JPH0627092U - 硝子繊維切断用カッター - Google Patents

硝子繊維切断用カッター

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Publication number
JPH0627092U
JPH0627092U JP6521392U JP6521392U JPH0627092U JP H0627092 U JPH0627092 U JP H0627092U JP 6521392 U JP6521392 U JP 6521392U JP 6521392 U JP6521392 U JP 6521392U JP H0627092 U JPH0627092 U JP H0627092U
Authority
JP
Japan
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cutter
glass fiber
roll
blades
cutting
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP6521392U
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English (en)
Inventor
俊明 柿沼
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Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
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Publication date
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Publication of JPH0627092U publication Critical patent/JPH0627092U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カッターブレード間に硝子繊維が詰まること
を防ぐ。 【構成】 硬質ゴムの接触ロール6と対峙して、カッタ
ーブレード3を有するカッターロール2とから成る硝子
繊維切断用カッターにおいて、カッターブレード3の間
のカッターロール外周面に発泡率が3〜10倍のシリコ
ンゴム製ライナー材9を装着した。 【効果】 カッターロールのブレード間に硝子繊維が詰
まることを超長期間にわたって防止することができる。
従って、硝子繊維の切断を全く中断することなくきわめ
て長期間にわたって安定して硝子繊維切断装置を連続稼
動させることができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は硝子繊維ロービングを切断してチョップドストランドとするための硝 子繊維切断用カッターに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の硝子繊維の切断は、第2図ないし第3図に示すように、駆動軸1に軸着 したカッターロール2にカッターブレード3を固定し、各カッターブレード3間 にスペーサー4を位置させてこれをカッターロール2に固定してカッターブレー ド3の間隔を保持する。そしてカッターロール2と適当間隔をおいて支持軸5に 回転自在に装着した硬質ゴム製の接触ロール6を設置し、両ロール2,6の中間 上方に糸押えロール7を設けて硝子繊維8を切断するようにしていた。
【0003】 前記カッターロール2に固定するカッターブレード3の間隔が広い場合には、 切断された硝子繊維がカッターブレード3間に詰まるような事故が生ずる虞れは ないが、硝子繊維を短かく切断するためカッターブレード3の間隔を狭くしたと きは(例えば10mm以下)、切断の際にカッターブレード3間に切断された硝 子繊維8が詰まる事故が生ずる。
【0004】 これを防止するためにはカッターロール2を高速回転させ、その遠心力によっ て除去する手段が考えられるが、除去目的を果すには充分ではない。また、チョ ップドストランドの供給速度と整合させることが難しくなる。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案の硝子繊維切断用カッターは、接触ロールと、該接触ロールに対峙する カッターロールとを備え、該カッターロールの外周面には複数枚のブレードがカ ッターロールの周方向に所定間隔をおいて突設されている硝子繊維切断用カッタ ーにおいて、該カッターロールの外周面の該ブレード間に、発泡率が3〜10倍 の発泡シリコンゴムよりなるライナー材を装着したことを特徴とするものである 。
【0006】
【作用】
かかる本考案の硝子繊維切断用カッターにおいては、カッターロールの外周面 のブレード間に弾性材よりなるライナー材を固定することにより、その弾性を利 用して切断した硝子繊維を外側にはじき飛ばし目詰りを防止することができる。
【0007】 本考案で採用したライナー材は発泡率が3〜10倍のシリコンゴムであるが、 このシリコンゴムはクリープ変形が起らず、長時間連続運転しても、ブレード間 に入り込んだ硝子繊維を確実に弾き飛ばす。
【0008】
【実施例】
以下、第1図を参照して実施例について説明する。カッターロール2のカッタ ーブレード3の間のスペーサー4の外周面に発泡率が3〜10倍のシリコンゴム よりなるライナー材9が装着されている。
【0009】 本実施例では、このシリコンゴム製ライナー材9はブレード3間の溝の形状に 応じた形状に成形され、スペーサー4又はカッターブレード3に接着或は離脱し ないように押込まれることにより装着されている。この実施例に係る硝子繊維切 断用カッターのその他の構成は前記従来例と同様である。
【0010】 かかる硝子繊維切断用カッターにおいては、接触ロール6とカッターブレード 3との間で硝子繊維8を切断するが、この際シリコンゴム製ライナー材9の硬度 が小さいので、硝子繊維8によってシリコンゴム製ライナー材9が圧縮され、一 度に多数の重積した硝子繊維8を切断することができる。
【0011】 又、圧縮されたシリコンゴム製ライナー材9の復元力によって、カッターブレ ード3間に入った切断された硝子繊維(チョップドストランド)は外側に弾き飛 ばされ、目詰りを起こすことがない。従って、連続的に長時間の使用が可能で切 断不良を起こす虞れがない。
【0012】 このシリコンゴムは、発泡率が3〜10倍のシリコンゴムであり、クリープ変 形が実質的に全く発生せず、超長期間にわたって硝子繊維8の詰まりを確実に防 止することができる。
【0013】 比較のために、各種のウレタンや発泡ポリエチレンを採用したが、いずれも短 期間で硝子繊維の詰まりが生じてしまうことが認められた。24hr連続運転を 継続したときに詰まり防止機能が維持される期間は次の通りであった。
【0014】
【表1】
【0015】 なお、上記実施例ではカッターブレード2をスペーサーで挟持する場合につい て説明しているが、本考案はブレードをスペーサーを使わないで固定する場合に も適用できる。
【0016】
【考案の効果】
以上の通り、本考案の硝子繊維切断用カッターにあっては、カッターロールの ブレード間に硝子繊維が詰まることを超長期間にわたって防止することができる 。従って、硝子繊維の切断を全く中断することなくきわめて長期間にわたって安 定して硝子繊維切断装置を連続稼動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る硝子繊維切断用カッターのカッタ
ーロールの断面図である。
【図2】従来用いられている硝子繊維切断用カッターの
斜視図である。
【図3】従来のカッターロールの断面図である。
【符号の説明】
2 カッターロール 3 カッターブレード 4 スペーサー 6 接触ロール 8 硝子繊維 9 シリコンゴム製ライナー材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接触ロールと、該接触ロールに対峙する
    カッターロールとを備え、該カッターロールの外周面に
    は複数枚のブレードがカッターロールの周方向に所定間
    隔をおいて突設されている硝子繊維切断用カッターにお
    いて、該カッターロールの外周面の該ブレード間に、発
    泡率が3〜10倍の発泡シリコンゴムよりなるライナー
    材を装着したことを特徴とする硝子繊維切断用カッタ
    ー。
JP6521392U 1992-09-18 1992-09-18 硝子繊維切断用カッター Withdrawn JPH0627092U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001293689A (ja) * 2000-04-11 2001-10-23 Nitto Boseki Co Ltd 繊維切断装置
KR101390758B1 (ko) * 2012-06-12 2014-04-30 한국에너지기술연구원 스크류압출기를 이용한 촉매 성형장치
US8748560B2 (en) 2008-04-18 2014-06-10 Nikkiso Company, Ltd. Adsorbent for the removal of blood cells

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