JP5345817B2 - 工作機械の無線式送受信装置 - Google Patents

工作機械の無線式送受信装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5345817B2
JP5345817B2 JP2008245617A JP2008245617A JP5345817B2 JP 5345817 B2 JP5345817 B2 JP 5345817B2 JP 2008245617 A JP2008245617 A JP 2008245617A JP 2008245617 A JP2008245617 A JP 2008245617A JP 5345817 B2 JP5345817 B2 JP 5345817B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
communication
data
processing unit
machine tool
control data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008245617A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010079494A (ja
Inventor
栄 岸
信二 小川
和樹 吉田
周一 水野
達弥 安齋
Original Assignee
アバゴ・テクノロジーズ・ジェネラル・アイピー(シンガポール)プライベート・リミテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by アバゴ・テクノロジーズ・ジェネラル・アイピー(シンガポール)プライベート・リミテッド filed Critical アバゴ・テクノロジーズ・ジェネラル・アイピー(シンガポール)プライベート・リミテッド
Priority to JP2008245617A priority Critical patent/JP5345817B2/ja
Publication of JP2010079494A publication Critical patent/JP2010079494A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5345817B2 publication Critical patent/JP5345817B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、NC旋盤等の工作機械における無線式送受信装置に関し、その中でも非常停止等、安全性を確保するための送受信技術に関する。
一般にこの種の工作機械では、作業性向上のために制御盤とは別に携帯可能な操作端末が備えられている。この操作端末はケーブルを介して工作機械と接続されているため、移動時にはそのケーブルを引き回す必要があり、作業の邪魔となっている。
そのため、工作機械と操作端末との間のデータの送受信を無線方式で行うことが提案されている(特許文献1、2)。
しかし、無線方式でデータの送受信を行う場合には、ケーブルを用いた有線方式と比べると信頼性に欠けるため、これまでのところ実用化までには至っていないのが実情である。
無線方式の信頼性を向上させる技術に関しては、例えば、特許文献3、4がある。
特許文献3には、無線通信での非常停止機能を向上させたロボットの制御装置が開示されている。その制御装置では操作端末に複数のパケット生成回路が設けられていて、非常停止時には各々のパケット生成回路で非常停止に関するパケットデータが作成され、ロボット本体側に送信されるようになっている。従って、同時に全てのパケット生成回路が故障しない限り非常停止の無線通信が確保されるため、信頼性を向上させることができる。
特許文献4には、複数の無線回線を用いてデータを送受信する通信方法が開示されている。そこでは、複数の無線回線で同時にデータを送信し、いずれかの回線で最初に正常に受信できたデータを使って停止等の制御処理を行うようにしている。そうすることで、正常にデータを受信する機会が増えるため、システム全体の信頼性が向上するとしている。また、伝送信頼性の異なる2つの無線方式の使用も提案されている。
特開平5−293740号公報 特許第2849135号公報 特開2004−148488号公報 特開2007−26010号公報
工作機械と操作端末との間を無線通信にするためには、その信頼性の向上が必須であり、特に、操作端末で非常停止操作が行われた場合にはそのデータを間違いなく送受信して機械本体を確実に停止させる必要がある。
その一方で、信頼性や安全性を優先すれば、ノイズの混入や電波の不安定化などの通信障害が発生した場合には中断や非常停止させるのが好ましいが、そうすると機械の停止が頻繁に発生して稼働率が低下してしまい、使用にたえなくなるおそれがある。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、機械停止の発生が抑制でき、非常停止時には高い信頼性でもって停止させることのできる、安全性に優れた工作機械の無線式送受信装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の工作機械の無線式送受信装置は、工作機械に接続される送受信機と、上記送受信機との間で複数の無線通信手段によりデータの送受信が可能な操作端末と、を備え、上記複数の無線通信手段は、通常の通信状態において、上記工作機械を操作するための操作制御データと、上記工作機械の安全性を維持するための安全制御データとを送受信する第1無線通信手段と、上記安全制御データのみを送受信する第2無線通信手段と、を含むことを特徴とする。
係る構成の無線式送受信装置によれば、通常の通信状態では、操作制御データは第1無線通信手段によってのみ送受信され、安全制御データは第1無線通信手段と第2無線通信手段とで送受信されるようになっている。
従って、安全制御データについては2つの通信手段で送受信されるため、それだけ安全性、信頼性を向上させることができる。
そして、操作制御データは安全制御データと比べると高度な信頼性は必要ないものの、送受信の頻度が極めて高いため通信障害の影響を受け易い。従って、操作制御データと安全制御データとが混在した状態で送受信した場合において、例えば非常停止の閾値等を高めに設定するなど安全性、信頼性を優先すれば、操作制御データの通信障害によって頻繁に機械の停止や中断を招くおそれがあるが、第2無線通信手段では、安全制御データのみを送受信するようにしたことで操作制御データの影響を受けずに済むため、頻繁な機械の停止等を招かずに高度な安全性、信頼性が確保できる。
そして、第1無線通信手段においては、安全性を気にすることなく従来通り通信条件等を任意に調整して設定することができ、安全性を損なわずに機械停止等の発生を抑制することができる。
例えば、上記第1無線通信手段として電波通信が用いられ、上記第2無線通信手段として赤外線通信が用いられているものとすることができる。
このように、特性の異なる2つの無線通信を使用することで、通信の信頼性、安全性を向上させることができる。すなわち、電波通信は指向性が低くて障害物の影響を受け難い利点があるが、ノイズの影響を受け易い欠点がある。一方、赤外線通信は指向性が高くて障害物の影響を受け易い欠点があるが、ノイズの影響は受け難い利点がある。従って、これら2つの無線通信を使用することで、互いの弱点を補ってより信頼性に優れた無線通信を確立することができる。
更には、上記第1無線通信手段による通信ができなくなった場合には、上記第2無線通信手段で安全制御データに加えて操作制御データを送受信するとともに、警報を行うようにしておくのが好ましい。
そうすることで、よりいっそう機械停止の発生を抑制することができ、頻繁に電波通信に断片的な通信障害が発生するような場合であっても、作業者は作業を中断せずに済むし、電波通信における通信障害の発生を知ることができるため、安心して作業できる。
そして、上記操作端末は、装備した入力装置の異常を検出する異常検出部を有し、上記異常検出部で上記入力装置の異常が検出された場合には、少なくとも上記第2無線通信手段によって上記工作機械を非常停止させる安全制御データが上記送受信機に送信されるようになっているようにしておくこともできる。
また、上記操作端末は、操作制御データ及び安全制御データを処理する第1処理部と、この第1処理部と独立し、一定周期で第1処理部が正常に動作しているか否かを監視する第2処理部と、を備え、上記第2処理部は、第1処理部が正常に動作していない場合に、第1処理部の修復を実行するようにしておくこともできる。
そうすれば、装備されているハードウエアの信頼性を確保することができ、よりいっそう安全性に優れた無線式の送受信装置とすることができる。
以上説明したように、本発明によれば、信頼性、安全性に優れ、安心して使用できる無線式の送受信装置を提供することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
{送受信装置の全体構成}
図1は、本発明に係る無線式送受信装置6が設置された工作機械1を示している。この工作機械1は、例えばNC旋盤等の数値制御工作機械であり、内部に加工対象物(ワーク)がセットされる加工室2やワークの加工を操作するための制御盤3などを備えている。
この工作機械1では、例えばドリルなどの加工装置のX軸、Y軸、Z軸の3方向の位置を表す位置データや速度を表す速度データ等で加工条件が規定されていて、これら数値データを入力し、プログラムすることによってワークを高精度に加工できるようになっている。
加工を始める際には、セットしたワークと加工装置の位置決めが必要であり、その際、作業者は目視で確認しながら微調整を行うが、制御盤3では操作が困難なため、通常この種の工作機械1では、工作機械1とケーブルで繋がった携帯可能な操作端末が備えられている。
ところが、このケーブルは作業の邪魔になり易いことから、本実施形態では、携帯可能な操作端末4と送受信機5とからなる無線式の送受信装置6が工作機械1に備えられていて、作業者はワイヤレスで工作機械1を操作できるようになっている。その操作端末4及び送受信機5の詳細を図2に示す。
操作端末4には、起動ボタン11や非常停止ボタン12、入力する数値データのX,Y,Zの軸を切り替えるための軸切り替え摘み13、入力する数値データの倍率を切り替えるための倍率切り替え摘み14、液晶ディスプレイに各種情報を表示する表示部15、回転操作することで数値データが入力できる手動パルサ16、押した状態にすることによってのみ手動パルサ16の操作を許すイネーブルボタン17、入力された位置データや速度データ等のカウント値をリセットするためのリセットスイッチ18、そして図示しないが内蔵されたバッテリーなどが設けられている。
送受信機5には、操作端末4の収容が可能なホルダー21や、起動ボタン22、非常停止ボタン23、アンテナ24などが設けられていて、工作機械1からケーブル25を介して送受信機5に電源が供給されるとともに、制御盤3内に配設されている工作機械1の制御部に接続されている。尚、操作端末4はホルダー21に収容されると、電磁誘導を用いた非接触方式の充電機構によって自動的にそのバッテリーが充電されるようになっている。
送受信装置6は、誤操作防止のため、操作端末4及び送受信機5の両起動ボタン11,22を同時にオンすることで起動されるようになっており、起動されると自動的に操作端末4から工作機械1の操作ができるようになる。
{無線通信システムの全体構成}
図3に無線式送受信装置6の無線通信システムのブロック図を示す。図中、左側が操作端末4を、右側が送受信機5を表している。本実施形態では、これらの間は、電波による通信(電波通信ともいう)と赤外線による通信(赤外線通信ともいう)とによる異なった2つの無線通信方式でデータの送受信が行われるように構成されている。
{操作端末}
操作端末4には、図示はしないがCPUやROM、モデム等が備えられるとともに、各種ソフトウエアが実装されていて、これらによって無線モジュール31や通信処理部32(第1処理部)、監視処理部33(第2処理部)、異常検出部34、表示処理部35等がそれぞれ所定の機能を発揮するように構成されている。
また、操作端末4は、装備する各装置が適正に動作していることをチェックする自己診断手段を有している。
例えば、通信処理部32と監視処理部33とはそれぞれ別々の独立したCPUで構成されていて、それぞれには不図示のウォッチドッグ・タイマー(WDT)が設けられている。そして、CPUに異常が検出された場合には、通信処理部32及び監視処理部33は工作機械1の非常停止を実行するとともに、表示処理部35に警報表示を命令する機能を有している。
異常検出部34もまた自己診断手段の一つであり、手動パルサ16や非常停止ボタン12等の、操作端末4に装備されたハードウエアに異常がないか否かを検出し、異常が検出された場合には、工作機械1の非常停止を実行するとともに、表示処理部35に警報表示を命令する機能を有している。
例えば、非常停止ボタン12や手動パルサ16、イネーブルボタン17については、これらからの入力データに対して所定の短時間で異常な連続変動(チャタリング)が発生しているかどうかを調べることにより異常を検出することができる。また、充電機構についてはバッテリーの電圧を調べることによって、そして、表示部15については電流を調べることによって異常を検出することができる。
表示処理部35は、通信処理部32や異常検出部34からの命令に基づいて各種情報を表示部15に表示させる機能を有している。例えば、異常検出部34から警報表示の命令があった場合には、表示処理部35はその入力装置名を点滅させる等の処理を行う。
通信処理部32は、各種入力装置から入力されるデータを処理して所定フォーマットの通信データ51を生成し、無線モジュール31に受け渡す等の機能を有している。
監視処理部33は、一定周期で通信処理部32で生成される監視データ54を用いて通信処理部32の動作に異常がないかどうかを調べ、異常があれば通信処理部32を修復する機能を有している。つまり、監視処理部33は通信処理部32の自己診断手段となっている。
無線モジュール31は、通信処理部32から入力される通信データ51を変調し、電波通信と赤外線通信とを用いて送受信機5に向けて送信する機能や、送受信機5から受信する通信データ51を復調して通信処理部32に出力する機能を有している。尚、無線モジュール31にも、例えば通信のプロトコルをチェックすることにより異常の有無を検出して非常停止の実行や警報表示を命令する自己診断手段が備えられている。
{送受信機}
送受信機5には、操作端末4と同様に、CPUやROM、モデム等が備えられるとともに各種ソフトウエアが実装され、無線モジュール41や通信処理部42、監視処理部43、異常検出部44、表示処理部45、I/Oモジュール46等が所定の機能を発揮するように構成されている。
異常検出部44は、例えばチャタリングが発生しているかどうかを調べることによりI/Oモジュール46に異常がないか否かを検出し、異常が検出された場合には、工作機械1の非常停止を実行するとともに、制御盤3のディスプレイにその旨の警報を表示させる等の機能を有している。
無線モジュール41は、操作端末4から受信した通信データ51を復調して通信処理部42に出力する機能や、通信処理部42から入力される通信データ51を変調して操作端末4に向けて送信する機能を有している。この無線モジュール41もまた自己診断手段が備えられている。
通信処理部42は、無線モジュール41から受け取った通信データ51を処理してI/Oモジュール46に出力する機能等を有している。
監視処理部43は、一定周期で通信処理部42で生成される監視データ54を用いて通信処理部42の動作に異常がないかどうかを調べ、異常があれば通信処理部42を修復する機能を有している。
表示処理部45は、通信処理部42や異常検出部44からの命令に基づいて制御盤3のディスプレイに各種情報を表示させる機能を有している。例えば、異常検出部44から警報表示の命令があった場合には、表示処理部45はその入力装置名を制御盤3のディスプレイに点滅させる等の処理を行う。
I/Oモジュール46は、工作機械1の制御部との間でデータの入出力を行う機能を有している。
{データの構成}
図4は、操作端末4と送受信機5との間で送受信される通信データ51の構造(フォーマット)を表している。通信データ51は、IDデータ52やデータ本体53、監視データ54で構成されていて、IDデータ52とデータ本体53と監視データ54とを含む場合やIDデータ52にデータ本体53のみを含む場合、あるいはIDデータ52に監視データ54のみを含む場合などがある。通信データ51は比較的高速なパルス通信によって送受信される。
IDデータ52は、操作端末4と送受信機5とを個々に識別するために32ビットコード等で構成された識別データである。双方のIDデータ52が一致しなければデータの送受信はできない。このようなIDデータ52を備えることで、通信の安全性、信頼性を確保することができる。また、操作端末4が故障した場合などにIDデータ52を設定するだけで操作端末4の交換が可能になる利点もある。
データ本体53は、データの主体部であり、通常は手動パルサ16から入力される位置や速度を示す数値データ等、工作機械1を操作するためのデータ(操作制御データ53a)で構成されている。また、例えば、非常停止ボタン12から入力される非常停止命令や異常検出部34からの警報命令等、工作機械1の安全性を維持するためのデータ(安全制御データ53b)で構成される場合もある。また、データ本体53にはCRC等、データの誤り検知データも含まれる。
監視データ54は、監視処理部33、43のみで使用されるデータであり、所定の監視タイミングで通信処理部32で作成される。この監視データ54を監視処理部33,43が一定周期で通信処理部32,42から受信して、通信処理部32,42の動作に異常がないかどうかのチェックが行われる。
{無線通信手段}
本実施形態では、無線通信手段として、無線帯域2.4GHz(ISM帯)における電波通信(第1無線通信手段)と赤外線通信(第2無線通信手段)とが使用されている。電波通信は直接スペクトラム拡散(DSSS)が用いられていて、例えば無線モジュールに実装された複数のチャネルの中から自動的に空きチャネルをスキャンして接続するように構成されている。
このように、特性の異なる2つの無線通信を使用することで、通信の信頼性、安全性を向上させることができる。すなわち、電波通信は指向性が低くて障害物の影響を受け難い利点があるが、ノイズの影響を受け易い欠点がある。一方、赤外線通信は指向性が高くて障害物の影響を受け易い欠点があるが、ノイズの影響は受け難い利点がある。従って、これら2つの無線通信を使用することで、互いの弱点を補うことができる。
そして、通常の通信状態の下では、電波通信を用いて操作制御データ53a及び安全制御データ53bの送受信が行われ、赤外線通信を用いて安全制御データ53bのみの送受信が行われるようになっている。
こうすることで、安全制御データ53bについては、互いに欠点を補い合った2つの異なった方式で送受信されるようになっていることから、高い信頼性でもって送受信できる。
特に、通常の通信状態では、赤外線通信では安全制御データ53bのみが送受信されるようになっているので、より安全性、信頼性を向上させることができる。
すなわち、操作制御データ53aは安全制御データ53bと比べると高度な信頼性は必要ないものの、送受信の頻度が極めて高いため通信障害の影響を受け易い。従って、操作制御データ53aと安全制御データ53bとを混在した状態で送受信した場合には、安全性、信頼性を優先して例えば非常停止の閾値等を高めに設定してしまうと、操作制御データ53aの通信障害によって頻繁に機械の停止や中断を招くおそれがある。
そこで、赤外線通信では、安全制御データ53bのみを送受信して操作制御データ53aの影響を受けないようにすることで、高度な安全性、信頼性が確保できるようになっている。
このように安全制御データ53bの送受信が高度な信頼性をもって確立されているため、電波通信においては、気にすることなく従来通り通信条件等を任意に調整して設定することができ、安全性を損なわずに機械停止の発生を抑制することができる。
更に、電波通信で通信障害が発生した場合には、赤外線通信で操作制御データ53aを送受信するとともに、その旨の警報を表示するように構成されている。従って、よりいっそう機械停止の発生を抑制することができ、頻繁に電波通信にノイズが発生するなどの通信障害が発生するような場合であっても、作業者は作業を中断せずに済むし、電波通信における通信障害の発生状況を知ることができるため、安心して作業できる。
尚、電波通信での通信障害と同時に赤外線通信でも通信障害が発生した場合には、その旨の警報が表示され、機械が非常停止されるように構成されている。この場合は操作端末4と送受信機5との間のデータの送受信ができなくなるからである。
{送受信装置の動作}
次に、本実施形態の送受信装置6の動作について、図5〜図9のフローチャートを参照しながら説明する。図5は操作端末4における通信時の動作の概略を、図6は送受信機5における通信時の動作の概略を表している。図7は通信障害時の動作の概略を表している。図8は操作端末4における監視処理部に関する動作の概略を、図9は送受信機5における監視処理部に関する動作の概略を表している。
操作端末4では、図5に示すように、常時、異常検出部34によって非常停止ボタン12等の入力装置が正常に機能しているかどうかがチェックされており(ステップS1)、入力装置の機能が正常でない場合には工作機械1の非常停止とその旨の警報が行われる(ステップS2)。
そして、入力装置が正常に機能している通常の状態において(ステップS1でYES)、例えば手動パルサ16が操作されて数値データが入力されると(ステップS3でYES)、通信処理部32でデータ補正等の処理とともに、IDデータ52や監視データ54などが付加されて上述した所定フォーマットの通信データ51が生成される(ステップS4)。
生成された通信データ51に非常停止命令等の安全制御データ53bが含まれているか、つまりデータ本体53が安全制御データ53bかどうかがチェックされ(ステップS5)、この例のように含まれていない場合には電波通信によって通信データ51が送信される(ステップS6)。一方、含まれている場合には電波通信と赤外線通信との2つの無線通信手段を用いて通信データ51が送信される(ステップS7)。
送受信機5でも、図6に示すように、操作端末4と同様に異常検出部44によってI/Oモジュール46が正常に機能しているかどうかが常時チェックされており(ステップS11)、正常でない場合には工作機械1の非常停止とその旨の警報が行われる(ステップS12)。
そして、I/Oモジュール46が正常に機能している通常の状態において(ステップS11でYES)、通信データ51が受信されると(ステップS13でYES)、通信処理部42で通信データ51から数値データ等を元の状態に戻す変換処理が実行される(ステップS14)。得られた数値データは、通信処理部42からI/Oモジュール46を介して工作機械1の制御部に出力される(ステップS15)。
一方、異常検出部34で入力装置の異常が検出され(ステップS1でNO)、工作機械1の非常停止とその旨の警報が行われる場合には(ステップS2)、通信処理部32に非常停止命令が行われ、通信処理部32では、その内容の安全制御データ53bを含む通信データ51(非常停止データ)が生成される(ステップS4)。その通信データ51は無線モジュール31で変調された後、電波通信及び赤外線通信の両通信を用いて送受信機5に送信される(ステップS7)。また、操作端末4の表示処理部35には警報表示が命令されて表示部15にその旨の警報が表示される。
送受信機5では、受信された通信データ51が無線モジュール41で復調され、通信処理部42で非常停止命令に変換された後、I/Oモジュール46を介して工作機械1に出力される。そうすると、工作機械1は緊急停止し、制御盤3のディスプレイには警報が表示され、警報が発せられることとなる。また、操作端末4の表示処理部35にもその旨の警報表示が命令されて、表示部15に警報が表示される。
操作端末4で非常停止ボタン12がオンされた場合にも、この異常検出部34で入力装置の異常が検出された場合と同様に非常停止、警報が行われることとなる。
異常検出部44でI/Oモジュール46の異常が検出され(ステップS11でNO)、工作機械1の非常停止とその旨の警報が行われる場合には(ステップS12)、通信処理部42に非常停止命令が行われ、I/Oモジュール46を介して工作機械1に出力される。そうすると、工作機械1は緊急停止し、制御盤3のディスプレイには警報が表示され、警報が発せられることとなる。
ところで、安全制御データ53bの場合は電波通信と赤外線通信とで通信データ51が送信されるため、送受信できなくなる可能性は低くなっているが、操作制御データ53aの場合は電波通信によって送受信されるため、混線等の通信障害によって断片的に送受信できなくなる場合がある。そのような場合には、赤外線通信も活用することにより、通信の信頼性、安全性を確保したうえで作業性も確保できるように設定されている。
すなわち、図7に示すように、電波通信に通信障害がない場合には上述したような通常の送信が実行されるが(ステップS21、S22)、通信障害があって通信データ51が送受信できない場合には(ステップS21でNO)、赤外線通信で臨時的に操作制御データ53aを含む通信データ51も送受信できるように構成されている。
具体的には、電波通信の通信障害と同時に赤外線通信でも通信障害があって、安全制御データ53b、操作制御データ53aにかかわらず通信データ51が送受信できない場合には(ステップS23でNO)、非常停止が実行されるとともにその旨の警報が行われるが(ステップS25)、そうでなければ(ステップS23でYES)、赤外線通信で操作制御データ53aを含む通信データ51の送受信を許すとともにその旨の警報が行われる(ステップS24)。
従って、多少電波環境が悪くて電波通信で通信障害が頻繁に発生するような場合であっても、赤外線通信で送受信が可能である限り、操作制御データ53aを含む通信データ51の送受信は寸断されないため、作業性が損なわれずに済むし、工作機械1の無用な停止も抑制できる。
更に、本実施形態の送受信装置6では、監視処理部33,43によって通信データ51の適正な送受信が保持されているため、通信の信頼性がよりいっそう向上している。
すなわち、図8に示すように、操作端末4では、一定周期で監視処理部33によって通信処理部32の動作が監視されており、所定の監視タイミングになると(ステップS31でYES)、通信処理部32で監視データ54が作成されて保持される(ステップS32)。そして、監視処理部33は通信処理部32からその監視データ54(第1監視データ54)を受け取るとともに(ステップS33)、再度監視データ54の受け取りを要求して、通信処理部32から監視データ54(第2監視データ54)を受け取る(ステップS34)。
監視処理部33は受け取った第1監視データ54と第2監視データ54とが一致するかどうかを照合することで通信処理部32が適正に動作しているかどうかを確認する(ステップS35)。つまり、通信処理部32に同一の所定動作を繰り返し実行させてそれら動作を比較することにより、監視処理部33は通信処理部32の動作をチェックしている。
そして、一致しない場合には(ステップS35でNO)、通信処理部32を修復するために、その再起動(リセット)を実行して通信処理部32の動作を適正化させ(ステップS36)、一致する場合には(ステップS35でYES)、通信処理部32の動作は適正であるとして通信データ51の送信が許可される(ステップS37)。
通信データ51の送信が許可されると、作成された監視データ54は操作制御データ53a等とともに、あるいは単独で送受信機5に送信される。
送受信機5では、図9に示すように、監視データ54が受信されると(ステップS51でYES)、通信処理部42で受信した監視データ54がいったん保持される(ステップS52)。そして、受信した監視データ54を用いて操作端末4と同様に監視処理部43によって通信処理部42が適正に動作しているかどうかが確認され(ステップS53〜S55)、適正に動作していなければ(ステップS55でNO)、その再起動(リセット)を実行して通信処理部42の動作を適正化させ(ステップS56)、適正に動作していれば(ステップS55でYES)、通信データ51の出力が許可される(ステップS57)。
そして、通信データ51の出力が許可されると、通信処理部42は、操作制御データ53a等が含まれていればI/Oモジュール46を介して出力するとともに、受信した監視データ54を操作端末4に返信する(ステップS58)。
それに対し、操作端末4は、図8に示すように、送信した監視データ54の返信があれば(ステップS38でYES)、適正に通信データ51の送受信が確立されていることから、通信処理部32にOK信号を出力し(ステップS39)、OK信号を入力した通信処理部32は再度データの処理を続行することとなる。
以上説明したように、本発明によれば、ワイヤレスの操作端末4でありながらも無用な機械停止の発生が抑制でき、非常停止時等にも工作機械1を高い信頼性でもって操作することができる安全性に優れた送受信装置6を提供することができる。
なお、本発明にかかる工作機械1の送受信装置6は、前記の実施の形態に限定されず、それ以外の種々の構成をも包含する。
例えば、監視処理部33,43における通信処理部32,42の動作の監視は乱数値等の所定の動作チェックデータを用いて行うようにしてもよい。
具体的には、一定のタイミングで監視処理部33,43は通信処理部32,42に動作チェックデータを出力する。動作チェックデータを受信した通信処理部32,42は、他の処理は一時中断して最優先でその受信した動作チェックデータを監視処理部33,43に返信する。そして、監視処理部33,43は返信された動作チェックデータと送信した動作チェックデータとを照合して、一致していれば通信処理部32,42に処理再開を指示し、一致しなければ通信処理部32,42の再起動(リセット)を実行して通信処理部32,42の動作を適正化させる。この場合、操作端末4と送受信機5とでそれぞれ別々に動作の監視を行うことができる。
上記実施形態の手動パルサ16の代わりに、ポテンショメータやジョイスティック、ジョグダイヤル、シートスイッチなどを用いてあってもよい。操作端末4の電源はバッテリー(2次電池)以外にも、乾電池(1次電池)であってもよい。また、第2無線通信手段として、例えば無線帯域の異なる5.0GHzを使用してもよいし、さらに第3無線通信手段等、3つ以上の通信手段を用いてもよい。そうすれば、信頼性、安全性をより向上させることができる。
無線式送受信装置を適用した工作機械の概要を示す斜視図である。 無線式送受信装置を示す概略図である。 無線通信システムの概要を示すブロック図である。 通信データの構造を示す概念図である。 操作端末における通信時の動作の概略を表したフローチャートである。 送受信機における通信時の動作の概略を表したフローチャートである。 通信障害時の動作の概略を表したフローチャートである。 操作端末の監視処理部に関する動作の概略を表したフローチャートである。 送受信機の監視処理部に関する動作の概略を表したフローチャートである。
符号の説明
1 工作機械
4 操作端末
5 送受信機
6 送受信装置
11 起動ボタン
12 非常停止ボタン
13 軸切り替え摘み
14 倍率切り替え摘み
15 表示部
16 手動パルサ
17 イネーブルボタン
18 リセットスイッチ
21 ホルダー
22 起動ボタン
23 非常停止ボタン
24 アンテナ
25 ケーブル
31 無線モジュール
32 通信処理部(第1処理部)
33 監視処理部(第2処理部)
34 異常検出部
35 表示処理部
41 無線モジュール
42 通信処理部
43 監視処理部
44 異常検出部
45 表示処理部
46 I/Oモジュール
51 通信データ
52 IDデータ
53 データ本体
53a 操作制御データ
53b 安全制御データ
54 監視データ

Claims (4)

  1. 工作機械に接続される送受信機と、
    上記送受信機との間で複数の無線通信手段によりデータの送受信が可能な操作端末と、を備え、
    上記複数の無線通信手段は、通常の通信状態において、
    上記工作機械を操作するための操作制御データと、上記工作機械の安全性を維持するための安全制御データとを送受信する第1無線通信手段と、
    上記安全制御データのみを送受信する第2無線通信手段と、を含み、
    上記第1無線通信手段による通信ができなくなった場合には、上記第2無線通信手段で安全制御データに加えて操作制御データを送受信するとともに、警報を行うことを特徴とする工作機械の無線式送受信装置。
  2. 請求項1に記載の工作機械の無線式送受信装置であって、
    上記第1無線通信手段として電波通信が用いられ、上記第2無線通信手段として赤外線通信が用いられていることを特徴とする工作機械の無線式送受信装置。
  3. 請求項1又は請求項に記載の工作機械の無線式送受信装置であって、
    上記操作端末は、装備した入力装置の異常を検出する異常検出部を有し、
    上記異常検出部で上記入力装置の異常が検出された場合には、少なくとも上記第2無線通信手段によって上記工作機械を非常停止させる安全制御データが上記送受信機に送信されるようになっていることを特徴とする工作機械の無線式送受信装置。
  4. 請求項1又は請求項に記載の工作機械の無線式送受信装置であって、
    上記操作端末は、操作制御データ及び安全制御データを処理する第1処理部と、この第1処理部と独立し、一定周期で第1処理部が正常に動作しているか否かを監視する第2処理部と、を備え、
    上記第2処理部は、第1処理部が正常に動作していない場合に、第1処理部の修復を実行することを特徴とする工作機械の無線式送受信装置。
JP2008245617A 2008-09-25 2008-09-25 工作機械の無線式送受信装置 Active JP5345817B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008245617A JP5345817B2 (ja) 2008-09-25 2008-09-25 工作機械の無線式送受信装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008245617A JP5345817B2 (ja) 2008-09-25 2008-09-25 工作機械の無線式送受信装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010079494A JP2010079494A (ja) 2010-04-08
JP5345817B2 true JP5345817B2 (ja) 2013-11-20

Family

ID=42209884

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008245617A Active JP5345817B2 (ja) 2008-09-25 2008-09-25 工作機械の無線式送受信装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5345817B2 (ja)

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011255472A (ja) * 2010-06-10 2011-12-22 Disco Corp 加工装置
ES2868248T3 (es) * 2012-10-10 2021-10-21 Citizen Watch Co Ltd Dispositivo de entrada de instrucciones de operación de tipo portátil y dispositivo provisto con un dispositivo de entrada de instrucciones de operación de tipo portátil
CN105980949B (zh) * 2014-02-06 2019-12-24 洋马株式会社 并行作业系统
WO2015119264A1 (ja) * 2014-02-06 2015-08-13 ヤンマー株式会社 併走作業システムの遠隔操作装置
JPWO2015119265A1 (ja) * 2014-02-06 2017-03-30 ヤンマー株式会社 走行制御システム
US10126754B2 (en) 2014-02-06 2018-11-13 Yanmar Co., Ltd. Method for setting travel path of work vehicle
WO2015118730A1 (ja) * 2014-02-06 2015-08-13 ヤンマー株式会社 併走作業システムの遠隔操作装置
JP6873592B2 (ja) * 2014-06-10 2021-05-19 村田機械株式会社 操作部材及び産業機械システム
US9871335B2 (en) * 2014-09-29 2018-01-16 Te Connectivity Corporation Termination system with communication device
JP5993915B2 (ja) * 2014-10-02 2016-09-14 上銀科技股▲分▼有限公司 ロボットの教示装置
KR101613164B1 (ko) * 2015-08-26 2016-04-18 (주)에이이지 채널분리형 전자 마그네틱 바이스의 리모트 컨트롤장치
CN106354068A (zh) * 2016-10-28 2017-01-25 成都力雅信息技术有限公司 一种改进的微盘控制装置
JP6460137B2 (ja) * 2017-03-06 2019-01-30 オムロン株式会社 制御装置、制御方法、およびプログラム

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4292404B2 (ja) * 2004-01-07 2009-07-08 株式会社安川電機 駆動軸操作システム
JP2007026010A (ja) * 2005-07-15 2007-02-01 Yaskawa Electric Corp 安全関連信号処理システムの無線通信方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010079494A (ja) 2010-04-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5345817B2 (ja) 工作機械の無線式送受信装置
JP3950832B2 (ja) ロボット制御装置
US7228202B2 (en) Industrial robot
EP2255932B1 (en) Robot control system
US6711713B1 (en) Method and apparatus for detection, transmission and processing of safety-related signals
US8022655B2 (en) Robot control system comprising a portable operating device with safety equipement
US7050860B2 (en) Safety network system, safety slave, and communication method
KR20070112820A (ko) 자동 기계 시스템 및 그 무선 통신 방법
JP2007233817A (ja) 教示装置、コントローラ、自動機械システム、およびその無線通信方法
JP5204214B2 (ja) 可動機械制御システム
KR20100054869A (ko) 안전 제어 장치
US20170205803A1 (en) Machine apparatus and method of controlling the same, remote operation apparatus, and main operation apparatus
JP2005346228A (ja) 警報装置及び警報システム
JPH10283028A (ja) 設備情報伝達装置
US20200223062A1 (en) Machine teaching terminal, machine, non-transitory computer readable medium storing a program, and safety confirmation method for teaching machine
JP2010228065A (ja) 可動機械システム、可動機械制御システム及び判定装置
JP6095361B2 (ja) ロボット制御システム
JP2010026947A (ja) 可動機械制御システム及び可動機械制御装置
JP2007265128A (ja) 誤警報事故防止機能を備えた異常警報監視システム
JP7227366B2 (ja) 無線監視/制御
US20200184840A1 (en) Systems, Methods And Devices For Remote Control Locomotive Training
JPH05241604A (ja) 機械の操作制御方法
JP2010038404A (ja) ボイラ遠隔制御システム
KR200450600Y1 (ko) 공작기계 제어 시스템 및 이에 이용되는 무선 핸들러
JP4743652B2 (ja) 駆動軸操作システム

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20100617

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100927

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20110623

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110804

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121130

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121218

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130313

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20130718

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130813

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130815

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5345817

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250