JPH06263837A - 熱硬化性ポリウレタン樹脂組成物 - Google Patents

熱硬化性ポリウレタン樹脂組成物

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JPH06263837A
JPH06263837A JP5054501A JP5450193A JPH06263837A JP H06263837 A JPH06263837 A JP H06263837A JP 5054501 A JP5054501 A JP 5054501A JP 5450193 A JP5450193 A JP 5450193A JP H06263837 A JPH06263837 A JP H06263837A
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Akihiro Sato
佐藤  明弘
Shoichi Akaishi
庄一 赤石
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Abstract

(57)【要約】 【目的】熱硬化性ポリウレタン樹脂に、機械的強度、及
び靱性と剛性のバランスに優れ、しかも、耐熱性に優れ
た性能を与える。 【構成】平均粒径が0.1〜10μmのポリユリア系ゴム状
物質とポリオ−ルを含有し、この合計に対する該ポリユ
リア系ゴム状物質の含有量が2〜35重量%であるポリオ
−ル組成物とp−フェニンレンジイソシアネ−トよりな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は熱硬化性ポリウレタン樹
脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリオ−ルまたはポリオ−ル組成物はポ
リイソシアネ−トとの反応によりポリウレタン樹脂を生
成する。このポリウレタン樹脂は、一般に可塑性及び耐
摩耗性、耐薬品性、接着性に優れた物性を有しているこ
とから、成形材料や構造用接着材料や塗料材料として広
く使用されており、特に、注型成形用樹脂として、金型
をおこすことなく、常圧、もしくは真空下で、注型成形
法によって短期間、低コストにて開発試作品を製作する
のに用いられている。
【0003】この方法で得られたポリウレタン樹脂成形
物は十分な剛性を有し、形状見本としては使えるものの
靱性が低いため構造設計の評価や実装試験には不十分で
ある。
【0004】このような従来のポリオ−ルまたはポリオ
−ル組成物を用いる場合には、高分子ポリエ−テルポリ
オ−ルの導入量を多くすればアイゾット衝撃値は高くな
るが剛性が低下し著しい変形を起こし易くなり、また、
高分子ポリエ−テルポリオ−ルの導入量を少なくすれば
剛性はよくなるがアイゾット衝撃値は低下する。
【0005】従来の技術としては、例えば、特願平03-2
46039 記載のポリオ−ル組成物がある。従来の(剛性が
十分でかつアイゾット衝撃値が高いポリウレタン樹脂を
与えうる)ポリオ−ル組成物は、平均粒径が0.1 〜10μ
mのポリユリア系ゴム状物質とポリオ−ルよりなり、こ
の合計に対する該ポリユリア系ゴム状物質の含有量が2
〜35重量%である。
【0006】ポリウレタン樹脂の多くの用途では剛性、
靱性だけでなく、更に耐熱性を向上させたものの開発が
強く望まれている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術は(ポリウ
レタン樹脂の耐熱性を向上させるためにはポリオ−ルと
して低分子量ポリオ−ルを主体に使用する)、ポリユリ
ア系ゴム状物質の粒子の分散安定性が悪くなる傾向にあ
り使いにくいという欠点があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の熱硬化性ポリウ
レタン樹脂組成物は、平均粒径が0.1 〜10μmのポリユ
リア系ゴム状物質とポリオ−ルを含有し、この合計に対
する該ポリユリア系ゴム状物質の含有量が2〜35重量%
であるポリオ−ル組成物とp−フェニレンジイソシアネ
−トよりなる。
【0009】本発明におけるポリユリア系ゴム状物質と
は主鎖にユリア結合をもつゴム状物質を意味する。
【0010】ポリユリア系ゴム状物質とポリオ−ルの合
計に対するポリユリア系ゴム物質の組性割合は重量%で
2 %以上35%以内の範囲内で、好ましくは5 %以上15%
以内の範囲内で存在させることで、靱性と剛性のバラン
スのとれた物性を与えることができ、2 %未満では衝撃
強度が、又、35%を超えると剛性が不十分となる。又、
ポリユリア系ゴム状物質の平均粒径が0.1 μm以上10μ
m以内の範囲内で、好ましくは0.25μm以上5 μm以内
の範囲内で存在させることで、靱性と剛性のバランスの
とれた物性を与えることができ、平均粒径が0.1 μm未
満では衝撃強度が、又、10μmを越えると剛性と衝撃強
度が不十分となる。
【0011】本発明のおける熱硬化性ポリウレタン樹脂
組成物にp−フェニレンジイソシアネ−トを使用するこ
とで、剛性、衝撃強度とともに耐熱性の優れた物性を与
えることができる。
【0012】本発明における熱硬化性ポリウレタン樹脂
組成物に用いられるポリオ−ル組成物を製造する方法の
好ましい一例としては、ポリオ−ルとポリイソシアネ−
ト(ポリイソシアネ−トAとする)を混合攪拌して、部
分的に反応させた後、前記ポリイソシアネ−トと同じか
または異なるポリイソシアネ−ト(ポリイソシアネ−ト
Bとする)並びにゴム形成性ポリアミンを添加し、攪拌
しながら粒子状のポリユリア系ゴム状物質を形成させる
例を挙げることができる。
【0013】ここで、ポリオ−ルのヒドロキシル基を10
0 モル%としたとき、ポリイソシアネ−トAの使用量
は、通常0.5 〜40モル%、好ましくは10〜30モル%のイソ
シアネ−ト基を持つ量を用いる。
【0014】これは0.5 〜40モル%の範囲ではポリユリ
ア系ゴム状物質を安定に得易いからである。そして、ポ
リオ−ルとポリイソシアネ−トAを部分的に反応させる
割合は、ポリイソシアネ−トAのイソシアネ−ト基のう
ち、通常10〜90%好ましくは20〜80%を反応させる(こ
れは10〜90%の範囲ではポリユリア系ゴム状物質の粒子
を安定に得やすいからである)。そのあと添加するゴム
形成性ポリアミンとポリイソシアネ−トBの添加量は前
記したポリイソシアネ−トAの未反応イソシアネ−ト基
とポリイソシアネ−トBのイソシアネ−ト基の合計に対
するゴム形成性ポリアミンの持つアミノ基の割合が通常
60〜150 モル%好ましくは70〜130 モル%に相当するよ
うに設定する。これは前記アミノ基の割合で60〜150 モ
ル%の範囲で用いると最終使用の段階で、高い剛性とア
イゾット衝撃強度及び耐熱性が得られる為である。
【0015】なお、ポリイソシアネ−トAの添加方法は
通常一括添加法が好ましく、又、ポリイソシアネ−トB
並びにゴム形成性ポリアミンの添加方法は一括添加の
他、回分添加、連続添加の方法もある。ポリオ−ルの添
加方法についてはその一部を反応初期から用い、残部を
回分添加、連続添加にすることも可能である。
【0016】本発明で使用されるポリオ−ルは、例えば
低分子ポリオ−ル、ポリエ−テルポリオ−ル、ポリエス
テルポリオ−ル、その他のポリオ−ルの如きアルコ−ル
性ヒドロキシ基を2 ケ以上有する化合物である。
【0017】本発明に用いられるポリオ−ルの一部とし
て、分子量が160 〜35000 の範囲にある如きポリオキシ
アルキレンポリオ−ルを使用するのが好ましい。この場
合、このようなポリオキシアルキレンポリオ−ルの使用
量はポリオ−ル中20〜90重量%の範囲が好ましい。これ
はこの範囲以外では分散安定性が低下する傾向があるた
めである。
【0018】本発明に用いられるポリオ−ルとしては、
耐熱性、衝撃強度の上から、特にジオ−ルとヒドロキシ
基3個以上を有するポリオ−ルを併用するのが好まし
い。
【0019】ポリイソシアネ−トA及びポリイソシアネ
−トBは同じであっても、異なってもよい。例えば、代
表的なものを挙げれば、2、4-トルエンジイソシアネ−
ト、2、6-トルエンジイソシアネ−ト、ジフェニルメタン
ジイソシアネ−ト(MDI)、トリフェニルメタントリ
イソシアネ−トの如き芳香族ポリイソシアネ−ト、メタ
キシレンジイソシアネ−ト、パラキシレンジイソシアネ
−トの如き芳香脂肪族ポリイソシアネ−ト、イソホロン
ジイソシアネ−ト、水添キシレンジイシアネ−ト、水添
ジフェニルメタンジイソシアネ−トの如き脂環式ポリイ
ソシアネ−ト、ヘキサンメチレンジイソシアネ−ト、リ
ジンエステルトリイソシアネ−トの如き脂肪族ポリイソ
シアネ−トおよび反応系でポリイソシアネ−トを発生す
る如き物質、例えばカルボジイミド変性液状化MDIの
如きカルボジイミド化合物、ジイソシアネ−ト二量体、
例えばトルエンジイソシアネ−ト二量体、ブロックされ
たイソシアネ−ト、例えばフェノ−ルでブロックされた
MDIがある他、さらに、上記に示したポリイソシアネ
−トとポリオ−ルまたはポリアミンとを末端に2ケ以上
のイソシアネ−トをもつ様に反応させて得られるプレポ
リマ−状ポリイソシアネ−トも当然使用できる。
【0020】ポリイソシアネ−トAとしては、反応性の
異なるイソシアネ−ト基を有するポリイソシアネ−トで
ある2、4-トルエンジイソシアネ−トまたはイソホロンジ
イソシアネ−トがポリユリア系ゴム状物質の粒子の分散
安定性をよくする上で特に好ましい。
【0021】本発明で使用されるゴム形成性ポリアミン
は前記ポリイソシアネ−トA及びポリイソシアネ−トB
と反応することによって、約0 ℃以下のガラス転移温度
を有するポリユリア系ゴム状物質を生成するポリアミン
を意味するものであって、例えば、ポリオキシプロピレ
ン系ポリアミン、ポリオキシテトラメチレン系ポリアミ
ンの如きポリオキシアルキレン系ポリアミン、ポリブタ
ジエン系ポリアミンなどがあり、なかでも1 ケのアルキ
レン単位に占める炭素原子の数が2 〜4 である如きポリ
オキシアルキレン系ポリアミン、特にポリオキシプロピ
レン系ジアミンを主体(通常60重量%以上)として使用
するのが好ましい。
【0022】このようなポリオキシプロピレン系ポリア
ミンは、例えば、米国テキサコケミカル社製、商品名ジ
ェファ−ミン、広栄化学工業社製ビス(アミノプロピ
ル)ポリプロピレングリコ−ルエ−テルとして市販され
ている。ゴム形成性ポリアミンの分子量は、通常200 〜
350 00、好ましくは400 〜6000が使用される。
【0023】本発明にあっては、ポリユリア系ゴム状物
質が架橋粒子であることが望ましく、ジアミンを主体と
して1 分子中にアミノ基を3 ケ以上有するポリアミンを
少量(例えばジアミンの0.02〜10重量%)使用するのが
好ましい。この場合、一分子中にアミノ基を3 ケ以上有
するポリアミンとしてはポリオキシアルキレン系ポリア
ミンの他、他のポリアミン例えば1、3、6-トリスアミノメ
チルヘキサン、ジプロピレントリアミンなどを用いるこ
とができる。なお、ポリユリア系ゴム状物質を架橋する
には、一分子中にアミノ基を3 ケ以上有するポリアミン
を使わずともイソシアネ−ト基を3 ケ以上有するポリイ
ソシアネ−トを少量(例えばジイソシアネ−トに対して
0.03〜10重量%)用いる方法もある。
【0024】本発明におけるポリオ−ル組成物を製造す
る上記に示した以外の好ましい方法としては、ポリオ−
ルに対して、ポリイソシアネ−ト(ポリイソシアネ−ト
Cとする)、及びゴム形成性ポリアミンを添加し、攪拌
しながら粒子状のポリユリア系ゴム状物質を含むポリオ
−ル組成物を形成させる方法がある。
【0025】ここでゴム形成性ポリアミンはポリイソシ
アネ−トCのイソシアネ−ト基に対して、通常50〜200
%、好ましくは70〜170 %に相当するアミノ基を有する
だけの量を使用する。これは50〜200 %の範囲で得たポ
リオ−ル組成物を用いると最終使用の段階で高い剛性と
耐熱性を損なうことなく、高い衝撃強度が得られるため
である。なお、この場合、ポリイソシアネ−ト及びゴム
形成性ポリアミンの添加方法は一括添加の他、回分添
加、連続添加の方法もある。ポリオ−ルの添加方法とし
てはその一部を反応初期から用い、残部を回分添加、連
続添加することも可能である。ここでポリイソシアネ−
トCは前記ポリイソシアネ−トA及びポリイソシアネ−
トBとして例示したものと同様であり、ゴム形成性ポリ
アミン、ポリオ−ルも前記と同様である。
【0026】本発明においてポリイソシアネ−トAを部
分的に反応させる段階並びにポリイソシアネ−トBまた
はポリイソシアネ−トCをゴム形成性ポリアミンと反応
させる段階は通常20〜160 ℃、好ましくは30〜140 ℃で
行うことができ、大気圧下または加圧下さらには減圧下
においても行うことができる。この場合、触媒を用いな
くてもよいが反応を促進する為に触媒を加えることがで
きる。触媒としては通常ジブチル錫ラウレ−ト、オクチ
ル酸錫如き有機金属系触媒、トリエチレンジアミン(D
ABCO)の如き第三級アミン触媒、1、8ージアゾビシク
ロ[5、4、0 ]ウンデセン系誘導体如き特殊アミン触媒な
どがある。触媒の使用量は、ポリオ−ル全量に基づい
て、通常0.001 〜5 重量%好ましくは0.01〜0.5 重量%
である。
【0027】本発明に用いるポリオ−ル添加時期はポリ
ユリア系ゴム状物質をつくるに先立って、その全部を用
いることは必要ではなくその一部を後添加することも可
能である。後添加の方法としてはポリオ−ル中でポリユ
リア系ゴム状物質が生成したあと残量の一部または全部
を添加するする方法や最終使用の段階で残った一部を添
加する方法がある。本発明のポリオ−ル組成物中のポリ
ユリア系ゴム状物質の割合は上記した種々のケ−スにお
いて使用したポリオ−ルの合計とポリユリア系ゴムとの
合計量に対するポリユリア系ゴム状物質の割合として算
出する。
【0028】本発明においてポリユリア系ゴム状物質の
平均粒径は体積平均値で表される。また、本発明におい
てポリユリア系ゴム状物質の量はポリユリア系ゴム状物
質を含むポリオ−ル組成物からポリユリア系ゴム状物質
を析出せしめる性質を持つ揮発性溶剤、例えばアセトン
を混合し、析出したポリユリア系ゴム状物質を分別ろ過
し、更に十分、この揮発性溶剤で洗浄後、その乾燥重量
を求める方法によって測定する。
【0029】本発明における熱硬化性ポリウレタン樹脂
組成物に用いられるポリイソシアネ−トの一成分とし
て、p−フェニレンジイソシアネ−トは必須成分であ
り、その他のポリイソシアネ−トとしては前記したポリ
イソシアネ−トA及びポリイソシアネ−トBとして例示
したものと同様であり、芳香族ポリイソシアネ−ト、芳
香脂肪族ポリイソシアネ−ト、脂環式ポリイソシアネ−
トが特に好ましい。
【0030】
【実施例】以下に本発明の熱硬化性ポリウレタン樹脂組
成物の例を示す。
【0031】以下の記載における「部」とは特に断らな
い限り重量部を表す。また、NCOインデックスとはイ
ソシアネ−ト基当量を水酸基当量で除した値(-NCO基/
-OH 基)を意味する。テストピ−スの注型に際しては、
ポリイソシアネ−トとポリオ−ル組成物の総量に対して
DABCO0.05 重量%を添加し、真空注型装置を使用した。
テストピ−ス注型品の引張り試験、曲げ試験、アイゾッ
ト衝撃試験、熱変形温度試験はそれぞれJIS K 7113、JI
S K 7203、JIS K 7110(ノッチ先端半径0.25mm)、JIS
K 7207(荷重18.5kg/cm2)にて行った。
【0032】本発明のポリユリア系ゴム状物質の粒径
は、ポリオ−ル組成物をイソプロピルアルコ−ルで1000
倍に希釈し、その希釈溶液を走差電子顕微鏡の試料台の
上に滴下させ、溶剤を揮発させた後、約5000倍の倍率で
ポリユリア系ゴム状物質のゴム粒径を測定し、体積平均
値を求めた。
【0033】また、ポリユリア系ゴム状物質の含有量
は、ポリオ−ル組成物をアセトンで希釈して、ポリユリ
ア系ゴム状物質を析出させ、それを分別ろ過し、ろ紙に
残ったポリユリア系ゴム状物質をアセトンで十分洗浄さ
せた後、乾燥させて秤量することにより、ポリユリア系
ゴム状物質の含有量を算出した。 実施例1 温度制御のできる加熱器と攪拌機を備えた密閉式ガラス
製容器に、イソホロンジイソシアネ−ト(ポリイソシア
ネ−トA)5.6 部、水酸価160 のポリオキシプロピレン
トリオ−ル70部、ジブチル錫ジラウレ−ト0.004 部を投
入し、35℃に反応温度を制御しながら、イソシアネ−ト
基の反応率が50%になるまで反応させた。上記反応溶液
に分子量2000のポリオキシプロピレンジアミン121部、
分子量400 のポリオキシプロピレントリアミン6.4 部を
投入し、35℃に反応温度を制御しながら、約30分間攪拌
し反応させた。
【0034】次に、水酸価280 のポリオキシプロピレン
ジオ−ル119 部、水酸価560 のポリオキシプロピレント
リオ−ル553部を投入し、120 ℃に昇温してから均一溶
液になるように約5 分間攪拌した。次に、NCO28%のカル
ボジイミド変性液状化MDI(ポリイソシアネ−トB)
を19.5部添加し、約30分間攪拌の後にジプロピレングリ
コ−ル318 部を添加、攪拌混合することによって平均粒
径約1.4 μmポリユリア系ゴム状物質14重量%のポリオ
−ル組成物を生成せしめた。
【0035】上記ポリオ−ル組成物とNCO53%のp−フェ
ニレンジイソシアネ−トの比が、NCOインデックス1.
05になるように調整して、テストピ−スの注型を行っ
た。
【0036】上記のテストピ−スの特性結果を表1に示
す。 比較例 実施例1と同様な方法で生成させたポリオ−ル組成物と
NCO28%のカルボジイミド変性液状化MDIの比が、NC
Oインデックス1.05になるように調整して、テストピ−
スの注型を行った。
【0037】上記のテストピ−スの特性結果を表1に示
す。
【0038】 以上の結果から、本発明の熱硬化性ポリウレタン樹脂組
成物から得られるポリウレタン樹脂は、引張り強度、曲
げ強度、曲げ弾性率をさして犠牲にすることなく、衝撃
強度を十分に高い値を維持しつつ、しかも熱変形温度を
著しく高めることがわかる。
【0039】
【発明の効果】本発明の熱硬化性ポリウレタン樹脂組成
物からポリウレタン樹脂は、耐熱性が著しく優れてお
り、且つ引張強度、曲げ強度、曲げ弾性率、衝撃強度も
十分大きな値を有しているという効果がある。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平均粒径が0.1 〜10μmのポリユリア系
    ゴム状物質とポリオ−ルを含有し、この合計に対する該
    ポリユリア系ゴム状物質の含有量が2 〜35重量%である
    ポリオ−ル組成物とp−フェニンレンジイソシアネ−ト
    よりなることを特徴とする熱硬化性ポリウレタン樹脂組
    成物。
JP5054501A 1993-03-16 1993-03-16 熱硬化性ポリウレタン樹脂組成物 Expired - Lifetime JPH0755978B2 (ja)

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