JPH0627051U - ワーク加工用工具の折損検出装置 - Google Patents

ワーク加工用工具の折損検出装置

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JPH0627051U
JPH0627051U JP7002592U JP7002592U JPH0627051U JP H0627051 U JPH0627051 U JP H0627051U JP 7002592 U JP7002592 U JP 7002592U JP 7002592 U JP7002592 U JP 7002592U JP H0627051 U JPH0627051 U JP H0627051U
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JP
Japan
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signal
tool
breakage
pseudo
work
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Application number
JP7002592U
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English (en)
Inventor
隆博 西川
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Tsubakimoto Chain Co
Original Assignee
Tsubakimoto Chain Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ワーク加工用工具の折損を確実に検出するた
めの装置を提供する。 【構成】 工具折損検出装置20は、工具が折損したと
き工具から発する超音波(AE信号)を検知するAEセ
ンサ21を有している他に、ワークに疑似AE信号を送
る疑似AE信号発振手段32と、AEセンサー21に検
知された疑似AE信号によってワークに対する工具の接
触・非接触状態を判定して工具の折損を判定する工具折
損判定回路29とを有している。ワークの加工中、疑似
AE信号は定期的にワークに加えられ、ワークに接触し
ている工具に伝達され、AEセンサ21に検知される。
工具が折損しワークから離れると、疑似AE信号は工具
に伝達されなくなり、AEセンサ21に検出されなくな
る。これによって工具の折損が工具折損判定回路29に
よって判定され、検出される。一方、工具から発するA
E信号をAEセンサ21が検知することによっても、折
損が検出される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ワーク加工用工具の折損を確実に検出するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ワークの加工中に工具が折損したとき、工具から発生する超音波(以下 、「AE信号」と称する。)をAEセンサーによって検知し、工具の折損を検出 する工具折損検出装置(図示省略)がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、このような工具折損検出装置は、工具の折損を一度検知し損なうと 、再度検知することができず、工具が折損したままの状態で加工が継続されるこ とがあるという問題点を有している。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、工具の折損をAEセンサーによって検出する工具折損検出装置にお いて、前記ワークに疑似AE信号を送る疑似AE信号発振手段と、前記AEセン サーに検知された前記疑似AE信号によって前記ワークに対する前記工具の接触 ・非接触状態を判定する工具折損判定回路とを有する装置により、前記の課題を 解決した。
【0005】
【作用】
疑似AE信号発振手段は、ワークに疑似AE信号を定期的に送る。 ワークに加工が施されている間、ドリル、エンドミル等の工具はワークに接触 している。このため、疑似AE信号はワークから工具に伝達され(以下、このよ うな状態を「導通状態」と称する。)、AEセンサーによって検知される。 工具折損判定回路は、AEセンサーが疑似AE信号を検知したことによって、 工具とワークが導通状態になっており工具が折損していないと判定する。
【0006】 工具は、折損したときAE信号を発生する。AE信号はAEセンサーによって 検知される。この検知によって工具の折損が検出される。 又、工具は折損によって、ワークに対して非接触状態になり、工具とワークの 間は非導通状態となる。このため、疑似AE信号は、ワークから工具に伝達され なくなり、ワークに送られたにもかかわらず、AEセンサーに検知されないこと になる。 工具折損判定回路は、AEセンサーが疑似AE信号を検知しないことによって 、工具とワークが非導通状態であることを検知し、工具が折損したものと判定す る。 従って、工具の折損は、AE信号の検知と、疑似AE信号の遮断とによって検 出されることになる。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図1乃至図3に基づいて説明する。 工作機械10(図2参照)のワーク加工用工具(工具)11の支持部12には 、工具折損検出装置20のAEセンサー21が取付けられている。又、ワークW が取付けられるテーブル13には、後述する疑似AE信号発振部26が設置され ている。工具11は、例えば、ドリル、エンドミル、ボーリングバー等である。
【0008】 AEセンサー21(図2参照)は、信号レベル検出回路22に接続されている 。 信号レベル検出回路22は、AEセンサー21によって検知されたAE信号、 或いは、後述する疑似AE信号をアナログ信号からデジタル信号に変換する回路 である。
【0009】 パラメータ設定回路31(図1参照)は、作業員の外部操作によって、折損検 出サイクル時間(ts、図3参照)と、後述する疑似AE信号発生手段32から 発生させられる疑似AE信号の発振間隔時間(tj)とを設定する回路である。 折損検出サイクル時間(ts)とは、ワークWを工作機械10のテーブル13 に取付け、加工終了後、次のワークWをテーブル13に取付けるまでの加工サイ クル時間(Ts)よりも長く設定された時間のことをいう。実施例では、1加工 サイクル時間(Ts)内に3箇所の孔明け作業が行なわれるようになっている。 疑似AE信号の発振間隔時間(tj)は、ワークWの複数箇所に加工を施すと き、どれか1ヶ所に要する加工時間(Tj)よりも短く設定されている。 パラメータ設定回路31には、タイミング生成回路23が接続されている。
【0010】 タイミング生成回路23は、折損検出サイクル時間(ts)が経過する度毎に 後述する第2折損判定回路29にサイクル完了信号P1を送るとともに、発振間 隔時間(tj)が経過する度毎にモード切替回路24を介して、疑似AE信号発 生回路25に疑似AE信号を発生するように疑似AE信号発生指示信号P2を送 る回路である。 タイミング生成回路23には、モード切替回路24が接続されている。
【0011】 モード切替回路24は、直接検出モード(Aモード)と導通チェックモード( Bモード)とを切り替える回路である。 Aモードとは、AE信号を検出するためのモードのことであり、Bモードとは 疑似AE信号を使用して工具11がワークWと導通状態になっているか否かを検 出するためのモードのことである。
【0012】 疑似AE信号発生手段32は、疑似AE信号発生回路25と、疑似AE信号発 振部26とで構成されている。 疑似AE信号発生回路25は、モード切替回路24がBモードに切り替わって いる間に、疑似AE信号発振部26に疑似AE信号を発生させる回路である。 疑似AE信号発振部26は、工具が折損したときに発生する実際の超音波(A E信号)に似せた超音波(疑似AE信号)を発生する部分であり、自ら振動する ようになっている。
【0013】 モード切替回路24には、第1折損判定回路27と導通判定回路28とが接続 されている。 第1折損判定回路27は、モード切替回路24がAモードに切り替わっている とき、AEセンサー21によって検知された信号がAE信号であるか、或いは、 雑音であるかを分析し、判定するための回路である。
【0014】 導通判定回路28は、モード切替回路24がBモードに切り替わっているとき 、疑似AE信号が送られてきたか否かによって、ワークWに工具11が導通して いるか否かを判定するための回路である。 導通判定回路28には、第2折損判定回路(工具折損判定回路)29が接続さ れている。
【0015】 第2折損判定回路29は、タイミング生成回路23から送られてきた前回のサ イクル完了信号P1とその後に送られてきたサイクル完了信号P1との間に、導 通判定回路28から送られてくる信号が導通判定信号P3か、非導通判定信号P 4であるかを判定し、工具11の折損を検知する回路である。 第1、第2折損判定回路27,29には、折損通知手段30が接続されている 。 折損通報手段30は、第1、第2折損判定回路27,29から送られてくる折 損信号P5,P6によって、工具11が折損したことを作業員に通報する装置で ある。
【0016】 次に、動作を説明する。 先ず工具に折損が生じていない場合について説明する。 モード切替回路24は、通常、Aモードに切り替わっている。 工具に折損が生じていないため、AE信号は発生せず、第1折損判定回路27 は、折損信号P5を折損通知手段30に送ることはない。
【0017】 タイミング生成回路23は、発振間隔時間(tj)が経過すると、疑似AE信 号発生指示信号P2をモード切替回路24に送る。モード切替回路24は、疑似 AE信号発生指示信号P2を受けると、Bモードに切り替わり、疑似AE信号発 生回路25を作動させるON信号P7を疑似AE信号発生回路25に送る。
【0018】 疑似AE信号発生回路25は、ON信号P7に基づいて疑似AE信号発振部2 6から疑似AE信号を発生させる。 疑似AE信号は、ワークWに工具11が接触している場合のみ、工具に伝達さ れ、AEセンサー21によって検知される。疑似AE信号は、信号レベル検出回 路22によってアナログ信号からデジタル信号に変換され、モード切替回路24 に送られる。この時、モード切替回路24はまだBモードに切り替わったままに なっており、疑似AE信号は導通判定回路28に送られる。 導通判定回路28は、疑似AE信号が送られて来たことによって、導通判定信 号P3を第2折損判定回路29に送る。 第2折損判定回路29は、導通判定信号P3が送られてきたことを記憶する。
【0019】 疑似AE信号発生指示信号P2がモード切替回路24に送り込まれなくなると 、モード切替回路24はBモードからAモードに自動的に切り替わり、疑似AE 信号発生回路25にOFF信号P8を送る。疑似AE信号発生回路25はOFF 信号P8に基づいて疑似AE信号発振部26の発振を停止させる。
【0020】 その後、発振間隔時間(tj)が経過すると、タイミング生成回路23は、再 度、疑似AE信号発生指示信号P2をモード切替回路24に送り、疑似AE信号 発生手段32によって疑似AE信号を発振させる。 導通判定回路28は、再度、導通判定信号P3を第2折損判定回路29に送る 。
【0021】 このようにして、発振間隔時間(tj)毎に、ワークWに疑似AE信号が伝達 され、その度毎に第2折損判定回路29によって折損の有無が判定される。 その後、折損検出サイクル時間(ts)が経過すると、タイミング生成回路2 3は、サイクル完了信号P1を第2折損判定回路29に送る。 第2折損判定回路29は、折損検出サイクル時間(ts)内に、導通判定回路 28から導通判定信号P3を受け取っているため、折損無しの信号を折損通報回 路に送る。
【0022】 次に、工具が折損した場合について説明する。 工具11は折損するとAE信号を発する。AE信号は、AEセンサー21によ って検出され、信号レベル検出回路22によってデジタル信号に変換され、モー ド切替回路24を経て、第1折損判定回路27に送られる。第1折損判定回路2 7は、送られてきた信号がAE信号であるか、雑音であるかを判断し、AE信号 である場合には、折損信号P5を折損通報手段30に送り、折損通報手段30に よって、工具の折損を作業員に通報する。
【0023】 一方、工具は折損するとワークから離れ、定期的にワークに送り込まれていた 疑似AE信号が工具に伝達されなくなる。このため、AEセンサー21は、疑似 AE信号を検知しなくなる。そして、導通判定回路28は、非導通と判定し、非 導通判定信号P4を第2折損判定回路29に送る。第2折損判定回路29は、1 折損検出サイクル時間(ts)内に、1度も導通判定回路28から導通判定信号 P3が送り込まれて来ないため、折損通報手段30によって、工具の折損を作業 員に通報する。
【0024】 従って、AEセンサー21がAE信号を検知し損なっても、疑似AE信号によ って、工具の折損を確実に検出することができる。
【0025】
【考案の効果】
本考案のワーク加工用工具の折損検出装置は、工具の折損を一度検知し損なっ ても、折損を確実に検知することができるようになっているため、折損したまま の工具で加工を継続する恐れを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の工具折損検出装置の回路図である。
【図2】工作機械に対する工具折損検出装置の取付け状
態を示す概略図である。
【図3】工具折損検出装置の動作説明用のタイムチャー
ト図である。
【符号の説明】
W ワーク 11 工具 20 工具折損検出装置 21 AEセンサー 32 疑似AE信号発振手段 29 第2工具折損判定回路(工具折損判定回路)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 工具の折損をAEセンサーによって検出
    する工具折損検出装置において、前記ワークに疑似AE
    信号を送る疑似AE信号発振手段と、前記AEセンサー
    に検知された前記疑似AE信号によって前記ワークに対
    する前記工具の接触・非接触状態を判定する工具折損判
    定回路とを有することを特徴とする、ワーク加工用工具
    の折損検出装置。
JP7002592U 1992-09-14 1992-09-14 ワーク加工用工具の折損検出装置 Pending JPH0627051U (ja)

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JP7002592U JPH0627051U (ja) 1992-09-14 1992-09-14 ワーク加工用工具の折損検出装置

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JP7002592U JPH0627051U (ja) 1992-09-14 1992-09-14 ワーク加工用工具の折損検出装置

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JPH0627051U true JPH0627051U (ja) 1994-04-12

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JP7002592U Pending JPH0627051U (ja) 1992-09-14 1992-09-14 ワーク加工用工具の折損検出装置

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JP (1) JPH0627051U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018176329A (ja) * 2017-04-10 2018-11-15 株式会社Subaru ドリル異常検知システム、ドリル異常検知方法、穿孔システム及び被穿孔品の製造方法
JP2022044561A (ja) * 2020-09-07 2022-03-17 ジック アーゲー 工作機械の工具の検査

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JP2018176329A (ja) * 2017-04-10 2018-11-15 株式会社Subaru ドリル異常検知システム、ドリル異常検知方法、穿孔システム及び被穿孔品の製造方法
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