JPH06262989A - 産業車両用のヘッドガードシート - Google Patents
産業車両用のヘッドガードシートInfo
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- JPH06262989A JPH06262989A JP5079024A JP7902493A JPH06262989A JP H06262989 A JPH06262989 A JP H06262989A JP 5079024 A JP5079024 A JP 5079024A JP 7902493 A JP7902493 A JP 7902493A JP H06262989 A JPH06262989 A JP H06262989A
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- JP
- Japan
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- seat
- head guard
- head
- sheet
- hook
- Prior art date
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- Body Structure For Vehicles (AREA)
- Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)
- Automobile Manufacture Line, Endless Track Vehicle, Trailer (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 シート本体を常に緊張状態に保持できるとと
もに、脱着性の高い産業車両用のヘッドガードシートを
提供する。 【構成】 ヘッドガード８のヘッドトップ１０の上面に
装着されるヘッドガードシート１において、該ヘッドガ
ードシート１を透明材料製のビニールからなるシート本
体２を主体として構成する。そして、シート本体２の周
縁部には数カ所にわたってシート取付具３を配設すると
ともに、それらシート取付具３を先端にフック４を備え
た伸縮バンド５により構成した。
もに、脱着性の高い産業車両用のヘッドガードシートを
提供する。 【構成】 ヘッドガード８のヘッドトップ１０の上面に
装着されるヘッドガードシート１において、該ヘッドガ
ードシート１を透明材料製のビニールからなるシート本
体２を主体として構成する。そして、シート本体２の周
縁部には数カ所にわたってシート取付具３を配設すると
ともに、それらシート取付具３を先端にフック４を備え
た伸縮バンド５により構成した。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、フォークリフトやショ
ベルローダのような産業車両のヘッドガード上面に被せ
られるヘッドガードシートに関する。
ベルローダのような産業車両のヘッドガード上面に被せ
られるヘッドガードシートに関する。
【０００２】
【従来の技術】主に屋外の荷役作業に使用される従来一
般のフォークリフトの場合、ヘッドガードには雨除け用
のヘッドガードシートが装着される。図６及び図７は従
来のヘッドガードに装着されたヘッドガードを例示した
ものであって、図示の如くヘッドガードシート３１はヘ
ッドガード３２のヘッドトップ上面のほぼ全体を覆うよ
うに被せられ、その前後端縁がヘッドガード３２の前後
の雨樋３３のほぼ中心上部付近に達するように装着され
ている。雨樋３３は断面略Ｕ字形に形成されるととも
に、車幅方向に水平に延在されており、その底部に設け
た排水口３４から排水ホース３５を経て雨水を排水する
ようになっている。
般のフォークリフトの場合、ヘッドガードには雨除け用
のヘッドガードシートが装着される。図６及び図７は従
来のヘッドガードに装着されたヘッドガードを例示した
ものであって、図示の如くヘッドガードシート３１はヘ
ッドガード３２のヘッドトップ上面のほぼ全体を覆うよ
うに被せられ、その前後端縁がヘッドガード３２の前後
の雨樋３３のほぼ中心上部付近に達するように装着され
ている。雨樋３３は断面略Ｕ字形に形成されるととも
に、車幅方向に水平に延在されており、その底部に設け
た排水口３４から排水ホース３５を経て雨水を排水する
ようになっている。
【０００３】なお、ヘッドガードシート３１は一般にシ
ート取付具によりヘッドガード３２に着脱自在に装着さ
れ、図示の例では左右前後の周縁部数カ所が図８に示す
ようなダブルリング３８付きのテープ３７により雨樋３
３のフック３９及びサイドパイプ４０に取付けられてい
る。ところで、フォークリフトやショベルローダの場
合、荷役作業の性格上、斜上前方の視野を確保したいと
いう要望があり、この要望に応えるために一般には前記
ヘッドガードシートを透明材料（透明ビニール）製とし
ている。
ート取付具によりヘッドガード３２に着脱自在に装着さ
れ、図示の例では左右前後の周縁部数カ所が図８に示す
ようなダブルリング３８付きのテープ３７により雨樋３
３のフック３９及びサイドパイプ４０に取付けられてい
る。ところで、フォークリフトやショベルローダの場
合、荷役作業の性格上、斜上前方の視野を確保したいと
いう要望があり、この要望に応えるために一般には前記
ヘッドガードシートを透明材料（透明ビニール）製とし
ている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した従
来のヘッドガードシートの場合は、下記のような問題が
あった。まず、装着初期状態ではシート本体３６に一定
の緊張状態が付与されていても、図７に仮想線で示す如
く経時に伴いシート本体３６に緩みが生じてヘッドトッ
プを構成している格子間において雨水が溜まり易く、そ
れが発進時又は旋回時に流出して運転席に降りかかるこ
とがある。また、シート本体３６の緩みに起因して皺が
発生し易く、この皺に原因しての乱反射によりシートを
透しての斜上前方の確認がし難くなること、皺に汚れが
付着し易く、かつ落ち難いこと等の問題がある。さらに
また、シート取付具としてダブルリング３８付きテープ
３７を利用しているために、脱着に時間がかかって面倒
であり、初期の装着時はもとよりヘッドガードシート３
１を掃除するに際しての脱着又は緩んだシートの張り直
し作業に手間がかかるという問題があった。
来のヘッドガードシートの場合は、下記のような問題が
あった。まず、装着初期状態ではシート本体３６に一定
の緊張状態が付与されていても、図７に仮想線で示す如
く経時に伴いシート本体３６に緩みが生じてヘッドトッ
プを構成している格子間において雨水が溜まり易く、そ
れが発進時又は旋回時に流出して運転席に降りかかるこ
とがある。また、シート本体３６の緩みに起因して皺が
発生し易く、この皺に原因しての乱反射によりシートを
透しての斜上前方の確認がし難くなること、皺に汚れが
付着し易く、かつ落ち難いこと等の問題がある。さらに
また、シート取付具としてダブルリング３８付きテープ
３７を利用しているために、脱着に時間がかかって面倒
であり、初期の装着時はもとよりヘッドガードシート３
１を掃除するに際しての脱着又は緩んだシートの張り直
し作業に手間がかかるという問題があった。
【０００５】そこで本発明は、上述の問題に鑑み、シー
ト本体を常に緊張状態に保持できるとともに、脱着の容
易な産業車両用のヘッドガードシートを提供すること
を、解決すべき技術的課題とする。
ト本体を常に緊張状態に保持できるとともに、脱着の容
易な産業車両用のヘッドガードシートを提供すること
を、解決すべき技術的課題とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は次のように構成したものである。すなわ
ち、請求項１の発明は、ヘッドガードのヘッドトップ上
面に装着されるヘッドガードシートであって、一部又は
全部が透明材料製のシート本体を主体として構成され、
該シート本体の周縁部には数カ所にわたってシート取付
具が設けられ、それらシート取付具が先端にフックを備
えた伸縮バンドをもって構成されていることを特徴とす
る。請求項２の発明は、ヘッドガードのヘッドトップ上
面に装着されるヘッドガードシートであって、一部又は
全部が透明材料製のシート本体を主体として構成され、
該シート本体の周縁部には数カ所にわたってシート取付
具が設けられ、互いに対向する前後いずれか一方のシー
ト取付具が先端にフックを備えた非伸縮バンドをもって
構成され、他方と左右のシート取付具がそれぞれ先端に
フックを備えた伸縮バンドをもって構成されていること
を特徴とする。請求項３の発明は、ヘッドガードのヘッ
ドトップ上面に装着されるヘッドガードシートであっ
て、一部又は全部が透明材料製のシート本体を主体とし
て構成され、該シート本体の周縁部には数カ所にわたっ
てシート取付具が設けられ、互いに対向する前後いずれ
か一方のシート取付具と、左右いずれか一方のシート取
付具がそれぞれ先端にフックを備えた非伸縮バンドをも
って構成され、他方のシート取付具がそれぞれ先端にフ
ックを備えた伸縮バンドをもって構成されていることを
特徴としている。
に、本発明は次のように構成したものである。すなわ
ち、請求項１の発明は、ヘッドガードのヘッドトップ上
面に装着されるヘッドガードシートであって、一部又は
全部が透明材料製のシート本体を主体として構成され、
該シート本体の周縁部には数カ所にわたってシート取付
具が設けられ、それらシート取付具が先端にフックを備
えた伸縮バンドをもって構成されていることを特徴とす
る。請求項２の発明は、ヘッドガードのヘッドトップ上
面に装着されるヘッドガードシートであって、一部又は
全部が透明材料製のシート本体を主体として構成され、
該シート本体の周縁部には数カ所にわたってシート取付
具が設けられ、互いに対向する前後いずれか一方のシー
ト取付具が先端にフックを備えた非伸縮バンドをもって
構成され、他方と左右のシート取付具がそれぞれ先端に
フックを備えた伸縮バンドをもって構成されていること
を特徴とする。請求項３の発明は、ヘッドガードのヘッ
ドトップ上面に装着されるヘッドガードシートであっ
て、一部又は全部が透明材料製のシート本体を主体とし
て構成され、該シート本体の周縁部には数カ所にわたっ
てシート取付具が設けられ、互いに対向する前後いずれ
か一方のシート取付具と、左右いずれか一方のシート取
付具がそれぞれ先端にフックを備えた非伸縮バンドをも
って構成され、他方のシート取付具がそれぞれ先端にフ
ックを備えた伸縮バンドをもって構成されていることを
特徴としている。
【０００７】
【作用】請求項１の発明においては、ヘッドガードに装
着されたヘッドガードシートのシート本体はシート取付
具の伸縮バンドの張力により常に一定の張りが付与され
た状態に維持され、雨水を雨樋へ良好に排出する。ま
た、ヘッドガードに対する取付けは、シート本体をヘッ
ドガードのヘッドトップ上に被せた下でシート取付具の
伸縮バンドを引っ張りながらフックを雨樋やヘッドトッ
プの格子を構成する部材に掛止することにより行い、ま
たその掛止を解除することで取り外すことができる。
着されたヘッドガードシートのシート本体はシート取付
具の伸縮バンドの張力により常に一定の張りが付与され
た状態に維持され、雨水を雨樋へ良好に排出する。ま
た、ヘッドガードに対する取付けは、シート本体をヘッ
ドガードのヘッドトップ上に被せた下でシート取付具の
伸縮バンドを引っ張りながらフックを雨樋やヘッドトッ
プの格子を構成する部材に掛止することにより行い、ま
たその掛止を解除することで取り外すことができる。
【０００８】請求項２の発明においては、ヘッドガード
シートのヘッドガードへの装着に際し、非伸縮バンドか
らなるシート取付具がシート本体の前後方向の位置決め
部材として機能する。従って、シート本体は前後方向に
おいて、ヘッドトップの規定位置に正確に取付けられ、
雨樋に対するシート本体の相対位置が設定通りに定めら
れる。
シートのヘッドガードへの装着に際し、非伸縮バンドか
らなるシート取付具がシート本体の前後方向の位置決め
部材として機能する。従って、シート本体は前後方向に
おいて、ヘッドトップの規定位置に正確に取付けられ、
雨樋に対するシート本体の相対位置が設定通りに定めら
れる。
【０００９】請求項３の発明においては、ヘッドガード
シートのヘッドガードへの装着に際し、前後のいずれか
一方と、左右のいずれか一方の非伸縮バンドからなるシ
ート取付具がそれぞれシート本体の位置決め部材として
機能する。従って、シート本体は前後方向と左右方向の
それぞれにおいて、ヘッドトップの規定位置に正確に取
付けられ、雨樋及びサイドパイプに対するヘッドガード
シートの相対位置を設定通りに定めることができる。
シートのヘッドガードへの装着に際し、前後のいずれか
一方と、左右のいずれか一方の非伸縮バンドからなるシ
ート取付具がそれぞれシート本体の位置決め部材として
機能する。従って、シート本体は前後方向と左右方向の
それぞれにおいて、ヘッドトップの規定位置に正確に取
付けられ、雨樋及びサイドパイプに対するヘッドガード
シートの相対位置を設定通りに定めることができる。
【００１０】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて具体
的に説明する。本実施例に係るヘッドガードシート１
は、フォークリフトやショベルローダ等の産業車両に適
用するものにして、図１の全体斜視図に示すように、矩
形のシート本体２を主体として構成され、このシート本
体２の前後左右の周縁部数カ所にはシート取付具３を備
え、また左右の端縁上面にはそれぞれビニール管６を巻
き込んで形成した流れ止７を備えた構成となっている。
的に説明する。本実施例に係るヘッドガードシート１
は、フォークリフトやショベルローダ等の産業車両に適
用するものにして、図１の全体斜視図に示すように、矩
形のシート本体２を主体として構成され、このシート本
体２の前後左右の周縁部数カ所にはシート取付具３を備
え、また左右の端縁上面にはそれぞれビニール管６を巻
き込んで形成した流れ止７を備えた構成となっている。
【００１１】シート本体２は運転席において該シートを
透しての斜上前方の視野を得るために適度の柔軟性を持
つ透明材料（透明ビニール）から形成され、後述するヘ
ッドガード８のヘッドトップ１０を覆い得る広さに設定
されている。シート取付具３は図２に示すように、先端
にフック４を備えたゴム等の伸縮性材料からなる伸縮ベ
ルト５をもって構成されており、該伸縮ベルト５の基端
部がシート本体２の裏面に接着されている。
透しての斜上前方の視野を得るために適度の柔軟性を持
つ透明材料（透明ビニール）から形成され、後述するヘ
ッドガード８のヘッドトップ１０を覆い得る広さに設定
されている。シート取付具３は図２に示すように、先端
にフック４を備えたゴム等の伸縮性材料からなる伸縮ベ
ルト５をもって構成されており、該伸縮ベルト５の基端
部がシート本体２の裏面に接着されている。
【００１２】図３及び図４はそれぞれヘッドガード８に
対するヘッドガードシート１の装着状態の断面図であ
り、図３は前後の装着状態を、図４は左右の装着状態を
示している。ヘッドガード８は、図示省略の運転席を取
り囲むように車体フレームから立設された前後左右の４
本のピラー９と、該ピラー９により支持されるヘッドト
ップ１０とからなり、該ヘッドトップ１０は左右のサイ
ドパイプ１１、断面略Ｕ字形の前後の雨樋１２、そして
左右のサイドパイプ１１間に横架されたクロスプレート
１３及びクロスプレート１３と雨樋１２との間に横架さ
れたリブ１４により構成されている。
対するヘッドガードシート１の装着状態の断面図であ
り、図３は前後の装着状態を、図４は左右の装着状態を
示している。ヘッドガード８は、図示省略の運転席を取
り囲むように車体フレームから立設された前後左右の４
本のピラー９と、該ピラー９により支持されるヘッドト
ップ１０とからなり、該ヘッドトップ１０は左右のサイ
ドパイプ１１、断面略Ｕ字形の前後の雨樋１２、そして
左右のサイドパイプ１１間に横架されたクロスプレート
１３及びクロスプレート１３と雨樋１２との間に横架さ
れたリブ１４により構成されている。
【００１３】ヘッドガードシート１はシート本体２をヘ
ッドガード８のヘッドトップ１０の上面に被せた状態に
おいて、図３に示すように、前後のシート取付具３の伸
縮ベルト５を引っ張りながら雨樋１２に巻き付けるよう
にしてフック４を雨樋１２の縁に掛止する一方、図４に
示すように、左右のシート取付具３の伸縮ベルト５を引
っ張りながらサイドパイプ１１に巻き付けるようにして
フック４をリブ１４に掛止することによりヘッドガード
８に取付けられる。
ッドガード８のヘッドトップ１０の上面に被せた状態に
おいて、図３に示すように、前後のシート取付具３の伸
縮ベルト５を引っ張りながら雨樋１２に巻き付けるよう
にしてフック４を雨樋１２の縁に掛止する一方、図４に
示すように、左右のシート取付具３の伸縮ベルト５を引
っ張りながらサイドパイプ１１に巻き付けるようにして
フック４をリブ１４に掛止することによりヘッドガード
８に取付けられる。
【００１４】ヘッドガード８に装着されたヘッドガード
シート１は、前後のシート取付具３の伸縮ベルト５によ
り前後方向に張りが付加され、また左右のシート取付具
３の伸縮ベルト５により左右方向に張りが付加された状
態となる。この場合、装着状態のシート本体２は、その
前端と後端が図３に示す如く雨樋１２の開放部のほぼ中
央部に達するように前後方向の寸法（寸法Ｃ参照）が設
定され、また左右の端縁が図４に示す如くサイドパイプ
１１の上面途中に達するように左右方向の寸法が設定さ
れている。
シート１は、前後のシート取付具３の伸縮ベルト５によ
り前後方向に張りが付加され、また左右のシート取付具
３の伸縮ベルト５により左右方向に張りが付加された状
態となる。この場合、装着状態のシート本体２は、その
前端と後端が図３に示す如く雨樋１２の開放部のほぼ中
央部に達するように前後方向の寸法（寸法Ｃ参照）が設
定され、また左右の端縁が図４に示す如くサイドパイプ
１１の上面途中に達するように左右方向の寸法が設定さ
れている。
【００１５】本実施例は上述のように構成したものであ
り、従ってヘッドガードシート１上に降り注いだ雨水
は、前後左右に流れるとともに、前後に流れた雨水は雨
樋１２に流入するとともに、これより排水口１５及び排
水ホース１６を経て排出される。また、左右に流れた雨
水は端部の流れ止め７により流れの方向を前後に変えら
れ雨樋１２に流入する。
り、従ってヘッドガードシート１上に降り注いだ雨水
は、前後左右に流れるとともに、前後に流れた雨水は雨
樋１２に流入するとともに、これより排水口１５及び排
水ホース１６を経て排出される。また、左右に流れた雨
水は端部の流れ止め７により流れの方向を前後に変えら
れ雨樋１２に流入する。
【００１６】この場合において、シート本体１は前後の
伸縮バンド５の張力により前後方向に張りが付与され、
また左右の伸縮バンド５の張力により左右方向に張りが
付与されているため、水溜まりを生ずることなく雨水を
効率良く排水することができる。そして、シート本体２
が常に緊張状態に維持されることから、皺の発生が抑え
られる。従って、皺に原因しての光線の乱反射によるシ
ートを透しての斜上前方視野が阻害されるとか汚れが付
着し易いとかの問題が解消される。
伸縮バンド５の張力により前後方向に張りが付与され、
また左右の伸縮バンド５の張力により左右方向に張りが
付与されているため、水溜まりを生ずることなく雨水を
効率良く排水することができる。そして、シート本体２
が常に緊張状態に維持されることから、皺の発生が抑え
られる。従って、皺に原因しての光線の乱反射によるシ
ートを透しての斜上前方視野が阻害されるとか汚れが付
着し易いとかの問題が解消される。
【００１７】ところで、ヘッドガードシート１はシート
本体２が汚れたときは、必要に応じてこれをヘッドガー
ド８から外して掃除をするが、この掃除に際してのシー
ト脱着は、伸縮バンド５を引き伸ばしてフック４を掛脱
するという簡単な操作により迅速に行うことができる。
また、好天時には必要であれば、前寄りのシート取付具
３を外すとともに、シート本体２の前側を捲って後側へ
２重折りに畳んでおくことにより好適な作業環境を得る
こともできる。
本体２が汚れたときは、必要に応じてこれをヘッドガー
ド８から外して掃除をするが、この掃除に際してのシー
ト脱着は、伸縮バンド５を引き伸ばしてフック４を掛脱
するという簡単な操作により迅速に行うことができる。
また、好天時には必要であれば、前寄りのシート取付具
３を外すとともに、シート本体２の前側を捲って後側へ
２重折りに畳んでおくことにより好適な作業環境を得る
こともできる。
【００１８】次に、本発明の他の実施例を図５に基づい
て説明する。この実施例においてはシート本体２の周縁
部に配置されるシート取付具３のうち、対向する前後い
ずれか一方（図示右側）のシート取付具３を、例えば布
又は合成樹脂等のような可撓性材料からなる非伸縮バン
ド５ａにより構成し、他方（図示左側）のシート取付具
３と左右のシート取付具３を、それぞれ前述の実施例と
同様な伸縮バンド５により構成したものである。
て説明する。この実施例においてはシート本体２の周縁
部に配置されるシート取付具３のうち、対向する前後い
ずれか一方（図示右側）のシート取付具３を、例えば布
又は合成樹脂等のような可撓性材料からなる非伸縮バン
ド５ａにより構成し、他方（図示左側）のシート取付具
３と左右のシート取付具３を、それぞれ前述の実施例と
同様な伸縮バンド５により構成したものである。
【００１９】また、この場合において、図示はしない
が、前後いずれか一方のシート取付具３を非伸縮バンド
５ａにより構成することに加え、左右いずれか一方のシ
ート取付具３を非伸縮バンド５ａにより構成し、他のシ
ート取付具３を伸縮バンド５により構成することもでき
る。なお、その他については前述の実施例と同様に構成
される。
が、前後いずれか一方のシート取付具３を非伸縮バンド
５ａにより構成することに加え、左右いずれか一方のシ
ート取付具３を非伸縮バンド５ａにより構成し、他のシ
ート取付具３を伸縮バンド５により構成することもでき
る。なお、その他については前述の実施例と同様に構成
される。
【００２０】従って、上記のような他の実施例によると
きは、シート本体２をヘッドガード８に装着する際に、
非伸縮バンド５ａからなるシート取付具３がシート本体
２の位置決め部材として機能する。つまり、先に非伸縮
バンド５ａからなるシート取付具３のフック４を雨樋１
２（及びリブ１４）に掛止してから、伸縮バンド５から
なるシート取付具３のフック４を反対側の雨樋１２（及
びリブ１４）に掛止するという手順で取り付ければ、シ
ート本体２は前後方向（及び左右方向）にずれることな
く、ヘッドトップ１０の規定位置に正確に取付けられ
る。従って、雨樋１２（及びサイドパイプ１１）に対す
るシート本体２の相対位置が設定通りに定められる。
きは、シート本体２をヘッドガード８に装着する際に、
非伸縮バンド５ａからなるシート取付具３がシート本体
２の位置決め部材として機能する。つまり、先に非伸縮
バンド５ａからなるシート取付具３のフック４を雨樋１
２（及びリブ１４）に掛止してから、伸縮バンド５から
なるシート取付具３のフック４を反対側の雨樋１２（及
びリブ１４）に掛止するという手順で取り付ければ、シ
ート本体２は前後方向（及び左右方向）にずれることな
く、ヘッドトップ１０の規定位置に正確に取付けられ
る。従って、雨樋１２（及びサイドパイプ１１）に対す
るシート本体２の相対位置が設定通りに定められる。
【００２１】また、装着状態のシート本体２は伸縮バン
ド５の張力により前後方向及び左右方向に一定の張りが
付与されるため、前述の実施例と同様に水溜まりや皺の
発生が抑えられるとともに、良好な脱着性が得られる。
ド５の張力により前後方向及び左右方向に一定の張りが
付与されるため、前述の実施例と同様に水溜まりや皺の
発生が抑えられるとともに、良好な脱着性が得られる。
【００２２】なお、図示の実施例では、ヘッドトップ１
２の前後にそれぞれ雨樋１２を備えた場合で説明してい
るが、前側にのみ雨樋が設けられているヘッドガードに
適用しても差し支えない。
２の前後にそれぞれ雨樋１２を備えた場合で説明してい
るが、前側にのみ雨樋が設けられているヘッドガードに
適用しても差し支えない。
【００２３】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
一部又は全部が透明材料製のシート本体を常に一定の張
りが付与された状態に保持できるため、シートに水溜ま
りや皺が発生することを抑えて長期にわたって良好な状
態を維持することができる。また、シートを掃除するよ
うな場合に際してのヘッドガードに対する脱着性にすぐ
れ、脱着作業を簡単かつ迅速に行うことができる。さら
には、シート装着時にはシート本体をヘッドガードの規
定位置に取付けることができる。
一部又は全部が透明材料製のシート本体を常に一定の張
りが付与された状態に保持できるため、シートに水溜ま
りや皺が発生することを抑えて長期にわたって良好な状
態を維持することができる。また、シートを掃除するよ
うな場合に際してのヘッドガードに対する脱着性にすぐ
れ、脱着作業を簡単かつ迅速に行うことができる。さら
には、シート装着時にはシート本体をヘッドガードの規
定位置に取付けることができる。
【図１】本発明の実施例に係るヘッドガードシートを示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図２】シート取付具の拡大断面図である。
【図３】ヘッドガードの前後側の装着状態を示す断面図
である。
である。
【図４】ヘッドガードの左右側の装着状態を示す断面図
である。
である。
【図５】本発明の他の実施例を示す断面図である。
【図６】従来のヘッドガードを示す斜視図である。
【図７】従来のＡ−Ａ線断面図である。
【図８】従来のシート取付具を示す説明図である。
１…ヘッドガードシート ２…シート本体 ３…シート取付具 ４…フック ５…伸縮バンド ５ａ…非伸縮バンド ８…ヘッドガード １１…サイドパイプ １２…雨樋
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｂ６６Ｆ 9/075 Ｇ 7515−3Ｆ
Claims (3)
- 【請求項１】 ヘッドガードのヘッドトップ上面に装着
されるヘッドガードシートであって、 一部又は全部が透明材料製のシート本体を主体として構
成され、該シート本体の周縁部には数カ所にわたってシ
ート取付具が設けられ、それらシート取付具が先端にフ
ックを備えた伸縮バンドをもって構成されている産業車
両用のヘッドガードシート。 - 【請求項２】 ヘッドガードのヘッドトップ上面に装着
されるヘッドガードシートであって、 一部又は全部が透明材料製のシート本体を主体として構
成され、該シート本体の周縁部には数カ所にわたってシ
ート取付具が設けられ、互いに対向する前後いずれか一
方のシート取付具が先端にフックを備えた非伸縮バンド
をもって構成され、他方と左右のシート取付具がそれぞ
れ先端にフックを備えた伸縮バンドをもって構成されて
いる産業車両用のヘッドガードシート。 - 【請求項３】 ヘッドガードのヘッドトップ上面に装着
されるヘッドガードシートであって、 一部又は全部が透明材料製のシート本体を主体として構
成され、該シート本体の周縁部には数カ所にわたってシ
ート取付具が設けられ、互いに対向する前後いずれか一
方のシート取付具と、左右いずれか一方のシート取付具
がそれぞれ先端にフックを備えた非伸縮バンドをもって
構成され、他方のシート取付具がそれぞれ先端にフック
を備えた伸縮バンドをもって構成されている産業車両用
のヘッドガードシート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5079024A JPH06262989A (ja) | 1993-03-11 | 1993-03-11 | 産業車両用のヘッドガードシート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5079024A JPH06262989A (ja) | 1993-03-11 | 1993-03-11 | 産業車両用のヘッドガードシート |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06262989A true JPH06262989A (ja) | 1994-09-20 |
Family
ID=13678379
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5079024A Pending JPH06262989A (ja) | 1993-03-11 | 1993-03-11 | 産業車両用のヘッドガードシート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06262989A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2799387A1 (de) * | 2013-04-30 | 2014-11-05 | Linde Material Handling GmbH | Flurförderzeug mit Fahrerschutzdach |
| WO2014199663A1 (ja) * | 2013-06-14 | 2014-12-18 | 株式会社クボタ | 作業機用の伝動装置及び作業機 |
-
1993
- 1993-03-11 JP JP5079024A patent/JPH06262989A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2799387A1 (de) * | 2013-04-30 | 2014-11-05 | Linde Material Handling GmbH | Flurförderzeug mit Fahrerschutzdach |
| WO2014199663A1 (ja) * | 2013-06-14 | 2014-12-18 | 株式会社クボタ | 作業機用の伝動装置及び作業機 |
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