JPH06265097A - ディスク式スチ―ムトラップ - Google Patents
ディスク式スチ―ムトラップInfo
- Publication number
- JPH06265097A JPH06265097A JP8130893A JP8130893A JPH06265097A JP H06265097 A JPH06265097 A JP H06265097A JP 8130893 A JP8130893 A JP 8130893A JP 8130893 A JP8130893 A JP 8130893A JP H06265097 A JPH06265097 A JP H06265097A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- screen
- valve seat
- pressure chamber
- inlet
- variable pressure
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 スクリ―ンのこし孔に捕捉した異物を自動的
に払い落し、目詰りを防止すること。 【構成】 入口４から斜下方に向かう流入通路６に円筒
形状のスクリ―ン８を配置する。スクリ―ン８の内径よ
りも僅かに小さな直径の球形フロ―ト１０をスクリ―ン
８内に配置する。フロ―ト１０はスクリ―ン８内を変位
するときに、スクリ―ン８のこし孔に捕捉された異物と
摩れ合い、磨り潰したりして払い落す。
に払い落し、目詰りを防止すること。 【構成】 入口４から斜下方に向かう流入通路６に円筒
形状のスクリ―ン８を配置する。スクリ―ン８の内径よ
りも僅かに小さな直径の球形フロ―ト１０をスクリ―ン
８内に配置する。フロ―ト１０はスクリ―ン８内を変位
するときに、スクリ―ン８のこし孔に捕捉された異物と
摩れ合い、磨り潰したりして払い落す。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、変圧室すなわち熱力学
的蒸気室の圧力変化に応じて弁ディスクが開閉すること
により、蒸気配管系に発生する復水を自動的に排出する
ディスク式スチ―ムトラップに関し、特にゴミ等の異物
を捕捉するスクリ―ンを備えたものに関する。
的蒸気室の圧力変化に応じて弁ディスクが開閉すること
により、蒸気配管系に発生する復水を自動的に排出する
ディスク式スチ―ムトラップに関し、特にゴミ等の異物
を捕捉するスクリ―ンを備えたものに関する。
【０００２】ディスク式スチ―ムトラップの基本的構成
は、本体と蓋体とで内部に変圧室を形成し、本体の変圧
室側端の中心に噴出孔を開けて入口と変圧室を連通せし
め、噴出孔の外周囲に環状溝を設けて、噴出孔と環状溝
の間に内輪弁座を、環状溝の外周囲に外輪弁座を形成
し、環状溝から排出孔を開けて変圧室を出口に連通せし
め、内輪弁座と外輪弁座からなる弁座面に対して離着座
する弁ディスクを変圧室内に配置したものである。弁デ
ィスクや弁座面にゴミ等の異物が付着すると、微細な異
物であれば問題ないが大きな異物であると、完全閉弁で
きずに蒸気漏れを生じる問題がある。そこで、多数のこ
し孔を有するスクリ―ンを入口側に設けて、こし孔より
も大きな異物を捕捉するようにしている。
は、本体と蓋体とで内部に変圧室を形成し、本体の変圧
室側端の中心に噴出孔を開けて入口と変圧室を連通せし
め、噴出孔の外周囲に環状溝を設けて、噴出孔と環状溝
の間に内輪弁座を、環状溝の外周囲に外輪弁座を形成
し、環状溝から排出孔を開けて変圧室を出口に連通せし
め、内輪弁座と外輪弁座からなる弁座面に対して離着座
する弁ディスクを変圧室内に配置したものである。弁デ
ィスクや弁座面にゴミ等の異物が付着すると、微細な異
物であれば問題ないが大きな異物であると、完全閉弁で
きずに蒸気漏れを生じる問題がある。そこで、多数のこ
し孔を有するスクリ―ンを入口側に設けて、こし孔より
も大きな異物を捕捉するようにしている。
【０００３】
【従来の技術】この一例が特開平１−２３４６９７号公
報に示されている。これは、入口と噴出孔の間に入口か
ら斜下方に向かう流入通路を設け、流入通路に円筒形状
のスクリ―ンを配置したものである。
報に示されている。これは、入口と噴出孔の間に入口か
ら斜下方に向かう流入通路を設け、流入通路に円筒形状
のスクリ―ンを配置したものである。
【０００４】
【本発明が解決しようとする課題】上記従来のもので
は、捕捉した異物によってスクリ―ンのこし孔が目詰り
を起こすので、頻繁にトラップを分解して掃除しなけれ
ばならず、手間が掛かる問題があった。従って本発明の
技術的課題は、スクリ―ンのこし孔に捕捉した異物を自
動的に払い落すことができるようにすることである。
は、捕捉した異物によってスクリ―ンのこし孔が目詰り
を起こすので、頻繁にトラップを分解して掃除しなけれ
ばならず、手間が掛かる問題があった。従って本発明の
技術的課題は、スクリ―ンのこし孔に捕捉した異物を自
動的に払い落すことができるようにすることである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記の技術的課題を解決
するために講じた本発明の技術的手段は、本体と蓋体と
で内部に変圧室を形成し、本体の変圧室側端の中心に噴
出孔を開けて入口と変圧室を連通せしめ、噴出孔の外周
囲に環状溝を設けて、噴出孔と環状溝の間に内輪弁座
を、環状溝の外周囲に外輪弁座を形成し、環状溝から排
出孔を開けて変圧室を出口に連通せしめ、内輪弁座と外
輪弁座からなる弁座面に対して離着座する弁ディスクを
変圧室内に配置したデスク式スチ―ムトラップであっ
て、入口と噴出孔の間に入口から斜下方に向かう流入通
路を有し、流入通路に円筒形状のスクリ―ンを配置した
ものにおいて、排出流体によって変位せしめられるフロ
―トをスクリ―ン内に配置したことを特徴とするもので
ある。
するために講じた本発明の技術的手段は、本体と蓋体と
で内部に変圧室を形成し、本体の変圧室側端の中心に噴
出孔を開けて入口と変圧室を連通せしめ、噴出孔の外周
囲に環状溝を設けて、噴出孔と環状溝の間に内輪弁座
を、環状溝の外周囲に外輪弁座を形成し、環状溝から排
出孔を開けて変圧室を出口に連通せしめ、内輪弁座と外
輪弁座からなる弁座面に対して離着座する弁ディスクを
変圧室内に配置したデスク式スチ―ムトラップであっ
て、入口と噴出孔の間に入口から斜下方に向かう流入通
路を有し、流入通路に円筒形状のスクリ―ンを配置した
ものにおいて、排出流体によって変位せしめられるフロ
―トをスクリ―ン内に配置したことを特徴とするもので
ある。
【０００６】
【作用】上記の技術的手段の作用は下記の通りである。
弁ディスクが弁座に着座した閉弁直後において、入口か
ら流入通路を通して噴出孔に至る部分は蒸気域であり、
フロ―トはスクリ―ン下部に沈下している。入口から噴
出孔に至る部分に復水が溜ってくると、フロ―トは浮上
してスクリ―ン上部に達する。その後弁ディスクの開弁
によって、フロ―トは入口から噴出孔に流れる復水流の
勢いによってスクリ―ン下部に変位せしめられる。この
ように弁ディスクの開閉弁の都度、フロ―トはスクリ―
ン内を変位し、変位するときにスクリ―ンと摩れ合うこ
とによって、こし孔に捕捉された異物を磨り潰したりし
て払い落すことができる。
弁ディスクが弁座に着座した閉弁直後において、入口か
ら流入通路を通して噴出孔に至る部分は蒸気域であり、
フロ―トはスクリ―ン下部に沈下している。入口から噴
出孔に至る部分に復水が溜ってくると、フロ―トは浮上
してスクリ―ン上部に達する。その後弁ディスクの開弁
によって、フロ―トは入口から噴出孔に流れる復水流の
勢いによってスクリ―ン下部に変位せしめられる。この
ように弁ディスクの開閉弁の都度、フロ―トはスクリ―
ン内を変位し、変位するときにスクリ―ンと摩れ合うこ
とによって、こし孔に捕捉された異物を磨り潰したりし
て払い落すことができる。
【０００７】
【実施例】上記の技術的手段の具体例を示す実施例を説
明する（図１参照）。本体１に蓋体２をねじ結合して内
部に変圧室３を形成する。本体１には略同一軸上に入口
４と出口５を形成する。入口４から斜下方に向いた流入
通路６を形成すると共に、流入通路６から上方に延びて
本体１の略中心に噴出孔７を形成することによって、入
口４と変圧室３を連通せしめる。多数のこし孔を有し円
筒形状のスクリ―ン８を流入通路６に配置する。スクリ
―ン８はその上面を本体１の壁に当て、下面を本体１に
ねじ結合したプラグ９の上面に当てて固定する。スクリ
―ン８内に球形フロ―ト１０を配置する。フロ―ト１０
の直径はスクリ―ン８の内径よりも僅かに小さく形成し
てスクリ―ン８に緩く摺接するようにする。スクリ―ン
８に複数個の突起１１を設けて、フロ―ト１０が入口４
から流入通路６への流路を塞がないようにする。
明する（図１参照）。本体１に蓋体２をねじ結合して内
部に変圧室３を形成する。本体１には略同一軸上に入口
４と出口５を形成する。入口４から斜下方に向いた流入
通路６を形成すると共に、流入通路６から上方に延びて
本体１の略中心に噴出孔７を形成することによって、入
口４と変圧室３を連通せしめる。多数のこし孔を有し円
筒形状のスクリ―ン８を流入通路６に配置する。スクリ
―ン８はその上面を本体１の壁に当て、下面を本体１に
ねじ結合したプラグ９の上面に当てて固定する。スクリ
―ン８内に球形フロ―ト１０を配置する。フロ―ト１０
の直径はスクリ―ン８の内径よりも僅かに小さく形成し
てスクリ―ン８に緩く摺接するようにする。スクリ―ン
８に複数個の突起１１を設けて、フロ―ト１０が入口４
から流入通路６への流路を塞がないようにする。
【０００８】噴出孔７の外周囲に環状溝１２を形成し、
噴出孔７と環状溝１２の間に環状の内輪弁座１３を、環
状溝１２の外周囲に環状の外輪弁座１４を形成する。内
輪弁座１３と外輪弁座１４は同心円状で同一平面に形成
する。環状溝１２から排出孔１５を開けて変圧室３と出
口５を連通せしめる。内外輪弁座１３，１４に離着座し
て開閉する円板状の弁ディスク１６を変圧室３内に配置
する。蓋体２の外側にキャップ１７を被せて空気保温室
１８を形成する。
噴出孔７と環状溝１２の間に環状の内輪弁座１３を、環
状溝１２の外周囲に環状の外輪弁座１４を形成する。内
輪弁座１３と外輪弁座１４は同心円状で同一平面に形成
する。環状溝１２から排出孔１５を開けて変圧室３と出
口５を連通せしめる。内外輪弁座１３，１４に離着座し
て開閉する円板状の弁ディスク１６を変圧室３内に配置
する。蓋体２の外側にキャップ１７を被せて空気保温室
１８を形成する。
【０００９】上記実施例の作用を説明する。スクリ―ン
８下部に沈下しているフロ―ト１０は、流入通路６内に
溜ってくる復水によって、二点鎖線で示すように、浮上
してスクリ―ン８上部に達する。その後弁ディスク１６
が開弁すると、フロ―ト１０は入口４から噴出孔７に流
れる復水流の勢いによってスクリ―ン８下部に変位せし
められる。フロ―ト１０はスクリ―ン８内を変位すると
きにスクリ―ン８と摩れ合うことによって、こし孔に捕
捉された異物を磨り潰したりして払い落す。
８下部に沈下しているフロ―ト１０は、流入通路６内に
溜ってくる復水によって、二点鎖線で示すように、浮上
してスクリ―ン８上部に達する。その後弁ディスク１６
が開弁すると、フロ―ト１０は入口４から噴出孔７に流
れる復水流の勢いによってスクリ―ン８下部に変位せし
められる。フロ―ト１０はスクリ―ン８内を変位すると
きにスクリ―ン８と摩れ合うことによって、こし孔に捕
捉された異物を磨り潰したりして払い落す。
【００１０】
【発明の効果】上記のように本発明によれば、スクリ―
ンのこし孔に捕捉した異物を自動的に払い落すことがで
きるので、分解する必要がなく、保守管理が容易にな
る。
ンのこし孔に捕捉した異物を自動的に払い落すことがで
きるので、分解する必要がなく、保守管理が容易にな
る。
【図１】本発明のディスク式スチ―ムトラップの実施例
の断面図である。
の断面図である。
１ 本体 ２ 蓋体 ３ 変圧室 ４ 入口 ５ 出口 ６ 流入通路 ７ 噴出孔 ８ スクリ―ン １０ フロ―ト １２ 環状溝 １３ 内輪弁座 １４ 外輪弁座 １５ 排出孔 １６ 弁ディスク
Claims (1)
- 【請求項１】 本体と蓋体とで内部に変圧室を形成し、
本体の変圧室側の中心に噴出孔を開けて入口と変圧室を
連通せしめ、噴出孔の外周囲に環状溝を設けて、噴出孔
と環状溝の間に内輪弁座を、環状溝の外周囲に外輪弁座
を形成し、環状溝から排出孔を開けて変圧室を出口に連
通せしめ、内輪弁座と外輪弁座からなる弁座面に対して
離着座する弁ディスクを変圧室内に配置したデスク式ス
チ―ムトラップであって、入口と噴出孔の間に入口から
斜下方に向かう流入通路を有し、流入通路に円筒形状の
スクリ―ンを配置したものにおいて、排出流体によって
変位せしめられるフロ―トをスクリ―ン内に配置したこ
とを特徴とするディスク式スチ―ムトラップ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8130893A JP2876273B2 (ja) | 1993-03-15 | 1993-03-15 | ディスク式スチ―ムトラップ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8130893A JP2876273B2 (ja) | 1993-03-15 | 1993-03-15 | ディスク式スチ―ムトラップ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06265097A true JPH06265097A (ja) | 1994-09-20 |
| JP2876273B2 JP2876273B2 (ja) | 1999-03-31 |
Family
ID=13742775
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8130893A Expired - Fee Related JP2876273B2 (ja) | 1993-03-15 | 1993-03-15 | ディスク式スチ―ムトラップ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2876273B2 (ja) |
-
1993
- 1993-03-15 JP JP8130893A patent/JP2876273B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2876273B2 (ja) | 1999-03-31 |
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