JPH06267610A - カム作動型コネクタ - Google Patents

カム作動型コネクタ

Info

Publication number
JPH06267610A
JPH06267610A JP7777493A JP7777493A JPH06267610A JP H06267610 A JPH06267610 A JP H06267610A JP 7777493 A JP7777493 A JP 7777493A JP 7777493 A JP7777493 A JP 7777493A JP H06267610 A JPH06267610 A JP H06267610A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cam member
connector
cam
type connector
female
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7777493A
Other languages
English (en)
Inventor
Yutaka Kitamura
裕 北村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
AMP Japan Ltd
Original Assignee
AMP Japan Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by AMP Japan Ltd filed Critical AMP Japan Ltd
Priority to JP7777493A priority Critical patent/JPH06267610A/ja
Publication of JPH06267610A publication Critical patent/JPH06267610A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 カム部材の操作性及び取付作業性を向上させ
ると共に部品点数を削減するカム作動型コネクタを提供
する。 【構成】 カム溝62、62及び電線収容空間74を有するカ
ム部材50を、電線延出面14から多数の電線5が延出した
雄型コネクタ10上を摺動させる。この摺動の際、カム部
材50のアーム52の一部及びウェブ54により、延出方向が
揃っていなかった電線5を自動的に整列させる。カム部
材50を取り付けた雄型コネクタ10を雌型コネクタ30に仮
嵌合させ、カム部材50を雄型コネクタ10の長手方向に沿
って摺動させると、カム溝62及びカム従動子42の係合に
より低操作力で雄型及び雌型コネクタ10、30が嵌合す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコネクタ、特にカム部材
を用いることにより低操作力で1対のコネクタを互いに
嵌合及び離脱させるカム作動型コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車等に搭載される電気又は電子機器
を相互接続するためにコネクタが多用されている。近年
の電子機器等の複雑化、高性能化に伴い、それらを相互
接続するコネクタの多極化が進行している。コネクタの
多極化が進むと、コネクタの嵌合(又は離脱)に要する
操作力が増大するので、手作業による嵌合(又は離脱)
操作が著しく困難乃至不可能になる。
【0003】そこで、カム部材を用いることにより操作
力を低減して嵌合(又は離脱)操作を容易にしたコネク
タが提案されている。例えば、特開昭61-203581 号公報
には、雄型コネクタと、カム部材を摺動可能に収容する
雌型コネクタとからなるコネクタが開示されている。カ
ム部材を雄型コネクタの挿入方向に対して直交する方向
に摺動させると、カム部材(又は雌型コネクタ)のカム
溝及び雄型コネクタ(又はカム部材)のカム従動子の係
合により雄型及び雌型コネクタが低操作力で嵌合する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前掲の公報
の第1実施例においては、雄型コネクタの挿入性を阻害
しないようにカム部材のウェブ近傍の操作部が雌型コネ
クタの長手方向に沿って比較的短く形成されている。こ
のため、カム部材を把持できる面積が小さいのでカム部
材を移動させる作業が容易でないという問題がある。カ
ム部材を把持し易くするために、操作部を雌型コネクタ
の長手方向に沿って長く形成すると、雄型コネクタの挿
入が困難になる。他方、前掲の公報の第2実施例におい
ては、嵌合完了後、カム部材の操作部が雌型コネクタに
殆ど埋没してしまうので、雄型コネクタを離脱させるた
めにカム部材を引き出す作業が著しく困難であるという
問題がある。
【0005】また、一般に電線を終端するコネクタには
電線の延出方向を決定するためのワイヤカバーが取り付
けられるので、従来のカム部材付きコネクタは雄型コネ
クタ、雌型コネクタ、カム部材及びワイヤカバーを具え
ることになる。このうち、ワイヤカバー及びカム部材は
互いに独立した機能を有するのでいずれも削減すること
ができない。このため、部品点数を削減することが困難
である。また、多数の電線が整列されていないとワイヤ
カバーをコネクタに取り付ける作業が困難になるので、
ワイヤカバーの取付に先立って電線を整列させる必要が
ある。この整列作業のためにワイヤカバー取付作業の負
担が大きくなる。
【0006】従って、本発明は、前述の問題を解決する
コネクタ、すなわちカム部材の操作性及びワイヤカバー
の取付作業性を向上させるとともに部品点数を削減する
カム作動型コネクタを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のカム作動型コネ
クタは、電線延出面から引き出される電線に接続された
複数のコンタクトを有する雄型コネクタを摺動させるカ
ム部材により雌型コネクタと嵌合するカム作動型コネク
タにおいて、前記カム部材は、前記雄型コネクタの前記
電線延出面及び対向する両側面を覆う略コの字状に形成
され、前記引き出された電線を覆って前記電線延出面に
沿って整列させることを特徴とする。尚、「略コの字
状」とは、コの字状のみならずU字状等の雄型コネクタ
の3面を覆う他の形状を含むものとする。
【0008】
【作用】電線延出面から多数の電線が引き出される雄型
コネクタ上にカム部材を摺動させると、これら電線はカ
ム部材内に自動的にまとめられカム部材の側方から外部
へ延出する。カム部材を取り付けた雄型コネクタを雌型
コネクタに仮嵌合させ、カム部材を雄型コネクタの長手
方向に沿って摺動させると、カム溝及びカム従動子の係
合により雄型及び雌型コネクタが低操作力で嵌合する。
【0009】
【実施例】以下本発明のカム作動型コネクタの好適実施
例を添付図面を参照しながら説明する。図1は、本発明
のカム作動型コネクタの一実施例を示す分解斜視図であ
る。図2は、図1のコネクタを構成する雄型コネクタに
カム部材が仮係止した状態を示す斜視図である。図3
は、図1のコネクタの仮嵌合状態を示す斜視図である。
図4は、図1のコネクタの嵌合途中の状態を示す斜視図
である。図5は、図1のコネクタの嵌合完了状態を示す
斜視図である。
【0010】図1において、カム作動型コネクタ1は、
雄型コネクタ10、雌型コネクタ30及びカム部材50から構
成される。雄型コネクタ10は、絶縁ハウジング12と、そ
のコンタクト挿入面14及び嵌合面16の間に延びる多数の
コンタクト収容室18のそれぞれに収容保持される雌型コ
ンタクト(図示せず)とを具える。このコンタクトに接
続された各電線5は、コンタクト挿入面(電線延出面)
14から外部へ延出する。絶縁ハウジング12の対向する側
面20、20には、その長手方向に沿って延びるレール22が
形成されている。レール22には、後述するようにカム部
材60を摺動案内する案内溝24と、カム部材60を仮係止及
び本係止する仮係止溝26及び本係止溝28とが形成されて
いる。
【0011】雌型コネクタ30は、雌型ハウジング32と、
一端が雌型ハウジング32の嵌合開口(図示せず)内に突
出すると共に他端が雌型ハウジング32のタイン延出面34
から外部に延出する多数の雄型コンタクト36とを具え
る。雌型ハウジング32の対向する側面38、38には、嵌合
面40近傍にカム部材50のカム溝62と係合するカム従動子
42、42がそれぞれ設けられている。各カム従動子42は、
カム部材50のカム溝62との係合が外れるのを防止するた
めにT字状に形成されている。また、各側面38には、カ
ム部材50の突起64、64の移動を妨げないように嵌合面40
側から雌型ハウジング32の長手方向に対して傾斜する逃
げ溝44が形成されている。この逃げ溝44の嵌合面40近傍
には、カム部材50を雌型コネクタ30に仮係止するための
仮係止突部46が設けられている。
【0012】カム部材50は、1対のアーム52、52及びこ
れらアームをその一端で連結するウェブ54からなり、断
面が略コの字状に形成されている。尚、断面形状はU字
状でもよい。各アーム52には、導入部56、傾斜部58及び
水平部60からなるカム溝62、62が形成されている。各ア
ーム52の2つの導入部56、56間には、内方へ突出する突
起64が設けられている。また、各アーム52のカム溝62及
びウェブ54の間には、雄型コネクタ10の案内溝24に案内
される突条66が、アーム52の長手方向に沿い且つ内方に
突出して設けられている。この突条66は、案内溝24と相
補的な形状(本実施例ではT字状)に形成されている。
一方のアーム52には、係止部68を有するラッチアーム70
が形成される。係止部68は、カム部材50が雄型コネクタ
10に装着される際に仮係止部26又は本係止部28と係合す
る。ラッチアーム70の両側には、ラッチアーム70の不用
意な作動を防止するための壁72、72が設けられている。
【0013】次に、カム部材付きコネクタ1の組立工程
を説明する。まず、雄型コネクタハウジング12に電線5
と接続された多数の雌型コンタクト(図示せず)を手作
業又は自動挿入機等により装着する。全てのコンタクト
の装着が完了した時点において、多数の電線5が整列さ
れていないので、その延出方向は揃っていない(図
1)。
【0014】続いて、カム部材の突条66、66を雄型コネ
クタ10の案内溝24、24に沿って摺動させる。カム部材50
は、ラッチアーム70の係止部68が雄型コネクタ10の仮係
止溝26に係止する仮係止位置まで摺動させる(図2)。
この摺動の際、カム部材50のウェブ54及びアーム52の一
部により、延出方向が揃っていなかった多数の電線5が
カム部材50の側方から延出するようにまとめられる。こ
れを電線の整列(ドレシング)という。雄型コネクタ10
のコンタクト挿入面(電線延出面)14及びカム部材50の
ウェブ54との間の空間74には、延出方向が規制された電
線5が収容される。この電線収容空間74の外側は、比較
的大きな操作面76を形成するので、カム部材50の摺動作
業の際に把持し易い。
【0015】次に、図3に示されるようにカム部材50を
取り付けた雄型コネクタ10を雌型コネクタ30に仮嵌合さ
せる。この仮嵌合状態においてはカム部材50の突起64、
64が雌型コネクタ30の仮係止突起46(図1)と係止する
ので、雄型コネクタ10は雌型コネクタ30から容易には離
脱しない。また、雌型コネクタ30のカム従動子42、42は
カム部材50のカム溝62、62の導入部56、56に収容され
る。
【0016】続いて、図4に示されるようにカム部材50
を矢印A方向に摺動させる。この摺動の際、カム従動子
42、42及びカム溝62、62の傾斜部58、58の係合により、
雄型コネクタ10及び雌型コネクタ30の嵌合が低操作力で
進行する。尚、カム溝50の突起64は雌型コネクタの逃げ
溝44と遊嵌するので、カム部材50の摺動の妨げとはなら
ない。
【0017】図5に示されるように、ラッチアーム70の
係止部68が雄型コネクタ10の本係止溝28に係止する本係
止位置までカム部材50を摺動させることにより、雄型コ
ネクタ10及び雌型コネクタ30の嵌合が完了する。この本
係止状態においては、各カム従動子42は各カム溝62の水
平部60と係合しているので、係止部68及び本係止溝28の
係合とともに両コネクタ10、30の不用意な嵌合解除を防
止する。尚、雄型コネクタ10を雌型コネクタ30から離脱
させる際には、ラッチアーム70の自由端を押下げながら
カム部材50を矢印B方向に摺動させる。
【0018】以上、本発明のカム部材付きコネクタの好
適実施例について詳細に説明したが、本発明は本実施例
に限定することなく種々の変形、変更が可能である。例
えば、本実施例ではカム部材にカム溝を設け、雌型コネ
クタにカム従動子を設けたが、その逆でもよい。また、
本実施例では、雄型及び雌型コネクタの嵌合完了状態に
おいて、電線延出面の一部が露出していたが、電線延出
面全体を覆うようにカム部材を形成してもよい。尚、カ
ム部材の長手方向の長さは、雄型コネクタの長手方向の
長さと必ずしも一致させなくてもよい。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、電線収容部を有するカ
ム部材が従来のカム部材及びワイヤカバーの両機能を有
するので、部品点数が削減できるという効果がある。さ
らに、雄型コネクタの電線延出面に沿って延びる電線収
容部が長手方向に長い操作部を兼ねるので、雄型コネク
タの挿入作業性を損なうことなくカム部材の操作性が向
上するという効果がある。また、雄型コネクタ上でのカ
ム部材の摺動操作により、多数の電線を自動的に整列さ
せるので、従来のワイヤカバーの取付に必要であった電
線の整列作業が不要となり、取付作業性が向上するとい
う顕著な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカム作動型コネクタの一実施例を示す
分解斜視図である。
【図2】図1のコネクタを構成する雄型コネクタにカム
部材が仮係止した状態を示す斜視図である。
【図3】図1のコネクタの仮嵌合状態を示す斜視図であ
る。
【図4】図1のコネクタの嵌合途中の状態を示す斜視図
である。
【図5】図1のコネクタの嵌合完了状態を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 カム作動型コネクタ 5 電線 10 雄型コネクタ 14 電線延出面(コンタクト挿入面) 20 側面 30 雌型コネクタ 50 カム部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電線延出面から引き出される電線に接続
    された複数のコンタクトを有する雄型コネクタを摺動さ
    せるカム部材により雌型コネクタと嵌合するカム作動型
    コネクタにおいて、 前記カム部材は、前記雄型コネクタの前記電線延出面及
    び対向する両側面を覆う略コの字状に形成され、前記引
    き出された電線を覆って前記電線延出面に沿って整列さ
    せることを特徴とするカム作動型コネクタ。
JP7777493A 1993-03-11 1993-03-11 カム作動型コネクタ Pending JPH06267610A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7777493A JPH06267610A (ja) 1993-03-11 1993-03-11 カム作動型コネクタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7777493A JPH06267610A (ja) 1993-03-11 1993-03-11 カム作動型コネクタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06267610A true JPH06267610A (ja) 1994-09-22

Family

ID=13643309

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7777493A Pending JPH06267610A (ja) 1993-03-11 1993-03-11 カム作動型コネクタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06267610A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6183276B1 (en) 1998-03-25 2001-02-06 Yazaki Corporation Connector structure and assembling method for connectors
US6890194B2 (en) 2002-05-14 2005-05-10 Sumitomo Wiring Systems, Ltd. Connector having an operable member and a method of assembling such a connector

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6183276B1 (en) 1998-03-25 2001-02-06 Yazaki Corporation Connector structure and assembling method for connectors
US6890194B2 (en) 2002-05-14 2005-05-10 Sumitomo Wiring Systems, Ltd. Connector having an operable member and a method of assembling such a connector

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5246380A (en) Connector
US5199897A (en) Electrical connectors
JP3212210B2 (ja) カム部材付きコネクタ
US5169327A (en) Connector including cam member operable for performing a fitting operation
EP0801441B1 (en) Low insertion pressure connector
JP2500134B2 (ja) 電気コネクタ
JPH05315027A (ja) コネクタのロック機構
US5187862A (en) Disengaging tool for terminal and wire connector
JPH04209479A (ja) 電気コネクタ
EP1162704B1 (en) A connector and a method for detaching housings thereof
EP0060655B1 (en) Electrical connector assembly
JPH1145757A (ja) コネクタのスライド式ロックレバー解除機構
JPH06215827A (ja) カム部材付きコネクタ
US5928014A (en) Electrical connector having a pair of connector housings
JPH06267610A (ja) カム作動型コネクタ
JP3687537B2 (ja) 分割コネクタ
JPH0388285A (ja) コネクタ用ラッチ装置
JP2002093521A (ja) コネクタ組立体
JPH10289747A (ja) 雌型コネクタ
JPH1050386A (ja) コネクタ
JP3123443B2 (ja) 二重係止コネクタ
JP4370739B2 (ja) コネクタ
JP3813838B2 (ja) コネクタ用電線カバー取付構造
US20030032325A1 (en) Cable harness connector having a compact locking element
JP3551733B2 (ja) コネクタ