JPH06263201A - ごみ収納装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 悪臭の流出を少なくしかつごみ袋の口封じを
容易にすると共に、この作業の際に嗅ぐ臭いも最小限と
するごみ収納装置を提供する。 【構成】 扉体９の裏面１１にはごみ袋１２を取付ける
中央広がり（例えばＯ，Ｕ形状等）の支持体１３を容器
８の開動方向に合わせて着脱可能（例えばビス等）に設
けている。このため、収納体の開口を閉成する扉体の内
側でごみ袋の開口面積を小さくすることができ、ごみ袋
からの悪臭流出を少なくでき、かつごみ袋の口封じ作業
が容易になる。また、この支持体を開動方向に設けると
ともに、バネ材で形成し、かつ収納体の支持体と相対す
る位置に凹状の支持体ガイドを設けることにより、中央
広がりの支持体は支持体ガイドにより閉じた状態とな
り、ごみ袋の口が閉じられキッチン内への悪臭流出が一
段と抑制される。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、家庭用のキッチンにお
けるごみ収納装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来のこの種のごみ装置は、図３に示す
ように、収納体１の上部に揺動可能な扉体２で形成され
る投入口３を有する着脱可能な上蓋４を設け、前記収納
体１の内部に上面を開口した容器５を収納してなる構成
のものであった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】このような従来の構成
ではごみ袋の口を容器５に被せて折り返した状態で装着
し、かつ収納体１内に装填し、上蓋４を取り付ける構成
であるので、常時ごみ袋の口が大きく開いた状態となり
回収物（ごみ）の悪臭が沢山流出するとか、ごみ袋の口
を封じる際に悪臭をかなり嗅いでしまうという課題があ
った。

【０００４】本発明はこのような課題を解決するもの
で、悪臭の流出を少なくしかつごみ袋の口封じを容易に
すると共にこの作業の際に嗅ぐ臭いも最小限とすること
を目的としたものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のごみ収納装置は、一側面が開口する収納体
と、この収納体内部に収納され、かつ収納体開口部をし
ゅう動し上面が開口した容器と、この容器の一側面に設
け、この収納体の開口部を閉成する扉体を設けると共に
ごみ袋を取付ける中央広がりの支持体を上記容器の扉体
裏面に設け、この支持体は一対のバネ材で形成し、かつ
収納体の、上記支持体と相対する位置に上記容器の開閉
時に支持体が沿ってしゅう動する凹状の支持体ガイドを
設けてなるものである。

【０００６】

【作用】この構成によれば、収納体の開口を閉成する扉
体の内側にごみ袋を取付ける中央広がりの支持体を設
け、ごみ袋の開口を小さくする構成としているので、ご
み袋からの悪臭流出を少なくでき、かつごみ袋の口封じ
作業が容易になるものである。

【０００７】また、支持体を開動方向に設けると共にバ
ネ材で形成し、かつ収納体の、支持体と相対する位置に
凸状の支持体ガイドを設けているので、中央広がりの支
持体は支持体ガイドにより閉じた状態となるので、常時
ごみ袋の口が閉じられ、キッチン内への悪臭流出を一段
と抑制するものである。

【０００８】

【実施例】以下、本発明の一実施例について、図１およ
び図２を参照しながら説明する。

【０００９】図において、６は一側面に開口部７を有す
る収納体で、この開口部７をしゅう動する上面開口の容
器８が収納可能なように、かつ容器８の一側面が収納体
６の開口部７を閉成する扉体９を形成しつつスライドレ
−ル１０で収納体６に連係されている。そして扉体９の
裏面１１すなわち容器８の内側には、ごみ袋１２を取付
ける中央広がり（例えばＯ，Ｕ形状等）の支持体１３を
容器８の開動方向に合わせて着脱可能（例えばビス等）
に設けている。このような構成で一つのごみ収納装置を
形成している。

【００１０】上記構成において、ごみ袋１２の口１４を
支持体１３の内側を通して外側へ折り返しかつ支持体１
３を覆う一方、ごみ袋１２の底部１５は容器８内へと装
填されている。このとき、ごみ袋１２の口１４の開口は
容器８の開口に比べ程よく小さく、収納ごみの悪臭は開
口面積が小さい分だけ容器８外への流出も少なくなり、
さらにはごみ袋１２の口１４封じの際にも支持体１３の
下方で縛ることにより一段と容易になる。

【００１１】支持体１３はバネ材（例えば板バネ、線・
棒バネ材等）で形成すると共に、収納体６の庫内上部１
６に凹状の支持体ガイド１７を支持体１３が沿いながら
しゅう動するように設けており、この結果、容器８が収
納された状態では中央広がりの支持体１３が支持体ガイ
ド１７により閉じ、同時にこの支持体１３に係止してい
たごみ袋１２の口１４も閉じられ、常時の悪臭の流出が
一段と抑制されるという効果を奏する。

【００１２】

【発明の効果】以上の実施例の説明より明らかなよう
に、本発明によれば、収納体の開口を閉成する扉体の内
側にごみ袋の開口面積を小さくする構成としているの
で、ごみ袋からの悪臭流出を少なくでき、かつごみ袋の
口封じ作業が容易になるものである。この支持体を開動
方向に設けるとともに、バネ材で形成し、かつ収納体
の、支持体と相対する位置に凹状の支持体ガイドを設け
ているので、中央広がりの支持体は支持体ガイドにより
閉じた状態となり、ごみ袋の口が閉じられキッチン内へ
の悪臭流出が一段と抑制されるという効果を奏するもの
である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例を示すごみ収納装置の外観斜
視図

【図２】同ごみ収納装置の側面断面図

【図３】従来例を示す正面断面図

【符号の説明】

６ 収納体 ７ 開口部 ８ 容器 ９ 扉体 １３ 支持体 １７ 支持体ガイド

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 一側面が開口する収納体と、この収納体
   内部に収納され、かつ前記開口部をしゅう動し上面が開
   口した容器と、前記容器の一側面に設け、前記収納体の
   開口部を閉成する扉体を設けると共にごみ袋を取付ける
   中央広がりの支持体を前記容器の前記扉体裏面に設け、
   前記支持体は一対のバネ材で形成し、かつ前記収納体
   の、前記支持体と相対する位置に前記容器の開閉時に前
   記支持体が沿ってしゅう動する凹状の支持体ガイドを設
   けてなるごみ収納装置。