JPH06269136A - 車両用充電発電機の制御装置 - Google Patents

車両用充電発電機の制御装置

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JPH06269136A
JPH06269136A JP5050314A JP5031493A JPH06269136A JP H06269136 A JPH06269136 A JP H06269136A JP 5050314 A JP5050314 A JP 5050314A JP 5031493 A JP5031493 A JP 5031493A JP H06269136 A JPH06269136 A JP H06269136A
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transistor
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charging generator
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Masatoshi Masumoto
正寿 桝本
Masanori Tsuchiya
雅範 土屋
Shuichi Kokubu
修一 国分
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Hitachi Automotive Systems Engineering Co Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 使用温度変化の影響なく、キースイッチのオ
ン、オフ動作に連動して確実に電源を起動及び停止可能
な車両用充電発電機の制御装置を実現する。 【構成】 キースイッチ5が閉じるとダイオード365、36
4、363が導通し、トランジスタ370が導通しトランジス
タ31が導通する。ダイオード33により電圧VCCが発生し
コンパレータ366が動作可能状態とされトランジスタ13
が導通し充電表示灯6が点灯される。端子Lの電圧レベル
は抵抗368と367との電圧レベルVRより大となりコンパレ
ータ366の出力は”H”レベルとなりトランジスタ361が
導通する。トランジスタ370が遮断してもトランジスタ3
61が導通するので電圧VCCは安定供給される。キースイ
ッチ5が解放すると充電表示灯6が消灯する。端子Lの電
圧レベルは電圧VRより小となりコンパレータ366の出力
は”L”レベルとなりトランジスタ361、31が遮断し、電
源電圧VCCが零レベルに低下される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用充電発電機の制
御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の車両用充電発電機の制御装置は、
例えば、特開平4−156234号公報に記載されてい
るように、充電発電機に接続されたバッテリの一端が、
キースイッチ、充電表示灯(チャージランプ)、抵抗素
子を介して端子電圧検出用のトランジスタのベースに接
続されている。また、充電表示灯と端子電圧検出用のト
ランジスタのベースとの接続中点は、充電表示灯の点灯
制御用であるダーリントン接続されたトランジスタのコ
レクタ、エミッタを介して接地されている。そして、キ
ースイッチがオンとされると、端子電圧検出用トランジ
スタのベース電圧が上昇して、このトランジスタが導通
状態となる。端子電圧検出用トランジスタが導通状態と
なると、電源電圧Vccが起動され、点灯制御用トランジ
スタが導通状態となる。すると、充電表示灯に点灯電流
が流れ、表示灯が点灯される。また、充電発電機の界磁
巻線には、バッテリからの電流が通流され、初期励磁が
行われる。
【0003】充電発電機の回転子が回転し、電機子巻線
の1相電圧が所定の値以上となると、点灯制御用トラン
ジスタが非導通状態とされ、充電表示灯が消灯される。
また、バッテリの端子電圧レベルに従って、界磁巻線へ
の通流率が制御され、充電発電機の電圧が一定値に制御
される。そして、キースイッチがオフとされると、端子
電圧検出用トランジスタが、非導通状態となり、電源が
停止され、充電発電機の制御装置の動作が停止されるよ
うに、構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の充電発電機の制御装置にあっては、低温状態では、
キースイッチをオンとしても、制御装置の電源が起動し
なかったり、高温状態では、キースイッチをオフとして
も、制御装置の電源が停止しないことがあり、高精度の
制御を行うことができなかった。これは、端子電圧検出
用トランジスタの電流増幅率(hFE)の温度変化に起因
するものであり、低温時においては、キースイッチがオ
ンとなっても、端子電圧検出用トランジスタの電流増幅
率が低いため、電源が起動されない状態が発生するため
である。また、キースイッチがオフとなっても、点灯制
御用トランジスタのベース・エミッタ間には、小電流が
流れる。このため、高温時においては、端子電圧検出用
トランジスタの電流増幅率が高く、キースイッチがオフ
となっても、上記小電流によって、電圧検出用トランジ
スタは導通状態が維持され、電源が停止されない事態が
発生する。
【0005】本発明の目的は、使用温度の変化に影響さ
れることなく、キースイッチのオン、オフ動作に連動し
て確実に電源を起動及び停止させることが可能な車両用
充電発電機の制御装置を実現することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、次のように構成される。車両用充電発電機
により充電されるバッテリと、充電発電機の界磁巻線へ
の通流電流を制限する通流電流制限手段と、バッテリの
端子電圧を検出し、通流電流制限手段の動作を制御する
電圧制御手段と、充電表示灯及びキースイッチを介して
バッテリに接続される充電表示灯駆動用トランジスタ
と、を有する車両用充電発電機の制御装置において、バ
ッテリからの発生電圧が供給され、少なくとも電圧制御
手段に、定電圧を供給する定電圧発生手段と、充電表示
灯駆動用トランジスタと充電表示灯との接続点の電圧値
である第1の電圧と充電表示灯駆動用トランジスタのベ
ース電圧である第2の電圧とを比較する比較手段と、比
較手段からの出力信号に従って、第1の電圧が第2の電
圧よりも大のときには、定電圧発生手段を起動させ、第
1の電圧が第2の電圧よりも小のときには、定電圧発生
手段の動作を停止させる起動・停止手段と、を備える。
【0007】好ましくは、上記車両用充電発電機の制御
装置において、第2の電圧は、ベース電圧が抵抗素子に
より分圧された電圧である。また、好ましくは、上記車
両用充電発電機の制御装置において、充電表示灯駆動用
トランジスタは、ダーリントン接続された2つのトラン
ジスタである。また、好ましくは、上記車両用充電発電
機の制御装置において、起動・停止手段は、バッテリと
定電圧発生手段との間に接続される第1のスイッチ手段
と、比較手段からの出力信号に従って、第1の電圧が第
2の電圧よりも大のときには閉となり、第1のスイッチ
手段を閉として定電圧発生手段を起動させ、第1の電圧
が第2の電圧よりも小のときには開となり、第1のスイ
ッチ手段を開として定電圧発生手段の動作を停止させる
第2のスイッチ手段と、を有する。
【0008】また、好ましくは、上記車両用充電発電機
の制御装置において、充電表示灯と充電表示灯駆動用ト
ランジスタとの接続点に直列に接続された定電圧素子
と、この定電圧素子に接続され、定電圧素子の発生電圧
が所定値以上のときに、閉となり、第1のスイッチ手段
を閉とする第3のスイッチ手段を、さらに備える。ま
た、好ましくは、上記車両用充電発電機の制御装置にお
いて、定電圧素子は、直列接続された複数のダイオード
であり、上記第1、第2、第3のスイッチ手段は、トラ
ンジスタである。
【0009】
【作用】キースイッチが閉とされると、定電圧発生手段
が起動され、充電表示灯駆動用トランジスタが閉とさ
れ、充電表示灯が点灯される。また、第1の電圧が第2
の電圧よりも大となると、比較手段の出力信号が”H”
レベルとなる。すると、起動・停止手段が定電圧発生手
段を起動させる。そして、第1の電圧が第2の電圧より
も小となると、比較手段の出力信号が”L”レベルとな
る。すると、起動・停止手段が定電圧発生手段の動作を
停止させる。充電表示灯駆動用トランジスタは、例え
ば、コレクタが充電表示灯に接続され、エミッタが接地
される。そして、比較手段の一方の入力端子には、充電
表示灯駆動用トランジスタと充電表示灯との接続点の電
圧値である第1の電圧が供給され、他方の入力端子に
は、充電表示灯駆動用トランジスタのベース−エミッタ
間電圧に対応した電圧である第2の電圧が供給される。
【0010】充電表示灯駆動用トランジスタのベースー
エミッタ電圧及びコレクターエミッタ電圧は、共に負の
温度特性を有している。そして、温度変化に無関係に、
キースイッチが閉の状態における第1の電圧は、第2の
電圧より大であり、キースイッチが開の状態における第
1の電圧は、第2の電圧より小である。したがって、温
度の影響を受けずに、低温時及び、高温時のキースイッ
チのオン、オフ動作に連動して確実に定電圧発生手段を
起動及び停止させることができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付の図面に基づ
いて説明する。図1は、本発明の一実施例である車両用
充電発電機の制御装置の回路図である。図1において、
充電発電機1の界磁巻線10は、図示しない回転子に装
着され、エンジンの回転と同期して回転し回転磁界を発
生する。また、界磁巻線10に並列に接続されたフライ
ホイールダイオード11はスイッチングノイズを吸収す
るために接続されている。
【0012】上記回転子と空隙を持って対向する固定鉄
心(図示せず)に巻回された電機子巻線9は、上記界磁
巻線10が発生する回転磁界の大きさに応じて、交流電
圧を出力する。この交流出力は、三相全波整流器8で全
波整流される。三相全波整流器8の出力は、充電発電機
1の出力端子Bを介してバッテリ2に供給され、バッテ
リ2が充電される。また、同時に、三相全波整流器8の
出力は、この出力端子Bから、負荷スイッチ4を介し
て、ランプ等の電気負荷3に供給される。
【0013】バッテリ2は、端子B、抵抗28、コンデ
ンサ29を介して接地されている。そして、抵抗28と
コンデンサ29との接続点は、トランジスタ31(第1
のスイッチ手段)のエミッタ及びコレクタ、抵抗32、
ツェナーダイオード33を介して接地されている。ま
た、トランジスタ31のベースは、抵抗30を介してエ
ミッタに接続される。さらに、トランジスタ31のベー
スは、抵抗34を介して、スイッチ手段であるトランジ
スタ361のコレクタ及びトランジスタ370のコレク
タに接続されている。これらトランジスタ361及び3
70のエミッタは、ともに接地されている。なお、抵抗
28、30、32、コンデンサ29、PNP形トランジ
スタ31、ツェナーダイオード33は、レギュレータ
(電圧調整器)7の電源回路(定電圧発生手段)を構成
し、バッテリ2の出力から、各回路に一定電圧を供給す
る。
【0014】また、界磁巻線10は、端子Fを介してダ
ーリントン接続されたパワートランジスタ(スイッチ手
段)12のコレクタに接続される。そして、このトラン
ジスタ12のエミッタは、端子Eを介して接地される。
また、トランジスタ12のベースは、抵抗22を介し
て、抵抗32とツェナーダイオード33との接続点に接
続される。さらに、トランジスタ12のベースは、トラ
ンジスタ23のコレクタ及びエミッタを介して接地され
る。このトランジスタ23のベースは、抵抗24を介し
て接地される。さらに、このトランジスタ23のベース
は、ツェナーダイオード25、抵抗27を介して接地さ
れる。そして、ツェナーダイオード25と抵抗27との
接続点は、抵抗26、端子Sを介してバッテリ2に接続
される。なお、抵抗22、24、26、27、ツェナー
ダイオード25、トランジスタ23により電圧調整回路
(通流電流制限手段)が構成され、この電圧調整回路に
よりパワートランジスタ12のオン、オフ動作制御が行
われ、界磁巻線10の通流率が制御される。
【0015】電機子巻線9の1相分の巻線が端子P、抵
抗14、抵抗15を介して、接地されている。そして、
抵抗14と15との接続点は、ダイオード16を介して
トランジスタ18のベースに接続され、ダイオード16
とトランジスタ18のベースとの接続点は、コンデンサ
17を介して接地されている。また、トランジスタ18
のコレクタは、抵抗32とツェナーダイオード33との
接続点に接続されている。さらに、トランジスタ18の
エミッタは、抵抗19、20を介して接地されている。
また、抵抗19と20との接続点は、トランジスタ21
のベースに接続される。このトランジスタ21のエミッ
タは、接地され、コレクタは、ダーリントン接続された
充電表示灯駆動用トランジスタ13のベースに接続され
る。トランジスタ13のエミッタは、接地され、コレク
タは、端子L、充電表示灯6、キースイッチ5を介して
バッテリ2に接続されている。また、トランジスタ13
のベースは、抵抗35を介して、ツェナーダイオード3
3と抵抗32との接続点に接続される。発電機1が発電
を開始すると、上記抵抗14、15、19、20、ダイ
オード16、コンデンサ17、トランジスタ18、21
で構成された回路により、電機子巻線9の1相電圧が検
出され、検出した電圧値が、設定値以上になると、トラ
ンジスタ13が非導通状態となり、充電表示灯6が消灯
される。
【0016】次に、電源の起動・停止回路36の構成に
ついて、説明する。端子Lは、抵抗369、定電圧素子
としてのダイオード365、364、363を介して、
トランジスタ370(第3のスイッチ手段)のベースに
接続される。また、ダイオード363と、トランジスタ
370のベースとの接続点は、抵抗362を介して接地
されている。上記端子Lと抵抗369との接続点は、コ
ンパレータ366(比較手段)の非反転入力端子に接続
される。このコンパレータ366の反転入力端子は、抵
抗367を介して接地されるとともに、抵抗368を介
してトランジスタ13のベースに接続されている。そし
て、コンパレータ366の出力端子は、トランジスタ3
61(第2のスイッチ手段)のベースに接続されてい
る。また、このコンパレータ366には、ツェナーダイ
オード33と抵抗32との接続点から電源電圧Vccが供
給される。
【0017】以上の構成において電源の起動、停止動作
について、図1及び図2を参照して、説明する。図2の
(A)に示すように、時点t0にて、キースイッチ5が
閉じられると、電圧VIGが立ち上がり、L端子電圧VL
(第1の電圧:図2の(B))は、ほぼバッテリ2の電
圧と等しくなる。すると、ダイオード365、364、
363が導通し、トランジスタ370のベース電圧V
BE370(図2の(C))が”H”レベルとなる。これに
よって、トランジスタ370が導通し、トランジスタ3
1が導通する。トランジスタ31が導通すると、ツェナ
ーダイオード33により電源電圧VCCが発生し(図2の
(F))、コンパレータ366にこの電圧VCCが供給さ
れ動作可能状態とされる。また、電源電圧VCCは、抵抗
35を介してトランジスタ13のベースにも供給され、
ベース−エミッタ間電圧VBE13が生じ、トランジスタ1
3が導通を開始する。これによって、充電表示灯6が点
灯される。
【0018】ここで、端子Lの電圧レベルVL1(コンパ
レータ366の非反転入力端子に供給)と、ベース−エ
ミッタ電圧VBE13を抵抗368と367とで分圧した電
圧VR(第2の電圧:コンパレータ366の反転入力端
子に供給)との関係は、VL1>VRであるため、コンパ
レータ366の出力は、”H”レベルとなる。すると、
トランジスタ361のベース−エミッタ間電圧VBE361
(図2の(D))も、”H”レベルとなり、トランジス
タ361が導通する。端子Lの電圧VLが3×VBE以下
に下がると、ダイオード365、364、363、トラ
ンジスタ370は、遮断してしまうが、すでにトランジ
スタ361が導通しているため、電源電圧VCCは、安定
して供給される。したがって、充電表示灯6が消灯され
てしまうことはない。なお、抵抗368、367の分圧
値VRは、次式(1)で表される。 VR = R367×VBE13/(R367+R368) −−− (1) ただし、R367は抵抗367の抵抗値、R368は抵抗36
8の抵抗値である。
【0019】次に、時点t1にて、キースイッチ5が解
放されると、充電表示灯6に流れ込む電流が遮断され、
充電表示灯6が消灯される。ここで、トランジスタ13
のベースからコレクタに電流が流れ込むため、端子Lの
電圧VLは、0Vにならずに電圧VL2となる。電圧VL2
と電圧VRとの関係は、VL2<VRであるため、コンパレ
ータ366の出力は、”L”レベルとなる。これによ
り、トランジスタ361は遮断され、トランジスタ31
も遮断される。そして、電源電圧VCCが零レベルに低下
される。
【0020】ところで、電圧VL1と、VR1と、VR2との
温度に対する関係は、図3に示すように、マイナスの温
度特性であり、温度勾配もほぼ同一で、互いに略平行し
て変化する関係である。これは、電圧VL1、VL2は、ト
ランジスタ13のコレクタ−エミッタ間電圧VCEと等価
であり、電圧VR1は、トランジスタ13のベース−エミ
ッタ間電圧VBE13の分圧値であるからである。そして、
温度変化に拘らず、電圧VL1は、電圧VR1より大であ
り、電圧VL2は、電圧VL2より小という関係が維持され
る。これにより、温度変化に拘らず、図2の(E)に示
すように、トランジスタ361及び370からなるNO
R回路の出力は、キースイッチ5が閉とされる時点t0
にて、確実に”L”レベルとなり、キースイッチ5が開
とされる時点t1にて、確実に”H”レベルとなる。
【0021】以上のように、本発明の一実施例によれ
ば、使用温度が変化して、VL1、VL2が変化しても、V
R1も同様に変化し、このVL1、VL2とVR1とをコンパレ
ータ366にて比較して、電源の起動及び停止動作を制
御するように構成されている。したがって、温度変化に
影響されることなく、キースイッチ5のオン、オフ動作
に連動して、確実に電源を起動及び停止させることがで
きる。さらに、電源起動、停止用半導体スイッチ361
及び370は、モノリシックICの中に内臓可能であ
り、厚膜基板上での部品点数を最小限に減らすことがで
きる。
【0022】なお、電圧VR1は、上記式(1)に示すよ
うに、抵抗367、368の抵抗値を変えることによ
り、電圧VL1とVL2との間であれば、任意の電圧値に設
定することが可能である。また、上述した動作説明は、
発電停止時であるが、発電時においては、端子Pからの
電圧印加によりトランジスタ21が導通し、トランジス
タ13が遮断されるため充電表示灯6が消灯される。こ
の場合においても、電圧VLはVRより大であるので、コ
ンパレータ366の出力は、”H”レベルとなる。した
がって、トランジスタ361、31は、導通状態を維持
し、電源電圧VCCが安定して供給される。
【0023】また、上述した例においては、トランジス
タ13は、ダーリントン接続されたトランジスタとした
が、これに限らず、ダーリントン接続されていないトラ
ンジスタを使用することもできる。また、上記例はスイ
ッチ手段として、トランジスタ12、361及び370
を使用したが、トランジスタに限らず、他の構成のスイ
ッチ手段を用いてもよい。さらに、上記例においては、
定電圧素子として、ダイオード365、364、363
を接続したが、ダイオードに代えて、抵抗等の他の定電
圧素子を用いてもよい。
【0024】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているため、以下のような効果がある。バッテリと、界
磁巻線への通流電流を制限する通流電流制限手段と、通
流電流制限手段の動作を制御する電圧制御手段と、充電
表示灯及びキースイッチを介してバッテリに接続される
充電表示灯駆動用トランジスタと、を有する車両用充電
発電機の制御装置において、定電圧発生手段と、充電表
示灯駆動用トランジスタと充電表示灯との接続点の第1
の電圧値と充電表示灯駆動用トランジスタのベース電圧
値である第2の電圧値とを比較する比較手段と、第1の
電圧値が第2の電圧値よりも大のときには、定電圧発生
手段を起動させ、第1の電圧値が第2の電圧値よりも小
のときには、定電圧発生手段の動作を停止させる起動・
停止手段と、を備える。したがって、使用温度の変化に
影響されることなく、キースイッチのオン、オフ動作に
連動して、確実に電源を起動及び停止可能な車両用充電
発電機の制御装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における車両用充電発電機の
制御装置の回路図である。
【図2】図1の例における動作タイミング図である。
【図3】コンパレータに入力される電圧の温度特性を示
す図である。
【符号の説明】
1 充電発電機 2 バッテリ 5 キースイッチ 6 充電表示灯 7 電圧調整器 8 三相全波整流器 9 電機子巻線 10 界磁巻線 11 フライホイールダイオード 12 パワートランジスタ 13 充電表示灯駆動用トランジスタ 36 電源の起動・停止回路 361、370 トランジスタ 362、369 抵抗 367、368 抵抗 363〜365 ダイオード 366 コンパレータ B、F、L、S 端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 土屋 雅範 茨城県勝田市大字高場字鹿島谷津2477番地 3 日立オートモティブエンジニアリング 株式会社内 (72)発明者 国分 修一 茨城県勝田市大字高場2520番地 株式会社 日立製作所自動車機器事業部内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定子巻線及び界磁巻線を有する車両用
    充電発電機と、この車両用充電発電機により充電される
    バッテリと、上記界磁巻線に直列に接続され、界磁巻線
    への通流電流を制限する通流電流制限手段と、上記バッ
    テリの端子電圧を検出し、検出した電圧値に基づいて、
    上記通流電流制限手段の動作を制御する電圧制御手段
    と、充電表示灯及びキースイッチを介して上記バッテリ
    に接続される充電表示灯駆動用トランジスタと、を有す
    る車両用充電発電機の制御装置において、 上記バッテリからの発生電圧が供給され、少なくとも上
    記電圧制御手段に、定電圧を供給する定電圧発生手段
    と、 上記トランジスタと充電表示灯との接続点の電圧である
    第1の電圧と、上記トランジスタのベース電圧に対応す
    る第2の電圧とを比較する比較手段と、 この比較手段からの出力信号に従って、上記第1の電圧
    が第2の電圧よりも大のときには、上記定電圧発生手段
    を起動させ、上記第1の電圧が第2の電圧よりも小のと
    きには、上記定電圧発生手段の動作を停止させる起動・
    停止手段と、 を備えることを特徴とする車両用充電発電機の制御装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の車両用充電発電機の制御
    装置において、上記第2の電圧は、上記ベース電圧が抵
    抗素子により分圧された電圧であることを特徴とする車
    両用充電発電機の制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の車両用充電発電機の制御
    装置において、上記充電表示灯駆動用トランジスタは、
    ダーリントン接続された2つのトランジスタであること
    を特徴とする車両用充電発電機の制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の車両用充電発電機の制御
    装置において、上記起動・停止手段は、バッテリと定電
    圧発生手段との間に接続される第1のスイッチ手段と、
    比較手段からの出力信号に従って、上記第1の電圧が第
    2の電圧よりも大のときには閉となり、上記第1のスイ
    ッチ手段を閉として上記定電圧発生手段を起動させ、上
    記第1の電圧が第2の電圧よりも小のときには開とな
    り、上記第1のスイッチ手段を開として上記定電圧発生
    手段の動作を停止させる第2のスイッチ手段と、を有す
    ることを特徴とする車両用充電発電機の制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の車両用充電発電機の制御
    装置において、上記充電表示灯と上記充電表示灯駆動用
    トランジスタとの接続点に接続された定電圧素子と、こ
    の定電圧素子に接続され、定電圧素子の発生電圧が所定
    値以上のときに、閉となり、上記第1のスイッチ手段を
    閉とする第3のスイッチ手段とを、さらに備えることを
    特徴とする車両用充電発電機の制御装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の車両用充電発電機の制御
    装置において、上記定電圧素子は、直列接続された複数
    のダイオードであり、上記第1、第2、第3のスイッチ
    手段は、トランジスタであることを特徴とする車両用充
    電発電機の制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6850042B2 (en) 2001-06-11 2005-02-01 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Control unit of a vehicle generator
US7071658B2 (en) * 2001-09-06 2006-07-04 Nissan Motor Co., Ltd. Protection of a generator without measuring temperature

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