JPH06269256A - 冷凍解凍耐性のあるクリーム状組成物及びその製造方法 - Google Patents

冷凍解凍耐性のあるクリーム状組成物及びその製造方法

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JPH06269256A
JPH06269256A JP5059047A JP5904793A JPH06269256A JP H06269256 A JPH06269256 A JP H06269256A JP 5059047 A JP5059047 A JP 5059047A JP 5904793 A JP5904793 A JP 5904793A JP H06269256 A JPH06269256 A JP H06269256A
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acid ester
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cream
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尚美 平野
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淳志 小原
Nobuo Taguchi
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英夫 橋本
Masaru Hiramatsu
優 平松
Hisashi Kyoda
恒 経田
Takuya Arakawa
琢也 荒川
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TAKANASHI NYUGYO KK
Nisshin Oil Mills Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ホイップさせた状態もしくは更にこれをケー
キ等にデコレーションした状態で冷凍保存し、解凍して
も、組織の荒れ、ひび割れ、風味の劣化を起こすことが
なく、かつ優れた特性を有するクリーム状組成物を提供
すること。 【構成】 油脂35〜55重量%、無脂乳固形分1〜1
0重量%、ポリグリセリン脂肪酸エステルを含む乳化剤
0.1〜2重量%、ソルビトール及び/又は平均分子量が
500以下の還元澱粉糖化物1〜10重量%、シクロデ
キストリン0.2〜2重量%及び水を含有することを特徴
とするクリーム状組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、クリーム状組成物及び
その製造方法に関するものである。更に詳しくは、ホイ
ップした状態もしくは更にケーキ等にデコレーションし
た状態で冷凍保存し、あるいは解凍しても外観、風味と
もに良好な、冷凍解凍耐性効果のあるクリーム状組成物
及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ケーキ等のデコレーションに用い
るクリーム類は、使用の度にホイップし、いわゆるホイ
ップドクリームの状態にして使用されてきた。このホイ
ップするという作業は熟練を要する上、相応の時間と労
力を必要とするものであるため、昨今の適切な人手が不
足するなか、洋菓子業界においても省力化、合理化が進
められてきており、その対策の一つに連続ホイッパーの
開発が挙げられている。このようなホイッパーの導入に
より、一時に大量のホイップドクリームを得ることが出
来るようになったが、ホイップドクリームもしくはそれ
を使用したデコレーションケーキを冷蔵状態で長期間保
存しておくことは、該クリームの物性の変化や腐敗等の
衛生面から実質的に不可能であった。そこで、冷凍処理
により長期保存が可能なホイップドクリームの開発が求
められている。このような問題点を解決するため、これ
までにも冷凍解凍耐性のある起泡性クリーム類が種々提
案されている。例えば、特公昭58−57145、特開
昭52−79059、特開昭58−51864、特公平
3−62386各号公報が掲げられるが、これらはいず
れも油分35%以下のクリーム組成物に関するものであ
り、多量の糖類または/及びガム類が添加されており、
高粘度やオーバーラン、安定性の低下の点で高油分のク
リームへの応用は困難であった。また、特公平4−12
101号公報には、油脂分が35〜50重量%と比較的
高油分のクリームが開示されているが、該クリームは同
時に、糖類、加工澱粉およびガム類等を含むことを必須
としている。本発明者らの実験によると加工澱粉やガム
類をクリームに添加すると、通常のホイップドクリーム
と比較して明らかに口溶けが悪くなり、満足できるもの
ではない。
【0003】一方、近年において消費者は、食生活の充
実・高級化を反映して、クリーム類においてもより乳脂
肪率が高く、風味、口溶けの良い、生クリームに近いも
のを要望する傾向がますます増大している。それらのニ
ーズに対して原料成分として例えばバターオイルのよう
な乳脂肪が用いられることも多く、さらに本来の生クリ
ームの風味を出すために、クリーム製造時に生クリーム
を加えることは広く行われている。乳脂肪源として生ク
リームを用いない場合においても、凍結処理を行えば乳
化状態の破壊、乾燥がおこり、使用に耐えられないもの
となるが、生クリームを加えたクリームにおいては、生
クリームがいわば天然の乳化物であり、品質が一定しな
いという難点を有することから、クリームの物性、機能
性をコントロールすることはさらに困難であり、凍結処
理を行うことはできなかった。したがって前述のような
消費者の要望を満足させるような、冷凍解凍耐性のある
クリームは未だ開発されていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ホイップさ
せた状態もしくは更にこれをケーキ等にデコレーション
した状態で冷凍保存し、解凍しても、組織の荒れ、ひび
割れ、風味の劣化を起こすことがなく、かつ優れた特性
を有するクリーム状組成物を提供することを目的とす
る。又、本発明は、冷凍解凍耐性に優れたクリーム状組
成物の製造方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、数ある糖類の
なかでも、特定の2種類の糖を併用し、かつ特定の乳化
剤を使用すると上記課題を有効に解決できるとの知見に
基づいてなされたのである。すなわち、本発明は、油脂
35〜55重量%、無脂乳固形分1〜10重量%、ポリ
グリセリン脂肪酸エステルを含む乳化剤0.1〜2重量
%、ソルビトール及び/又は平均分子量が500以下の
還元澱粉糖化物1〜10重量%、シクロデキストリン0.
2〜2重量%及び水を含有することを特徴とするクリー
ム状組成物を提供する。本発明は、又、水に無脂乳固形
分、ソルビトール及び/又は平均分子量が500以下の
還元澱粉糖化物、シクロデキストリン及びポリグリセリ
ン脂肪酸エステルを含む親水性乳化剤を添加して形成し
た水相を加温し、油脂に親油性乳化剤、例えばレシチン
とグリセリン脂肪酸エステルからなる乳化剤を添加して
形成した油相であって加温して溶融した油相を該水相に
加えた後、乳化することを特徴とするクリーム状組成物
の製造方法を提供する。
【0006】本発明に用いる原料油脂には、バターオイ
ル等の動物性油脂及び/又は汎用的な植物性油脂が使用
でき、又はそれらの加工油脂を用いることができる。動
物性油脂としては、牛脂、ラード、魚油、乳脂等、植物
性油脂としては大豆油、やし油、パーム油、パーム核
油、菜種油等、加工油脂としてはそれらの油脂に硬化、
エステル交換、分別等の処理を施したものが挙げられ
る。このうち、ホイップドクリームの保型性向上のため
融点が25〜45℃の範囲のものが好ましい。硬化油が
好適であり、必要に応じて配合できる。尚、本発明では
風味を良くするため、生クリーム由来のものを含めた乳
脂肪が、総油脂量の20重量%以上となるよう生クリー
ムとバターオイルを使用することが望ましい。本発明に
おいては、油脂をクリーム状組成物中35〜55重量%
となるように使用することが必要であるが、好ましくは
36〜55重量%、より好ましくは40〜50重量%で
ある。本発明で使用する無脂乳固形分としては、脱脂粉
乳、脱脂乳、乳清蛋白質等があげられる。無脂乳固形分
の量は、1〜10重量%であるが、2〜6重量%とする
のがよい。本発明における乳化剤として、ポリグリセリ
ン脂肪酸エステルを含む乳化剤をクリーム状組成物に対
し、0.1〜2重量%使用する。ポリグリセリン脂肪酸エ
ステルは公知のものが使用できるが、特にグリセリンの
重合度が4〜10でステアリン酸モノエステルであるも
のがよい。なお、ポリグリセリン脂肪酸エステルに加え
て、レシチン及び/又はグリセリン脂肪酸エステルを併
用するのが好ましい。これらに加えて、又その代わりに
他の乳化剤、例えば、ショ糖脂肪酸エステル、プロピレ
ングリコール脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステ
ルなどの1種又は2種以上の混合物を使用することがで
きる。これらはいずれもクリーム類の製造において使用
される公知のものでよい。
【0007】本発明では、上記成分に加えて、ソルビト
ール及び/又は平均分子量が500以下の還元澱粉糖化
物とシクロデキストリンとを併用することを特徴とす
る。ここで、ソルビトール及び/又は平均分子量が50
0以下、好ましくは200〜500の還元澱粉糖化物
は、クリーム状組成物に対し1〜10重量%、好ましく
は3〜10重量%使用する。10重量%を超えて使用す
ると、クリーム状組成物の粘度の上昇が起こり、また、
甘味が強くなり、通常ホイップ時に添加する砂糖による
甘味のコントロールが出来なくなるので好ましくない。
還元澱粉糖化物のうち、平均分子量が500を超えるも
のはそれ自体の粘度が高く、これを配合したクリーム状
組成物においても粘度上昇を起こさせ、また冷凍解凍処
理により目的とするクリームの物性に変化を起こすので
好ましくない。シクロデキストリンはデンプンにシクロ
デキストリン生成酵素を作用させて得られる、グルコー
スが6個以上環状に連なったオリゴ糖であり、グルコー
スが6、7又は8個であるα、β又はγ−シクロデキス
トリンが主な生成物である。本発明に用いるシクロデキ
ストリンとしては、α−シクロデキストリン単品、ある
いはα、β、γ−シクロデキストリンの混合品のいずれ
でもよく、また、グルコース、マルトース、オリゴ糖等
を含有しているものでもよい。その使用量は0.2〜2重
量%であり、0.2重量%未満では本発明の目的とする冷
凍解凍耐性に対して効果なく、2重量%を超えて配合す
るとクリームそのものの物性・ホイップ性にも悪影響を
及ぼし、好ましくない。
【0008】本発明のクリーム状組成物を製造するに
は、まず、無脂乳固形分、ソルビトール及び/又は平均
分子量が500以下の還元澱粉糖化物、シクロデキスト
リン、親水性の乳化剤等を溶解させた水溶液に、必要で
あれば、生クリームを加えて水相部とし、この水相部
に、原料油脂に親油性の乳化剤を溶解させた油相部を加
え、予備乳化させたあと、さらにホモジナイザー等を用
いて均質化し、殺菌、冷却工程を経て、本発明のクリー
ム状組成物を得ることができる。このうち、水相に加え
る乳化剤としてポリグリセリン脂肪酸エステルを含む親
水性乳化剤を使用するのが好ましく、該水相を形成した
後、50〜70℃に加熱するのが好ましい。又、油脂に
添加する乳化剤としてレシチン及び/又はグリセリン脂
肪酸エステルを含む親油性乳化剤を使用し、該油相を水
相とほぼ同じ温度に加熱して溶融した油相を該水相に加
えた後、60〜80℃で乳化するのが好ましい。とりわ
け望ましい乳化剤の組合せは、水相側がポリグリセリン
脂肪酸エステル、油相側がレシチンおよびグリセリン脂
肪酸エステルである。なお水相にはさらにショ糖脂肪酸
エステルを添加するのも良い。
【0009】
【実施例】次に実施例により本発明を説明する。尚、以
下の実施例および比較例における部および%は特に規定
しない限り重量基準である。 実施例1 バターオイル20部と融点40℃の大豆硬化油10部を
混合し、この中へレシチン(日清製油(株)製「ベイシ
スLP−20」)0.2部、グリセリン脂肪酸エステル
(花王(株)製「エキセルO−95R」)0.15部を分
散溶解して油相部とした。一方、脱脂粉乳3部、ヘキサ
メタリン酸ナトリウム0.1部、ポリグリセリン脂肪酸エ
ステル(阪本薬品工業(株)製「SYグリスター MS
−500」)0.5部、α−シクロデキストリン(日本食
品化工(株)製「セルデックス−A」)0.5部、平均分
子量が370〜430で固形分が70%である還元澱粉
糖化物(東和化成工業(株)製「PO−500」)5部
および脂肪率45%の生クリーム30部を残部(全量を
100部とし、これから水以外の成分量を除いた量。以
下同じ)の水に加えて水相部とした。この水相部を約6
0℃に加温し、同温度に加温溶融した油相部を加え、約
70〜75℃で予備乳化後、ホモジナイザーを用い、5
0Kg/cm2 の圧力で均質化を行った。ついで、90℃で
15秒間の殺菌後、10℃まで急冷し、さらに5℃で1
晩のエージングを行い、クリーム状組成物を得た。この
クリーム状組成物1Kgに60gの砂糖を加えて、ホバ
ートミキサー(130rpm)にて最適状態までホイッ
プし、該ホイップドクリームのオーバーラン、硬度の測
定及び風味の評価を行った。このホイップドクリーム
は、通常のクリームと同等のホイップ性を有し、良好な
風味で口溶けの良いものだった。またこのホイップドク
リームをスポンジケーキにデコレーションし、−30℃
の冷凍庫で10日間保存後、5℃の冷蔵庫内で5時間解
凍した。その外観の観察および風味の評価を行ったとこ
ろ、ひび割れ、変色などを起こさず、風味も良好であっ
た。同時にシャーレ、ポリカップに満杯充填したものに
ついても同様に冷凍保存後、解凍し、乾燥度、硬度の測
定を行ったところ、冷凍保存による乾燥が比較的少な
く、硬度変化の少ないものだった。評価結果を表1に示
した。
【0010】比較例1 実施例1において、α−シクロデキストリンと還元澱粉
糖化物を使用せず、同様の方法でクリーム状組成物を
得、同様の評価を行った。表1に示したように、このク
リーム状組成物はホイップ後の冷凍解凍耐性がないもの
であった。 比較例2 実施例1において、還元澱粉糖化物を使用せず、同様の
方法でクリーム状組成物を得、同様の評価を行った。表
1に示したように、このクリーム状組成物は、造花物の
組織がやや荒れる傾向にあり、またホイップ後の冷凍解
凍耐性も十分ではなかった。 比較例3 実施例1において、α−シクロデキストリンを使用せ
ず、カラギーナン(三菱レイヨン(株)製「ソアギーナ
MV320」)0.03部を加え、同様にクリーム状組成
物を得、同様の評価を行った。表1に示したように、こ
のクリーム状組成物はホイップ後の冷凍解凍耐性がな
く、また、クリーム粘度が高く、口溶けの悪いものだっ
た。 比較例4 実施例1において、α−シクロデキストリンを使用せ
ず、架橋澱粉(松谷化学工業(株)製「ファリネックス
VA70C」)0.5部、キサンタンガム 0.05部を使
用し、同様にクリーム状組成物を得、同様の評価を行っ
た。表1に示したように、このクリーム状組成物はホイ
ップ後の冷凍解凍耐性は有していたが、口溶けが悪いも
のだった。
【0011】
【表1】 表1 実施例 比較例 比較例 比較例 比較例 1 1 2 3 4 クリーム粘度(cp) *1 180 100 150 3800 300 ホイップ時間 3’50” 5’00” 3’10” 3’30” 4’50” オーバーラン(%)*2 130 145 115 120 130 硬度(g)*3 40 37 55 30 65 造花性 *4 良好 良好 やや不良 良好 良好風味・口溶け*5 良好 良好 良好 やや不良 不良 冷凍解凍後 乾燥度(%)*6 4.5 9.7 5.1 5.3 6.4 硬度(g)*3 60 145 150 115 180 ひびの有無 なし あり わずかに わずかに なし あり あり風味 良好 やや不良 やや不良 不良 不良
【0012】*1) クリーム粘度(cp):B型粘度計に
より測定。No. 2ローターを用い、30rpm、10℃
で測定した。 *2) オーバーラン(%)=100 ×〔(一定容積のクリー
ム重量)−(同容積のホイップドクリームの重量)〕/
(同容積のホイップドクリームの重量) *3) 硬度(g) :レオメーター(不動工業製)により
測定。冷凍解凍後の硬度は、直径5cm、深さ6cmの
ポリカップにホイップドクリームを満杯充填したものを
−30℃で10日間冷凍保存後、5℃で5時間解凍した
ものについて測定した。 *4) 造花性 :ホイップドクリームを絞り袋にいれ、造
花したときの絞りやすさ、造花物の組織の状態、形状等
について総合的に評価した。 *5) 風味・口溶け :パネラーによる風味試験により評
価した。 *6) 乾燥度(%):ホイップドクリームを直径9cmの
シャーレに満杯充填したものを同様に冷凍保存後解凍
し、その前後のクリームの重量から、次式により求め
た。 乾燥度(%)=100×冷凍解凍後の乾燥減量(g)/
冷凍前のホイップドクリーム重量(g)
【0013】実施例2 バターオイル5部と融点が34℃のやし硬化油35部を
混合し、この中へ実施例1と同一のレシチン0.2部、グ
リセリン脂肪酸エステル0.15部を分散溶解して油相部
とした。一方、脱脂粉乳4部、ヘキサメタリン酸ナトリ
ウム0.1部、ポリグリセリン脂肪酸エステル(阪本薬品
工業(株)製「SYグリスター MS−310」)0.5
部、α、βおよびγ−シクロデキストリンと水飴の混合
物(日本食品化工(株)製「セルデックスCH−2
0」)8部(全シクロデキストリン含量1.2部)、ソル
ビトール(固形分70%)7部、および脂肪率45%の
生クリーム10部を残部の水に加えて水相部とした。か
かる油相部および水相部を用い、実施例1と同様の操作
で、本発明のクリーム状組成物を得た。このクリーム状
組成物について、実施例1と同様に評価を行った。この
クリーム状組成物は通常のクリームと同等のホイップ性
を有し、風味・口溶けの良いものであった。また、スポ
ンジケーキにデコレーションし冷凍保存後解凍したもの
はひび割れ、変色などを起こさず、風味も良好であっ
た。評価結果を表2に示した。
【0014】比較例5 実施例2において「セルデックスCH−20」8部を使
用せず、同様にクリーム状組成物を得、同様の評価を行
った。表2に示したようにこのクリーム状組成物は通常
のクリームと同等のホイップ性を有していたが、ホイッ
プ後の冷凍解凍耐性のないものだった。 比較例6 実施例2においてソルビトール 7部を使用せず、同様
にクリーム状組成物を得、同様の評価を行った。このク
リーム状組成物は通常のクリームと同等のホイップ性を
有していたが、ホイップ後の冷凍解凍耐性のないものだ
った。
【0015】比較例7 実施例2において、水30部を水17部に、およびソル
ビトール7部をソルビトール20部に代え、同様にクリ
ーム状組成物を得、同様の評価を行った。表2に示した
ように、このクリーム状組成物は、ホイップ後の冷凍解
凍耐性は有していたが、甘味が強く、また、ホイップ時
間が短く、オーバーランが低いなどホイップ性の悪いも
のだった。 比較例8 実施例2において、水30部を水18部に、および「セ
ルデックスCH−20」8部を「セルデックスCH−2
0」20部とし、同様にクリーム状組成物を得、同様の
評価を行った。表2に示したように、このクリーム状組
成物はホイップ時間が短い、オーバーランが低いなどホ
イップ性が悪く、また、ひび割れが生じ、ホイップ後の
冷凍解凍耐性も良くなかった。
【0016】
【表2】 表2 実施例 比較例 比較例 比較例 比較例 2 5 6 7 8 クリーム粘度(cp) *1 150 110 125 520 630 ホイップ時間 3’30” 3’45” 3’40” 0’55” 0’40” オーバーラン(%)*2 125 140 135 70 65 硬度(g)*3 50 45 45 90 115 造花性 *4 良好 良好 良好 不良 不良 (粘り強)(粘り強) 風味・口溶け*5 良好 良好 良好 不良 不良 (甘味強) 冷凍解凍後 乾燥度(%)*6 5.2 6.8 7.3 4.3 4.7 硬度(g)*3 70 95 110 105 165 ひびの有無 なし あり あり なし わずかに あり風味 良好 やや不良 やや不良 不良 不良 *1〜*6は表1の注釈参照。
【0017】実施例3 融点が34℃の菜種硬化油8部に、実施例1と同一のレ
シチン0.2部、グリセリン脂肪酸エステル0.15部を分
散溶解して油相部とした。一方、脱脂粉乳2部、ヘキサ
メタリン酸ナトリウム0.1部、実施例2と同一のポリグ
リセリン脂肪酸エステル0.3部、「セルデックスCH−
20」5部、「PO−500」10部、および脂肪率が
45%である生クリーム70部を残部の水に加えて水相
部とした。かかる油相部および水相部を用い、実施例1
と同様の操作で、本発明のクリーム状組成物を得た。こ
のクリーム状組成物について、実施例1と同様に評価を
行った。このクリーム状組成物は通常のクリームと同等
のホイップ性を有し、風味・口溶けの良好なものであっ
た。また、冷凍保存後解凍してもひび割れ、変色などを
起こさず、風味も良好であった。評価結果を表3に示し
た。 比較例9 実施例3においてポリグリセリン脂肪酸エステル 0.3
部を使用せず、ショ糖脂肪酸エステル(三菱化成食品
(株)製「リョートーシュガーエステルS−570」)
0.3部を加え、同様にクリーム状組成物を得、同様の評
価を行った。表3に示したように、このクリーム状組成
物はクリーム粘度が高く、また、ひび割れが生じるなど
冷凍解凍耐性も劣っていた。
【0018】
【表3】 表3 実施例3 比較例9 クリーム粘度(cp) *1 130 580 ホイップ時間 3’35” 3’40” オーバーラン(%)*2 120 110 硬度(g)*3 38 55 造花性 *4 良好 やや不良 風味・口溶け*5 良好 良好 冷凍解凍後 乾燥度(%)*6 4.3 4.5 硬度(g)*3 65 145 ひびの有無 なし わずかにあり 風味 良好 良好 *1〜*6は表1の注釈参照。
【0019】実施例4 バターオイル10部と、ヤシ油および大豆硬化油の混合
物(融点40℃)20部を混合し、この中へ実施例1と
同一のレシチン0.2部、グリセリン脂肪酸エステル0.1
5部を分散溶解して油相部とした。一方、脱脂粉乳3
部、ヘキサメタリン酸ナトリウム0.1部、実施例1と同
一のポリグリセリン脂肪酸エステル0.7部、ショ糖脂肪
酸エステル(三菱化成食品(株)「リョートーシュガー
エステルS−1570」)0.1部、「セルデックスCH
−20」5部、「PO−500」7部、および脂肪率4
5%の生クリーム40部を残部の水に加えて水相部とし
た。かかる油相部および水相部を用い、実施例1と同様
の操作で、本発明のクリーム状組成物を得た。このクリ
ーム状組成物について、実施例1と同様に評価を行っ
た。このクリーム状組成物は通常のクリームと同等のホ
イップ性を有し、風味・口溶けの良いものであった。ま
た、スポンジケーキにデコレーションし冷凍保存後解凍
したものはひび割れ、変色などを起こさず、風味も良好
であった。評価結果を表4に示した。
【0020】実施例5 バターオイル5部と融点が34℃のやし硬化油35部を
混合し、この中へ実施例1と同一のレシチン0.3部、ソ
ルビタン脂肪酸エステル(花王(株)製「エマゾール
O−10(F))0.2部を分散溶解して油相部とした。
一方、脱脂粉乳4部、ヘキサメタリン酸ナトリウム0.1
部、実施例2と同一のポリグリセリン脂肪酸エステル0.
5部、「セルデックスCH−20」8部、ソルビトール
7部、および脂肪率45%の生クリーム10部を残部の
水に加えて水相部とした。かかる油相部および水相部を
用い、実施例1と同様の操作で、本発明のクリーム状組
成物を得た。このクリーム状組成物について、実施例1
と同様に評価を行った。このクリーム状組成物は通常の
クリームと同等のホイップ性を有し、風味・口溶けの良
いものであった。また、スポンジケーキにデコレーショ
ンし冷凍保存後解凍したものはひび割れ、変色などを起
こさず、風味も良好であった。評価結果を表4に示し
た。
【0021】実施例6 バターオイル30部と融点が34℃の菜種硬化油15部
を混合し、この中へ実施例1と同一のレシチン0.3部、
「エマゾール O−10(F)」0.2部を分散溶解して
油相部とした。一方、脱脂粉乳5部、ヘキサメタリン酸
ナトリウム0.1部、実施例1と同一のポリグリセリン
脂肪酸エステル0.5部、「セルデックスCH−20」5
部、「PO−500」10部を残部の水に加えて水相部
とした。かかる油相部および水相部を用い、実施例1と
同様の操作で、本発明のクリーム状組成物を得た。この
クリーム状組成物について、実施例1と同様に評価を行
った。このクリーム状組成物は通常のクリームと同等の
ホイップ性を有し、風味・口溶けは良いものであった。
また、スポンジケーキにデコレーションし冷凍保存後解
凍したものは、ひび割れ、変色などを起こさず、風味も
良好であった。評価結果を表4に示した。
【0022】
【表4】 表4 実施例4 実施例5 実施例6 クリーム粘度(cp) *1 140 140 120 ホイップ時間 3’40” 3’35” 4’05” オーバーラン(%)*2 140 125 135 硬度(g)*3 45 50 40 造花性 *4 良好 良好 良好 風味・口溶け*5 良好 良好 良好 冷凍解凍後 乾燥度(%)*6 4.2 5.1 4.8 硬度(g)*3 60 70 55 ひびの有無 なし なし なし 風味 良好 良好 良好 *1〜*6は表1の注釈参照。
【0023】
【発明の効果】上述のようにして得られるクリーム状組
成物は、ホイップさせた状態もしくは更にこれをケーキ
等にデコレーションした状態で冷凍保存し、解凍して
も、組織の荒れ、ひび割れ、風味の劣化を起こすことが
なく、また、一時に大量にホイップして冷凍保存するこ
とにより、効率的にデコレーションケーキ類を製造する
ことが可能となる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田口 信夫 神奈川県横須賀市浦賀町5−42−172 (72)発明者 橋本 英夫 神奈川県横浜市旭区本宿町5番地 高梨乳 業株式会社商品研究所内 (72)発明者 平松 優 神奈川県横浜市旭区本宿町5番地 高梨乳 業株式会社商品研究所内 (72)発明者 経田 恒 神奈川県横浜市旭区本宿町5番地 高梨乳 業株式会社商品研究所内 (72)発明者 荒川 琢也 神奈川県横浜市旭区本宿町5番地 高梨乳 業株式会社商品研究所内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油脂35〜55重量%、無脂乳固形分1
    〜10重量%、ポリグリセリン脂肪酸エステルを含む乳
    化剤0.1〜2重量%、ソルビトール及び/又は平均分子
    量が500以下の還元澱粉糖化物1〜10重量%、シク
    ロデキストリン0.2〜2重量%及び水を含有することを
    特徴とするクリーム状組成物。
  2. 【請求項2】 油脂が乳脂肪を20重量%以上含むもの
    である請求項1に記載のクリーム状組成物。
  3. 【請求項3】 シクロデキストリンがα−シクロデキス
    トリンを含むものである請求項1又は2に記載のクリー
    ム状組成物。
  4. 【請求項4】 クリーム状組成物がさらに生クリームを
    含むものである請求項1〜3の何れか1項に記載のクリ
    ーム状組成物。
  5. 【請求項5】 クリーム状組成物がホイップしたクリー
    ムである請求項1〜4の何れか1項に記載のクリーム状
    組成物。
  6. 【請求項6】 水に無脂乳固形分、ソルビトール及び/
    又は平均分子量が500以下の還元澱粉糖化物、シクロ
    デキストリン及びポリグリセリン脂肪酸エステルを含む
    親水性乳化剤を添加して形成した水相を加温し、油脂に
    親油性乳化剤を添加して形成した油相であって加温して
    溶融した油相を該水相に加えた後、乳化することを特徴
    とするクリーム状組成物の製造方法。
  7. 【請求項7】 親水性乳化剤がポリグリセリン脂肪酸エ
    ステル又はポリグリセリン脂肪酸エステルおよびショ糖
    脂肪酸エステルであり、親油性乳化剤がレシチンおよび
    グリセリン脂肪酸エステルである請求項6記載の製造方
    法。
  8. 【請求項8】 水相にさらに生クリームが添加されてい
    る請求項6又は7に記載の製造方法。
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