JPH06263186A - ドアの自動閉鎖機構用ピストン−シリンダ型スプリングの出荷方法 - Google Patents
ドアの自動閉鎖機構用ピストン−シリンダ型スプリングの出荷方法Info
- Publication number
- JPH06263186A JPH06263186A JP7285393A JP7285393A JPH06263186A JP H06263186 A JPH06263186 A JP H06263186A JP 7285393 A JP7285393 A JP 7285393A JP 7285393 A JP7285393 A JP 7285393A JP H06263186 A JPH06263186 A JP H06263186A
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- door
- piston
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- type spring
- spring
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Abstract
(57)【要約】
【構成】ドアの自動閉鎖機構用ピストン−シリンダ型ス
プリングを、両端に突起を持つ治具により、スプリング
の持つ反発力に抗してその自由長より所定値だけ圧縮し
た状態で出荷する。 【効果】ドアの自動閉鎖機構用ピストン−シリンダ型ス
プリングの包装、出荷形態がコンパクト化され、移送、
取扱いが容易となり、またこれのドアへの装着作業を従
来より大幅に簡素化、円滑かつ容易とし、作業時間を大
幅に短縮することができる。
プリングを、両端に突起を持つ治具により、スプリング
の持つ反発力に抗してその自由長より所定値だけ圧縮し
た状態で出荷する。 【効果】ドアの自動閉鎖機構用ピストン−シリンダ型ス
プリングの包装、出荷形態がコンパクト化され、移送、
取扱いが容易となり、またこれのドアへの装着作業を従
来より大幅に簡素化、円滑かつ容易とし、作業時間を大
幅に短縮することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ショ−ケ−ス等に使用
するドアの自動閉鎖機構用ピストン−シリンダ型スプリ
ングの出荷方法に関するものである。
するドアの自動閉鎖機構用ピストン−シリンダ型スプリ
ングの出荷方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ショ−ケ−ス等に使用するドアの自動閉
鎖機構において、開放状態にあるドアを確実かつ円滑に
自動的に閉鎖することができ、またドアの閉鎖速度を確
実にコントロ−ルし、さらにはドアの閉鎖時におけるド
アとフレ−ムとの衝撃を従来品に比べて大幅に緩和し、
装置の耐久性を格段に上げる等を目的として、その自動
閉鎖機構にピストン−シリンダ型スプリングを使用する
ことは、先に提案し、出願している(特願平−3070
65号)。
鎖機構において、開放状態にあるドアを確実かつ円滑に
自動的に閉鎖することができ、またドアの閉鎖速度を確
実にコントロ−ルし、さらにはドアの閉鎖時におけるド
アとフレ−ムとの衝撃を従来品に比べて大幅に緩和し、
装置の耐久性を格段に上げる等を目的として、その自動
閉鎖機構にピストン−シリンダ型スプリングを使用する
ことは、先に提案し、出願している(特願平−3070
65号)。
【0003】しかし、ピストン−シリンダ型スプリング
をドアに装着するためには、例えばショ−ケ−ス用の場
合、そのスプリングの持つ20kgf以上の反発力に抗
してピストンをシリンダ内へ押込んだ状態としながら、
スプリング両端のヒンジ金具をそれぞれドアに設けたピ
ンとドアを枢支するフレ−ムに設置されたピンとに接続
しなければならず、またピストン−シリンダ型スプリン
グ自体、その外形が通常筒状でしかも別途把持部材を備
えていない等のため、その装着作業を人手で行うことは
ほぼ不可能であった。
をドアに装着するためには、例えばショ−ケ−ス用の場
合、そのスプリングの持つ20kgf以上の反発力に抗
してピストンをシリンダ内へ押込んだ状態としながら、
スプリング両端のヒンジ金具をそれぞれドアに設けたピ
ンとドアを枢支するフレ−ムに設置されたピンとに接続
しなければならず、またピストン−シリンダ型スプリン
グ自体、その外形が通常筒状でしかも別途把持部材を備
えていない等のため、その装着作業を人手で行うことは
ほぼ不可能であった。
【0004】また、ピストン−シリンダ型スプリング
は、その包装、出荷時に空気、チッ素ガスその他の作動
媒体を充填し、ほぼその自由長のままで包装され、出荷
されているため、その分余分の包装容積を要する等の欠
点があり、さらにピストン−シリンダ型スプリングがそ
のシリンダ部分に対してピストンのロッド部分が揺動す
る形式のものである場合には、上記作業を増々困難にす
るのみでなく、その装着時にピストン−シリンダ型スプ
リングそれ自体が損傷、破損する恐れもあった。そして
これらの点は、程度の差はあれ、そのスプリング体とし
てつる巻ばねなどを用いたものについても同様である。
は、その包装、出荷時に空気、チッ素ガスその他の作動
媒体を充填し、ほぼその自由長のままで包装され、出荷
されているため、その分余分の包装容積を要する等の欠
点があり、さらにピストン−シリンダ型スプリングがそ
のシリンダ部分に対してピストンのロッド部分が揺動す
る形式のものである場合には、上記作業を増々困難にす
るのみでなく、その装着時にピストン−シリンダ型スプ
リングそれ自体が損傷、破損する恐れもあった。そして
これらの点は、程度の差はあれ、そのスプリング体とし
てつる巻ばねなどを用いたものについても同様である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、従来
技術が有していた上述の諸欠点を一挙に解消しようとす
るものである。
技術が有していた上述の諸欠点を一挙に解消しようとす
るものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の問題点
を解決すべくなされたものであり、ショ−ケ−ス等用の
ドアの自動閉鎖機構として使用するピストン−シリンダ
型スプリングを、両端に突起を持つ治具により、そのス
プリング体の持つ反発力に抗して、その自由長より所定
値だけ圧縮した状態で出荷することを特徴とする、ショ
−ケ−ス等用の自動閉鎖機構として使用するピストン−
シリンダ型スプリングの出荷方法を提供するものであ
る。
を解決すべくなされたものであり、ショ−ケ−ス等用の
ドアの自動閉鎖機構として使用するピストン−シリンダ
型スプリングを、両端に突起を持つ治具により、そのス
プリング体の持つ反発力に抗して、その自由長より所定
値だけ圧縮した状態で出荷することを特徴とする、ショ
−ケ−ス等用の自動閉鎖機構として使用するピストン−
シリンダ型スプリングの出荷方法を提供するものであ
る。
【0007】この場合、治具両端の突起は、ピストン−
シリンダ型スプリングにその設定値に応じた反発力を付
与したとき、その自由長より所定値だけ圧縮した状態を
保持することができ、またその取扱い、移送、輸送等中
外れるものでなければ、L字状、角状その他の種々の形
態を採ることができる。
シリンダ型スプリングにその設定値に応じた反発力を付
与したとき、その自由長より所定値だけ圧縮した状態を
保持することができ、またその取扱い、移送、輸送等中
外れるものでなければ、L字状、角状その他の種々の形
態を採ることができる。
【0008】以下、本発明の実施例をショ−ケ−スのド
アの自動閉鎖機構として使用する、ガス充填されたピス
トン−シリンダ型スプリングの場合について図面に従っ
て説明する。
アの自動閉鎖機構として使用する、ガス充填されたピス
トン−シリンダ型スプリングの場合について図面に従っ
て説明する。
【0009】図1は、ピストン−シリンダ型スプリング
の出荷形態を示す正面図、図2は、その側面図である。
図3はピストン−シリンダ型スプリングを取付けたショ
−ケ−ス用ドアの全体図、図4は、図3のA−A断面図
で、ピストン−シリンダ型スプリングの装着部分の詳細
を示す。
の出荷形態を示す正面図、図2は、その側面図である。
図3はピストン−シリンダ型スプリングを取付けたショ
−ケ−ス用ドアの全体図、図4は、図3のA−A断面図
で、ピストン−シリンダ型スプリングの装着部分の詳細
を示す。
【0010】図において、1はピストン−シリンダ型ス
プリング、2はピストン−シリンダ型スプリングのドア
取付側のヒンジ金具、3はピストン−シリンダ型スプリ
ングのフレ−ム取付側のヒンジ金具、4及び5は、それ
ぞれ、ピストン−シリンダ型スプリングのドア取付側の
ヒンジ金具2及びフレ−ム取付側のヒンジ金具3に設け
た鍔状部であり、6は両端にL字状の突起を持つ圧縮用
治具を示す。また、7はドア本体、8はショ−ケ−スの
フレ−ム、9はドア7に取付けられたピン、10はフレ
−ム8に取付けられたピン、11はドア7のヒンジであ
る。図4中の点線は、ドア7がほぼ90°に開放された
状態における、ピストン−シリンダ型スプリング1とド
ア7に取付けられたピン9の位置関係を示し、また実線
はドア7が閉鎖している状態の位置関係を示す。
プリング、2はピストン−シリンダ型スプリングのドア
取付側のヒンジ金具、3はピストン−シリンダ型スプリ
ングのフレ−ム取付側のヒンジ金具、4及び5は、それ
ぞれ、ピストン−シリンダ型スプリングのドア取付側の
ヒンジ金具2及びフレ−ム取付側のヒンジ金具3に設け
た鍔状部であり、6は両端にL字状の突起を持つ圧縮用
治具を示す。また、7はドア本体、8はショ−ケ−スの
フレ−ム、9はドア7に取付けられたピン、10はフレ
−ム8に取付けられたピン、11はドア7のヒンジであ
る。図4中の点線は、ドア7がほぼ90°に開放された
状態における、ピストン−シリンダ型スプリング1とド
ア7に取付けられたピン9の位置関係を示し、また実線
はドア7が閉鎖している状態の位置関係を示す。
【0011】ピストン−シリンダ型スプリング1のピス
トンは、常に図4中矢印で示した方向の反発力すなわち
突出力を持っている。この力がヒンジ金具2、ドア7に
取付けられたピン9等を介し、ヒンジ11の中心(ドア
のヒンジ中心)に対してモ−メントを生み出し、ドア7
の自動閉鎖の原動力となるが、その空気その他の作動用
媒体は、所定の設計出力に応じて所要量充填された上で
出荷されるのが通常であり、この場合、その長さはほぼ
自由長となっている。
トンは、常に図4中矢印で示した方向の反発力すなわち
突出力を持っている。この力がヒンジ金具2、ドア7に
取付けられたピン9等を介し、ヒンジ11の中心(ドア
のヒンジ中心)に対してモ−メントを生み出し、ドア7
の自動閉鎖の原動力となるが、その空気その他の作動用
媒体は、所定の設計出力に応じて所要量充填された上で
出荷されるのが通常であり、この場合、その長さはほぼ
自由長となっている。
【0012】一方、ピストンの反発力は、ドア7を確実
に閉鎖するために、例えば20〜30kgfといった大
きな力で設計されており、また、ドア7に取付けられた
ピン9とフレ−ム8に取付けられたピン10との間隔
は、ピストン−シリンダ型スプリング1が自由長となっ
たときのヒンジ金具2とヒンジ金具3との距離より短い
ため、ピストン−シリンダ型スプリング1を取付けるた
めには、そのような大きな力に抗し、しかもその自由長
より一旦10〜20mm程度縮めないとショ−ケ−ス用
ドア7に取付けることができない。
に閉鎖するために、例えば20〜30kgfといった大
きな力で設計されており、また、ドア7に取付けられた
ピン9とフレ−ム8に取付けられたピン10との間隔
は、ピストン−シリンダ型スプリング1が自由長となっ
たときのヒンジ金具2とヒンジ金具3との距離より短い
ため、ピストン−シリンダ型スプリング1を取付けるた
めには、そのような大きな力に抗し、しかもその自由長
より一旦10〜20mm程度縮めないとショ−ケ−ス用
ドア7に取付けることができない。
【0013】またピストン−シリンダ型スプリング1自
体、通常、その外形が筒状であり、その使用目的上別途
把持部材を備えていない等のため、その取付け作業には
複数の人員を要する場合があり、さらにはそのピストン
のロッドがピストン及び/又はシリンダに対して可動状
に構成されている形式のものでは、上記作業を一層困難
にしていた。このため、施工、装着現場において、ドア
7にピストン−シリンダ型スプリング1を装着させるこ
とはほぼ不可能であった。
体、通常、その外形が筒状であり、その使用目的上別途
把持部材を備えていない等のため、その取付け作業には
複数の人員を要する場合があり、さらにはそのピストン
のロッドがピストン及び/又はシリンダに対して可動状
に構成されている形式のものでは、上記作業を一層困難
にしていた。このため、施工、装着現場において、ドア
7にピストン−シリンダ型スプリング1を装着させるこ
とはほぼ不可能であった。
【0014】そこで、本発明では、ピストン−シリンダ
型スプリング1を施工現場に出荷する前に、両端にL字
状、角状等の突起を持つ治具6を用い、その突起をドア
取付側ヒンジ金具2に設けた鍔状部4とフレ−ム取付側
ヒンジ金具3に設けた鍔状部5とに引掛け、ピストン−
シリンダ型スプリング1をその設定値に応じた反発力に
抗してその自由長より所定値だけ圧縮した状態として出
荷する出荷方法を提供するものである。
型スプリング1を施工現場に出荷する前に、両端にL字
状、角状等の突起を持つ治具6を用い、その突起をドア
取付側ヒンジ金具2に設けた鍔状部4とフレ−ム取付側
ヒンジ金具3に設けた鍔状部5とに引掛け、ピストン−
シリンダ型スプリング1をその設定値に応じた反発力に
抗してその自由長より所定値だけ圧縮した状態として出
荷する出荷方法を提供するものである。
【0015】すなわち、本発明では、予め両端にL字
状、角状等の突起を備えた治具6を用意しておき、ピス
トン−シリンダ型スプリング1をその製作時以降、施工
現場に出荷する前に、設定出力に応じて空気等の作動媒
体を所要量充填したピストン−シリンダ型スプリング1
をその充填時の自由長より圧縮し、上記治具6のL字状
等の両突起をドア取付側ヒンジ金具2に設けた鍔状部4
とフレ−ム取付側ヒンジ金具3に設けた鍔状部5とに引
掛け、ピストン−シリンダ型スプリング1をその作動媒
体の充填時における自由長より所定値だけ圧縮した状態
として、包装(これを行う場合)、出荷するものであ
る。
状、角状等の突起を備えた治具6を用意しておき、ピス
トン−シリンダ型スプリング1をその製作時以降、施工
現場に出荷する前に、設定出力に応じて空気等の作動媒
体を所要量充填したピストン−シリンダ型スプリング1
をその充填時の自由長より圧縮し、上記治具6のL字状
等の両突起をドア取付側ヒンジ金具2に設けた鍔状部4
とフレ−ム取付側ヒンジ金具3に設けた鍔状部5とに引
掛け、ピストン−シリンダ型スプリング1をその作動媒
体の充填時における自由長より所定値だけ圧縮した状態
として、包装(これを行う場合)、出荷するものであ
る。
【0016】この場合、ピストン−シリンダ型スプリン
グ1への上記治具6の取付けを作動媒体を充填しながら
行うと、その作業を円滑に行うことができる。すなわ
ち、ピストン−シリンダ型スプリング1に空気等の作動
媒体を充填する前又は充填開始後に、治具6の一端の突
起をヒンジ金具2の鍔状部4又はヒンジ金具3の鍔状部
5の一方に引掛け、次いで、その作動媒体を充填しなが
ら、治具6の他の一端の突起をヒンジ金具3の鍔状部5
又はヒンジ金具2の鍔状部4に引掛けるようにすること
により、作動媒体を一度充填した後にすなわちその充填
を完了した後に圧縮して取付ける場合に比べて、ピスト
ン−シリンダ型スプリング1に対して治具6をより円滑
に取付けることができる。
グ1への上記治具6の取付けを作動媒体を充填しながら
行うと、その作業を円滑に行うことができる。すなわ
ち、ピストン−シリンダ型スプリング1に空気等の作動
媒体を充填する前又は充填開始後に、治具6の一端の突
起をヒンジ金具2の鍔状部4又はヒンジ金具3の鍔状部
5の一方に引掛け、次いで、その作動媒体を充填しなが
ら、治具6の他の一端の突起をヒンジ金具3の鍔状部5
又はヒンジ金具2の鍔状部4に引掛けるようにすること
により、作動媒体を一度充填した後にすなわちその充填
を完了した後に圧縮して取付ける場合に比べて、ピスト
ン−シリンダ型スプリング1に対して治具6をより円滑
に取付けることができる。
【0017】また、その所定値すなわちピストン−シリ
ンダ型スプリング1を治具6により圧縮し、保持したと
きの長さは、図4のLcより短く、Loより長くなるよ
うにしておかなければならない。これによって、後述の
とおり、このピストン−シリンダ型スプリング1をドア
7に取付けるに際し、その装着作業等を大幅に改善する
ことができる。
ンダ型スプリング1を治具6により圧縮し、保持したと
きの長さは、図4のLcより短く、Loより長くなるよ
うにしておかなければならない。これによって、後述の
とおり、このピストン−シリンダ型スプリング1をドア
7に取付けるに際し、その装着作業等を大幅に改善する
ことができる。
【0018】上記鍔状部4、5の形状、構造は、治具6
の突起を係止、保持し、移送時等における衝撃等に耐え
得るものであれば足り、また治具6は、剛性であり、そ
の圧縮時の反発力、移送時等の衝撃等に耐え得るもので
あれば、その材質、形状の如何を問わない。さらにその
治具6の突起は、その圧縮時の反発力、移送時等の衝撃
等に耐え得る形状、構造であれば足りる。
の突起を係止、保持し、移送時等における衝撃等に耐え
得るものであれば足り、また治具6は、剛性であり、そ
の圧縮時の反発力、移送時等の衝撃等に耐え得るもので
あれば、その材質、形状の如何を問わない。さらにその
治具6の突起は、その圧縮時の反発力、移送時等の衝撃
等に耐え得る形状、構造であれば足りる。
【0019】次に、治具6を取付けたピストン−シリン
ダ型スプリング1を作業現場でショ−ケ−スに装着する
に際しては、まずフレ−ム取付側ヒンジ金具3をフレ−
ム8に取付けられたピン10に枢支させる。その後ドア
7を小さい開放角度に開き(なお、そのヒンジ金具3の
ピン10への枢支は、この時点で行ってもよい)、その
角度を徐々に広げ、フレ−ム8に取付けられたピン10
とドア7に取付けられたピン9との間隔が、治具6で圧
縮した状態のピストン−シリンダ型スプリング1の長さ
すなわちその圧縮状態におけるドア取付側ヒンジ金具2
とフレ−ム取付側ヒンジ金具3との距離より長くした状
態としてから(長い状態から)、さらにドア7を徐々に
開いてピン10とピン9との間隔を縮めて行き、この間
の適当な時点でドア取付側ヒンジ金具2をドア7に取付
けられたピン9に枢支させる。
ダ型スプリング1を作業現場でショ−ケ−スに装着する
に際しては、まずフレ−ム取付側ヒンジ金具3をフレ−
ム8に取付けられたピン10に枢支させる。その後ドア
7を小さい開放角度に開き(なお、そのヒンジ金具3の
ピン10への枢支は、この時点で行ってもよい)、その
角度を徐々に広げ、フレ−ム8に取付けられたピン10
とドア7に取付けられたピン9との間隔が、治具6で圧
縮した状態のピストン−シリンダ型スプリング1の長さ
すなわちその圧縮状態におけるドア取付側ヒンジ金具2
とフレ−ム取付側ヒンジ金具3との距離より長くした状
態としてから(長い状態から)、さらにドア7を徐々に
開いてピン10とピン9との間隔を縮めて行き、この間
の適当な時点でドア取付側ヒンジ金具2をドア7に取付
けられたピン9に枢支させる。
【0020】この後さらにドア7を開いてその開放角度
を90゜に近づけて行くと、ドア取付側ヒンジ金具2と
フレ−ム取付側ヒンジ金具3は、それぞれドア7に取付
けられたピン9とフレ−ム8に取付けられたピン10と
に支持されるようになり、治具6はピストン−シリンダ
型スプリング1からほぼ自動的に外れ、外すことができ
る。また、ドア7の開き方向を変える作業(右開き、左
開きを変える作業)も同様の方法で簡単に行える。
を90゜に近づけて行くと、ドア取付側ヒンジ金具2と
フレ−ム取付側ヒンジ金具3は、それぞれドア7に取付
けられたピン9とフレ−ム8に取付けられたピン10と
に支持されるようになり、治具6はピストン−シリンダ
型スプリング1からほぼ自動的に外れ、外すことができ
る。また、ドア7の開き方向を変える作業(右開き、左
開きを変える作業)も同様の方法で簡単に行える。
【0021】以上、まずフレ−ム取付側ヒンジ金具3を
フレ−ム8に取付けられたピン10に枢支させ、次いで
ドア取付側ヒンジ金具2をドア7に取付けられたピン9
に枢支させる場合について述べたが、この取付け順序を
逆にして枢支する態様、すなわち、まずドア取付側ヒン
ジ金具2をドア7に取付けられたピン9に枢支させ、次
いでフレ−ム取付側ヒンジ金具3をフレ−ム8に取付け
られたピン10に枢支させる場合についても同様であ
る。
フレ−ム8に取付けられたピン10に枢支させ、次いで
ドア取付側ヒンジ金具2をドア7に取付けられたピン9
に枢支させる場合について述べたが、この取付け順序を
逆にして枢支する態様、すなわち、まずドア取付側ヒン
ジ金具2をドア7に取付けられたピン9に枢支させ、次
いでフレ−ム取付側ヒンジ金具3をフレ−ム8に取付け
られたピン10に枢支させる場合についても同様であ
る。
【0022】また、ドア取付側ヒンジ金具2のピン9に
よる支持部分をピン9の断面形状に対応したU字型の切
欠構造とすると、ピストン−シリンダ型スプリング1の
ピン9に対する装着作業が容易となり、好適である。
よる支持部分をピン9の断面形状に対応したU字型の切
欠構造とすると、ピストン−シリンダ型スプリング1の
ピン9に対する装着作業が容易となり、好適である。
【0023】以上の操作は、ピストン−シリンダ型スプ
リングのスプリング体として、つる巻ばね、これと空気
ばねとを併用したもの、その他のばねを用いたものにつ
いても同様であり、容易にショ−ケ−ス等に装着するこ
とができる。
リングのスプリング体として、つる巻ばね、これと空気
ばねとを併用したもの、その他のばねを用いたものにつ
いても同様であり、容易にショ−ケ−ス等に装着するこ
とができる。
【0024】なお、ドア7が、ヒンジ11、ピストン−
シリンダ型スプリング1のドア7側のピン9及びフレ−
ム8側のピン10のそれぞれの中心軸が一直線に並ぶよ
うな開放角度よりさらに開放されると、ピストン−シリ
ンダ型スプリング1の突出力は、ドア7の閉鎖ではな
く、ドア7を開放する方向に作用することになるが、ド
アの自動閉鎖機構とは、この意味をも含めて用いてい
る。
シリンダ型スプリング1のドア7側のピン9及びフレ−
ム8側のピン10のそれぞれの中心軸が一直線に並ぶよ
うな開放角度よりさらに開放されると、ピストン−シリ
ンダ型スプリング1の突出力は、ドア7の閉鎖ではな
く、ドア7を開放する方向に作用することになるが、ド
アの自動閉鎖機構とは、この意味をも含めて用いてい
る。
【0025】本発明は、以上のように構成しているの
で、ピストン−シリンダ型スプリングをショ−ケ−ス等
のドアに取付ける装着作業が従来より大幅に簡素化さ
れ、円滑かつ容易となり、作業時間を大幅に短縮するこ
とができ、さらには作業人員を削減することができる。
で、ピストン−シリンダ型スプリングをショ−ケ−ス等
のドアに取付ける装着作業が従来より大幅に簡素化さ
れ、円滑かつ容易となり、作業時間を大幅に短縮するこ
とができ、さらには作業人員を削減することができる。
【0026】また、ピストン−シリンダ型スプリングを
その自由長より圧縮した状態として出荷するため、包装
(これを行う場合)、出荷形態がコンパクト化され、そ
の取扱い、移送、輸送等が容易となる。
その自由長より圧縮した状態として出荷するため、包装
(これを行う場合)、出荷形態がコンパクト化され、そ
の取扱い、移送、輸送等が容易となる。
【図1】本発明の一実施例を示す正面図。
【図2】図1の側面図。
【図3】ショ−ケ−ス用ドアの全体正面図。
【図4】図3のA−A断面図。
1 ピストン−シリンダ型スプリング 2 ピストン−シリンダ型スプリングのドア取付側のヒ
ンジ金具 3 ピストン−シリンダ型スプリングのフレ−ム取付側
のヒンジ金具 4、5 ヒンジ金具の鍔状部 6 圧縮用治具 7 ドア 8 フレ−ム 9、10 ピン 11 ドアのヒンジ
ンジ金具 3 ピストン−シリンダ型スプリングのフレ−ム取付側
のヒンジ金具 4、5 ヒンジ金具の鍔状部 6 圧縮用治具 7 ドア 8 フレ−ム 9、10 ピン 11 ドアのヒンジ
Claims (1)
- 【請求項1】ドアの自動閉鎖機構として使用するピスト
ン−シリンダ型スプリングを、両端に突起を持つ治具に
より、スプリングの持つ反発力に抗してその自由長より
所定値だけ圧縮した状態で出荷することを特徴とする、
ドアの自動閉鎖機構用ピストン−シリンダ型スプリング
の出荷方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7285393A JPH06263186A (ja) | 1993-03-09 | 1993-03-09 | ドアの自動閉鎖機構用ピストン−シリンダ型スプリングの出荷方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7285393A JPH06263186A (ja) | 1993-03-09 | 1993-03-09 | ドアの自動閉鎖機構用ピストン−シリンダ型スプリングの出荷方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06263186A true JPH06263186A (ja) | 1994-09-20 |
Family
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- 1993-03-09 JP JP7285393A patent/JPH06263186A/ja active Pending
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