JPH0626569Y2 - 水路桝ブロック - Google Patents
水路桝ブロックInfo
- Publication number
- JPH0626569Y2 JPH0626569Y2 JP1991032311U JP3231191U JPH0626569Y2 JP H0626569 Y2 JPH0626569 Y2 JP H0626569Y2 JP 1991032311 U JP1991032311 U JP 1991032311U JP 3231191 U JP3231191 U JP 3231191U JP H0626569 Y2 JPH0626569 Y2 JP H0626569Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- waterway
- block
- escape
- flume
- animal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Sewage (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、宅地、ゴルフ場等の土
地造成に伴う排水路に転落する動物の溺死を防止するこ
とを目的に開発した水路桝ブロックに関するものであ
る。
地造成に伴う排水路に転落する動物の溺死を防止するこ
とを目的に開発した水路桝ブロックに関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】従来の水路桝ブロック二次製品は、周囲
の壁面がほぼ垂直の壁になっている。蛙、蛇、虫等の小
動物は側壁が滑面である水路桝ブロックの場合は、たと
え小さなものであってもそれに落下すると、もはや這上
ることができずに、溺死したり餓死してしまうのが常で
あった。特に、山林、原野の中の水路では、その被害が
多かった。
の壁面がほぼ垂直の壁になっている。蛙、蛇、虫等の小
動物は側壁が滑面である水路桝ブロックの場合は、たと
え小さなものであってもそれに落下すると、もはや這上
ることができずに、溺死したり餓死してしまうのが常で
あった。特に、山林、原野の中の水路では、その被害が
多かった。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、水路桝ブロ
ックの形状に工夫を加え、上記のようにたとえ小動物が
水路桝へ落ちても生命を失うのを防止し、自然環境の破
壊から守ろうとするものである。また、人や鹿等の大き
な動物も水路桝から脱出できるよう、大形水路桝ブロッ
クにも適用できる一体構造可能な形状につき検討を加え
た。
ックの形状に工夫を加え、上記のようにたとえ小動物が
水路桝へ落ちても生命を失うのを防止し、自然環境の破
壊から守ろうとするものである。また、人や鹿等の大き
な動物も水路桝から脱出できるよう、大形水路桝ブロッ
クにも適用できる一体構造可能な形状につき検討を加え
た。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本考案の水路桝ブロック
は、次の構成である。 すなわち、箱型コンクリート製水路桝ブロックの少なく
とも一方の側壁２に対し、動物脱出用スロープ３を形成
したことを特徴とする。 ここにいう動物脱出用スロープとは、水路桝ブロックの
底部から上縁部間に斜めに設けた部分をいう。
は、次の構成である。 すなわち、箱型コンクリート製水路桝ブロックの少なく
とも一方の側壁２に対し、動物脱出用スロープ３を形成
したことを特徴とする。 ここにいう動物脱出用スロープとは、水路桝ブロックの
底部から上縁部間に斜めに設けた部分をいう。
【０００５】
【作用】水路桝ブロックに設けた動物脱出用スロープに
より、水路内に転落した人や動物、特に小形水路におい
て小動物が水路内へ落ちても、小動物はこの水路桝ブロ
ックの部分に達すると動物脱出用スロープにより容易に
自力で水路外へ脱出し、生命をとり止めることができ
る。
より、水路内に転落した人や動物、特に小形水路におい
て小動物が水路内へ落ちても、小動物はこの水路桝ブロ
ックの部分に達すると動物脱出用スロープにより容易に
自力で水路外へ脱出し、生命をとり止めることができ
る。
【０００６】
【実施例】図１は本考案の水路桝ブロックの実施例の斜
視図、図２は図１中Ａ−Ａ断面図である。これは、水路
の溜桝部分に用いるもので、動物脱出用スロープ３を側
壁２と一体的に形成した水路桝ブロック１である。箱型
のこの水路桝ブロック１は四方の側壁のうち三方が従来
のように垂直で、それらの上部には流水路９と排水路10
のための切欠７がある。残る一つの側壁が動物脱出用ス
ロープ３となっている。上面は石の破砕面のような粗面
にして水路桝からの動物の這上りを容易にしている。そ
の上縁部にも流入路９が接続されている。水路桝内に転
落した動物がこの動物脱出用スロープ３を利用して地上
へ這い上がることができ、容易に自力で脱出できる。 この例は水路桝の四方の側壁のうち一方のみに動物脱出
用スロープ３を設けているが、必要により二方、三方
等、多方向に動物脱出用スロープ３を設けても良い。
視図、図２は図１中Ａ−Ａ断面図である。これは、水路
の溜桝部分に用いるもので、動物脱出用スロープ３を側
壁２と一体的に形成した水路桝ブロック１である。箱型
のこの水路桝ブロック１は四方の側壁のうち三方が従来
のように垂直で、それらの上部には流水路９と排水路10
のための切欠７がある。残る一つの側壁が動物脱出用ス
ロープ３となっている。上面は石の破砕面のような粗面
にして水路桝からの動物の這上りを容易にしている。そ
の上縁部にも流入路９が接続されている。水路桝内に転
落した動物がこの動物脱出用スロープ３を利用して地上
へ這い上がることができ、容易に自力で脱出できる。 この例は水路桝の四方の側壁のうち一方のみに動物脱出
用スロープ３を設けているが、必要により二方、三方
等、多方向に動物脱出用スロープ３を設けても良い。
【０００７】これらの動物脱出用スロープ付水路桝ブロ
ックは水路長10〜20ｍに１ヶ所程度の割合で施工する。
他の水路桝ブロックが従来のものでも、これにより環境
保全の目的を達成することができる。
ックは水路長10〜20ｍに１ヶ所程度の割合で施工する。
他の水路桝ブロックが従来のものでも、これにより環境
保全の目的を達成することができる。
【０００８】
【考案の効果】以上説明したように本考案の水路桝ブロ
ックを水路の一部へ施工することによって、水路や水路
桝内に転落した動物の脱出を可能とし、生命をとり止め
ることができて、自然環境の保全に寄与する。
ックを水路の一部へ施工することによって、水路や水路
桝内に転落した動物の脱出を可能とし、生命をとり止め
ることができて、自然環境の保全に寄与する。
【図１】本考案の実施例の斜視図である。
【図２】図１中Ａ−Ａ断面図である。
１ 水路桝ブロック ２ 側壁 ３ 動物脱出用スロープ
Claims (1)
- 【請求項１】 箱型コンクリート製水路桝ブロックの少
なくとも一方の側壁２に対し、動物脱出用スロープ３を
形成してなることを特徴とする水路桝ブロック。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991032311U JPH0626569Y2 (ja) | 1991-03-09 | 1991-03-09 | 水路桝ブロック |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991032311U JPH0626569Y2 (ja) | 1991-03-09 | 1991-03-09 | 水路桝ブロック |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0583027U JPH0583027U (ja) | 1993-11-09 |
| JPH0626569Y2 true JPH0626569Y2 (ja) | 1994-07-20 |
Family
ID=12355398
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1991032311U Expired - Lifetime JPH0626569Y2 (ja) | 1991-03-09 | 1991-03-09 | 水路桝ブロック |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0626569Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5518512B2 (ja) * | 2010-02-02 | 2014-06-11 | 栃木県コンクリート製品協同組合 | コンクリートフリューム |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3032675U (ja) * | 1996-06-21 | 1996-12-24 | 株式会社ヒカリ金属 | 感温管 |
-
1991
- 1991-03-09 JP JP1991032311U patent/JPH0626569Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0583027U (ja) | 1993-11-09 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |