JPH0626857Y2 - 受信装置 - Google Patents

受信装置

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JPH0626857Y2
JPH0626857Y2 JP12022388U JP12022388U JPH0626857Y2 JP H0626857 Y2 JPH0626857 Y2 JP H0626857Y2 JP 12022388 U JP12022388 U JP 12022388U JP 12022388 U JP12022388 U JP 12022388U JP H0626857 Y2 JPH0626857 Y2 JP H0626857Y2
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JP
Japan
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line
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JP12022388U
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幸雄 唐鎌
博俊 永田
浩二 渡邉
忠勝 渡辺
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Tokyo Electric Power Co Inc
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Tokyo Electric Power Co Inc
Mitsubishi Electric Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、高電圧パルス印加法による架空配電線の事故
点探査等に使用する検出器付きの受信装置に関するもの
である。
〔従来の技術〕
一般に、架空配電線に接地事故等が生じた時は、高電圧
パルス印加法により事故点の探査を行なっている。これ
は、特許公報昭53−34297にも示されているよう
に停電状態の線路区間に高電圧パルスを印加し、接地事
故点を通って流れる線路のパルス電流を、上記配電線と
共同地線の間に配置した検出器付きの受信装置により検
出するものである。
従来、この種の装置として第3図に示すような棒状体の
受信装置1が知られている。図において、2は受信装置
1内に収納されている検出器であり、配電線に流れるパ
ルス電流により生じる磁界を検出するものである。3は
係止部としてのフックで、受信装置1を配電線に引掛け
て該配電線と検出器2の距離を一定に保つもので、その
距離は三相一括に検出し、尚かついずれの相で接地事故
を起こしていても確実に検出できるように設定されてい
る。実験的に60cm程度とするのが最適距離という結果
が得られている。又、引掛ける向きがわかりやすいよう
に片側に色が塗られている。
次に、第4図を用いてこの探査方式の原理を説明する。
なお、図において、4は配電線、5は大地、6,7はリ
ード線、8は高電圧パルス発生器、9は共同地線、P
1,P2,P3,P4は電柱、Rp1,Rp2,Rp
3,Rp4は接地抵抗、Rgは事故抵抗、I,If,I
r,Ip2は電流の流れを示す。接地事故が生じた停電
状態の線路区間の配電線4と大地5の間に、リード線
6,7を介して高電圧パルス発生器8により高電圧パル
スを印加する。例えば、電柱P2で事故抵抗Rgの事故
が生じているものとすると、該パルス発生器8からのパ
ルス電流Iは事故抵抗Rgを経て、電柱P1〜P2間の
共同地線9を流れて該パルス発生器8に戻る電流If
と、その反対側の共同地線9に流れる電流Irと、直ち
に大地5に流れ込む電流Ip2との3つに分かれて流れ
る。従って、上述した受信装置1をフック3により配電
線4に引掛けて検出器2を配電線4と共同地線9の間に
配置し、配電線4に流れる電流Iによって生じる磁界
と、共同地線9に流れる電流Ifによって生じる磁界の
合成磁界を、該パルス発生器8側から線路に沿って確認
していけば、事故点を通り過ぎると共同地線9に流れる
電流Irによって生じる磁界のみになるので、事故点が
発見できるというものである。この時の受信装置1の向
きは、フック3の色に合わせることにより、パルス電流
Iよって生じる磁界の方向と検出器2の向きがいつも一
定の向きになるようになっている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記従来の受信装置1によると、二回線
線路の上相回線の事故探査は非常に困難であった。第5
図にその様子を示す。二回線線路において上相回線4a
と下相回線4bの距離は、一般的に90cm程度の為、上
回線4aに受信装置1をフック3により引掛けると、検
出器2が活線である下相回線4bに非常に近い位置にき
てしまう。この為に、検出器2は下相回線4bに流れる
交流電流Ibの影響を受けて上相回線4aに流れるパル
ス電流Iを検出することが困難となり、事故点の方向を
ほとんど判別できなかった。
本考案は係る問題点を解決するためになされたもので、
二回線線路においても、確実にパルス電流を検出するこ
とができる受信装置を提供することを目的とするもので
ある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案に係る受信装置は、配電線に係止される係止部を
互いに逆向きとなった少なくとも2個の鉤部から形成し
たものである。
〔作用〕
本考案においては、係止部を形成する互いに逆向きとな
った鉤部により、受信装置を配電線に上下いずれの向き
にも係止することができる。
〔実施例〕
以下、本発明を第1図及び第2図に示す実施例にもとづ
き説明する。第1図は本実施例における受信装置を示す
外観図であり、係止部として、検出器2との位置関係は
従来例と同一であるが、形状の異なったフック10が設
けられている。上記フック10は棒状体を成す受信装置
1を挟む如く両側に、軸方向に互いに逆向きとなった2
個の鉤部10a,10bから形成されている。すなわ
ち、フック10は受信装置1を配電線に上下どちら向き
にも引掛けられるような形状であり、上下どちらの向き
に引掛けても配電線と検出器2の距離は同じになるよう
になっている。又、従来と同じように片側に色が塗られ
ている。
次に本実施例の作用について説明する。第2図にこの受
信装置を使って二回線線路の上相回線4aの事故探査を
する様子を示す。受信装置1は図に示す様に上下を反対
にして検出器2が上相回線4aの上側になるように該上
相回線4aに引掛けられている。このようにすることに
より、検出器2は交流電流Ibの流れる下相回線4bか
らかなり離れた所に配置されるようになるので、交流電
流Ibの影響は小さくなり無視できるようになる。ま
た、上相回線4aと検出器2の間の距離は通常の配電線
を探査する時と同じであるので、パルス電流Iは確実に
検出される。なお、この時の受信装置1の向きは、フッ
ク10の色に合わせて引掛けることにより、パルス電流
Iによる磁界の向きに対して検出器2の向きは一定であ
り、通常の配電線を探査した時と変わりはない。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案によれば、配電線に係止され
る係止部を互いに逆向きとなった少なくとも2個の鉤部
から形成したことにより、配電線に上下いずれの向きに
も係止することができるので、二回線線路においても確
実にパルス電流を検出することができる受信装置が得ら
れるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による受信装置の一実施例を示す外観
図、第2図は上記実施例を用いた二回線線路における事
故点探査を示す図、第3図は従来装置の一例を示す外観
図、第4図及び第5図は上記従来例を用いた事故点探査
を示す図である。 1……受信装置、2……検出器、4a,4b……配電
線、10……係止部、10a,10b……鉤部、I……
パルス電流。 なお、図中同一又は相当部分には同一符号を用いてい
る。
フロントページの続き (72)考案者 渡邉 浩二 愛知県名古屋市東区矢田南5丁目1番14号 三菱電機エンジニアリング株式会社名古 屋事業所内 (72)考案者 渡辺 忠勝 兵庫県尼崎市塚口本町8丁目1番1号 三 菱電機株式会社生産技術研究所内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】配電線に供給されたパルス電流を検出する
    検出器と、上記配電線に係止される係止部とが互いに離
    間して備えられた棒状体から成る受信装置において、上
    記係止部を軸方向に互いに逆向きとなった少なくとも2
    個の鉤部から形成したことを特徴とする受信装置。
JP12022388U 1988-09-13 1988-09-13 受信装置 Expired - Lifetime JPH0626857Y2 (ja)

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JP12022388U JPH0626857Y2 (ja) 1988-09-13 1988-09-13 受信装置

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JPH0241178U JPH0241178U (ja) 1990-03-22
JPH0626857Y2 true JPH0626857Y2 (ja) 1994-07-20

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ID=31366146

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