JPH06266666A - 遠隔ウィンドウ制御システム - Google Patents

遠隔ウィンドウ制御システム

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JPH06266666A
JPH06266666A JP5050379A JP5037993A JPH06266666A JP H06266666 A JPH06266666 A JP H06266666A JP 5050379 A JP5050379 A JP 5050379A JP 5037993 A JP5037993 A JP 5037993A JP H06266666 A JPH06266666 A JP H06266666A
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remote window
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JP5050379A
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Yoshinori Sasamata
吉典 笹俣
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F9/00Arrangements for program control, e.g. control units
    • G06F9/06Arrangements for program control, e.g. control units using stored programs, i.e. using an internal store of processing equipment to receive or retain programs
    • G06F9/44Arrangements for executing specific programs
    • G06F9/451Execution arrangements for user interfaces
    • G06F9/452Remote windowing, e.g. X-Window System, desktop virtualisation

Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の小規模LANの相互接続など、端末の
数が少ない複数の拠点の接続を、効率良く、かつ、安価
に行う。 【構成】 Xウィンドウ機能を有する各々遠隔地に設け
られたUNIX装置間で、各々のウィンドウを制御する
システムであり、遠隔地に設けられた各々のUNIX装
置のXサーバ間の接続制御を相互に行い、Xサーバが発
行するコマンドラインを簡易なプロトコルに変換して、
他UNIX装置側のクライアントと自UNIX装置のX
サーバとの通信を、接続先の他UNIX装置のXサーバ
を介して制御する遠隔ウィンドウ接続部を設ける構成と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、Xウィンドウ機能を有
する各々遠隔地に設けられたUNIX装置間の接続を制
御する技術に係り、特に、複数の小規模なLAN(Lo
cal Area Network)間等の接続を、効
率的、かつ、安価に行うのに好適な遠隔ウィンドウ制御
システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、複数の小規模LANを相互接続し
て一つのネットワーク環境にまとめ、例えば、データベ
ースの地域毎の保守・運用を不要として、「管理の集中
と、処理の分散」を図る技術がある。従来の技術でこの
ようなシステムを構築する場合、一般的には、LAN間
を接続するものや、UNIX装置としてのワークステー
ション同士をパケット網で接続するものがある。尚、U
NIX(ユニックス)は、AT&Tベル研究所が開発し
たOS(オペレーティングシステム)であり、時分割制
御を行い、同時に複数ユーザ/複数タスクの実行をサポ
ートする。
【0003】上述のLAN間を接続する技術では、いわ
ゆるルータやリモートブリッジなどを用いて、LAN間
を、専用線やパケット網、ISDN等で接続し、拠点の
LANにUNIX装置(または、X端末)を設置し、X
ウィンドウシステムのXプロトコルを用いて、遠隔地の
ディスプレイにウィンドウを表示する。または、それぞ
れのワークステーションにアプリケーションプログラム
(以下、APと記載)を作成して、TCP/IP(Tr
ansmission Control Protoc
ol/Internet Protocol)のプロト
コルでAP間通信を行う。また、パケット網で接続する
技術では、ワークステーション側にX.25プロトコル
をサポートし、ワークステーション同士をパケット網で
接続して、TCP/IPプロトコルでAP間通信を行
う。
【0004】尚、Xウィンドウシステム(X Wind
ow System)は、米マサチューセッツ工科大学
(MIT)のAthenaプロジェクトで開発されたU
NIX環境用マルチウィンドウ表示管理ソフトウェアで
あり、UNIX装置では、ほぼ必須のソフトウェアとし
て普及している。Xウィンドウシステム(以下、Xウィ
ンドウと記載する)は、階層構造をなす短形のウィンド
ウを複数オーバーラップ表示し、各ウィンドウに文字や
図形、画像を表示する基本機能を備えている。いわゆる
Xサーバが、画面制御や、キーボード/マウス入力など
を一括して管理する。ユーザプログラムは、クライアン
トと呼ばれ、UNIXのプロセス通信機能を使い、Xサ
ーバに処理を依頼する。この構成を、サーバー・クライ
アント方式と呼ぶ。このユーザプログラムへのプログラ
ミング・インタフェースを提供するライブラリがXli
bである。Xウィンドウ(Xサーバ)の機能だけを専用
ハードウェア化した「X端末」も開発されている。
【0005】Xウィンドウでのウィンドウ操作の流れ
は、クライアントであるAPがXlibの関数を用いて
発行した描画のリクエストを、Xサーバが解釈し、ディ
スプレイ表示やキーボード入力等のウィンドウ入出力制
御を行なうウィンドウ制御部(以下、ウィンドウドライ
バと記載)に対して、複数のコマンドラインを発行す
る。そして、このウィンドウドライバが、ビットマップ
プロセッサ(以下、BMP:Bit Map Proc
essorと記載)を用いて、ディスプレイに表示す
る。キーボードやマウスからの入力は、BMPがそれを
感知し、ウィンドウドライバに割込みを発生させる。ウ
ィンドウドライバは、キーボードやマウスからの入力内
容をXサーバに通知し、Xサーバは、ウインドウを表示
しているAPに、その内容をイベントとして通知する。
尚、このようなXウィンドウに関しては、「スーパーア
スキー 1991年2月号(「SuperASCII,
vol.2 #12 December 1991)」
(1991年 (株)アスキー発行)の第73頁から第
88頁に記載されている。
【0006】しかし、このような従来技術による複数の
小規模LANの相互接続では、以下のような問題があっ
た。まず、LAN間の接続技術では、ルータやリモート
ブリッジが高価であり、多拠点に設置するとコストがか
かる。また、LAN上の高速(例えば、10Mbps
(メガビット/秒))な転送速度と比べて、専用線やパ
ケット網等は低速であり、Xウィンドウの冗長性のある
Xプロトコルでは性能面で問題があり、LAN間接続で
のX端末の使用は業務的に不可能である。このような性
能面を解決するためには、アプリケーションで通信のオ
ーバヘッドを考慮する必要がある。また、AP間通信で
接続を行うと、各拠点のワークステーションに業務アプ
リケーションを配置する必要があり、沢山ある遠隔地の
各拠点のワークステーションのメンテナンスの方式を検
討する必要があった。また、パケット網接続方式でも、
LAN間接続方式と同様に、性能とメンテナンスに問題
がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、従来の技術では、高価なルータやリモートブリッ
ジの使用や、アプリケーションでの通信のオーバヘッド
の考慮、各拠点のワークステーションへの業務アプリケ
ーションの配置、および、遠隔地の多拠点のワークステ
ーションのメンテナンス方式の検討等が必要であり、複
数の小規模LANの相互接続を、効率良く、かつ、安価
に行うことができない点である。本発明の目的は、これ
ら従来技術の課題を解決し、複数の小規模LANの相互
接続などを、安価な構成で効率良く行うことを可能とす
る遠隔ウィンドウ制御システムを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の遠隔ウィンドウ制御システムは、(1)ア
プリケーション処理を行うクライアントと、このクライ
アントとの通信による物理ウィンドウの表示制御を含む
入出力処理を行うXサーバとからなるXウィンドウ機能
を有する各々遠隔地に設けられたUNIX装置間で、各
々のウィンドウを制御するシステムであり、遠隔地に設
けられた各々のUNIX装置のXサーバ間の接続制御を
相互に行い、接続先の他UNIX装置のXサーバを介し
て、この他UNIX装置側のクライアントと自UNIX
装置のXサーバとの通信を制御する遠隔ウィンドウ接続
部を設けることを特徴とする。また、(2)上記(1)
に記載の遠隔ウィンドウ制御システムにおいて、遠隔ウ
ィンドウ接続部は、接続先の他UNIX装置間の回線に
対応する通信制御を行なう通信制御部と、この通信制御
部と自Xサーバ、および、自UNIX装置のウィンドウ
入出力制御を行なうウィンドウウィンドウ制御部のそれ
ぞれから入力される入力イベントの送信先を判別し、送
信先に対応した入力イベントの送信処理を行なうリモー
トウィンドウ制御部とを具備することを特徴とする。ま
た、(3)上記(1)、もしくは、(2)のいずれかに
記載の遠隔ウィンドウ制御システムにおいて、遠隔ウィ
ンドウ接続部は、接続先の他UNIX装置の物理ウィン
ドウに対して自Xサーバが発行するコマンドラインを、
所定の圧縮手順により、簡易なプロトコルに変換する簡
易プロトコル生成部と、接続先の他UNIX装置の簡易
プロトコル生成部で簡易化されて送られてきた簡易なプ
ロトコルを、上述の所定の圧縮手順に対応する伸張手順
により、この簡易なプロトコルの送信元の他UNIX装
置のXサーバが発行したコマンドラインに変換するコマ
ンドライン生成部とを具備することを特徴とする。ま
た、(4)上記(1)から(3)のいずれかに記載の遠
隔ウィンドウ制御システムにおいて、遠隔ウィンドウ接
続部は、自UNIX装置側のクライアントからの描画リ
クエストに対応して自Xサーバが発行するコマンドライ
ンに基づき、描画リクエストの送信先を判別し、判別し
た送信先に対応して、描画リクエストの送信処理を行な
う第1のリモートウィンドウ制御部を具備することを特
徴とする。また、(5)上記(1)から(4)のいずれ
かに記載の遠隔ウィンドウ制御システムにおいて、遠隔
ウィンドウ接続部は、自UNIX装置の入力部からの入
力イベント内容に基づき、この入力イベントの送信先を
判別し、判別した送信先に対応して、自入力部からの入
力イベントの送信処理を行なう第2のリモートウィンド
ウ制御部を具備することを特徴とする。また、(6)上
記(1)から(5)のいずれかに記載の遠隔ウィンドウ
制御システムにおいて、遠隔ウィンドウ接続部は、接続
先の他UNIX装置からの入力イベント内容に基づき、
この入力イベントの送信先を判別し、判別した送信先に
対応して、接続先の他UNIX装置からの入力イベント
の送信処理を行なう第3のリモートウィンドウ制御部を
具備することを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明においては、Xウィンドウ機能を有する
UNIX装置は、相互のXサーバを介して接続されてい
るので、例えば、異なるLANのクライアントとの通信
を、ルータやリモートブリッジを必要としない安価な構
成で行うことができる。また、相互のXサーバ間の通信
に、Xサーブが発行する複数のコマンドラインを、例え
ば、1命令にするプロトコルを用いることも容易にで
き、通信のオーバヘッドを軽減できる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図面により詳細に
説明する。図1は、本発明の遠隔ウィンドウ制御システ
ムの本発明に係わる構成の一実施例を示すブロック図で
ある。本図において、1〜3は、Xウィンドウ機能を有
する各々遠隔地に設けられたUNIX装置としてのワー
クステーション、4は、ワークステーション1を収容す
るLAN(図中、イーサネットと記載)、5は、ワーク
ステーション1、2間を接続する専用線、6は、ワーク
ステーション3を収容するパケット網、7および7a
は、それぞれ、ワークステーション1およびワークステ
ーション2に接続されたCRT(Cathode Ra
y Tube、陰極線管)等のディスプレイ、8および
8aは、それぞれ、ワークステーション1およびワーク
ステーション2に接続されたキーボードやマウス等から
なる入力部、9は、ワークステーション1に収容されて
いるアプリケーション処理を行うクライアント、10お
よび10aは、クライアントとの通信によるウィンドウ
の表示制御を含む入出力処理を行うXサーバ、11およ
び11aは、本発明に係わり、ワークステーション2の
Xサーバ10aとワークステーション1のクライアント
9との接続制御を行なう遠隔ウィンドウ接続部、12、
12a、および、13、13aは、それぞれ、ワークス
テーション1、2に接続されたディスプレイ5、5aへ
の物理ウィンドウ14、14aの描画や、入力部8、8
aからの入力等の入出力制御を行なうBMPとウィンド
ウドライバ(ウィンドウ制御部)、15および15a
は、それぞれ、遠隔ウィンドウ接続部11、11aに設
けられ、接続先のワークステーション1、2間の回線
(専用線5)に対応する通信制御を行なう本発明の通信
制御部としての通信ドライバ、16および16aは、そ
れぞれ、遠隔ウィンドウ接続部11、11aに設けら
れ、通信ドライバ15、15aやXサーバ10、10
a、または、ウィンドウドライバ13、13aのそれぞ
れから入力される入力イベントの送信先を判別し、送信
先に対応した入力イベントの送信処理を行なうリモート
ウィンドウ制御部である。尚、ワークステーション3に
おいても、ワークステーション1、2と同様に、本発明
に係わる遠隔ウィンドウ接続部が設けられており、パケ
ット網6を介して、ワークステーション1に接続され、
クライアント9の利用が可能な構成となっている。
【0011】このような構成の遠隔ウィンドウ制御シス
テムにおいて、例えば、ワークステーション1のクライ
アント9が、Xlibの関数の描画リクエストを発行す
ると、Xサーバ10が、このリクエスト内容を解釈し
て、ウィンドウドライバ13に対して複数のコマンドラ
インを発行するが、本実施例の遠隔ウィンドウ制御シス
テムでは、そのコマンドを、遠隔ウィンドウ接続部11
を経由するようにする。そして、遠隔ウィンドウ接続部
11は、リモートウィンドウ制御部16により、Xサー
バ10からのコマンドラインが、どの物理ウィンドウに
対してのリクエストかを判断し、該当する物理ウィンド
ウに送信処理を行なう。例えば、ワークステーション1
の物理ウィンドウ14に対してのリクエストの場合、X
サーバ10からのコマンドラインを、そのままウィンド
ウドライバ13に発行する。また、遠隔地にあるワーク
ステーション2の物理ウィンドウ14aに対してのリク
エストの場合には、Xサーバ10からの複数のコマンド
ラインを解析して、通信ドライバ15を用いて、目的の
物理ウィンドウ14aの存在するワークステーション2
と通信を行う。この時、リモートウィンドウ制御部16
は、コマンドラインを、所定の圧縮手順により、簡易な
プロトコルに変換すると共に、専用線5やパケット網6
での通信を可能にするためのハンドリングを通信ドライ
バ15に行なう。
【0012】ワークステーション2においては、遠隔ウ
ィンドウ接続部11aが、通信ドライバ15aにより、
ワークステーション1の遠隔ウィンドウ接続部11から
のリクエストを受信し、そして、リモートウィンドウ制
御部16aにより、このリクエストから、ワークステー
ション1のXサーバ10と同じコマンドラインを生成し
て発行する。その後、ウィンドウドライバ13aが、B
MP12aを用いてディスプレイ7aの物理ウィンドウ
14aに表示する。また、ワークステーション2の入力
部8aから、ワークステーション1のクライアント9へ
の入力は、遠隔ウィンドウ接続部11aが、BMP12
aとウィンドウドライバ13aにより、このリクエスト
(入力イベント)を受信し、リモートウィンドウ制御部
16により、送信先のワークステーション1を判別し、
そして、通信ドライバ15aを用いて、ワークステーシ
ョン1の遠隔ウィンドウ制御部11に送信する。ワーク
ステーション1の遠隔ウィンドウ接続部11は、通信ド
ライバ15で受信したワークステーション2からのリク
エスト(入力イベント)先のクライアント9を、リモー
トウィンドウ制御部16で判別し、Xサーバ10に送信
する。尚、ワークステーション1において、自装置に接
続されている入力部8からクライアント9への入力があ
れば、遠隔ウィンドウ接続部11が、ウィンドウドライ
バ13からのイベントをそのままXサーバ10に送信す
る。
【0013】このような動作を行なう遠隔ウィンドウ接
続部11の詳細を、次の図2を用いて説明する。図2
は、図1における遠隔ウィンドウ接続部の本発明に係わ
る構成の一実施例を示すブロック図である。本実施例の
遠隔ウィンドウ接続部11は、自ワークステーション側
のクライアント9からの描画リクエストに対応して自X
サーバ10が発行するコマンドラインに基づき、描画リ
クエストの送信先を判別し、判別した送信先に対応し
て、描画リクエストの送信処理を行なう第1のリモート
ウィンドウ制御部21と、自ワークステーションのウィ
ンドウドライバ13からの入力イベント内容を解析し
て、この入力イベントの送信先を判別し、判別した送信
先に対応して、自ワークステーションのウィンドウドラ
イバ13からの入力イベントの送信処理を行なう第2の
リモートウィンドウ制御部22と、通信ドライバ15を
介して入力される接続先の他ワークステーションからの
入力イベント内容を解析して、この入力イベントの送信
先を判別し、判別した送信先に対応して、接続先の他ワ
ークステーションからの入力イベントの送信処理を行な
う第3のリモートウィンドウ制御部23と、第1のリモ
ートウィンドウ制御部21と第3のリモートウィンドウ
制御部23が、それぞれの送信処理時に参照するプロト
コル変換テーブル24とにより構成されている。
【0014】また、第1のリモートウィンドウ制御部2
1には、接続先の他ワークステーションの物理ウィンド
ウに対して自Xサーバが発行するコマンドラインを、プ
ロトコル変換テーブル24を参照して、簡易なプロトコ
ルに変換する簡易プロトコル生成部25が、また、第3
のリモートウィンドウ制御部23には、接続先の他ワー
クステーションの簡易プロトコル生成部で簡易化されて
送られてきた簡易なプロトコルを、プロトコル変換テー
ブル24を参照して、この簡易なプロトコルの送信元の
他ワークステーションのXサーバが発行したコマンドラ
インに変換するコマンドライン生成部26がそれぞれ設
けられている。
【0015】第2のリモートウィンドウ制御部22は、
ウィンドウドライバ13から発生するイベント及び、割
込みを認識し、このイベントの内容を解析する。そし
て、このイベントが、自ワークステーション側のクライ
アント9に対するものであれば、ウィンドウドライバ1
3からのイベントをXサーバ10に送信する。また、こ
のイベントが、遠隔地で接続されているワークステーシ
ョン側のクライアントに対するものであれば、このウィ
ンドウドライバ13からのイベント内容を、通信ドライ
バ15を用いて遠隔地のワークステーションに送信す
る。
【0016】第1のリモートウィンドウ制御部21は、
Xサーバ10から発生するイベント及び、割込みを認識
し、このイベント、すなわち、描画リクエストに対応し
てXサーバ10からBMPに対して発行される複数のコ
マンドラインを解析する。そして、このコマンドライン
が、自ワークステーションの物理ウィンドウに対するも
のであれば、このコマンドラインをウィンドウドライバ
13に送信し、自ワークステーションのディスプレイに
表示させる。また、このコマンドラインが、遠隔地で接
続されているワークステーションの物理ウィンドウに対
するものであれば、このXサーバ10からのコマンドラ
インを、通信ドライバ15を用いて遠隔地のワークステ
ーションに送信する。
【0017】この時、第1のリモートウィンドウ制御部
21は、Xサーバ10から発行された複数のコマンドが
Xlibのどの関数か認識し、簡易プロトコル生成部2
5により、この認識した関数をもとに、通信ドライバ1
5に送信するデータを、通信オーバヘッドの小さいプロ
トコルに編集する。すなわち、簡易プロトコル生成部2
5は、プロトコル変換テーブル24を参照して、この関
数が示す処理を簡易なプロトコルに変換する。プロトコ
ル変換テーブル24には、Xサーバ10が発行するコマ
ンドが示す所定の一連の処理、例えば、線を描画する処
理など、各一連の処理ごとの識別番号が登録されてお
り、簡易プロトコル生成部25は、Xサーバ10が発行
するコマンドラインを、対応する処理の識別番号に変換
する。例えば、線を描画する処理であれば、識別番号
「001」に変換する。そして、第1のリモートウィン
ドウ制御部21は、この識別番号「001」と線の色や
始点、終点などのパラメータを、通信ドライバ15を用
いて遠隔地のワークステーションに送信する。Xサーバ
10が発行するコマンドラインのプロトコルは、一般
に、冗長であり、低速な転送速度の専用線やパケット網
で、転送を行なうのは無理であるが、このように、コマ
ンドラインを、予め設定されている対応する処理の識別
番号とパラメータに変換して簡易化することにより、X
サーバ10が発行するコマンドラインの内容を、専用線
やパケット網を介して転送することができる。
【0018】第3のリモートウィンドウ制御部23は、
通信ドライバ15から発生するイベント及び、割込みを
認識し、このイベントを解析する。そして、このイベン
トが、自ワークステーションのクライアントに対するも
のであれば、このイベントをサーバ10に送信する。ま
た、このイベントが、自ワークステーションの物理ウィ
ンドウに対するものであれば、すなわち、他ワークステ
ーション側のクライアントからの描画リクエストであれ
ば、このイベント内容をウィンドウドライバ13に送信
し、自ワークステーションのディスプレイに表示させ
る。
【0019】ここで、この描画リクエストであるイベン
トは、他ワークステーション側で、プロトコル変換テー
ブル24と同じテーブルを用いて簡易化されたプロトコ
ルである。そのために、第3のリモートウィンドウ制御
部23は、コマンドライン生成部26により、プロトコ
ル変換テーブル24を用いて、簡易化されたプロトコル
から、他ワークステーションのXサーバが発行したコマ
ンドラインを再生成する。すなわち、コマンドライン生
成部26は、プロトコル変換テーブル24を参照して、
このイベントが示す識別番号に対応する一連の処理を選
出し、この処理に対応する他ワークステーション側のX
サーバがクライアントの描画リクエストに対応して発行
したコマンドラインを発行する。
【0020】次に、遠隔ウィンドウ接続部11の本発明
に係わる動作説明を、次の図3を用いて行なう。図3
は、図2における遠隔ウィンドウ接続部の本発明に係わ
る処理動作の一実施例を示すフローチャートである。図
2におけるXサーバ10からイベントが入力されたなら
ば(ステップ301、302)、図2の第1のリモート
ウィンドウ制御部21は、この入力イベントの内容を解
析して、その送信先を判別する(ステップ303)。こ
の入力イベントが、自装置の物理ユニットの描画リクエ
ストであれば(ステップ304)、入力イベント(描画
リクエストに対応して図2のXサーバ10が発行したコ
マンドライン)を、自装置のウィンドウドライバに送信
する(ステップ305)。また、他装置の物理ユニット
の描画リクエストであれば(ステップ304)、図2の
簡易プロトコル生成部25により、このコマンドライン
を簡易なプロトコルに変換して(ステップ306)、図
2の通信ドライバ13を介して、送信先の他装置に送信
する(ステップ307)。
【0021】また、入力イベントが、自装置のウィンド
ウドライバから入力されたならば(ステップ302)、
図2の第2のリモートウィンドウ制御部22は、この入
力イベントの内容を解析して、その送信先を判別する
(ステップ308)。この入力イベントが、自装置側の
クライアントへの入力であれば(ステップ309)、こ
の入力イベント(図1の入力部8からの入力データ)
を、自装置のXサーバに送信する(ステップ310)。
また、他装置側のクライアントへの入力であれば(ステ
ップ309)、図2の通信ドライバ13を介して、送信
先の他装置に送信する(ステップ311)。
【0022】また、入力イベントが、通信ドライバから
入力されたならば(ステップ302)、図2の第3のリ
モートウィンドウ制御部23は、この入力イベントの内
容を解析して、その送信先を判別する(ステップ31
2)。この入力イベントが、自装置の物理ユニットへの
描画リクエスト、すなわち、簡易化されたプロトコルで
あれば(ステップ313)、図2のコマンドライン生成
部26により、この簡易なプロトコルを元のコマンドラ
インに変換して(ステップ314)、自装置のウィンド
ウドライバに送信する(ステップ315)。また、自装
置側のクライアントに対する入力リクエストであれが
(ステップ313)、この入力リクエストを、自装置の
Xサーバへ送信する(ステップ316)。
【0023】以上、図1〜図3を用いて説明したよう
に、本実施例の遠隔ウィンドウ制御システムでは、それ
ぞれ遠隔地に設けられたXウィンドウ機能を有するワー
クステーションを、相互のXサーバを介して接続してい
るので、例えば、異なるLANのクライアントとの通信
を、ルータやリモートブリッジを必要としない安価な構
成で、従来のクライアント(AP)とXサーバのインタ
ーフェースを保証して行うことができる。また、相互の
Xサーバ間の通信に、Xサーブが発行する複数のコマン
ドラインを、例えば、1命令にするプロトコルを用いて
おり、通信のオーバヘッドを軽減でき、アプリケーショ
ンで通信のオーバヘッドを考慮する必要がなく、システ
ムを高性能化できる。また、従来のAP間通信で接続を
行う場合のように、各拠点のワークステーションに業務
アプリケーションを配置する必要がなくなり、遠隔地の
各拠点のワークステーションのメンテナンスの検討が不
要となり、システムの運用が容易となる。
【0024】尚、本発明は、図1〜図3を用いて説明し
た実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱し
ない範囲において種々変更可能である。例えば、図1に
おけるワークステーション2を、Xサーバ専用機とする
ことにより、ワークステーション2の遠隔ウィンドウ接
続部11aにおける第2、第3のリモートウィンドウ制
御部のそれぞれを不要とし、その構成を簡素化すること
も可能である。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、高価なルータやリモー
トブリッジの使用や、アプリケーションでの通信のオー
バヘッドの考慮、各拠点のUNIX装置としてのワーク
ステーションへの業務アプリケーションの配置、およ
び、遠隔地の多拠点のワークステーションのメンテナン
ス方式の検討等が不要となり、複数の小規模LAN等、
端末の数が少ない複数の拠点の相互接続を、効率良く、
かつ、安価に行うことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の遠隔ウィンドウ制御システムの本発明
に係わる構成の一実施例を示すブロック図である。
【図2】図1における遠隔ウィンドウ接続部の本発明に
係わる構成の一実施例を示すブロック図である。
【図3】図2における遠隔ウィンドウ接続部の本発明に
係わる処理動作の一実施例を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1〜3 ワークステーション 4 LAN 5 専用線 6 パケット網 7、7a ディスプレイ 8、8a 入力部 9 クライアント 10、10a Xサーバ 11、11a 遠隔ウィンドウ接続部 12、12a BMP 13、13a ウィンドウドライバ 14、14a 物理ウィンドウ 15、15a 通信ドライバ 16、16a リモートウィンドウ制御部 21 第1のリモートウィンドウ制御部 22 第2のリモートウィンドウ制御部 23 第3のリモートウィンドウ制御部 24 プロトコル変換テーブル 25 簡易プロトコル生成部 26 コマンドライン生成部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アプリケーション処理を行うクライアン
    トと、該クライアントとの通信による物理ウィンドウの
    表示制御を含む入出力処理を行うXサーバとからなるX
    ウィンドウ機能を有する各々遠隔地に設けられたUNI
    X装置間で、各々のウィンドウを制御するシステムであ
    り、上記遠隔地に設けられた各々のUNIX装置のXサ
    ーバ間の接続制御を相互に行い、接続先の他UNIX装
    置のXサーバを介して、該他UNIX装置側のクライア
    ントと自UNIX装置のXサーバとの通信を制御する遠
    隔ウィンドウ接続手段を設けることを特徴とする遠隔ウ
    ィンドウ制御システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の遠隔ウィンドウ制御シ
    ステムにおいて、上記遠隔ウィンドウ接続手段は、上記
    接続先の他UNIX装置間の回線に対応する通信制御を
    行なう通信制御手段と、該通信制御手段と上記自Xサー
    バ、および、自UNIX装置のウィンドウ入出力制御を
    行なうウィンドウ制御手段のそれぞれから入力される入
    力イベントの送信先を判別し、送信先に対応した上記入
    力イベントの送信処理を行なうリモートウィンドウ制御
    手段とを具備することを特徴とする遠隔ウィンドウ制御
    システム。
  3. 【請求項3】 請求項1、もしくは、請求項2のいずれ
    かに記載の遠隔ウィンドウ制御システムにおいて、上記
    遠隔ウィンドウ接続手段は、上記接続先の他UNIX装
    置の物理ウィンドウに対して自Xサーバが発行するコマ
    ンドラインを、所定の圧縮手順により、簡易なプロトコ
    ルに変換する簡易プロトコル生成手段と、接続先の他U
    NIX装置の上記簡易プロトコル生成手段で簡易化され
    て送られてきた簡易なプロトコルを、上記所定の圧縮手
    順に対応する伸張手順により、該簡易なプロトコルの送
    信元の他UNIX装置のXサーバが発行したコマンドラ
    インに変換するコマンドライン生成手段とを具備するこ
    とを特徴とする遠隔ウィンドウ制御システム。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3のいずれかに記載
    の遠隔ウィンドウ制御システムにおいて、上記遠隔ウィ
    ンドウ接続手段は、自UNIX装置側のクライアントか
    らの描画リクエストに対応して自Xサーバが発行するコ
    マンドラインに基づき、上記描画リクエストの送信先を
    判別し、判別した送信先に対応して、上記描画リクエス
    トの送信処理を行なう第1のリモートウィンドウ制御手
    段を具備することを特徴とする遠隔ウィンドウ制御シス
    テム。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項4のいずれかに記載
    の遠隔ウィンドウ制御システムにおいて、上記遠隔ウィ
    ンドウ接続手段は、自UNIX装置の入力手段からの入
    力イベント内容に基づき、該入力イベントの送信先を判
    別し、判別した送信先に対応して、上記自入力手段から
    の入力イベントの送信処理を行なう第2のリモートウィ
    ンドウ制御手段を具備することを特徴とする遠隔ウィン
    ドウ制御システム。
  6. 【請求項6】 請求項1から請求項5のいずれかに記載
    の遠隔ウィンドウ制御システムにおいて、上記遠隔ウィ
    ンドウ接続手段は、上記接続先の他UNIX装置からの
    入力イベント内容に基づき、該入力イベントの送信先を
    判別し、判別した送信先に対応して、上記接続先の他U
    NIX装置からの入力イベントの送信処理を行なう第3
    のリモートウィンドウ制御手段を具備することを特徴と
    する遠隔ウィンドウ制御システム。
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