JPH0626569A - 伝動装置ケースに装着可能なサーボ機構 - Google Patents

伝動装置ケースに装着可能なサーボ機構

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JPH0626569A
JPH0626569A JP5041512A JP4151293A JPH0626569A JP H0626569 A JPH0626569 A JP H0626569A JP 5041512 A JP5041512 A JP 5041512A JP 4151293 A JP4151293 A JP 4151293A JP H0626569 A JPH0626569 A JP H0626569A
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servo mechanism
casing
transmission case
piston
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    • F16H63/30Constructional features of the final output mechanisms
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D65/00Parts or details
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 伝動装置ケースの構造を大幅に簡単化するこ
とのできるサーボ機構を提供する。 【構成】 本サーボ機構21は、伝動装置のブレーキバ
ンド・アセンブリ11を作動させるように伝動装置ケー
ス17の中に装着される。サーボ機構21は、ベース部
分51、キャップ部分52及びカップラ部分35を有す
る内蔵型のケーシング10を備える。また、ケーシング
10のカップラ部分を貫通して外方に伸長し、ケース1
7のパイロット孔31の中に往復運動可能に収容される
サーボ付与ピン22も備える。更に、ベース部分及びキ
ャップ部分の内側で画成されるピストン室70と、該室
の中に動作可能に収容されると共に、サーボ付与ピンに
固定される作動ピストン60も備える。また、伝動装置
ケースの中の導管76から、カップラ部分及びサーボ付
与ピンを介して、ピストン室の中へ作動流体を連通させ
る手段75、78、81も備える。更に、ケーシング1
0をケース17に選択的に固定するロック手段42も備
える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般に伝動装置の遊星
歯車の組を制御するために設けられるタイプのブレーキ
バンドの形態のトルク伝達装置を作動させるための改善
されたサーボ機構に関する。より詳細には、本発明は、
サーボ機構のハウジングを形成する内蔵型のケーシング
に関し、該内蔵型のケーシングは、サーボ機構の組み立
て及び/又は交換をより便利に且つ経済的に行うことを
可能にする。
【0002】
【従来の技術】自動変速装置は、単一の又は複数の組の
遊星歯車を備えることができる。
【0003】変速装置すなわち伝動装置の1又はそれ以
上の回転可能な遊星歯車の部材の回転を選択的に遅らせ
たり、停止させたり及び/又は阻止したりするためにブ
レーキバンドが使用される。各々のブレーキバンドを作
動させるために採用されるサーボ機構は一般に、流体圧
作動型のピストン・アセンブリを備えている。
【0004】歴史的には、その内部に遊星歯車の組を収
容すべき伝動装置ケースの製造はかなり煩雑なものであ
った。その理由は、伝動装置ケースは、サーボ機構を収
容するためにその内側が正確に機械加工されるボスを必
要としたからである。例えば、そのようなボスを機械加
工してピストン室を形成する必要があった。そのような
ピストン室は、その内部で作動ピストン・アセンブリが
往復運動してサーボ付与ピンを軸方向に運動させ、これ
により、ブレーキバンド・アセンブリを作動させるため
に必要とされる。
【0005】伝動装置ケースは、金属の鋳造物であるの
がかなり一般的であったし、現在もそうである。鋳造物
は時折、微視的なものであるにせよ空隙を含む。そのよ
うな空隙は、鋳造物を通る漏洩を防止するために余分な
労力を必要とする。
【0006】容易に理解されるように、満足すべき伝動
装置ケースを形成するために必要とされる強度及び硬度
の構造的な特性は、必ずしも鋳造物を容易に機械加工し
てできるようなものとは限らない。事実、鋳造物の断面
の厚みの変動は、特に複雑な伝動装置ケースの鋳造物の
場合には、局部的なハードスポット(硬点)又はソフト
スポット(軟点)を生ずることがある。理想的にはより
均質な鋳造物が望まれるが、鋳造物の物理的な性質にお
ける上述の如き変動は、そのような鋳造物が伝動装置ケ
ースとして十分な役割を果たすことを否定するものでは
ない。しかしながら、不運にして、そのような局部的な
変動は、鋳造物が満足すべき機械加工を受ける特性に悪
影響を及ぼすことがある。
【0007】例えば、局部的な硬点に機械加工の工具が
作用すると、微視的なあるいはそれ以上の溝が生じ、そ
のような溝は、伝動装置ケースの中に組み込まれるサー
ボ機構のピストン・アセンブリに対して必要とされる圧
力室の効果的なシールを大きく阻害し、また、そのよう
なひび割れは、伝送装置を少なくとも部分的に組み立て
た後でないと認識することができない。非常に早い時期
にそのようなひび割れを発見したとしても、その伝動装
置ケースは廃棄されるであろう。
【0008】乗物用伝動装置の流体圧作動型のサーボ機
構は複雑であり製造するにはかなり高価であり、これ
は、伝動装置ケースのボスに機械加工された空所の中で
サーボ機構を組み立てなければならない従来技術の方法
においては特に顕著である。そのような伝統的な組み立
て技術は、労働集約的であり、伝動装置のコストを不当
に高くする。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の基本
的な目的は、サーボ機構と共に使用される伝動装置ケー
スの複雑性を大幅に低減することのできるサーボ機構を
提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のサーボ機構は、ベース部分、キャップ部分
及びカップラ部分を有する内蔵型のケーシングと、内蔵
型のケーシングのカップラ部分を貫通して外方に伸長
し、上記伝動装置ケースのパイロット孔の中に往復運動
可能に収容されるサーボ付与ピンと、上記ベース部分及
びキャップ部分の内側によって画成されるピストン室
と、上記ピストン室の中に動作可能に収容されると共
に、上記サーボ付与ピンに固定される作動ピストンと、
上記伝動装置ケースの中の導管から、上記カップラ部分
及びサーボ付与ピンを介して、上記ピストン室の中へ作
動流体を連通させる手段と、上記内蔵型のケーシングを
上記伝動装置ケースに選択的に固定するロック手段とか
ら構成されている。
【0011】本発明では、改善されたサーボ機構が取り
付けられる伝動装置ケースを形成するに必要な機械加工
操作が少なくなり、従って、鋳造された伝動装置ケース
のスクラップの割合を減少し、同時に、そのような伝動
装置ケースの製造のサイクル時間を低減させることがで
きる。
【0012】本発明はまた、新規且つ独特なケーシング
の中に内蔵される上述の如きサーボ機構を提供する。
【0013】本発明は更に、ユニットとして伝動装置ケ
ースに取り外し可能に固定され、これにより、必要に応
じて容易に組み立て及び/又は交換を行うことのできる
サーボ機構を提供する。
【0014】本発明の概念を具体化するサーボ機構は、
伝動装置ケースの凹所の中に装着される。上記凹所は、
パイロット孔及びカップリング室を備え、これらパイロ
ット孔及びカップリング室は軸方向において整合され
る。内蔵型のケーシングから外方に伸長するサーボ付与
ピンが、軸方向において往復運動できるように上記パイ
ロット孔の中に収容される。
【0015】サーボ付与ピンは、上記内蔵型のケーシン
グの中に作動的に収容された作動ピストンに接続され
る。内蔵型のケーシングの中に設けられるピストン室
が、ピストンを作動する。サーボ機構に設けられ、ケー
シングのカップラ部分と上記凹所の中のカップリング室
との間の相互作用によって上記伝動装置ケースの中の供
給/排出導管に連通する通路手段によって排出される作
動流体が、ピストン室を選択的に加圧及び減圧する。
【0016】
【実施例】図面を参照して以下に本発明の実施例を説明
する。
【0017】本発明の概念を具体化するサーボ機構をそ
の内部に収容することのできる内蔵型のケーシングの代
表的な1つの形態が、図1に符号10でその全体を示さ
れている。この代表的な内蔵型のケーシング10は、乗
物用伝動装置、特に少なくとも1組の遊星歯車を備える
伝動装置に取り付けられるとして図示されている。ブレ
ーキバンド・アセンブリ11は、回転可能なドラム部材
13を包囲する裏当てストラップ12を備えており、当
業界においては周知のように、上記ドラム部材は、遊星
歯車装置のリングギア、キャリア又は太陽歯車に接続さ
れたものとすることができる。従って、代表的な遊星歯
車装置の細部をここで図示あるいは説明する必要はな
い。そのような遊星歯車装置は、米国特許第2,85
6,794号、又は米国特許第4,223,569号に
記載されており、本明細書においては上記米国特許明細
書を参照する。
【0018】図1に示すように、代表的なブレーキバン
ド・アセンブリ11に含まれる裏当てストラップ12
は、第1及び第2の端部分14、15を有している。裏
当てストラップ12の第1の端部分14にはアンカ・ア
センブリ16を接続することができる。一方、アンカ・
アセンブリ16は、伝動装置ケース17(全体は図示さ
れていない)のネジ付きの開口19を貫通する調節可能
な止めネジ18等によって、伝動装置ケースすなわちハ
ウジング17に固定されている。
【0019】裏当てストラップ12の第2の端部分15
には入力コネクタ20を接続することができる。内蔵型
のケーシング10に形成され、サーボ機構21の一部を
構成するサーボ付与ピン22が、当業界において従来周
知の手段を介して入力コネクタ20に作用する。多くの
場合に樹脂コーティングされた紙製のパッドである摩擦
ライニング23が、回転可能ドラム部材13の円筒形の
外側面25に対向する裏当てストラップ12の表面24
にエポキシ等により固定されている。
【0020】回転可能なドラム部材13は勿論、1組の
遊星歯車の回転可能な要素の1つに該要素と共に回転す
るように取り付けられている。ブレーキバンド・アセン
ブリ11によってもたらされる摩擦ブレーキ作用は、油
圧源又は機械的な動力源から周知の態様で入力を受け取
るサーボピン22の作動により制御される。本発明によ
れば、油圧力は内蔵型のケーシング10の中に供給され
るが、これについては後に詳述する。
【0021】サーボ付与ピン22が伸長すると、該ピン
は裏当てストラップ12の第2の端部分15に固定され
た入力コネクタ20を押圧し、該入力コネクタを動か
す。裏当てストラップ12の第1の端部分14に設けら
れたアンカ・アセンブリ16は伝動装置ケース17に固
定されているので、サーボ付与ピン22の伸長に応じて
入力コネクタ20が移動すると、回転可能なドラム部材
13の外側面25の周囲で裏当てストラップ12の直径
が収縮し、これにより、上記ドラム部材と裏当てストラ
ップとの間に摩擦的係合力が与えられる。反対に、サー
ボ付与ピン22が収縮すると、回転可能なドラム部材1
3の外側面25に対して相対的に裏当てストラップ12
が拡がり、これにより、裏当てストラップ12とドラム
部材13との間の摩擦的な係合力を解放する。
【0022】図1から分かるように、内蔵型のケーシン
グ10は、伝動装置ケース17に形成されている凹所す
なわち容器30の中に取り外し可能に固定されている。
上記凹所は、内蔵型のケーシング10を収容するに適し
た程度に機械加工するだけで良い。凹所30は、この凹
所30の軸方向に位置するパイロット孔31を有してい
る。パイロット孔31は、このパイロット孔31の一端
部が伝動装置ケース17の内側に位置するプリナム空所
32に開口するように、伝動装置ケース17に設けられ
ている。パイロット孔31の他端部はカップリング室3
3に開口している。パイロット孔31、カップリング室
33、並びに後に説明する構造が凹所30を構成してい
る。後に詳述するように、内蔵型のケーシング10の一
部、及び内蔵型のケーシング10から外方に伸長するサ
ーボ付与ピン22は、協働して凹所30に作用する。
【0023】内蔵型のケーシング10の円筒形のカップ
ラ部分35をカップリング室33の中に挿入することが
できる。図示のように、カップリング室33の口部分3
6を軸方向において外方に広げ、カップラ部分35の挿
入を容易にすることができる。この実施例のカップラ部
分35をカップリング室33の中に挿入した後に、カッ
プラ部分35の外側面をカップリング室33の内側面に
隣接する関係で並置するのが好ましい。実際に、必要に
応じて図示のように協働する表面37、38を段付きの
形状にし、これにより、組み立ての際にカップラ部分3
5をカップリング室33により容易に挿入できるように
することができる。
【0024】いずれにしても、カップラ部分35の外側
面37の環状の溝40の中に収容されてカップリング室
33の外側面38に係合するOリング39等によって、
カップラ部分35をカップリング室33の中に封止す
る。この実施例においては、内側面38を機械加工し、
カップラ部分35を収容すると共に、Oリング39によ
ってもたらされる密封を可能にすることが好ましい。
【0025】ロック機構41は、カップラ部分35と凹
所30との間でこれらと協働して作用し、カップラ部分
35をカップリング室33の中に解除可能に固定する。
図1及び図2に最も良く示すように、カップラ部分35
の外側面37で凹陥する係止溝43の中にスナップリン
グ42を設けることができる。カップラ部分35がカッ
プリング室33の中に着座すると、カップリング室33
の内側面38に凹陥して形成されたロック溝44が、カ
ップラ部分35の係止溝43に対向する位置に着き、こ
れにより、上記ロック溝はスナップリング42によって
係止された状態で係合される。
【0026】係止溝43の内径は、スナップリング42
の本体部分46の内径に関連して選択され、これによ
り、例えば端部タブ45A、45Bを圧縮する等により
スナップリングが収縮した時には、スナップリング42
の本体部分46は、カップラ部分35をカップリング室
33の中へ容易に挿入することができる程度まで十分に
直径方向に収縮し、これにより、係止溝43の中に収容
される。このようにカップラ部分35がカップリング室
33の中へ十分に挿入された後に、端部タブ45に加え
られている収縮圧力を解放することができ、スナップリ
ングの本体部分46は膨張して係止溝43だけではなく
ロック溝44にも係合し、これにより、カップラ部分3
5を凹所30のカップリング室33の中に係止する。
【0027】図1乃至図3を比較すると分かるように、
端部タブ45A、45Bは、それぞれの延長アーム48
A、48Bによって、スナップリング42の本体部分4
6の半径方向外方に位置している。延長アーム48は、
伝動装置ケース17に軸方向に形成されると共に好まし
くはテーパ形状を有するスロット49の中に収容され
る。上記延長アームは、口部分36から半径方向外方に
伸長し、端部タブ45に手で触れることを可能にするば
かりではなく、カップラ部分35をカップリング室33
の中に殆ど干渉を受けることなく挿入することを可能に
する。
【0028】図1に示す内蔵型のケーシング10の実施
例においては、そのハウジング50が、ベース部分51
と、キャップ部分52と、上述のカップラ部分35とか
ら構成されるものとして図示されている。ベース部分5
1には中央開口53が形成されており、この中央開口
は、カップラ部分35から軸方向に伸長する取り付けボ
ス54の外周部に摩擦的に係合する。ベース部分と取り
付けボスとの間の接続は、中央開口53を形成するベー
ス部分51のその部分にボス54を打ち込むことにより
確実にすることができる。
【0029】ハウジング50のキャップ部分52には、
半径方向に伸長するリムすなわち周縁部55を設けるこ
とができ、上記周縁部は、キャップ部分52の円周方向
に伸長すると共に、ベース部分51の折り曲げられた縁
部56によって機械的に係合され、典型的なシートメタ
ル継ぎ目57を形成している。ベース部分51のカップ
ラ部分35への接続、並びに、キャップ部分52のベー
ス部分51への接続は共に気密シールを提供し、これに
より、ハウジング50の内部と内蔵型のケーシング10
が露呈される外部環境との間の制御できない連通を防止
する。
【0030】キャップ部分52の円周方向の外壁部58
は内側のシリンダ59を形成し、該内側のシリンダの中
ではサーボピン60が往復運動する。ピストン60は中
央のハブ部分61を有しており、その内部にサーボ付与
ピン22を収容する軸方向の孔62が上記ハブ部分を貫
通している。軸方向に隔置された一対の環状の溝63
A、63Bがサーボ付与ピン22に設けられており、こ
れら溝は係止リング64A、64Bをそれぞれ収容す
る。係止リング64Aが、ハブ部分61の第1の端部壁
65に係合し、係止リング64Bが、ハブ部分61の第
2の端部壁66に係合する。作動ピストン60のハブ部
分61がこのように係止リング64の間に保持される
と、ピストン60は、サーボ付与ピン22に関して軸方
向に固定された関係で係止され、これにより、作動ピス
トン60はシリンダ59の中で軸方向に移動し、サーボ
付与ピン22はピストン60と共に軸方向に移動する。
【0031】ピストン60の半径方向外方の周部には円
周方向の凹所68を設けることができ、上記凹所の中に
環状のワイピングシール(wiping seal)6
9が収容される。従って、ワイピングシール69は、作
動ピストン60とシリンダ59との間に介挿され、ピス
トン60がシリンダ59の中で往復運動する際に、ピス
トン部材70の完全性を維持する。
【0032】作動ピストン60とハウジング50のベー
ス部分51との間に圧縮バネ71を介挿するのが好まし
い。すなわち、バネ71の一部がピストン60のハブ部
分61を包囲することができる。このようにハブ部分6
1を包囲することにより、バネ71は、サーボ付与ピン
22と同軸状に配置された状態を維持しようとする。バ
ネ71を上述のように配置すると、バネ71の端部74
が、カップラ部分35へのベース部分51の接続部付近
においてハウジング50のベース部分51に係合し、こ
れにより、ピストン60を偏椅させ従ってサーボ付与ピ
ン22を引き戻す。
【0033】サーボ付与ピン22の端部82を通ってピ
ストン室70に開口する通路75が、サーボ付与ピン2
2の中を軸方向に伸長し、ピストン室70と導管76と
の間の連通を行わせる助けをする。上記導管76は加圧
流体を供給又は排出し、内蔵型のケーシング10の中に
収容されているサーボ機構21を作動させる。また同様
に図1から最も良く分かるように、導管76はパイロッ
ト孔31に開口している。サーボ付与ピンの外側面には
マニホールド凹所78が設けられており、横方向の孔す
なわち横断孔81が、マニホールド凹所78と軸方向の
通路75との間を連通させている。マニホールド凹所7
8が適正に位置決めされると、サーボ付与ピン22が圧
縮バネ71の作用により後退しているか、あるいはピス
トン60の作用により前進しているかに拘わらず、ピス
トン室70と導管76との間の連通を何等阻害すること
なく維持する。
【0034】マニホールド凹所78を封止するために、
一対の環状の溝79A、79Bが、マニホールド凹所7
8の両端部を越えて軸方向に隔置され、Oリング80
A、80Bをそれぞれ収容している。従って、導管76
の中の加圧流体はピストン室70に連通し、サーボ付与
ピン22を前進させ、これにより、ピストン室70の中
の加圧流体によって与えられる力が圧縮バネ71によっ
て与えられる力よりも大きくなってサーボ付与ピン22
が後退した時に、ブレーキバンド・アセンブリ11を当
業者には周知の態様で作動させる。
【0035】反対に、バネ71によって与えられる力
が、ピストン室70の中でピストン60に向かう流体圧
によって与えられる力を越すような値まで、導管76の
中の流体圧が減少すると、ピストン室70は導管76を
介して排圧され、バネ71がピストン60を動かしてサ
ーボ付与ピン22を後退させることを許容する。
【0036】カップラ部分35を貫通してサーボ付与ピ
ン22を収容する孔83はシールすなわち封止する必要
がないことにも注意する必要がある。上述のように、ピ
ストン60とベース部分51との間でハウジング50の
空所84に入ろうとする流体は総て、リリーフドレーン
85を介して伝動装置ケース17の中のプリナム空所3
2の中へ連続的に排出される。
【0037】既に明らかなように、完全に作動するサー
ボ機構21を内蔵型のケーシング10の中に収容するこ
とができ、その際の組み立て、並びに取り外し及び交換
が容易に且つ最小限のコストで行うことができる。
【0038】内蔵型のケーシングは、シートメタルの継
ぎ目による接合よりもより容易に溶接することのできる
より重い金属から形成することができることにも注意す
る必要がある。そのような変形例が図4に示されてお
り、この例においては、内蔵型のケーシング110のハ
ウジング150は、比較的重い金属で形成されるベース
部分151及びキャップ部分152を備えている。ベー
ス部分151は、符号137の点においてカップラ部分
135に溶接することができ、一方、キャップ部分15
2は符号147の点においてベース部分151に溶接す
ることができる。この溶接構造を用いた場合には、ピス
トン160のハブ部分を省略することができるので便利
である。このようにすると、ウエブ部分173は、溶
接、あるいは図示のように圧力嵌めによって、サーボ付
与ピン122に直接接続することができる。
【0039】図4も代替的な構成を示しており、この構
成は、ハウジング150の空所184の中のいかなる流
体も、サーボ付与ピン122と孔183との間を通って
カップラ部分135から確実に逃げることができるよう
にする。すなわち、軸方向に配列される凹所186をサ
ーボ付与ピン122の外側面に設け、上記凹所の長さ
を、サーボ付与ピン122が後退しているか前進してい
るかに拘わらず、少なくともその長さ方向に沿って連通
を提供するに十分なもととすることができる。この実施
例の他の構造は、内蔵型のケーシング10に関して図示
し且つ説明した上記実施例と実質的に同一であるので、
ここでは繰り返し説明する必要がない。
【0040】代替実施例としての他の変形例が図5に示
されている。この実施例においては、カップラ部分23
5は、内蔵型のケーシング210の一体部分として形成
されている。従って、内蔵型のケーシング210は、乗
物用伝動装置の伝動装置ケース217に必要な程度まで
機械加工するだけで良い凹所230の中に取り外し可能
に固定することができる。凹所230は、この凹所23
0の軸方向に設けられたパイロット孔231を有してい
る。パイロット孔231は、このパイロット孔の一端部
が、伝動装置ケース217の内側に設けられるプリナム
空所232に開口するように、伝動装置ケース217を
貫通している。パイロット孔231の端部タブは、カッ
プリング室233に開口している。この実施例において
も、パイロット孔231及びカップリング室233並び
にこれらの構造は凹所230を構成するが、この実施例
においては、カップリング室233は、内蔵型のケーシ
ング210を収容するための機械加工が凹所30に比較
してかなり少なくて済む。
【0041】内蔵型のケーシング210に関して説明す
ると、この内蔵型のケーシングのハウジング250は、
ベース部分251と、キャップ部分252と、カップラ
部分235とを備えている。しかしながら、この実施例
においては、ベース部分251及びカップラ部分235
を一体にすることができる。ベース部分251はまた、
傾斜した部分286を備えており、該傾斜した部分は、
カップラ部分235から軸方向且つ外方に伸長してお
り、好ましい環状のリム部分287で終端となってい
る。必要であれば、複数の補強リブ288を傾斜した部
分286に設け、ベース部分251に安定性を与えると
共に、平坦な不連続の反作用面289を形成することが
できる。後に詳述するように、圧縮バネ271の端部2
74が上記反作用面に接した状態で着座することができ
る。
【0042】キャップ部分252の半径方向の外壁部2
58が、キャップ部分252を包囲する半径方向に伸長
するリム255で終端となっており、上記外壁部は、典
型的なシャフトメタル継ぎ目257の状態でベース部分
251の半径方向の外壁部287に形成された折り曲げ
られた縁部256と機械的に係合している。この場合に
おいても、ベース部分252に対するキャップ部分25
1の接続は、ハウジング250の内部と、内蔵型のケー
シング210が露呈される外部環境との間の制御されな
い連通を防止する気密シールを提供する。
【0043】キャップ部分252の円周方向の外壁部2
58の内側は、その内側で作動ピストン260が往復運
動するシリンダ259を形成する。ピン260は、軸方
向の孔262によって貫通される中央のハブ部分261
を有し、上記孔262の中にサーボ付与ピン22が収容
される。軸方向に隔置された一対の環状の溝263A、
263がサーボ付与ピン222に形成され、係止リング
264A、264Bをそれぞれ収容している。この場合
にも、係止リング264Aはハブ部分261の第1の端
部壁265に係合し、係止リング264Bはハブ部分2
61の第2の端部壁266に係合する。このように、作
動ピストン260のハブ部分261が係止リング264
A、264Bの間に保持されると、ピストン260及び
サーボ付与ピン222は、互いに関して軸方向において
固定された関係で係止され、これにより、作動ピストン
260がシリンダ259の中で軸方向に移動すると、サ
ーボ付与ピン222はピストン260と共に軸方向に移
動する。
【0044】ピストン260の半径方向の外周部には、
その中に環状のワイピングシール269が収容される円
周方向の凹所268を設けることができる。従って、ワ
イピングシール269は、作動ピストン260と手段2
59との間に介挿され、ピストン260がシリンダ25
9の中で往復運動する際に、ピストン室270の完全性
を維持する。
【0045】作動ピストン260と、ケーシングのハウ
ジング250のベース部分251との間には圧縮バネ2
71を介挿させるのが好ましい。すなわち、バネ271
の一端部がピストン260のハブ部分261を包囲する
ことができる。ハブ部分261をこのように包囲するこ
とにより、バネ271はサーボ付与ピン22と同軸状に
配置された状態を維持しようとする。キャップ部分25
1に関してバネ271を上述のように配置することによ
り、バネ271の端部274が、ベース部分251の傾
斜した部分286に設けられる補強リブ288によって
形成される反作用面289に係合し、ピストン260を
偏椅させ、従ってサーボ付与ピン222を後退させる。
【0046】通路275が、サーボ付与ピン222の中
を軸方向に伸長し、ピストン室270と導管276との
間の連通を助ける横断孔281に連通している。上記導
管276は、加圧流体を供給又は排出し、内蔵型のケー
シング210の中に収容されているサーボ機構221を
作動させる。導管276は、パイロット孔231の壁部
の環状の凹所277を介して、パイロット孔231に開
口している。環状のマニホールド凹所278が、サーボ
付与ピン222の表面に形成されている。マニホールド
凹所278は、内蔵型のケーシング210のカップラ部
分235を貫通する孔290によって第1の凹所277
に常に連通し、これにより、サーボ付与ピン222が圧
縮バネ271の作用により後退しているか、あるいはピ
ストン260の作用により前進しているかに拘わらず、
通路275と導管276との間で作動流体が自由に流れ
るのを許容する。
【0047】マニホールド凹所278を封止するため
に、このマニホールド凹所278の両端部を越えて軸方
向に隔置された一対の環状の溝279A、279Bが、
サーボ付与ピン222の外側面に凹陥した状態で形成さ
れており、Oリング280A、280Bをそれぞれ収容
している。第1の凹所277を封止するために、第1の
凹所277の両側部を越えて軸方向において隔置された
一対の環状の溝291A、291Bが、パイロット孔2
31の表面に凹陥した状態で形成され、Oリング292
A、292Bをそれぞれ収容している。内蔵型のケーシ
ング210のカップラ部分235は、サーボ付与ピン2
22とパイロット孔231との間で軸方向に設けられて
いる。
【0048】内蔵型のケーシング210を伝動装置ケー
ス217に選択的に固定するためにロック手段241が
設けられている。図5に示すように、伝動装置ケース2
17には肩部293が設けられており、ベース部分25
1とキャップ部分252との間の継ぎ目257を上記肩
部293の上で支持することができる。圧縮部材294
を継ぎ目257と肩部293との間に介挿し、継ぎ目2
57に向けて外方に弾性的な軸方向の力を与えることが
できる。圧縮部材294はまた、伝動装置ケース217
と内蔵型のケーシング210との間の可撓性の接続部と
して作用し、上記伝動装置ケースと内蔵型のケーシング
との間の衝撃又は振動を緩衝する。
【0049】伝動装置ケース217に対する内蔵型のケ
ーシング210の実際の係止すなわち保持は、係止用の
割りリング295によって行われる。係止用の割りリン
グ295は、カップリング室233の内側面238に機
械加工で形成されたロック凹所296の中に収容され
る。係止用の割りリング295は、ロック凹所296の
中に挿入されると、内蔵型のケーシング210の軸方向
の運動を阻止し、従って、上記内蔵型のケーシングを適
所に係止する。
【0050】今や明らかなように、本発明は、乗物用伝
動装置のサーボ機構を内蔵型のケーシングの中に収容す
るための新規性及び進歩性を有する技術的思想を提供
し、この思想は、伝動装置ケースの凹所の中に挿入され
る単一のユニットをもたらすことにより組み立て工程を
簡単化するばかりではなく、本発明の他の目的をも達成
する。
【0051】本件出願の優先権の基礎となる米国特許出
願第844,081号の明細書、本件出願の要約書も参
照されたい。
【図面の簡単な説明】
【図1】代表的な乗物用伝動装置の一部の断面図であっ
て、本発明の概念を具体化するサーボ機構が内蔵型のケ
ーシングの中に収容されている状態を示している。
【図2】図1の線2−2に概ね沿ってスナップリングを
示す端面図である。
【図3】図2の線3−3に概ね沿ってスナップリングを
示す側面図である。
【図4】図1と同様の断面図であって、図1に示す内蔵
型のケーシングの構造の変形例を示している。
【図5】図1と同様の断面図であるが、内蔵型のケーシ
ングの形態並びにロッキングの構成の別の代替実施例を
示している。
【符号の説明】
10 内蔵型のケーシング 11 ブレーキバ
ンド・アセンブリ 17 伝動装置ケース 22 サーボ付与
ピン 31 パイロット孔 33 カップリン
グ室 35 カップラ部分 42 ロックリン
グ 44 ロック溝 45 端部タブ 46 本体部分 51 ベース部分 52 キャップ部分 60 作動ピスト
ン 70 ピストン室 76 導管

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伝動装置のブレーキバンド・アセンブリ
    (11)を作動させるように伝動装置ケース(17)の
    中に装着可能なサーボ機構(21)において、ベース部
    分(51)、キャップ部分(52)及びカップラ部分
    (35)を有する内蔵型のケーシングと、前記内蔵型の
    ケーシングのカップラ部分を貫通して外方に伸長し、前
    記伝動装置ケースのパイロット孔(31)の中に往復運
    動可能に収容されるサーボ付与ピン(22)と、前記ベ
    ース部分及びキャップ部分の内側によって画成されるピ
    ストン室(70)と、前記ピストン室の中に動作可能に
    収容されると共に、前記サーボ付与ピンに固定される作
    動ピストン(60)と、前記伝動装置ケースの中の導管
    (76)から、前記カップラ部分及びサーボ付与ピンを
    介して、前記ピストン室の中へ作動流体を連通させる手
    段(75、78、81)と、前記内蔵型のケーシングを
    前記伝動装置ケースに選択的に固定するロック手段(4
    2)とを備えるサーボ機構。
  2. 【請求項2】 請求項1のサーボ機構において、前記ロ
    ック手段は、前記カップラ部分(35)の係止溝(4
    3)の中に収容可能であり、通常の直径から直径方向に
    収縮及び膨張可能なロックリング(42)と、伝動装置
    ケース(17)の前記パイロット孔(31)の軸方向に
    設けられたカップリング室(33)の中へ前記カップラ
    部分を阻害されることなく挿入することを可能にする直
    径まで前記ロックリングを前記係止溝の中で選択的に収
    縮させる手段(45)とを備え、前記ロックリングの前
    記通常の直径は、前記係止溝、及び前記カップリング室
    のロック溝(44)の両方の溝の中に、前記ロックリン
    グを同時に収容することのできるような直径であること
    を特徴とするサーボ機構。
  3. 【請求項3】 請求項2のサーボ機構において、前記ロ
    ックリング(42)は、本体部分(46)及び端部タブ
    (45)を有しており、前記本体部分は、直径方向に収
    縮した時に膨張する傾向を有する環状の不連続なバネで
    あり、前記端部タブは、前記本体部分を該本体部分のバ
    ネ作用に抗して収縮させる手段を構成することを特徴と
    するサーボ機構。
  4. 【請求項4】 請求項3のサーボ機構において、延長ア
    ーム(48)が、本体部分(46)を前記端部タブ(4
    5)に接続し、前記端部タブに接近して該端部タブを手
    動操作することを容易にし、前記延長アームは、前記伝
    動装置ケース(17)の軸方向のスロット(49)の中
    に収容可能であることを特徴とするサーボ機構。
  5. 【請求項5】 請求項1のサーボ機構において、前記内
    蔵型のケーシング(210)の前記キャップ部分(25
    2)及びベース部分(251)は、円周方向に伸長し且
    つ半径方向に突出する継ぎ目(257)によって互いに
    固定されており、前記ロック手段(295)は前記継ぎ
    目と前記伝動装置ケース(217)との間で作用するこ
    とを特徴とするサーボ機構。
  6. 【請求項6】 請求項5のサーボ機構において、前記ロ
    ック手段は、前記伝動装置ケース(217)のロック・
    スロット(296)の中に運動可能に収容され、前記継
    ぎ目(257)を前記係止リングと前記ロック・スロッ
    トから軸方向に隔置された肩部(293)との間に保持
    することを特徴とするサーボ機構。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至4のいずれかのサーボ機構
    において、前記内蔵型のケーシング(10)の前記ベー
    ス部分(51)及びキャップ部分(52)は、円周方向
    に伸長し且つ半径方向に突出する継ぎ目(57)によっ
    て互いに固定されていることを特徴とするサーボ機構。
  8. 【請求項8】 請求項7のサーボ機構において、前記ベ
    ース部分(251)及びカップラ部分(235)は1つ
    の部分として一体に形成されていることを特徴とするサ
    ーボ機構。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至4のいずれかのサーボ機構
    において、前記ベース部分(151)、キャップ部分
    (152)及びカップラ部分(135)が互いに溶接さ
    れ、内蔵型のケーシング(110)を形成していること
    を特徴とするサーボ機構。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至9のいずれかのサーボ機
    構において、前記導管(76)と前記ピストン室(7
    0)との間に連通するする手段は、前記サーボ付与ピン
    (22)の軸方向に伸長すると共に前記ピストン室に開
    口する通路(75)と、前記サーボ付与ピンに設けら
    れ、前記通路、並びに、前記サーボ付与ピンの外側で凹
    陥する環状のマニホールド(78)に連通する横断孔
    (81)とを備えることを特徴とするサーボ機構。
  11. 【請求項11】 請求項10のサーボ機構において、前
    記カップラ部分(235)は、前記サーボ付与ピン(2
    22)の外側に沿って伸長しており、前記導管(27
    6)と前記ピストン室(270)との間に連通する前記
    手段は更に、前記環状のマニホールド(278)付近で
    前記カップラ部分に侵入する孔を備えることを特徴とす
    るサーボ機構。
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