JPH06273053A - トンネル窯 - Google Patents
トンネル窯Info
- Publication number
- JPH06273053A JPH06273053A JP5057114A JP5711493A JPH06273053A JP H06273053 A JPH06273053 A JP H06273053A JP 5057114 A JP5057114 A JP 5057114A JP 5711493 A JP5711493 A JP 5711493A JP H06273053 A JPH06273053 A JP H06273053A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- furnace
- tunnel kiln
- burner
- flow
- longitudinal direction
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Tunnel Furnaces (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 炉の長手方向への燃焼ガスの流れを抑制し、
炉の各断面毎に完全な旋回流が形成できるようにしたト
ンネル窯を提供すること。 【構成】 炉体１の上部と下部とに対をなすバーナー
２、３を多数配置し、炉の長手方向に多数の旋回流を形
成する。このトンネル窯の各バーナー対の中間位置の炉
天井を垂下させて遮蔽部８を構成し、各旋回流の炉の長
手方向への流れを抑制する。
炉の各断面毎に完全な旋回流が形成できるようにしたト
ンネル窯を提供すること。 【構成】 炉体１の上部と下部とに対をなすバーナー
２、３を多数配置し、炉の長手方向に多数の旋回流を形
成する。このトンネル窯の各バーナー対の中間位置の炉
天井を垂下させて遮蔽部８を構成し、各旋回流の炉の長
手方向への流れを抑制する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、セラミックス製品の焼
成に用いられるトンネル窯の改良に関するものである。
成に用いられるトンネル窯の改良に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】台車の棚組上に積載した被焼成品を台車
とともに炉の長手方向に移動させながら予熱、焼成、冷
却の各ゾーンを通過させ、焼成を行うトンネル窯におい
ては、被焼成品の均一焼成が技術的に重要な課題であ
る。このために炉内のバーナーの配置にも多くの工夫が
なされているが、図３、図４に示すように炉体１の上部
と下部とに対をなすバーナー２、３を多数配置し、炉の
長手方向に互いに逆向きの多数の旋回流を形成する形式
が有効とされている。
とともに炉の長手方向に移動させながら予熱、焼成、冷
却の各ゾーンを通過させ、焼成を行うトンネル窯におい
ては、被焼成品の均一焼成が技術的に重要な課題であ
る。このために炉内のバーナーの配置にも多くの工夫が
なされているが、図３、図４に示すように炉体１の上部
と下部とに対をなすバーナー２、３を多数配置し、炉の
長手方向に互いに逆向きの多数の旋回流を形成する形式
が有効とされている。
【０００３】このような従来のトンネル窯では、図３に
示すように台車４の棚組５の上部に上部バーナー２のフ
レームが炉幅方向に延びるための空間６が形成されてお
り、また下部バーナー３は台車４と棚組５との間の棚脚
部分の空間７に向かってフレームを噴射するようになっ
ている。このため、図３に示す通りの強い旋回流が炉内
に形成され、しかも台車４が進行すると逆向きの旋回流
を受けるので、被焼成品の均一焼成を達成することがで
きる。
示すように台車４の棚組５の上部に上部バーナー２のフ
レームが炉幅方向に延びるための空間６が形成されてお
り、また下部バーナー３は台車４と棚組５との間の棚脚
部分の空間７に向かってフレームを噴射するようになっ
ている。このため、図３に示す通りの強い旋回流が炉内
に形成され、しかも台車４が進行すると逆向きの旋回流
を受けるので、被焼成品の均一焼成を達成することがで
きる。
【０００４】ところがこの形式のトンネル窯では棚組５
の上部に広い空間６が連続して形成されているため、上
部バーナー２や下部バーナー３の高温の燃焼ガスが炉の
長手方向に流れ、完全な旋回流が形成できなくなる。こ
のため、被焼成品の均一焼成ができなくなったり、炉の
上流側の干渉を受けたり、熱効率が低下する等の問題を
残していた。
の上部に広い空間６が連続して形成されているため、上
部バーナー２や下部バーナー３の高温の燃焼ガスが炉の
長手方向に流れ、完全な旋回流が形成できなくなる。こ
のため、被焼成品の均一焼成ができなくなったり、炉の
上流側の干渉を受けたり、熱効率が低下する等の問題を
残していた。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した従来
の問題点を解決し、炉の長手方向への燃焼ガスの流れを
抑制して炉の各断面毎に完全な旋回流が形成できるよう
にしたトンネル窯を提供するために完成されたものであ
る。
の問題点を解決し、炉の長手方向への燃焼ガスの流れを
抑制して炉の各断面毎に完全な旋回流が形成できるよう
にしたトンネル窯を提供するために完成されたものであ
る。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本発明は、炉体の上部と下部とに対をなす
バーナーを多数配置し、炉の長手方向に多数の旋回流を
形成したトンネル窯において、各バーナー対の中間位置
の炉天井を垂下させ、各旋回流の炉の長手方向への流れ
を抑制したことを特徴とするものである。
めになされた本発明は、炉体の上部と下部とに対をなす
バーナーを多数配置し、炉の長手方向に多数の旋回流を
形成したトンネル窯において、各バーナー対の中間位置
の炉天井を垂下させ、各旋回流の炉の長手方向への流れ
を抑制したことを特徴とするものである。
【０００７】
【作用】本発明のトンネル窯においては、各バーナー対
の中間位置の炉天井を垂下させたので、各バーナー対に
よって形成される旋回流が炉の長手方向へ流れることが
抑制され、炉の長手方向の各断面位置に従来よりも完全
な旋回流を形成することができる。このために被焼成品
をより均一に焼成することが可能となる。
の中間位置の炉天井を垂下させたので、各バーナー対に
よって形成される旋回流が炉の長手方向へ流れることが
抑制され、炉の長手方向の各断面位置に従来よりも完全
な旋回流を形成することができる。このために被焼成品
をより均一に焼成することが可能となる。
【０００８】
【実施例】以下に本発明を図示の実施例によって更に詳
細に説明する。図１は本発明の実施例のトンネル窯の長
手方向の断面図であり、図２はそのＡ−Ａ断面図、図３
はそのＢ−Ｂ断面図に相当する。これらの図中、１はト
ンネル窯の炉体、２はその上部と下部とに対をなして設
けられた上部バーナーと下部バーナーである。これらの
上部バーナー２と下部バーナー３とは同一断面位置に上
下互い違いに設けられており、図３に示すように旋回流
を形成している。隣接する上部バーナー２と下部バーナ
ー３とは上下が逆に設けられているので、旋回流の方向
はそれぞれ逆向きとなる。
細に説明する。図１は本発明の実施例のトンネル窯の長
手方向の断面図であり、図２はそのＡ−Ａ断面図、図３
はそのＢ−Ｂ断面図に相当する。これらの図中、１はト
ンネル窯の炉体、２はその上部と下部とに対をなして設
けられた上部バーナーと下部バーナーである。これらの
上部バーナー２と下部バーナー３とは同一断面位置に上
下互い違いに設けられており、図３に示すように旋回流
を形成している。隣接する上部バーナー２と下部バーナ
ー３とは上下が逆に設けられているので、旋回流の方向
はそれぞれ逆向きとなる。
【０００９】４は台車、５はその上面に形成された棚組
であり、その上方には上部バーナー２のフレームが炉幅
方向に延びるための空間６が形成されており、また下部
バーナー３は台車４と棚組５との間の棚脚部分の空間７
に向かってフレームを噴射するようになっている。以上
の構成は従来のトンネル窯と同一である。
であり、その上方には上部バーナー２のフレームが炉幅
方向に延びるための空間６が形成されており、また下部
バーナー３は台車４と棚組５との間の棚脚部分の空間７
に向かってフレームを噴射するようになっている。以上
の構成は従来のトンネル窯と同一である。
【００１０】しかし本発明においては、前記の上部バー
ナー２と下部バーナー３とからなる各バーナー対の中間
位置の炉天井を図２のように垂下させ、遮蔽部８を形成
してある。遮蔽部８の下端は台車４の棚組５の上面にな
るべく接近させることが好ましい。これにより、台車４
の棚組５の上方の空間６を通じて燃焼ガスが炉の長手方
向に流れることを防止することができ、遮蔽部８、８に
区切られた各ゾーン内でより完全な旋回流を生じさせる
ことができる。
ナー２と下部バーナー３とからなる各バーナー対の中間
位置の炉天井を図２のように垂下させ、遮蔽部８を形成
してある。遮蔽部８の下端は台車４の棚組５の上面にな
るべく接近させることが好ましい。これにより、台車４
の棚組５の上方の空間６を通じて燃焼ガスが炉の長手方
向に流れることを防止することができ、遮蔽部８、８に
区切られた各ゾーン内でより完全な旋回流を生じさせる
ことができる。
【００１１】また必要に応じて炉の両側壁からも突起を
出して遮蔽効果を高めることができるとともに、図３に
想像線で示したように台車４の上面と棚組５の下面との
間の空間７にも遮蔽用の耐火物９を積載し、この空間７
を通じて燃焼ガスが炉の長手方向に流れることを防止す
ることができる。しかし高温の燃焼ガスは棚組５の下部
の空間７よりも上方の空間６を流れ易いので、耐火物９
を台車４に積載することは必須ではない。
出して遮蔽効果を高めることができるとともに、図３に
想像線で示したように台車４の上面と棚組５の下面との
間の空間７にも遮蔽用の耐火物９を積載し、この空間７
を通じて燃焼ガスが炉の長手方向に流れることを防止す
ることができる。しかし高温の燃焼ガスは棚組５の下部
の空間７よりも上方の空間６を流れ易いので、耐火物９
を台車４に積載することは必須ではない。
【００１２】なお、各バーナー対毎に温度センサを設置
しておき、各断面位置の旋回流の温度を制御するように
しておけば、炉内の焼成ヒートカーブを一層厳密に制御
することが可能となり、工業用セラミック製品等の焼成
に適したトンネル窯とすることができる。
しておき、各断面位置の旋回流の温度を制御するように
しておけば、炉内の焼成ヒートカーブを一層厳密に制御
することが可能となり、工業用セラミック製品等の焼成
に適したトンネル窯とすることができる。
【００１３】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明のトンネ
ル窯は各バーナー対の中間位置の炉天井を垂下させるこ
とにより炉の長手方向への燃焼ガスの流れを抑制し、炉
の各断面毎に完全な旋回流が形成できるようにしたもの
であるから、被焼成品の均一焼成を行ううえで効果の大
きいものである。
ル窯は各バーナー対の中間位置の炉天井を垂下させるこ
とにより炉の長手方向への燃焼ガスの流れを抑制し、炉
の各断面毎に完全な旋回流が形成できるようにしたもの
であるから、被焼成品の均一焼成を行ううえで効果の大
きいものである。
【図１】本発明の実施例のトンネル窯の長手方向の断面
図である。
図である。
【図２】図１のＡ−Ａ断面図である。
【図３】図１のＢ−Ｂ断面図である。
【図４】従来のトンネル窯の長手方向の断面図である。
【符号の説明】 １ トンネル窯の炉体 ２ 上部バーナー ３ 下部バーナー ４ 台車 ５ 棚組 ６ 空間 ７ 空間 ８ 遮蔽部 ９ 耐火物
Claims (1)
- 【請求項１】 炉体の上部と下部とに対をなすバーナー
を多数配置し、炉の長手方向に多数の旋回流を形成した
トンネル窯において、各バーナー対の中間位置の炉天井
を垂下させ、各旋回流の炉の長手方向への流れを抑制し
たことを特徴とするトンネル窯。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5057114A JPH06273053A (ja) | 1993-03-17 | 1993-03-17 | トンネル窯 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5057114A JPH06273053A (ja) | 1993-03-17 | 1993-03-17 | トンネル窯 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06273053A true JPH06273053A (ja) | 1994-09-30 |
Family
ID=13046511
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5057114A Pending JPH06273053A (ja) | 1993-03-17 | 1993-03-17 | トンネル窯 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06273053A (ja) |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0254445U (ja) * | 1988-10-13 | 1990-04-19 | ||
| JPH04158024A (ja) * | 1990-10-22 | 1992-06-01 | Delta Kogyo Co Ltd | 自動車用クッション体の構造およびその製造方法 |
| JPH0570342U (ja) * | 1992-02-27 | 1993-09-24 | 日本発条株式会社 | シートクッションフレーム構造 |
-
1993
- 1993-03-17 JP JP5057114A patent/JPH06273053A/ja active Pending
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0254445U (ja) * | 1988-10-13 | 1990-04-19 | ||
| JPH04158024A (ja) * | 1990-10-22 | 1992-06-01 | Delta Kogyo Co Ltd | 自動車用クッション体の構造およびその製造方法 |
| JPH0570342U (ja) * | 1992-02-27 | 1993-09-24 | 日本発条株式会社 | シートクッションフレーム構造 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19980210 |