JPH06262120A - 塗装用赤外線乾燥装置 - Google Patents

塗装用赤外線乾燥装置

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Publication number
JPH06262120A
JPH06262120A JP4975693A JP4975693A JPH06262120A JP H06262120 A JPH06262120 A JP H06262120A JP 4975693 A JP4975693 A JP 4975693A JP 4975693 A JP4975693 A JP 4975693A JP H06262120 A JPH06262120 A JP H06262120A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heater
infrared
heaters
booth
coating
Prior art date
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Pending
Application number
JP4975693A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiko Hori
正彦 堀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP4975693A priority Critical patent/JPH06262120A/ja
Publication of JPH06262120A publication Critical patent/JPH06262120A/ja
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  • Coating Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 赤外線ヒータを溶剤蒸気やごみ等から保護す
る。 【構成】 赤外線ヒータ3をヒータボックス7とセラミ
ックガラス8とで覆って密閉構造のヒータユニット6を
形成する。ヒータユニット6内にブロア12で外気を供
給してヒータユニット6内を掃気し、内部を清浄な雰囲
気に保つ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の車体の塗装工
程で用いられる赤外線乾燥装置に関する。
【0002】
【従来の技術】水溶系塗料を用いて自動車の車体の塗装
を行う場合に、塗装ブースでの水溶系ベースコート層の
塗装後、クリアコート層の塗装前に、前記ベースコート
層の水分を除去するために、車体をIRヒータゾーンと
称される赤外線乾燥装置に通して強制乾燥させることが
行われる。
【0003】この赤外線乾燥装置は、図4,5に示すよ
うに、赤外線乾燥装置1のブース1aの内壁2の内側に
多数の赤外線ヒータ3,3…を支持体4により3〜4本
ずつセットにして配置し、台車5に乗った状態で搬送さ
れてくる車体Bの塗装面を強制乾燥させるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の構造においては、同一の塗装ラインにおい
て水溶系ベースコート仕様の車体と溶剤系ベースコート
仕様の車体とを混流生産する場合に、その溶剤系ベース
コート仕様の車体までもが前記赤外線乾燥装置1を通過
することから、溶剤系ベースコート層から発生した溶剤
蒸気が800℃程度まで加熱された赤外線ヒータ3の表
面に触れる可能性があり好ましくない。
【0005】また、前記赤外線ヒータ3はブース1a内
に直接露出していることから、ヒータ表面にごみ等が付
着しやすい一方、そのごみ等の除去を目的とした清掃も
きわめてやりにくく、したがって赤外線ヒータ3にごみ
等が堆積したままで放置しておくと逆にそれが飛散して
車体Bの塗膜に付着して塗装品質に影響することにな
る。
【0006】本発明は以上のような従来の課題に着目し
てなされたもので、特に赤外線ヒータをヒータボックス
におさめて密閉構造とすることによって、赤外線ヒータ
とごみ等の異物あるいは溶剤蒸気との接触を防止した構
造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、多数の赤外線
ヒータが設けられたブース内に塗装後の自動車の車体を
通して強制乾燥させる塗装用赤外線乾燥装置の構造であ
って、前記赤外線ヒータを数本ずつヒータボックスに収
容するとともに、そのヒータボックスの前面に耐熱ガラ
スを配設することによって密閉構造のヒータユニットを
形成し、前記ヒータボックスには、外気の導入によって
ヒータユニットの内気を掃気するための給気口と排気口
とを設けたことを特徴としている。
【0008】
【作用】この構造によると、一部に耐熱ガラス面をもつ
ヒータボックスで赤外線ヒータを覆って密閉構造とした
としても、赤外線はガラス面を透過することから赤外線
ヒータとしての所期の目的は十二分に達成することがで
きる。また赤外線ヒータはブース内雰囲気から遮断され
ることによって例えば溶剤蒸気やごみ等とも触れること
がなくなる。
【0009】そして、前記ヒータボックス内は外気の供
給によって内気が掃気されることから、赤外線ヒータそ
のものは常に清浄な雰囲気下におかれることになる。
【0010】
【実施例】図1,2は本発明の一実施例を示す構成説明
図で、赤外線乾燥装置1のブース1aのうちアーチ状の
内壁2の内周面にはその全周に沿って多数のヒータユニ
ット6が配設されている。これらの各ヒータユニット6
は、矩形状のヒータボックス7内に複数本の赤外線ヒー
タ3を収容するとともに、そのヒータボックス7の前面
には耐熱性のすぐれたセラミックガラス8を装着したも
ので、これによって赤外線ヒータ3が収容された各ヒー
タユニット6内は実質的に密閉構造となっている。
【0011】そして、前記各ヒータボックス7の背面側
には図1の(B)に示すように給気口9と排気口10と
が個別に形成されており、ダクト11およびブロア12
を介して給気口9からヒータボックス7内にブース1a
外の外気が導入されることにより、ヒータボックス7の
内気が掃気されて排気口10およびダクト13から排出
されるようになっている。なお、上記給気口9および排
気口10は赤外線ヒータ3のための電気配線通路を兼ね
ている。
【0012】また、前記各ヒータユニット6への通電制
御および各ブロア12の作動制御は図3に示すようにヒ
ータ制御装置14によってなされるものの、その制御系
にはタイマー15,16が設けられている。そして、各
ヒータユニット6の通電開始時には、各ブロア12に対
する起動指令よりも所定時間(例えば数秒)だけ遅れて
各ヒータユニット6への通電指令が出力されるようにタ
イマー15で遅延制御され、他方、前記各ヒータユニッ
ト6への通電遮断時には、各ヒータユニット6に対する
通電遮断指令よりも所定時間だけ遅れて各ブロア12へ
の停止指令が出力されるようにタイマー16で遅延制御
される。
【0013】したがって、以上のような赤外線乾燥装置
の構造においては、各ヒータユニット6への通電状態で
は各赤外線ヒータ3から発せられる赤外線がヒータボッ
クス7の前面のセラミックガラス8を透過することか
ら、従来と同様に炉内を通る車体Bの塗膜がその赤外線
によって強制乾燥される。
【0014】そして、前述したように、水溶系ベースコ
ート仕様の車体Bと溶剤系ベースコート仕様の車体Bと
が混在して同一のブース内を流れた場合に、その溶剤系
ベースコート層から溶剤蒸気が発生したとしても、各ヒ
ータユニット6は密閉構造となっているためにその溶剤
蒸気がヒータユニット6内部の赤外線ヒータ3に直接触
れるようなことはない。
【0015】しかも、前記各ヒータユニット6は、通電
状態にあるかぎりそのヒータボックス7内に外気が導入
されていることから、溶剤蒸気が万一ヒータユニット6
内に入り込んだとしても直ちに外気によって薄められて
速やかに掃気されてしまうために、ヒータユニット6内
に溶剤蒸気が滞留することもない。
【0016】その上、前記各ヒータユニット6の通電開
始時には、前記タイマー15の遅延制御によりそのヒー
タユニット6への通電に先立って必ずブロア12が起動
されてヒータユニット6内に外気が導入されることか
ら、ヒータユニット6内に万一溶剤蒸気が高い濃度で残
存している場合でも赤外線ヒータ3への通電前に速やか
に掃気して、ヒータユニット6内を清浄な雰囲気にする
ことができる。
【0017】以上のようにして溶剤蒸気と赤外線ヒータ
3との接触による不慮のトラブルを未然に防止すること
ができる。
【0018】また、前記ヒータユニット6の前面を覆っ
ているセラミックガラス8にブース内のごみ等が付着し
たとしても、従来のように赤外線ヒータ3がむき出しに
なっている場合と比べてガラス面が平滑であるためにそ
の清掃を楽に行える。その結果、従来のように一旦堆積
したごみ等が飛散して塗装面に付着するようなことはな
く、これによって塗装品質の向上が図れる。
【0019】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、赤外線ヒ
ータを数本ずつヒータボックスに収容するとともに、そ
のヒータボックスの前面に耐熱ガラスを配設することに
よって密閉構造のヒータユニットを形成し、前記ヒータ
ボックスには、外気の導入によってヒータユニットの内
気を掃気するための給気口と排気口とを設けたことによ
り、ブース内に溶剤塗料系の車体が投入されたとしても
その溶剤蒸気が赤外線ヒータに直接触れることがなく不
慮のトラブルを未然に防止できるとともに、溶剤蒸気が
万一ヒータユニット内に入ったとしても外気導入によっ
て速やかに掃気してヒータユニット内に滞留するのを防
止できる。
【0020】また、前記ヒータユニットの前面を耐熱ガ
ラスで覆っていることにより、内部の赤外線ヒータにご
み等が付着することがなく、逆にごみ等が耐熱ガラスに
付着したとしてもそのガラス面が平滑であるために清掃
が容易で、従来のように一旦堆積したごみ等が飛散して
塗装面に付着するのを未然に防止できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す図で、(A)は全体構
造を示す断面説明図、(B)はヒータユニットの断面説
明図。
【図2】図1に示すヒータユニットの要部拡大斜視図。
【図3】ヒータユニットとブロアと制御系のブロック回
路図。
【図4】従来の塗装用赤外線乾燥装置の構成を示す断面
説明図。
【図5】図4に示す赤外線ヒータの要部拡大斜視図。
【符号の説明】
1…赤外線乾燥装置 1a…ブース 2…内壁 3…赤外線ヒータ 6…ヒータユニット 7…ヒータボックス 8…セラミックガラス(耐熱ガラス) 9…給気口 10…排気口 12…ブロア B…車体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の赤外線ヒータが設けられたブース
    内に塗装後の自動車の車体を通して強制乾燥させる塗装
    用赤外線乾燥装置の構造であって、 前記赤外線ヒータを数本ずつヒータボックスに収容する
    とともに、そのヒータボックスの前面に耐熱ガラスを配
    設することによって密閉構造のヒータユニットを形成
    し、 前記ヒータボックスには、外気の導入によってヒータユ
    ニットの内気を掃気するための給気口と排気口とを設け
    たことを特徴とする塗装用赤外線乾燥装置。
JP4975693A 1993-03-11 1993-03-11 塗装用赤外線乾燥装置 Pending JPH06262120A (ja)

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JP4975693A JPH06262120A (ja) 1993-03-11 1993-03-11 塗装用赤外線乾燥装置

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JPH06262120A true JPH06262120A (ja) 1994-09-20

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100589466B1 (ko) * 2006-02-16 2006-06-14 유한회사 에니에스 자동차 도장건조장치용 히터장치 및 그 설치구조
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JP2017058087A (ja) * 2015-09-17 2017-03-23 本田技研工業株式会社 乾燥装置

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