JPH0626723Y2 - 電・空変換器 - Google Patents

電・空変換器

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JPH0626723Y2
JPH0626723Y2 JP1987049235U JP4923587U JPH0626723Y2 JP H0626723 Y2 JPH0626723 Y2 JP H0626723Y2 JP 1987049235 U JP1987049235 U JP 1987049235U JP 4923587 U JP4923587 U JP 4923587U JP H0626723 Y2 JPH0626723 Y2 JP H0626723Y2
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JP
Japan
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voltage
nozzle
laminated piezoelectric
laminated
flapper
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JP1987049235U
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賢吉 ▲高▼寺
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Shimadzu Corp
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Shimadzu Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この考案は、例えば4〜20mADCの電流を0.2〜1.0
kgf/cm2の空気圧等に変換する電・空変換器、特にノズ
ルフラッパ部に特徴を有する電・空変換器に関する。
(ロ)従来の技術 一般によく知られた電・空変換器の原理的構成を第3図
に示している。同図において、4〜20mAのDCの電
流入力Iが電流/電圧変換器31で、入力電圧V
変換され、差動増幅器32に入力される。一方、給気圧
がパイロットリレーバルブ33を介して、ノズル3
4より噴出される。ノズル34には、フラッパ35が対
設されており、このノズル34とフラッパ35で形成さ
れる空隙に応じて背圧がパイロットリレーバルブ33で
増幅されて、出力空気圧Pとして導出される。また、
この出力空気圧Pは、圧力センサ36で電圧信号V
に変換され、差動増幅器32に入力される。差動増幅器
32は、入力電圧Vと帰還電圧Vの差を増幅した電
圧Vを出力し、フラッパ35に印加する。今、例えば
>Vであると、その差電圧Vにより、フラッパ
35は、ノズル34との空隙を縮めるように変位し、し
たがって背圧がさらに大きくなり、出力空気圧が大きく
なり、電圧Vは、より入力電圧Vに近づく。V
となると、それに応じた空隙で安定する、つまり入
力電圧Vに応じた出力空気圧Pが出力される。この
種の電・空変換器のフラッパとして、近年圧電素子アク
チュエータが用いられる。圧電素子の構造としては、バ
イモルフ形と積層形がある。
(ハ)考案の解決しようとする問題点 圧電素子に電圧を印加し、印加電圧に応じた変位を得、
さらに印加電圧を除去し、元の状態に復帰させる状態を
繰り返しあるいは、連続的に電圧を印加すると、電圧を
除去しても、電圧による変位方向に圧電材料が変形する
いわゆるクリープ現象が生じる。このクリープ現象はバ
イモルフ形で特に顕著に発生する。
通常、ノズル・フラッパの間隔は、数10ミクロンであ
り、これに対し、パイロットリレーバルブがらの出力を
0.2〜1.0kgf/cmの範囲で空気圧を変化させるのに
必要な間隔の変化は10ミクロン弱である。クリープ現
象が現れる圧電素子アクチュエータを用いて、空気圧を
一定に保とうとすると、圧電素子アクチュエータに印加
する電圧は、その絶対値を減少させる方向に、時間とと
もに変位する。クリープが大であると、回路の制御範囲
を外れることもあるし、電気入力が無くなった場合の空
気出力がどこに行くかもわからないという問題がある。
これらの問題は、積層形を用いることで解消するが、し
かし積層形では、変位が大きく取れず、温度による熱歪
等を吸収できないという別の不具合がある。
この考案は、上記に鑑み、クリープ現象による問題点を
解消するとともに、温度変化による熱歪によるフラッパ
制御電圧等の変化を無くし、かつ電圧による変位を大き
く取り得る電・空変換器を提供することを目標としてい
る。
(ニ)問題点を解決するための手段及び作用 この考案の電・空変換器は、入力電流と出力圧に応じた
電圧を差動増幅し、その電圧を圧電素子アクチュエータ
に印加して、フラッパとノズルの空隙を変化させ、入力
電流に応じた出力空気圧を導出するものにおいて、前記
圧電素子アクチュエータは、同一材質でかつ同一厚みの
積層形圧電素子を2個備え、これら2個の積層形圧電素
子を互いに段差を有して並設し、一方の積層形圧電素子
の積層方向の一端部にノズルを設けるとともに、他方の
積層形圧電素子の積層方向の一端部に、前記ノズルに変
位部が対面するフラッパの一端を固設し、かつ前記2個
の積層形圧電素子は、印加電圧に対し伸縮が逆となるよ
うに接続し、前記差動電圧を印加するようにしている。
この電・空変換器では、圧電素子に、積層形を用いてい
るので、クリープ現象による影響が極めて小さい。ま
た、温度変化により、圧電素子が熱的歪を受けても、並
設される2個の圧電素子が同一方向に伸び、あるいは縮
むことになるので、ノズルとフラッパの空隙は、変化せ
ず温度変化による変化分が吸収される。さらに、制御電
圧Vが圧電素子に印加された場合、2個の積層形の圧
電素子は、伸縮が逆となるように接続されているので電
圧が印加されて一方が伸びるなら、他方が縮むのでノズ
ルとフラップの空隙変化つまり変位を大きく取れる。
(ホ)実施例 以下実施例により、この考案をさらに詳細に説明する。
第1図は、この考案の一実施例の要部を示す電・空変換
器のノズルフラップ部の側面図である。実施例電・空変
換器のノズルフラップ部以外の他の部分は、第3図にに
示すものと特に変わるところは無い。
第1図において、2個の積層形圧電アクチュエータ1,
2が、段差を有する基台3に、段違いに並設されてい
る。これら積層形電圧アクチュエータ1、2は同一材
料、同一寸法のもの、つまり同タイプのものが使用され
ている。積層形圧電アクチュエータ1は、第2図に一部
拡大図を示すように、2個1対の圧電素子4a,4b
と、これら圧電素子4a,4b間に接合される金属導体
5a,5bから構成される層が複数層に亘り、積層され
て構成されている。なお、圧電素子4a,4b内に示し
た矢印は、分極方向を示している。圧電アクチュエータ
2も、上記したように、圧電アクチュエータ1と同一タ
イプであり、同一の構造を示している。
積層形圧電アクチュエータ1の積層方向の下端は、絶縁
部材6を介して、基台3の上端部3aに取付けられ、上
端には絶縁部材7を介して、フラッパ8の一端が固定さ
れている。また、積層形圧電アクチュエータ2の一端
は、絶縁部材9を介して、基台3の下端部3bに取付け
られ、積層方向の上端には、絶縁部材10を介し、ノズ
ル11が設けられており、ノズル11とフラッパ8の先
端部が対面するように構成されている。
積層形圧電アクチュエータ1の金属導体5bは共通接続
され、また金属導体5aも互に共通接続され、金属導体
5bと5a間に、制御電圧Vが印加されるようになっ
ている。積層形圧電アクチュエータ2の金属導体5aと
5bも同様に共通接続されているが、制御電圧Vは、
積層形圧電アクチュエータ1とは、逆極性で印加される
ように、接続されている。
今、ノズルフラッパ部の積層形圧電アクチュエータ1,
2に電圧Vが印加されると、例えば積層形圧電アクチ
ュエータ1が縮むと、これに応じフラッパ8の先端部が
下方に変位する。一方、積層形圧電アクチュエータ2
は、電圧Vが逆極性に印加されるので、積層方向に伸
びる。そのため、ノズル11の先端が上方に移動しノズ
ル11とフラッパ8の先端部は、より接近する。すなわ
ち、電圧Vによる変位が、一個の積層形圧電アクチュ
エータを設ける場合に比し、2倍取れることになる。
次に、電圧Vの変化がない状態で、周囲温度が変化し
た場合を想定する。例えば周囲温度が上昇したとする
と、積層形圧電アクチュエータ1は、膨張により伸び
る。一方、積層形圧電アクチュエータ2も、同形のもの
を用いているので、同様に伸びる。したがって、ノズル
11とフラッパ8の間隔は、何ら変化しない。逆に、周
囲温度が下降すると、応じて積層形圧電アクチュエータ
1,2とも縮むので、ノズル11とフラッパ8の間隔は
やはり、何ら変化しない。つまり、圧電素子の周囲温度
の変化による伸び縮みは、積層形圧電アクチュエータ
1、2とも、それぞれ同距離だけ伸び縮みすることにな
り、ノズル11とフラッパ8で互いに相殺される。
積層形圧電アクチュエータ1,2の、具体仕様として、
積層厚さ20mm,変位量16μm/150VDC,線膨張係数
1,1〜3.0×10+6/℃とし、金属の線膨張係数11〜2
3×10-6/℃のものを使用し、金属と圧電素子の差を
10×10-6/℃とすると、10℃の温度変化で20mm
×10×10-6×10=2μm変位する。これは、動作
電圧にして150÷(16/2)≒19Vに相当する。
もし、単一の積層形圧電アクチュエータを使用するなら
ば、この程度の温度誤差を生じることになる。
なお、上記実施例では、2個の積層形圧電アクチュエー
タは、分極方向同一のものを使用し、印加電圧が逆極性
となるようにしたが、分極方向が逆となるようにし、電
圧が同極性で印加されるようにしてよい。
(ヘ)考案の効果 この考案によれば、圧電アクチュエータとして積層形の
ものを用いているので、クリープ現象が極めて少ないの
みならず、2個の圧電アクチュエータを並設し電圧印加
で、一方が伸びるに対し、他方が縮むように構成してい
るので、比較的大きな変位を得ることができる。また同
タイプの積層形圧電アクチュエータを並設し、一方の先
端にノズルを、他方の先端にフラッパを設けているの
で、周囲温度が変化して、積層形圧電アクチュエータが
膨張、収縮しても、互いに相殺するので温度変化の影響
を受けることがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の1実施例電・空変換器のノズルフ
ラッパ部を示す側面図、第2図は、同ノズルフラッパ部
を構成する積層形圧電アクチュエータの構造を具体的に
示す一部拡大図、第3図は、電・空変換器の原理的構成
を示す図である。 1,2:積層形圧電アクチュエータ 3:基台,8:フラッパ 11:ノズル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力電流と出力圧に応じた電圧を差動増幅
    し、その電圧を圧電素子アクチュエータに印加して、フ
    ラッパとノズルの空隙を変化させ、入力電流に応じた出
    力空気圧を導出する電・空変換器において、 前記圧電素子アクチュエータは、同一材質でかつ同一厚
    みの積層形圧電素子を2個備え、これら2個の積層形圧
    電素子を並設し、一方の積層形圧電素子の積層方向の一
    端部にノズルを設けるとともに、他方の積層形圧電素子
    の積層方向の一端部に、前記ノズルに変位部が対面する
    フラッパの一端を固設し、かつ前記2個の積層形圧電素
    子は、印加電圧に対し伸縮が逆となるように接続し、前
    記差動電圧を印加するようにした電・空変換器。
JP1987049235U 1987-03-31 1987-03-31 電・空変換器 Expired - Lifetime JPH0626723Y2 (ja)

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JPS63157501U JPS63157501U (ja) 1988-10-17
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US9333884B2 (en) 2011-03-31 2016-05-10 Ts Tech Co., Ltd. Conveyance seat

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6155501U (ja) * 1984-09-19 1986-04-14

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US9333884B2 (en) 2011-03-31 2016-05-10 Ts Tech Co., Ltd. Conveyance seat

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