JPH06267463A - 陰極線管とその高圧印加端子の絶縁膜の形成方法 - Google Patents

陰極線管とその高圧印加端子の絶縁膜の形成方法

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JPH06267463A
JPH06267463A JP5040693A JP5040693A JPH06267463A JP H06267463 A JPH06267463 A JP H06267463A JP 5040693 A JP5040693 A JP 5040693A JP 5040693 A JP5040693 A JP 5040693A JP H06267463 A JPH06267463 A JP H06267463A
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JP
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organic
high voltage
conductive film
resin
funnel
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JP5040693A
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English (en)
Inventor
Masayoshi Ezawa
正義 江澤
Shigeru Wakana
茂 若菜
Toshikazu Morishita
敏和 森下
Sumiko Watanabe
澄子 渡辺
Hiroko Someta
弘子 染田
Hiromi Kawagoe
弘美 川越
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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  • Formation Of Various Coating Films On Cathode Ray Tubes And Lamps (AREA)
  • Vessels, Lead-In Wires, Accessory Apparatuses For Cathode-Ray Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 高圧印加端子部に形成した絶縁膜の密着性が
良好で、かつ光沢性と均一な絶縁特性をもつ陰極線管を
提供する。 【構成】 ファンネル6の外壁に露呈する高圧印加端子
9の端部を覆ってその周囲に塗布された導電膜9aと、
この導電膜9aの一部周囲に重畳して当該導電膜の外周
に広がる所定領域に塗布された絶縁膜9bとを備えてな
り、上記絶縁膜が硬化触媒として有機系の錫化合物と有
機系のチタン化合物とを含むと共に、有機系のメチルシ
リコンレジンと有機系のメチルフェニルシリコンレジン
との複合レジンの塗布膜で構成されてなる。 【効果】 高圧印加端子に設けた導電膜との密着性がよ
く、光沢性も確保でき、季節変化や使用環境の変化にも
その絶縁特性の劣化がない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、陰極線管に係り、特に
そのファンネルの外壁に露呈して内部導電膜に高電圧を
供給する高圧印加端子の高圧印加端子部を覆ってその周
囲に塗布された導電膜の一部周囲に重畳して当該導電膜
の外周に広がる所定領域に塗布された絶縁膜を備えた陰
極線管とその高圧印加端子の絶縁膜形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の陰極線管は、フェースパネルと
ファンネルおよびネックを連接してなる真空容器と、上
記フェースパネル内面に塗布した蛍光面と、上記ネック
内に収納した電子銃と、上記ファンネル内面に塗布さ
れ、上記蛍光面および上記電子銃の高圧電極に高電圧を
接続する内部導電膜と、上記内部導電膜に一端を接続し
他端を上記ファンネルの外壁に露呈して上記内部導電膜
に高電圧を供給する高圧印加端子とを少なくとも有して
いる。
【0003】そして、上記高圧印加端子には黒鉛等の導
電性膜が塗布されており、この導電膜に高圧発生部から
の高圧接続キャップをセットすることで管内に高電圧を
供給するようになっている。上記導電性膜の周囲には、
当該絶縁膜の外周の一部に重畳して絶縁膜が塗布され、
その耐電圧特性を確保しているのが通常である。
【0004】この絶縁膜は、有機系のチタン化合物を5
%程度添加して、硬化時の触媒として上記化合物と有機
系のメチルフェニルシリコンレジンとを含む複合レジン
を用いている。なお、この種の陰極線管に関する従来技
術を開示したものとしては、例えば米国特許第3392
297号明細書を挙げることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術におい
ては、前記塗膜を用いることにより高電圧印加端子部の
絶縁を確保し、所要の耐圧特性を有する陰極線管を製造
することができるが、前記塗膜は、その塗布後の硬化の
バラツキによって塗膜の光沢性がなくなって白濁した
り、耐湿性のバラツキおよび粘着テープを用いた剥がし
試験で当該塗膜の剥離が生ずる。また、季節変化や使用
環境の変化によって絶縁特性が劣化するという問題があ
った。
【0006】本発明の第1の目的は、上記従来技術の問
題を解消して、高圧印加端子部に形成した絶縁膜の密着
性が良好で、かつ光沢性と均一な絶縁特性をもつ陰極線
管とその高圧印加端子の絶縁膜形成方法を提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、本発明は、フェースパネルとファンネルおよ
びネックを連接してなる真空容器と、上記フェースパネ
ル内面に塗布した蛍光面と、上記ネック内に収納した電
子銃と、上記ファンネル内面に塗布され、上記蛍光面お
よび上記電子銃の高圧電極に高電圧を接続する内部導電
膜と、上記内部導電膜に一端を接続し他端を上記ファン
ネルの外壁に露呈して上記内部導電膜に高電圧を供給す
る高圧印加端子とを少なくとも有する陰極線管におい
て、前記ファンネル外壁に露呈する前記高圧印加端子の
他端を覆ってその周囲に塗布された導電膜と、この導電
膜の一部周囲に重畳して当該導電膜の外周に広がる所定
領域に塗布された絶縁膜とを備えてなり、上記絶縁膜が
硬化触媒として有機系の錫化合物と有機系のチタン化合
物とを含むと共に、有機系のメチルシリコンレジンと有
機系のメチルフェニルシリコンレジンとの複合レジンの
塗布膜で構成されてなることを特徴とする。
【0008】また、上記第2の目的を達成するために、
本発明は、フェースパネルとファンネルおよびネックを
連接してなる真空容器と、上記フェースパネル内面に塗
布した蛍光面と、上記ネック内に収納した電子銃と、上
記ファンネル内面に塗布され、上記蛍光面および上記電
子銃の高圧電極に高電圧を接続する内部導電膜と、上記
内部導電膜に一端を接続し他端を上記ファンネルの外壁
に露呈して上記内部導電膜に高電圧を供給する高圧印加
端子とを少なくとも有する陰極線管の高圧印加端子の絶
縁膜形成方法において、有機系のメチルフェニルシリコ
ンレジン単独または有機系のメチルフェニルシリコンレ
ジンと有機系メチルシリコンレジンと有機系メチルフェ
ニルシリコンレジンとの複合レジンの何れかからなり、
その硬化触媒として使用する有機金属系化合物の内の有
機系の錫化合物と有機系のチタン化合物とを1:0.1
〜0.7とし、かつ硬化後の塗膜の状態でそれぞれ前記
有機系の錫化合物の錫の含有量を0.1〜7%、および
有機系のチタン化合物にチタン含有量が0.5〜4%と
なる有機系のメチルシリコンレジンまたは有機系のメチ
ルシリコンレジンと有機系のメチルフェニルシリコンレ
ジンとの複合レジンの何れかからなる溶液を、前記ファ
ンネル外壁に露呈する前記高圧印加端子の他端を覆って
その周囲に塗布された導電膜の導電膜の一部周囲に重畳
させて当該導電膜の外周に広がる所定領域に塗布し、こ
れを硬化させて絶縁膜を形成することを特徴とする。
【0009】さらに、上記第2の目的を達成するため
に、本発明は、フェースパネルとファンネルおよびネッ
クを連接してなる真空容器と、上記フェースパネル内面
に塗布した蛍光面と、上記ネック内に収納した電子銃
と、上記ファンネル内面に塗布され、上記蛍光面および
上記電子銃の高圧電極に高電圧を接続する内部導電膜
と、上記内部導電膜に一端を接続し他端を上記ファンネ
ルの外壁に露呈して上記内部導電膜に高電圧を供給する
高圧印加端子とを少なくとも有する陰極線管の高圧印加
端子の絶縁膜形成方法において、有機系のメチルフェニ
ルシリコンレジン単独または有機系のメチルフェニルシ
リコンレジンと有機系メチルシリコンレジンと有機系メ
チルフェニルシリコンレジンとの複合レジンの何れかか
らなり、その硬化触媒として使用する有機金属系化合物
の内の有機系の錫化合物と有機系のチタン化合物とを
1:0.1〜0.7とし、かつ硬化後の塗膜の状態でそ
れぞれ前記有機系の錫化合物の錫の含有量を0.1〜7
%、および有機系のチタン化合物にチタン含有量が0.
5〜4%となる有機系のメチルシリコンレジンまたは有
機系のメチルシリコンレジンと有機系のメチルフェニル
シリコンレジンとの複合レジンの何れかからなり、かつ
上記塗膜の状態で四塩化炭素に溶解しない有機系錫化合
物とチタン化合物を含む有機系のメチルシリコンレジン
または有機系のメチルシリコンレジンと有機系のメチル
フェニルシリコンレジンとの複合レジンの含有量が0.
5〜7.5%となる溶液を、前記ファンネル外壁に露呈
する前記高圧印加端子の他端を覆ってその周囲に塗布さ
れた導電膜の導電膜の一部周囲に重畳させて当該導電膜
の外周に広がる所定領域に塗布し、これを硬化させて絶
縁膜を形成することを特徴とする。
【0010】
【作用】有機系メチルシリコンレジンまたは有機系メチ
ルシリコンレジンと有機系メチルフェニルシリコン系の
レジンとの複合レジンは高圧印加端子に設けた導電膜と
の密着性がよく、光沢性も確保でき、季節変化や使用環
境の変化にもその絶縁特性の劣化がない。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例につき、図面を参照し
て詳細に説明する。図1は本発明をカラー陰極線管に適
用した1実施例を説明する断面図であって、1はフェー
スパネル、2は蛍光面、3はマスクフレーム、4はシャ
ドウマスク、5は内部磁気遮蔽体、6はファンネル、7
はネック、8は電子銃、9は高圧印加端子、10は偏向
ヨーク、11はパネルピン、12はシャドウマスク懸架
スプリング、13はフリット接合部、14は内部導電膜
である。
【0012】同図において、フェースパネル1の内面に
は蛍光体が被覆形成されて蛍光面を形成しており、フェ
ースパネル1の内側面に埋設したパネルピン11に懸架
スプリング12を介してマスクフレーム3が取り付けら
れている。このマスクフレーム3にはシャドウマスク4
と内部磁気遮蔽体5が溶接等で固着されている。
【0013】フェースパネル1とファンネル6とはフリ
ット接合部13でフリットガラスにより接合固着されて
おり、このファンネル6に連接するネック7の内部に複
数の電子ビームを発射する電子銃8が収納されている。
そして、電子銃8から発射された電子ビームは偏向ヨー
ク10で発生される偏向磁界を通過して水平と垂直の両
方向に偏向され、シャドウマスク4で色選別された後蛍
光面2に射突して画像を再生する。
【0014】陰極線管のこの動作において、電子銃8と
蛍光面2には高圧印加端子9から与えられる高電圧が内
部導電膜14を介して供給され、電子銃の集束,加速レ
ンズ形成電圧と蛍光面の陽極電圧として印加される。図
2は本発明の陰極線管における高圧印加端子の1実施例
の構造を説明する模式図であって、(a)は上面図、
(b)は断面図である。
【0015】同図において、61は陰極線管のファンネ
ル壁、9は高圧印加端子、91は貫通導体、9aは黒鉛
からなる導電膜、9bは絶縁膜、14はファンネル6の
内壁に塗布された内部導電膜である。この高圧印加端子
9は、ファンネル壁61を貫通して内部導電膜14に一
端を接続し、他端には外部高圧電源からの高圧給電キャ
ップを結合する凹部を有すると共に黒鉛等の導電膜9a
が塗布されている。
【0016】そして、この導電膜9aの一部周囲に重畳
して、当該導電膜9aの外周に広がる所定領域に塗布さ
れた絶縁膜9bが設けられている。上記絶縁膜9bは、
硬化触媒として有機系の錫化合物と有機系のチタン化合
物とを含むと共に、有機系のメチルシリコンレジンと有
機系のメチルフェニルシリコンレジンとの複合レジンの
塗布膜で構成されてなる。
【0017】上記実施例のごとく構成した高圧印加端子
構造を備えた陰極線管は、導電膜9aとの密着性がよ
く、光沢性も確保でき、季節変化や使用環境の変化にも
その絶縁特性の劣化がない。次に、本発明の陰極線管の
上記高圧印加端子部の絶縁膜形成方法について説明す
る。
【0018】上記絶縁膜9bとなる塗膜を形成する塗液
として、有機系のメチルフェニルシリコンレジン単独ま
たは有機系のメチルフェニルシリコンレジンと有機系メ
チルシリコンレジンと有機系メチルフェニルシリコンレ
ジンとの複合レジンの何れかからなり、その硬化触媒と
して使用する有機金属系化合物の内の有機系の錫化合物
と有機系のチタン化合物とを1:0.1〜0.7とし、
かつ硬化後の塗膜の状態でそれぞれ前記有機系の錫化合
物の錫の含有量を0.1〜7%、および有機系のチタン
化合物にチタン含有量が0.5〜4%となる有機系のメ
チルシリコンレジンまたは有機系のメチルシリコンレジ
ンと有機系のメチルフェニルシリコンレジンとの複合レ
ジンの何れかからなる溶液を調整する。
【0019】この溶液を塗液として、前記ファンネル6
外壁に露呈する前記高圧印加端子9の他端を覆ってその
周囲に塗布された導電膜9aの一部周囲に重畳させて当
該導電膜の外周に広がる所定領域に塗布する。これを硬
化させることによって導電膜9aとの密着性がよく、光
沢性も確保でき、季節変化や使用環境の変化にもその絶
縁特性の劣化がない絶縁膜を得ることができる。
【0020】また、上記上記塗膜の状態で四塩化炭素に
溶解しない有機系錫化合物とチタン化合物を含む有機系
のメチルシリコンレジンまたは有機系のメチルシリコン
レジンと有機系のメチルフェニルシリコンレジンとの複
合レジンの含有量が0.5〜7.5%となるように調整
し、これを導電膜9aの一部周囲に重畳させて当該導電
膜の外周に広がる所定領域に塗布し、硬化させることに
よって、導電膜9aとの密着性がよく、光沢性も確保で
き、季節変化や使用環境の変化にもその絶縁特性の劣化
がない絶縁膜を得ることができる。
【0021】図3はシリコンレジンの塗膜中のSn含有
量と高圧印加端子部分の耐電圧の関係の説明図であっ
て、横軸にSnの含有量(wt%)、縦軸に耐電圧(k
V)を示す。同図の特性試験は、高圧印加端子部に濡れ
布を被せて室温が19〜20°、24時間放置後、上記
濡れ布を取り除き、陰極線管に25kVを印加した際に
上記高圧印加端子に生じる誘起電圧を測定したものであ
る。なお、誘起電圧は、正常特性の陰極線管では1kV
以下とし、1kVを越えるものは特性異常の陰極線管と
すた。
【0022】同図に示されたように、Snの含有量がC
で示した範囲では誘起電圧が1kV以下となり、正常な
耐電圧特性を維持できる一方、Dで示した含有量の範囲
では誘起電圧が1kVを越え、絶縁膜に剥がれをもたら
す結果を招く。図4はシリコンレジンの塗膜中のTi含
有量と高圧印加端子部分の耐電圧の関係の説明図であっ
て、横軸にTiの含有量(wt%)、縦軸に耐電圧(k
V)を示す。
【0023】同図の特性試験も、上記図3と同様の条件
と判断基準で行ったものである。この特性図において、
Tiの含有量がCの範囲では誘起電圧が略々1kV以下
となり、正常な耐電圧特性を維持できる一方、Dで示し
た含有量の範囲では誘起電圧が1kVを大きく越えてし
まい、絶縁膜に剥がれが発生する。図5はシリコンレジ
ンの塗膜中の四塩化炭素に溶解しないレジンの含有量と
高圧印加端子部分の耐電圧の関係の説明図であって、横
軸に四塩化炭素に溶解しないレジンの含有量(wt
%)、縦軸に耐電圧(kV)を示す。
【0024】同図の特性試験も、上記図3と同様の条件
と判断基準で行ったものである。この特性図において
も、四塩化炭素に溶解しないレジンの含有量がCの範囲
では誘起電圧が1kV以下となり、正常な耐電圧特性を
維持できる一方、Dで示した含有量の範囲では誘起電圧
が1kVを越えてしまい、前記と同様に絶縁膜の剥がれ
を招く。
【0025】以上の試験結果からわかるように、本発明
における絶縁膜を形成する塗膜中のSnの含有量、Ti
の含有量、四塩化炭素に溶解しないレジンの含有量を前
記数値範囲に選定することによって、所要の特性をもつ
陰極線管を得ることができるものである。なお、以上の
実施例はカラー陰極線管の高圧印加端子の絶縁膜に本発
明を適用したものであるが、本発明はこれに限らずモノ
クロ陰極線管、投写型陰極線管、その他の真空管、ある
いは高圧端子を絶縁する必要のある各種デバイスの絶縁
膜に適用できるものであることは言うまでもない。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
有機系メチルシリコンレジンまたは有機系メチルシリコ
ンレジンと有機系メチルフェニルシリコン系のレジンと
の複合レジンの硬化触媒として有機系Sn化合物と有機
系化合物を含有させることにより、高圧印加端子に設け
た導電膜との密着性がよく、光沢性も確保でき、季節変
化や使用環境の変化にもその剥がれ等による絶縁特性の
劣化がない高品質の絶縁膜を形成することができ、この
絶縁膜を有する高圧印加端子を備えた優れた機能の陰極
線管を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明をカラー陰極線管に適用した1実施例を
説明する断面図である。
【図2】本発明の陰極線管における高圧印加端子の1実
施例の構造を説明する模式図であって、(a)は上面
図、(b)は断面図である。
【図3】シリコンレジンの塗膜中のSn含有量と高圧印
加端子部分の耐電圧の関係の説明図であって、横軸にS
nの含有量(wt%)、縦軸に耐電圧(kV)を示す。
【図4】シリコンレジンの塗膜中のTi含有量と高圧印
加端子部分の耐電圧の関係の説明図であって、横軸にT
iの含有量(wt%)、縦軸に耐電圧(kV)を示す。
【図5】シリコンレジンの塗膜中の四塩化炭素に溶解し
ないレジンの含有量と高圧印加端子部分の耐電圧の関係
の説明図であって、横軸に四塩化炭素に溶解しないレジ
ンの含有量(wt%)、縦軸に耐電圧(kV)を示す。
【符号の説明】
1 フェースパネル 2 蛍光面 3 マスクフレーム 4 シャドウマスク 5 内部磁気遮蔽体 6 ファンネル 7 ネック 8 電子銃 9 高圧印加端子 10 偏向ヨーク 11 パネルピン 12 シャドウマスク懸架スプリング 13 フリット接合部 14 内部導電膜 61 陰極線管のファンネル壁 91 貫通導体 9a 黒鉛からなる導電膜 9b 絶縁膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 澄子 千葉県茂原市早野3300番地 株式会社日立 製作所電子デバイス事業部内 (72)発明者 染田 弘子 千葉県茂原市早野3300番地 株式会社日立 製作所電子デバイス事業部内 (72)発明者 川越 弘美 千葉県茂原市早野3300番地 株式会社日立 製作所電子デバイス事業部内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フェースパネルとファンネルおよびネック
    を連接してなる真空容器と、上記フェースパネル内面に
    塗布した蛍光面と、上記ネック内に収納した電子銃と、
    上記ファンネル内面に塗布され、上記蛍光面および上記
    電子銃の高圧電極に高電圧を接続する内部導電膜と、上
    記内部導電膜に一端を接続し他端を上記ファンネルの外
    壁に露呈して上記内部導電膜に高電圧を供給する高圧印
    加端子とを少なくとも有する陰極線管において、 前記ファンネル外壁に露呈する前記高圧印加端子の他端
    を覆ってその周囲に塗布された導電膜と、この導電膜の
    一部周囲に重畳して当該導電膜の外周に広がる所定領域
    に塗布された絶縁膜とを備えてなり、上記絶縁膜が硬化
    触媒として有機系の錫化合物と有機系のチタン化合物と
    を含むと共に、有機系のメチルシリコンレジンと有機系
    のメチルフェニルシリコンレジンとの複合レジンの塗布
    膜で構成されてなることを特徴とする陰極線管。
  2. 【請求項2】フェースパネルとファンネルおよびネック
    を連接してなる真空容器と、上記フェースパネル内面に
    塗布した蛍光面と、上記ネック内に収納した電子銃と、
    上記ファンネル内面に塗布され、上記蛍光面および上記
    電子銃の高圧電極に高電圧を接続する内部導電膜と、上
    記内部導電膜に一端を接続し他端を上記ファンネルの外
    壁に露呈して上記内部導電膜に高電圧を供給する高圧印
    加端子とを少なくとも有する陰極線管の高圧印加端子の
    絶縁膜形成方法において、 有機系のメチルフェニルシリコンレジン単独または有機
    系のメチルフェニルシリコンレジンと有機系メチルシリ
    コンレジンと有機系メチルフェニルシリコンレジンとの
    複合レジンの何れかからなり、その硬化触媒として使用
    する有機金属系化合物の内の有機系の錫化合物と有機系
    のチタン化合物とを1:0.1〜0.7とし、かつ硬化
    後の塗膜の状態でそれぞれ前記有機系の錫化合物の錫の
    含有量を0.1〜7%、および有機系のチタン化合物に
    チタン含有量が0.5〜4%となる有機系のメチルシリ
    コンレジンまたは有機系のメチルシリコンレジンと有機
    系のメチルフェニルシリコンレジンとの複合レジンの何
    れかからなる溶液を、前記ファンネル外壁に露呈する前
    記高圧印加端子の他端を覆ってその周囲に塗布された導
    電膜の導電膜の一部周囲に重畳させて当該導電膜の外周
    に広がる所定領域に塗布し、これを硬化させて絶縁膜を
    形成することを特徴とする陰極線管の高圧印加端子の絶
    縁膜形成方法。
  3. 【請求項3】フェースパネルとファンネルおよびネック
    を連接してなる真空容器と、上記フェースパネル内面に
    塗布した蛍光面と、上記ネック内に収納した電子銃と、
    上記ファンネル内面に塗布され、上記蛍光面および上記
    電子銃の高圧電極に高電圧を接続する内部導電膜と、上
    記内部導電膜に一端を接続し他端を上記ファンネルの外
    壁に露呈して上記内部導電膜に高電圧を供給する高圧印
    加端子とを少なくとも有する陰極線管の高圧印加端子の
    絶縁膜形成方法において、 有機系のメチルフェニルシリコンレジン単独または有機
    系のメチルフェニルシリコンレジンと有機系メチルシリ
    コンレジンと有機系メチルフェニルシリコンレジンとの
    複合レジンの何れかからなり、その硬化触媒として使用
    する有機金属系化合物の内の有機系の錫化合物と有機系
    のチタン化合物とを1:0.1〜0.7とし、かつ硬化
    後の塗膜の状態でそれぞれ前記有機系の錫化合物の錫の
    含有量を0.1〜7%、および有機系のチタン化合物に
    チタン含有量が0.5〜4%となる有機系のメチルシリ
    コンレジンまたは有機系のメチルシリコンレジンと有機
    系のメチルフェニルシリコンレジンとの複合レジンの何
    れかからなり、かつ上記塗膜の状態で四塩化炭素に溶解
    しない有機系錫化合物とチタン化合物を含む有機系のメ
    チルシリコンレジンまたは有機系のメチルシリコンレジ
    ンと有機系のメチルフェニルシリコンレジンとの複合レ
    ジンの含有量が0.5〜7.5%となる溶液を、前記フ
    ァンネル外壁に露呈する前記高圧印加端子の他端を覆っ
    てその周囲に塗布された導電膜の導電膜の一部周囲に重
    畳させて当該導電膜の外周に広がる所定領域に塗布し、
    これを硬化させて絶縁膜を形成することを特徴とする陰
    極線管の高圧印加端子の絶縁膜形成方法。
JP5040693A 1993-03-11 1993-03-11 陰極線管とその高圧印加端子の絶縁膜の形成方法 Pending JPH06267463A (ja)

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