JPH06265691A - 燃料集合体の組立装置 - Google Patents
燃料集合体の組立装置Info
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- JPH06265691A JPH06265691A JP5081415A JP8141593A JPH06265691A JP H06265691 A JPH06265691 A JP H06265691A JP 5081415 A JP5081415 A JP 5081415A JP 8141593 A JP8141593 A JP 8141593A JP H06265691 A JPH06265691 A JP H06265691A
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- drum
- drums
- assembly
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- fuel assembly
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
Landscapes
- Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 PWR燃料集合体の組立装置によって、燃料
棒を支持格子に挿入する際に使用するセル弾性突起押圧
用のキー部材を、上記支持格子から容易に取り外すよう
にする。また、組立後の燃料集合体の装置からの取外し
も容易にする。 【構成】 支持格子Sを嵌合保持する複数のドラム1を
所定間隔で連結せしめて組立ドラム3を形成すると共
に、この組立ドラム3を横設して回動自在に支持する回
転支持機構4を設け、さらに上記各ドラム1を分割せし
めて、対をなす分割体1a,1bの一端部同士を枢着す
る一方、他端部に係止手段を設け、上記各ドラム1の同
時開閉により支持格子Sの着脱を行う。
棒を支持格子に挿入する際に使用するセル弾性突起押圧
用のキー部材を、上記支持格子から容易に取り外すよう
にする。また、組立後の燃料集合体の装置からの取外し
も容易にする。 【構成】 支持格子Sを嵌合保持する複数のドラム1を
所定間隔で連結せしめて組立ドラム3を形成すると共
に、この組立ドラム3を横設して回動自在に支持する回
転支持機構4を設け、さらに上記各ドラム1を分割せし
めて、対をなす分割体1a,1bの一端部同士を枢着す
る一方、他端部に係止手段を設け、上記各ドラム1の同
時開閉により支持格子Sの着脱を行う。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はPWR燃料集合体の組立
装置に係り、詳しくは、支持格子に燃料棒等を挿脱する
に際し使用するキー部材の抜き取りに好適な燃料集合体
の組立装置に関するものである。
装置に係り、詳しくは、支持格子に燃料棒等を挿脱する
に際し使用するキー部材の抜き取りに好適な燃料集合体
の組立装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8に示すように、原子燃料集合体14
には、多数の燃料棒13同士を所定の間隔を隔て、上部
ノズル15と、下部ノズル16間で確実に保持し、原子
炉運転中何等支障なく充分に性能を発揮できるように支
持格子S…Sが燃料棒長手方向に複数個設けられてい
る。この支持格子は通常、格子によって仕切られた多数
のセル内に、夫々多数の燃料棒および一部所要位置に制
御棒案内シンブル管などを平行に整列させ、発熱する燃
料棒表面から除熱するため燃料棒間に必要なギャップを
保持して冷却材の流れを保障する働きをするものであ
り、一般に鉄−クロム−ニッケル系超合金の薄板をプレ
ス加工で所定形状に成型すると共に、図6(A),
(B)に示すように燃料棒(図示せず)をセル17内で
弾性的に保持する弾性突起18や固定突起19を設け、
スリットを付した格子板を縦横格子状に組み立ててその
交わる部分の上下を各種溶接やロー付等の冶金的接合手
段で結合一体化することによって製作されている。
には、多数の燃料棒13同士を所定の間隔を隔て、上部
ノズル15と、下部ノズル16間で確実に保持し、原子
炉運転中何等支障なく充分に性能を発揮できるように支
持格子S…Sが燃料棒長手方向に複数個設けられてい
る。この支持格子は通常、格子によって仕切られた多数
のセル内に、夫々多数の燃料棒および一部所要位置に制
御棒案内シンブル管などを平行に整列させ、発熱する燃
料棒表面から除熱するため燃料棒間に必要なギャップを
保持して冷却材の流れを保障する働きをするものであ
り、一般に鉄−クロム−ニッケル系超合金の薄板をプレ
ス加工で所定形状に成型すると共に、図6(A),
(B)に示すように燃料棒(図示せず)をセル17内で
弾性的に保持する弾性突起18や固定突起19を設け、
スリットを付した格子板を縦横格子状に組み立ててその
交わる部分の上下を各種溶接やロー付等の冶金的接合手
段で結合一体化することによって製作されている。
【0003】一方、上記多数の燃料棒は、上述の如く支
持格子の各セル内で前記弾性突起と固定突起とにより弾
性的に保持されているが、この燃料棒の挿入または抜き
取りに際しては、上記両突起によって燃料棒が傷つけら
れることがないように、弾性突起の方を引っ込ませてお
かねばならない。そこで、従来は、特公昭54−443
60号公報に記載の如く、この燃料棒の支持格子への挿
入あるいは抜き取りに際し、図7(A),(B)に示す
如く、セル17コーナー部のスリット孔S1 …S1 の間
隔に合わせ複数の突出部20…20を設けたキー部材K
を、上記スリット孔S1 …S1 に突出部を縦にして挿入
した後に、キー部材を90度回転させ、突出部20…2
0を図示の如く溝縁部21…21に圧接することによっ
てキー部材Kの背で前記弾性突起18…18を押圧し、
燃料棒が非接触状態で入る空間部をセル17内に形成せ
しめていた。
持格子の各セル内で前記弾性突起と固定突起とにより弾
性的に保持されているが、この燃料棒の挿入または抜き
取りに際しては、上記両突起によって燃料棒が傷つけら
れることがないように、弾性突起の方を引っ込ませてお
かねばならない。そこで、従来は、特公昭54−443
60号公報に記載の如く、この燃料棒の支持格子への挿
入あるいは抜き取りに際し、図7(A),(B)に示す
如く、セル17コーナー部のスリット孔S1 …S1 の間
隔に合わせ複数の突出部20…20を設けたキー部材K
を、上記スリット孔S1 …S1 に突出部を縦にして挿入
した後に、キー部材を90度回転させ、突出部20…2
0を図示の如く溝縁部21…21に圧接することによっ
てキー部材Kの背で前記弾性突起18…18を押圧し、
燃料棒が非接触状態で入る空間部をセル17内に形成せ
しめていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記キー部
材は、正方行列に形成される上記セルを通り、前記支持
格子を直交する2方向に貫通して上記行列の数だけ挿入
される。そして、このキー部材を回転させる際には、該
キー部材が折れないように、その両側に作業者が1人ず
つ立って両端からこのキー部材を回転させねばならな
い。即ち、キー部材の挿入時に際しては、支持格子は個
々が固定されていないので該作業が行えるとしても、抜
き取り時には、上記支持格子は燃料棒挿入のために集合
体固定治具にて固定されることから、水平方向に挿入さ
れているキー部材は両側から回転させて取り外せても、
上下方向のキー部材の抜き取りは上記固定治具が邪魔に
なって両側からの回転作業が行えず、これによって取り
外しが非常に困難になるとの問題を有している。
材は、正方行列に形成される上記セルを通り、前記支持
格子を直交する2方向に貫通して上記行列の数だけ挿入
される。そして、このキー部材を回転させる際には、該
キー部材が折れないように、その両側に作業者が1人ず
つ立って両端からこのキー部材を回転させねばならな
い。即ち、キー部材の挿入時に際しては、支持格子は個
々が固定されていないので該作業が行えるとしても、抜
き取り時には、上記支持格子は燃料棒挿入のために集合
体固定治具にて固定されることから、水平方向に挿入さ
れているキー部材は両側から回転させて取り外せても、
上下方向のキー部材の抜き取りは上記固定治具が邪魔に
なって両側からの回転作業が行えず、これによって取り
外しが非常に困難になるとの問題を有している。
【0005】このような問題に対処して、本発明の出願
人は、特願平4−91610号にて支持格子を回転可能
に支持する燃料集合体の組立装置を提案しているが、こ
の装置は、キー部材の抜き取りに好適な機能を発揮する
も、支持格子を着脱する構成に未だ改良の余地が残され
ていた。
人は、特願平4−91610号にて支持格子を回転可能
に支持する燃料集合体の組立装置を提案しているが、こ
の装置は、キー部材の抜き取りに好適な機能を発揮する
も、支持格子を着脱する構成に未だ改良の余地が残され
ていた。
【0006】本発明は、叙上の如き実状に鑑みてなされ
たものであり、上記支持格子を好適に支持しうる新規な
構成を見出すことにより、上記キー部材の回転・取外し
をより簡単に行うと共に、さらに組立後の燃料集合体の
取外しも迅速に行わしめることを目的とするものであ
る。
たものであり、上記支持格子を好適に支持しうる新規な
構成を見出すことにより、上記キー部材の回転・取外し
をより簡単に行うと共に、さらに組立後の燃料集合体の
取外しも迅速に行わしめることを目的とするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】即ち、上記目的に適合す
る本発明の燃料集合体の組立装置の特徴は、前記した支
持格子の外周面を、この外周面のスリット孔を露出せし
めて嵌合保持する複数の円盤状ドラムと、上記保持され
た支持格子が燃料集合体の規定位置となるよう、上記各
ドラムを連結して組立ドラムを形成する複数の連結棒
と、上記組立ドラムを横設して、上記支持格子の並び方
向を軸に回動自在に支持する回転支持機構とを備えてな
り、上記各ドラムを上記連結棒を夫々に具備せしめて2
分割すると共に、対をなす分割体の一端部間同士を枢着
し、さらに、上記分割体の他端部同士を係止する係止手
段を設け、上記各ドラムの同時開閉により上記支持格子
の着脱を行うところにある。
る本発明の燃料集合体の組立装置の特徴は、前記した支
持格子の外周面を、この外周面のスリット孔を露出せし
めて嵌合保持する複数の円盤状ドラムと、上記保持され
た支持格子が燃料集合体の規定位置となるよう、上記各
ドラムを連結して組立ドラムを形成する複数の連結棒
と、上記組立ドラムを横設して、上記支持格子の並び方
向を軸に回動自在に支持する回転支持機構とを備えてな
り、上記各ドラムを上記連結棒を夫々に具備せしめて2
分割すると共に、対をなす分割体の一端部間同士を枢着
し、さらに、上記分割体の他端部同士を係止する係止手
段を設け、上記各ドラムの同時開閉により上記支持格子
の着脱を行うところにある。
【0008】
【作用】上記構成を有する本発明燃料集合体の組立装置
においては、複数のドラムと、これらを連結せしめた連
結棒とからなる組立ドラムによって、所要数の支持格子
を燃料集合体において規定される位置に保持せしめて、
前記キー部材の取り外しを行う。即ち、先ず、最初に、
各支持格子に多数、直交する2方向にクロスして挿入さ
れたキー部材の一方が水平になるよう組立ドラムを回動
させ、該組立ドラムの両側からこのキー部材を回転させ
て取り外す。そして、次に組立てドラムを90°回動さ
せて他方のキー部材を水平にし、同様に両側から該キー
部材を回転させて抜き取れば、支持格子からのキー部材
の取り外しは完了する。
においては、複数のドラムと、これらを連結せしめた連
結棒とからなる組立ドラムによって、所要数の支持格子
を燃料集合体において規定される位置に保持せしめて、
前記キー部材の取り外しを行う。即ち、先ず、最初に、
各支持格子に多数、直交する2方向にクロスして挿入さ
れたキー部材の一方が水平になるよう組立ドラムを回動
させ、該組立ドラムの両側からこのキー部材を回転させ
て取り外す。そして、次に組立てドラムを90°回動さ
せて他方のキー部材を水平にし、同様に両側から該キー
部材を回転させて抜き取れば、支持格子からのキー部材
の取り外しは完了する。
【0009】また、組立てられた燃料集合体は、MOX
燃料や回収ウラン燃料などのように放射線量率の高い燃
料であると、組立装置からの取り出しを迅速に行う必要
があるが、上記本発明の組立装置では、支持格子を保持
する各ドラムを同時開閉させることができるため、組立
て後の燃料集合体を迅速に取り外すことが可能である。
燃料や回収ウラン燃料などのように放射線量率の高い燃
料であると、組立装置からの取り出しを迅速に行う必要
があるが、上記本発明の組立装置では、支持格子を保持
する各ドラムを同時開閉させることができるため、組立
て後の燃料集合体を迅速に取り外すことが可能である。
【0010】
【実施例】以下、さらに添付図面を参照し、本発明の実
施例を説明する。図1は本発明実施例の燃料集合体の組
立装置を示す斜視図、図2は同実施例のドラムと支持格
子を示す斜視図、図3は同ドラムの分解斜視図、図4は
同ドラムの開いた状態を示す正面図である。
施例を説明する。図1は本発明実施例の燃料集合体の組
立装置を示す斜視図、図2は同実施例のドラムと支持格
子を示す斜視図、図3は同ドラムの分解斜視図、図4は
同ドラムの開いた状態を示す正面図である。
【0011】本発明実施例の組立装置は、図1,図2に
示すように、支持格子Sの外周面を、この外周面のスリ
ット孔S1 …S1 を露出した状態で保持する複数の円盤
状のドラム1…1と、この保持された複数の支持格子S
…Sが、図8に示す如き組立てられる燃料集合体の規定
位置となるよう、上記各ドラム1…1を連結して組立ド
ラム3を形成する3本の連結棒2…2と、上記組立ドラ
ム3を横設して、上記支持格子S…Sの並び方向を軸に
回動自在に支持する回転支持機構4とによって構成され
ている。
示すように、支持格子Sの外周面を、この外周面のスリ
ット孔S1 …S1 を露出した状態で保持する複数の円盤
状のドラム1…1と、この保持された複数の支持格子S
…Sが、図8に示す如き組立てられる燃料集合体の規定
位置となるよう、上記各ドラム1…1を連結して組立ド
ラム3を形成する3本の連結棒2…2と、上記組立ドラ
ム3を横設して、上記支持格子S…Sの並び方向を軸に
回動自在に支持する回転支持機構4とによって構成され
ている。
【0012】各ドラム1…1は、図2,図3にも示すよ
うに、夫々連結棒2…2を具備した状態で、2つに分割
されており、対をなす分割体1a,1bの一端部同士が
支持ピンP1 によって枢着されると共に、これら1対の
分割体1a,1bの他端部同士を係止する固定ピンP2
を設けて、分割体1a,1bが図2のように閉じるよう
にしている。即ち、この実施例では、上記ドラム1…1
を、支持格子S…Sを保持する正方形の嵌合口5の対角
線で斜めに2分割し、上半部を可動側分割体1a…1a
とする共に、下半部を固定側分割体1b…1bとして、
連結棒2で継ながった可動側分割体1a…1aを、図4
に示すように同時開閉させることにより、支持格子S…
Sの着脱を行うようになっている。
うに、夫々連結棒2…2を具備した状態で、2つに分割
されており、対をなす分割体1a,1bの一端部同士が
支持ピンP1 によって枢着されると共に、これら1対の
分割体1a,1bの他端部同士を係止する固定ピンP2
を設けて、分割体1a,1bが図2のように閉じるよう
にしている。即ち、この実施例では、上記ドラム1…1
を、支持格子S…Sを保持する正方形の嵌合口5の対角
線で斜めに2分割し、上半部を可動側分割体1a…1a
とする共に、下半部を固定側分割体1b…1bとして、
連結棒2で継ながった可動側分割体1a…1aを、図4
に示すように同時開閉させることにより、支持格子S…
Sの着脱を行うようになっている。
【0013】一方、燃料集合体には、通常7〜9個の支
持格子S…Sが用いられているが、これら支持格子間の
寸法は種々の理由により非常に厳密に守られる必要があ
る。そのため、ドラム1…1には、前記した3本の連結
棒2…2が、図2,図3に示すドラム1の連結棒用穴1
c…1cに夫々挿通して固定され、全体として剛性を有
する組立ドラム3を形成している。上記連結棒は、少な
くとも2本以上あった方が組立ドラム3の剛性を保ち易
く、上記支持格子S…Sの間隔を正確に保持する上で好
適である。また、上記ドラム1は、必要とする支持格子
Sの数だけ設けることが望ましい。
持格子S…Sが用いられているが、これら支持格子間の
寸法は種々の理由により非常に厳密に守られる必要があ
る。そのため、ドラム1…1には、前記した3本の連結
棒2…2が、図2,図3に示すドラム1の連結棒用穴1
c…1cに夫々挿通して固定され、全体として剛性を有
する組立ドラム3を形成している。上記連結棒は、少な
くとも2本以上あった方が組立ドラム3の剛性を保ち易
く、上記支持格子S…Sの間隔を正確に保持する上で好
適である。また、上記ドラム1は、必要とする支持格子
Sの数だけ設けることが望ましい。
【0014】他方、前記回転支持機構4は、図1に示す
ように、組立ドラム3の円盤状ドラム1…1の下部を支
持する、該ドラム1の軸と平行に設けた2本のローラ
6,6を有し、このローラ6,6は、基台7上にベアリ
ング8…8を介して回動自在に設けられている。即ち、
上記組立ドラム3は、このローラ6,6をモータや手動
で回転させることにより、前記各支持格子S…Sの中心
同士を結ぶ線を軸に回動することができる。またさら
に、ドラム1には図2,図3に示す如く、90°ごとに
ピン穴9…9が穿設されており、図5に示すように基台
7の一部である位置決めブロック10のピン穴11に、
上記ドラムのピン穴9を貫通させて位置決めピン12を
差し込むことより、組立ドラム3の回動を止めて固定す
ることが可能である。
ように、組立ドラム3の円盤状ドラム1…1の下部を支
持する、該ドラム1の軸と平行に設けた2本のローラ
6,6を有し、このローラ6,6は、基台7上にベアリ
ング8…8を介して回動自在に設けられている。即ち、
上記組立ドラム3は、このローラ6,6をモータや手動
で回転させることにより、前記各支持格子S…Sの中心
同士を結ぶ線を軸に回動することができる。またさら
に、ドラム1には図2,図3に示す如く、90°ごとに
ピン穴9…9が穿設されており、図5に示すように基台
7の一部である位置決めブロック10のピン穴11に、
上記ドラムのピン穴9を貫通させて位置決めピン12を
差し込むことより、組立ドラム3の回動を止めて固定す
ることが可能である。
【0015】次に、上記実施例の組立方装置の使用方法
を説明する。支持格子Sは、従来例の項で説明したよう
に、燃料棒を挿入する際には、傷損防止のために、セル
内で燃料棒を支持する弾性突起を引っ込めておかねばな
らず、このため、前記したキー部材Kがセルの行・列の
数だけ前もって支持格子Sに挿入される。
を説明する。支持格子Sは、従来例の項で説明したよう
に、燃料棒を挿入する際には、傷損防止のために、セル
内で燃料棒を支持する弾性突起を引っ込めておかねばな
らず、このため、前記したキー部材Kがセルの行・列の
数だけ前もって支持格子Sに挿入される。
【0016】次いで、上記の如くキー部材Kが挿入され
た支持格子S…Sを、図1に示す如く各ドラム1…1に
セットし、ドラムを固定した後、支持格子S…Sの各セ
ルに計装用案内管,制御棒案内管,燃料棒(図示せず)
を夫々挿入する。そして上記各支持格子S…Sからキー
部材Kを取り外すが、本発明の組立装置においては、こ
のキー部材Kの取り外し作業を、前記回転支持機構4に
よって組立ドラム3を回動させることによって容易に行
わしめることが可能である。
た支持格子S…Sを、図1に示す如く各ドラム1…1に
セットし、ドラムを固定した後、支持格子S…Sの各セ
ルに計装用案内管,制御棒案内管,燃料棒(図示せず)
を夫々挿入する。そして上記各支持格子S…Sからキー
部材Kを取り外すが、本発明の組立装置においては、こ
のキー部材Kの取り外し作業を、前記回転支持機構4に
よって組立ドラム3を回動させることによって容易に行
わしめることが可能である。
【0017】即ち、上記キー部材Kを取り外す際には、
該部材Kを折ることがないように、その両側から回転さ
せる必要があるが、本発明装置では、先ず、2方向にク
ロスして挿入されている多数のキー部材Kの一方が水平
になるよう組立ドラム3を回動させ、該組立ドラム3の
両側からキー部材Kを回転させて取り外し、次いで、組
立ドラム3を90°回動させて他方のキー部材Kを水平
にし、同様に両側から該キー部材Kを回転させ取り外す
ことができ、従来困難であった上下方向のキー部材の取
り外しも極めて容易に行うことが可能となる。
該部材Kを折ることがないように、その両側から回転さ
せる必要があるが、本発明装置では、先ず、2方向にク
ロスして挿入されている多数のキー部材Kの一方が水平
になるよう組立ドラム3を回動させ、該組立ドラム3の
両側からキー部材Kを回転させて取り外し、次いで、組
立ドラム3を90°回動させて他方のキー部材Kを水平
にし、同様に両側から該キー部材Kを回転させ取り外す
ことができ、従来困難であった上下方向のキー部材の取
り外しも極めて容易に行うことが可能となる。
【0018】また、上記の工程により組立てられた燃料
集合体は、MOXあるいは回収ウラン燃料のように放射
線量率の高いものであると、組立装置からの取り出しを
より速く行う必要があるが、上記本発明実施例の組立装
置においては、支持格子S…Sを保持する各ドラム1…
1を、前記したように可動側分割体1a…1aを、全部
を同時に開閉させることから、組立後の燃料集合体を極
めて迅速に取り外せるとの大きなメリットを有するもの
である。
集合体は、MOXあるいは回収ウラン燃料のように放射
線量率の高いものであると、組立装置からの取り出しを
より速く行う必要があるが、上記本発明実施例の組立装
置においては、支持格子S…Sを保持する各ドラム1…
1を、前記したように可動側分割体1a…1aを、全部
を同時に開閉させることから、組立後の燃料集合体を極
めて迅速に取り外せるとの大きなメリットを有するもの
である。
【0019】以上、本発明の実施例について説明した
が、回転支持機構や固定ピンをはじめとする各部の構成
は、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜に設計
変更しうることはいうまでもない。
が、回転支持機構や固定ピンをはじめとする各部の構成
は、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜に設計
変更しうることはいうまでもない。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の燃料集合
体の組立装置は、支持格子を嵌合保持する複数のドラム
を所定間隔で連結せしめて組立ドラムを形成すると共
に、この組立ドラムを横設して回動自在に支持する回転
支持機構を設け、さらに上記各ドラムを分割せしめて、
対をなす分割体の一端部同士を枢着する一方、他端部に
係止手段を設け、上記各ドラムの同時開閉により支持格
子の着脱を行うものであり、上記回転支持機構により組
立ドラムを回動させることによって、支持格子に2方向
にクロスして挿入された多数のキー部材を何れも水平状
態となし、各方向のキー部材を夫々両側から回転可能な
らしめてその取り外しを従来に比し極めて容易かつ迅速
に行わしめると共に、上記同時開閉しうるドラムの構成
により、組立て後の燃料集合体の取り出しを迅速に行わ
しめて、手間と時間ならびに作業員の被曝を削減すると
のの顕著な効果を奏するものである。
体の組立装置は、支持格子を嵌合保持する複数のドラム
を所定間隔で連結せしめて組立ドラムを形成すると共
に、この組立ドラムを横設して回動自在に支持する回転
支持機構を設け、さらに上記各ドラムを分割せしめて、
対をなす分割体の一端部同士を枢着する一方、他端部に
係止手段を設け、上記各ドラムの同時開閉により支持格
子の着脱を行うものであり、上記回転支持機構により組
立ドラムを回動させることによって、支持格子に2方向
にクロスして挿入された多数のキー部材を何れも水平状
態となし、各方向のキー部材を夫々両側から回転可能な
らしめてその取り外しを従来に比し極めて容易かつ迅速
に行わしめると共に、上記同時開閉しうるドラムの構成
により、組立て後の燃料集合体の取り出しを迅速に行わ
しめて、手間と時間ならびに作業員の被曝を削減すると
のの顕著な効果を奏するものである。
【図1】本発明実施例の燃料集合体の組立装置を示す斜
視図である。
視図である。
【図2】同実施例のドラムと支持格子とを示す斜視図で
ある。
ある。
【図3】同実施例のドラムの分解斜視図である。
【図4】同実施例のドラムの開いた状態を示す正面図で
ある。
ある。
【図5】同実施例のドラムと位置決めピンを示す要部拡
大図である。
大図である。
【図6】(A)支持格子セルの平面図である。 (B)同正面図である。
【図7】(A)キー部材の使用状態を示す平面図であ
る。 (B)同正面図である。
る。 (B)同正面図である。
【図8】燃料集合体の概要図である。
1 ドラム 1a 可動側分割体 1b 固定側分割体 2 連結棒 3 組立ドラム 4 回転支持機構 5 嵌合口 6 ローラ 7 基台 8 ベアリング 9 ピン穴 10 位置決めブロック 11 ピン穴 12 位置決めピン K キー部材 S 支持格子 S1 スリット孔
Claims (1)
- 【請求項1】 支持格子の外周面を、この外周面のスリ
ット孔を露出せしめて嵌合保持する複数の円盤状ドラム
と、上記保持された支持格子が燃料集合体の規定位置と
なるよう、上記各ドラムを連結して組立ドラムを形成す
る複数の連結棒と、上記組立ドラムを横設して、上記支
持格子の並び方向を軸に回動自在に支持する回転支持機
構とを備えてなり、上記各ドラムを上記連結棒を夫々に
具備せしめて2分割すると共に、対をなす分割体の一端
部間同士を枢着し、さらに、上記分割体の他端部同士を
係止する係止手段を設け、上記各ドラムの同時開閉によ
り上記支持格子の着脱を行なうことを特徴とする燃料集
合体の組立装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08141593A JP3182673B2 (ja) | 1993-03-15 | 1993-03-15 | 燃料集合体の組立装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08141593A JP3182673B2 (ja) | 1993-03-15 | 1993-03-15 | 燃料集合体の組立装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06265691A true JPH06265691A (ja) | 1994-09-22 |
JP3182673B2 JP3182673B2 (ja) | 2001-07-03 |
Family
ID=13745721
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08141593A Expired - Lifetime JP3182673B2 (ja) | 1993-03-15 | 1993-03-15 | 燃料集合体の組立装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3182673B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010090330A1 (ja) | 2009-02-09 | 2010-08-12 | 協和発酵バイオ株式会社 | L-アミノ酸の製造法 |
JP2010237206A (ja) * | 2009-03-30 | 2010-10-21 | Ge-Hitachi Nuclear Energy Americas Llc | 分節棒を組み立てるまたは分解するためのシステム |
US8693612B2 (en) | 2009-09-11 | 2014-04-08 | Korea Atomic Energy Research Institute | Unit spacer grid strap, unit spacer grid, and spacer grid for nuclear fuel rods |
-
1993
- 1993-03-15 JP JP08141593A patent/JP3182673B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010090330A1 (ja) | 2009-02-09 | 2010-08-12 | 協和発酵バイオ株式会社 | L-アミノ酸の製造法 |
JP2010237206A (ja) * | 2009-03-30 | 2010-10-21 | Ge-Hitachi Nuclear Energy Americas Llc | 分節棒を組み立てるまたは分解するためのシステム |
US8693612B2 (en) | 2009-09-11 | 2014-04-08 | Korea Atomic Energy Research Institute | Unit spacer grid strap, unit spacer grid, and spacer grid for nuclear fuel rods |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3182673B2 (ja) | 2001-07-03 |
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