JPH06266994A - 交通信号機の自動調整装置 - Google Patents
交通信号機の自動調整装置Info
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- JPH06266994A JPH06266994A JP5623693A JP5623693A JPH06266994A JP H06266994 A JPH06266994 A JP H06266994A JP 5623693 A JP5623693 A JP 5623693A JP 5623693 A JP5623693 A JP 5623693A JP H06266994 A JPH06266994 A JP H06266994A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 交差点の交通信号機の信号点灯時間をファジ
イ制御することにより、車両の効率的な交差点通行をは
かり、交通渋滞を減少せしめる。 【構成】 道路交差点に、発光器と受光器より成る光電
スイッチＳＷ１〜ＳＷ４を設け、車両通行に応じて生ず
るパルス信号を基に算出したしゃ閉率関数を入力変数と
して信号灯の点灯調整時間をファジイ推論する制御部Ｃ
の出力により赤・青・矢印信号用タイマ１〜６を自動調
整する。
イ制御することにより、車両の効率的な交差点通行をは
かり、交通渋滞を減少せしめる。 【構成】 道路交差点に、発光器と受光器より成る光電
スイッチＳＷ１〜ＳＷ４を設け、車両通行に応じて生ず
るパルス信号を基に算出したしゃ閉率関数を入力変数と
して信号灯の点灯調整時間をファジイ推論する制御部Ｃ
の出力により赤・青・矢印信号用タイマ１〜６を自動調
整する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、交通信号機の赤信号，
青信号，矢印信号の点灯時間を交通量に応じて自動的に
調整する交通信号機の自動調整装置に関するものであ
る。
青信号，矢印信号の点灯時間を交通量に応じて自動的に
調整する交通信号機の自動調整装置に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】現在使用されている交通信号機の赤信
号，青信号，矢印信号の点灯時間は、一旦調整された後
は固定されたままである。
号，青信号，矢印信号の点灯時間は、一旦調整された後
は固定されたままである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】交通信号機の赤信号，
青信号，矢印信号の点灯時間が固定であるため、交通量
の多い交差点では、時間帯により特定の方向において渋
滞が発生し、効率的に車両の交差が行なわれない場合が
生ずる。
青信号，矢印信号の点灯時間が固定であるため、交通量
の多い交差点では、時間帯により特定の方向において渋
滞が発生し、効率的に車両の交差が行なわれない場合が
生ずる。
【０００４】本発明は、以上のような課題にかんがみな
されたものであり、交差点における車両の効率的な通行
を実現させ、交通渋滞を減少させる交通信号機の自動調
整装置を提供することを目的とするものである。
されたものであり、交差点における車両の効率的な通行
を実現させ、交通渋滞を減少させる交通信号機の自動調
整装置を提供することを目的とするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】以上に説明した課題を解
決する手段として、交通信号機の自動調整装置を交差点
における各道路の両側に対向して設置された発光器と受
光器とで構成され交通量に応じてしゃ閉動作しパルス信
号を発生する光電スイッチと、そのパルス信号から算出
したしゃ閉率関数を入力変数としファジイルールおよび
メンバーシップ関数に基づいて信号機と信号灯の選択お
よびその点灯時間の調整度合をファジイ推論して出力す
る制御部と、この制御部出力で選択された信号機の信号
灯のタイマを調整する信号灯時間調整部とより構成す
る。
決する手段として、交通信号機の自動調整装置を交差点
における各道路の両側に対向して設置された発光器と受
光器とで構成され交通量に応じてしゃ閉動作しパルス信
号を発生する光電スイッチと、そのパルス信号から算出
したしゃ閉率関数を入力変数としファジイルールおよび
メンバーシップ関数に基づいて信号機と信号灯の選択お
よびその点灯時間の調整度合をファジイ推論して出力す
る制御部と、この制御部出力で選択された信号機の信号
灯のタイマを調整する信号灯時間調整部とより構成す
る。
【０００６】
【作用】前記交差点に設けられた光電スイッチが車両の
通過に応じてしゃ閉動作して生ずるパルス信号を制御部
へ入力し交通量測定時間内のしゃ閉時間を積算してしゃ
閉率関数を算出し、これを入力変数としてファジイルー
ルおよびメンバーシップ関数に基づき信号機と信号灯を
選出しその点灯時間の調整度合をファジイ推論し、前記
信号灯用のタイマを制御部出力にて調整して交通量の調
整を行なう。
通過に応じてしゃ閉動作して生ずるパルス信号を制御部
へ入力し交通量測定時間内のしゃ閉時間を積算してしゃ
閉率関数を算出し、これを入力変数としてファジイルー
ルおよびメンバーシップ関数に基づき信号機と信号灯を
選出しその点灯時間の調整度合をファジイ推論し、前記
信号灯用のタイマを制御部出力にて調整して交通量の調
整を行なう。
【０００７】
【実施例】始めに、交差点における各種交通状況に対応
して行なう交通信号機の制御動作の一実施例（四差路の
場合）の概要を説明する。
して行なう交通信号機の制御動作の一実施例（四差路の
場合）の概要を説明する。
【０００８】図１は、交差点における交通信号機および
交通量検出器（光電スイッチ）の配置図である。ＳＷ１
〜ＳＷ４は道路Ｘと道路Ｙの交差点に配置された発光器
と受光器で構成される光電スイッチであり、ＳＷ１，Ｓ
Ｗ３は道路ＸのＡ方向（ＡΛ）、その逆方向（ＡＶ）の
両方向への進行車両の交通量を検出する光電スイッチで
あり、ＳＷ２，ＳＷ４は道路ＹのＢ方向（ＢΛ）、その
逆方向（ＢＶ）の両方向への進行車両の交通状況を検出
する光電スイッチである。この光電スイッチの発光器の
発する光線を車両がよぎると、車両の通過速度と交通量
に応じて光電スイッチがしゃ閉動作しパルス信号を出力
する。なお、交通量測定時間ＴＭ中に、前記光電スイッ
チＳＷ１〜ＳＷ４がしゃ閉動作する積算時間をＴＳ１〜
ＴＳ４とする。
交通量検出器（光電スイッチ）の配置図である。ＳＷ１
〜ＳＷ４は道路Ｘと道路Ｙの交差点に配置された発光器
と受光器で構成される光電スイッチであり、ＳＷ１，Ｓ
Ｗ３は道路ＸのＡ方向（ＡΛ）、その逆方向（ＡＶ）の
両方向への進行車両の交通量を検出する光電スイッチで
あり、ＳＷ２，ＳＷ４は道路ＹのＢ方向（ＢΛ）、その
逆方向（ＢＶ）の両方向への進行車両の交通状況を検出
する光電スイッチである。この光電スイッチの発光器の
発する光線を車両がよぎると、車両の通過速度と交通量
に応じて光電スイッチがしゃ閉動作しパルス信号を出力
する。なお、交通量測定時間ＴＭ中に、前記光電スイッ
チＳＷ１〜ＳＷ４がしゃ閉動作する積算時間をＴＳ１〜
ＴＳ４とする。
【０００９】また、Ｓ１〜Ｓ４は光差点に配置された信
号機であり、Ｓ１は道路ＸのＡΛ方向用、Ｓ３はＡＶ方
向用、Ｓ２は道路ＹのＢΛ方向用、Ｓ４はＢＶ方向用で
ある。
号機であり、Ｓ１は道路ＸのＡΛ方向用、Ｓ３はＡＶ方
向用、Ｓ２は道路ＹのＢΛ方向用、Ｓ４はＢＶ方向用で
ある。
【００１０】図２は、信号機の自動調整装置のブロック
図であり、Ｃは制御部であり、処理部Ｍとメモリ部Ｋと
ファジイ推論部Ｆより構成され、処理部Ｍは光電スイッ
チＳＷ１〜ＳＷ４のしゃ閉動作により生ずるパルス信号
を積算しゃ閉時間ＴＳ１〜ＴＳ４を求め、所定の交通量
測定時間ＴＭに対応するしゃ閉率関数を算出すると共
に、他方ファジイ推論部Ｆの出力を前記信号機の信号用
タイマへ送出する。
図であり、Ｃは制御部であり、処理部Ｍとメモリ部Ｋと
ファジイ推論部Ｆより構成され、処理部Ｍは光電スイッ
チＳＷ１〜ＳＷ４のしゃ閉動作により生ずるパルス信号
を積算しゃ閉時間ＴＳ１〜ＴＳ４を求め、所定の交通量
測定時間ＴＭに対応するしゃ閉率関数を算出すると共
に、他方ファジイ推論部Ｆの出力を前記信号機の信号用
タイマへ送出する。
【００１１】メモリ部Ｋは、信号機の信号点灯時間を調
整するためのファジイルールおよびメンバーシップ関数
を予じめ記憶する。
整するためのファジイルールおよびメンバーシップ関数
を予じめ記憶する。
【００１２】ファジイ推論部Ｆは、前記しゃ閉率関数を
入力変数として、前記ファジイルールおよびメンバーシ
ップ関数に基づき、選定方向の信号機の信号とその点灯
時間の調整指令を推論する。
入力変数として、前記ファジイルールおよびメンバーシ
ップ関数に基づき、選定方向の信号機の信号とその点灯
時間の調整指令を推論する。
【００１３】ＳＴは、信号点灯時間調整部であり、赤・
青信号用タイマ部ＳＴ１と矢印信号用タイマ部ＳＴ２と
より成り、前記ファジイ推論部Ｆの推論結果である調整
指令を受け点灯時間の調整を行なう。次に、直進交通が
主体をなす場合および右折・左折交通の多い場合の交差
点信号機の信号点灯時間の調整につき概要を順次説明す
る。
青信号用タイマ部ＳＴ１と矢印信号用タイマ部ＳＴ２と
より成り、前記ファジイ推論部Ｆの推論結果である調整
指令を受け点灯時間の調整を行なう。次に、直進交通が
主体をなす場合および右折・左折交通の多い場合の交差
点信号機の信号点灯時間の調整につき概要を順次説明す
る。
【００１４】（１）直進交通が主体をなす場合：対向す
る光電スイッチＳＷ１とＳＷ３の積算しゃ閉時間ＴＳ１
とＴＳ３の差、または対向する光電スイッチＳＷ２とＳ
Ｗ４の積算しゃ閉時間ＴＳ２とＴＳ４の差が殆んどない
状態 （ア）更に、前記積算しゃ閉時間ＴＳ１とＴＳ３の平均
値およびＴＳ２とＴＳ４の平均値が共に小さな値であれ
ば交通量の少ないことに当る。
る光電スイッチＳＷ１とＳＷ３の積算しゃ閉時間ＴＳ１
とＴＳ３の差、または対向する光電スイッチＳＷ２とＳ
Ｗ４の積算しゃ閉時間ＴＳ２とＴＳ４の差が殆んどない
状態 （ア）更に、前記積算しゃ閉時間ＴＳ１とＴＳ３の平均
値およびＴＳ２とＴＳ４の平均値が共に小さな値であれ
ば交通量の少ないことに当る。
【００１５】従って、この際は直進方向の信号機の赤・
青信号の信号点灯時間を調整する必要はない。
青信号の信号点灯時間を調整する必要はない。
【００１６】これを第１・Ａルールと称する。
【００１７】（イ）しかしながら、前記積算しゃ閉時間
ＴＳ１とＴＳ３の平均値と、ＴＳ２とＴＳ４の平均値の
何れか一方が大きな値を示す際には、大きな値を示す方
向の交通量が多く、他方向の交通量が少ないことを意味
するので、前者の信号機の青信号点灯時間を増加し、後
者の信号機の青信号点灯時間を減少させる。これを第１
・Ｂルールと称する。
ＴＳ１とＴＳ３の平均値と、ＴＳ２とＴＳ４の平均値の
何れか一方が大きな値を示す際には、大きな値を示す方
向の交通量が多く、他方向の交通量が少ないことを意味
するので、前者の信号機の青信号点灯時間を増加し、後
者の信号機の青信号点灯時間を減少させる。これを第１
・Ｂルールと称する。
【００１８】（２）右折，左折交通量が多い場合：対向
する光電スイッチＳＷ１とＳＷ３あるいはＳＷ２とＳＷ
４の積算しゃ閉時間ＴＳ１とＴＳ３あるいはＴＳ２とＴ
Ｓ４の差が夫々大きな値を示す。
する光電スイッチＳＷ１とＳＷ３あるいはＳＷ２とＳＷ
４の積算しゃ閉時間ＴＳ１とＴＳ３あるいはＴＳ２とＴ
Ｓ４の差が夫々大きな値を示す。
【００１９】（ア）但し、前記積算しゃ閉時間ＴＳ１〜
ＴＳ４の内の最大値がそれ程大きくない際には、右折交
通量が余り多くないことを意味する。
ＴＳ４の内の最大値がそれ程大きくない際には、右折交
通量が余り多くないことを意味する。
【００２０】従って、この際は右折矢印信号の点灯時間
を調整する必要はない。これを第２・Ａルールと称す
る。
を調整する必要はない。これを第２・Ａルールと称す
る。
【００２１】（イ）然しながら、前記積算しゃ閉時間Ｔ
Ｓ１〜ＴＳ４の内の最大値が大きな程右折交通量が多い
ことを示す。
Ｓ１〜ＴＳ４の内の最大値が大きな程右折交通量が多い
ことを示す。
【００２２】従って、この際は最大積算しゃ閉時間を示
す光電スイッチを選出し、これに対応する信号機の右折
指示をする右折矢印信号の点灯時間を増大させる。これ
を第２・Ｂルールと称する。
す光電スイッチを選出し、これに対応する信号機の右折
指示をする右折矢印信号の点灯時間を増大させる。これ
を第２・Ｂルールと称する。
【００２３】以上の制御をファジイ推論を用いて実施す
る方法を次に説明する。
る方法を次に説明する。
【００２４】先づ、ファジイ推論に用いる定数を次のよ
うに定義する。光電スイッチＳＷ１，ＳＷ２，ＳＷ３，
ＳＷ４の各積算しゃ閉時間ＴＳ１，ＴＳ２，ＴＳ３，Ｔ
Ｓ４の所定交通量測定時間ＴＭに対する割合即ちしゃ閉
率を夫々Ｔ１，Ｔ２，Ｔ３，Ｔ４とする。
うに定義する。光電スイッチＳＷ１，ＳＷ２，ＳＷ３，
ＳＷ４の各積算しゃ閉時間ＴＳ１，ＴＳ２，ＴＳ３，Ｔ
Ｓ４の所定交通量測定時間ＴＭに対する割合即ちしゃ閉
率を夫々Ｔ１，Ｔ２，Ｔ３，Ｔ４とする。
【００２５】図３（ａ）は、ＡΛ，ＡＶ方向の光電スイ
ッチＳＷ１，ＳＷ３のしゃ閉率Ｔ１，Ｔ３の差（Ｔ１−
Ｔ３）、およびＢΛ，ＢＶ方向の光電スイッチＳＷ２，
ＳＷ４のしゃ閉率Ｔ２，Ｔ４の差（Ｔ２−Ｔ４）である
入力変数の成立度合を表わすメンバーシップ関数および
ファジイラベルＤZを示す。
ッチＳＷ１，ＳＷ３のしゃ閉率Ｔ１，Ｔ３の差（Ｔ１−
Ｔ３）、およびＢΛ，ＢＶ方向の光電スイッチＳＷ２，
ＳＷ４のしゃ閉率Ｔ２，Ｔ４の差（Ｔ２−Ｔ４）である
入力変数の成立度合を表わすメンバーシップ関数および
ファジイラベルＤZを示す。
【００２６】図３ｂは、前記しゃ閉率Ｔ１，Ｔ３および
Ｔ２，Ｔ４の平均値（Ｔ１＋Ｔ３）／２，（Ｔ２＋Ｔ
４）／２である入力変数の成立度合を表わすメンバーシ
ップ関数およびファジイラベルＡSを示す。
Ｔ２，Ｔ４の平均値（Ｔ１＋Ｔ３）／２，（Ｔ２＋Ｔ
４）／２である入力変数の成立度合を表わすメンバーシ
ップ関数およびファジイラベルＡSを示す。
【００２７】図３Ｃは、前記２つのしゃ閉率平均値（Ｔ
１＋Ｔ３）／２と（Ｔ２＋Ｔ４）／２の差の絶対値 │（Ｔ１＋Ｔ３）／２−（Ｔ２＋Ｔ４）／２│＝ＡＤな
る入力変数の成立度合 を表わすメンバーシップ関数およびファジイラベルＡＤ
S，ＡＤSM，ＡＤM，ＡＤLM，ＡＤLを示す。
１＋Ｔ３）／２と（Ｔ２＋Ｔ４）／２の差の絶対値 │（Ｔ１＋Ｔ３）／２−（Ｔ２＋Ｔ４）／２│＝ＡＤな
る入力変数の成立度合 を表わすメンバーシップ関数およびファジイラベルＡＤ
S，ＡＤSM，ＡＤM，ＡＤLM，ＡＤLを示す。
【００２８】図３ｄは、第１ルールにおける信号機の信
号用タイマの調整時間Ｔなる出力変数の成立度合を表わ
すメンバーシップ関数およびファジイラベルＴZ，ＴS，
ＴSM,TM，ＴLM，ＴLを示す。
号用タイマの調整時間Ｔなる出力変数の成立度合を表わ
すメンバーシップ関数およびファジイラベルＴZ，ＴS，
ＴSM,TM，ＴLM，ＴLを示す。
【００２９】図４ａは、前記しゃ閉率Ｔ１，Ｔ２，Ｔ
３，Ｔ４の中の最大しゃ閉率である入力変数の成立度合
を表わすメンバーシップ関数およびファジイラベル
ＳTS，ＳTSM，ＳTM，ＳTLM，ＳTLを示す。
３，Ｔ４の中の最大しゃ閉率である入力変数の成立度合
を表わすメンバーシップ関数およびファジイラベル
ＳTS，ＳTSM，ＳTM，ＳTLM，ＳTLを示す。
【００３０】図４ｂは、第２ルールにおける信号機の信
号用タイマの調整時間ＴAである出力変数の成立度合を
表わすメンバーシップ関数およびファジイラベルＴAZ，
ＴAS，ＴASM，ＴAM，ＴALM，ＴALを示す。
号用タイマの調整時間ＴAである出力変数の成立度合を
表わすメンバーシップ関数およびファジイラベルＴAZ，
ＴAS，ＴASM，ＴAM，ＴALM，ＴALを示す。
【００３１】次に、前記第１・Ａ，第１・Ｂルールおよ
び第２・Ａ・第２Ｂルールを遂行するためのフジイ・ル
ールを示す。
び第２・Ａ・第２Ｂルールを遂行するためのフジイ・ル
ールを示す。
【００３２】 第１・Ａルール： ＩＦ（Ｔ１−Ｔ３）＋（Ｔ２−Ｔ４）＝ＤZ ＊（Ｔ１＋Ｔ３）／２＋（Ｔ２＋Ｔ４）／２＝ＡS ＴＨＥＮ Ｔ＝ＴZ 第１・Ｂルール： ＩＦ（Ｔ１−Ｔ３）＋（Ｔ２−Ｔ４）＝ＤZ ＊（Ｔ１＋Ｔ３）／２＋（Ｔ２＋Ｔ４）／２＝￥ＡS ＊ＡＤ＝ＡＤS ＴＨＥＮ Ｔ＝ＴS ＩＦ（Ｔ１−Ｔ３）＋（Ｔ２−Ｔ４）＝ＤZ ＊（Ｔ１＋Ｔ３）／２＋（Ｔ２＋Ｔ４）／２＝￥ＡS ＊ＡＤ＝ＡＤSM ＴＨＥＮ Ｔ＝ＴSM ＩＦ（Ｔ１−Ｔ３）＋（Ｔ２−Ｔ４）＝ＤZ ＊（Ｔ１＋Ｔ３）／２＋（Ｔ２＋Ｔ４）／２＝￥ＡS ＊ＡＤ＝ＡＤM ＴＨＥＮ Ｔ＝ＴM ＩＦ（Ｔ１−Ｔ３）＋（Ｔ２−Ｔ４）＝ＤZ ＊（Ｔ１＋Ｔ３）／２＋（Ｔ２＋Ｔ４）／２＝￥ＡS ＊ＡＤ＝ＡＤLM ＴＨＥＮ Ｔ＝ＴLM ＩＦ（Ｔ１−Ｔ３）＋（Ｔ２−Ｔ４）＝ＤZ ＊（Ｔ１＋Ｔ３）／２＋（Ｔ２＋Ｔ４）／２＝￥ＡS ＊ＡＤ＝ＡＤL ＴＨＥＮ Ｔ＝ＴL 第２・Ａルール： (1)ＩＦ（Ｔ１−Ｔ３）＋（Ｔ２−Ｔ４）＝￥ＤZ ＊ＴMAX(T1〜T4)＝ＳTS ＴＨＥＮ ＴA＝ＴAZ 第２・Ｂルール： (1)ＩＦ（Ｔ１−Ｔ３）＋（Ｔ２−Ｔ４）＝￥ＤZ ＊ＴMAX(T1〜T4)＝ＳTSM ＴＨＥＮ ＴA＝ＴASM (2)ＩＦ（Ｔ１−Ｔ３）＋（Ｔ２−Ｔ４）＝￥ＤZ ＊ＴMAX(T1〜T4)＝ＳTM ＴＨＥＮ ＴA＝ＴAM (3)ＩＦ（Ｔ１−Ｔ３）＋（Ｔ２−Ｔ４）＝￥ＤZ ＊ＴMAX(T1〜T4)＝ＳTLM ＴＨＥＮ ＴA＝ＴALM (4)ＩＦ（Ｔ１−Ｔ３）＋（Ｔ２−Ｔ４）＝￥ＤZ ＊ＴMAX(T1〜T4)＝ＳTL ＴＨＥＮ ＴA＝ＴAL これらファジイルールのＩＦ部分は条件部ＴＨＥＮ部分
は結論部であり、推論法としては、例えばＭＩＮ−ＭＡ
Ｘ法を適用する。
は結論部であり、推論法としては、例えばＭＩＮ−ＭＡ
Ｘ法を適用する。
【００３３】一実施例として図１のような４差路におけ
る信号機の信号の点灯時間の調整を図２の自動調整装置
ブロック図と前記ルールによって動作の説明とする。
る信号機の信号の点灯時間の調整を図２の自動調整装置
ブロック図と前記ルールによって動作の説明とする。
【００３４】信号点灯時間調整部ＳＴには、初期値ある
いは使用中の赤・青・矢印信号のタイマ時間が設定され
ている。
いは使用中の赤・青・矢印信号のタイマ時間が設定され
ている。
【００３５】交差点に設けられた光電スイッチＳＷ１，
ＳＷ２，ＳＷ３，ＳＷ４は車両の通過に応じてしゃ閉動
作を行なうか、その際生ずるパルス信号を制御部Ｃへ送
信する。制御部Ｃでは、処理部Ｍにおいて前記パルス信
号を積算して、所定の交通量測定時間ＴＭ内における各
光電スイッチＳＷ１，ＳＷ２，ＳＷ３，ＳＷ４の積算し
ゃ閉時間ＴＳ１，ＴＳ２，ＴＳ３，ＴＳ４を算出した
後、前記測定時間ＴＭに対する比率即ちしゃ閉率Ｔ１，
Ｔ２，Ｔ３，Ｔ４を求める。
ＳＷ２，ＳＷ３，ＳＷ４は車両の通過に応じてしゃ閉動
作を行なうか、その際生ずるパルス信号を制御部Ｃへ送
信する。制御部Ｃでは、処理部Ｍにおいて前記パルス信
号を積算して、所定の交通量測定時間ＴＭ内における各
光電スイッチＳＷ１，ＳＷ２，ＳＷ３，ＳＷ４の積算し
ゃ閉時間ＴＳ１，ＴＳ２，ＴＳ３，ＴＳ４を算出した
後、前記測定時間ＴＭに対する比率即ちしゃ閉率Ｔ１，
Ｔ２，Ｔ３，Ｔ４を求める。
【００３６】更に、しゃ閉率の差（Ｔ１−Ｔ３），（Ｔ
２−Ｔ４）、前記しゃ閉率の平均値（Ｔ１＋Ｔ３）／
２，（Ｔ２＋Ｔ４）／２、前記しゃ閉率の差の絶対値│
（Ｔ１＋Ｔ３）／２−（Ｔ２＋Ｔ４）／２│等のしゃ閉
率関数を算出する。
２−Ｔ４）、前記しゃ閉率の平均値（Ｔ１＋Ｔ３）／
２，（Ｔ２＋Ｔ４）／２、前記しゃ閉率の差の絶対値│
（Ｔ１＋Ｔ３）／２−（Ｔ２＋Ｔ４）／２│等のしゃ閉
率関数を算出する。
【００３７】予じめメモリ部Ｋに記憶されたファジイル
ールおよびメンバーシップ関数をファジイ推論部へとり
込み、第１・Ａ，第１・Ｂルールおよび第２・Ａ，第２
・Ｂルールに前記しゃ閉率関数を入力変数として与える
ことによって、直進交通の多い場合で、第１・Ａルール
に該当する際には、道路ＸのＡΛ，ＡＶ両方向の各信号
機および道路ＹのＢΛ，ＢＶ両方向の各信号機の赤・青
・信号に対する点灯時間調整はＴZ即ち非調整と推論さ
れ、従って点灯時間調整部ＳＴ内の赤・青信号用タイマ
は調整されない。
ールおよびメンバーシップ関数をファジイ推論部へとり
込み、第１・Ａ，第１・Ｂルールおよび第２・Ａ，第２
・Ｂルールに前記しゃ閉率関数を入力変数として与える
ことによって、直進交通の多い場合で、第１・Ａルール
に該当する際には、道路ＸのＡΛ，ＡＶ両方向の各信号
機および道路ＹのＢΛ，ＢＶ両方向の各信号機の赤・青
・信号に対する点灯時間調整はＴZ即ち非調整と推論さ
れ、従って点灯時間調整部ＳＴ内の赤・青信号用タイマ
は調整されない。
【００３８】第１・Ｂルールに該当する際は、一方の道
路Ｘ（あるいはＹ）のＡΛ，ＡＶ（あるいはＢΛ，Ｂ
Ｖ）両方向の各信号機の青信号に対し点灯時間調整の増
大が、他方の道路Ｙ（あるいはＸ）のＢΛ，ＢＶ（ある
いはＡΛ，ＡＶ）両方向の各信号機の青信号に対し点灯
時間調整の減少がファジイ推論され、点灯時間調整部Ｓ
Ｔ内の所定の信号機の青信号用タイマが調整される。
路Ｘ（あるいはＹ）のＡΛ，ＡＶ（あるいはＢΛ，Ｂ
Ｖ）両方向の各信号機の青信号に対し点灯時間調整の増
大が、他方の道路Ｙ（あるいはＸ）のＢΛ，ＢＶ（ある
いはＡΛ，ＡＶ）両方向の各信号機の青信号に対し点灯
時間調整の減少がファジイ推論され、点灯時間調整部Ｓ
Ｔ内の所定の信号機の青信号用タイマが調整される。
【００３９】右折，左折交通量の多い場合で第２・Ａル
ールに該当する際は、右折矢印信号に対する点灯時間の
調整は不要と推論され、従って、点灯時間調整部ＳＴ内
の右折矢印信号用タイマは調整されない。
ールに該当する際は、右折矢印信号に対する点灯時間の
調整は不要と推論され、従って、点灯時間調整部ＳＴ内
の右折矢印信号用タイマは調整されない。
【００４０】第２・Ｂルールに該当する際は、しゃ閉時
間の最も長い光電スイッチに対応する信号機を選択し当
該信号機の右折を指示する右折矢印信号の点灯時間を増
大するよう推論され、点灯時間調整部ＳＴ内の所定信号
機の右折矢印信号用タイマが調整される。
間の最も長い光電スイッチに対応する信号機を選択し当
該信号機の右折を指示する右折矢印信号の点灯時間を増
大するよう推論され、点灯時間調整部ＳＴ内の所定信号
機の右折矢印信号用タイマが調整される。
【００４１】なお交通量検出器については、光電スイッ
チの利用を記載しましたが、レーザやマイクロ波および
道路埋込み形の交通量計などの利用も当然可能である。
チの利用を記載しましたが、レーザやマイクロ波および
道路埋込み形の交通量計などの利用も当然可能である。
【００４２】
【発明の効果】以上の説明のように、この発明によるフ
ァジイ推論を活用した交通信号機の信号点灯時間のオン
ライン・リアルタイム自動調整を行えば、交通量の多い
交差点における時々刻々の交通量変化に対応して効率的
な交差点通行が実現されることとなり、交差点における
交通渋滞を減少させることが可能となる。
ァジイ推論を活用した交通信号機の信号点灯時間のオン
ライン・リアルタイム自動調整を行えば、交通量の多い
交差点における時々刻々の交通量変化に対応して効率的
な交差点通行が実現されることとなり、交差点における
交通渋滞を減少させることが可能となる。
【図１】交差点における交通信号機および交通量検出器
（光電スイッチ）の配置図。
（光電スイッチ）の配置図。
【図２】交通信号機の自動調整装置のブロック図。
【図３】第１ルールのメンバーシップ関数およびファジ
イラベル説明図。
イラベル説明図。
【図４】第２ルールのメンバーシップ関数およびファジ
イラベル説明図。
イラベル説明図。
【符号の説明】 ＳＷ１〜ＳＷ４…光電スイッチ Ｓ１〜Ｓ４…信号機 Ｃ…制御部 Ｍ…処理部 Ｋ…メモリ部 Ｆ…ファジイ推論部 ＳＴ…信号点灯時間調整部 ＳＴ１…赤・青信号調整部 ＳＴ２…矢印信号調整部 １〜４…Ａ方向とその逆方向，Ｂ方向とその逆方向青信
号用タイマ ５〜６…Ａ方向とその逆方向およびＢ方向とその逆方向
右折信号用タイマ
号用タイマ ５〜６…Ａ方向とその逆方向およびＢ方向とその逆方向
右折信号用タイマ
Claims (1)
- 【請求項１】 交差点における各道路の両側に対向設置
された発光器と受光器とより成り交通量に応じてしゃ閉
動作しパルス信号を発生する複数の光電スイッチと、前
記パルス信号より算出したしゃ閉率関数を入力変数とし
ファジイ・ルールおよびメンバーシップ関数に基づき信
号機と信号灯の選択および該信号灯の点灯時間の調整度
合をファジイ推論し出力する制御部と、前記制御部出力
で前記被選択信号機の信号用タイマを調整する信号点灯
時間調整部と、より構成されたことを特徴とする交通信
号機の自動調整装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5623693A JPH06266994A (ja) | 1993-03-17 | 1993-03-17 | 交通信号機の自動調整装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5623693A JPH06266994A (ja) | 1993-03-17 | 1993-03-17 | 交通信号機の自動調整装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06266994A true JPH06266994A (ja) | 1994-09-22 |
Family
ID=13021470
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5623693A Pending JPH06266994A (ja) | 1993-03-17 | 1993-03-17 | 交通信号機の自動調整装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06266994A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004013199A (ja) * | 2002-06-03 | 2004-01-15 | Denso Corp | 交通管制方法管制センタおよび車載通信機 |
| JP2006113701A (ja) * | 2004-10-13 | 2006-04-27 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 交通信号制御装置 |
-
1993
- 1993-03-17 JP JP5623693A patent/JPH06266994A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004013199A (ja) * | 2002-06-03 | 2004-01-15 | Denso Corp | 交通管制方法管制センタおよび車載通信機 |
| JP2006113701A (ja) * | 2004-10-13 | 2006-04-27 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 交通信号制御装置 |
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