JPH06270340A - 伸縮材 - Google Patents

伸縮材

Info

Publication number
JPH06270340A
JPH06270340A JP6063493A JP6063493A JPH06270340A JP H06270340 A JPH06270340 A JP H06270340A JP 6063493 A JP6063493 A JP 6063493A JP 6063493 A JP6063493 A JP 6063493A JP H06270340 A JPH06270340 A JP H06270340A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
nonwoven fabric
stretchable
stretchable material
woven fabric
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6063493A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsumasa Hata
勝将 秦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kuraray Co Ltd
Original Assignee
Kuraray Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kuraray Co Ltd filed Critical Kuraray Co Ltd
Priority to JP6063493A priority Critical patent/JPH06270340A/ja
Publication of JPH06270340A publication Critical patent/JPH06270340A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 コルセット、履き物、手袋、紙おむつ等の衛
生材料、経皮薬基布等に適した、目付けが小さくかつ十
分な透湿性と伸縮性を有する複合不織布からなる伸縮材
を安価に提供する。 【構成】 不織布とフイルムが融着一体化し、不織布を
構成する繊維の一部がフイルムを貫通した構造を有し、
透湿度が3500g/m2・24Hr以上であり、少なくとも
1方向の100%伸長時の弾性回復率が80%以上であ
ることを特徴とする伸縮材である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコルセット、履き物、手
袋、紙おむつ等の衛生材料、経皮薬基布等に適した透湿
性と伸縮性を有する伸縮材に関する。
【0002】
【従来の技術】伸縮性のある不織布としては、潜在捲縮
性繊維で不織布を製造し、熱処理により発現するコイル
クリンプにより伸縮性を持たせる方法、エラストマーを
メルトブローン法により不織布化する方法、あるいは該
メルトブローン法による伸縮性不織布とスパンボンド不
織布とのエンボスカレンダーを用いた複合法、前記メル
トブローン法による伸縮性不織布と繊維ウエブを機械的
に絡合させる方法などが公知である。また、透湿性のあ
る伸縮フイルムとしては透湿性ポリウレタンフイルムが
公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の伸縮性不織布
は、伸縮性に乏しく、同一目付けのフイルムと比較した
場合の伸縮弾性は著しく劣り、フイルムと同一の伸縮弾
性を有する不織布とするには目付けを大きくする必要が
あり、経済面でフイルムに劣っていた。伸縮性と透湿性
のあるポリウレタンフイルムは素材コストが高価である
上に、燃焼時にシアン化水素ガス等の有毒ガスを出す欠
点があり、廃棄物の処理が困難である。本発明の目的
は、目付けが小さくかつ十分な透湿性と伸縮性を有する
複合不織布からなる伸縮材を安価に提供せんとするもの
である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、不織布とフイ
ルムが融着一体化し、不織布を構成する繊維の一部がフ
イルムを貫通した構造を有し、透湿度が3500g/m2
・24Hr以上であり、少なくとも1方向の100%伸長時
の弾性回復率が80%以上であることを特徴とする伸縮
材である。
【0005】本発明で用いる不織布は、繊維の一部が表
面に毛羽状あるいはループ状に突出しているもので、少
なくとも1方向の破断伸度が100%以上であるもので
あればその材質、製法は問わないが、好ましくは、実質
的に構造破壊を生じない伸度が50%以上、より好まし
くは70%以上であることが好ましい。不織布の目付け
は、通常、15〜200g/cm2の範囲で用途に応じて
適宜選ぶことができる。
【0006】フイルムは、それ自体透湿性を有する必要
はなく、破断伸度が100%以上の各種エラストマーか
らなるものが用いられる。使用後の廃棄の面から消却時
に有毒ガスの発生のないポリオレフィン系エラストマー
あるいはスチレン系エラストマーのフイルムを使用する
ことが好ましい。
【0007】本発明における不織布とフイルムの融着一
体化の手段としては、フイルムを十分に軟化する条件下
での加熱加圧の他、押し出しラミネート法が採用でき
る。不織布とフイルムを融着一体化後繊維の一部がフイ
ルムを貫通していない場合は、ニードルパンチなどによ
り繊維の一部をフイルムに貫通させることもできるが、
この場合はニードルパンチなどの条件によっては伸長時
フイルムが開口部から裂け易くなるため注意を要する。
押し出しラミネート法を用いれば、不織布を構成する繊
維の太さや表面の毛羽の状態、積層するフイルムの材質
や押し出し温度などによっても異なるが、通常、5〜4
0μm、好ましくは30μm以下の厚さで押し出しラミ
ネートすることにより容易に繊維の一部がフイルムを貫
通する状態で貼り合わせることが可能である。
【0008】
【実施例】
実施例1 縦方向の伸度が40%、横方向の伸度が200%のポリ
オレフィン繊維100%の水流絡合不織布(目付け30
g/m2)にスチレン型エラストマーを主体とした厚さ2
0μmのフイルムを押し出しラミネート法により貼り合
わせた。この複合材は横方向に100%伸長したときの
弾性回復率は86%であり、十分な伸縮性を有すると共
に、透湿度は5000g/m2・24Hrであった。この複合
材2枚を不織布側が内側となるように重ね合わせ、熱に
よる打ち抜きと共に貼り合わせを行い、十分なフィット
性とムレ感のない手袋が製造できた。
【0009】実施例2 メルトブローン法で製造したスチレン系エラストマーか
らなる目付け20g/m2、縦、横の伸度が450%であ
る不織布2枚の中間にポリオレフィン系エラストマーか
らなる厚さ20μmのフイルムを押し出しラミネート法
により積層し、3層構造の伸縮材を製造した。この伸縮
材を100%伸長したときの回復率は94%であり、透
湿度は3500g/m2・24Hrであった。この伸縮材は、
パンツ型紙おむつの伸縮バンドとして十分な伸縮性と透
湿性を有するものであった。また、この伸縮材を燃やし
たところ、燃焼ガスは水と炭酸ガスのみで有害ガスの発
生はなかった。
【0010】
【発明の効果】本発明の伸縮材は、伸縮性フイルムによ
る十分な伸縮性を有し、不織布を構成する繊維が該フイ
ルムを貫通するような状態になっているため、この部分
から蒸気が透過し、複合体として十分な透湿性を発揮す
る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 不織布とフイルムが融着一体化し、不織
    布を構成する繊維の一部がフイルムを貫通した構造を有
    し、透湿度が3500g/m2・24Hr以上であり、少なく
    とも1方向の100%伸長時の弾性回復率が80%以上
    であることを特徴とする伸縮材。
JP6063493A 1993-03-19 1993-03-19 伸縮材 Pending JPH06270340A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6063493A JPH06270340A (ja) 1993-03-19 1993-03-19 伸縮材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6063493A JPH06270340A (ja) 1993-03-19 1993-03-19 伸縮材

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06270340A true JPH06270340A (ja) 1994-09-27

Family

ID=13147948

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6063493A Pending JPH06270340A (ja) 1993-03-19 1993-03-19 伸縮材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06270340A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000023273A1 (en) * 1998-10-20 2000-04-27 Exxon Chemical Patents Inc. Breathable elastic laminates
JP2003053894A (ja) * 2001-08-14 2003-02-26 Kuraray Co Ltd 積層体
JP2005162638A (ja) * 2003-12-01 2005-06-23 Japan Vilene Co Ltd 支持体及びそれを用いた貼付剤
US7204907B2 (en) 2002-12-02 2007-04-17 Tredegar Film Products Corporation Absorbent device using an apertured nonwoven as an acquisition distribution layer

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000023273A1 (en) * 1998-10-20 2000-04-27 Exxon Chemical Patents Inc. Breathable elastic laminates
JP2003053894A (ja) * 2001-08-14 2003-02-26 Kuraray Co Ltd 積層体
US7204907B2 (en) 2002-12-02 2007-04-17 Tredegar Film Products Corporation Absorbent device using an apertured nonwoven as an acquisition distribution layer
JP2005162638A (ja) * 2003-12-01 2005-06-23 Japan Vilene Co Ltd 支持体及びそれを用いた貼付剤
JP4551084B2 (ja) * 2003-12-01 2010-09-22 日本バイリーン株式会社 支持体及びそれを用いた貼付剤

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6878647B1 (en) Elastic laminate including nonwoven layer formed from highly-oriented-component fibers and disposable garment employing the same
US4655760A (en) Elasticized garment and method of making the same
US20050158513A1 (en) Breathable elastic web
JP2003290284A (ja) パンツ型の使い捨て着用物品
CN110278705A (zh) 具有定向拉伸特性的弹性化材料
ITTO940799A1 (it) Struttura di copertura per un articolo assorbente.
JP2010517658A (ja) 腹部伸縮性パネルを有するおむつ
KR20010013120A (ko) 통기성 탄성 필름/부직 라미네이트
JP7296192B2 (ja) パンツタイプ使い捨て着用物品
JPH1043235A (ja) 使いすておむつ
KR870001351A (ko) 개더스 부직포 탄성웨
KR20060008894A (ko) 통기성 탄성 웹
JP6546237B2 (ja) 伸縮部材及びこの伸縮部材を有する使い捨て着用物品
JPH09117982A (ja) 伸縮性複合シート
JPH0430847A (ja) 伸縮性複合シート
JP3470321B2 (ja) 通気性シート状構造体およびその製造方法
JPH06270340A (ja) 伸縮材
CN109310535B (zh) 穿孔拉伸层压材料
JP4526323B2 (ja) 使い捨て生理用ショーツ
JP2004345357A (ja) 立体シート材料
KR840000971B1 (ko) 함공(含孔) 탄성체가 내장된 조일수 있는 탄성체 구조물의 제조방법
TW201817602A (zh) 四向彈性不織布層結構、其製造方法與製品
JP2009148607A (ja) パンツ型の使い捨て着用物品
JP3657051B2 (ja) パンツ型使い捨ておむつ
JP5566833B2 (ja) パンツタイプ使い捨ておむつ