JPH0626580A - コンクリ−ト圧送管用開閉装置 - Google Patents

コンクリ−ト圧送管用開閉装置

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JPH0626580A
JPH0626580A JP4098529A JP9852992A JPH0626580A JP H0626580 A JPH0626580 A JP H0626580A JP 4098529 A JP4098529 A JP 4098529A JP 9852992 A JP9852992 A JP 9852992A JP H0626580 A JPH0626580 A JP H0626580A
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Tomio Okada
田 冨 美 夫 岡
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L55/00Devices or appurtenances for use in, or in connection with, pipes or pipe systems
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Abstract

(57)【要約】 【目的】コンクリ−トが柔らかい場合であろうと、コン
クリ−ト圧送管内で完全に遮断でき、かつ開閉板を遮断
から開放に、又は開放から遮断に切替える場合にも、コ
ンクリ−トの侵入がなく、シ−ル効果が極めて高いにも
拘らず開閉板の移動が極めて容易になし得るようにした
コンクリ−ト圧送管用開閉装置を提供する。 【構成】コンクリ−ト圧送路内に進入して該圧送路を遮
断し又はコンクリ−ト圧送路から離反して該圧送路を開
放し得る如く往復動可能な開閉板を、コンクリ−ト圧送
管と接続する接続管に形成した開閉板案内口に装着し、
該開閉板案内口の周縁に開閉板を弾圧する所定間隔をお
いて配設したパッキンを装着し、該所定間隔をおいて配
設したパッキンで形成した密閉空間に粘性の潤滑油を充
填する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンクリ−トポンプ車
に接続したコンクリ−ト圧送管よりコンクリ−トを作業
現場に圧送するときに、該コンクリ−ト圧送管の途中に
接続してコンクリ−トの圧送を中断したり、圧送を再開
したりするためのコンクリ−ト圧送管用開閉装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種コンクリ−ト圧送管用開閉
装置は、コンクリ−ト圧送管の上方に複数のピンを所定
間隔をおいて互いに平行となる如く列設し、該ピンを前
記圧送管に挿脱することによりコンクリ−トの遮断、開
放を行なっていた(特開昭58−177822号公報参
照)。また、別の手段として、2枚の固定板のうちの一
方の固定板の片面上下幅方向に沿って一体に設けた帯状
突片を介して両固定板を互いに対向せしめる如く緊諦
し、かつ両固定板の相対位置に穿設した透孔に連通する
路管を各固定板に固着するとともに両固定板の対向面と
帯状突片の内面とで形成される空間に、前記透孔と同形
の穿設孔を有する可動板をパッキングを介して摺動自在
に装着してなるコンクリ−ト圧送管の遮断装置がある
(実開昭54−68431号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例のうち、複
数のピンにてコンクリ−トの遮断を行なう場合、コンク
リ−トがある程度、粘性を有するものであればよいが、
いわゆる粘性の低い柔らかいコンクリ−トであるとき
は、十分な遮断効果が得られないという難点があった。
【0004】また、路管と同形の穿設孔を有する可動板
を左右に移動させ、穿設孔と路管が合致するときにはコ
ンクリ−トが圧送され、逆に穿設孔が移動し、盲の可動
板が路管の位置にあるときは、コンクリ−トが完全に遮
断されることとはなるが、穿設孔が路管内から路管外に
移動する際、路管内のコンクリ−トが穿設孔内の空隙に
侵入することとなり、この侵入したコンクリ−トが一
部、固化した場合、可動板を遮断から開放に切替えると
きに、可動板の移動に多大の力を要し、可動板の移動作
業が大変であるという難点があった。
【0005】本発明は上記の点に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、コンクリ−トが柔らかい
場合であろうと、コンクリ−ト圧送管内で完全に遮断で
き、かつ開閉板を遮断から開放に、又は開放から遮断に
切替える場合にも、コンクリ−トの侵入がなく、シ−ル
効果が極めて高いにも拘らず開閉板の移動が極めて容易
になし得るようにしたコンクリ−ト圧送管用開閉装置を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係るコンクリ−
ト圧送管用開閉装置は、コンクリ−ト圧送路内に進入し
て該圧送路を遮断し又はコンクリ−ト圧送路から離反し
て該圧送路を開放し得る如く往復動可能な開閉板を、コ
ンクリ−ト圧送管と接続する接続管に形成した開閉板案
内口に装着し、該開閉板案内口の周縁に開閉板を弾圧す
る所定間隔をおいて配設したパッキンを装着し、該所定
間隔をおいて配設したパッキンで形成した密閉空間に粘
性の潤滑油を充填したものである。
【0007】また、コンクリ−ト圧送路内に進入して該
圧送路を遮断し又はコンクリ−ト圧送路から離反して該
圧送路を開放し得る如く往復動可能な開閉板は、その両
側端縁を円弧状に形成するとともに、該開閉板を弾圧す
るパッキンの開閉板両側端縁相当部も円弧状に形成し、
さらに前記開閉板に硬質クロムメッキ等の滑動し易い表
面処理を施したものである。
【0008】さらに、コンクリ−ト圧送路内に進入して
該圧送路を遮断し又はコンクリ−ト圧送路から離反して
該圧送路を開放し得る如く往復動可能な開閉板は、コン
クリ−ト圧送管と接続する接続管の外側に形成したラッ
クと該ラックに噛み合うピニオンに連結したハンドルに
て移動させるか、又はラックとピニオンを介して油圧シ
リンダ−あるいはエア−シリンダ−にて移動させるよう
にしたものである。
【0009】
【作用】往復動可能な開閉板は、コンクリ−ト圧送管と
接続する接続管に形成した開閉板案内口に装着されてい
る。開閉板案内口の周縁に装着したパッキンにより、開
閉板は弾圧されシ−ルされており、所定間隔をおいて配
設したパッキンで形成した密閉空間にはコンクリ−トが
侵入することがない。また、開閉板を移動させる際、所
定間隔をおいて配設したパッキンで形成した密閉空間に
は粘性の潤滑油を充填しているので、開閉板がパッキン
で強く弾圧されいるにも拘らず、密閉空間内の粘性の潤
滑油がパッキン部分に作用して開閉板の移動をスム−ズ
に行うことができる。また、開閉板の表面に、滑動し易
い表面処理を施すことにより、潤滑油と相俟って一層、
開閉板の円滑な移動が可能となる。
【0010】そして、開閉板を移動させる際、手動によ
る場合は、コンクリ−ト圧送管と接続する接続管の外側
に形成したラックとピニオンの噛み合わせを介してハン
ドル操作により円滑に開閉板を移動させることができ
る。また自動的に開閉板を移動させるには、油圧シリン
ダ−あるいはエア−シリンダ−を作動させ、ラックとピ
ニオンを介して開閉板を移動させることができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。1はコンクリ−ト圧送管、2はコンクリ−ト圧
送管1と接続する接続管をそれぞれ示す。コンクリ−ト
圧送管1内および接続管2内のそれぞれはポンプ車(図
示せず)から送られてくるコンクリ−トを圧送するコン
クリ−ト圧送路3となるものである。接続管2内のコン
クリ−ト圧送路3はその前後がコンクリ−ト圧送管1と
同一形状の円形に形成されているが、後記する開閉板4
が昇降する箇所は該開閉板4の略幅相当の断面角型形状
とし、シ−ル性を高めるとともに該断面角型形状の内側
の両側壁に開閉板4の案内溝(図示せず)又は案内突起
(図示せず)を形成して、コンクリ−トの圧送圧力に耐
えるようにしている。接続管2の上部には開閉板4を昇
降自在に装着するための開閉板案内口5が形成されてい
る。開閉板案内口5の形状は開閉板4の厚みおよび幅を
考慮した略同一断面形状に形成され、開閉板4がこの開
閉板案内口5を通して昇降し得るようにする。本例で
は、開閉板案内口5を接続管2の上部に形成した場合に
ついて説明したが、必ずしもこの箇所に限定されるもの
ではなく、左右その他、適所であってもよい。
【0012】開閉板4は接続管2内のコンクリ−ト圧送
路3を遮断できる幅と長さを備え、かつコンクリ−トを
圧送する圧力に十分耐え得る厚みと強度が要求される。
ただし、粘性の高いコンクリ−トの場合は、開閉板4の
大きさはコンクリ−ト圧送路3を完全に遮断する大きさ
とする必要はなく、若干、空隙部分があってもよい。通
常、開閉板4は略長方形状に形成され、該開閉板4の左
右両側端縁は円弧状に形成する。このように開閉板4の
左右両側端縁を円弧状に形成することとしたのは、角形
に形成した場合、その角部のパッキング効果が十分でな
く、ここから圧力の高いコンクリ−トが侵入するのを排
除するためである。また、開閉板4はその表面に硬質ク
ロムメッキ等のメッキを施すなどして後述するパッキン
6と接する表面が滑動し易いように表面処理を施してい
る。
【0013】パッキン6はネオプレン等の耐油性の合成
ゴム、樹脂等の弾性材料で形成した長方形状の板6aを
2枚用意し、それぞれの板6aには開閉板4を弾圧状態
で挿し込むための長孔6bを形成し、その長孔6bの両
端部は開閉板4の左右両側端縁を十分に弾圧し得るよう
にするために円弧状に形成する。弾性材料で形成した長
方形状の板6aと板6aとの間には、該長方形状の板6
aの外周形状と同一で、周囲のフレ−ムだけを備えたネ
オプレン等の耐油性の合成ゴム、樹脂等の弾性材料で形
成した枠材7を介在させ、上下2枚のパッキン6および
枠材7とにより密閉空間8を形成する。この密閉空間8
にはグリ−ス等の粘性を有する潤滑油9を充填する。潤
滑油9の充填は上方に位置する長方形状の板6aの周縁
適所に形成した充填孔6cを通して充填する。
【0014】しかして、往復動可能な開閉板4は、開閉
板案内口5の周縁に装着した上下のパッキン6、6の長
孔6bに挿し込まれて、弾圧されシ−ルされており、特
に、開閉板4の左右両側端縁を円弧状に形成した部分は
長孔6bの両端部を円弧状に形成した部分により完全に
弾圧シ−ルされ、上下に所定間隔をおいて配設したパッ
キン6で形成した密閉空間8にはコンクリ−トが侵入す
ることが全くない。また、開閉板4を移動させる際、上
下に所定間隔をおいて配設したパッキン6、6で形成し
た密閉空間8には粘性の潤滑油9を充填しているので、
開閉板4がパッキン6で強く弾圧されているに拘らず、
密閉空間8内の粘性の潤滑油9がパッキン6部分に作用
し、かつ密閉空間8内の粘性の潤滑油9内に開閉板4が
晒されているために、開閉板4の移動をスム−ズに行う
ことができる。また、開閉板4の表面に、硬質クロ−ム
メッキ等の滑動し易い表面処理を施すことにより、潤滑
油9と相俟って一層、開閉板4の円滑な移動が可能とな
る。
【0015】往復動可能な開閉板4は、コンクリ−ト圧
送管1と接続する接続管2に形成した開閉板案内口5に
装着されている点は、上述した通りであるが、該開閉板
4を往復動させる手段として、手動による場合は、コン
クリ−ト圧送管1と接続する接続管2の外側に該接続管
2を挾んで左右に垂直方向に形成したラック10と、該
ラック10に噛み合うピニオン11を取り付け、該ピニ
オン11を有する軸12の端部に着脱自在にハンドル1
3を取り付ける。こうしてハンドル13を一方向に回転
操作させることにより円滑に開閉板を上昇または下降さ
せることができる。また自動的に開閉板4を移動させる
には、油圧シリンダ−(図示せず)あるいはエア−シリ
ンダ−(図示せず)を作動させ、ラック10とピニオン
11を介して開閉板4を移動させることができる。
【0016】
【発明の効果】本発明に係るコンクリ−ト圧送管用開閉
装置は、上記の説明から判るように、コンクリ−ト圧送
路内に進入して該圧送路を遮断し又はコンクリ−ト圧送
路から離反して該圧送路を開放し得る如く往復動可能な
開閉板を、コンクリ−ト圧送管と接続する接続管に形成
した開閉板案内口に装着し、該開閉板案内口の周縁に開
閉板を弾圧する所定間隔をおいて配設したパッキンを装
着し、該所定間隔をおいて配設したパッキンで形成した
密閉空間に粘性の潤滑油を充填したので、コンクリ−ト
が柔らかい場合であろうと、コンクリ−ト圧送管内でコ
ンクリ−トを完全に遮断でき、かつ開閉板を遮断から開
放に、又は開放から遮断に切替える場合にも、開閉板自
体には何ら穿設孔が設けられておらず、パッキンにより
コンクリ−トの侵入が完封され、シ−ル効果が極めて高
いにも拘らず開閉板の移動が極めて容易になし得るとい
う優れた効果を奏する。
【0017】また、コンクリ−ト圧送路内に進入して該
圧送路を遮断し又はコンクリ−ト圧送路から離反して該
圧送路を開放し得る如く往復動可能な開閉板は、その両
側端縁を円弧状に形成するとともに、該開閉板を弾圧す
るパッキンの開閉板両側端縁相当部も円弧状に形成し、
さらに前記開閉板に硬質クロムメッキ等の滑動し易い表
面処理を施すことにより、開閉板の左右両側端縁を円弧
状に形成した部分は、対応するパッキンの該当する円弧
状に形成した部分により完全に弾圧シ−ルされ、所定間
隔をおいて配設したパッキンで形成した密閉空間にはコ
ンクリ−トが侵入することが全くない上に、潤滑油と相
俟って一層、開閉板の円滑な移動が可能となる。
【0018】さらに、コンクリ−ト圧送路内に進入して
該圧送路を遮断し又はコンクリ−ト圧送路から離反して
該圧送路を開放し得る如く往復動可能な開閉板は、コン
クリ−ト圧送管と接続する接続管の外側に形成したラッ
クと該ラックに噛み合うピニオンに連結したハンドルに
て移動させるか、又はラックとピニオンを介して油圧シ
リンダ−あるいはエア−シリンダ−にて移動させるよう
にしたので、開閉板の移動手段が手動であろうと、ある
いは自動であろうと簡単かつ楽に開閉板を移動させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す正面図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】開閉板とパッキンの関係を示す斜視図である。
【図4】パッキンで形成した密閉空間の断面図である。
【符号の説明】
1 コンクリ−ト圧送管 2 接続管 3 コンクリ−ト圧送路 4 開閉板 5 開閉板案内口 6 パッキン 8 密閉空間 9 粘性の潤滑油 10 ラック 11 ピニオン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリ−ト圧送路内に進入して該圧送
    路を遮断し又はコンクリ−ト圧送路から離反して該圧送
    路を開放し得る如く往復動可能な開閉板を、コンクリ−
    ト圧送管と接続する接続管に形成した開閉板案内口に装
    着し、該開閉板案内口の周縁に開閉板を弾圧する所定間
    隔をおいて配設したパッキンを装着し、該所定間隔をお
    いて配設したパッキンで形成した密閉空間に粘性の潤滑
    油を充填したことを特徴とするコンクリ−ト圧送管用開
    閉装置。
  2. 【請求項2】 コンクリ−ト圧送路内に進入して該圧送
    路を遮断し又はコンクリ−ト圧送路から離反して該圧送
    路を開放し得る如く往復動可能な開閉板は、その両側端
    縁を円弧状に形成するとともに、該開閉板を弾圧するパ
    ッキンの開閉板両側端縁相当部も円弧状に形成し、さら
    に前記開閉板に硬質クロムメッキ等の滑動し易い表面処
    理を施したことを特徴とする請求項1記載のコンクリ−
    ト圧送管用開閉装置。
  3. 【請求項3】 コンクリ−ト圧送路内に進入して該圧送
    路を遮断し又はコンクリ−ト圧送路から離反して該圧送
    路を開放し得る如く往復動可能な開閉板は、コンクリ−
    ト圧送管と接続する接続管の外側に形成したラックと該
    ラックに噛み合うピニオンに連結したハンドルにて移動
    させるか、又はラックとピニオンを介して油圧シリンダ
    −あるいはエア−シリンダ−にて移動させることを特徴
    とする請求項1又は2記載のコンクリ−ト圧送管用開閉
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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