JPH06271541A - 2−アミノ−5−アミノメチル−ピリジンの製造方法 - Google Patents

2−アミノ−5−アミノメチル−ピリジンの製造方法

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JPH06271541A
JPH06271541A JP6012237A JP1223794A JPH06271541A JP H06271541 A JPH06271541 A JP H06271541A JP 6012237 A JP6012237 A JP 6012237A JP 1223794 A JP1223794 A JP 1223794A JP H06271541 A JPH06271541 A JP H06271541A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】2−アミノ−5−アミノメチルピリジンの製造
方法。 【構成】最初に、50から200℃で、式(II)で表さ
れる置換されているメチレン−グルタコン酸ジニトリル
と、3から200モルのアンモニアとを反応させた後、
水添触媒存在下の水素と反応させることによって、式
(I)で表される2−アミノ−5−アミノメチルピリジ
ンを製造する方法。この際に、水素は10〜250バー
ルの分圧で存在している。 [式中、RはC1−8アルコキシ、モノ(又はジ)C
1−8アルキルアミノ、C6−12アリールオキシ等を
示す]

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】0 本発明は、反応媒体としての溶媒中で
任意に実施されてもよい「ワンポット(one‐po
t)」反応で、メチレン−グルタコン酸ジニトリル類を
アンモニアに続いて水添触媒存在下の水素と反応させる
ことによる、2−アミノ−5−アミノメチル−ピリジン
の製造方法に関する。2−アミノ−5−アミノメチル−
ピリジン(AAMP)は、ニトロメチレン群の殺虫剤合
成で重要な中間体である(ヨーロッパ特許163 85
5号、同376 729号)。
【0002】上記鍵となる化合物を入手するに適切な
2,5−二置換されているピリジン類の製造は技術的に
困難である。例えば、更に一層の官能化が必要とされる
側鎖を有している6−クロロニコチン酸は、細菌を用い
たヒドロキシル化に続く塩素化を行うことでのみ入手可
能である(ヨーロッパ特許152 949号、同72 7
77号)。塩素化するのが困難なメチル基を有している
2−クロロ−5−メチルピリジンは、ピコリンのN−オ
キサイド(ドイツ特許出願公開第38 39 332号)
をハロゲン化することによるか、或は2−アミノ−5−
メチルピリジン(ドイツ特許出願公告第16 95 65
9号)から製造され得る。しかしながら、このN−オキ
サイドのハロゲン化およびβ−ピコリンのアミノ化は、
各場合共、望ましくない異性体が生じると言った問題を
有することが妨げとなっており、これがこの方法を技術
的に厄介な方法にしていると共に厄介な分離操作を伴
う。
【0003】このような従来技術を考慮すると、入手が
容易なC6脂肪族成分から出発する技術的に簡潔な様式
であると共に、異性体なしに高収率でAAPMを製造す
ることができることは驚くべきことであった。この環化
を行っている間に除去される分子、例えば第二級アミン
は、驚くべきことに、この反応の実施において如何なる
悪化ももたらすものではない。この種類の第二級アミン
がアンモニアに対して示す高い求核性質にも拘らず、第
三級アミンの割合は、統計学的計算から予測される量よ
りも極めて低い。
【0004】従って、本発明は、最初に、50から20
0℃、好適には60から150℃で、式
【0005】
【化3】 [式中、R1は、−OR2または−N(R2、R3)を表
し、ここで、R2およびR3は、互いに独立して、直鎖も
しくは分枝のC1−C8−アルキル、C3−C8−アルケニ
ル、C2−C8−アルコキシアルキル、C4−C8−アルコ
キシアルケニル、C3−C8−シクロアルキル、C6−C
12−アリール、C7−C10−アラルキルを表すか、或は
N、OおよびSを含む群からのヘテロ原子を1または2
個有する飽和もしくは不飽和の5員から8員複素環式環
を表し、ここでR2とR3は、加うるに、これらの置換基
の基になっているN原子と一緒になって、N、Oおよび
Sを含む群からのさらなるヘテロ原子を含んでいてもよ
い5員から8員環を形成していてもよい]で表される置
換されているメチレン−グルタコン酸ジニトリルと、3
から200モル、好適には5から100モルのアンモニ
アとを反応させた後、水添触媒の存在下、10から25
0バール、好適には20から200バールのH2分圧で
存在している水素と反応させ、ここで、この反応を溶媒
の有り無しで実施する、ことを特徴とする、式
【0006】
【化4】
【0007】で表される2−アミノ−5−アミノメチル
−ピリジンの製造方法に関する。
【0008】直鎖もしくは分枝C1−C8−アルキルは、
例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチ
ル、イソブチル、t−ブチル、異性体ペンチル類、ヘキ
シル類およびオクチル類、好適には上述したC1−C4
アルキル基である。
【0009】直鎖もしくは分枝C3−C8−アルケニル
は、例えばアリル、異性体ブテニル類、ペンテニル類、
ヘキセニル類またはオクテニル類、好適には上述したC
3−C4−アルケニル基である。
【0010】直鎖もしくは分枝C2−C8−アルコキシア
ルキルは、例えばメトキシメチル、エトキシメチル、そ
して更に、1個のCH2基がO原子で置き換えられてい
るC3−C9−アルキル基を含む群からの基である。
【0011】直鎖もしくは分枝C4−C8−アルコキシア
ルケニルは、例えばメトキシアリル、2−メトキシ−プ
ロペニル、並びにCH2基がO原子で置き換えられてい
るC4−C9−アルケニルを含む群からの他のものであ
る。
【0012】C3−C8−シクロアルキルは、例えばシク
ロプロピル、メチルシクロプロピル、ジメチル−シクロ
プロピル、シクロブチル、メチルシクロブチル、シクロ
ペンチル、メチル−シクロペンチル、シクロヘキシル、
メチル−シクロヘキシル、ジメチル−シクロヘキシル、
シクロヘプチルまたはシクロオクチル、好適にはシクロ
プロピル、シクロペンチルおよびシクロヘキシル、並び
にそれらのメチルもしくはジメチル誘導体である。
【0013】C6−C12−アリールは、例えばフェニ
ル、ナフチルまたはビフェニリル、好適にはフェニルで
ある。
【0014】C7−C10−アラルキルは、例えばベンジ
ル、1−フェニルエチル、2−フェニルエチル、そして
更に本分野の技術者に知られている上記種類の基、好適
にはベンジルである。
【0015】N、OおよびSを含む群からのヘテロ原子
を1または2個有する飽和もしくは不飽和の5員から8
員複素環式環として挙げられ得るものは:ピロール、フ
ラン、チオフェン、ピロリジン、ピラゾール、イミダゾ
ール、チアゾール、オキサゾール、ピリジン、ピリミジ
ン、ピペラジン(これらのN原子は、C1−C4−アルキ
ルまたはヒドロキシ−C1−C4−アルキルで置換されて
いてもよい)、モルホリン、ピラン、アゼピン、アゾシ
ン、イソキサゾール、イソチアゾール、ピリダジンおよ
びピラジンである。不飽和の複素環式環は多少共際だっ
た芳香族特質を示し得ることは本分野の技術者に知られ
ている。好適に挙げられ得る飽和もしくは不飽和の複素
環式環は、C1−C4−アルキルまたはヒドロキシ−C1
−C4−アルキルで置換されていてもよいモルホリン、
ピロリジンおよびピペリジンである。
【0016】更に、R2とR3は、これらの置換基の基に
なっているN原子と一緒になって、N、OおよびSを含
む群からのさらなるヘテロ原子を含んでいてもよい飽和
もしくは不飽和の5員から8員環を形成していてもよ
い。上記環の例は、上で述べた複素環である。
【0017】本発明に従う方法において、R2とR3が置
換基R12とR13で置き換えられており、これらが互いに
独立して、直鎖もしくは分枝C1−C8−アルキル、シク
ロプロピル、シクロペンチル、シクロヘキシル、フェニ
ルまたはベンジルを表し、ここで、R12とR13が、追加
的に、これらの置換基の基になっているN原子と一緒に
なって、N、OおよびSを含む群からのさらなるヘテロ
原子を含んでいてもよい5員から8員環を形成していて
もよい、エナミン類を用いるのが好適である。本発明に
従う方法において、R12とR13が置換基R22とR23で置
き換えられており、これらが互いに独立してC1−C4
アルキルを表し、そしてここで追加的に、これらの置換
基の基になっているN原子と一緒になって、C1−C4
アルキルまたはヒドロキシ−C1−C4−アルキルで置換
されていてもよいモルホリン、ピロリジンまたはピペリ
ジンを表す、エナミン類を用いるのが特に好適である。
1が、−N(R2、R3)の意味を有する置換基R11
置き換えられており、ここで、R2とR3が、互いに独立
して、上で与えた意味を有するのが好適である。
【0018】本発明に従う方法における反応は、過剰量
のアンモニアの中で実施される。加うるに、反応媒体と
して溶媒を用いることも可能である。適切な溶媒は、炭
化水素、ハロゲン化炭化水素、第三級アミン類、ケトン
類、ニトリル類、ジアルキルカルボキサミド類、エーテ
ル類、燐酸パーアルキルアミド類、スルホン酸ジアルキ
ルアミド類、N−アルキル−ラクタム類、パーアルキル
尿素類、ジアルキルスルホキサイド類、ジアルキルスル
ホン類およびアルコール類を含む群からの個々の一員ま
たはそれらの混合物である。上記溶媒の例は、決して余
すことなく挙げるものではないが、石油エーテル、トル
エン、キシレン、シクロヘキサン、クロロベンゼン、リ
グロイン、トリエチルアミン、アニソール、メチルt−
ブチルエーテル、ジメチルホルムアミド、アセトアミ
ド、N−メチル−カプロラクタム、N−メチルピロリド
ンおよびテトラメチル尿素である。この反応媒体の中に
水が少量入っていても問題にはならない。
【0019】この反応温度は50から200℃、好適に
は60から150℃の範囲内である。アンモニアの量
は、該メチレン−グルタコン酸ジニトリルを基準にして
3から200モル、好適には5から100モルである。
この反応を追加的溶媒なしで実施する場合、この範囲の
上限内で行うのが好適であり、その逆も言える。
【0020】水素はこの反応混合物内に過剰に存在して
おり、H2の分圧は10から250バール、好適には2
0から200バールである。
【0021】この反応時間は、種々のパラメーター、例
えばバッチサイズ、温度、モル比、水素圧および水添触
媒に依存しており、例えば、0.5から10時間、好適
には0.5から6時間である。適切な水添触媒は、ニッ
ケルおよびコバルトを基とするもの、そして貴金属であ
るPd、PtおよびRhを基とするものであり、好適に
は本分野の技術者によく知られている様式で少量の不純
物、例えばMgO、B23、TiO2、V25、Cr2
3などが入っていてもよいNiおよびCoである。この
種類の触媒は、SiO2、Al23、石炭、ゼオライト
類などの支持体、および本分野の技術者に知られている
他の支持体の上に堆積させられていてもよい。しかしな
がら、ニッケルおよびコバルト触媒は、支持体なし、例
えばラネー型の「骨格」触媒の形態で用いられてもよ
い。
【0022】本発明に従う方法は、中間体を単離するこ
となく1つの反応槽の中で実施され得る。このような操
作では、任意に上記溶媒の1つを存在させ、該メチレン
−グルタコン酸ジニトリルとアンモニアとを最初に反応
させた後、更に水素を用いた処理を行う。この水添触媒
は、そのアンモニアを用いた反応と更に一層の水素処理
との間に添加されていてもよいが、しかしながら、処理
し易い様式、即ち好適な様式において、そのアンモニア
を用いた反応を行うに先立ってその触媒を添加してもよ
い。
【0023】本発明に従う方法は、例えば下記の如く表
され得る。
【0024】
【化5】
【0025】ジメチルアミノメチレングルタコン酸ジニ
トリルとアンモニアとを、環化させながら反応させるこ
とにより、ニコチノニトリルを生じさせた後、これの水
添を行うことで、2−アミノ−5−アミノメチルピリジ
ンを生じさせる。
【0026】この用いるメチレン−グルタコン酸ジニト
リルは、例えばグルタコン酸ジニトリルとo−エステル
類またはo−アミド類とを反応させることによって入手
可能である。加うるに、アミノメチレン−グルタコン酸
ジニトリル類は、それらの基になるβ−アミノ−アクリ
ロニトリル類を二量化することによる技術的に簡単な操
作で入手可能である。
【0027】
【実施例】実施例1 0.3リットルのV4Aステンレス鋼製オートクレーブ
の中に、15gのジメチルアミノメチレン−グルタコン
酸ジニトリル、75mLのトルエンおよび3gのRa−
Niを入れた後、25gの気体状アンモニアを注入し
た。この装置を100℃に加熱し、そして2時間後、追
加的に100バールの水素を注入した(全体で117バ
ールの圧力)。更に、5時間後、この混合物を放置して
冷却した後、この装置を降ろした。メタノールを添加し
た後、このオートクレーブから反応混合物を取り出し、
濾過で触媒を単離し、そして残存している混合物を濃縮
した。
【0028】純度が94.2%の生成物が12.7g得ら
れ、これは理論収率の95.3%に相当していた。
【0029】2−アミノ−5−ジメチルアミノメチル−
ピリジンの含有量は1.3%であった。
【0030】1H NMR(d−DMSO) 1.4−2.
0ppm(bs、2H、NH2)、3.2−3.6ppm
(s、2H、NH2)、5.68ppm(s、2H、CH
2)、6.39ppm(d、1H、H3)、7.38ppm
(dd、1H、H4)、7.82ppm(d、1H、
6)。
【0031】実施例2 実施例1と同様に、15gのグルタコン酸ジニトリルお
よび3gのRa−Niを最初に入れた後、70gの気体
状アンモニアを注入した。100℃で2時間後、追加的
に100バールのH2圧を入れ(全体圧力:112.8バ
ール)、そして水添を4.5時間実施した。この内容物
を冷却し、そしてこの装置を降ろした後、この混合物を
メタノールの中に取り上げ、濾過で触媒を単離し、そし
て残存している混合物を濃縮した。純度が95.9%の
生成物が12.5g得られ、これは理論収率の95.6%
に相当していた。ジメチルアミノ生成物の割合は0.6
%であった。
【0032】実施例3 実施例1と同様に、30mLのトルエンと10gのアン
モニアを用いて15gのジニトリルを環化させ後、水添
を行った。この収率は理論値の91.3%であった。
【0033】実施例4 15gのジメチルアミノメチレン−グルタコン酸ジニト
リルと3gのRa−Niと30gのアンモニアとを混合
した後、一定圧力および100℃で水添を行った。2−
アミノ−5−アミノ−メチルピリジンが理論収率の9
3.7%で得られた。
【0034】実施例5 15gのエトキシメチレン−グルタコン酸ジニトリル、
100mLのトルエンおよび3gのRa−Niを最初に
入れた後、30gの気体状アンモニアを注入した。実施
例1と同様に更に一層の反応を行った後、2−アミノ−
5−アミノメチルピリジンが理論収率の86.3%で得
られた。
【0035】本発明の特徴および態様は以下のとうりで
ある。
【0036】1.最初に、50から200℃、好適には
60から150℃で、式
【0037】
【化6】 [式中、R1は、−OR2または−N(R2、R3)を表
し、ここで、R2およびR3は、互いに独立して、直鎖も
しくは分枝のC1−C8−アルキル、C3−C8−アルケニ
ル、C2−C8−アルコキシアルキル、C4−C8−アルコ
キシアルケニル、C3−C8−シクロアルキル、C6−C
12−アリール、C7−C10−アラルキルを表すか、或は
N、OおよびSを含む群からのヘテロ原子を1または2
個有する飽和もしくは不飽和の5員から8員複素環式環
を表し、ここでR2とR3は、加うるに、これらの置換基
の基になっているN原子と一緒になって、N、Oおよび
Sを含む群からのさらなるヘテロ原子を含んでいてもよ
い5員から8員環を形成していてもよい]で表される置
換されているメチレン−グルタコン酸ジニトリルと、3
から200モル、好適には5から100モルのアンモニ
アとを反応させた後、水添触媒の存在下、10から25
0バール、好適には20から200バールのH2分圧で
存在している水素と反応させ、ここで、この反応を溶媒
の有り無しで実施する、ことを特徴とする、式
【0038】
【化7】
【0039】で表される2−アミノ−5−アミノメチル
−ピリジンの製造方法。
【0040】2.R1が、−N(R2、R3)の意味を有
する置換基R11で置き換えられており、ここで、R2
3が、互いに独立して、第1項で与えた意味を有する
ことを特徴とする第1項記載の方法。
【0041】3.R2とR3が置換基R12とR13で置き換
えられており、これらが互いに独立して、直鎖もしくは
分枝C1−C8−アルキル、シクロプロピル、シクロペン
チル、シクロヘキシル、フェニルまたはベンジルを表
し、ここで、R12とR13が、追加的に、これらの置換基
の基になっているN原子と一緒になって、N、Oおよび
Sを含む群からのさらなるヘテロ原子を含んでいてもよ
い5員から8員環を形成していてもよいことを特徴とす
る第1項記載の方法。
【0042】4.R12とR13が置換基R22とR23で置き
換えられており、これらが互いに独立して、C1−C4
アルキルを表し、そして追加的に、これらの置換基の基
になっているN原子と一緒になって、C1−C4−アルキ
ルまたはヒドロキシ−C1−C4−アルキルで置換されて
いてもよいモルホリン、ピロリジンまたはピペリジンを
表すことを特徴とする第3項記載の方法。
【0043】5.該溶媒が、炭化水素、ハロゲン化炭化
水素、第三級アミン類、ケトン類、ニトリル類、ジアル
キルカルボキサミド類、N−アルキル−ラクタム類、パ
ーアルキル尿素類、ジアルキルスルホキサイド類、ジア
ルキルスルホン類、エーテル類、アルコール類、燐酸パ
ーアルキルアミド類およびスルホン酸ジアルキルアミド
類を含む群からのものであり、そして好適に用いる溶媒
が、石油エーテル、トルエン、キシレン、シクロヘキサ
ン、クロロベンゼン、リグロイン、トリエチルアミン、
アニソール、メチルt−ブチルエーテル、ジメチルホル
ムアミド、アセトアミド、N−メチル−カプロラクタ
ム、N−メチルピロリドンおよびテトラメチル尿素を含
む群からの1種以上であることを特徴とする第1項記載
の方法。
【0044】6.用いる水添触媒がニッケルおよび/ま
たはコバルト触媒であり、好適にはそれぞれラネーニッ
ケルまたはラネーコバルトとして用いることを特徴とす
る第1項記載の方法。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 最初に、50から200℃、好適には6
    0から150℃で、式 【化1】 [式中、 R1は、−OR2または−N(R2、R3)を表し、 ここで、R2およびR3は、互いに独立して、直鎖もしく
    は分枝のC1−C8−アルキル、C3−C8−アルケニル、
    2−C8−アルコキシアルキル、C4−C8−アルコキシ
    アルケニル、C3−C8−シクロアルキル、C6−C12
    アリール、C7−C10−アラルキルを表すか、或はN、
    OおよびSを含む群からのヘテロ原子を1または2個有
    する飽和もしくは不飽和の5員から8員複素環式環を表
    し、ここでR2とR3は、加うるに、これらの置換基の基
    になっているN原子と一緒になって、N、OおよびSを
    含む群からのさらなるヘテロ原子を含んでいてもよい5
    員から8員環を形成していてもよい]で表される置換さ
    れているメチレン−グルタコン酸ジニトリルと、3から
    200モル、好適には5から100モルのアンモニアと
    を反応させた後、水添触媒の存在下、10から250バ
    ール、好適には20から200バールのH2分圧で存在
    している水素と反応させ、ここで、この反応を溶媒を用
    いるかまたは用いないで実施する、ことを特徴とする、
    式 【化2】 で表される2−アミノ−5−アミノメチル−ピリジンの
    製造方法。
JP01223794A 1993-01-18 1994-01-11 2−アミノ−5−アミノメチル−ピリジンの製造方法 Expired - Fee Related JP3334310B2 (ja)

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EP (1) EP0607804B1 (ja)
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