JPH06264948A - 圧縮用のコイルばね - Google Patents

圧縮用のコイルばね

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JPH06264948A
JPH06264948A JP4905093A JP4905093A JPH06264948A JP H06264948 A JPH06264948 A JP H06264948A JP 4905093 A JP4905093 A JP 4905093A JP 4905093 A JP4905093 A JP 4905093A JP H06264948 A JPH06264948 A JP H06264948A
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JP
Japan
Prior art keywords
coil spring
wire
coil
seat
receiving surface
Prior art date
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Pending
Application number
JP4905093A
Other languages
English (en)
Inventor
Osao Hirano
長生 平野
Ichiro Hirano
一郎 平野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HIRANO HATSUJO KK
Original Assignee
HIRANO HATSUJO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】応力集中によるコイルばねの損傷をなくし、弾
撥力を適宜調整可能にし、所定の弾撥力を維持し、振動
などによる異音の発生を防止する。 【構成】コイルばね10の線材の端部をコイルの中心線
側に曲げて、コイルの中心線と平行な方向でコイル部1
2の線材と重ならないようにしたので、コイルばね10
の座面14を座受け面22に弾撥的に当接させた際に
も、線材の端部16がコイル部12の線材と干渉するこ
とがなく、コイル部12の線材を傷付けない。また、コ
イルばね10の線材の端部16が座受け面22側に当接
しないように座受け面22側とは反対の方向へ没入させ
たので、線材の端部16が座受け面22を傷付けない
で、線材の端部16が座受け面22などに引っ掛からな
いで、座受け面22に傷がないことから、コイルばね1
0が一方向に回転する現象がなくなり、締め付けナット
などが弛まない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コイルばねの中央部の
コイル部を撓ませて、コイルばねの端面である座面を座
受け面に弾撥的に当接するようにした圧縮用のコイルば
ねに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の圧縮用のコイルばねとしては、例
えば、図6〜図14に示すようなものがある。すなわ
ち、図6〜図8に示すものは、クローズエンドであっ
て、コイルばね2の端部3をそれぞれ無研削、研削、お
よびテーパにしたものである。
【0003】また、図9および図10に示すものは、オ
ープンエンドであって、コイルばね2の端部3をそれぞ
れ研削、無研削したものである。
【0004】さらに、図11に示すものは、コイルばね
2の端部3を真直にしたタンジェントテールであり、図
12に示すものは、コイルばね2の端部3を渦巻き状に
形成したピックテールのものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の圧縮用のコイルばねでは、図13および図1
4に示すように、ナット1を回していって、弾撥力を調
整する際に、コイルばね2の線材の端部3が座金4や座
受け面5を擦って傷をつけ、また、該端部3が座金4や
座受け面5に引っ掛かって弾撥力を調整不能になる。さ
らに、座金4や座受け面5に傷がつくと、その傷によ
り、ばねの端部3が引っ掛かった後にスリップし、コイ
ルばねが一方向に回転する。この場合、弛み防止用のナ
ット1aの働きによりナット1が弛むことはないが、弛
み防止用のナット1aの締め付け力が不足すると、ナッ
ト1の弛みが生じて、弾撥力が変化したり、振動などで
異音が生じ、座金4や座受け面5の摩耗が進行するとい
う問題点があった。
【0006】また、コイル部6を撓ませたときばねの線
材の端部3がコイル部6に当接するようになるため、コ
イル部6の線材に傷がつき、応力集中が発生して、ばね
の線材が破損するという問題がある。
【0007】本発明は、このような従来の問題点に着目
してなされたもので、例えば、締め付けナットの弛みの
要因を無くして、所定の弾撥力を維持するとともに、振
動などにより異音が生じないで、座金や座受け面の摩耗
を防止し、また、コイル部の線材に傷をつけないで、集
中応力をなくし、ばねの線材が破損しないようにした圧
縮用のコイルばねを提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの本発明の要旨とするところは、コイルばね(10)
の中央部のコイル部(12)を撓ませて、コイルばね
(10)の端面である座面(14)を座受け面(22)
に弾撥的に当接するようにした圧縮用のコイルばねにお
いて、コイルばね(10)の線材の端部(16)を、該
端部(16)がコイルの中心線と平行な方向で前記コイ
ル部(12)の線材と重なり不能なようにコイルの中心
線側に曲げるとともに、前記端部(16)が前記座受け
面(22)に当接しないように該座受け面(22)側と
は反対の方向へ没入させたことを特徴とする圧縮用のコ
イルばねに存する。
【0009】
【作用】コイルばね(10)の線材の端部(16)を、
該端部(16)がコイルの中心線と平行な方向で前記コ
イル部(12)の線材と重ならないようにコイルの中心
線側に曲げたので、コイルばね(10)の中央部のコイ
ル部(12)を撓ませて、コイルばね(10)の端面で
ある座面(14)を座受け面(22)に弾撥的に当接さ
せた際にも、線材の端部(16)がコイル部(12)の
線材と干渉することがなく、コイル部(12)の線材を
傷付けないで、応力集中によるコイルばね(10)の損
傷もない。
【0010】また、コイルばね(10)の線材の端部
(16)が座受け面(22)側に当接しないように座受
け面(22)側とは反対の方向へ没入させたので、同じ
く、線材の端部(16)が座受け面(22)を傷付けな
いようにすることができ、線材の端部(16)が座受け
面などに引っ掛からないで、弾撥力を適宜調整すること
ができる。
【0011】
【実施例】以下、図面に基づき本発明の一実施例を説明
する。図1〜図5は本発明の一実施例を示している。図
4に示すように、本実施例にかかるコイルばね10は圧
縮状態にして用いられる圧縮用のコイルばねである。図
1および図2に示すように、コイルばね10の中央部に
はコイル部12が形成され、コイルばね10の端面に
は、座受け面22に弾撥的に当接する座面14が形成さ
れている。座面14はコイルばね10の線材の半分の巻
長さに相当する部分から成り、座面14の先の線材が端
部16に成っている。
【0012】コイルばね10の線材の端部16は、その
端部16がコイルの中心線と平行な方向で前記コイル部
12の線材と重ならないようにコイルの中心線側に湾曲
状に巻き込まれている。コイルばね10の線材の端部1
6をコイルの中心線側に向けて直線状に延ばしてもよ
い。
【0013】また、コイルばね10の線材の端部16
は、座受け面22側とは反対の方向へ没入している。コ
イルばね10の線材の端部16は大きく没入させてもよ
く、また、僅かに没入させてもよい。すなわち、その端
部16が座受け面22に当接しなければよい。
【0014】本実施例では、コイルばね10の両端部の
一方について実施したものを示したが、両端部共に実施
してもよい。
【0015】次に作用を説明する。
【0016】図4において、コイルばね10は座受け面
22とワッシャ部材24とにより圧縮した状態で挟まれ
ている。コイルばね10の中央部のコイル部12は撓ん
でいて、コイルばね10の端面である座面14は座受け
面22に弾撥的に当接している。座受け面22とワッシ
ャ部材24との間隔はボルト部材26に螺合するナット
部材28により調整されている。ボルト部材26には弛
み防止用のナット部材28aが螺合している。
【0017】このとき、コイルばね10の線材の端部1
6は、コイルの中心線側に曲げられているので、その端
部16がコイルの中心線と平行な方向でコイル部12の
線材と重ならないようになり、コイルばね10の端部1
6がコイル部12の線材と干渉することがなく、コイル
部12の線材を傷付けないで、コイル部12の線材が応
力集中によって損傷することもない。
【0018】このとき、図3に示すように、コイル部1
2の線材同志が重なり合うことはあるが、線で接触し合
うため、コイル部12の線材が互いに傷付け合うことが
ない。
【0019】また、コイルばね10の端部16が座受け
面22側とは反対の方向へ没入しているので、同じく、
コイルばね10の端部16が座受け面22を傷付けない
ようにすることができ、ナット部材28により、座受け
面22とワッシャ部材24との間隔を調節して際にも、
端部16が座受け面22に引っ掛からないで、座面14
が座受け面22上を滑って、スムーズにコイル径が拡縮
して、コイルばね10の弾撥力を適切に調整することが
できる。
【0020】座受け面22に傷が付かないため、コイル
ばね10が引っ掛かりスリップを繰り返して一方向に回
転してしまう現象が生じないため、ナット28の弛みが
起こらないで、コイルばね10が所定の弾撥力に維持さ
れ、振動などで異音が生じることもない。
【0021】
【発明の効果】本発明にかかる圧縮用のコイルばねによ
れば、コイルばねの線材の端部をコイルの中心線側に曲
げて、コイルの中心線と平行な方向でコイル部の線材と
重ならないようにしたので、コイルばねの座面を座受け
面に弾撥的に当接させた際にも、線材の端部がコイル部
の線材と干渉することがなく、コイル部の線材を傷付け
ないで、応力集中によるコイルばねの損傷がなくなる。
また、コイルばねの線材の端部が座受け面側に当接しな
いように座受け面側とは反対の方向へ没入させたので、
線材の端部が座受け面を傷付けないで、線材の端部が座
受け面などに引っ掛からないで、弾撥力を適宜調整する
ことができ、また、座受け面に傷がないことから、コイ
ルばねが一方向に回転する現象がなくなり、締め付けナ
ットなどが弛まないで、所定の弾撥力が維持され、振動
などで異音が生じることもない。
【0022】さらに、コイルばねの端部を無研削にした
ので、鉄粉の処理等の工程を省略することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す圧縮用のコイルばねの
底面図である。
【図2】本発明の一実施例を示す圧縮用のコイルばねの
部分正面図である。
【図3】本発明の一実施例を示す圧縮用のコイルばねの
部分断面図である。
【図4】本発明の一実施例を示す圧縮用のコイルばねの
取り付け状態説明図である。
【図5】図4の部分拡大図である。
【図6】従来例を示す圧縮用のコイルばねの正面図であ
る。
【図7】従来例を示す圧縮用のコイルばねの正面図であ
る。
【図8】従来例を示す圧縮用のコイルばねの正面図であ
る。
【図9】従来例を示す圧縮用のコイルばねの正面図であ
る。
【図10】従来例を示す圧縮用のコイルばねの正面図で
ある。
【図11】従来例を示す圧縮用のコイルばねの正面図で
ある。
【図12】従来例を示す圧縮用のコイルばねの正面図で
ある。
【図13】従来例を示す圧縮用のコイルばねの取り付け
状態説明図である。
【図14】図13の部分拡大図である。
【符号の説明】
10…コイルばね 12…コイル部 14…座面 16…端部 22…座受け面 24…ワッシャ部材 26…ボルト部材 28…ナット部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コイルばねの中央部のコイル部を撓ませ
    て、コイルばねの端面である座面を座受け面に弾撥的に
    当接するようにした圧縮用のコイルばねにおいて、 コイルばねの線材の端部を、該端部がコイルの中心線と
    平行な方向で前記コイル部の線材と重なり不能なよう
    に、コイルの中心線側に曲げるとともに、前記端部が前
    記座受け面に当接しないように該座受け面側とは反対の
    方向へ没入させたことを特徴とする圧縮用のコイルば
    ね。
JP4905093A 1993-03-10 1993-03-10 圧縮用のコイルばね Pending JPH06264948A (ja)

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JP4905093A JPH06264948A (ja) 1993-03-10 1993-03-10 圧縮用のコイルばね

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JP4905093A JPH06264948A (ja) 1993-03-10 1993-03-10 圧縮用のコイルばね

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JPH06264948A true JPH06264948A (ja) 1994-09-20

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ID=12820263

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JP (1) JPH06264948A (ja)

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