JPH06268863A - 画像データの処理方法及び処理装置 - Google Patents

画像データの処理方法及び処理装置

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JPH06268863A
JPH06268863A JP6014008A JP1400894A JPH06268863A JP H06268863 A JPH06268863 A JP H06268863A JP 6014008 A JP6014008 A JP 6014008A JP 1400894 A JP1400894 A JP 1400894A JP H06268863 A JPH06268863 A JP H06268863A
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JP
Japan
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bits
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bit
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Application number
JP6014008A
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English (en)
Inventor
Tetsuo Nakayama
哲郎 中山
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
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Publication of JPH06268863A publication Critical patent/JPH06268863A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 CCDセンサのような画像入力装置から得ら
れる画像データを処理する装置に於て、画像データの品
質を低下することなく、なるべく小さなメモリ容量で所
定の補正処理を施すことのできる画像処理方法及び装置
を提供する。 【構成】 画像信号を所定の位で複数のブロックに分割
して各ブロック毎に設定されたテーブルにてそのブロッ
クとそれに対応する補正定数とからその演算結果に変換
した後、各演算結果を加算することにより、元の画像デ
ータの大きさにそのまま対応するテーブルを設定した場
合に比較してテーブルの大きさを大幅に縮減することが
でき、可及的に少ないメモリ量で効率よく画像データを
補正することが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像データの処理方法
及び処理装置に関し、特にCCDのような入力デバイス
から入力されたデータをシェーディング補正するための
画像データの処理方法及び処理装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、CCDのような入力デバイス
で得られた画像データからひょぅじ装置に表示するに適
したデータを得るために、図1に示すような処理をする
ことが公知である。
【0003】即ち、CCDセンサ1により表示せんとす
る画像を表すカラー、またはモノクロームのアナログ信
号を取り出し(ステップ1)、そのアナログ信号をデジ
タル信号にA/D変換する(ステップ2)。通常、CC
Dセンサを構成する複数のCCD素子の各素子より得ら
れる画素信号の白レベルのシェーディング歪みによる誤
差を補正するために、各画素信号にシェーディング補正
を施す(ステップ3)。更に階調変換(γ補正)を行い
(ステップ4)、また必要に応じて綿密度変換(ステッ
プ5)を行い、公知のMTF(Modulation Transfer Fu
nction)補正(ステップ6)、色補正(ステップ7)を
行った後、表示装置(図示せず)または記録装置に与え
られる。
【0004】このシェーディング補正について、少し詳
しく説明する。CCDのような画像入力デバイスから得
られる各画素信号は、図2(a)に示すように、CCD
素子の特性のばらつきによる黒レベルの誤差と、シェー
ディングゆがみによる白レベルの誤差が含まれるので、
図2(b)に示すように、各CCD素子による画素信号
の黒レベルと白レベルとが均一になるように補正するこ
とが必要である。公知の1つの方法に於ては、予め各C
CD素子についての補正定数を求め、それをテーブルに
記録し、各CCD素子から得られた原画素信号と、前記
テーブルから読み出したそのCCD素子の補正定数とか
ら演算により補正した画素信号が求められる。またその
演算を高速で行うため、各種画素信号と各種補正定数と
の各組合せに対応する補正画素信号を予め演算により求
めて別のテーブルに記録しておき、各CCD素子より得
られた原画素信号とそれに対応する補正定数とから、前
記別のテーブルを参照して所望の補正画素信号を得る方
法がある。
【0005】一方、各画素信号を12ビットで表し、C
CD素子のばらつきによる黒レベルの誤差を6.25%
またはそれより小さいとして、12ビットのうちの上位
4位ビットを固定して、黒レベルを8ビットで表現し、
シェーディング歪みによる各CCD素子の白レベルの誤
差を25%またはそれより小さいとして、12ビットの
うち上位2ビットを固定して、白レベルを10ビットで
表現することがある。
【0006】このような画素信号の黒レベルと白レベル
とを補正するには、
【0007】
【数1】 Dout=(Din−Dbk)×4096/(Dw+3072) ただし Dout:補正後の12ビットの画像信号 Din :補正前の12ビットの画像信号 Dbk :対応素子の黒レベル(8ビット) Dw :対応素子の白レベル(10ビット)
【0008】のように演算処理すると共にこのDoutを
その後の画像処理装置の要求する形式の値(例えば11
ビット)に変換する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記式
のうち、乗算に特に画像データDinが12ビット、白レ
ベルDwが10ビットであることから、212×210=2
22の組み合わせのテーブルとなり、また各データ長が1
0ビット、11ビット、12ビットであることからテー
ブルの各セルの大きさが2ワード(16ビット)必要と
なる。従って、そのテーブルに必要なメモリが32Mビ
ット程度と大きくなりがちであった。
【0010】そこで、例えばシェーディング歪みによる
白レベルの誤差を6.25%以内として白レベルを8ビ
ットで表現すればテーブルに必要なメモリが8Mビット
程度と低減するが、実際のシェーディング歪が6.25
%を超えると、色むらが発生するなど画像データの品質
が著しくて低下すると云う問題があった。
【0011】本発明は、上述したような従来技術の不都
合を解消するべく案出されたものであり、その主な目的
は、CCDセンサのような画像入力装置から得られる画
像データを処理する装置に於て、画像データの品質を低
下することなく、なるべく小さなメモリ容量で所定の補
正処理を施すことのできる画像処理方法及び装置を提供
することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】このような目的は本発明
によれば、複数の画素を含む画像を表す画像データであ
って、各画素が所定数のビットの画素信号で表されるよ
うな画素データに所定の補正処理を施すための画素デー
タの処理方法であって、各画素信号についての前記所定
の補正処理のための補正定数を決める過程と、各画素信
号を、各ブロックが所定数のビットを含むように複数の
ビットブロックに分ける過程と、各画素信号の前記複数
のビットブロックの各ビットブロックで表される数と前
記画素信号について決められた前記補正定数とに所定の
演算処理を施して補正された部分データを求める過程
と、各画素信号の前記複数のビットブロックの各々につ
いて求められた前記補正された部分データを合成して補
正画素信号を求める過程とを有することを特徴とする画
像データの処理方法、及び複数の画素を含む画像を表す
画像データであって、各画素が所定数のビットの画素信
号で表されるような画像データに所定の補正処理を施す
ための画像処理装置であって、各画素信号について前記
所定の補正処理のための補正定数を決める手段と、各画
素信号を、各ブロックが所定数のビットを含むように複
数のビットブロックに分け、各ビットブロックで表され
る数と前記画素信号について決められた前記補正数とに
所定の演算処理を施して補正された部分データを求める
手段と、各画素信号の前記複数のビットブロックの各々
について求められた前記補正された部分データを合成し
て補正画素信号を求める手段とを有することを特徴とす
る画像処理装置を提供することによって達成される。
【0013】
【作用】このように、画像データを所定の位で複数のブ
ロックに分割して各ブロック毎に設定されたテーブルに
てそのブロックとそれに対応する補正定数とからその演
算結果に変換した後、各演算結果を合成することによ
り、元の画像データの大きさにそのまま対応するテーブ
ルを設定した場合に比較してテーブルの大きさを大幅に
縮減することができる。
【0014】
【実施例】以下に添付の図面に示された具体的な実施例
に基づいて本発明の構成を詳細に説明する。
【0015】本発明の第1の実施例を図3を参照して説
明する。図3は、図1のシェーディング補正を実行する
ための回路の構成を示すブロック図である。
【0016】図1のCCDセンサ1のような入力装置よ
り得られる各画素信号はA/Dコンバータ2により12
ビットの画素信号Dinに変換され、データバス30を介
して減算器21とエラー処理装置23に与えられる。画
像処理装置には、公知のように画像データを得る前に、
各CCD素子毎の黒レベルと白レベルとを決めるため、
規準となる黒板(入力“0”の状態)、白板から得られ
る黒信号と白信号とが測定される。この黒信号(下位8
ビット)は、データバス30を介して、黒補正定数とし
て各CCD素子毎にDbk用SRAM22の該CCD素子
に割り当てられたアドレスに格納される。一方、白信号
を示す12ビットの画素信号Dinは減算器21を介して
各CCD画素毎の黒レベルデータDbkを減算してその下
位10ビットが白補正定数として、各CCD素子毎にD
w用SRAM26の該CCD素子に割り当てられたアド
レスに格納される。ここで、Dbk用SRAM22、Dw
用SRAM26は何れも25kビットの容量をもつ。
【0017】尚、黒信号、白信号の上位4位ビットがエ
ラー処理装置23に与えられる。エラー処理装置23
は、与えられた黒信号及び白信号を、それぞれについて
予め決められた所定の上限、及び下限レベルと比較し
て、黒信号が所定の上限レベルより高い場よし、または
白信号が所定の下限レベルより低い場合に、CCD素子
が異常であると判定して黒エラー信号DKERまたは白
エラー信号WERを発生し適当な処理を行う。この処理
は本発明とは直接関係ないので、詳しい説明を省略す
る。
【0018】次に、処理線とする画像信号を構成する各
CCD素子の画素信号Din(12ビット)が減算器21
に与えられ、一方そのCCD素子の黒補正定数がDbk用
SRAM22より読み出され、減算器21に与えられ
る。減算器21は、前記画素信号Dinから黒レベルDbk
を減算して得られる12ビットの差信号Din−Dbkの上
位2ビットを乗算器24に、下位10ビットを乗算器2
5に与える。
【0019】乗算器24は、減算器21により得られる
各CCD素子の画素信号Dinと黒補正定数Dbkとの差信
号Din−Dbkの上位2ビットと、その素子に対応する補
正定数(10ビット)とから第1の補正データを得る。
ここで、第1の補正データは、前記Din−Dbkの上位2
ビットと、前記補正定数(10ビット)とを、後述の計
算式に適用することにより求められるデータである。乗
算器24のEPROM24aには、前記Din−Dbkの上
位2ビットと、前記補正定数(10ビット)とに対応し
た前記第1の補正データ(11ビット)がルックアップ
テーブルの形で記憶されている。
【0020】また、乗算器25は、前記差信号Din−D
bkの下位10ビットと、その素子に対応する補正定数
(10ビット)とから、第2の補正データを得る。ここ
で、第2の補正データは、前記Din−Dbkの下位10ビ
ットと、前記補正定数(10ビット)とを、後述の計算
式に適用することにより求められるデータである。乗算
器25のEPROM25aには、前記Din−Dbkの下位
10ビットと、前記補正定数(10ビット)とに対応し
た前記第2の補正データ(11ビット)がルックアップ
テーブルの形で記憶されている。
【0021】乗算器24、25より得られる前記第1の
補正データと第2の補正データとは加算器27により加
算されて12ビットのシェーディング補正された画素信
号を出力する。
【0022】尚、Dbk用SRAM22とDw用SRAM
26とへのデータ書き込み、及び読み出しタイミング
は、クロックバス31、33を介して制御回路(図示さ
れていない)より与えられるクロック信号BKWR、W
WRにより制御され、またそれぞれの書き込み、または
読み出しアドレスは、前記制御回路よりアドレスバス3
2を介して与えられるアドレス信号により指定される。
【0023】ここで、乗算器24には32kビット×2
=64kビットのEPROM24aが付設され、乗算器
25には4Mビット×4=16MビットのEPROM2
5aが付設されている。EPROM24aには、上記減
算処理後の画像データのうちの上位2ビットと、白レベ
ル10ビットとに対応してその乗算結果がテーブルとし
て記憶されている。即ち、EPROM24aへの入力は
2ビット+10ビット、出力は11ビットであるからテ
ーブルの各セル幅が2ワード(16ビット)、セル(組
み合わせ)数が22×210=212個となり、212×16
=64kビットの容量が必要となる。同様に、EPRO
M25aには、上記減算処理後の画像データのうちの下
位10ビットと、白レベル10ビットとに対応してその
乗算結果がテーブルとして記憶されている。即ち、EP
ROM25aへの入力は10ビット+10ビット、出力
は11ビットであるからテーブルの各セル幅が2ワード
(16ビット)、セル(組み合わせ)数が210×210
20個となり、220×16=16Mビットの容量が必要
となる。
【0024】以下に本実施例の作動要領について詳細に
説明する。
【0025】各CCD素子の原画像信号Din(12ビッ
ト)から補正後の画像信号Dout(12ビット)を出力
する計算は上記したように、
【0026】
【数2】 Dout=(Din−Dbk)×4096/(Dw+3072) であるが、Din'=Din−Dbk、α=4096/(Dw+
3072)とすると、
【0027】
【数3】Dout=Din'×α となり、これは、
【0028】
【数4】 Dout=(1024×X+Y)×α =1024×X×α+Y×α (0≦X≦3、0≦Y≦1023)と分離できる。即ち、
この右辺第1項のXはDinの上位2ビット(ブロック)
の値、第2項のYは下位10ビット(ブロック)の値で
あるから、この第1項と第2項とを別々に乗算した後加
算(合成)すれば良い。これらの乗算に必要なテーブル
の大きさが上記した64kビットのEPROM24aと
16MビットのEPROM25aである。
【0029】まず、イニシャライズとして前述のように
基準となる黒及び白の画像から得られるCCDの各素子
の出力から各素子の補正定数として8ビットの黒レベル
Dbkと10ビットの白レベルDwがそれぞれSRAM2
2、26に記憶される。
【0030】そして、各CCD素子から得られる原画像
信号Dinが減算器21に入力されると、同時にSRAM
22から8ビットの黒レベルDbkが減算器21に入力さ
れ、Din'=Din−Dbkの減算処理が行われ、その12
ビットの出力Din'のうちの上位2ビット(X)が乗算
器24に入力され、下位10ビット(Y)が乗算器25
に入力される。また、これと同時にSRAM26から1
0ビットの白レベルDwが乗算器24、25に入力され
る。そして、乗算器24では入力されたDin'の上位2
ビット(X)及び白レベルDwがEPROM24aのテ
ーブルに照合され、その演算結果A(11ビット)が加
算器7に出力される。同様に、乗算器25では入力され
たDin'の下位10ビット(Y)が及び白レベルDwがE
PROM25aのテーブルに照合され、その演算結果
(11ビット)が加算器27に出力される。加算器27
では乗算器24、25の演算結果が加算され、その結果
が外部に画像データとして出力される。
【0031】尚、本実施例では画像データを12ビット
とし、上位2ビットのブロックと下位10ビットのブロ
ックとに分離したが、これに限定されるものではなく、
分割する位を任意に変更したり、3つ以上のブロックに
分割しても良いことは云うまでもない。
【0032】次に本発明の第2の実施例について図4、
図5、図6(a)及び図6(b)を参照して説明する。
この第2の実施例はシェーディング歪みの他、画像デー
タの線密度の変換を行うものである。以下の説明は、そ
の線密度の変換処理に関するものである。尚、CCD素
子から得られる画像信号にシェーディング歪みの補正処
理等を施して得られた信号に対して線密度の変更処理が
施される。ここで、第1の実施例では、12ビットの各
原画像信号について、シェーディング歪みの補正処理を
行って12ビットの各原画像信号を得るものとして説明
した。しかし簡素化のため、本実施例の線密度変換装置
は、8ビットの画像信号よりなる画像データについて線
密度変換を行うものとして説明する。云うまでもなく以
下に説明する各種処理は12ビットの画像信号について
も同様に適用することができる。
【0033】図4は、画像信号の線密度を変換する装置
の行方向の処理部の構成を示すブロック図である。必要
により列方向の処理部を設けることも可能であるが、そ
の構成は行方向の処理部と同様であるのでその詳細な説
明は省略する。
【0034】本実施例では、線密度変換の行方向の倍率
を51%〜99%とする。簡単のため、本実施例の原理
を行方向倍率が80%の場合について説明する。倍率8
0%の場合、行方向の原の画素の大きさと、変換後の画
素の大きさとの関係は、図5に示すように、5つの原の
画素が、4つの変換後の画素に相当する。従って、行方
向の最初の変換画素1は、最初の原画素1と、第2の原
画素2の変換画素1にオーバラップする部分2′との和
に相当する。第2の変換画素2は、第2の原画素2から
前記のオーバラップ部分2′を除いた残りの部分2″
と、第3の原画素3の変換後画素2にオーバラップする
部分3′との和に相当する。第3の変換画素3は、第3
の原画素3から前記のオーバラップ部分3′を除いた残
りの部分3″と、第4の原画素4の変換後画素3にオー
バラップする部分4′との和に相当する。第4の変換画
素4は、第4の原画素4から前記のオーバラップ部分
4′を除いた残りの部分4″と、第5の原画素5との和
に相当する。この原画素が変換画素とオーバラップする
部分2′、3′、4′の原画素に対する比率(重み係
数)は、線密度変換倍率に従って決められる一定の割合
で順次変化する。また、第5の変換画素は、第1の変換
画素と同じ処理により得られる。
【0035】このように、倍率80%の場合の変換処理
は、5つの原画素を4つの変換画素に変換する処理の繰
り返しとなる。倍率が51%〜99%の範囲で、1%刻
みで変化する場合、各倍率に於ける各原画素と変換画素
のオーバラップ領域の原画素に対する利率、即ち重み係
数は、2167の異なる値の1つを取る。また、1つの
倍率に於ける、前記比率の変化、即ち重み係数の変化
は、前述のように周期的であり、倍率が決まると、それ
に対する一連の重み係数が定まる。一般的に、n個の原
画素の処理の繰り返しにより各変換画素が得られるとす
ると、第1〜第n−thの各原画素についての前記重み
係数を各倍率について予め定めることができる。即ち、
倍率と、処理される原画素のその1周期の中の位置が決
まると、その画素の重み係数が決まる。この1周期に同
期したクロックパルスのカウント値で示すようにする
と、重み係数は倍率とクロックパルスのカウント値によ
って決めることができる。
【0036】次に、一般的な場合について説明する。本
実施例では、線密度の変換処理は、マトリックスに配列
された画素の行と列とに分けて演算される。まず行につ
いて考えると、400dpiの画像データを300dp
iの画像データに変換する場合、元の画素をn(n=1
〜400)、その1つの画素信号を一般的にDn、変換
後の画素をn′(n′=1〜300)、その1つの画素
信号をDn'とすると、変換後の画素の元の画素の3分の
4倍の大きさであることから、図6(a)または図6
(b)の状態が考えられる。
【0037】図6(a)の状態に於ては、変換後のデー
タDn'は元の画素のデータDn-2に重み係数Kn-2を乗じ
た値と、データDn-1と、データDnに重み係数Knを乗
じた値とを加えたデータとして表現される。従って、
【0038】
【数5】 Dn'=(1−Kn-2)・Dn-2+Dn-1+Kn・Dn
【0039】となる。この右辺第1項((1−Kn-2)
・Dn-2)を差分演算ラッチ3にて減算、記憶し、右辺
第2項(Dn-1)を画像データラッチ41に記憶し、右
辺第3項(Kn・Dn)を乗算用LUT42にて演算した
後、各値を加算器46に入力し、Dn'を求める。
【0040】また、図6(b)に於ては、変換後のデー
タDn'は元の画素のデータDn-1に重み係数Kn-1を乗じ
た値と、データDnに重み係数Knを乗じた値とを加えた
データとして表現される。従って、
【0041】
【数6】Dn'=(1−Kn-1)・Dn-1+Kn・Dn
【0042】となる。この右辺第1項((1−Kn-1)
・Dn-1を差分演算ラッチ43にて減算、記憶し、右辺
第2項(Kn・Dn)を乗算用LUT42にて演算すると
同時に加算器46に入力し、Dn'を求める。
【0043】以上の処理は図4の回路で次のようにして
実行される。係数選択用ラッチ44に設けられているR
OM44aには、前述のように、倍率とクロックパルス
のカウント値に対応する重み係数がテーブルとして格納
されている。所定の倍率が係数洗濯用ラッチ44に外部
から与えられ、一方画像信号の読み出しクロックに同期
したクロックパルスがデータタイミングユニット45に
与えられる。クロックパルスのカウント値と倍率に対応
した重み係数がROM44aのテーブルから読み出さ
れ、乗算用ラッチ42に与えられる。一方、画像データ
の画素信号は順次画像データラッチ41、差分演算ラッ
チ43、乗算用ラッチ42に与えられる。ここで、画像
データDnが送られてきたとする。乗算用ラッチ42
は、係数選択用ラッチ44から与えられる重み係数Kn
と画素信号Dnとに対応するDn・Knの値をROM42
aのテーブルから読み出しそれを保持する。また、差分
演算ラッチ43は、画素信号Dnと乗算用ラッチ42で
得られたDn・Knとの差(Dn−Dn・Kn)を計算して
それを保持する。一方、画像データラッチ41には、画
素信号Dnが保持されている。
【0044】本実施例に於ては、予め各倍率に於ける一
連の重み係数を定め、各重み係数と、任意の画素信号
(8ビット)の値とを入力として、その重み係数と画素
信号の値の積とを求めるルックアップテーブルが乗算用
LUT42のROM42aに設けられている。従って、
乗算用LUT42にその重み係数を指定するアドレスと
画素信号の値をに揺することにより、その積が出力され
る。
【0045】尚、倍率が51%〜99%の場合、実際に
は重み係数は2167の異なる数を取り得るが、変換画
像のS/N比が48db以上(8ビット解像度)となる
ような最適化を行うことにより、重み係数(8ビット)
を異なる適化を行うことにより、重み係数(8ビット)
を異なる253の値の中から選ぶようにすることができ
る。このため、ROM42aは512kビットの容量が
あれば良い。
【0046】乗算用LUT42で用いられる重み係数を
指定するアドレスは、係数選択用LUT44より与えら
れる。係数選択用LUT44は、入力される倍率(6ビ
ット)に応じて、その倍率に対応する一連の重み係数を
読み出すためのルックアップテーブルをもった64kビ
ットのROM44aを備えている。この一連の重み係数
は、データタイミングユニット45より与えられるクロ
ック信号により、乗算用LUT42に各画素信号が入力
されるタイミングで順次乗算用LUT42に入力され
る。
【0047】差分演算ラッチ43には、その前の変換画
素信号Dnを計算するときに求められた(Dn-2−Dn-2
・Kn-2)が保持されている。また画像データラッチ4
1にはその前に送られてきた画素信号Dn-1が保持され
ている。次に画素信号Dnが送られてきて、乗算用ラッ
チ42がDn・Knを求めると、これらの値、(Dn-2−
Dn-2・Kn-2)、Dn-1、Dn・Knが加算器46に送ら
れ、(Dn-2−Dn-2・Kn-2)+Dn-1+Dn・Knが求め
られる。乗算用ラッチ42、差分演算用ラッチ43、画
像データラッチ41から、それぞれが保持しているデー
タが加算器に送られるタイミングは、データタイミング
ユニット45からのクロックパルスによって制御され
る。
【0048】尚、図6(a)から明らかなように、画素
信号Dn-2は、その前の変換画素信号Dnに対しては、D
n-2・Kn-2が寄与し、次の変換画素信号Dnに対しては
(Dn-2−Dn-2・Kn-2)が寄与する。前述のDn'の計
算式の第1項の(1−Kn-2)Dn-2はそれを示すもので
ある。
【0049】データタイミングユニット45は、クロッ
ク発生器(図示せず)からクロック信号を受けて、差分
演算ラッチ43がその入力を加算器46に与えるタイミ
ングを決めるクロック信号と、画像データラッチ41が
入力された画素信号を加算器46に与えるタイミングと
を決めるクロック信号を発生する。前述の説明から分か
るように、このタイミングは倍率と計算サイクルとによ
って決められる。データタイミングユニット45は、入
力される倍率の値に応じて決められる各計算サイクルに
於ける前記タイミングを選択して出力する。
【0050】例えば、原の画素と変換後の画素との位置
関係が図6(a)の状態であるか、図6(b)の状態で
あるかは、倍率と計算サイクルとによって一義的に決め
られるので、データタイミングユニット45は入力され
る倍率と、その計算サイクルとによりその状態を判定し
て、差分演算ラッチ43、画像データラッチ41に選択
されたクロック信号を与える。
【0051】尚、加算器46の出力は9ビットとなるの
で、これを倍率で割り算して8ビットの出力にする。
【0052】列方向についても同様な処理が、行方向に
ついて変換された後のデータDn'を原のデータとして行
われ、最終的に線密度が変換されたデータが外部に出力
されるようになる。
【0053】
【発明の効果】このように本発明によれば、画像信号を
所定の位で複数のブロックに分割して各ブロック毎に設
定されたテーブルにてそのブロックとそれに対応する補
正定数とからその演算結果に変換した後、各演算結果を
加算することにより、元の画像データの大きさにそのま
ま対応するテーブルを設定した場合に比較してテーブル
の大きさを大幅に縮減することができ、可及的に少ない
メモリ量で効率よく画像データを補正することが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術の画像データ処理方法の処理手段を表
すフローチャートである。
【図2】(a)部はCCD素子により得られた原画素信
号の黒レベル及び白レベルの偏位の状態を示すグラフで
あり、(b)部は原画素信号を補正して得られる黒レベ
ル及び白レベルの状態を示すグラフである。
【図3】本発明の第1の実施例に於ける画像データ処理
装置の構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の第2の実施例に於ける画像データの線
密度変換装置の構成を示すブロック図である。
【図5】原画像データで表される画素と、線密度変換さ
れた画像データで表される画素との位置関係を示す概念
図である。
【図6】(a)及び(b)は、図5と同様に原画像デー
タで表される画素と、線密度変換された画像データで表
される画素との位置関係を示す概念図である。
【符号の説明】
21 減算器 22 黒レベル用SRAM 23 エラー処理装置 24、25 乗算器 24a、25a EPROM 26 白レベル用SRAM 27 加算器 30〜34 バス 41 画像データラッチ 42 乗算用LUT 42a ROM 43 差分演算ラッチ 44 係数選択用LUT 44a ROM 45 データタイミング制御ユニット 46 加算器 47 割算器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の画素を含む画像を表す画像デー
    タであって、各画素が所定数のビットの画素信号で表さ
    れるような画素データに所定の補正処理を施すための画
    素データの処理方法であって、 各画素信号についての前記所定の補正処理のための補正
    定数を決める過程と、 各画素信号を、各ブロックが所定数のビットを含むよう
    に複数のビットブロックに分ける過程と、 各画素信号の前記複数のビットブロックの各ビットブロ
    ックで表される数と前記画素信号について決められた前
    記補正定数とに所定の演算処理を施して補正された部分
    データを求める過程と、 各画素信号の前記複数のビットブロックの各々について
    求められた前記補正された部分データを合成して補正画
    素信号を求める過程とを有することを特徴とする画像デ
    ータの処理方法。
  2. 【請求項2】 前記所定の補正処理が、画像データの
    シェーディング歪みの補正処理であることを特徴とする
    請求項1に記載の画像データの処理方法。
  3. 【請求項3】 複数の画素を含む画像を表す画像デー
    タであって、各画素が所定数のビットの画素信号で表さ
    れるような画像データに所定の補正処理を施すための画
    像処理装置であって、 各画素信号について前記所定の補正処理のための補正定
    数を決める手段と、 各画素信号を、各ブロックが所定数のビットを含むよう
    に複数のビットブロックに分け、各ビットブロックで表
    される数と前記画素信号について決められた前記補正数
    とに所定の演算処理を施して補正された部分データを求
    める手段と、 各画素信号の前記複数のビットブロックの各々について
    求められた前記補正された部分データを合成して補正画
    素信号を求める手段とを有することを特徴とする画像処
    理装置。
JP6014008A 1993-01-12 1994-01-12 画像データの処理方法及び処理装置 Pending JPH06268863A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012235389A (ja) * 2011-05-06 2012-11-29 Ricoh Co Ltd 信号処理回路と画像読取装置と画像形成装置

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