JPH0626924Y2 - 電子写真印刷装置のヒータランプ断線検出機構 - Google Patents
電子写真印刷装置のヒータランプ断線検出機構Info
- Publication number
- JPH0626924Y2 JPH0626924Y2 JP10433988U JP10433988U JPH0626924Y2 JP H0626924 Y2 JPH0626924 Y2 JP H0626924Y2 JP 10433988 U JP10433988 U JP 10433988U JP 10433988 U JP10433988 U JP 10433988U JP H0626924 Y2 JPH0626924 Y2 JP H0626924Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heater lamp
- soft start
- detection mechanism
- current
- relay
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)
- Fixing For Electrophotography (AREA)
- Control Of Resistance Heating (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔考案の利用分野〕 本考案は、レーザビームプリンタ等の電子写真印刷装置
におけるヒータランプとソフトスタート抵抗の断線検出
機構に関するものである。
におけるヒータランプとソフトスタート抵抗の断線検出
機構に関するものである。
レーザビームプリンタにおいて、用紙に付着したトナー
を定着させる方法の一つとして、ヒートロールによる熱
と圧力を使用した方法がある。その時、ヒートロールを
加熱するためには、ヒートロールの内側に設けた電熱線
(以降ヒータランプと言う)が使用される。ヒータラン
プは、温度が低い状態では抵抗値が小さく、この状態で
定格電圧を加えると大電流が流れてヒータランプが断線
しやすい。従って、ヒータランプに電圧を加える時に
は、初めに小電圧を加えてヒータランプを温める。そし
て抵抗値が大きくなってから定格電圧を加える工夫が必
要である。第3図に、その具体的な回路の一例を示す。
を定着させる方法の一つとして、ヒートロールによる熱
と圧力を使用した方法がある。その時、ヒートロールを
加熱するためには、ヒートロールの内側に設けた電熱線
(以降ヒータランプと言う)が使用される。ヒータラン
プは、温度が低い状態では抵抗値が小さく、この状態で
定格電圧を加えると大電流が流れてヒータランプが断線
しやすい。従って、ヒータランプに電圧を加える時に
は、初めに小電圧を加えてヒータランプを温める。そし
て抵抗値が大きくなってから定格電圧を加える工夫が必
要である。第3図に、その具体的な回路の一例を示す。
この回路において、ヒータランプ101を駆動する方法
を説明する。まず始めに、ソフトスタートリレー104
を開放にした状態でヒータランプ駆動リレー103を閉
じる。この時、ヒータランプ101には、ソフトスター
ト抵抗102が直列に接続されていて、大電流が流れる
ことを防ぐ。一定時間が経過し、ヒータランプ101の
抵抗値が大きくなったところで、ソフトスタートリレー
104を閉じる。これによってソフトスタート抵抗10
2が回路から無くなり、ヒータランプ101には、定格
電流が流れる。しかしながら、ヒータランプ101及
び、ソフトスタート抵抗102は、寿命、或は機械的振
動、不良等で断線を起こす可能性がある。そして、ヒー
タランプ101が断線した場合には、定着不良など重大
な障害になる。また、ソフトスタート抵抗102が断線
した場合には、電源投入時にヒータランプ101に大電
流が流れて断線するか、又断線しなくても、ヒータラン
プ101の寿命を著しく損う可能性がある。このため、
ヒータランプ101及び、ソフトスタート抵抗102の
断線を検出することは必要なことである。
を説明する。まず始めに、ソフトスタートリレー104
を開放にした状態でヒータランプ駆動リレー103を閉
じる。この時、ヒータランプ101には、ソフトスター
ト抵抗102が直列に接続されていて、大電流が流れる
ことを防ぐ。一定時間が経過し、ヒータランプ101の
抵抗値が大きくなったところで、ソフトスタートリレー
104を閉じる。これによってソフトスタート抵抗10
2が回路から無くなり、ヒータランプ101には、定格
電流が流れる。しかしながら、ヒータランプ101及
び、ソフトスタート抵抗102は、寿命、或は機械的振
動、不良等で断線を起こす可能性がある。そして、ヒー
タランプ101が断線した場合には、定着不良など重大
な障害になる。また、ソフトスタート抵抗102が断線
した場合には、電源投入時にヒータランプ101に大電
流が流れて断線するか、又断線しなくても、ヒータラン
プ101の寿命を著しく損う可能性がある。このため、
ヒータランプ101及び、ソフトスタート抵抗102の
断線を検出することは必要なことである。
その検出方法の従来例を、第3図を用いて説明する。ヒ
ータランプ101には、直列にサンプリング抵抗105
が、接続されている。そのサンプリング抵抗105及
び、ソフトスタート抵抗102にかかる電圧を電圧検出
器107、301によって検出する。この検出結果と、
2つのリレー103、104の動作状態により、ヒータ
ランプ101及び、ソフトスタート抵抗102の断線検
出を行う。しかしながら、このような従来技術において
は、ヒータランプ101、ソフトスタート抵抗102と
いうように、断線の検出を実施したい箇所ごとに、検出
器を要していた。このため、コストが高くなったり、部
品点数が多くなったり、信頼性が下がるなどの問題点が
あった。
ータランプ101には、直列にサンプリング抵抗105
が、接続されている。そのサンプリング抵抗105及
び、ソフトスタート抵抗102にかかる電圧を電圧検出
器107、301によって検出する。この検出結果と、
2つのリレー103、104の動作状態により、ヒータ
ランプ101及び、ソフトスタート抵抗102の断線検
出を行う。しかしながら、このような従来技術において
は、ヒータランプ101、ソフトスタート抵抗102と
いうように、断線の検出を実施したい箇所ごとに、検出
器を要していた。このため、コストが高くなったり、部
品点数が多くなったり、信頼性が下がるなどの問題点が
あった。
本考案の目的は、上記した従来技術の欠点をなくし、ヒ
ータランプとソフトスタート抵抗の断線検出の信頼性を
増し、併せてコストの低減を図ることにある。
ータランプとソフトスタート抵抗の断線検出の信頼性を
増し、併せてコストの低減を図ることにある。
本考案は、ヒータランプに電流を流し始める時に、ヒー
タランプに直列にソフトスタート抵抗が接続されている
場合と、ヒータランプに電流が流れ、温度が高くなって
ソフトスタート抵抗の両端が短絡された場合において、
ヒータランプとソフトスタート抵抗のいずれか又は、両
方が断線を起こしているなどの断線の発生形態によっ
て、前述2つの場合での、ヒータランプに流れる電流が
異なることに着目して、レーザビームプリンタのヒータ
ランプ及びソフトスタート抵抗の断線検出機構を工夫し
たものである。
タランプに直列にソフトスタート抵抗が接続されている
場合と、ヒータランプに電流が流れ、温度が高くなって
ソフトスタート抵抗の両端が短絡された場合において、
ヒータランプとソフトスタート抵抗のいずれか又は、両
方が断線を起こしているなどの断線の発生形態によっ
て、前述2つの場合での、ヒータランプに流れる電流が
異なることに着目して、レーザビームプリンタのヒータ
ランプ及びソフトスタート抵抗の断線検出機構を工夫し
たものである。
以下、本考案の1実施例を詳細に説明する。
第1図は本考案による断線検出機構を付加したヒータラ
ンプ101の駆動回路である。
ンプ101の駆動回路である。
第1図におけるヒータランプ101及びソフトスタート
抵抗102の断線検出について以下に説明する。従来の
方法と同様にしてヒータランプ駆動リレー103を接続
し、ヒータランプ101を駆動する。この時サンプリン
グ抵抗105に流れる電流は、第2図のように表わすこ
とができる。ここで、t1は、ヒータランプ駆動リレー
103が接続し、ヒータランプ101の温度が十分に上
昇した後にソフトスタートリレー104が接続する時間
である。またt2は、ヒータランプ駆動リレー103が
接続してからソフトスタートリレー104が接続するま
での間の任意の時間である。t3は、ソフトスタートリ
レー104が接続してから任意の時間を示す。
抵抗102の断線検出について以下に説明する。従来の
方法と同様にしてヒータランプ駆動リレー103を接続
し、ヒータランプ101を駆動する。この時サンプリン
グ抵抗105に流れる電流は、第2図のように表わすこ
とができる。ここで、t1は、ヒータランプ駆動リレー
103が接続し、ヒータランプ101の温度が十分に上
昇した後にソフトスタートリレー104が接続する時間
である。またt2は、ヒータランプ駆動リレー103が
接続してからソフトスタートリレー104が接続するま
での間の任意の時間である。t3は、ソフトスタートリ
レー104が接続してから任意の時間を示す。
第2図において、ヒータランプ101とソフトスタート
抵抗102が共に正常な場合が201の波形であり、ヒ
ータランプ101又は、ヒータランプ101とソフトス
タート抵抗102が共に断線している場合が203の波
形である。ソフトスタート抵抗102のみが断線してい
る場合には、202の波形となる。
抵抗102が共に正常な場合が201の波形であり、ヒ
ータランプ101又は、ヒータランプ101とソフトス
タート抵抗102が共に断線している場合が203の波
形である。ソフトスタート抵抗102のみが断線してい
る場合には、202の波形となる。
従って、第2図のt2及びt3のタイミングで電流検出
機構110の出力を調べることにより、ヒータランプ1
01とソフトスタート抵抗102の断線検出をすること
ができる。第2図は、断線検出の判断にマイクロコンピ
ュータ108を使用し、検出結果を表示装置109に出
力する例である。
機構110の出力を調べることにより、ヒータランプ1
01とソフトスタート抵抗102の断線検出をすること
ができる。第2図は、断線検出の判断にマイクロコンピ
ュータ108を使用し、検出結果を表示装置109に出
力する例である。
本考案によれば、ヒータランプの駆動回路に1つの電流
検出機構を付加することにより、ヒータランプとソフト
スタート抵抗の2つの断線検出をすることができるの
で、断線検出に必要な装置コストの低減を図ることがで
きる。また、部品点数の低減により、信頼性の向上を図
ることができる。
検出機構を付加することにより、ヒータランプとソフト
スタート抵抗の2つの断線検出をすることができるの
で、断線検出に必要な装置コストの低減を図ることがで
きる。また、部品点数の低減により、信頼性の向上を図
ることができる。
第1図は本考案になるヒータランプとソフトスタート抵
抗の断線検出機構を付加したヒータランプの駆動回路
図、第2図は第1図の駆動回路においてヒータランプに
流れる電流波形概略図、第3図は従来例におけるヒータ
ランプとソフトスタート抵抗の断線検出機構を付加した
ヒータランプの駆動回路図である。図において、101
はヒータランプ、102はソフトスタート抵抗、103
はヒータランプ駆動リレー、104はソフトスタートリ
レー、105はサンプリング抵抗、106は電源、10
7は電圧検出器、108はマイクロコンピュータ、10
9は表示装置、110は電流検出機構、201はヒータ
ランプとソフトスタートが正常時にヒータランプに流れ
る電流波形、202はソフトスタート抵抗が断線してい
る時の電流波形、203はヒータランプが断線している
場合、又はソフトスタート抵抗とヒータランプが共に断
線している場合の電流波形、301は電圧検出器であ
る。
抗の断線検出機構を付加したヒータランプの駆動回路
図、第2図は第1図の駆動回路においてヒータランプに
流れる電流波形概略図、第3図は従来例におけるヒータ
ランプとソフトスタート抵抗の断線検出機構を付加した
ヒータランプの駆動回路図である。図において、101
はヒータランプ、102はソフトスタート抵抗、103
はヒータランプ駆動リレー、104はソフトスタートリ
レー、105はサンプリング抵抗、106は電源、10
7は電圧検出器、108はマイクロコンピュータ、10
9は表示装置、110は電流検出機構、201はヒータ
ランプとソフトスタートが正常時にヒータランプに流れ
る電流波形、202はソフトスタート抵抗が断線してい
る時の電流波形、203はヒータランプが断線している
場合、又はソフトスタート抵抗とヒータランプが共に断
線している場合の電流波形、301は電圧検出器であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭53−141045(JP,A) 特開 昭57−46258(JP,A) 特開 昭57−155574(JP,A) 特開 昭57−157274(JP,A) 特開 昭57−124362(JP,A) 特開 昭62−299976(JP,A) 特開 昭62−264302(JP,A) 特開 昭60−39667(JP,A) 特開 昭63−137268(JP,A) 実開 昭58−179514(JP,U) 実開 昭61−145961(JP,U)
Claims (3)
- 【請求項1】金属線に電流を流すことにより発熱するヒ
ータランプと、該ヒータランプに電流を流す回路と、該
回路を開閉するヒータランプ駆動リレーと、該回路に流
れる電流を検出機構と、該回路に直列に接続したソフト
スタート抵抗と、該ソフトスタート抵抗の両端を短絡・
開放するソフトスタートリレーと、マイクロコンピュー
タと表示装置を有する電子写真印刷装置において、該2
つのリレーの状態と、該回路電流検出機構による出力か
ら、ヒータランプ及びソフトスタート抵抗の断線を検出
することを特徴とする電子写真印刷装置のヒータランプ
断線検出機構。 - 【請求項2】ソフトスタートリレーが開放の状態でヒー
タランプを接続した場合に、電流検出機構によりヒータ
ランプに流れる電流が検出された場合はヒータランプと
ソフトスタート抵抗がともに正常であり、ソフトスター
トリレーが開放の状態でヒータランプ駆動リレーを接続
した場合に電流検出機構によりヒータランプに流れる電
流が検出されない場合でかつソフトスタートリレーを接
続した場合に電流が検出された場合はソフトスタート抵
抗が断線、ヒータランプは正常であり、電流が検出され
ない場合はヒータランプが断線、又は、ヒータランプと
ソフトスタート抵抗がともに断線していると判断するこ
とを特徴とする請求項1記載の電子写真印刷装置のヒー
タランプ断線検出機構。 - 【請求項3】ヒータランプ駆動リレーとソフトスタート
リレーの状態と、電流検出機構による出力の関係をマイ
クロコンピュータで演算し、ヒータランプ及びソフトス
タート抵抗の断線を表示装置に表示することを特徴とす
る請求項1記載の電子写真印刷装置のヒータランプ断線
検出機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10433988U JPH0626924Y2 (ja) | 1988-08-06 | 1988-08-06 | 電子写真印刷装置のヒータランプ断線検出機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10433988U JPH0626924Y2 (ja) | 1988-08-06 | 1988-08-06 | 電子写真印刷装置のヒータランプ断線検出機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0227164U JPH0227164U (ja) | 1990-02-22 |
JPH0626924Y2 true JPH0626924Y2 (ja) | 1994-07-20 |
Family
ID=31335966
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10433988U Expired - Lifetime JPH0626924Y2 (ja) | 1988-08-06 | 1988-08-06 | 電子写真印刷装置のヒータランプ断線検出機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0626924Y2 (ja) |
-
1988
- 1988-08-06 JP JP10433988U patent/JPH0626924Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0227164U (ja) | 1990-02-22 |
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