JPH06266950A - 粉体の定量吐出装置 - Google Patents

粉体の定量吐出装置

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JPH06266950A
JPH06266950A JP5443493A JP5443493A JPH06266950A JP H06266950 A JPH06266950 A JP H06266950A JP 5443493 A JP5443493 A JP 5443493A JP 5443493 A JP5443493 A JP 5443493A JP H06266950 A JPH06266950 A JP H06266950A
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opening
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Kiichiro Tsuda
喜一郎 津田
Kenzou Ichiishi
健三 一石
Toshio Takagi
利夫 高木
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  • Beverage Vending Machines With Cups, And Gas Or Electricity Vending Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】粉体を予め設定された定量だけ正確に吐出させ
る。 【構成】ケーシング1 は、原料貯蔵空間2を形成し機構
部材を格納,支持する。粉体移送用の枠体3 は、軸4、
中心部5、外周部6、歯車部7および仕切板8からな
る。基板11が枠体3の下面を閉鎖する形で設置され、ゲ
ート13のある箇所に扇面形の粉体用の吐出口12があけら
れる。ゲート13は扇面形をなし、吐出口12の一方の縁部
で回動可能に支えられ、常時は吐出口12を部分的に閉鎖
するようにバネで付勢される。昇降板17はアクチュエー
タ16に固定され、初期に最下位に位置して枠体3 内の粉
体を仕切るとともに、ゲート13を押し下げた状態で待機
する。昇降板17は、指令に基づいて最上位まで上昇した
後、枠体3 が定量に応じた角度の回転の後に停止し、再
び最下位まで降下しゲート13を押し下げ,開放させて定
量の粉体を吐出させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、主に自動販売機に組
み込まれ、コーヒー,ココアなどの粉状飲料原料を予め
設定された定量だけ吐出させ、とくにその吐出量が正確
な粉体の定量吐出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来例として、いわゆる回転ディスクと
呼ばれる方式がある。この方式の装置は、飲料用自動販
売機に組み込まれて、販売指令に基づいてコーヒーやコ
アアの定量を吐出させる。その構成は、粉体移送体とし
ての枠体が、同軸の内,外各円筒面によって形成される
円環状空間を放射状の仕切板で区画され、共通な軸線の
回りに回転する。この枠体の下面を基板で閉鎖し、この
基板には粉体の吐出用開口があけられる。一方の箇所で
枠体に上方から粉体を供給するとともに、枠体を吐出す
べき定量に応じた角度だけ回転させ、他方の箇所にある
基板の吐出用の開口から吐出させる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来例としての回転デ
ィスク方式は、構造的に比較的簡単で、故障も少なく実
際的な方式であるが、次のような欠点がある。吐出され
た粉体に対して残留した側の粉体の境界は、吐出用開口
の縁部で安息角で傾斜する斜面をなす。この安息角は、
粉体の仕様によっても、周囲の環境たとえば湿度や振動
状態によっても微妙に変化するから、この安息角の変化
によって、吐出量が変化する。定量設定をしていても、
実際の吐出量にバラツキを生じると、利用者に対して
は、提供商品の品質が低下することになり、供給者側に
とっては、各自動販売機への飲料原料補給の時期が実態
に対してずれ、効率的な運営が阻害されることになる。
また、残留した側の粉体が振動,衝撃によって崩れて落
下し、この落下粉体によって周囲が汚されるおそれがあ
る。
【0004】この発明の課題は、従来の技術がもつ以上
の問題点を解消し、コーヒー,ココアなどの粉状飲料原
料を予め設定された定量だけ吐出させ、とくにその吐出
値が正確な粉体の定量吐出装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る粉体の定
量吐出装置は、同軸で、軸線方向に同じ長さの内,外各
円筒面と、この各円筒面によって形成される円環状空間
を放射状に区画する仕切板とを有し、各円筒面の共通な
軸線の回りに、少なくとも仕切板が回転可能な粉体移送
用の枠体と;この枠体の下面を摺動可能に閉鎖する形で
設置され、粉体吐出用の開口が、各円筒面に応じた円周
と、中心角を挟む2個の半径とによって扇面形領域とし
て形成される基板と;その開口を形成する扇面形の、枠
体の回転方向に係る上手側の縁部の回りに回動可能で、
この回動によって上手側縁部を含み開口の一部の扇面形
領域を開閉するとともに閉鎖方向に付勢されるゲート
と;開口の上手側縁部の近傍を通過可能に昇降し、枠体
内の粉体を仕切るとともに、ゲートと当接してこれを開
閉させるための昇降板と;初期に、最下位に位置して枠
体内の粉体を仕切るとともに、ゲートを押し下げた状態
で待機する昇降板を、吐出指令に基づいて最上位まで上
昇させ、次に枠体を定量に応じた角度の回転の後に停止
させた後に、昇降板を最下位まで降下させ、ゲートを押
し下げ,開放させて定量の粉体を吐出させるとともに、
枠体内の粉体を仕切る制御部と;を備える。
【0006】請求項2に係る粉体の定量吐出装置は、同
軸で、軸線方向に同じ長さの内,外の各円筒面と、この
各円筒面によって形成される円環状空間を放射状に区画
する仕切板とを有し、各円筒面の共通な軸線の回りに、
少なくとも仕切板が回転可能な粉体移送用の枠体;この
枠体の下面を摺動可能に閉鎖する形で設置され、粉体吐
出用の開口が、各円筒面に応じた円周と、中心角を挟む
2個の半径とによって扇面形領域として形成される基板
と;その開口を形成する扇面形の、枠体の回転方向に係
る上手側の縁部の回りに回動可能で、この回動によって
上手側縁部を含み開口の一部の扇面形領域を開閉すると
ともに閉鎖方向に付勢されるゲートと;開口の上手側縁
部の近傍を通過可能に昇降する昇降枠と;この昇降枠に
よって、枠体の仕切板の厚さを超える間隔を保持しなが
ら、それぞれ昇降方向に直進可能に案内されるとともに
下降方向に付勢される、枠体内の粉体を仕切るととも
に、ゲートと当接してこれを開閉させるための一対の平
行な可動板と;初期に、最下位に位置して可動板を介し
て枠体内の粉体を仕切るとともに、ゲートを押し下げた
状態で待機する昇降枠を、吐出指令に基づいて最上位ま
で上昇させ、次に枠体を定量に応じた角度の回転の後に
停止させた後に、昇降枠を最下位まで降下させ、可動板
を介してゲートを押し下げ,開放させて定量の粉体を吐
出させるとともに、枠体内の粉体を仕切る制御部と;を
備える。
【0007】請求項3に係る粉体の定量吐出装置は、請
求項1に記載の装置において、枠体の回転方向に係る下
手側のゲート縁部と、昇降板の昇降軌跡との水平距離
が、枠体の軸線方向長に粉体安息角の余切(cot)を乗じ
た値を超える。請求項4に係る粉体の定量吐出装置は、
請求項2に記載の装置において、枠体の回転方向に係る
下手側のゲート縁部と、昇降枠の昇降軌跡との水平距離
が、枠体の軸線方向長に粉体安息角の余切(cot)を乗じ
た値を超える。
【0008】
【作用】請求項1に係る粉体の定量吐出装置では、初期
に、昇降板は、最下位に位置して枠体内の粉体を仕切る
とともに、ゲートを押し下げた状態で待機する。次に、
吐出指令に基づいて最上位まで上昇した後、枠体が定量
に応じた角度だけ回転されて停止する。次に、再び昇降
板は最下位まで降下し、ゲートを押し下げ,開放させて
定量の粉体を吐出させるとともに、枠体内の粉体を仕切
って初期の待機状態に戻る。
【0009】請求項2に係る粉体の定量吐出装置では、
初期に、昇降枠は、最下位に位置して可動板を介して枠
体内の粉体を仕切るとともに、ゲートを押し下げた状態
で待機する。次に、吐出指令に基づいて最上位まで上昇
した後、枠体が定量に応じた角度だけ回転されて停止す
る。次に、再び昇降枠は最下位まで降下し、可動板を介
してゲートを押し下げ,開放させて定量の粉体を吐出さ
せるとともに、枠体内の粉体を仕切って初期の待機状態
に戻る。
【0010】とくに請求項3に係る粉体の定量吐出装置
では、枠体の回転方向に係る下手側のゲート縁部と、昇
降板の昇降軌跡との水平距離が、枠体の軸線方向長に粉
体安息角の余切(cot) を乗じた値を超えるから、昇降板
によって、枠体内の粉体が仕切られる箇所は、粉体の安
息角に基づく傾斜面を外れた水平面箇所である。とくに
請求項4に係る粉体の定量吐出装置では、枠体の回転方
向に係る下手側のゲート縁部と、昇降枠の昇降軌跡との
水平距離が、枠体の軸線方向長に粉体安息角の余切(co
t) を乗じた値を超えるから、可動板によって、枠体内
の粉体が仕切られる箇所は、粉体の安息角に基づく傾斜
面を外れた水平面箇所である。
【0011】
【実施例】この発明に係る粉体の定量吐出装置の実施例
について、以下に図を参照しながら説明する。図1は第
1実施例の側断面図、図2は同じくその枠体の平面図、
図3は同じくその基板関連部の平面図である。図1にお
いて、1はケーシングで、原料貯蔵空間2を形成すると
ともに、後述する機構部材の格納,支持などをおこな
う。3は粉体移送用の枠体で、図2を参照しながら述べ
ると、主として軸4、これと同軸かつ一体的に形成され
る円柱状の中心部5、これと同軸な円筒状外周部6、そ
の外側の歯車部7、および仕切板8からなる一体成形体
である。この仕切板8は、中心部5から放射状に突出し
外周部6に達する形で、中心部5の外円筒面と外周部6
の内円周面とによって形成された円環状空間を8等分割
する。9は撹拌羽根で、軸4 の上端部に取り付けられて
原料の粉体を撹拌する。
【0012】図1 において、11は基板で、枠体3の下面
を摺動可能に閉鎖する形で設置されるとともに、ゲート
13のある箇所に扇面形の粉体用吐出口12( 図3 参照) が
あけられる。この粉体用吐出口12は、図3 に一点鎖線で
示した枠体3 の円環状空間の一部に対応する。図3 に示
すように、ゲート13は扇面形をなし、吐出口12の、枠体
3 の回転方向( 反時計方向) に係る上手側の縁部で回動
可能に支えられ、かつ常時は吐出口12を部分的に閉鎖す
るようにバネで付勢される。
【0013】図1 に戻って、16は直進形アクチュエー
タ、たとえばソレノイドで、その出力軸に昇降板17が固
定される。この昇降板17は、詳しく後述するように、ア
クチュエータ16によって昇降駆動され、先端部が枠体3
の内部に進入して粉体を仕切ったり、さらに下降してゲ
ート13を押し下げて粉体を吐出させる。10は歯車ユニッ
トで、ケーシング1 の軸受部で支承され、下側の符号を
付けてない歯車を介して枠体3 の歯車部7 と噛み合い、
上側の符号を付けてない歯車を介して外部の動力源から
回転力が枠体3 に伝えられる。
【0014】第1実施例の動作について、図4〜図7の
各段階を示す側面図を参照しながら説明する。図4 は装
置の待機状態、つまり粉体を定量吐出する第1段階を示
す。この状態において、昇降板17は、アクチュエータ16
によって下降駆動され、ケーシング1 の孔を通って最下
位に位置決めされ、粉体20を仕切って吐出しないように
阻止すると同時に、ゲート13を支点の近くで押し下げて
開放状態にしている。ここに示されるように、吐出口12
の全領域は、その内の一部が常に開放され、他の一部が
ゲート13によって開閉される構成である。 図5 は定量
吐出の第2段階を示し、昇降板17が上昇駆動されて最上
位に位置決めされ、ゲート13は付勢によって水平にな
り、吐出口12の一部分を閉鎖する。ゲート13の上昇過程
で、その先端部はゲート13の上面と常に当接していて、
粉体20の吐出を阻止する。
【0015】図6 は定量吐出の第3段階を示し、昇降板
17は最上位に位置決めされた状態のままで、枠体3 が定
量に対応する角度だけ回転され、ここでは枠体3 を代表
する仕切板8 が第2段階での位置を示す破線位置から、
定量に対応する距離Sだけ移動する。この移動の間に、
定量吐出されるべき粉体20の一部が、吐出口12の常に開
放している部分( 図の左側の開口部分) から吐出され、
その残りの粉体が、ゲート13の左縁で安息角θの斜面を
なしながら、その右側の仕切板8 との間に保持される。
言いかえれば、この残りの粉体が吐出されて、はじめて
定量になる。ここで、枠体3の軸線方向長をH、ゲート
13の左端と昇降板17の昇降軌跡との水平距離をLとする
と、吐出量を正確に出すために、ゲート13は粉体20の安
息角θの斜面を避けて仕切る必要があるから、Ltan θ
>H、すなわち、L>Hcot θ、でなければならない。
【0016】図7 は定量吐出の第4 段階を示し、昇降板
17が最上位から下降駆動され、再び最下位に位置決めさ
れる。その過程で、吐出すべき残りの粉体と、それに連
接する粉体とを仕切りながら、ゲート13を押し下げ、残
りの粉体を吐出させる。この図だけで見ると、吐出すべ
き残りの粉体の僅かな部分が残留して誤差になるようで
あるが、実際には前回にも同様な部分が残留しているか
ら、連続して見れば誤差は差し引き零になる。この第4
段階は初期の第1段階( 図4 参照) に戻ったことにな
る。
【0017】ところで、図4 〜図7 の説明では触れなか
ったが、昇降板17が下降したとき、その通過地点に、定
量に対応した角度で回転した仕切板8 が位置決めされて
いると、衝突することが起こりうる。第1実施例におけ
るように枠体3の円環状空間を8個の仕切板8 で区画し
ないで、その個数をもっと少なくすれば、衝突の機会は
減らせるが、それでも現実的には衝突の可能性がある。
確実に衝突を避けるためには、枠体13の仕切板18の停止
位置を検出し、昇降板17の通過位置と合致するときに
は、枠体13の実際の停止位置を衝突しないように僅かだ
け修正する方法もある。しかし、修正には位置検出が必
要になるから、運転制御がそれだけ複雑になる欠点があ
る。
【0018】第2実施例によって、この欠点を除去して
簡単,確実に衝突を避けることができる。図8は第2実
施例における昇降ユニットの側断面図である。図におい
て、昇降枠21と、一対の可動板22と、同じく一対のバネ
23とからなるユニットが、第1実施例における昇降板17
に相当する。昇降枠21は、上端部でアクチュエータ16の
出力軸に固定され、下側の内部で一対の可動板22をそれ
ぞれ昇降方向に直進可能に案内し、かつ可動板22にバネ
23による下向きの付勢を加える。なお、各可動板22の間
隔Gは、仕切板8の厚さWを超える。図8は、第1実施
例の図6に相当する、動作に係る第3段階を示す。昇降
枠21は最上位に位置決めされた状態のままで、枠体3 が
定量に対応する角度だけ回転され、ゲート13の左縁で残
った粉体が安息角θで斜面をなす状態である。この後、
昇降枠21が下降して可動板22を介して粉体20を仕切るこ
とになる。このとき、昇降枠21の下降とともに、可動板
22の一方、この場合では右側が仕切板8 と衝突するか
ら、この右側の可動板22は仕切板8 と当接したまま、対
応するバネ23の付勢に抗して昇降枠21の内部に押し込ま
れ、他方の左側の可動板22が下降して粉体を仕切ること
になる。この各可動板22は、その間隔Gが仕切板8 の厚
さWを超えることで、仕切板8 がいかなる位置で停止し
ても、いずれか一方の可動板22は必ず仕切板8 を避ける
ことができる。なお、第1実施例におけるのと同様に、
ゲート13の左端と可動板22 (代表して昇降枠21としても
よい)の昇降軌跡との水平距離Lに関する条件が必要に
なる。
【0019】
【発明の効果】請求項1に係る粉体の定量吐出装置で
は、初期に、昇降板は、最下位に位置して枠体内の粉体
を仕切るとともに、ゲートを押し下げた状態で待機す
る。次に、吐出指令に基づいて最上位まで上昇した後、
枠体が定量に応じた角度だけ回転されて停止する。次
に、再び昇降板は最下位まで降下し、ゲートを押し下
げ,開放させて定量の粉体を吐出させるとともに、枠体
内の粉体を仕切って初期の待機状態に戻る。また、請求
項2に係る粉体の定量吐出装置では、初期に、昇降枠
は、最下位に位置して可動板を介して枠体内の粉体を仕
切るとともに、ゲートを押し下げた状態で待機する。次
に、吐出指令に基づいて最上位まで上昇した後、枠体が
定量に応じた角度だけ回転されて停止する。次に、再び
昇降枠は最下位まで降下し、可動板を介してゲートを押
し下げ,開放させて定量の粉体を吐出させるとともに、
枠体内の粉体を仕切って初期の待機状態に戻る。したが
って、各請求項1,2において共通に、不安定な安息角
に基づく粉体傾斜面の影響が避けられ、設定された定量
に対して正確で安定した粉体の吐出量が得られるから、
この装置がコーヒ,ココアなどの自動販売機に組み込ま
れるときには、利用者側に対しては、バラツキが小さ
く、品質の良い商品が提供され、供給者側に対しては、
各自動販売機への粉体補給の時期が計画通りになり、無
駄や不足のない効率的な運営が可能になる。また、吐出
後ゲートによって仕切られるから、残留した粉体の一部
が振動,衝撃によって崩れ落ち周囲を汚すおそれもなく
なる。
【0020】とくに請求項3に係る粉体の定量吐出装置
では、枠体の回転方向に係る下手側のゲート縁部と、昇
降板の昇降軌跡との水平距離が、枠体の軸線方向長に粉
体安息角の余切(cot) を乗じた値を超えるから、昇降板
によって、枠体内の粉体が仕切られる箇所は、粉体の安
息角に基づく傾斜面を外れた水平面箇所である。したが
って、粉体吐出量の正確性がさらに向上する。
【0021】とくに請求項4に係る粉体の定量吐出装置
では、枠体の回転方向に係る下手側のゲート縁部と、昇
降枠の昇降軌跡との水平距離が、枠体の軸線方向長に粉
体安息角の余切(cot) を乗じた値を超えるから、可動板
によって、枠体内の粉体が仕切られる箇所は、粉体の安
息角に基づく傾斜面を外れた水平面箇所である。したが
って、粉体吐出量の正確性がさらに向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明に係る第1実施例の側断面図
【図2】第1実施例における枠体の平面図
【図3】第1実施例における基板関連部の平面図
【図4】第1実施例の動作の第1段階を示す側面図
【図5】第1実施例の動作の第2段階を示す側面図
【図6】第1実施例の動作の第3段階を示す側面図
【図7】第1実施例の動作の第4段階を示す側面図
【図8】第2実施例における昇降ユニットの側断面図
【符号の説明】
1 ケーシング 2 原料貯蔵空間 3 枠体 4 軸 5 中心部 6 外周部 7 歯車部 8 仕切板 9 撹拌羽根 10 歯車ユニット 11 基板 12 吐出口 13 ゲート 16 アクチュエータ 17 昇降板 20 粉体 21 昇降枠 22 可動板 23 バネ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】同軸で、軸線方向に同じ長さの内,外各円
    筒面と、この各円筒面によって形成される円環状空間を
    放射状に区画する仕切板とを有し、各円筒面の共通な軸
    線の回りに、少なくとも仕切板が回転可能な粉体移送用
    の枠体と;この枠体の下面を摺動可能に閉鎖する形で設
    置され、粉体吐出用の開口が、各円筒面に応じた円周
    と、中心角を挟む2個の半径とによって扇面形領域とし
    て形成される基板と;その開口を形成する扇面形の、枠
    体の回転方向に係る上手側の縁部の回りに回動可能で、
    この回動によって上手側縁部を含み開口の一部の扇面形
    領域を開閉するとともに閉鎖方向に付勢されるゲート
    と;開口の上手側縁部の近傍を通過可能に昇降し、枠体
    内の粉体を仕切るとともに、ゲートと当接してこれを開
    閉させるための昇降板と;初期に、最下位に位置して枠
    体内の粉体を仕切るとともに、ゲートを押し下げた状態
    で待機する昇降板を、吐出指令に基づいて最上位まで上
    昇させ、次に枠体を定量に応じた角度の回転の後に停止
    させた後に、昇降板を最下位まで降下させ、ゲートを押
    し下げ,開放させて定量の粉体を吐出させるとともに、
    枠体内の粉体を仕切る制御部と;を備えることを特徴と
    する粉体の定量吐出装置。
  2. 【請求項2】同軸で、軸線方向に同じ長さの内,外の各
    円筒面と、この各円筒面によって形成される円環状空間
    を放射状に区画する仕切板とを有し、各円筒面の共通な
    軸線の回りに、少なくとも仕切板が回転可能な粉体移送
    用の枠体;この枠体の下面を摺動可能に閉鎖する形で設
    置され、粉体吐出用の開口が、各円筒面に応じた円周
    と、中心角を挟む2個の半径とによって扇面形領域とし
    て形成される基板と;その開口を形成する扇面形の、枠
    体の回転方向に係る上手側の縁部の回りに回動可能で、
    この回動によって上手側縁部を含み開口の一部の扇面形
    領域を開閉するとともに閉鎖方向に付勢されるゲート
    と;開口の上手側縁部の近傍を通過可能に昇降する昇降
    枠と;この昇降枠によって、枠体の仕切板の厚さを超え
    る間隔を保持しながら、それぞれ昇降方向に直進可能に
    案内されるとともに下降方向に付勢される、枠体内の粉
    体を仕切るとともに、ゲートと当接してこれを開閉させ
    るための一対の平行な可動板と;初期に、最下位に位置
    して可動板を介して枠体内の粉体を仕切るとともに、ゲ
    ートを押し下げた状態で待機する昇降枠を、吐出指令に
    基づいて最上位まで上昇させ、次に枠体を定量に応じた
    角度の回転の後に停止させた後に、昇降枠を最下位まで
    降下させ、可動板を介してゲートを押し下げ,開放させ
    て定量の粉体を吐出させるとともに、枠体内の粉体を仕
    切る制御部と;を備えることを特徴とする粉体の定量吐
    出装置。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の装置において、枠体の回
    転方向に係る下手側のゲート縁部と、昇降板の昇降軌跡
    との水平距離が、枠体の軸線方向長に粉体安息角の余切
    (cot) を乗じた値を超えることを特徴とする粉体の定量
    吐出装置。
  4. 【請求項4】請求項2に記載の装置において、枠体の回
    転方向に係る下手側のゲート縁部と、昇降枠の昇降軌跡
    との水平距離が、枠体の軸線方向長に粉体安息角の余切
    (cot) を乗じた値を超えることを特徴とする粉体の定量
    吐出装置。
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KR101271296B1 (ko) * 2011-06-29 2013-06-04 오인석 정량 배출장치
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