2の連通手段と、 前記第1の連通手段及び前記第2の連通手段を駆動制御
    し、前記第1の連通手段からの標準空気及び前記第2の
    連通手段からの標準空気の交互に前記試験槽に導入させ
    る制御装置とを備えたことを特徴とするマイグレーショ
    ン試験装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の連通手段は、 第1の標準空気発生器と試験槽とを連通し、かつダンパ
    が備えられた第1の導入通路と、 前記試験槽と第1の標準空気発生器とを連通し、かつダ
    ンパが備えられた第1の排出通路と、 前記第1の導入通路と第1の排出通路とを連通し、かつ
    ダンパが備えられた前記試験槽をバイパスする第1のバ
    イパス通路とを備えたことを特徴とする請求項1記載の
    マイグレーション試験装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の連通手段は、 第2の標準空気発生器と試験槽とを連通し、かつダンパ
    が備えられた第2の導入通路と、 前記試験槽と第2の標準空気発生器とを連通し、かつダ
    ンパが備えられた第2の排出通路と、 前記第2の導入通路と第2の排出通路とを連通し、かつ
    ダンパが備えられた試験槽をバイパスする第2のバイパ
    ス通路とを備えたことを特徴とする請求項1記載のマイ
    グレーション試験装置。
  4. 【請求項4】 前記制御装置は、 前記第1の連通手段における各通路に設けたダンパ及び
    前記第2の連通手段における各通路に設けたダンパを少
    なくとも運転パターンにより開閉制御できるようにした
    ことを特徴とする請求項2または3記載のマイグレーシ
    ョン試験装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の運転制御器は、第1の標準空
    気が前記試験槽をバイパスしているときには第1の導入
    通路ないしその出像の温度、湿度を検出するセンサから
    の検出信号、または第1の標準空気を前記試験槽に導入
    中には試験槽内の温度、湿度を検出できるセンサからの
    検出信号を基に、第1の標準空気の温度、湿度を一定に
    維持できるように第1の標準空気発生器を運転制御でき
    る構成としたことを特徴とする請求項1記載のマイグレ
    ーション試験装置。
  6. 【請求項6】 前記第2の運転制御器は、第2の標準空
    気が前記試験槽をバイパスしているときには第2の導入
    通路ないしその出像の温度、湿度を検出するセンサから
    の検出信号、または第2の標準空気を前記試験槽に導入
    中には試験槽内の温度、湿度を検出できるセンサからの
    検出信号を基に、第2の標準空気の温度、湿度を一定に
    維持できるように第2の標準空気発生器を運転制御でき
    る構成としたことを特徴とする請求項1記載のマイグレ
    ーション試験装置。
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