JPH0626591A - 圧力調整弁装置 - Google Patents

圧力調整弁装置

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JPH0626591A
JPH0626591A JP20315292A JP20315292A JPH0626591A JP H0626591 A JPH0626591 A JP H0626591A JP 20315292 A JP20315292 A JP 20315292A JP 20315292 A JP20315292 A JP 20315292A JP H0626591 A JPH0626591 A JP H0626591A
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needle valve
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JP20315292A
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Kazuo Niitsuma
和生 新妻
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Shibuya Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】本発明は下記の構成を有する。 ニードル弁とニードル弁座とを有する高圧流体の圧力
調整弁装置である。 ニードル弁の閉鎖時におけるニードル弁座との係合面
のテーパ角度と、ニードル弁座のテーパ角度とを、等し
いか又はニードル弁の係合面のテーパ角度を大きく形成
してある。 ニードル弁の高圧流体流入側端面の中心付近に該ニー
ドル弁と同軸方向に一方端閉鎖の流体受け穴を穿設して
ある。 流体受け穴より、ニードル弁のニードル弁座との接触
上限より下方の係合面に向かって貫通する端部開口の細
孔を所望数穿設してある。 【効果】本発明は、従来のリリーフ弁に簡単な改造を施
すことによりキャビテーションエロージョンを抑制でき
る圧力調整弁装置となった。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高圧流体の圧力調整用
のリリーフ弁に関するもので、特に弁の開閉時に、弁前
後で発生する流速変化により生じるキャビテーションエ
ロージョンを抑制することのできる圧力調整弁装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、図5に示されるごときニードル弁
1aとニードル弁座体2aを主要部として構成される高
圧流体の圧力調整弁装置は、高速流によりキャビテーシ
ョンエロージョンが発生し、構成部品が侵食され、制御
不能になるおそれがあった。特に図6の侵食部分の拡大
説明図に示されるように最小絞り部であるニードル弁座
体2aの弁座上面3より弁座エッジ部4にかけて侵食部
分5が発生しやすいものであった。
【0003】このため従来より弁及び弁座のキャビテー
ション(流体の圧力変動で生じる気泡)による騒音の低
減やエロージョン(侵食作用)の防止のため、多段オリ
フィスを設けたもの(特開昭58ー54298号公報記
載のもの)や、弁後方にドーナツ状の空間部を設けたも
の(特開平3ー219183号公報記載のもの)、更に
配管中にバイパスを設けたもの(実開平1ー58884
号公報記載のもの)等が提案されてきた。
【0004】しかし、キャビテーションエロージョンの
防止機構として、多段オリフィスを設けたものでは、オ
リフィスがスケールにより目詰りする危険があり、更に
高圧流体のリリーフ弁として利用するには大きすぎるも
のであった。また、キャビテーションエロージョン防止
機構として、ドーナツ状の空間部を設ける場合も、バイ
パスを設ける場合も、従来の弁の周囲の配管形状を変更
する必要が有り、コストの高い圧力調整弁装置になって
しまう難点を有していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、如上
の難点を解消するのに、従来のリリーフ弁に簡単な改造
を施すことによりキャビテーションエロージョンを抑制
できる圧力調整弁装置を提供せんとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明は、ニードル弁とニードル弁座とを有する高
圧流体の圧力調整弁装置において、ニードル弁の閉鎖時
におけるニードル弁座との係合面のテーパ角度と、ニー
ドル弁座のテーパ角度とを、等しいか又はニードル弁の
係合面のテーパ角度を大きく形成し、ニードル弁の高圧
流体流入側端面の中心付近に該ニードル弁と同軸方向に
一方端閉鎖の流体受け穴を穿設し、該流体受け穴より、
ニードル弁のニードル弁座との接触上限より下方の係合
面に向かって貫通する端部開口の細孔を所望数穿設した
ことを特徴とする圧力調節弁装を提供する。
【0007】
【実施例】以下本発明の実施例につき説明する。実施例
は、高圧流体として超高圧水を利用する場合のもので、
図3は圧力調整弁装置が利用される超高圧水加工装置の
水圧系路図である。
【0008】超高圧水加工装置6は、給水部7から送ら
れてきた水を超高圧水発生ポンプ8により超高圧水(高
圧流体)へと変換し、高圧ホース9によりマニホールド
10へと送り、更にストップ弁11を有する高圧配管1
2により回転ガン13へと送り、最終的に回転ガン13
より噴射される超高圧水によりワークの洗浄、剥離等の
加工を行わんとするものである。尚、図中Aは、超高圧
水の各場所での圧力を計測するための圧力計である。
【0009】本発明にかかる圧力調整弁装置15は、超
高圧水発生ポンプ8とマニホールド10間の高圧ホース
9の分岐ホース14に配置され、圧力調整弁装置15に
は排水ホース16が接続されている。圧力調整弁装置1
5は、ニードル弁1とニードル弁座2bの係合直径を円
とする受圧面積と回路圧力の積が、スプリング26の圧
縮荷重とバランスする状態を維持しようと作動する。作
動中に於いては、ポンプから吐出された水は、回転ガン
に導かれるとともに、圧力調整弁装置15にも供給され
ている。回路中の圧力と受圧面積の積が、スプリング2
6の力より小さい場合は、ニードル弁1とニードル弁座
2bは係合し、ポンプの吐出水量は全量回転ガンに導か
れる。回路圧力が圧力調整弁装置15の設定圧力に達し
たとき、ニードル弁1は上方に押上げられる。この結
果、係合部に隙間が生じ、圧力上昇分はニードル弁座体
2の中心部に設けられた穴を通り、上記隙間から余剰水
として排水される。この繰返しにより回路圧を設定値に
保っている。
【0010】本発明に係る圧力調節弁装置15は、ニー
ドル弁1とニードル弁座体2を基本部材とするもので、
従来公知のニードル弁1a及びニードル弁座体2aの形
状と基本的に同様の形状をしている。しかし、ニードル
弁1の弁座2b(ニードル弁座体2の円錐座部分)との
係合面17のテーパ角度Θaは、弁座2bのテーパ角度
Θbに対して、等しいか又は大きいものに形成されてい
る。すなわちΘa≧Θbという関係にある。
【0011】ニードル弁1は、超高圧水給水側端部すな
わち超高圧水の流れ方向に対面する面(図中ニードル弁
1の下端面)の中心付近にニードル弁1と同軸方向(流
れの方向)に他端閉鎖の流体受け穴20が穿設されてい
る。更に該流体受け穴20の閉鎖端部より若干手前側よ
り、ニードル弁1外周面に向かって貫通した細孔21が
開けられている。
【0012】該細孔21のニードル弁1外周面での開口
位置は、ニードル弁1が作動状態で、弁座2bとニード
ル弁1との接触上限部19より下方の係合面17に位置
している。これにより細孔21の存在による閉状態での
減圧発生を防止できる。図1ないし図2の実施例に於い
て該細孔21は4方向に穿設されている。
【0013】図4は、圧力調整弁装置15の作動部を示
す説明図であり、図中22が給水口、23が排水口であ
る。給水口22より圧力調整弁装置15内に水路24が
形成されており、水路24途中にニードル弁座体2が設
けられ、該弁座2bの上方にニードル弁1が上下動自在
に装着されている。
【0014】ニードル弁1の弁座2bの反対方向端部に
は、ニードル弁1とは別体の弁押え部材25が接触して
いる。該弁押え部材25は、作動部中央を貫通している
弁開閉用カム27に上下に若干移動自由度を持たせて装
着され、更に弁押え部材25の上方に配置されたスプリ
ング26により下方へと押圧されている。これによりニ
ードル弁1は弁座2b方向へと付勢される。
【0015】弁開閉用カム27は、圧力調整弁装置15
に配備されたモータMの回転にて、回転させられ、弁押
え部材25を上下動させる。この際弁押え部材25は上
下への自由度を有するが、弁開閉用カム27に装着され
ているため、装着の自由度以上に下降することはない。
すなわち一定の自由度を有するものの弁押え部材25の
位置は弁開閉用カム27により決定されるものである。
すなわち弁開閉用カム27は上下動の上限及び下限を規
制している。
【0016】
【発明の効果】如上の構成により、本発明は以下のよう
な効果を発揮する。 ニードル弁1に設けた流体受け穴20からニードル弁
1の外周面に貫通した細孔21を設けたことによって、
ニードル弁1とニードル弁座2bの係合部に圧力を伝達
することができる。本考案は係合部近くに圧力を導くこ
とにより、ニードル弁1とニードル弁座2bの係合範囲
でキャビテーションの発生の抑制が可能となった。フィ
ールドテストの結果は、細孔21のないものと比較し、
使用時間で約7倍の効果を得た。 細孔21の開口位置をニードル弁1の弁座2bとの接
触上限より下方の係合面17に設けたため細孔21の存
在にもかかわらず弁の閉鎖状態を完全にすることが出来
た。 従来のニードル弁1aの先端部に流体受け穴20及び
細孔21を設けるという簡単な構造変更によりキャビテ
ーションエロージョンの発生を防止できる圧力調整弁1
とすることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】開状態の圧力調整弁を示す断面構造図
【図2】閉状態の圧力調整弁を示す断面構造図
【図3】本発明の利用される高圧流体による加工装置の
水圧系路図
【図4】圧力調整弁の作動機構を示す説明図
【図5】従来の圧力調整弁と弁座の関係を示す説明図
【図6】ニードル弁座に生じる侵食の拡大説明図
【符号の説明】
1...ニードル弁 2...弁座体 2b..弁座 3...弁座上面 4...弁座エッジ部 5...侵食部分 6...超高圧水加工装置 7...給水部 8...超高圧水発生ポンプ 9...高圧ホース 10...マニホールド 11...ストップ弁 12...高圧配管 13...回転ガン 14...分岐ホース 15...圧力調整弁装置 16...排水ホース 17...弁の係合面 19...接触上限部 20...流体受け穴 21...細孔 22...給水口 23...排水口 24...水路 25...弁押え部材 26...スプリング 27...弁開閉用カム

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ニードル弁とニードル弁座とを有する高圧
    流体の圧力調整弁装置において、ニードル弁の閉鎖時に
    おけるニードル弁座との係合面のテーパ角度と、ニード
    ル弁座のテーパ角度とを、等しいか又はニードル弁の係
    合面のテーパ角度を大きく形成し、ニードル弁の高圧流
    体流入側端面の中心付近に該ニードル弁と同軸方向に一
    方端閉鎖の流体受け穴を穿設し、該流体受け穴より、ニ
    ードル弁のニードル弁座との接触上限より下方の係合面
    に向かって貫通する端部開口の細孔を所望数穿設したこ
    とを特徴とする圧力調節弁装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008291928A (ja) * 2007-05-25 2008-12-04 Saginomiya Seisakusho Inc ニードル弁及びこのニードル弁を有する冷凍サイクル装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5272927U (ja) * 1975-11-27 1977-05-31
JPS57156663U (ja) * 1981-03-28 1982-10-01

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