JPH06266190A - 画像濃度制御装置 - Google Patents

画像濃度制御装置

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JPH06266190A
JPH06266190A JP5050348A JP5034893A JPH06266190A JP H06266190 A JPH06266190 A JP H06266190A JP 5050348 A JP5050348 A JP 5050348A JP 5034893 A JP5034893 A JP 5034893A JP H06266190 A JPH06266190 A JP H06266190A
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Sadahiro Matsuura
貞裕 松浦
Yoshikazu Kawabe
義和 川邉
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電子写真プロセスの低濃度から高濃度まで濃
度全域にわたって常に一定の濃度の画像を生成する画像
濃度制御装置を提供する。 【構成】 感光体を所定の帯電電圧に帯電させる帯電手
段と、出力画像信号に応じて感光体に潜像を作成する露
光手段と、潜像を所定の現像バイアス電圧に設定された
現像剤によって可視像を作成する現像手段と、可視像を
転写シートに転写する転写手段とを備えた電子写真プロ
セスにおいて、予め定めた複数個の基準出力画像濃度デ
ータに基づき帯電、露光、現像手段により感光体上に作
成した複数個の可視像の出力濃度を検出する濃度検出手
段と、濃度検出手段の出力に応じて、帯電、露光、現像
手段への入力を変更するプロセス制御手段と、入力画像
信号を濃度検出手段の出力に応じて出力画像信号に変換
する濃度変換手段とを備えることにより、出力画像の濃
度制御を出力濃度全域にわたって制御可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子写真プロセスの画像
濃度を制御することを可能とする画像濃度制御装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】OA化の急速な進歩にともない、高品位
な画質を得る複写機、プリンター、ファクシミリが強く
要望されている。これらの機械において特に重要な機能
は、望みの画像を常に安定して出力できることである。
しかし、一般に用いられている電子写真プロセスでは、
出力される画像の濃度は常に一定ではない。これは、電
子写真プロセス内のトナーや感光体の劣化や、外的要因
である周囲温度や湿度等の変化によって、影響を受ける
ためである。そのため、これまで、複写画像の濃度を測
定し、画像濃度の制御を行う電子写真プロセスが発明さ
れている。
【0003】その一例として、特開昭63−11665
号公報に示されるものがある。この例では、原稿台上に
高濃度と低濃度の基準となる基準濃度パッチを備えてお
り、まず、これらの基準濃度パッチを、公知の帯電手段
により帯電された感光体上に、公知の露光手段により投
影して基準濃度パッチの潜像を作成し、これを公知の現
像手段により可視像にする。そして、感光体近傍に配置
された濃度センサによって、その濃度が検出される。そ
して、この検出された濃度に応じて、電子写真プロセス
の入力である帯電、露光、現像手段への入力を変更し、
高濃度部の濃度低下を防止し、背景部の濃度が高くなら
ないように制御し、検出した濃度近傍は常に一定の濃度
の画像を得ることが可能となった。
【0004】また、別の例として、特開平4−1264
62号公報に示されるものがある。この例では、256
階調の入力画像信号を予め定めた濃度変換係数を用いて
公知の露光手段に入力する256階調の出力画像信号に
変換する濃度変換手段を有している。そして、予め定め
た複数個の基準濃度データに基づき、公知の帯電、露
光、現像手段により感光体上に形成された可視像の濃度
を、感光体近傍に配置された濃度センサによって検出
し、その検出された濃度に応じて入力画像信号と出力画
像濃度の関係が線形になるように濃度変換係数を補正
し、常に一定の濃度の画像を得ることが可能となった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の帯電、露光、現
像手段への入力を変更する画像濃度制御装置では、制御
入力数が3点しかないため、たとえ低濃度から高濃度ま
での濃度の測定点を増やしたとしても最大でも3点しか
あわせることができす、それ以外の中間濃度の制御は不
可能であった。そのため、写真などの中間濃度の多い入
力画像は、感光体やトナー等の劣化による経時変化や、
周囲の温・湿度変化等の環境変動等の影響を受け、一定
濃度の画像を実現することができなかった。また、従来
の濃度変換係数を補正して画像信号を変換させる画像濃
度制御装置では、単に画像信号をシフトして、出力濃度
をあわせるため、最高濃度を出力するための出力画像信
号を出力した際に望みの濃度より低い場合や、最低濃度
を出力するための出力画像信号を出力した際に望みの濃
度より高い場合には、補償することができなかった。更
に、有限の階調数である入力画像信号を、有限の階調数
である出力画像信号に変換する場合、入力画像信号を補
正せずに出力した場合の出力画像濃度の濃度勾配が非常
にきつい場合、出力画像信号を変換しても、出力画像濃
度が十分な階調が得られないといった問題点を有してい
た。
【0006】また、濃度検出器の測定可能範囲が小さい
場合、低濃度から高濃度まで全域の濃度を測定しようと
すると、濃度検出器を多数用いなければならず、電子写
真プロセスの小型化や、コストダウン化を阻害するとい
う問題点も有していた。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明の画像濃度制御装置は、感光体を所定の帯電
電圧に帯電させる帯電手段と、出力画像信号に応じて感
光体に潜像を作成する露光手段と、潜像を所定の現像バ
イアス電圧に設定された現像剤によって可視像を作成す
る現像手段と、可視像を転写シートに転写する転写手段
とを備えた電子写真プロセスにおいて、予め定めた複数
個の基準出力画像濃度データに基づき帯電、露光、現像
手段により感光体上に作成した複数個の可視像の出力濃
度を検出する濃度検出手段と、濃度検出手段の出力に応
じて、帯電、露光、現像手段への入力を変更するプロセ
ス制御手段と、入力画像信号を濃度検出手段の出力に応
じて出力画像信号に変換する濃度変換手段とを備えたも
のである。
【0008】
【作用】本発明は上記した構成によって、プロセス制御
手段により最高濃度と最低濃度と濃度階調数を補償し、
濃度変換手段により中間濃度を補正することにより、濃
度全域にわたって、常に一定の濃度の画像を生成する画
像濃度制御装置を提供する事ができることとなる。
【0009】また、プロセス制御の制御仕様を最高濃度
は目標最高濃度より高く、最低濃度は目標最低濃度より
低くなるように設定し、濃度変換手段により高,中,低
濃度の濃度全域を補正することにより、プロセス制御部
を簡便にする事ができ、制御時間が短い画像濃度制御装
置を提供する事ができることとなる。
【0010】更に、基準画像出力データを空間的に間引
いて出力する信号変換器を備えることにより、濃度検出
器の測定可能範囲が小さい場合でも低濃度から高濃度ま
での濃度を1つあるいは小数の濃度検出器で測定可能と
なり、小型かつ安価な画像濃度制御装置を提供する事が
できることとなる。
【0011】
【実施例】以下本発明の一実施例の画像濃度制御装置に
ついて、図面を参照しながら説明する。
【0012】図1は本発明の第1の実施例における画像
濃度制御装置の構成を示す全体図である。
【0013】図1において、100は帯電コロトロン、
104は現像サブシステム、106は感光体、112は
濃度検出器、201は画像信号入力手段、202は基準
出力画像濃度データ入力手段、203はレーザースキャ
ナユニット、204はプロセス制御手段、205は濃度
検査手段、206は濃度曲線補正手段、207は濃度変
換手段、208は画像濃度信号切り換え手段、211は
低階調データ可視像、212は中階調データ可視像、2
13は高階調データ可視像である。
【0014】図2は図1における濃度検査手段205の
詳細説明図である。図2において、205は濃度検査手
段、300はプロセス制御検査部、301,303は濃
度比較器、305は診断器、310は濃度補正検査部、
312は減算器である。
【0015】図3は図1における濃度曲線補正手段20
6の動作説明図である。以上のように構成された画像濃
度制御装置について、以下図1、図2、図3を用いてそ
の動作を説明する。
【0016】通常に画像を出力する場合の手順を説明す
る。まず、帯電コロトロン100で、感光体106を帯
電させる。この時帯電電圧は帯電コロトロン100のグ
リッド電圧によって制御されるが、実際の帯電電圧は環
境によって変動し、グリッド電圧と帯電電圧の関係は一
義には決まらない。
【0017】次に、画像濃度信号切り換え手段208で
A側に接続し、画像信号入力手段201から送られた入
力画像信号を濃度変換手段207で出力画像信号に変換
し、この出力画像信号に従って、半導体レーザーとポリ
ゴンミラーとレンズ群と折り返しミラー等から構成され
るレーザースキャナユニット203によって露光され静
電潜像が形成される。そして、現像サブシステム104
においてバイアス電圧を付加された状態で現像され可視
像ができあがる。これを紙等に転写、定着して出力画像
が得られる。第1の実施例において、画像の濃度階調は
パルス幅変調によって与えられている。
【0018】次に、画像濃度制御を行う場合の手順を説
明する。画像濃度信号切り換え手段208によりB側に
接続し、帯電コロトロン100により感光体106を帯
電させ、基準出力画像濃度データを入力する手段202
から送られた、例えば低階調、中階調、高階調の信号に
基づいてレーザースキャナユニット203により露光さ
れ静電潜像ができ、現像サブシステム104において現
像され、低階調データ可視像211、中階調データ可視
像212、高階調データ可視像213ができあがる。こ
の3つの基準濃度画像の可視像の濃度を濃度検出器11
2によって読み取り、濃度検査手段205に測定した濃
度の値を送る。
【0019】濃度検査手段205は、帯電コロトロン1
00とレーザースキャナユニット203と現像サブシス
テム104への入力を変更するプロセス制御が必要かを
検査するプロセス制御検査部300と、濃度変換手段2
07で画像信号入力手段201からの信号を変換するた
めの濃度補正検査部310からなっている。
【0020】まず、プロセス制御検査部300は、予め
定めたプロセス制御の制御点に於ける高,低階調濃度と
予め設定しておいたそれぞれの目標濃度を濃度比較器3
01,303で比較し、高,低階調濃度が供に、診断器
305で目標濃度との偏差が予め設定した許容幅より小
さいと判断されれば制御入力信号の更新は行わないが、
高,低階調濃度の少なくとも一方の偏差が許容幅より大
きければ、プロセス制御手段204で、例えば、プロセ
スの定性的な知識に基づいて処理を行い新たなプロセス
制御信号を発生させる。これは、プロセスが環境や経時
変化により特性が変動するが、例えばレーザー光強度を
上げれば1画素あたりの総露光エネルギーが上がる、1
画素あたりの総露光エネルギーが上がれば画像部の感光
体表面電位が下がる、画像部の感光体表面電位が下がれ
ば出力画像濃度が上がるといった定性的な知識を得るこ
とは可能である。このような知識に基づいてプロセス制
御信号の変化させる方向を決め、ある適当な刻み幅で制
御信号を更新し、帯電コロトロン100、レーザースキ
ャナユニット203、現像サブシステム104に送られ
新たな条件でプロセスが実行される。この動作を繰り返
し実行することで高,低階調の濃度を供に、望みの目標
濃度に設定することが可能となる。
【0021】次に、高,低階調濃度の両方の偏差が予め
設定した許容幅より小さく、中階調の測定濃度の偏差の
み予め設定した許容幅より大きい場合、あるいは、プロ
セス制御手段204により高,低階調濃度の両方の濃度
を望みの濃度に設置した後、中階調の測定濃度の偏差の
み予め設定した許容幅より大きい場合は、濃度曲線補正
手段206で、画像信号入力手段201から送られる入
力画像信号を出力画像信号に変換する濃度変換手段20
7の変換係数を補正し、プロセス制御の制御点以外のす
べての濃度においても、目標濃度との偏差を予め設定し
た許容幅より小さくなるようにする。これは、例えば、
図3の様に、入力画像信号が256階調とし、目標とす
る濃度曲線が図中の波線で示した目標γ特性であり、プ
ロセス制御手段で高階調Aと低階調Bの濃度を目標濃度
にあわせた後の濃度曲線が図中の実線で示したγ特性で
あるとする。この時、中階調の測定濃度を図中の測定点
Cとすると、濃度補正検査部310の減算器312で検
出した偏差が予め設定した許容幅より大きく、目標γ特
性からずれていると判断できるため、目標γ特性上にお
ける測定点Cの出力濃度に対応する入力画像信号を求
め、これと測定点Cを測定する際に入力した画像信号と
の偏差を、濃度測定点Cにおける入力画像信号のシフト
量とする。また、濃度測定点以外の入力画像信号のシフ
ト量は、濃度測定点でのシフト量と濃度測定点における
入力画像信号との差から線形補完し求めることができ
る。なお、濃度測定点の濃度が目標濃度とずれていない
場合は、測定点以外の濃度のずれも少ないとみなし補正
は行わない。また、ここでは、中間調の測定濃度を1点
としたが、例えば、図3のD点をも測定するといった様
に、複数個測定しても構わない。この場合、当然測定点
以外の補正精度は向上する。
【0022】以上の動作により、すべての入力画像信号
の出力画像濃度を目標濃度に一致させ、画像濃度が安定
するよう制御するものである。
【0023】次に、第1の実施例では、プロセス制御に
より高階調と低階調の濃度を厳密にあわせていたため、
繰り返し動作を行う場合、望みの濃度の画像を実現する
には時間がかかることがあった。
【0024】そこで、本発明の第2の実施例として、高
速に望みの画像を実現する画像濃度制御装置を提供す
る。
【0025】以下本発明の第2の実施例の画像濃度制御
装置について、図面を参照しながら説明する。
【0026】図4は本発明の第2の実施例における画像
濃度制御装置の構成を示す全体図である。
【0027】図4において、100は帯電コロトロン、
104は現像サブシステム、106は感光体、112は
濃度検出器、201は画像信号入力手段、202は基準
出力画像濃度データ入力手段、203はレーザースキャ
ナユニット、204はプロセス制御手段、207は濃度
変換手段、208は画像濃度信号切り換え手段、211
は低階調データ可視像、212は中階調データ可視像、
213は高階調データ可視像、405は濃度検査手段、
406は濃度曲線補正手段である。
【0028】図5は図4における濃度検査手段405の
詳細説明図である。図5において、310は濃度補正検
査部、312は減算器、405は濃度検査手段、500
はプロセス制御高濃度検査部、502はプロセス制御低
濃度検査部、510,512は濃度比較器である。
【0029】以上のように構成された画像濃度制御装置
について、以下図4,図5を用いてその動作を説明す
る。
【0030】通常に画像を出力する場合の手順は第1の
実施例と同じであるので、画像濃度制御を行う場合の手
順を説明する。
【0031】画像濃度制御を行う場合の手順も、画像濃
度信号切り換え手段208によりB側に接続し、基準と
なる低,中,高階調濃度を濃度検出器112によって読
み取り、濃度検査手段405に測定した濃度の値を送る
までは第1の実施例と同じである。
【0032】濃度検査手段405は、帯電コロトロン1
00とレーザースキャナユニット203と現像サブシス
テム104への入力を変更するプロセス制御が必要かを
検査するプロセス制御高濃度検査部500とプロセス制
御低濃度検査部502、濃度変換手段207で画像信号
入力手段201からの信号を変換するための濃度補正検
査部310からなっている。
【0033】まず、プロセス制御高濃度検査部500
が、予め定めたプロセス制御の制御点に於ける高階調濃
度と予め設定しておいた目標高濃度を濃度比較器510
で比較し、高階調濃度が目標高濃度より薄いと判断さ
れ、あるいは、プロセス制御低濃度検査部502が、予
め定めたプロセス制御の制御点に於ける低階調濃度と予
め設定しておいた目標低濃度を濃度比較器512で比較
し、低階調濃度が目標低濃度より濃いと判断されれば、
プロセス制御手段204で、第1の実施例と同様に、例
えば、プロセスの定性的な知識に基づいて処理を行い新
たなプロセス制御信号を発生させ、高階調の濃度を望み
の目標高濃度より濃くし、低階調の濃度を望みの目標低
濃度より薄く設定することが可能となる。
【0034】次に、濃度曲線補正手段206で、画像信
号入力手段201から送られる入力画像信号を出力画像
信号に変換する濃度変換手段207の変換係数を補正
し、プロセス制御の制御点も含んだすべての濃度におい
て目標濃度との偏差を予め設定した許容幅より小さくな
るようにする。これは、例えば、第1の実施例で図3中
のプロセス制御点以外の測定点Cを目標とする濃度曲線
である目標γ特性にあわせたように、プロセス制御点も
同様に入力画像信号をシフトしてあわせることができ
る。また、濃度測定点以外の入力画像信号のシフト量
も、第1の実施例と同様に、濃度測定点でのシフト量と
濃度測定点における入力画像信号との差から線形補完し
求めることができる。
【0035】以上の動作により、すべての入力画像信号
の出力画像濃度を目標濃度に一致させ、画像濃度が安定
するよう制御でき、かつ、プロセス制御手段で高階調の
濃度を望みの目標高濃度より濃くし、低階調の濃度を望
みの目標低濃度より薄くする簡便な制御仕様とする事が
可能となり、高速に制御が可能とするものである。
【0036】次に、第1及び第2の実施例では、濃度検
出器112の測定可能範囲が十分広く、低濃度から高濃
度まで測定可能であるとした。しかし、濃度検出器の測
定可能範囲はノイズや汚れ等の要因で、精度良く測定す
るには測定可能範囲を広げることができず、測定濃度毎
に複数個の濃度測定器が必要となり、電子写真プロセス
が大型になるという問題点があった。
【0037】そこで、本発明の第3の実施例として、濃
度測定器の測定可能範囲が小さい場合でも低濃度から高
濃度までの濃度を1つあるいは小数の濃度検出器で測定
可能な画像濃度制御装置を提供する。
【0038】以下本発明の第3の実施例の画像濃度制御
装置について、図面を参照しながら説明する。
【0039】図6は本発明の第3の実施例における画像
濃度制御装置の構成を示す全体図である。
【0040】図6において、100は帯電コロトロン、
104は現像サブシステム、106は感光体、201は
画像信号入力手段、203はレーザースキャナユニッ
ト、204はプロセス制御手段、205は濃度検査手
段、206は濃度曲線補正手段、207は濃度変換手
段、208は画像濃度信号切り換え手段、600は基準
出力画像濃度データ入力手段、602は濃度検出器、6
04は濃度補正手段、611、612、613は可視像
である。
【0041】図7は基準出力画像濃度データの詳細説明
図である。図7において、700は濃度αベタデータ、
702は濃度βベタデータ、704は濃度βラインデー
タA、706は濃度βラインデータBである。
【0042】以上のように構成された画像濃度制御装置
について、以下図6,図7を用いてその動作を説明す
る。
【0043】通常に画像を出力する場合の手順は第1の
実施例と同じであるので、画像濃度制御を行う場合の手
順を説明する。
【0044】画像濃度制御を行う場合も第1の実施例と
同様に、画像濃度信号切り換え手段208によりB側に
接続し、帯電コロトロン100により感光体106を帯
電させ、基準出力画像濃度データを入力する手段600
から送られた信号に基づいてレーザースキャナユニット
203により露光され静電潜像ができ、現像サブシステ
ム104において現像され、各信号の可視像611、6
12、613ができあがる。これらの基準濃度画像の可
視像の平均濃度を濃度検出器602によって読み取る構
成であるが、本実施例での濃度検出器602は測定可能
範囲が小さい為、ある一定の濃度近傍しか測定すること
ができない。つまり、1ドットをパルス幅変調により出
力画像の濃度階調を実現している図7の場合、濃度αの
ベタデータ700の出力濃度が測定できる濃度検出器
は、濃度βのベタデータ702の出力濃度は精度良く測
定できない。そこで、濃度βのベタデータ702を、縦
方向に1ドットおきに間引いて出力する濃度βラインデ
ータA704、あるいは、横方向に1ドットおきに間引
いて出力する濃度βラインデータB706と変更し、こ
のデータに於ける出力画像の平均濃度が、濃度αの出力
濃度の近傍となるように設定し、これにより濃度検出器
602で精度良く測定できるようにする。そして、この
測定された平均濃度に、濃度補正手段604で補正常数
を乗じて濃度βの濃度を推定し、濃度検査手段205に
送る。ここで、この補正常数は電子写真プロセス保有の
解像度やトナー濃度等に依存されるため、予め実験によ
り求めた値を使用する。また、ここでは画像データを1
ドットおきに間引いて出力したが、複数ドットおきに出
力してもかまわない。
【0045】これ以降の検出された濃度を用いて画像濃
度制御を行う手順は第1の実施例と同じである。
【0046】以上の構成により、濃度測定器の測定可能
範囲が小さい場合でも低濃度から高濃度までの濃度を1
つあるいは小数の濃度検出器で測定可能となり、小型で
安価な画像濃度制御装置を提供することを可能とするも
のである。
【0047】
【発明の効果】以上のように本発明は、感光体を所定の
帯電電圧に帯電させる帯電手段と、出力画像信号に応じ
て感光体に潜像を作成する露光手段と、潜像を所定の現
像バイアス電圧に設定された現像剤によって可視像を作
成する現像手段と、可視像を転写シートに転写する転写
手段とを備えた電子写真プロセスにおいて、予め定めた
複数個の基準出力画像濃度データに基づき帯電、露光、
現像手段により感光体上に作成した複数個の可視像の出
力濃度を検出する濃度検出手段と、濃度検出手段の出力
に応じて、帯電、露光、現像手段への入力を変更するプ
ロセス制御手段と、入力画像信号を濃度検出手段の出力
に応じて出力画像信号に変換する濃度変換手段とを備え
ることにより、出力画像の濃度制御を出力濃度全域にわ
たって制御可能となり、高品質の出力画像を実現するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における画像濃度制御装
置の構成を示す全体図
【図2】図1における濃度検査手段205の詳細説明図
【図3】図1における濃度曲線補正手段206の動作説
明図
【図4】本発明の第2の実施例における画像濃度制御装
置の構成を示す全体図
【図5】図4における濃度検査手段405の詳細説明図
【図6】本発明の第3の実施例における画像濃度制御装
置の構成を示す全体図
【図7】基準出力画像濃度データの詳細説明図
【符号の説明】
100 帯電コロトロン 104 現像サブシステム 106 感光体 112 濃度検出器 201 画像信号入力手段 202 基準出力画像濃度データ入力手段 203 レーザースキャナユニット 204 プロセス制御手段 205 濃度検査手段 206 濃度曲線補正手段 207 濃度変換手段 208 画像濃度信号切り換え手段 211 低階調データ可視像 212 中階調データ可視像 213 高階調データ可視像 300 プロセス制御検査部 301 濃度比較器 303 濃度比較器 305 診断器 310 濃度補正検査部 312 減算器 405 濃度検査手段 406 濃度曲線補正手段 500 プロセス制御高濃度検査部 502 プロセス制御低濃度検査部 510 濃度比較器 512 濃度比較器 600 基準出力画像濃度データ入力手段 602 濃度検出器 604 濃度補正手段 611 可視像 612 可視像 613 可視像 700 濃度αベタデータ 702 濃度βベタデータ 704 濃度βラインデータA 706 濃度βラインデータB
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 15/06 101

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】感光体を所定の帯電電圧に帯電させる帯電
    手段と、入力画像信号を任意の出力画像信号に変換する
    濃度変換手段と、前記出力画像信号に応じて前記感光体
    に潜像を作成する露光手段と、前記潜像を所定の現像バ
    イアス電圧に設定された現像剤によって可視像を作成す
    る現像手段と、前記可視像を転写シートに転写する転写
    手段とを備えた電子写真プロセスにおいて、予め定めた
    複数個の基準出力画像濃度データに基づき前記帯電、露
    光、現像手段により前記感光体上に作成した複数個の可
    視像の出力濃度を検出する濃度検出手段と、前記帯電、
    露光、現像手段への入力を任意に変化させるプロセス制
    御手段を有しており、 前記プロセス制御手段が、前記帯電、露光、現像手段の
    入力を前記濃度検出手段の出力に応じて変化させ、前記
    濃度検出手段の複数個の出力の内のいくつかを予め定め
    た基準濃度にあわせ、 前記濃度変換手段が、前記入力画像信号を前記濃度検出
    手段の出力に応じて前記出力画像信号に変換することを
    特徴とする画像濃度制御装置。
  2. 【請求項2】プロセス制御手段で帯電、露光、現像手段
    の入力を変化させて濃度検出手段の複数個の出力の内の
    いくつかを予め定めた基準濃度にあわせた後に、濃度変
    換手段が入力画像信号を前記濃度検出手段の複数個の出
    力の内のいくつかに応じて出力画像信号に変換すること
    を特徴とする請求項1記載の画像濃度制御装置。
  3. 【請求項3】感光体を所定の帯電電圧に帯電させる帯電
    手段と、入力画像信号を任意の出力画像信号に変換する
    濃度変換手段と、前記出力画像信号に応じて前記感光体
    に潜像を作成する露光手段と、前記潜像を所定の現像バ
    イアス電圧に設定された現像剤によって可視像を作成す
    る現像手段と、前記可視像を転写シートに転写する転写
    手段とを備えた電子写真プロセスにおいて、予め定めた
    高濃度と低濃度と前記高濃度と低濃度との間の少なくと
    も1つの中濃度の基準出力画像濃度データに基づき前記
    帯電、露光、現像手段により前記感光体上に作成した各
    々の可視像の出力濃度を検出する濃度検出手段と、前記
    帯電、露光、現像手段への入力を任意に変化させるプロ
    セス制御手段を有しており、 前記プロセス制御手段が、前記帯電、露光、現像手段の
    入力を前記濃度検出手段の高濃度と低濃度の出力に応じ
    て変化させ、それぞれ予め定めた高濃度と低濃度の基準
    濃度にあわせた後、 前記濃度変換手段が、前記入力画像信号を前記濃度検出
    手段の中濃度の出力に応じて前記出力画像信号に変換す
    ることを特徴とする画像濃度制御装置。
  4. 【請求項4】プロセス制御手段で帯電、露光、現像手段
    の入力を、濃度検出手段の高濃度の出力が予め定めた高
    濃度の基準濃度より高くなるように、また、前記濃度検
    出手段の低濃度の出力が予め定めた低濃度の基準濃度よ
    り低くなるように制御した後、 濃度変換手段が入力画像信号を前記濃度検出手段の高,
    中,低濃度の出力に応じて出力画像信号に変換すること
    を特徴とする請求項3記載の画像濃度制御装置。
  5. 【請求項5】原稿台上の原稿を読み取り、原稿に応じた
    入力画像信号を出力する読み取り手段を有し、濃度検出
    手段が、前記原稿台上に置かれた複数個の基準濃度パッ
    チを前記読み取り手段で読み取り、この読み取った画像
    信号に基づき帯電、露光、現像手段により感光体上に作
    成した複数個の可視像の出力濃度を検出することを特徴
    とする請求項1あるいは請求項3記載の画像濃度制御装
    置。
  6. 【請求項6】感光体を所定の帯電電圧に帯電させる帯電
    手段と、入力画像信号を任意の出力画像信号に変換する
    濃度変換手段と、前記出力画像信号に応じて前記感光体
    に潜像を作成する露光手段と、前記潜像を所定の現像バ
    イアス電圧に設定された現像剤によって可視像を作成す
    る現像手段と、前記可視像を転写シートに転写する転写
    手段とを備えた電子写真プロセスにおいて、予め定めた
    複数個の基準出力画像濃度データに基づき前記帯電、露
    光、現像手段により前記感光体上に作成した複数個の可
    視像の出力濃度を検出する濃度検出手段と、前記帯電、
    露光、現像手段への入力を任意に変化させるプロセス制
    御手段を有しており、 前記濃度検出手段が、複数個の前記基準出力画像データ
    の内の代表画像データに基づき作成された可視像の出力
    濃度の目標値となる代表濃度の近傍を検出する濃度検出
    器と、前記代表画像データ以外の前記基準出力画像デー
    タを一定間隔で空間的に間引いて出力される様に変換す
    る信号変換器を有しており、前記信号変換器により変換
    された画像データに基づき作成された可視像の平均出力
    濃度の目標値となる濃度が、前記代表濃度近傍となるよ
    うに前記基準出力画像データあるいは前記信号変換器で
    間引く間隔を定め、前記濃度検出器が前記代表画像デー
    タに基づき作成された可視像の出力濃度に加えて、前記
    信号変換器により変換された画像データに基づき作成さ
    れた可視像の平均出力濃度を検出し、この検出値を補正
    して、前記代表画像データ以外の前記基準出力画像デー
    タに基づいて作成された可視像の濃度を推定することを
    特徴とする画像濃度制御装置。
  7. 【請求項7】露光手段が、一定の大きさの点を予め定め
    られた分割数で濃度階調を実現し、出力画像信号に応じ
    た濃度階調数で1点毎に感光体上に潜像を作成する手段
    であって、信号変換器が、前記代表画像データ以外の前
    記基準出力画像データを正の整数点おきに出力すること
    を特徴とする請求項6記載の画像濃度制御装置。
  8. 【請求項8】転写手段が、現像手段によって作成された
    可視像を所定の転写電圧に設定された転写ベルト上に転
    写し、濃度検出手段が、予め定めた複数個の基準出力画
    像濃度データに基づき帯電、露光、現像、前記転写手段
    により前記転写ベルト上に作成した像の出力濃度を検出
    することを特徴とする請求項1あるいは請求項3あるい
    は請求項5記載の画像濃度制御装置。
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