JPH06268388A - 電子機器筐体内部の冷却方法および装置 - Google Patents

電子機器筐体内部の冷却方法および装置

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JPH06268388A
JPH06268388A JP5051767A JP5176793A JPH06268388A JP H06268388 A JPH06268388 A JP H06268388A JP 5051767 A JP5051767 A JP 5051767A JP 5176793 A JP5176793 A JP 5176793A JP H06268388 A JPH06268388 A JP H06268388A
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JP
Japan
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cooling
housing
circuit
fan
cooling fan
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Application number
JP5051767A
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English (en)
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Toru Kishimoto
亨 岸本
Akio Harada
昭男 原田
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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Publication of JPH06268388A publication Critical patent/JPH06268388A/ja
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K7/00Constructional details common to different types of electric apparatus
    • H05K7/20Modifications to facilitate cooling, ventilating, or heating
    • H05K7/20009Modifications to facilitate cooling, ventilating, or heating using a gaseous coolant in electronic enclosures
    • H05K7/202Air circulating in closed loop within enclosure wherein heat is removed through heat-exchangers

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)
  • Cooling Or The Like Of Semiconductors Or Solid State Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】電子機器の筐体に内蔵された複数の回路パッケ
ージの動作回路数に対応して、当該筐体内部を冷却する
冷却ファンの運転・停止並びに速度を制御してなる電子
機器筐体内部の冷却方法および装置を提供する。 【構成】相互に独立して動作する複数の加入者回路パッ
ケージ8a〜8hを密閉筐体1に内蔵して構成される屋
外設置形電子交換機α1において、当該加入者回路パッ
ケージ8a〜8hの動作回路数Σに対応して当該密閉筐
体1内部を冷却する冷却ファン7の運転・停止制御及び
選択的に速度制御を行ったことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、筐体内に相互に独立し
て動作する複数の回路パッケージを内蔵して構成される
電子機器筐体内部の冷却方法およびその実施に直接使用
する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】屋外に設置する電子機器は、当該電子機
器を構成する筐体内部の結露の発生や筐体外部からの雨
滴や塵埃等の侵入を防止し、さらに温度、湿度、機械的
衝撃、振動及び電気的雑音等の外乱の影響を排除して当
該電子機器の安定動作が保障されるように構成する必要
がある。
【0003】この観点から、当該電子機器の筐体内部を
外気と隔離するべく当該筐体を密閉形に構成した上で、
筐体外部と筐体内部との熱交換を行う熱交換器を設置
し、電子機器のファン駆動回路に接続した冷却ファンを
連続運転して筐体内部を循環させた空気を当該熱交換器
に導入し強制的に熱交換を行うことにより、筐体内部の
環境を一定に維持し、当該電子機器の安定動作を図って
いた。
【0004】一方、屋内設置形の電子機器は、当該電子
機器を設置する外部環境が屋内であることから、屋外設
置形の電子機器と比較して要求される条件は幾分緩和さ
れる。このため、当該電子機器の筐体を開放形に構成
し、冷却空気として用いる外気を当該筐体に開設された
吸気口より直接筐体内部に導入して冷却した後、筐体の
別の位置に開設された排気口に臨んで配設されかつ当該
電子機器のファン駆動回路に連動した冷却ファンを連続
運転することによって、冷却空気を当該排気口より筐体
外部へ排出するように構成されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の冷却方法では、例えば電子交換機の加入者回路等の
ように、電子機器の電源が常時投入された状態であり、
なおかつ加入者の発呼要求によってのみ動作を開始する
ような通常待機状態にある回路パッケージを多数実装し
た電子機器に適用する場合には、発熱量の変動が大きい
にもかかわらず、冷却ファンが電子機器のファン駆動回
路に連動して常時一定速度で連続運転されている為、当
該冷却ファンの駆動電力を浪費する欠点を有していた。
【0006】また、冷却ファンを長時間運転することに
より、冷却ファン軸受部に封入されている軸受潤滑用の
グリースが少量ずつ飛散していくので当該軸受部の摩耗
を引き起こし、比較的短期間に冷却ファンの故障が発生
していた。
【0007】このため冷却ファンの交換作業を必要とし
たり、或いは冷却ファンの故障発生に気付かず電子機器
を連続使用した場合には、筐体内部の発熱が放散されな
いために、電子回路が過熱されて誤動作や破損を誘発す
ることがあった。よって当該電子機器の保守に要する労
力及び費用が上昇するのみならず、当該電子機器の信頼
性を低下させていた。
【0008】更に屋内設置形の電子機器の場合には、当
該電子機器を設置した室内に冷却空気を排出する為、冷
却ファンが排気口に臨んで配設されており、当該冷却フ
ァンの常時回転風切り音による機器騒音が大きくなる欠
点があった。ここにおいて、本発明は電子機器の筐体に
内蔵された複数の回路パッケージの動作回路数に対応し
て、当該筐体内部を冷却する冷却ファンの運転・停止並
びに速度を制御してなる電子機器筐体内部の冷却方法お
よび装置を提供せんとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題は、本発明が次
に列挙する新規な特徴的構成手法および手段を採用する
ことにより達成される。すなわち、本発明法の第1の特
徴は、相互に独立して動作する複数の回路パッケージを
筐体に内蔵して構成される電子機器において、当該回路
パッケージの動作回路数に対応して当該筐体内部を冷却
する冷却ファンの運転・停止制御を行ってなる電子機器
筐体内部の冷却方法である。
【0010】本発明法の第2の特徴は、相互に独立して
動作する複数の回路パッケージを筺体に内蔵して構成さ
れる電子機器において、当該回路パッケージの動作回路
数に対応して当該筺体内部を冷却する冷却ファンの運転
・停止制御及び速度制御を行ってなる電子機器筐体内部
の冷却方法である。
【0011】本発明法の第3の特徴は、前記本発明法の
第1又は第2の特徴における冷却ファンの運転が、回路
パッケージの動作回路数がある設定値以上から当該設定
値未満に減少した時に、減少前の速度で一定時間冷却フ
ァンを延長駆動した後、減少後の状態に対応したファン
の停止制御或いは速度制御に移行してなる電子機器筐体
内部の冷却方法である。
【0012】本発明法の第4の特徴は、前記本発明法の
第1,第2又は第3における冷却ファンの運転が、回路
パッケージの動作回路数の増減に伴って複数の冷却ファ
ンの運転台数を増減してなる電子機器筐体内部の冷却方
法である。
【0013】本発明装置の第1の特徴は、相互に独立し
て動作する複数の回路パッケージを筺体に内蔵して構成
される電子筺体において、当該回路パッケージの動作回
路数に対応して当該筺体内部を冷却する冷却ファンと、
設置したバスライン上にそれぞれ接続するとともに逐次
動作する前記回路パッケージの回路数データを常時監視
検知するマルチプレクサと,当該マルチプレクサが検知
した前記回路数データを逐一記憶するメモリと,当該回
路数データが予め設定してある動作回路数以上となった
時ファン駆動回路に起動信号をかつ未満となった時停止
信号を送るファン制御回路と,これらマルチプレクサと
メモリとファン制御回路の前記一連の動作を前記バスラ
インを介して有機的に指令統御するマイクロプロセッサ
とを有する制御ユニットと、当該制御ユニットと前記回
路パッケージにそれぞれ動作電流を供給する電源ユニッ
トとを具備してなる電子機器筐体内部の冷却装置であ
る。
【0014】本発明装置の第2の特徴は、前記本発明装
置の第1の特徴における筺体が、冷却ファンを臨設し外
部環境と熱交換する熱交換器を備えた密閉筺体である電
子機器筐体内部の冷却装置である。
【0015】本発明装置の第3の特徴は、前記本発明装
置の第1の特徴における筺体が、1つ以上の冷却ファン
を臨設しエアーフィルターを取付けた排気口を開設する
開放形筺体である電子機器筐体内部の冷却装置である。
【0016】本発明装置の第4の特徴は、前記本発明装
置の第1,第2又は第3の特徴における筺体が、内部に
冷却ファンによる回路パッケージ群冷却循環気流を惹起
する誘導板を設けてなる電子機器筐体内部の冷却装置で
ある。
【0017】
【作用】本発明は、前記のような手法および手段を講じ
たので、電子機器を構成する複数の回路パッケージの動
作回路数に対応して冷却ファンの運転制御を行うことが
できる。
【0018】
【実施例】(装置例1)本発明の第1装置例を図面につ
き詳説する。図1は本装置例を示す屋外設置形電子交換
機の内部構成概念図、図2は同・制御ユニットのブロッ
クダイヤグラム、図3は同・各部の信号と冷却ファン動
作との相関を示したタイミングチャート、図4は同・冷
却ファンの可変速制御を行った場合の各部の信号と冷却
ファン動作との相関を示したタイミングチャートであ
る。
【0019】図中、α1は屋外設置形電子交換機、φは
スキャンパルス、Σは動作回路数、Σpは設定値、Sa
〜Shは発呼信号、Sa’〜Sh’は切断信号、SCは
ファン制御信号、SDはファン駆動信号、aは回路パッ
ケージ群冷却循環気流、bは外気である。
【0020】1は密閉筐体、1aは天板、1bは貫設
口、2は熱交換器外部ユニット、2aは導入口、2bは
排出口、3は熱交換器内部ユニット、3aは導入口、3
bは排出口、4はフード、5は吸気口、6は排気口、7
は冷却ファン、8a〜8hは加入者回路パッケージ、9
は誘導板、10は信号ケーブル、11は制御ユニット、
12は駆動ケーブル、13は電源ケーブル、14は電源
ユニット、15はバスライン、16はマイクロプロセッ
サ、17はメモリ、18はマルチプレクサ、19はファ
ン制御回路、20はファン駆動回路である。
【0021】図1において、屋外設置形電子交換機α1
は、竪型の密閉筐体1と、当該密閉筐体1天板1aに貫
設した貫設口1bに連結部を貫着して密閉筐体1外部及
び密閉筐体1内部にそれぞれ露出し相互間で熱交換作用
を行う熱交換器外部ユニット2及び熱交換器内部ユニッ
ト3と、前記密閉筐体1天板部1aをカバーし前記熱交
換器外部ユニット2を覆うフード4と、当該フード4左
右両端側にそれぞれ開設された吸気口5及び排気口6
と、前記熱交換器内部ユニット3の導入口3aに臨んで
配設された冷却ファン7と、前記密閉筐体1に並立内蔵
された複数の加入者回路パッケージ8a〜8hと、当該
各加入者回路パッケージ8a〜8h上方に亙って片流れ
に前記密閉筐体1内部を斜めに仕切った誘導板9と、前
記各加入者回路パッケージ8a〜8hの発呼信号Sa〜
Sh(Sa〜Sdまで図示)及び切断信号Sa’〜S
h’(Sa’〜Sd’まで図示)が信号ケーブル10を
介して並行入力され前記冷却ファン7を駆動制御する制
御ユニット11と、当該制御ユニット11より出力され
て前記冷却ファン7を駆動する図示しないファンモータ
に接続された駆動ケーブル12と、前記各加入者回路パ
ッケージ8a〜8h及び前記制御ユニット11に電源ケ
ーブル13を介して電力を供給する電源ユニット14よ
り構成されている。
【0022】制御ユニット11は、バスライン15で相
互に介結接続されたマイクロプロセッサ16、メモリ1
7、マルチプレクサ18及びファン制御回路19と、当
該ファン制御回路19の出力に接続されて前記駆動ケー
ブル12を介して前記冷却ファン7の図示しないファン
モータに接続されるファン駆動回路20により構成され
ており、前記各加入者回路パッケージ8a〜8hの発呼
信号Sa〜Sh及び切断信号Sa’〜Sh’が前記信号
ケーブル10を介して前記マルチプレクサ18に並行入
力されている。
【0023】(方法例1)次に本発明の第1方法例の実
行手順につき図面を用いて詳説する。しかして、屋外設
置形電子交換機α1は、発呼信号Sa〜Shによりそれ
ぞれ動作を開始し、切断信号Sa’〜Sh’によりそれ
ぞれ動作を停止する、通信回線の交換機能を有する複数
の加入者回路パッケージ8a〜8hより構成されてい
る。
【0024】屋外設置形電子交換機α1の各加入者回路
パッケージ8a〜8hからの発呼信号Sa〜Sh及び切
断信号Sa’〜Sh’は、制御ユニット11内のマルチ
プレクサ18に並行入力されている。
【0025】まず、マルチプレクサ18はマイクロプロ
セッサ16からのスキャンパルスφによりスキャン動作
を行い、各加入者回路パッケージ8a〜8hの発呼信号
Sa〜Sh及び切断信号Sa’〜Sh’をスキャンパル
スφに同期して順番に読み込んでいく。
【0026】次いで、マイクロプロセッサ16は、発呼
信号Sa〜Shによりメモリ17内部のそれぞれの各加
入者回路パッケージ8a〜8hに対応するアドレス内の
データをセットし、切断信号Sa’〜Sh’によりメモ
リ17内部のそれぞれの各加入者回路パッケージ8a〜
8hに対応するアドレス内のデータをリセットする。
【0027】引続き、このそれぞれのデータにつきセッ
トされている状態が各加入者パッケージ8a〜8hの動
作状態を表すので、マイクロプロセッサ16はセットさ
れたデータの総数、すなわち動作回路数Σをスキャンパ
ルスφの立ち上がり毎に識別し、この値がメモリ17中
に予め設定された設定値Σp以上の値をとると、冷却フ
ァン7を駆動するべくファン制御回路19に動作指令を
発する。
【0028】ファン制御回路19は、パラレルインター
フェース等で構成されており、マイクロプロセッサ16
からの指令を受けてファン駆動回路20にファン制御信
号SCを出力し、当該ファン駆動回路20により駆動電
力のON/OFF制御或いはファン制御信号SCの電力
増幅を行ってファン駆動信号SDとなし、冷却ファン7
の図示しないファンモータを駆動する。
【0029】密閉筐体1内気の回路パッケージ群冷却循
環気流aは、冷却ファン7が動作することにより加入者
回路パッケージ8a〜8hの下部より当該加入者回路パ
ッケージ8a〜8h間を上昇して冷却作用を行う。当該
冷却作用により暖められた回路パッケージ群冷却循環気
流aは誘導板9により冷却ファン7の背側に吸入され、
当該冷却ファン7前側より付勢送り出され送風されて熱
交換器内部ユニット3の導入口3aに導入され、熱交換
を行い再度冷却されて排出口3bより排出されて密閉筐
体1内を循環する。
【0030】同時に吸気口5より図示しない別のファン
等にてフード4内に吸い込まれた外気bは、導入口2a
より熱交換器外部ユニット2に導入され、熱交換器内部
ユニット3から熱を付与されて排出口2bより温排気と
して排出され、さらにフード4により整流されて排気口
6より吐き出されて冷却作用を行う。
【0031】逆に加入者回路パッケージ8a〜8hの動
作回路数Σが設定値Σp未満に減少すると、マイクロプ
ロセッサ16はファン制御回路19に停止指令を発し、
ファン制御回路19はファン制御信号SCの出力を停止
して、ファン駆動回路20のファン駆動信号SDの出力
を停止し冷却ファン7を停止する。
【0032】ここで、各部の信号と冷却ファン動作との
相関を示したタイミングチャートを図3に示す。この例
では加入者回路パッケージが4つであると仮定して説明
する。第1の加入者回路パッケージ8aは、発呼信号S
aにより動作を開始し、切断信号Sa’により動作を終
了する。スキャンパルスφの立ち上がり毎に動作回路数
Σを識別し、ここでは設定値Σp=2以上になった場合
にファン制御信号SCを出力する。
【0033】さらに動作回路数Σが設定値Σp=2未満
に減少したことを検出すると、ファン制御信号SCの出
力を停止する。ところで、電子回路自体も幾らかの熱容
量を有するため、当該電子回路への通電に対して発熱及
び放熱には時間的な遅れが存在するので、当該電子回路
の動作終了後にも冷却動作を行うことが望ましい。
【0034】このため図3中に示すように、制御ユニッ
ト11は動作回路数Σが設定値Σp未満に減少したこと
を検出後、マイクロプロセッサ16によりソフトウェア
的に、或いはファン制御回路19によりハードウェア的
に冷却ファン7の運転時間を一定時間延長制御すること
により、各加入者回路パッケージ8a〜8hの冷却動作
を十分に行ってから冷却ファン7を停止するように構成
することもできる。
【0035】ところで、ファン制御回路19にパラレル
インターフェースのみならずD/Aコンバータをも付加
して構成し、冷却ファン7の回転数の制御方法として、
ON/OFF制御に代えて予めメモリ17内に記憶させ
ておいた関数テーブルにより動作回路数Σに対応する回
転数にて冷却ファン7を回転駆動するように制御を行う
ことも可能である。
【0036】図4に同・冷却ファン7の可変速制御を行
った場合の各部の信号と冷却ファン7動作との相関を示
したタイミングチャートを示す。この例では図3と同様
に加入者回路パッケージが4つであると仮定して説明す
る。この例では、設定値Σp1=2,Σp2=4が予め
メモリ17に記憶されており、動作回路数ΣがΣp1未
満の場合には冷却ファン7を停止、Σp1以上Σp2未
満の場合には低速運転、Σp2以上の場合には高速運転
をそれぞれ行う。
【0037】ここでも前記図3の場合と同様に、動作回
路数Σが設定値Σp2以上からΣp2未満へと減少した
際には、一定時間高速運転を続行してから低速運転へと
移行し、動作回路数Σが設定値Σp1以上からΣp1未
満に減少した際には一定時間低速運転を続行してから停
止するように冷却ファン7運転時間の延長制御を行って
いる。
【0038】本方法例はこのような実行手順を踏むの
で、密閉筐体1を有する屋外設置形電子交換機α1筐体
内部の冷却を加入者回路パッケージ8a〜8hの動作回
路数Σに応じて行うことができる。
【0039】(装置例2)本発明の第2装置例を図面に
つき詳説する。図5は本装置例を示した屋内設置形電子
交換機の内部構成概念図、図6は同・制御ユニットのブ
ロックダイヤグラムである。
【0040】図中、α2は屋内設置形電子交換機、cは
回路パッケージ群冷却一方向気流、21は開放筐体、2
1aは側板、21bは天板、22はエアーフィルター、
23は吸気口、24はエアーフィルター、25は排気
口、26a,26bは冷却ファン、27a〜27hは加
入者回路パッケージ、28は信号ケーブル、29は駆動
ケーブル、30は電源ケーブル、31は電源ユニットで
ある。なお、以下の説明において従来例と同一部品には
同一符号を用いた。
【0041】図5において、屋内設置形電子交換機α2
は、竪型の開放筐体21と、当該開放筐体21側板21
a下部に開設されエアーフィルター22の嵌入された吸
気口23と、前記開放筐体21天板21bに開設されエ
アーフィルター24の嵌入された排気口25と、当該排
気口25に臨んで前記開放筐体21内部に配設された冷
却ファン26a,26bと、前記開放筐体21に並立内
蔵された複数の加入者回路パッケージ27a〜27h
と、当該各加入者回路パッケージ27a〜27hの発呼
信号Sa〜Sh及び切断信号Sa’〜Sh’が信号ケー
ブル28を介して並行入力され前記冷却ファン26a,
26bを駆動制御する前記第1実施例と同一構成の制御
ユニット11と、当該制御ユニット11より出力されて
前記冷却ファン26a,26bを駆動する図示しないモ
ータに接続された駆動ケーブル29と、前記各加入者回
路パッケージ27a〜27h及び前記制御ユニット11
に電源ケーブル30を介して電力を供給する電源ユニッ
ト31より構成されている。
【0042】本装置例の制御ユニット11は、前記第1
装置例と同一構成を有しており、前記各加入者回路パッ
ケージ27a〜27hの発呼信号Sa〜Sh及び切断信
号Sa’〜Sh’が前記信号ケーブル28を介してマル
チプレクサ18に並行入力されており、ファン駆動回路
20は駆動ケーブル29を介して冷却ファン26a,2
6bの図示しないファンモータを駆動する。
【0043】(方法例2)次に本発明の第2方法例の実
行手順につき図面を参照して詳説する。まず、各加入者
回路パッケージ27a〜27hからの発呼信号Sa〜S
h及び切断信号Sa’〜Sh’は、マルチプレクサ18
に並行入力される。マルチプレクサ18はマイクロプロ
セッサ16からのスキャンパルスφによりスキャン動作
を開始し、各加入者回路パッケージ27a〜27hの発
呼信号Sa〜Sh及び切断信号Sa’〜Sh’をスキャ
ンパルスφに同期して順番に読み込んでいく。
【0044】次いで、前記第1方法例と同様にマイクロ
プロセッサ16は、スキャンパルスφに同期して動作回
路数Σを識別し、一定値以上の場合には冷却ファン26
a,26bをON/OFF制御により駆動制御する。あ
るいは前記第1方法例と同様に、動作回路数Σに対応し
て冷却ファン26a,26bの回転数を制御しても、動
作回路数Σが設定値未満に減少した際に冷却ファン26
a,26bの運転時間を延長制御しても構わない。
【0045】引続き、吸気口23に嵌入されたエアーフ
ィルター22を介して塵埃等を除去され、開放筐体21
内部に導入された回路パッケージ群冷却一方向空気cた
る外気は、各加入者回路パッケージ27a〜27h間を
上昇し、当該各加入者回路パッケージ27a〜27hを
冷却した後冷却ファン26a,26b下側に吸引され上
側より強制的に付勢送り出されて送風され、開放筐体2
1内部への塵埃等の侵入を防止するエアーフィルター2
4の嵌入された排気口25より開放筐体21外部に排出
される。
【0046】本方法例は、開放筐体21を有する屋内設
置形電子交換機α2筐体内部の冷却を加入者回路パッケ
ージ27a〜27hの動作回路数Σに応じて行い得る。
なお、本方法例では、回路パッケージ27a〜27hの
動作回路数の増減に応じて複数冷却ファン26a,26
bの運転台数の増減を計ることも出来る。
【0047】
【発明の効果】かくして、本発明によれば、電子機器を
構成する回路パッケージの動作回路数に応じて冷却ファ
ンの動作を制御し冷却ファンの消費電力を低減するの
で、ランニングコストを削減することが可能であって高
い経済性を有し、ひいては当該電子機器の低消費電力化
を図ることができる利点を有する。
【0048】また、冷却ファンが常時高速で連続運転し
ないので、当該冷却ファンの軸受寿命を延ばすことが可
能となり、保守の手間及びコストを大幅に削減し、なお
かつ電子機器自体の信頼性の向上が図れる。さらに、動
作回路数と冷却ファン回転数の関係を自由に設定するこ
とが可能であるので、各種の電子機器の動作特性に対応
することができて汎用性を有するのみならず、任意かつ
高精度な温度制御を実現する。
【0049】加えて、冷却ファン停止までの時間を遅延
制御することにより、回路パッケージの動作停止後にも
放熱動作を一定時間引き続いて行い、当該回路パッケー
ジの冷却を十分に行うことが可能である。これらに加え
て、室内設置形の電子機器に適用した際には、冷却ファ
ンが常時高速回転しないので常時回転風切り音による室
内騒音を大幅に低減し、当該電子機器の静音化構成に貢
献する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1装置例を示す屋外設置形電子交換
機の内部構成概念図である。
【図2】同上における制御ユニットのブロックダイヤグ
ラムである。
【図3】同上における各信号と冷却ファンの動作との相
関を示したタイミングチャートである。
【図4】同上における冷却ファンの可変速制御を行った
場合の各部の信号と冷却ファン動作との相関を示したタ
イミングチャートである。
【図5】本発明の第2装置例を示す屋内設置形電子交換
機の内部構成概念図である。
【図6】同上における制御ユニットのブロックダイヤグ
ラムである。
【符号の説明】
α1…屋外設置形電子交換機 α2…屋内設置形電子交換機 φ…スキャンパルス Σ…動作回路数 Σp,Σp1,Σp2…設定値 Sa〜Sh…発呼信号 Sa’〜Sh’…切断信号 SC…ファン制御信号 SD…ファン駆動信号 a…回路パッケージ群冷却循環気流 b…外気 c…回路パッケージ群冷却一方向気流 1…密閉筐体 1a…天板 1b…開口部 2…熱交換器外部ユニット 2a…導入口 2b…排出口 3…熱交換器内部ユニット 3a…導入口 3b…排出口 4…フード 5…吸気口 6…排気口 7…冷却ファン 8a〜8h…加入者回路パッケージ 9…誘導板 10…信号ケーブル 11…制御ユニット 12…駆動ケーブル 13…電源ケーブル 14…電源ユニット 15…バスライン 16…マイクロプロセッサ 17…メモリ 18…マルチプレクサ 19…ファン制御回路 20…ファン駆動回路 21…開放筐体 21a…側板 21b…天板 22…エアーフィルター 23…吸気口 24…エアーフィルター 25…排気口 26a,26b…冷却ファン 27a〜27h…加入者回路パッケージ 28…信号ケーブル 29…駆動ケーブル 30…電源ケーブル 31…電源ユニット

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】相互に独立して動作する複数の回路パッケ
    ージを筺体に内蔵して構成される電子機器において、当
    該回路パッケージの動作回路数に対応して当該筺体内部
    を冷却する冷却ファンの運転・停止制御を行ったことを
    特徴とする電子機器筺体内部の冷却方法。
  2. 【請求項2】相互に独立して動作する複数の回路パッケ
    ージを筐体に内蔵して構成される電子機器において、当
    該回路パッケージの動作回路数に対応して当該筐体内部
    を冷却する冷却ファンの運転・停止制御及び速度制御を
    行ったことを特徴とする電子機器筐体内部の冷却方法。
  3. 【請求項3】冷却ファンの運転は、回路パッケージの動
    作回路数がある設定値以上から当該設定値未満に減少し
    た時に、減少前の速度で一定時間を延長駆動した後、減
    少後の状態に対応して停止制御或いは速度制御に移行す
    ることを特徴とする請求項1又は2記載の電子機器筐体
    内部の冷却方法。
  4. 【請求項4】冷却ファンの運転は、回路パッケージの動
    作回路数の増減に伴って複数の冷却ファンの運転台数を
    増減することを特徴とする請求項1,2又は3記載の電
    子機器筐体内部の冷却方法。
  5. 【請求項5】相互に独立して動作する複数の回路パッケ
    ージを筺体に内蔵して構成される電子筺体において、当
    該回路パッケージの動作回路数に対応して当該筺体内部
    を冷却する冷却ファンと、設置したバスライン上にそれ
    ぞれ接続するとともに逐次動作する前記回路パッケージ
    の回路数データを常時監視検知するマルチプレクサと,
    当該マルチプレクサが検知した前記回路数データを逐一
    記憶するメモリと,当該回路数データが予め設定してあ
    る動作回路数以上となった時ファン駆動回路に起動信号
    をかつ未満となった時停止信号を送るファン制御回路
    と,これらマルチプレクサとメモリとファン制御回路の
    前記一連の動作を前記バスラインを介して有機的に指令
    統御するマイクロプロセッサとを有する制御ユニット
    と、当該制御ユニットと前記回路パッケージにそれぞれ
    動作電流を供給する電源ユニットとを具備したことを特
    徴とする電子機器筐体内部の冷却装置。
  6. 【請求項6】筺体は、冷却ファンを臨設し外部環境と熱
    交換する熱交換器を備えた密閉筺体であることを特徴と
    する請求項5記載の電子機器筐体内部の冷却装置。
  7. 【請求項7】筺体は、1つ以上の冷却ファンを臨設しエ
    アーフィルターを取付けた排気口を開設する開放形筺体
    であることを特徴とする請求項5記載の電子機器筐体内
    部の冷却装置。
  8. 【請求項8】筺体は、内部に冷却ファンによる回路パッ
    ケージ群冷却循環流を惹起する誘導板を設けたことを特
    徴とする請求項5,6又は7記載の電子機器筐体内部の
    冷却装置。
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