JPH0627068U - ボルト等の回転操作具 - Google Patents

ボルト等の回転操作具

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JPH0627068U
JPH0627068U JP7044692U JP7044692U JPH0627068U JP H0627068 U JPH0627068 U JP H0627068U JP 7044692 U JP7044692 U JP 7044692U JP 7044692 U JP7044692 U JP 7044692U JP H0627068 U JPH0627068 U JP H0627068U
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bolt
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真司 壬生
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Sekisui House Ltd
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Sekisui House Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ボルト等を離れたところから容易に遠隔操作
することができるようにした簡易な回転操作具を提供す
る。 【構成】 操作棒(16)の先端にレンチ頭部(11)を枢
着し、同じく操作棒(16)に設けた開閉部材(24)でこ
のレンチ頭部(11)を開閉できるよう連動連結するとと
もに、操作棒(16)の押し引きによってレンチ頭部(1
1)に係止したボルト等を回転させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、ボルト等を離れたところから遠隔操作して回転できるようにした 簡易な回転操作具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ボルトを離れたところから遠隔操作する必要のある場合は少なくない。図6及 び図7は、そのような場合の一例であって、住宅のバスをレベル調整しながら据 付ける場合を示している。このようなバス(1)の据付けは、まずそのバス(1 )の上面に水準器(2)を設置し、この水準器(2)で水平を見ながら、バス( 1)底面より突出させた調整ボルト(3)を、図7のようにレンチ(4)で回転 操作しながら、レベル調整を行うようにしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記のように、従来においては、バス(1)のレベル調整を行う場合、そのバ ス(1)の上面側で水準器(2)を見ながら、底面側で調整ボルト(3)を回動 操作する必要があり、調整ボルト(3)を回動操作している際には、水準器(2 )でレベルを確かめることができないため、何度も姿勢を上下させなければなら ず、作業に非常な時間を要するという不都合があった。また、図7で示すように 、調整ボルト(3)の回転操作は、バス(1)の底面側に潜り込んで行わなけれ ばならず、困難な作業を強いられていた。
【0004】 この考案は、このような従来の欠点を解消して、ボルト等を離れたところから 容易に遠隔操作することができるようにした簡易な回転操作具を提供することを 目的としてなされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、この考案の回転操作具は、一対の顎部材とそれら 顎部材の咬え面を相互に近付ける方向に付勢するバネとを備えたレンチ頭部を、 その一方の顎部材の基端部分を操作棒の先端に枢着して取付けるとともに、同じ く操作棒に取り付けた顎開閉部材を前記他方の顎部材へ開閉自在に連動連結して なることを特徴とする。
【0006】 上記において、顎開閉部材を、操作棒に摺動自在に嵌合した円筒によって構成 することが考えられる。また、同じく操作棒の基端をL字形に折曲して握り部と し、この握り部をゴムその他の摩擦の大きい被覆材で被覆したものが考えられる 。
【0007】
【作用】
上記の構成において、顎開閉部材を操作棒の中間部よりも基端部分側に配置し ておけば、この開閉部材の操作によって顎部材を開かせて容易にボルト等へ係止 させることができるとともに、そのままの状態で、操作棒を回転させることによ り、離れたところで簡単にボルト等を回転させることができる。また、上記L字 型に折曲した握り部の被覆材をナット等の側面に押し付けて、そのナットの回転 方向に移動させることによって、比較的素早くそのナット等を回転操作すること ができる。
【0008】
【実施例】
図1は、この考案の操作具の全体を示す分解斜視図である。図において(11) は、相互に回転自在に枢着された一対の顎部材(12)(13)からなるレンチ頭部 であって、これは、従来公知のレンチの頭部部分を利用したものであり、通常、 固定側の顎部材(13)に対して、回転側の顎部材(12)は、板バネ(14)によっ て、常にそれら顎部材(12)(13)の歯形の咬え面(15)(15)を近づける方向 に付勢するようにしている。この場合のバネ(14)の付勢方法等は公知であるの で、その詳細な構造は省略する。
【0009】 上記咬え面(15)(15)とは反対側の固定側顎部材(13)の基端部分が、パイ プ状の操作棒(16)の先端にピン(17)によって回転自在に枢着されている。即 ち、操作棒(16)の先端部は先端面から所定の長さにわたってスリット(18)が 形成されるとともに、このスリット(18)内に顎部材(13)の基端部が差し込ま れるとともに、操作棒(16)の側面から差し込んだピン(17)によって枢着支持 されている。他方の回転側の顎部材(12)の背側には、操作ワイヤー(20)の一 旦が連結されるとともに、この操作ワイヤー(20)の他端は、操作棒(16)の先 端部近傍に形成された連絡穴(21)を通ってその操作棒(16)内に引き込まれて いる。他方、操作棒(16)の基端部の近傍位置には、その操作棒(16)の長手方 向に長い長穴状のガイド孔(22)が形成されるとともに、このガイド孔(22)を 被覆するようにして、筒状の開閉部材(24)が長手方向に図2及び図3で示すよ うに摺動自在に外嵌されている。そして、前記ワイヤー(20)の操作棒(16)内 の端部は、そのガイド孔(22)を貫通する留めボルト(25)とナット(26)によ って、開閉部材(24)に連結されている。更に、この開閉部材(24)の外周面は 、ゴム製の筒状カバー(27)が外嵌されている。
【0010】 即ち、上記開閉部材(24)は、留めボルト(25)がガイド孔(22)内で移動で きる範囲で摺動可能であり、この開閉部材(24)を図2のように操作棒(16)の 基端側に摺動させると、ワイヤー(20)を介して回転側顎部材(12)が開くよう に回動させられるようになっている。なお、操作棒(16)の先端部には、固定側 顎部材(13)を枢着するピン(17)を利用して、ワイヤー(20)の押さえ部材( 28)が取付けられている。
【0011】 操作棒(16)の基端部分には、L字型の握り部材(30)が取付けられて、この 基端部分をL字型に折曲した握り部(31)とされるとともに、この握り部(31) が、ゴムその他の摩擦の大きい円筒状被覆材(32)によって被覆されている。
【0012】 次に、上記操作具を用いたボルト或いはその他の部材の回転操作法を説明する 。まず、図4の(A)で示すように、前記握り部(31)を一方の手で持ち、開閉 部材(24)を他方の手で持って、この開閉部材(24)を手前方向(図の右方向) に引くと、ワイヤー(20)を介して前記回転側顎部材(12)が開くので、この状 態で、ボルト(33)の外周部分に咬え面(15)(15)を位置させて開閉部材(24 )を離すと、この開閉部材(24)がワイヤー(20)によって引っ張られるととも に、前記バネ(14)の力で回転側顎部材(12)が元の側に回転し、ボルト(33) を咬え込んだ状態で係止される。このとき、レンチ頭部(11)は操作棒(16)に 対して略直角方向に突出した状態に保持しておく。
【0013】 上記の状態から図(B)のように、この操作棒(16)を手前側に引くと、前記 ピン(17)を中心としてレンチ頭部(11)が図の矢印方向に回転し、これによっ てボルト(33)が同じ方向に回転させられることになる。
【0014】 次いで、操作棒(16)を押し出す方向に移動させると、これに伴って、レンチ 頭部(11)も元の方向へ回転するが、この時、公知のレンチの構造として、逆方 向の回転の際にはボルト(33)に対する係止が外れて摺動するような構造となっ ており、再び、この状態から前記(B)と同方向に回転させると、再びボルト( 32)を係止した状態で回転させることができる。そして、これを繰り返しながら ボルト(33)を図の時計方向に回転させることができる。なお、ボルト(33)を 逆方向に回転させる場合には、レンチ頭部(11)を反対側から係止させることに より同様に操作棒(16)を押し引きすることで操作できる。
【0015】 また、ロックナット等を速やかに回転させる必要のある場合には、図5で示す ように、握り部(31)の被覆材(32)の外周面を、そのナット(35)の外側面に 押し付けて水平方向に移動させることによって、操作できるようになっている。
【0016】 上記操作具は、ボルトやナットに限らずパイプ等を回転させる場合にも使用す ることができる。
【0017】
【考案の効果】
以上のように、この考案によれば、操作棒に設けた開閉部材を操作して、先端 のレンチ頭部をボルト等の頭部等へ係止させ、この状態で、その操作棒を押し引 きすることによって、離れたところから簡単にボルト等を回転操作することがで き、そのため、前記のように上面の水準器を見ながら底面側のボルトを回転操作 する必要のあるバスのレベル調整等の際に何度も姿勢を変える必要がなく、迅速 かつ楽に作業を行えるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例を示す操作具の全体の要部分
解斜視図である。
【図2】開閉部材を握り部側へ摺動させた状態の開閉部
材部分の縦断面図である。
【図3】同じく、開閉部材を操作棒の先端側の摺動させ
た状態の要部の縦断面図である。
【図4】本考案操作具によるボルト等の回転操作方法を
示す側面図である。
【図5】握り部を用いてナットを回転させる場合の操作
方法を示す要部の斜視図である。
【図6】バスのレベル調整を行なう場合の従来の方法を
示す正面図である。
【図7】同じく、バス底面の調整ボルトの従来の操作方
法を示す正面図である。
【符号の説明】
(11) レンチ頭部 (12) 顎部材 (13) 顎部材 (14) バネ (15) 咬え面 (16) 操作棒 (24) 顎開閉部材 (31) 握り部

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の顎部材とそれら顎部材の咬え面を
    相互に近付ける方向に付勢するバネとを備えたレンチ頭
    部を、その一方の顎部材の基端部分を操作棒の先端に枢
    着して取付けるとともに、同じく操作棒に取り付けた顎
    開閉部材を前記他方の顎部材へ開閉自在に連動連結して
    なることを特徴とするボルト等の回転操作具。
  2. 【請求項2】 顎開閉部材が、操作棒に摺動自在に嵌合
    した円筒からなることを特徴とする請求項1のボルト等
    の回転操作具。
  3. 【請求項3】 操作棒の基端をL字形に折曲して握り部
    とし、この握り部をゴムその他の摩擦の大きい被覆材で
    被覆したことを特徴とする請求項1又は2のボルト等の
    回転操作具。
JP1992070446U 1992-09-14 1992-09-14 ボルト等の回転操作具 Expired - Lifetime JP2586828Y2 (ja)

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JPH0627068U true JPH0627068U (ja) 1994-04-12
JP2586828Y2 JP2586828Y2 (ja) 1998-12-14

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54142897U (ja) * 1978-03-29 1979-10-03
JPH01106170U (ja) * 1987-12-29 1989-07-17

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54142897U (ja) * 1978-03-29 1979-10-03
JPH01106170U (ja) * 1987-12-29 1989-07-17

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