JPH062687Y2 - 医療用除電装置 - Google Patents

医療用除電装置

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JPH062687Y2
JPH062687Y2 JP1989139534U JP13953489U JPH062687Y2 JP H062687 Y2 JPH062687 Y2 JP H062687Y2 JP 1989139534 U JP1989139534 U JP 1989139534U JP 13953489 U JP13953489 U JP 13953489U JP H062687 Y2 JPH062687 Y2 JP H062687Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、生体電位の偏りを解消して肩こりや頭痛等
を治療する医療用の除電装置に関するものである。
〔従来の技術〕
近年、化学繊維製の衣服,寝具,カーペット等の利用が
多くなるにつれて人体への静電気の蓄積が問題となって
いる。また家庭には静電気を発生する電気製品が数多く
あり、しかも最近の住宅は気密性の高い構造となってお
り、これらが静電気の蓄積を助長して人体に蓄積する静
電気の量は想像を上回るものとなっている。
例えば化学繊維製のカーペットやビニールタイルの床を
短時間動き回るだけで、人体には約5000Vの静電気が蓄
積すると言われており、蓄積した静電気は、人体が導電
性部分に接触した際に放電されてショックを与えるだけ
でなく、生体電気の分布にアンバランスをもたらせて疾
病やストレスの原因になるとされている。即ち生体電気
の分布に偏りが生ずると筋肉や腱等が緊張し、これが原
因となって肩こり,腰痛,目の疲れその他の疾患が起こ
ると考えられている。
こうした生体電気の分布については、東洋医学の分野で
深い研究がなされており、生体電気に関与する治療(例
えば電気針医療他)もいくつか実施されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
この考案は、こうした治療手段の一つとして静電気の蓄
積等により生じた人体表面電位のアンバランスを解消す
ることによって生体電気の分布を正常に戻し、これによ
って各種の疾病やストレスの原因を取り除こうとするも
のであり、上記治療に利用し得るような医療用除電装置
を提供することを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
除電装置は、一端部が開口し他端部が閉鎖された筒体に
おいて、該筒体の閉鎖部側の外周面にバンドを嵌装し、
開口部側の外周面に蓋体を螺合すると共に、表面に複数
の突部を設けて当接面とし、裏面を平滑面とする円盤を
筒体内部より開口部を塞ぐように設け、且つ、円盤の平
滑面にコイルばねの付勢力により当接する筒状保持部材
を遊挿し、更に、円盤側をP側とし他端側をN側とする
P−N型半導体を前記筒状保持部材の内部に装填し、前
記P側には円盤の平滑面及び筒状保持部材の外周面に接
するP側リード線を設け、一方のN側には周囲に放電体
を巻設したN側リード線を設け、導線の一端をN側リー
ド線に接続させ他端を筒体の閉鎖部側に設けられた貫通
孔を外部に連通して前記バンドに接続させ、円盤とP−
N型半導体及び放電体とバンドとにより電気接続経路を
形成したことを特徴とし、又、筒体の外部に位置し、内
部に整流方向が筒状保持部材の内部に装填されたP−N
型半導体と同じ方向となるP−N型半導体を具備するア
クセレータを、電気接続経路に介在せしめたことを特徴
とするものである。
〔作用〕
上記構成によれば、除電装置内に配置された半導体の整
流作用により人体表面の高電位部分から低電位部分へ効
率良く生体電流を流すことができ、また半導体のN側経
路に配備した放電体部分で生体電流は外気中へ速やかに
放電される。これらの作用の相乗効果により肩等の患部
に蓄積した静電気を含む生体電位の高まりが解消され、
肩こり等の疾患やストレスを治癒することができる。
又前記構成に示されるようなアクセレータを設けた上記
除電装置では、半導体を含むアクセレータ部で除電方向
と符号する方向の電流が形成され、前記除電作用を促進
することができる。尚アクセレータに放電体を介設すれ
ば除電効果を一層高めることができる。
〔実施例〕
以下この考案を実施例図面に沿って説明する。
第1図は、この考案に係る医療用除電装置を示す一部破
断説明図であり、除電装置1は一端部が開口した筒体2
と蓋面が開口した蓋体3からなり、筒体2及び蓋体3は
例えばプラスチック等で形成することができる。筒体2
の開口端側外周面には雄ねじ4が螺設されると共に、蓋
体3の内周面には雌ねじ5が螺設され、蓋体3に対して
筒体2を螺合し得るように構成されている。又筒体2の
内面には、ばね止め用のストッパ6が軸心側へ突設され
ると共に、筒体2の閉鎖側端面には、小径の貫通孔7が
穿設されている。一方蓋体3の蓋面に形成される開口部
は、その開口径が、蓋体3の内面に螺設される雌ねじ5
の内径よりも小径に形成され、換言すると蓋面の非開口
部分が蓋体胴部8の内周面より軸心側に進出して段部9
を形成している。そして蓋体3の内部には、開口部径よ
り大径で蓋体胴部8の内径よりも小径のA1製円盤17が開
口部を塞ぐように装着されており、該円盤17は開口部に
当接する側の面が環状に突出すると共に、該環状の突出
部17aに囲まれる中央部分もやや低めの突部17bに形成さ
れ、これらの突出高さは、該円盤17を蓋体3内に装着し
た状態で蓋体の開口側端面3aよりもさらに突き出るよう
に設計されている。又円盤17の上記突出面の裏面側は平
滑面に形成されている。
上記除電装置1の筒体2の内部には、前記ストッパ6に
一端が当接するようにコイルばね10を挿入すると共に、
該コイルばね10の他端に鍔部12が当接するように筒状保
持部材11を遊挿しており、さらに筒状保持部材11の内部
には3個のP−N型半導体(ダイオード)13(図面では
2個だけが現れている)を装填し、半導体13のN側リー
ド線14Nは筒状保持部材11の鍔部12側開口部から引き出
され、束ねられて1本の導線15に接続されており、束ね
られたN側リード線14Nの周りには鋼繊維(例えばナス
ロン、日本精線株式会社製)ウェブからなる放電体18を
巻設している。又上記導線15は筒体2内部を通って筒体
2閉鎖端部の貫通孔7から引き出され、筒体2の外周面
に嵌装されたCu合金製バンド16に接続されている。一方
半導体13のP側リード線14Pは筒状保持部材11の蓋体側
開口部から引き出されて筒状保持部材11の外周面側へ折
り曲げられており、該P側リード線14Pの折曲部は、ば
ね10に矢印B方向に付勢されて筒体2と螺合した蓋体3
の内部のA1製円盤17に相当の接圧で当接している。
以上のように構成される実施例の医療用除電装置1を使
用するに当たっては、Cu合金製バンド16に接触するよう
に筒体2を手で把持すると共に、A1製円盤17を人体の肩
こり等の患部へ押し当てる。
この結果、肩部と手の間には上記除電装置1を介した回
路が形成され、肩部と手の電位差に応じて肩部から手側
へ生体電流が流れる。即ち生体電流はまず肩部に接触す
るA1製円盤17に流れ、次いでP側リード線14P、半導体1
3、N側リード線14N、導線15、Cu合金製バンド16を順次
流れて手へ至ることになるが、このとき束ねられたN側
リード線14Nの周りに巻設された放電体18で生体電流の
大部分は放電され、残余の生体電流がCu合金製バンド16
まで流れて手へ放電される。ちなみに上記の如く生体電
流が流れる背景には、肩こり等の患部に生体電気等が蓄
積して電位が高くなるという生体電位分布特性があり、
この考案の除電装置はこうした分布特性に着目して開発
されたものである。
第2図は他の実施例装置を示す一部破断説明図で、第1
図例と同様の本体装置1に、生体電気の流れを促進する
アクセレータ19を付設した例である。アクセレータ19に
は筒状の収納部分20にP−N形半導体13aを、本体装置
1における整流方向と同方向に配置している。即ち本体
装置1底部の貫通孔7から引き出された導線15aがアク
セレータ19内の半導体13aのP側リード線22Pに接続さ
れ、N側リード線22Nはアクセレータ19から引き出され
て導線15bを経由して本体装置1のCu合金製バンド16に
接続されている。
このような第2図例の除電装置を使用するに当たっては
第3図に示すように、本体装置1のA1製円盤17を人体の
患部(例えば首の付け根部)に押し当てると共に、アク
セレータ19の半導体13a収納部20をテレビ23のブラウン
管24周辺のような電界発生領域に接近させ粘着テープ21
で貼着する。そうするとアクセレータ19内の半導体13a
には電界の影響で矢印A方向(第2図参照)の電流が形
成され、これによって装置本体1における皮膚からの除
電作用が促進されて患部に蓄積した余剰の生体電気等を
より一層完全に除去することができる。
〔考案の効果〕
この考案は、以上のように構成されており、P−N形半
導体のP側と接続したA1製円盤を人体の患部に当接させ
ると、人体表面に帯電する電気は半導体を介して半導体
のN側と接続したバンドへ導かれ、さらにバンドと接す
る手へ放電される。
又半導体のN側経路には放電体を配設しているので半導
体を経由して流れる電気は放電体でその大部分が放電・
除去され、残余の電気はバンドから手へ放電される。
さらにアクセレータを付設したこの考案の除電装置では
アクセレータを外部電界内に配置することにより生じる
電流が、本体装置における整流方向と同じ方向に流れる
ので本体装置における除電作用が促進されて人体患部の
滞留電気をより一層十分に放電・除去することができ
る。
かくしてこの考案に係る除電装置を用いると、人体患部
の余分な生体電気や静電気を十分に除去することがで
き、生体電気の良好な分布状態を得ることができ、肩こ
り,腰痛,目の疲れ等の疾患並びにストレスを解消する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1,2図はこの考案に係る医療用除電装置を示す一部
破断説明図、第3図は第2図に示す医療用除電装置の使
用状態説明図である。 1…除電装置 2…筒体、3…蓋体 3a…開口側端面、4…雄ねじ 5…雌ねじ、6…ストッパ 7…貫通孔、8…蓋体胴部 9…段部、10…コイルばね 11…保持部材、12…鍔部 13,13a…P−N型半導体 14P,22P…P側リード線 14N,22N…N側リード線、15,15a,15b…導線 16…バンド 17…円盤、17a…環状突出部 17b…中央突部、18…放電体 19…アクセレータ、20…筒状収納部分 21…粘着テープ、23…テレビ 24…ブラウン管。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端部が開口し他端部が閉鎖された筒体に
    おいて、該筒体の閉鎖部側の外周面にバンドを嵌装し、
    開口部側の外周面に蓋体を螺合すると共に、表面に複数
    の突部を設けて当接面とし、裏面を平滑面とする円盤を
    筒体内部より開口部を塞ぐように設け、且つ、円盤の平
    滑面にコイルばねの付勢力により当接する筒状保持部材
    を遊挿し、更に、円盤側をP側とし他端側をN側とする
    P−N型半導体を前記筒状保持部材の内部に装填し、前
    記P側には円盤の平滑面及び筒状保持部材の外周面に接
    するP側リード線を設け、一方のN側には周囲に放電体
    を巻設したN側リード線を設け、導線の一端をN側リー
    ド線に接続させ他端を筒体の閉鎖部側に設けられた貫通
    孔を外部に連通して前記バンドに接続させ、円盤とP−
    N型半導体及び放電体とバンドとにより電気接続経路を
    形成したことを特徴とする医療用除電装置。
  2. 【請求項2】筒体の外部に位置し、内部に整流方向が筒
    状保持部材の内部に装填されたP−N型半導体と同じ方
    向となるP−N型半導体を具備するアクセレータを、電
    気接続経路に介在せしめたことを特徴とする請求項
    (1)に記載の医療用除電装置。
JP1989139534U 1989-11-30 1989-11-30 医療用除電装置 Expired - Lifetime JPH062687Y2 (ja)

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JPH0378554U JPH0378554U (ja) 1991-08-08
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4973640A (ja) * 1972-11-20 1974-07-16
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