JPH06268409A - ストリップ回路 - Google Patents

ストリップ回路

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JPH06268409A
JPH06268409A JP4959493A JP4959493A JPH06268409A JP H06268409 A JPH06268409 A JP H06268409A JP 4959493 A JP4959493 A JP 4959493A JP 4959493 A JP4959493 A JP 4959493A JP H06268409 A JPH06268409 A JP H06268409A
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strip line
strip
resonance
circuit
line
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Takashi Amano
隆 天野
Yasuo Suzuki
康夫 鈴木
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 所望の周波数帯域の高周波信号を選択し且つ
高周波信号の電力分配を行うことが可能な、小形で廉価
であるストリップ回路を提供する。 【構成】 基板上に設けられる第1のストリップ線路1
1と、この第1のストリップ線路11の一方の側に離間
して配設され、かつ第1のストリップ線路11と電磁界
結合される第1の共振用ストリップ線路13と、この第
1の共振用ストリップ線路13に離間して配設され、か
つ第1の共振用ストリップ線路13と電磁界結合される
第2のストリップ線路17と、第1のストリップ線路1
1の他方の側に離間して配設され、かつ第1のストリッ
プ線路11と電磁界結合される第1の共振用ストリップ
線路15と、この第1の共振用ストリップ線路15に離
間して配設され、かつ当該第1の共振用ストリップ線路
15と電磁界結合される第3のストリップ線路19とを
備えて構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通信用機器等の高周波
回路に使用されるストリップ回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ストリップ回路において電力分配
器を構成する場合、例えばT型分配器をストリップ線路
により構成するのが一般的である。ここで、この電力分
配器に帯域ろ波機能を持たせる場合、例えば図13に示
すように第1の基板210上にT型分配器211を構成
し、このT型分配器211の後段の第2の基板上220
に帯域ろ波器221を構成する。しかし、T型分配器2
11と帯域ろ波器221とを個々に別の基板上に構成す
ることで、その電力分配器全体の面積が大きくなるとい
う問題点があった。
【0003】また、例えば図13のように第1の基板2
10内にT型分配器211を構成し、第2の基板220
の表面にある高さを持った帯域ろ波器221を実装した
場合、基板220上に帯域ろ波器221を実装するため
の空間が必要とされ、また回路基板の表面層との接続に
スルーホールを用いなければならないため高周波的に不
整合が生じ易く、さらには回路基板を製造する上でのコ
スト及び帯域ろ波器のコストが高いなどの問題点があっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、通信
機器内のストリップ回路を用いた電力分配器において、
ろ波器機能をもたせる場合、前述のように電力分配器の
前段または後段に帯域ろ波器が必要であり、電力分配器
全体の容積が増大し、またある高さを持った帯域ろ波器
を基板表面上に構成する場合、実装するための空間が必
要となり、高周波的に不整合が生じ易くなり、コストが
高くなるなどの問題点があった。
【0005】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
で、所望の周波数帯域の高周波信号を選択し且つ高周波
信号の電力分配を行うことが可能な、小形で廉価である
ストリップ回路を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本願第1の発明は、基板上に設けられる第1のストリッ
プ線路と、この第1のストリップ線路の一方の側に離間
して配設され、かつ第1のストリップ線路と電磁界結合
される第1の共振用ストリップ線路と、この第1の共振
用ストリップ線路に離間して配設され、かつ当該第1の
共振用ストリップ線路と電磁界結合される第2のストリ
ップ線路と、前記第1のストリップ線路の他方の側に離
間して配設され、かつ第1のストリップ線路と電磁界結
合される第2の共振用ストリップ線路と、この第2の共
振用ストリップ線路に離間して配設され、かつ当該第2
の共振用ストリップ線路と電磁界結合される第3のスト
リップ線路とを有して、電力分配機能と帯域ろ波機能と
を具備したことを要旨とする。
【0007】また、本願第2の発明は、請求項1記載の
第1の共振用ストリップ線路及び第2の共振用ストリッ
プ線路の少なくとも一側の共振用ストリップ線路は複数
のストリップ線路で構成されることを要旨とする。
【0008】また、望ましくは前記ストリップ線路が線
路幅を当該線路内で変更することによって、入出力のイ
ンピーダンスの整合をとるものであり、また前記ストリ
ップ線路の一方を、他方より所定の長さだけ長く形成す
ることによって、ストリップ線路上の高周波信号の任意
の位相差を持たせるものであり、さらに長さLの共振用
ストリップ線路の端から長さ約L/n(nは3以上の整
数)の位置に、長さ約L/(2n)のストリップ線路を
接続することによって、所望の周波数帯域の高周波信号
の高調波を任意に抑圧するものである。
【0009】
【作用】本願第1の発明のストリップ回路は、基板上に
例えば入力用に第1のストリップ線路の両側に、離間し
て、かつ電磁界結合される第1の共振用ストリップ線路
と第2の共振用ストリップ線路が配設される。また、こ
れら第1の共振用ストリップ線路と第2の共振用ストリ
ップ線路とそれぞれ電磁界結合される出力用の第2のス
トリップ線路と第3のストリップ線路とを設けた。これ
により、高周波信号を分配することができ、また第2、
第3のストリップ線路側を入力用とすることで合成する
ことが可能となる。また所望の周波数帯域の高周波信号
のみを、周波数選択して出力することができる。また、
必要に応じて移相機能や所望の周波数の高調波を抑圧す
る機能を備えたストリップ回路を、小さい実装面積、低
い実装高、低コストで実現することが可能となる。
【0010】また、本願第2の発明のストリップ回路
は、第1の共振用ストリップ線路及び第2の共振用スト
リップ線路の少なくとも一側の共振用ストリップ線路を
複数のストリップ線路で構成することにより、さらに帯
域外の減衰量を容易に調整することが可能となる。
【0011】
【実施例】以下、本発明に係る一実施例を図を参照して
説明する。図1は本発明に係るストリップ回路の第1の
実施例の構成を示した斜視図である。
【0012】まず、図1を参照して第1の実施例の構成
を説明する。図1においては誘電体基板10上にストリ
ップ回路を形成するものとする。第1の実施例において
は、ストリップ回路が入力用の第1のストリップ線路1
1と、2本の共振用ストリップ線路13,15と、出力
用の第2のストリップ線路17と、出力用の第3のスト
リップ線路19によって構成され、第1のストリップ線
路11を軸として共振用ストリップ線路13と共振用ス
トリップ線路15が、また第2のストリップ線路17と
第3のストリップ線路19が略対称に配置される。
【0013】また、第1のストリップ線路11、共振用
ストリップ線路13,15、第2のストリップ線路17
及び第3のストリップ線路19を覆うように上部基板1
0aが配設される。
【0014】また、共振用ストリップ線路13,15の
長さは、入力される高周波信号の波長λの1/2のλ/
2に設定され、前半分のλ/4の長さ部分が第1のスト
リップ線路11と平行して設けられ、後半分のλ/4の
長さ部分が第2のストリップ線路17と第3のストリッ
プ線路19と平行して設けられる。
【0015】次に、本実施例の作用を説明する。第1の
ストリップ線路11から入力された高周波信号は、電磁
界結合によって、2本の共振用ストリップ線路13,1
5に分配され、伝送される。さらに、この共振用ストリ
ップ線路13,15において共振された所望の周波数帯
域の高周波信号は、電磁界結合によって、第2、第3の
ストリップ線路17,19にそれぞれ伝送される。従っ
て、第2、第3のストリップ線路17,19において
は、分配された所望の周波数帯域の高周波信号のみが出
力される。また、例えば図12に示すように、2本の共
振用ストリップ線路13,15を設けることによって、
従来電力分配器と帯域フィルタを別に構成した場合に比
べ、1dB程改善される。
【0016】一方、第2のストリップ線路17と第3の
ストリップ線路19を入力用とし、第1のストリップ線
路11を出力用としたときには、第2、第3のストリッ
プ線路17,19から入力された2つの高周波信号は、
電磁界結合によって、2本の共振用ストリップ線路1
3,15に伝送される。さらに、この共振用ストリップ
線路13,15において共振された所望の帯域の高周波
信号は、電磁界結合によって、第1のストリップ線路1
1に伝送されると同時に合成され、合成された所望の周
波数帯域の高周波信号のみが出力される。
【0017】また、第1のストリップ線路11と共振用
のストリップ線路13,15の距離、または、第2、第
3のストリップ線路17,19と共振用ストリップ線路
13,15の距離を大きくすることによって、電磁界の
結合量が小さくなり、出力される高周波信号の周波数帯
域は狭くなり、逆に、距離を小さくすることによって、
電磁界の結合量は大きくなり、出力される高周波信号の
周波数帯域は広くなる。これにより、任意の周波数帯域
を選択することが可能となる。
【0018】図2は本発明に係るストリップ回路の第2
の実施例を説明するための図である。図2のストリップ
回路に示すように、ストリップ線路の線路幅を一部変え
ることによって、入出力のインピーダンス整合を容易に
とることができる。例えば、図2に示す回路のように、
第1のストリップ線路21の結合部21a,21bを細
くするとともに、第2のストリップ線路27の結合部2
7及び第3のストリップ線路29の結合部29aを細く
することによって、入出力のインピーンスの整合がとれ
る。
【0019】図3は本発明のストリップ回路の第3の実
施例を説明するための図である。図3のストリップ回路
に示すように、入出力用のストリップ線路301を回路
基板の表面層に形成し、共振用のストリップ線路302
を回路基板の内層に構成することにより、さらに小形化
が可能であり、表面層との入出力特性を容易に調節する
ことが可能なストリップ回路を実現できる。
【0020】具体的には、共振用ストリップ線路33の
長さはλa/2で、第2のストリップ線路37(入力用
ストリップ線路31)との重なり部分の長さはλa/4
であり、共振用ストリップ線路35の長さはλb/2
で、第3のストリップ線路39(入力用ストリップ線路
31)との重なり部分の長さはλb/4となる。
【0021】図4は本発明のストリップ回路の第4の実
施例を説明するための図である。図4に示すストリップ
回路は、本発明のストリップ回路(図1)の第2、第3
のストリップ線路17,19の一方を、屈曲部47aを
設けて、端部から端部までの距離を変えること無く、所
定の長さだけ他のストリップ線路より長く形成すること
によって、第2、第3のストリップ線路47,49上の
高周波信号に、任意の位相差を容易に与えることができ
る。
【0022】例えば、第2のストリップ線路47の長さ
を第3のストリップ線路49の長さに対して、波長λの
1/4の長さだけ長く形成した、本発明のストリップ回
路を、直交復調器の前段に構成した場合、局部発振器の
後段または周波数変換器の前段に90度移相器を設ける
必要がなくなる。
【0023】図5は本発明のストリップ回路の第5の実
施例を説明するための図である。図5のストリップ回路
に示すように、本発明のストリップ線路(図1)におけ
る長さ(端部から端部までの距離)Lの共振用ストリッ
プ線路13,15において、その端から長さL/n(n
は3以上の整数)の位置に、長さL/(2n)のストリ
ップ線路を形成することにより、図11に示すように所
望の高周波信号Aのn倍の高調波を容易に抑圧すること
ができる(図中B)。
【0024】例えば、図4のストリップ回路に示すよう
に、長さL1 の共振用ストリップ線路53,55の端か
ら長さL1 /3の位置に、長さL1 /6のストリップ線
路53a,55aを接続することにより、所望の高周波
信号の3倍の高調波を抑圧することができる。
【0025】図6は本発明のストリップ回路の第6の実
施例を説明するための図である。図6のストリップ回路
に示すように、共振用のストリップ線路63,65と同
じ長さのストリップ線路を、波長の約1/4ずらし平行
に複数個並べることにより、所望の周波数帯域外の高周
波信号に対する結合を調節することができる。これによ
れば、共振用ストリップ線路の数を増やすことによっ
て、帯域外の減衰量を容易に調節することができる。
【0026】図7は本発明のストリップ回路の第7の実
施例を説明するための図である。図7のストリップ線路
に示すように、複数個の入出力用のストリップ線路を形
成し、それぞれの入力用ストリップ線路75,77と出
力用ストリップ線路84A,89B,89Cを、共振用
ストリップ線路79,81,83,85,87と電磁界
結合が得られるように配置することによって、多入力、
多出力の分配・合成器を容易に形成することができる。
【0027】以下、本発明のストリップ回路を、通信機
器の高周波回路に適用した場合について図を用いて説明
する。
【0028】まず図14を参照して、受信機で用いられ
る直交復調器の一般的な回路構成を説明する。アンテナ
101から受信された高周波信号は、低雑音増幅器30
3で増幅され、帯域通過ろ波器305Aで所望の周波数
のみ周波数選択され、電力分配器305BでIチャネ
ル、Qチャネルに2分配される。I,Q2つの信号は、
それぞれの周波数変換器307A,307Bに入力さ
れ、局部発振器309から出力された搬送波(周波数変
換器に入力される高周波信号と同じ周波数の信号)とミ
キシングされる。この局部発振器309は、90度移相
器313Aと帯域通過ろ波器311を介して第1の周波
数変換器307Aに、また帯域通過ろ波器311を介し
て第2の周波数変換器307Bにそれぞれ接続されてい
る。それぞれの周波数変換器307A,307Bからの
出力は音声周波数の信号となる。以上のように受信機に
おいては、高周波信号を2分配し、所望の周波数帯域の
高周波信号だけ取り出す高周波回路が必須である。
【0029】次に、この高周波回路の部分に、本発明の
マイクロストリップ回路を適用し、回路の小形化、低コ
スト化を実現した実施例について図8を参照して説明す
る。
【0030】図8は、図14に示した受信機において、
受信された高周波信号を分配する部分に、本発明に係る
ストリップ回路105を適用した場合の回路の実施例を
説明する図である。アンテナ101から受信された高周
波信号は、低雑音増幅器103で増幅されたのち、スト
リップ回路105の入力用ストリップ線路41に入力さ
れる。入力された高周波信号は、電磁界結合により、2
本の共振用ストリップ線路43,45に伝送され、所望
の周波数帯域の信号は、電磁界結合によってさらに2本
の出力用ストリップ線路47,49に伝送され、直交復
調器におけるIチャネル、Qチャネルの信号となる。
【0031】第1の出力用ストリップ線路47の線路長
は、第2の出力用ストリップ線路49の線路長に比べ
て、所望周波数の高周波信号の波長の1/4の長さだけ
長く形成されているので、第1の出力用ストリップ線路
47から出力される高周波信号(Iチャネルの信号)の
位相は、第2の出力用ストリップ線路49から出力され
る高周波信号(Qチャネルの信号)の位相に比べて90
度遅れていることになる。
【0032】このI,Qの2チャネルの信号が、それぞ
れの周波数変換器107A,107Bに入力され局部発
振器109からの搬送波とミキシングされ、音声周波数
の信号へと変換される。以上のように、帯域ろ波器、分
配器、90度移相器の部分が、小さい実装面積、低い実
装高の本発明のストリップ回路で構成されることによ
り、分配器の前段に必要であった帯域ろ器や、局部発振
器の後段に必要であった90度移相器が不要となり、受
信機全体の小型化、低コスト化が実現できる。
【0033】図9は、図14に示した受信機の局部発振
器の後段の部分に、本発明のストリップ回路を適用した
場合の、回路の実施例を説明するための図である。従
来、図14に示したように局部発振器から出力された高
周波信号は、帯域ろ波器において周波数選択されたの
ち、分配器によりIチャネル用、Qチャネル用の2つの
搬送波に分けられ、I,Qそれぞれの周波数変換器に入
力され、受信された高周波信号とミキシングされてい
た。
【0034】しかし、図9に示すように、本発明のスト
リップ回路113Aを、局部発振器109の後段に形成
することにより、局部発振器109から出力された搬送
波は、周波数選択されたのちに2分配され、さらにIチ
ャネルの高周波信号の位相は、Qチャネルの高周波信号
の移相に対して90度遅らされたのちに周波数変換器1
07Aに入力され、受信された高周波信号とミキシング
される。
【0035】以上のように、局部発振器の後段の帯域ろ
波器、分配器、90度移相器の部分が、小さい実装面
積、低い実装高の本発明のストリップ回路で構成される
ので、受信機全体の小形化、低コスト化が実現できる。
【0036】次に図15を参照して、送信機で用いられ
ている一般的な回路構成を説明する。変調器325によ
り変調され出力された高周波信号は、電力増幅器323
により増幅されたのち、帯域ろ波器321Aによって周
波数選択され、アンテナ101より放射される。さら
に、電力制御のための電力検出を行う方向性結合器32
1Bが、電力増幅器323の後段に挿入され、ここで検
出された信号は、制御部327において制御信号に変換
され、電力増幅器323を制御する。
【0037】図10は、図15に示した送信機における
電力増幅器の後段に、本発明のストリップ回路を適用し
た場合の回路の実施例を説明するための図である。変調
器125により変調され出力された高周波信号は、電力
増幅器123により増幅されたのち、本発明のストリッ
プ回路121へ入力される。ここで、周波数選択された
高周波信号は、第1の出力用ストリップ線路121aよ
りアンテナへ入力され放射される。また、第2の出力用
ストリップ線路121eに伝送された高周波信号は、制
御部127へと入力され、電力増幅器123を制御する
制御信号へと変換される。
【0038】以上のように、本発明のストリップ回路を
適用することにより、通信機器内の高周波回路部に必須
である電力分配器、帯域ろ波器などの部分の小形化、低
コスト化が実現可能となる。本ストリップ回路の形状
を、3導体タイプのストリップ線路で構成した場合につ
いても、前記と同様の効果が得られ、基板内への実装が
可能であるので、高周波回路全体の実装面積がさらに小
さくなることは明らかである。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、高周波信
号を分配、合成し、所望の周波数帯域の高周波信号のみ
を周波数選択して出力することができ、また必要に応じ
て移相機能、高調派抑圧機能を備えることができるスト
リップ回路を、小さい実装面積、低い実装高、低コスト
で実現することができるために、通信機器の小形化、低
コスト化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のストリップ回路の第1の実施例を示す
図である。
【図2】本発明のストリップ回路の第2の実施例を示す
図である。
【図3】本発明のストリップ回路の第3の実施例を示す
図である。
【図4】本発明のストリップ回路の第4の実施例を示す
図である。
【図5】本発明のストリップ回路の第5の実施例を示す
図である。
【図6】本発明のストリップ回路の第6の実施例を示す
図である。
【図7】本発明のストリップ回路の第7の実施例を示す
図である。
【図8】受信機に本発明のストリップ回路を適用した第
1の実施例を示す図である。
【図9】受信機に本発明のストリップ回路を適用した第
2の実施例を示す図である。
【図10】送信機に本発明のストリップ回路を適用した
実施例を示す図である。
【図11】本発明の効果を説明するための周波数特性を
示す図である。
【図12】本発明の効果を説明するための周波数特性を
示す図である。
【図13】従来のT型分配器の後段に帯域ろ波器を構成
した場合を示す斜視図である。
【図14】受信機の一般的な回路構成を示す図である。
【図15】送信機の一般的な回路構成を示す図である。
【符号の説明】
10 誘電体基板 11 第1のストリップ線路 13,15,43,45 共振用ストリップ線路 17 第2のストリップ線路 19 第3のストリップ線路 105 ストリップ回路 101 アンテナ 103 低雑音増幅器 41 入力用ストリップ線路 47 第1の出力用ストリップ線路 49 第2の出力用ストリップ線路 107A,107B 周波数変換器 109 局部発振器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に設けられる第1のストリップ線
    路と、 この第1のストリップ線路の一方の側に離間して配設さ
    れ、かつ第1のストリップ線路と電磁界結合される第1
    の共振用ストリップ線路と、 この第1の共振用ストリップ線路に離間して配設され、
    かつ当該第1の共振用ストリップ線路と電磁界結合され
    る第2のストリップ線路と、 前記第1のストリップ線路の他方の側に離間して配設さ
    れ、かつ第1のストリップ線路と電磁界結合される第2
    の共振用ストリップ線路と、 この第2の共振用ストリップ線路に離間して配設され、
    かつ当該第2の共振用ストリップ線路と電磁界結合され
    る第3のストリップ線路とを有して、電力分配機能と帯
    域ろ波機能とを具備したことを特徴とするストリップ回
    路。
  2. 【請求項2】 前記第1の共振用ストリップ線路及び第
    2の共振用ストリップ線路の少なくとも一側の共振用ス
    トリップ線路は複数のストリップ線路で構成されること
    を特徴とする請求項1記載のストリップ回路。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5825263A (en) * 1996-10-11 1998-10-20 Northern Telecom Limited Low radiation balanced microstrip bandpass filter
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