JPH06263229A - 円板状体の搬送装置 - Google Patents

円板状体の搬送装置

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JPH06263229A
JPH06263229A JP5076325A JP7632593A JPH06263229A JP H06263229 A JPH06263229 A JP H06263229A JP 5076325 A JP5076325 A JP 5076325A JP 7632593 A JP7632593 A JP 7632593A JP H06263229 A JPH06263229 A JP H06263229A
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JP
Japan
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shaped body
screw
disc
disk
cord
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Application number
JP5076325A
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English (en)
Inventor
Masaaki Otsuji
正明 大辻
Hideichiro Miyazaki
秀一郎 宮崎
Takahisa Ito
隆久 伊藤
Takashi Tajima
隆史 田島
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Mitsubishi Cable Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Cable Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 円板状体Cを立脚状態で移動させる軸方向に
延びるスクリュー1と、上記スクリュー1が回転可能に
添設されて円板状体Cが立脚状態で回転する搬送ベース
2と、上記スクリュー1をはさみ搬送ベース2と対向す
る位置に設けられて円板状体Cを立脚状態に保持するガ
イドレール3とを備え、スクリュー1の回転によって円
板状体Cを立脚状態でその軸方向へ移動させる円板状体
Cの搬送装置Sであって、該スクリュー1が、円板状体
Cに対して少なくとも仰角方向への作用分力Xを有する
力Fが加わるように回転する構成としてなるものであっ
て、望ましくは、上記スクリュー1がフレキシブルスク
リューである。 【効果】 円板状体は、搬送ベース上を殆ど摩擦抵抗を
受けることなく搬送方向へ軽やかに回転させながら移動
させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コインまたはメダル等
の円板状体の搬送装置に関し、詳しくは立脚状態に保持
される円板状体をスクリューの回転によって容易に搬送
でき、遊戯施設等における円板状体の回収、分配等に有
用な円板状体の搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、パチンコ,スロットマシン等の遊
戯施設では、連設される各遊戯機器からコインやメダル
等(以下、コイン等と総称する)を回収したり、各遊戯
機器にコイン等を分配供給する装置として、ベルトコン
ベヤ方式が一般的に用いられている。例えばパチンコ遊
戯場の場合、連設されるパチンコ台(以下、シマとい
う)の裏側に共通のベルトコンベヤを設置して、パチン
コ台に付帯する貸玉機に投入されたコインを、このコン
ベヤ上に案内し、直接または数段階のコンベヤ乗換えを
経て、1箇所に回収するようになっている。このため上
記ベルトコンベヤ機構やコイン等を案内するガイド等
が、遊戯機器の機構を妨害しないように、上記シマの裏
側の限られたスペースに配設される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ベルトコン
ベヤには、幅方向の両側部に隙間が形成されることが避
けられず、この隙間にコイン等が嵌まり込み、その作動
が不良になったり、ベルトのループ接合部が経時劣化に
よって1〜2年で切断するなどのトラブルの発生があ
る。このようなトラブルが発生すると、作業者は、狭い
スペースでの作業を余儀無くされ、装置の分解、修理、
組立再調整などに多大な労力と時間を要する。
【0004】また、パチンコ遊戯場はその規模が異な
り、既成のベルトコンベヤをそのまま使用できないの
で、シマの長さに応じたベルトコンベヤをその都度作製
せねばならず、また、施工、組立においては、ベルトの
蛇行防止、張り調整等の精度を必要とし、施工コストが
高くつく。さらに、ベルトコンベヤは、構造が複雑であ
るので装置価格が高い。したがって、設備費用が高くつ
く。
【0005】また、ベルトコンベヤでは、曲線部を有す
るコイン搬送経路を形成したり、コイン搬送中に所望の
場所にコイン等を供給することが困難である。このよう
に、従来のベルトコンベヤ方式によるコイン搬送装置
は、設備費用が高くつくだけでなく、構造が複雑である
ので装置の取付け、分解が困難であり、またトラブルが
発生しやすく、一旦トラブルが発生すると、容易に元に
修復できない等の問題があった。
【0006】本発明者らは、上記問題を解決するため検
討を重ねたところ、コイル状を有するスクリューを用
い、円板状体を搬送ベースとスクリューピッチ幅間に保
持し該スクリューを回転させると、円板状体をスクリュ
ーの軸方向へ簡単に搬送できることを見出した。この知
見に基づきさらに検討の結果、図1(a)に示すよう
に、ガイドレールを配設することによって、円板状体を
立脚状態で搬送できる搬送装置を完成した。
【0007】同図において、Sは円板状体の搬送装置
で、円板状体C等を立脚状態で移動させる軸方向に延び
るスクリュー1と、上記スクリュー1が添設されて円板
状体Cが立脚状態で移動する搬送ベース2と、上記スク
リュー1をはさみ搬送ベース2と対向する位置に設けら
れて円板状体C等を立脚状態に保持するガイドレール3
とを備え、スクリューの回転によって、立脚状態に保持
される円板状体をスクリューの軸方向へ移動させる構成
としてなるものである。
【0008】上記搬送装置Sによれば、図1(b)の模
式側断面図に示すように、円板状体C等はスクリュー1
のピッチ幅P間に立脚状態に保持されスクリュー1の軸
方向へ移動するようになるので、小さい回転トルクで円
板状体Cを簡単に移動させることができ、円板状体の搬
送用装置として非常に有用なものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが上記装置で
は、円板状体C等が移動中にスクリュー1のピッチ幅P
間から外れたり、また、外側ガイドを設けて円板状体を
スクリューと挟持するように構成した場合では、円板状
体がスクリューと外側ガイドとの間に挟まれることがあ
り、また、搬送ベースに強い摩擦が生じることがあっ
た。本発明者等は、上記現象の原因を検討したところ、
スクリューの回転方向によって、搬送ベース上を移動す
る円板状体に強い摩擦抵抗がかかることに起因すること
を知見した。
【0010】即ち、図2(a)の模式側断面図に示すよ
うに、スクリュー1が矢印方向へ回転(左回転)する
と、円板状体Cに作用するコード1aの作用点Aにおい
て、前方への直進分力X1と下方への押圧分力Y1を有
する力F1が加わり、円板状体Cは搬送方向に向かって
押し出される。したがって、円板状体Cには搬送方向に
対して順なころがり回転を阻害する逆方向へ回転(以
下、この回転をDOWN回転という。)させる力が加え
られるようになる。また、このDOWN回転において
は、図2(b)の模式上面断面図に示すように、上記円
板状体Cの作用点Aには、前方への直進分力X1と外側
方への側方分力Z1よりなる力F1が加わり、円板状体
Cは搬送方向に向かって外側方へ押し出される。したが
って、円板状体Cは搬送方向に対して外側方へ振られス
クリュー1のピッチ幅Pからはみ出る動きをするように
なる。この結果、スクリュー1をDOWN回転させる
と、円板状体Cには、上記押圧分力Y1と側方分力Z1
が加えられるので、搬送ベース2との間に強い摩擦が生
じるとともに、外側方へ振られるようになって、搬送方
向に向かって正常な移動が困難となる。
【0011】本発明の目的は、上記問題を解決し立脚状
態の円板状体をスクリューの回転によって確実に搬送で
きる円板状体の搬送装置を提供することである。本発明
の他の目的は、取付け、分解が容易な簡単な構造でもっ
て、機構上のトラブルの発生を抑制できる円板状体の搬
送装置を提供することである。本発明のその他の目的
は、曲線部を有する円板状体搬送経路が形成でき、ま
た、円板状体を所定の場所に供給できる円板状体の搬送
装置を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記問題
を解決するためさらに検討を重ねた結果、円板状体のス
クリュー作用点において、円板状体に対して少なくとも
仰角方向への作用分力を有する力が加わるようにスクリ
ューを回転させる構成とすることによって、上記問題が
解決できることを見出し本発明を完成した。即ち、本発
明の円板状体の搬送装置は、円板状体を立脚状態で移動
させる軸方向に延びるスクリューと、上記スクリューが
添設され円板状体が立脚状態で移動する搬送ベースと、
上記搬送ベースの上方にスクリューをはさんで対向する
位置に配設され円板状体を立脚状態に保持するガイドレ
ールとを備え、スクリューの回転によって円板状体を立
脚状態でスクリューの軸方向へ移動させる円板状体の搬
送装置であって、該スクリューが円板状体に対して少な
くとも仰角方向への作用分力を有する力が加わるように
回転する構成としてなるものでって、望ましくは、上記
スクリューが可撓性ロッド上にコードを螺旋状に設けて
なるフレキシブルスクリューである。
【0013】
【作用】上記構成によれば、スクリューの回転によっ
て、円板状体に対して少なくとも仰角方向への作用分力
を有する力が加わるようになるので、円板状体はすくい
上げられるようにして前方へ押出され、搬送方向へ向か
って回転する回転力が付与されるようになる(以下、U
P回転という)。したがって、円板状体は、殆ど摩擦抵
抗を受けることなく搬送ベース上を軽やかに回転して搬
送方向へ移動するようになる。また、上記スクリューの
UP回転によって、円板状体に対して少なくとも内側方
への側方分力が加わるようになるので、円板状体は内側
方へ振られるようになり、スクリューのピッチ幅内に確
実に保持されて搬送方向へ移動するようになる。したが
って、円板状体は搬送方向に対して外側方へ振られるこ
とがなくなり、スクリューのピッチ幅からはみ出ること
がなくなる。また、円板状体が搬送ベース上を立脚状態
で回転し殆ど摩擦抵抗を受けることがないので、スクリ
ューおよび搬送ベースの摩滅を減少できるようになる。
【0014】また、搬送装置の構造が単純化されるの
で、装置の取付け、分解が容易となり、また、構造上の
トラブルの発生を抑止できるようになる。また、スクリ
ューとしてフレキシブルスクリューを用いると、直線の
みならず曲線部を有する搬送経路にも容易に布設できる
ようになり、円板状体搬送経路が弯曲経路あるいは揚送
経路においてもスムーズな円板状体搬送が可能となる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例を示す図面に基づき
より詳細に説明する。図1は、本発明の円板状体搬送装
置の基本構造を示す模式断面図である。図1(a)にお
いて、Sは円板状体搬送装置で、軸方向に延びるスクリ
ュー1と、このスクリュー1が回転可能に添設される搬
送ベース2と、上記搬送ベース2の上方で上記スクリュ
ー1をはさんで対向する位置に配設されるガイドレール
3とを備えるものである。
【0016】図1(b)の側断面図に示すように、スク
リュー1は、立脚状態の円板状体Cをそのピッチ幅P内
に保持し、駆動源(図示せず)から付与される回転トル
クで回転して、円板状体Cを軸方向へ移動させるもので
ある。本発明は、スクリュー1が円板状体Cに対して少
なくとも仰角方向への作用分力Yを有する力Fが加わる
ように回転する構成としたことを特徴とし、本発明で
は、スクリュー1のコード巻方向、回転方向、ピッチ幅
間隔、直径および円板状体の保持位置は、上記円板状体
に上記力Fが作用するように選択使用される。
【0017】上記スクリューとしてはコイル形状を有す
るものであればよく、例えばコイル状ワイヤのようなコ
イル状体単独またはロッド上にコードを螺旋状に設けた
スクリューあるいはロッドに螺旋状の連続溝を形成した
スクリューなどが使用できる。本発明では、上記スクリ
ューのコイル巻方向は、限定されるものでなく、右巻
き、左巻きいずれでもよい。また、上記スクリューのピ
ッチ幅Pは、円板状体搬送速度、円板状体の大きさ、搬
送する円板状体数量、スクリューの回転数等によって決
定されるが、通常遊戯機器に使用される円板状体を搬送
するためには、ピッチ幅は円板状体の直径の2倍以下、
好ましくは円板状体の直径と同じ間隔程度とすることが
適当である。また、直径Dは搬送する円板状体の大きさ
によって決定されるが、少なくとも円板状体の直径の1
/2を有することが好ましい。
【0018】本発明では、上記スクリューの回転数は運
搬する円板状体量に応じて設定すればよいが、通常50
〜1000回転/分、好ましくは100〜500回転/
分程度が適当である。
【0019】搬送ベース2は、上記ガイドレール3で案
内され、添設されるスクリューに保持される円板状体C
が立脚状態でこの上を回転するものである。
【0020】上記ガイドレール3は、図1(a)に示す
ように、円板状体Cを立脚状に挿通する間隔dを設けた
対向する一対の壁部3a,3bよりなり、その下部で上
記挿通される円板状体Cの上部を保持して幅方向への移
動を防止し、円板状体Cを立脚状態に保持するものであ
る。
【0021】本発明では、上記ガイドレールの間隔d
は、円板状体の厚さによって決定され特に限定されるも
のではないが、少なくとも1枚の円板状体が通過できる
幅以上で、2枚重ねにならない幅以下とされる。好まし
くは円板状体の厚さの1.2〜1.8倍、特に好ましく
は1.4〜1.6倍とするものである。
【0022】本発明では、上記搬送ベースで円板状体搬
送経路を形成し、この経路形状に応じたスクリューを上
記搬送ベース上に回転可能に添設して、その少なくとも
一端をモータ等の駆動源に連結させて搬送装置を取り付
ける。
【0023】上記図1(b)の構成において、駆動源
(図示せず)を作動させると、スクリュー1は左回転ト
ルクを付与され、矢印方向に回転される。円板状体C
は、スクリューの右巻きコード1aのピッチ幅P内に立
脚状態に保持され、上記コード1aが当接する円板状体
Cの作用点Aには、スクリュー1の回転によって直進分
力Xと仰角分力Yを有する力Fが作用して、円板状体は
すくい上げられるように押し出され、UP回転が付与さ
れるようになる。このとき、円板状体Cの作用点Aに
は、前記DOWN回転時と同様に側方分力が加わるが、
円板状体CはUP回転によって、搬送ベース2上を殆ど
摩擦抵抗を受けることなく搬送方向へ軽やかに回転され
て移動するようになる。
【0024】本発明では、上記スクリューとして、特に
本出願人が先に発明した可撓性ロッドにコードを螺旋状
に設けてなるフレキシブルスクリュー(PCT出願公開
WO91/06493号公報参照)を用いると、曲線部
を有する搬送経路にも対応できるようになって好まし
い。このフレキシブルスクリューを用いると、円板状体
の弯曲経路あるいは揚送経路に容易に布設できるように
なる。なお、直線状の経路にも布設できることはいうま
でもない。
【0025】本発明で用いるスクリューとしては、スク
リューの回転によって撓まず且つスクリューの一端から
加えられる回転トルクを他端まで十分に伝達するに足る
剛性を有するものであればよいが、上記剛性と可撓性を
兼有するものが好適に使用でき、例えば可撓性ロッドに
コードを螺旋状に設けてなるフレキシブルスクリューに
おいては、ロッドは全体が樹脂製でもよいが、良好な可
撓性を付与するために樹脂層の表面に金属線を編組した
り、樹脂層内に金属線を張り巡らしたり、樹脂層内に金
属線の芯材を設けてもよい。しかし、一層の可撓性と剛
性を具備させるためには、公知の構造の金属索とするこ
とがよい。
【0026】上記金属索としては、鋼鉄、ニッケル、コ
バルトおよびそれらの合金等が例示される。この金属索
自身の構造は、基本的には周知の鋼索と同様の構造、即
ち数本(又は数十本)の素線を撚り合わせた構造ストラ
ンド上に更に数本のストランドを撚り合わせた構造であ
る。好適には、数層の密巻きコイル線より構成し、各層
は1ピッチに数本づつの多重巻きとし、隣接する層は順
次逆巻きとした構造である。又、ロープの撚り合わせ方
である普通撚り、ラング撚り、および撚りの方向である
S撚り、Z撚りには特に限定はない。
【0027】ロッドが金属索である場合、金属索上に直
接にコードを螺旋状に巻付けてもよいが、円板状体の繰
り返し搬送によって、コードが金属索によって研削され
る恐れがあるため、通常金属索には素線同士間の摩擦を
減じるための潤滑剤を含ませてあって、該潤滑剤の蒸発
を防止してその保持効果を高めるために、金属索を被覆
する被覆層を設けるのが好ましい。上記被覆層は、その
厚さを大きくする程金属索が本来有する良好な可撓性が
損なわれるので、所定径のロッドにおいてできるだけ薄
い方がよい。例えば、金属索の径が6.0mmに対して被
覆層の厚さは通常0.1〜2.0mm、好ましくは0.2
〜0.6である。又、被覆層の肉厚はスクリューの同心
度を高めるために可及的に均一であることが望ましい。
具体的には、被覆層の肉厚をtとすると、〔t(最大)
−t(最小)〕/tの値が0.1以下、好ましくは0.
05以下であればよい。この数値条件を満たすスクリュ
ーは一層の高速回転が可能である。
【0028】被覆層は、樹脂材で通常行われている押出
被覆技術を用いてコーティングすればよい。例えば押出
被覆の場合、電線の絶縁体被覆と同様に、金属索を一定
の張力下で一方向に送り出しながら、金属索の進行方向
軸状に配置したダイスから樹脂材を溶融押出しすると同
時に金属索上に被覆する如く行う。
【0029】金属索上に被覆層を設ける場合、円板状体
搬送において通常はスクリューの一端から回転トルクを
与えてスクリュー全体を回転させるため、トルク伝達性
から金属索と被覆層が一体に回転することが重要であ
る。それには、金属索と被覆層との接触面積を大とな
し、金属索上で被覆層が滑動しないような構造を採るの
が好ましい。例えば、金属索上に突起を適当数設ける、
ワイヤを金属索上に螺旋状に巻回する、金属索上に鍔を
設けるなどが挙げられる。
【0030】一方、上記ロッド上に螺旋状に設けるコー
ドの材質は、金属や樹脂を問わないが、つぎの理由から
コードの少なくとも表面は樹脂製であることが好適であ
る。即ち、本発明の装置では、通常スクリューは搬送ベ
ースに係止させて回転させる。スクリューの回転時に、
コードは係止表面と摺動し、接触摩擦の発生が著しく、
コードおよび搬送ベースの摩滅が激しい。したがって、
コードと搬送ベースの損耗をできるだけ抑えてメンテナ
ンス費用を削減するために、コードの表層は金属製であ
るよりも樹脂製で有る方が有利である。
【0031】さらに望ましいコードとしては、繊維束か
らなる芯体を有することである。芯体のあるコードは、
摩擦熱による温度上昇や引張荷重などに起因するコード
の伸びの抑制が可能であり、結果として螺旋状巻きした
コードピッチの乱れを防止できる点で好都合である。本
発明では、上記コードの座屈率を3.0%以下と規定す
る。なお、上記座屈率は、芯体を樹脂で被覆したコード
において樹脂層を取り除き、芯体の抗張力の1/100
0の力で芯体を緊張させた時の長さLと、樹脂層除去前
の初期長さL0 との差の初期長さL0 に対する比率で表
す。即ち、座屈率εは、ε=(L−L0 )/L0 ×10
0(%)の式より求めたものである。但し、芯体の座屈
率が3.0よりも大きいと、芯体が収縮した分だけ芯体
に張力が加わった時にコードが伸長し易いため、座屈率
は3.0%以下、好ましくは0.3%以下、さらに好ま
しくは0.1%以下、特に好ましくは0.05%以下で
あり、この座屈率を有するコードは実用上伸長が皆無に
近い。なお、本発明では、上記座屈率がマイナス値を採
る場合、即ちL0 よりLの方が小さい値を採る場合も包
含する。このような場合には、ポリマーコード中の芯体
は、適正長さ以上に強制的に伸長された状態で存在し、
座屈率の測定の際に樹脂層を取り除くと、上記強制的な
伸長から解放されて収縮するため、この収縮長さが上記
緊張させた時の長さLよりも大きいとき、結果的に(L
−L0 )値がマイナスを示すことになる。上記座屈率が
過大なるマイナス値では、スクリュー使用中での芯体の
切断につながる可能性があるが、−0.5%より大、特
に−0.1%より大の領域は好ましい。
【0032】芯体となる繊維束の材料は、コードのテン
ションメンバとして作用する限り特に限定があるわけで
はない。繊維束としては、例えば天然繊維〔(木綿、亜
麻、大麻、ココナッツ繊維などの植物繊維)、(羊毛、
絹などの動物繊維)〕、半合成繊維(例えばアセテート
など)、合成繊維(例えばポリアミド繊維(例えば6−
ナイロンなど)、ポリエステル繊維(例えばケブラー、
テトロンなど)、ポリアクリロニトリル系繊維(例えば
アクリル繊維、モダクリル繊維など)、ポリビニルアル
コール系繊維、ポリ塩化ビニル系繊維、ポリ塩化ビニリ
デン系繊維、ポリオレフィン繊維(例えばポリエチレ
ン、ポリプロピレンなど)、ポリウレタン系繊維、無機
質の繊維(例えばガラス繊維、グラファイト繊維、ボロ
ンファイバ、各種金属繊維など)などが例示される。こ
の内、ケブラーは高強度、耐疲労性、耐熱性、低クリー
プ性などの点で好適である。芯体は通常多数本の繊維を
加撚したものを使用し、この繊維束の太さは、芯体の材
質やコードの外径にも依るが、1000〜15000デ
ニール、好ましくは1500〜9000デニールで、繊
維束に加撚する本数は、666〜10000本、好まし
くは、1000〜6000本である。
【0033】上記ロッド全体もしくは金属索上の被覆
層、並びにコードを構成する有機または無機樹脂は特に
限定はない。例えば、有機または無機樹脂材としては、
ポリオレフィンおよびその共重合体〔例えば、ポリエチ
レン、ポリプロピレン、エチレン・酢酸ビニル共重合体
(EVA)、エチレン・アクリル酸エチル共重合体(E
EA)等のポリアルキレンおよびその共重合体が挙げら
れ、ポリエチレンとしては、特に超高分子量ポリエチレ
ン(UHMWPE:通常分子量100万以上のもの、好
適には165万以上のもの)、低分子量ポリエチレン、
高分子量ポリエチレン等が例示される〕、ポリエーテル
(例えば、ポリアセタール、ポリフェニレンエーテルな
ど)、ポリアミド(例えば、6−ナイロン、6,6−ナ
イロン、11−ナイロンなど)、フッ素樹脂(例えば、
ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、テトラフル
オロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共
重合体など)、ポリエステル(例えば、ポリエチレンテ
レフタレート、ポリブチレンテレフタレートなど)など
が例示される。
【0034】上記の超高分子量ポリエチレンとしては、
例えば特開昭63−10647号、特開昭63−126
06号の各公報に記載されている変性超高分子量ポリエ
チレンが例示される。この変性超高分子量ポリエチレン
の市販品としては、例えば就中三井石油化学工業(株)
製の商品名リュブマー(リュブマーL5000、リュブ
マーL4000、リュブマーL3000)などが例示さ
れる。
【0035】本発明では、特にコードの表面は、円板状
体が摺動するため耐摩耗性に配慮しておくことが好まし
い。高耐摩耗性を得るには、比摩耗量が5×10-4mm3
/Kg・m以下、好ましくは5×10-5mm3 /Kg・m以下
である。但し、比摩耗量は、面圧が3Kg/cm2 、すべり
速度(周速)が33.3m/分、相手素材がステンレス
鋼(SUS304)、摺動試験時間が168時間の条件
下における値である。さらにスクリューの耐久性を高め
る条件として、動摩擦係数が、コードに使用する樹脂
は、0.4以下、好ましくは0.2以下である。但し、
ここでいう動摩擦係数は、相手素材として表面粗度(R
z)が6μmの鋼に対するもので、主にすべり摩擦係数
を指し、面圧が7.5Kg/cm2 、すべり速度が12m/
分の条件下における値である。
【0036】スクリューの作製において、コードを可撓
性ロッドに螺旋状に設ける方法としては、コードとロッ
ドとを一体成形したり、コードとロッドを別個に作製し
てコードをロッドに巻付ける、あるいは巻付け時に接着
または融着させるか巻付け後に接着または融着させるな
どが列挙される。上記コードの巻付けに際しては、コー
ドのピッチ乱れを防止することから、ロッドの表層が樹
脂製である場合には、該樹脂表層にコードをめり込ませ
ながら巻付けるのがよい。また、ロッドにコード固定用
螺旋状溝を形成するのが好適である。螺旋状溝を設ける
ことで、コードは溝に嵌合した状態で巻付けられるた
め、コードをロッド上に単に巻付けるだけの場合に比べ
て、スクリュー回転時にコードピッチの乱れが一層少な
くなる。さらに、コードのピッチ乱れを確実に防止する
ためには、ロッドの少なくとも表層およびコード全体が
樹脂製である場合、両者を一体成形することが好まし
い。或いは、ロッドにコードを巻付けた後、全体をポリ
マーからなる塗料の焼付層で被覆するか、熱収縮製チュ
ーブからなる樹脂層で被覆してもよい。
【0037】上記搬送ベース、ガイドレールを形成する
材料としては、例えば鉄鋼、アルミニウム、真鍮、銅等
の金属、エンジニアリングプラスチック、ポリエチレ
ン、ABS、PVC、PP等の汎用樹脂、セラミック
ス、木材等が使用できる。
【0038】なお、本発明では、搬送ベース上にスクリ
ューを回転可能に添設するが、スクリューを係止する
と、スクリューと搬送ベースは相互に摺動するので摩滅
が大きくなる。したがって、本発明では上記スクリュー
および搬送ベースは、少なくとも表層を耐摩耗性に優れ
る樹脂とすることが特に好ましい。上記耐摩耗性に優れ
る樹脂としては、前記樹脂の内、特に特定値の比摩耗量
および動摩擦係数を満足するポリエチレン〔特に、UH
MWPE(就中、リュブマー)、ポリエーテル(特にポ
リアセタール)、ポリアミド(特に6−ナイロン)など
が該当する。就中、特にリュブマーが耐摺動性、耐久性
などの点で好適である。リュブマーは、押出成形可能な
超高分子量ポリエチレンで、自己潤滑性(比摩耗量:2
×10-5mm3 /Kg・m以下)に優れるものである。ま
た、優れた耐薬品性とエンジニアリングプラスチック並
みの機械強度(破断点抗張力:440〜530Kg/c
m2 、曲げ弾性率:16500〜18400Kg/cm2
を有する。
【0039】スクリューの耐久性を一層高めるために上
記比摩耗量および動摩擦係数を加味する他に、これらの
条件と併用してもよいが、樹脂材に耐摩耗性向上剤を配
合しても構わない。かかる耐摩耗性向上剤としては、代
表例としてカーボンブラック(特に超微粒カーボンブラ
ック)の他、ポリテトラフルオロエチレン、チタン酸カ
リウム等のウィスカー、真鍮粉などが例示される。配合
量は、樹脂100重量部に対して通常5〜30重量部程
度である。なお、上記耐摩耗性向上剤は、微粒であるこ
とが好ましい。
【0040】また、本発明では、スクリューを搬送ベー
スと隙間を設けて回転可能に軸支するようにすると、上
記スクリューおよび搬送ベースの摩滅や損傷を低減させ
ることができる。この隙間は、装置をコンパクト化する
ためには、できるだけ狭いほうが望ましく、多くとも2
mm、好ましくは0.8mm以下に設定する。
【0041】上記構成によれば、スクリューの回転によ
って、円板状体のスクリュー作用点には直進分力、仰角
分力および側方分力を有する力が加わるので、円板状体
はスクリューのピッチ幅間に確実に保持され、かつ、U
P回転によって搬送方向に向かって軽やかに回転するよ
うになる。したがって、円板状体は、スクリューのピッ
チ幅間から外れたり、円板状体がスクリューと外側ガイ
ドとの間に挟まれることが防止される。また、搬送ベー
ス上を殆ど摩擦抵抗を受けることなく搬送方向へ回転し
ながら移動するようになる。
【0042】また、装置の構成が簡単であるので、その
構造を単純化でき、装置の取付け、分解が容易となり、
また、構造上のトラブルの発生を抑止できてメンテナン
ス費用を削減でき、また、設備コストを低減できるよう
になる。また、円板状体を立脚状態で回転させながら搬
送方向へ移動させることができるようになるので、スク
リューおよび搬送ベースの摩滅を減少できるようにな
る。
【0043】また、スクリューとしてフレキシブルスク
リューを用いるので、直線のみならず曲線部を有する搬
送経路にも容易に布設できるようになり、円板状体搬送
経路が弯曲経路あるいは揚送経路においてもスムーズな
円板状体搬送が可能となる。
【0044】このように、本発明の円板状体の搬送装置
は、スクリューを回転させることにより円板状体を容易
に搬送できる簡単な構造であるので、装置全体の構造を
単純化できコンパクトにできる。したがって、パチン
コ,パチスロ,スロットマシン等の遊戯機器からの円板
状体回収やこの遊戯機器への円板状体供給をはじめとし
て、発券機、円板状体ロッカー、自動販売機等の限られ
たスペースを利用し、円板状体の回収、供給が必要な場
所に好適に利用できる。
【0045】本発明の搬送装置は、上記基本構成よりな
るが、以下に示す構成とすることができる。図3(a)
に示すように、スクリュー1の外側方に円板状体Cを挟
持するように側方ガイド22を設けると、円板状体Cが
装置Sの側方へ脱落することが防止できようになる。こ
の側方ガイド22としては、線状体、棒状体、ベルト状
体、壁状体等の種々の形状のものが使用可能である。上
記側方ガイド22は、少なくとも運搬する円板状体の中
央部の外側方に位置させる。このガイドがベルト状体、
壁状体のときは、この幅を円板状体の直径の少なくとも
30%の長さとすると、円板状体が安定に保持されて好
ましい。
【0046】望ましい側方ガイドとしては、図3(b)
〜(d)に示すように、搬送ベースと一体的に成形でき
るL字形、コ字形、U字形断面形状(この場合、その底
部湾曲部が搬送ベースの機能を果たす)のものがある。
このとき、ガイドレール3とともに一体的に成形するこ
ともできる。
【0047】また、図4(a)に示すように、搬送ベー
ス2に側方ガイド22a,22bおよびガイド3を一体
化してなる筐体6内に、スクリュー1を収納する構成と
すると、円板状体Cは筐体6内を移動するので、装置S
の外方へ脱落することが確実に防止できるようになる。
【0048】また、この筐体6として、図4(b)に示
すように、搬送ベース2上にせり上がり部Tが形成さ
れ、このせり上がり部Tに隣接して側壁22が形成され
る構造の筐体とすることが好ましい。この筐体構造によ
ると、搬送ベース上を移動する円板状体は、側壁方向へ
の揺動が防止されてスクリューに確実に保持されるよう
になり好ましい。また、スクリューの摩耗によってスク
リュー径が小さくなったとしても、円板状体をスクリュ
ーに保持できて円板状体に押出力を加えることができ
る。
【0049】また、本発明では、上記の外側ガイドまた
は側壁22を設ける構成としても、せり上がり部Tの前
記作用によって、円板状体Cがこれら外側ガイドまたは
側壁22とスクリュー1との間に挟まれることを防止で
きる。
【0050】また、図5(a)に示すように、ガイドレ
ール3を、間隔dと高さTを有する対向する一対の壁体
3a,3bで形成することができる。この構成とするこ
とによって、ガイドレール間隔空間内に円板状体を俵積
み状に多段に積み上げて搬送することが可能になる。
【0051】また、図5(b)に示すように、ガイドレ
ール3の上端部を上方へ向かって開放する形状にする
と、上から落下する円板状体の姿勢に関係なく円板状体
Cを確実にキャッチでき、この円板状体Cを通路4へ案
内できるようになる。
【0052】さらに、搬送経路に円板状体排出部を設け
て、排出される円板状体を所望の場所に回収または供給
できるようになる。例えば、図6(a)に示すように、
上記搬送ベース2の所定箇所を開口して円板状体排出部
7を設けると、円板状体Cが上記排出部7上を通過する
ときに下方へ落下するようになり、所望の場所に排出で
きるようになる。また、上記円板状体排出部に円板状体
の自重で解放されるシャッターを取着すると、円板状体
がこのシャッター(図示せず)上を通過するときに、下
方へ落下するようになる。また、上記円板状体排出部7
に、図6(b)の模式図に示すように、例えば円板状体
供給信号に基づいてソレノイドが作動し、ソレノイドに
よってその開閉が自在とされるシャッター8を取着する
と、必要時にのみ開口部が解放されて必要量の円板状体
を下方へ落下させることができるようになる。
【0053】また、円板状体搬送経路のガイドレールの
壁体の所定箇所を欠落させて円板状体排出部を設けるよ
うにすると、円板状体がこの排出部を通過するときに側
方へ排出されるようになり、所望の場所に供給できるよ
うになる。また、図6(c)の上面模式断面図に示すよ
うに、上記ガイドレールの壁体3aを片開き扉として円
板状体排出部7を形成し、円板状体供給信号に基づいて
該扉が開閉自在とすると、必要時にのみ必要量の円板状
体を側方へ排出させることができるようになる。
【0054】図7は、円板状体搬送装置を実装した一例
を示す上面図であって、前記図3(b)に示すL字形搬
送ベース2で曲線円板状体搬送経路を形成し、その両端
部を固定している。スクリューとして金属索上に樹脂を
被覆してなる可撓性ロッド上に、芯材をその中心に持つ
樹脂製コードをスパイラル状に巻付けた構造よりなるフ
レキシブルスクリュー1を用い、これを上記L字形搬送
ベース2上に、一端を軸受10によって軸支させ回転可
能に係止させている。軸受10によって軸支されるスク
リュー1の一端は、モータMに連結されてスクリュー1
が右回転するようになっている。
【0055】上記円板状体搬送装置Sによれば、ガイド
レール(図示せず)によって案内される円板状体Cは、
スクリュー1のピッチ幅P間に立脚状態に保持される。
この状態でモータMを作動させ、スクリュー1を矢印方
向(右回転)に回転させた。円板状体Cは搬送方向(矢
印J方向)へ回転しながら軽やかに移動した。
【0056】図8は、円板状体搬送装置を実装した他の
例を示す模式上面断面図であって、上記図7と相違する
ところは、図4(a)に示す筐体6で直線搬送経路を形
成し、その両端部を固定したのち、フレキシブルスクリ
ュー1を上記筐体6内に挿通し、一端を軸受10に、他
端を軸受11に回転可能に軸支させたところである。
【0057】上記円板状体搬送装置において、スクリュ
ー1を左回転させたところ、円板状体Cは搬送方向(矢
印J方向)へ回転しながら軽やかに移動した。
【0058】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の円板状体
またはメダルの搬送装置によれば、スクリューのUP回
転によって、立脚状態の円板状体は、搬送ベース上を殆
ど摩擦抵抗を受けることなく軽やかに回転して搬送方向
へ移動するようになる。また、円板状体は、殆ど摩擦抵
抗を受けることなく軽やかに回転して搬送方向へ移動す
るので、スクリューおよび搬送ベースの摩滅を大幅に減
少できるようになる。
【0059】また、装置の構成が簡単であるので、その
構造を単純化でき、装置の取付け、分解が容易となり、
また、構造上のトラブルの発生を抑止できてメンテナン
ス費用を削減でき、また、設備コストを低減できるよう
になる。また、構造が簡単で装置をコンパクト化できる
ので、狭いスペースにも簡単に取付け、取外しができる
ので、トラブル修復を狭いスペースで行わねばならない
困難な作業から、作業者を開放することができる。
【0060】また、スクリューとしてフレキシブルスク
リューを用いるので、直線のみならず曲線部を有する搬
送経路にも容易に布設できるようになり、円板状体搬送
経路が弯曲経路あるいは揚送経路においてもスムーズな
円板状体搬送が可能となる。
【0061】さらに、円板状体搬送経路に円板状体排出
部が形成されているので、適当な箇所で円板状体を排出
できるようになり、所望の場所に円板状体供給できるよ
うになる。したがって、本発明によって、パチンコ,パ
チスロ,スロットマシン等の遊戯機器をはじめとして、
発券機、円板状体ロッカー,自動販売機,賽銭箱などの
円板状体の回収や供給、また、金融機関における円板状
体計数機器への応用、その他あらゆる円板状体およびメ
ダルの搬送用途に好適に利用できる搬送装置が提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の円板状体搬送装置の基本構造を示す模
式図であって、(a)は断面図、(b)は側断面図であ
る。
【図2】円板状体に加わるスクリューの力を示す部分模
式図であって、(a)は側断面図、(b)は上面断面図
である。
【図3】側方ガイドの例を示す模式断面図である。
【図4】筐体内にスクリューが収納された例を示す模式
断面図である。
【図5】ガイドレールの例を示す模式断面図である。
【図6】円板状体搬送経路に円板状体排出部を設けた例
を示す模式図である。
【図7】本発明装置の実装例を示す模式上面図である。
【図8】本発明の他の実装例を示す模式上面断面図であ
る。
【符号の説明】
1 スクリュー 1a コード 2 搬送ベース 3 ガイドレール 3a,3b 壁部 C 円板状体 F 力 X 直進分力 Y 上方分力 P ピッチ幅 S 円板状体搬送装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田島 隆史 兵庫県尼崎市東向島西之町8番地 三菱電 線工業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円板状体を立脚状態で移動させる軸方向
    に延びるスクリューと、上記スクリューが添設され円板
    状体が立脚状態で移動する搬送ベースと、上記搬送ベー
    スの上方にスクリューをはさんで対向する位置に配設さ
    れ円板状体を立脚状態に保持するガイドレールとを備
    え、スクリューの回転によって円板状体を立脚状態でス
    クリューの軸方向へ移動させる円板状体の搬送装置であ
    って、該スクリューが円板状体に対して少なくとも仰角
    方向への作用分力を有する力が加わるように回転する構
    成としてなる円板状体の搬送装置。
  2. 【請求項2】 スクリューが、可撓性ロッド上にコード
    を螺旋状に設けてなるフレキシブルスクリューである請
    求項1記載の円板状体の搬送装置。
  3. 【請求項3】 コイン搬送経路にコイン排出部が形成さ
    れ、円板状体が排出される構成としてなる請求項1また
    は2記載の円板状体の搬送装置。
JP5076325A 1993-03-09 1993-03-09 円板状体の搬送装置 Pending JPH06263229A (ja)

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