JPH06261894A - 骨塩定量方法 - Google Patents

骨塩定量方法

Info

Publication number
JPH06261894A
JPH06261894A JP5268585A JP26858593A JPH06261894A JP H06261894 A JPH06261894 A JP H06261894A JP 5268585 A JP5268585 A JP 5268585A JP 26858593 A JP26858593 A JP 26858593A JP H06261894 A JPH06261894 A JP H06261894A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bone mineral
measurement
value
difference image
boundary
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5268585A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuko Uchida
美津子 内田
Koichi Morishita
孝一 森下
Miyakai Kumamoto
三矢戒 熊本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Hitachi Healthcare Manufacturing Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Medical Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd, Hitachi Medical Corp filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP5268585A priority Critical patent/JPH06261894A/ja
Publication of JPH06261894A publication Critical patent/JPH06261894A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 骨塩定量に用いる安定した差分画像を作成す
る処理と計測領域を抽出し、骨塩量を算出する処理から
なる骨塩定量方法を提供する。 【構成】 高低2種類のエネルギーで撮影した2枚のX
線画像を用いて、計測領域内部に任意の1点を指示し(1
0)、2枚のX線画像の差分画像を作成し(11)、差分画像
を補正し(12)、差分画像上に計測領域を抽出し(13)、骨
塩量を算出する(14)。 【効果】 本発明によれば、安定した差分画像の作成、
オペレーションに左右されない計測領域の自動抽出方
法、及び計測領域の変形にも強い領域自動抽出方法が提
供されるため、自動抽出率が高く、再現性の高い骨塩定
量方法が実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、X線画像を用いた骨塩
定量方法、特にDEXA(Dual Energy X-rayAbsorptiom
etry)法を用いた骨塩定量における計測領域自動抽出方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】腰椎等で骨塩定量を行う際は、マウス、
トラックボール等を用いてマニュアル指示によりおおま
かな計測領域や計測領域の境界等を設定している。ノー
ランド社製デュアルX線骨密度測定装置XR−26S及
びアロカ社製骨塩量測定装置DCS3000のカタログ
に境界設定について記載されている。ただし、詳細内容
は不明である。
【0003】DEXA法による骨塩定量部位として、腰
椎及び大腿骨が中心になっている。腰椎は骨の代謝の影
響を受けやすい海綿骨の割合が高い(ほぼ70%)ため
骨塩量の変化が他の骨に比して早く認められ、骨粗鬆症
の診断に用いる骨塩定量部位として有効である。しか
し、加齢による椎体の変形が生じるため、腰椎の領域抽
出が難しい症例がある。この内容については、「特集
多様化する骨塩定量測定」(雑誌「新医療」、1992年8
月号、98頁〜101頁)に詳しい。
【0004】このことから、骨塩定量装置において腰椎
や大腿骨等の領域を自動又は半自動的に抽出し、抽出さ
れた領域が不適当である場合は操作者が領域を補正し、
再度骨塩定量している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来は、マニュアル指
示により計測領域の境界等を設定するため、操作者の操
作に起因する測定誤差が生じる。また、腰椎などの場合
は計測領域を複数設定するため操作者にかかる負担も大
きい。
【0006】本発明の第1の目的は、オペレーションに
左右されない再現性の高い計測領域を抽出し、更に操作
者にかかる負担を軽減する骨塩定量方法を提供すること
にある。
【0007】本発明の第2の目的は、高低2種類のエネ
ルギーで撮影したX線画像より、骨塩定量に用いる差分
画像を安定に作成する骨塩定量方法を提供することにあ
る。
【0008】本発明の第3の目的は、撮影装置に起因す
る差分画像上のノイズを除去する骨塩定量方法を提供す
ることにある。
【0009】例えば、腰椎は加齢による椎体の変形が多
い部位であり、各腰椎間境界の特徴は、変形の少ない腰
椎と変形の多い腰椎とでは著しく異なる。
【0010】このように特徴の異なる部位を、一様の領
域抽出処理で抽出することは困難である。また、変形の
少ない腰椎は簡単な処理で抽出でき、変形の多い腰椎は
複雑な処理でないと抽出できない場合、変形の多い腰椎
のために変形の少ない腰椎に対しても一様に複雑な処理
で抽出すると、不必要な処理が生じて処理時間がかかっ
たり、領域抽出を失敗することもある。
【0011】本発明の第4の目的は、計測領域間の境界
設定が困難な場合でも境界を信頼性高く設定できる骨塩
定量方法を提供することにある。
【0012】本発明の第5目的は、計測領域の変形の程
度に応じた領域抽出を行うことができる骨塩定量方法を
提供することにある。
【0013】DEXA法やDPA(Dual Photon Absorpt
iometry)法、SPA(Single PhotonAbsorptiometry)法
等による骨塩量は一方向からの積分値で評価するため、
骨の変形や圧迫などがあると見かけの骨塩量が上昇する
ことがある。このため、骨塩量の上昇が治療による効果
か、変形によるものか判断して診断を行う必要がある。
例えば、腰椎を用いた骨粗鬆症の診断は、一般に第2腰
椎から第4腰椎の骨塩量の総合評価で行われている。仮
に、第2腰椎が変形のために骨塩量が上昇している場
合、第2腰椎の骨塩量は診断に用いずに第3腰椎と第4
腰椎の骨塩量で骨粗鬆症の診断を行う。ここで変形があ
るかの判断は、操作者が行っている。
【0014】本発明の第6の目的は、骨塩量の算出結果
に基づいて計測領域の変形や圧迫を推定する処理と、診
断に有効な骨塩量に補正するための処理とを備えた骨塩
定量方法を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るため、操作者の指示する計測領域内の1点の座標を計
測領域の輪郭と計測領域間の境界より求まる中心点に補
正し、中心点が安定するまで上記処理を繰り返す処理
と、補正した中心点に基づいて計測領域の大まかな輪郭
と計測領域間の仮境界を検出し、更に検出した大まかな
輪郭と仮境界から精密な輪郭と境界を検出する2段階検
出処理によって少なくとも1つの計測領域を抽出する
(以下、第1の手段という)。
【0016】上記第2の目的を達成するため、高低2種
類のエネルギーで撮影したX線画像と予め定めた係数を
用いて仮の差分画像を作成し、該仮の差分画像上に差分
画像作成のための基準値を求めるベース領域を設定し、
ベース領域内の上記X線画像間の濃度値比等から基準値
を求め差分画像を作成する。または、上記ベース領域を
上記仮の差分画像上に設定する方法に代えて、上記高低
2種類のX線画像上に設定する方法を用いてもよい(以
下、第2の手段という)。
【0017】上記第3の目的を達成するため、画像の近
接ライン間の相関が強い性質を利用してライン毎に算出
した平均濃度値や濃度標準偏差値などを合わせ込む処理
によりストライプ状のノイズを除去する(以下、第3の
手段という)。ここでのノイズ除去方法は差分画像に限
られるものではなく、ストライプ状のノイズがあらわれ
る画像に対しても用いることができる。
【0018】上記第4の目的を達成するため、予めしき
い値を用いたスキャンによって計測領域の輪郭を抽出
し、(1)該輪郭間の画像濃度値の累積濃度値と(2)平均濃
度値と(3)濃度標準偏差値、(4)上記輪郭間の長さ、(5)
境界間の長さ、(6)輪郭間の長さと境界間の長さの比、
(7)複数の境界間の長さの比の少なくとも1つを算出
し、予め定めた境界の適合度を表す評価関数により評価
し、評価した結果に基づいて境界を設定する(以下、第
4の手段という)。
【0019】上記第5の目的を達成するため、計測領域
の形状を操作者が判断し、予め計測領域の変形の度合い
に応じて用意された少なくとも2つの領域抽出アルゴリ
ズムのうち1つを選択して領域抽出を行う。また、操作
者が計測領域の形状を判断する代わりに、計測領域抽出
処理の中で選択することもできる。更に、1つのアルゴ
リズムで計測領域を抽出し、その測定結果に基づいて領
域抽出が成功か失敗かを判断し、再度他のアルゴリズム
で領域抽出を行うこともできる。また操作者と対話しな
がらアルゴリズムを選択することもできる(以下、第5
の手段という)。
【0020】上記第6の目的を達成するため、抽出され
た各計測領域の骨塩量と面積、計測領域間の骨塩量比と
面積比、各計測領域の傾きの少なくとも1つを算出し、
予め定めた評価基準により評価し、評価結果に基づいて
変形の可能性があるかどうかを推定し、推定結果に基づ
いて操作者が最終的な判断を行い、骨塩量や計測領域に
補正処理を行う(以下、第6の手段という)。
【0021】
【作用】上記第1の手段は、計測領域内に任意の1点を
指示する簡単なオペレーションにより少なくとも1つの
計測領域を抽出するので、操作者は従来のように計測領
域間境界などをマニュアルで設定する必要がなく負担が
軽減する。また操作者の設定する位置は計測領域内の任
意の1点であるため位置の正確さが必要なく、これによ
っても負担が軽減する。更に、操作者の指示した1点を
中心とする領域でしきい値を算出し、上記しきい値を用
いて計測領域の輪郭を検出し、輪郭をもとに計測領域間
の境界を検出し、検出した輪郭と境界の座標から計測領
域の中心点を算出し、この中心点を操作者の指示した1
点に置き換えて上述の処理を繰り返す。この繰り返し処
理により操作者がどの点を指示しても同じ中心点に収束
するので、操作者の指示に左右されない計測領域が抽出
できる。次に補正された中心点を中心とする領域内の濃
度値と予め定めたパラメータを用いて2つのしきい値を
設定し、1つのしきい値で計測領域の大まかな輪郭と計
測領域間の仮境界を検出し、更にもう1つのしきい値を
用いて精密な輪郭と境界を検出する2段階処理で最終的
な計測領域を抽出することで、1回の処理で抽出を誤る
ケースを防ぐことができ、より信頼性の高い領域が抽出
できる。
【0022】DEXA法における骨塩定量は、高低2種
類のエネルギーで撮影したX線画像から骨塩定量を行う
差分画像を作成して行う。この差分画像は、骨以外の軟
部組織の濃度を0と考えたときの画像であり、軟部組織
の濃度を0にするための基準値を上記X線画像上の軟部
組織部分から求め、上記2種のX線画像と基準値より作
成する。この基準値を算出する領域(以下、ベース領域
という)が安定しないと、基準値が変化してしまうの
で、作成される差分画像が異なり、差分画像から抽出さ
れる計測領域の再現性や骨塩量の信頼性が低下する。
【0023】上記第2の手段は、上記X線画像上の軟部
組織部分に計測領域抽出処理と同様の処理で検出される
大まかな輪郭と計測領域間の境界の位置をもとに上記ベ
ース領域を設定し、ベース領域内の上記X線画像間の濃
度値比等から基準値を求めて差分画像を作成するので、
ベース領域が画像に適応して安定に抽出でき、これによ
り基準値が安定し信頼性の高い差分画像が作成できる。
【0024】上記第3の手段は、差分画像上にあらわれ
るストライプ状のノイズを近接ライン間の相関性を利用
してライン毎の平均濃度値や濃度標準偏差値の合わせ込
み処理で除去するため、一般の平滑化処理などの方法に
比べ、エッジなど原画像の形状を保持することができ、
計測領域の抽出を精度良く行うことができる。
【0025】上記第4の手段は、予めしきい値を用いた
スキャンによって計測領域の輪郭を抽出し、(1)該輪郭
間の画像濃度値の累積濃度値と(2)平均濃度値と(3)濃度
標準偏差値、(4)上記輪郭間の長さ、(5)境界間の長さ、
(6)輪郭間の長さと境界間の長さの比、(7)複数の境界間
の長さの比の少なくとも1つを算出し、予め定めた境界
の適合度を表す評価関数により評価し、評価した結果に
基づいて境界を設定するので、信頼性の高い位置に計測
領域間境界が設定できる。例えば、計測領域境界の特徴
として、抽出された輪郭間の累積濃度値が低く、平均濃
度値が低いとき、それぞれの評価関数は特徴量である累
積濃度値(または平均濃度値)が低いほど評価値が高い
ものと定め、境界を設定する区間においてそれぞれの位
置における累積濃度値と平均濃度値を算出し、正規化さ
れた評価値を求める。次に、各位置における累積濃度値
の評価値と平均濃度値の評価値のうち低い方をその位置
の最終評価値とし、設定区間において最大の評価値を持
つ位置を計測領域間の境界に設定する。この方法によ
り、境界の特徴を最大に示す位置を境界として設定でき
る。この例は評価する特徴量が2つであるが、更に多く
の特徴量を組合せて設定することも可能である。また、
最終評価値の設定は、その位置における複数評価値の最
小値にする以外にも複数評価値の平均値や積の値を最終
評価値とすることもできる。
【0026】上記第5の手段は、計測領域の形状を操作
者が判断し、予め計測領域の変形の度合いに応じて用意
された少なくとも2つの領域抽出アルゴリズムのうち1
つを選択し、領域抽出を行うことができる。例えば、変
形が少なく腰椎領域抽出が容易な症例には、単純で処理
時間が短いアルゴリズムを選択し、変形が多く抽出が困
難な症例には、複雑で処理時間が長いが変形した腰椎の
抽出に強いアルゴリズムを選択することで、自動抽出率
の向上と、操作者のマニュアル設定誤差の回避、処理時
間の効率化が実現できる。ここで、計測領域の形状の判
断は操作者が行なう代わりに、計測領域抽出処理で行う
こともできる。また、予めアルゴリズムを選択する代わ
りに、最初に大部分の症例に強いアルゴリズムで計測領
域を抽出し、その測定結果に基づいて領域抽出が成功か
失敗か推定し、失敗である場合は他のアルゴリズムで再
度領域抽出を行なうこともできる。
【0027】上記第6の手段は、抽出した各計測領域の
骨塩量と面積、計測領域間の骨塩量比と面積比、各計測
領域の傾きの少なくとも1つを算出し、予め定めた評価
基準により評価し、評価結果に基づいて変形の可能性が
あるかどうかを推定することができる。例えば腰椎にお
いては第1から第4腰椎の各領域面積と骨塩量と各腰椎
の傾きを算出する。例えば各腰椎の傾きが大きく湾曲す
るようにばらついているならば変形している、第2腰椎
が他の腰椎の面積に比べて小さく高骨塩量値であるなら
ば、第2腰椎で圧迫による変形があると推定する。ま
た、各腰椎の骨塩量はある範囲内にあるが、ある1つの
腰椎の面積が極端に大きいならば腰椎領域抽出が失敗し
ていると推定することもできる。このように推定しする
ことによって操作者の診断を助けることができる。
【0028】
【実施例】本実施例は、DEXA(Dual Energy Xray A
bsorptiometry)法で腰椎正面を撮影し、腰椎の骨塩定
量を行なう例である。
【0029】図17は本発明を実現するシステム構成の
一例である。以下、各部の機能概要を説明する。
【0030】X線発生器171から高低2種類の電圧で
ファンビーム状のX線を交互に発生する。X線は被写体
170を通過し、X線検出器172で検出され、それぞ
れAD変換器173でAD変換される。X線発生器17
1とX線検出器172は連動して撮影区間を移動しなが
ら撮影を行ない、最終的に得られる2種類の画像が画像
処理装置174に送られる。画像処理装置174では、
以下に詳しく述べる骨塩量計測処理等を行なう。表示装
置175は画像や操作メッセージ、計測結果等を表示
し、操作卓176ではオペレータが画像上に1点を指示
するなど各種操作を行ない、外部記憶装置177では画
像データなどのデータを記憶し、出力装置178では表
示装置175での表示内容のハードコピーを行なう。
【0031】以下、骨塩定量方法について詳細に説明す
る。
【0032】DEXA法は、高低2種類の異なるエネル
ギーの放射線が組織を通過する際の組織における吸収の
差を利用して、骨の厚みを求め骨塩量を算出する方法で
ある。以下にDEXA法における骨塩量(BMD値)の
算出式を記す。BMD値(g/cm2)は BMD = ρ・Tb …… ρ:骨密度、Tb:骨の厚さ と表される。ここで、 Tb={In(IL0/IL)-(μsL/μsH)・In(IH0/IH)}/{μbH・
(μbL/μbH-μsL/μsH)} IL0 :低エネルギー入射X線強度 IH0 :高エネルギー入射X線強度 IL :低エネルギー透過X線強度 IH :高エネルギー透過X線強度 μs :軟部組織吸収係数 μb :骨吸収係数 である。 L = In(IL0/IL) H = In(IH0/IH) R = μsL/μsH G = ρ/(μbH・(μbL/μbH-μsL/μsH)) とおくとは、 BMD = (L−R・H)G …… と表せる。を画像として考えると、高低2種類のエネ
ルギーで撮影されたH、L画像の差分がBMD画像(以
下、差分画像という)になる。従って差分画像を作成す
れば、骨塩量は差分画像上の計測領域から算出できる。
の右辺で定まる差分画像を設定する場合は、変数であ
る基準値R(軟部組織におけるL、Hの吸収係数の比)
を算出しなければならない。本実施例では、軟部組織上
に基準値Rを算出するための領域(以下、ベース領域と
いう)を自動的に抽出し、基準値を算出して差分画像を
作成し、該画像上に計測領域を抽出し、骨塩量を算出す
る方法について説明する。処理手順のフローチャート
(以下、フローという)を図1に示す。
【0033】step10:計測領域内に1点を指示(図5) L画像50、H画像51、定数G、及び基準値Rの代わりに
定めた定数rにより式 BMD = (L−r・H)G …… を用いて定まる仮差分画像を表示し、マウス、トラック
ボール等で計測領域(腰椎)内に指示点53を設定する。
別の方法として、L画像50、またはH画像51を表示し、
指示点53を設定することもできる。仮差分画像は、L画
像50、H画像51に比べて計測領域の部分がはっきりした
画像になるため、指示点53がより設定しやすくなる。
【0034】step11:差分画像の設定 図2(a)に差分画像設定のフローを示す。
【0035】以下に、各ステップの詳細内容を記す。
【0036】step20:仮差分画像S´作成 L画像50、H画像51、定数Gを用い、任意定数rにより
仮差分画像S´を作成する。 S´(i,j) = (L(i,j)−r・H(i,j))G L画像50とH画像51は交互に撮影しているため、理論上
0.5画素ずれている。そこで、少なくとも一方の画像をC
ubic Convolutionなどを用いて位置合わせした後に仮差
分画像S´を作成することもできる。
【0037】step21:仮しきい値M´の算出(図8) 仮差分画像S´上で、指示点53を中心とする仮しきい値
骨部算出領域80、仮しきい値軟部算出領域81におけるそ
れぞれの平均濃度値Mb、Msを算出する。仮しきい値
M´を M´ = (Mb−Ms)k+Ms と設定する。ここでk=0〜1.0の値である。別の仮しき
い値M´の算出方法として以下に(a)(b)(c)の3例を記
す。
【0038】(a)仮しきい値算出領域を複数個(仮に
n、mとする)設定し、 Mb = min(Mbi) (i = 1… n) Ms = max(Msj) (j = 1… m) として仮しきい値M´を算出する。
【0039】(b)平均濃度値から算出するM´の他に、
濃度標準偏差値などから算出されるしきい値を共に用い
る。
【0040】(c)仮しきい値M´を一定値とする。
【0041】step22:指示腰椎90の抽出(図9) 指示腰椎90の抽出は、仮差分画像S´をあるサイズnで
平滑化した平滑仮差分画像Sb´上で行なう。
【0042】
【数1】
【0043】はじめに、指示点53の位置する腰椎の輪郭
93、腰椎間境界線94を検出し、次に、腰椎間境界線94か
ら求まる腰椎長95を基準にその他の腰椎の輪郭93、腰椎
間境界線94を検出する。
【0044】(a)輪郭93の検出: (i)スキャン開始点91の設定:指示点53の位置するライ
ン(仮にn)上では指示点53をスキャン開始点91として左
右にスキャンし、輪郭点931を検出する。それ以外のラ
インにおけるスキャン開始点91は、例えば、ライン(n+
1)、ライン(n-1)では検出済のライン(n)における左右輪
郭点931の中点のX座標をライン(n+1)、(n-1)における
スキャン開始点91のX座標とする。また、隣接ライン間
におけるそれぞれのスキャン開始点91が大きくずれるの
を防ぐため、ずれを抑制する処理を加えて、スキャン開
始点91のX座標を設定する。このように隣接するライン
の検出済輪郭点931から各ラインのスキャン開始点91を
設定する。同時に、スキャン開始点91からなるスキャン
開始点列97を設定する。 (ii)スキャン方法:各ラインにおけるスキャン開始点91
よりスキャン除外長921を除いた位置より左右にスキャ
ンし、仮しきい値M´と平滑仮差分画像Sb´上の画素
値grを比較し、条件式M´>grを満たす位置を輪郭
点931にする。最大スキャン長922までスキャンして条件
式を満たす点がない場合は最大スキャン長922の位置を
輪郭点931とする。スキャン除外長921を設けることによ
り腰椎内部の低濃度部でスキャンが失敗するのを防ぐこ
とができる。
【0045】(b)腰椎間境界94の検出:左右の輪郭93内
において、画素値grの累積値をライン毎に算出し、あ
る一定区間内で累積値が最小となるライン位置を腰椎間
境界94とする。
【0046】step23:腰椎中点算出(図10) 指示点53の位置する腰椎を囲む輪郭93、腰椎間境界94の
全座標値または一部分の座標値を平均して中心点54を算
出する。
【0047】step24:ベース領域100抽出(図10) step22で検出したスキャン開始点列97の座標(xi
i)より最小二乗法を用いてスキャン開始点列97を一
直線で近似したときの傾きaを算出する。
【0048】
【数2】
【0049】次に、傾きa、中心点54を通る近似直線10
1を設定し、指示腰椎90間の輪郭93中で近似直線101と最
も距離の離れた最遠点1021を検出する。最遠点1021より
ベース間隔幅1022の位置から近似直線101に平行で、指
示腰椎長96の長さのベース領域100を設定する。
【0050】step25:しきい値算出(図11) 仮差分画像S´上で、中心点54を基準としてしきい値骨
部算出領域111、しきい値軟部算出領域112を設定する。
仮しきい値算出の場合と同様に、それぞれの領域内の平
均濃度値Mb、Msを算出し、しきい値Mを M = (Mb−Ms)k+Ms とする。ここでk=0〜1.0の値である。
【0051】step26:終了条件 以下の2つを終了条件とする。
【0052】(a)指示点53と中心点54が一致した場合。
【0053】(b)繰り返し回数が一定回数以上になった
場合。(a)(b)を満たさない場合は、中心点54を指示点53
に置き換えてstep22〜step25を繰り返す。
【0054】step27:基準値算出(図10) 最終的に設定したベース領域100を用い、L画像50、H
画像51より基準値Rを算出する。 R = μsL/μsH step28:差分画像作成 算出した基準値Rより差分画像S52を作成する。 S(i,j) = (L(i,j)−R*H(i,j))G 以上のように差分画像を作成するが、別の方法として、
図2(b)に差分画像作成代案フローを示す。この案は、
基準値R算出、差分画像作成を複数回繰り返すことを特
徴とする。各ステップの処理は、前記の各ステップに記
した方法と同じである。ただし、step2b4の中点算出処
理終了条件は、前記step26の終了条件であり、step2b8
の終了条件は、(a)n回目に算出した基準値Rnと、(n
+1)回目に算出した基準値Rn+1が一致した場合(n
≧1)、(b)繰り返し回数が一定回数以上になった場合
である。
【0055】step12:差分画像の補正 図6に示すように差分画像S52を補正することによりス
トライプ状ノイズを除去した差分画像S52を作成する。
図3(a)に差分画像補正のフローを示す。
【0056】以下に、各ステップの詳細内容を記す。
【0057】step30:ライン毎の平均濃度値M131の算
出(図12) 差分画像S52上で、背景部121を除いた領域において
X方向のライン毎の平均濃度値M131を算出する。
【0058】step31:ライン毎の補正平均濃度値M´13
3の算出(図13) ライン毎の平均濃度値M131と重み関数W132を合わせ込
んで、ライン毎の補正平均濃度値M´133を算出する。
例えば、ライン位置L1311の平均濃度値ML1312から補
正平均濃度値M´L1313を算出するときは、平均濃度値
L1312とライン位置L1311の付近ラインの平均濃度値
M131を重み関数W132を用いて以下のように合わせ込
む。
【0059】
【数3】
【0060】step32:差分画像S52の補正 ライン毎の平均濃度値M131と補正平均濃度値M´133よ
り補正値bを算出し、ライン毎に画素値を変換する。例
えば、ライン位置Lにおける補正値bLは、 bL = M´L−ML と設定し、ライン位置L上の各画素gr(L,j)をgr´
(L,j)に変換する。 gr´(L,j) = gr(L,j)+bL 他のラインも同様に変換し、補正された差分画像S52を
作成する。別の差分画像の補正方法として以下(a)(b)
(c)に3例記す。
【0061】(a)図3(b)に差分画像補正の代案フローを
示す。
【0062】step3b0:ライン毎の平均濃度値M、濃度
標準偏差値σの算出 差分画像S52上で、背景部121を除いた領域においてX
方向のライン毎の平均濃度値M、濃度標準偏差値σを算
出する。
【0063】step3b1:ライン毎の補正平均濃度値M
´、補正濃度標準偏差値σ´の算出 step31と同様に、(数3)によりライン毎の補正平均濃度
値M´を算出する。
【0064】また、ライン位置Lの濃度標準偏差値σL
より補正標準偏差値σ´L
【0065】
【数4】
【0066】のように算出する。
【0067】step3b2:差分画像S52の補正 ライン毎の補正値a、bを算出し、ライン毎に画素値を
変換する。例えば、ライン位置Lにおける補正値aL
Lは、 aL = σ´L/σLL = (σL・M´L−σ´L・ML)/σL と設定し、ライン位置L上の各画素gr(L,j)をgr´
(L,j)に変換する。 gr´(L,j) = aL・gr(L,j)+bL 他のラインも同様に変換し、補正された差分画像S52を
作成する。
【0068】(b)2次以上のモーメントを用いた合わせ
込みを用いて差分画像を作成する。
【0069】(c)上記例のいずれかの方法により差分画
像を補正した後、更に差分画像作成時に算出した傾きa
(step25)を用いて、傾きaが垂直になるように画像全体
を回転変換して最終的な差分画像とする。回転変換に
は、Cubic Convolutionなどを用いる。計測領域(腰
椎)全体が傾いている場合は、回転変換することにより
計測領域が画像に対して垂直になるので、以下に述べる
仮腰椎間境界153、腰椎間境界154の検出がしやすくな
る。以上の差分画像の補正は、ノイズの影響が少ない場
合は必要なく、省略することができる。
【0070】step13:計測領域の抽出 図4(a)に計測領域抽出処理の大まかなフローを示す。
【0071】以下に、各ステップの詳細内容を記す。
【0072】step40:しきい値算出(図11) 差分画像S52上において、図11に示したように、差分
画像S52作成の際、step25で設定したしきい値骨部算出
領域111、しきい値軟部算出領域112より第1スキャンし
きい値M1、第2スキャンしきい値M2を算出する。step
25におけるしきい値算出方法と同様に、それぞれの領域
内の平均濃度値Mb、Msを算出し、 M1 = (Mb−Ms)k1+Ms M2 = (Mb−Ms)k2+Ms と設定する。ここで、k1、k2=0〜1.0、k1≦k2であ
る。別のしきい値算出方法として以下(a)(b)(c)に3例
示す。この3例は、step25で設定したしきい値骨部算出
領域111、しきい値軟部算出領域112を用いずに新たにし
きい値算出領域を設定する方法である。
【0073】(a)図14に示すように中心点54を基準に
複数個(仮にn、mとする)のしきい値骨部算出領域14
1、しきい値軟部算出領域142を設定し、各領域における
平均濃度値をMbi、Msjとするとき Mb = min(Mbi) (i = 1… n) Ms = max(Msj) (j = 1… m) と設定する。
【0074】(b)(a)と同じ仮定のもとに、
【0075】
【数5】
【0076】
【数6】
【0077】と設定する。
【0078】(c)step11(差分画像S52作成)の際に用
いた手順に従って中心点54を指示点53と置き換えて、差
分画像S52上において再度処理し、新たなしきい値算出
領域を設定する。
【0079】step41:指示腰椎90領域の抽出(図15) 図4(b)に腰椎領域抽出の詳細なフローを示す。以下各
ステップ毎に記す。
【0080】差分画像S52を任意サイズで平滑化した平
滑差分画像Sb1を作成し、Sb1上で、step22における
指示腰椎90の抽出と同様の手順に従ってしきい値M1
より、step44:第1スキャン輪郭151(輪郭93に対
応)、step45:仮腰椎間境界153(腰椎間境界94に対
応)を検出する。
【0081】 step46:第2スキャン輪郭152の検出(図15) 差分画像S52上で、左右の第1スキャン輪郭151で囲ま
れる内部をサイズmので平滑化した平滑差分画像Sb2
を作成する。平滑化のサイズmは第1スキャン輪郭151
検出時の平滑差分画像Sb1のサイズnより小さい。平
滑差分画像Sb2上において、第1スキャン輪郭151より
腰椎の中心方向にしきい値M2でスキャンする。平滑差
分画像Sb2上の画素値grとすると、条件gr>M2
満たす位置を第2スキャン輪郭152とする。別の第2ス
キャン輪郭152の検出方法として、平滑差分画像Sb2
における第1スキャン輪郭151の画素値grの値により
スキャン方向を変える方法がある。スキャン方向を変え
る条件は以下のようにする。(i)gr<M2のとき:腰椎
の中心方向(順方向)にスキャンし、条件gr>M2
満たす位置を第2スキャン輪郭152とする。
【0082】(ii)gr>M2のとき:逆方向にスキャン
し、条件gr<M2を満たす位置を第2スキャン輪郭152
とする。
【0083】(iii)gr=M2のとき:第1スキャン輪郭
151の点を第2スキャン輪郭152の点とする。
【0084】step47:腰椎間境界154の検出(図16) 仮腰椎間境界153を中心とする検索範囲161内で腰椎間境
界154を検出する。平滑差分画像Sb2上の検索範囲161
において、左右第2スキャン輪郭152内の画素値grの
累積値162をライン毎に算出する。更に累積値の移動平
均を算出し、その移動平均値を各ラインの累積値163と
する。検索範囲161内で累積値163が最小となるライン位
置164を腰椎間境界154とする。移動平均を算出すること
で、図16にも示す通り、最小累積値ライン位置162が
より安定に検出できるようになる。別の腰椎間境界154
の検出方法として以下(i)(ii)に2例記す。
【0085】(i)図16aに示すように、仮腰椎間境界1
53を中心とする傾き検出範囲165内のスキャン開始点列9
7の座標値よりstep25と同様に近似直線166を算出する。
次に、近似直線166に垂直で検索範囲161内の各ライン上
において、左右第2スキャン輪郭152内の画素値grの
累積値162をライン毎に算出する。更に累積値の移動平
均を算出し、その移動平均値を各ラインの累積値163と
する。検索範囲161内で累積値163が最小となるライン位
置164を腰椎間境界154とする。
【0086】(ii)左右第2スキャン輪郭152内の画素値
grの累積をライン毎に算出し、検索範囲161内で累積
値が最小となるライン位置を腰椎間境界154とする。
【0087】 step42:上方腰椎155領域の抽出(図15) 指示腰椎90領域抽出時と同様の方法で、図4(b)のフロ
ーに従って上方腰椎155の第1スキャン輪郭151、仮腰椎
間境界153を検出し、第2スキャン輪郭152、腰椎間境界
154を検出し、上方腰椎155領域を抽出する。
【0088】 step43:下方腰椎156領域の抽出(図15) 上記の上方腰椎155領域の抽出と同様の方法で図4(b)の
フローに従って下方腰椎155領域を抽出する。
【0089】以上の方法で設定した第2スキャン輪郭15
2、および腰椎間境界154より複数の腰椎領域を抽出す
る。
【0090】step14:骨塩量算出 差分画像S上の各腰椎領域内の平均濃度値を算出し、必
要であれば補正係数を掛けて骨塩量とする。また、各領
域内の画素数を算出し、補正係数を掛けて領域面積を求
める。また、全ての腰椎領域、または部分的な複数の腰
椎領域をまとめた骨塩量、面積なども算出する。
【0091】上記実施例は、主に変形の少ない腰椎抽出
に向いているものである。次に変形の多い腰椎抽出を主
対象とする骨塩定量の実施例を示す。以下、図18のフ
ローに従って説明する。
【0092】step180:仮差分画像S´作成 上記実施例のstep20と同様に作成する。
【0093】 step181:第3腰椎中心付近指示(図19) 仮差分画像を表示し、マウス、トラックボール等で第3
腰椎の中心付近に指示点53を設定する。指示点53を中心
付近に限るのは腰椎が圧迫されている症例では腰椎間境
界の検出が困難であり、指示点に制約を加えることによ
り、この制約を境界検出の判定に用い、境界を確実に検
出するためである。指示点53は第3腰椎に限らず、第2
腰椎でも第4腰椎でも良い。
【0094】step182:第3腰椎間境界検出 第3腰椎に接する腰椎間境界を検出する。この処理は図
18(b)のフローに従う。
【0095】step1820:しきい値M´算出 上記step21と同様にしきい値M´を算出する。
【0096】step1821:第3腰椎付近輪郭検出 上記step22と同様に、腰椎内部から外に向かってスキャ
ンし、輪郭93を検出する。検出する輪郭93の長さは予め
設定するか、または検出された輪郭93から輪郭間の長さ
a190を算出し、指示点53の上下に例えば、0.8×a
の長さとする。輪郭間の長さa190の設定方法は、指示
点53を中心とする上下数ラインの輪郭間の長さの平均値
とするか、または指示点53上の輪郭間の長さを直接取り
入れる方法がある。また、輪郭93はstep22のように1回
のスキャンで設定するほかに、上記step44、step46と同
様に2段階のスキャンを行なって輪郭93を絞り込むこと
もできる。この場合しきい値は2つ設定する。
【0097】 step1822:第3腰椎間境界(l3,l4)検出 step1821で設定した輪郭間の長さa190を基準に、境界
線設定範囲191を設定する。指示点53のライン位置をp
とすると、境界線設定範囲191は 上:p − 0.2×a 〜 p − 0.8×a 下:p + 0.2×a 〜 p + 0.8×a の範囲とする。もちろんこの範囲は変えることができ、
係数は0.2、0.8に限らない。次に、各境界線設定範囲19
1中より境界(l3,l4)を検出する。以下、境界l319
2の検出について説明する。境界線設定範囲191のライン
本数をnとする。境界線設定範囲191中の各ライン毎に
左右の輪郭間93の累積濃度値Ti(i=1,…,n)、平均濃
度値Ai(i=1,…,n)を算出する。次に累積濃度値Ti
最大値Tmax、最小値Tmin、平均濃度値Aiの最大値A
max、最小値Aminを求め、予め設定した評価関数の形状
に基づいて累積濃度の評価関数194と平均濃度の評価関
数195を作成する。ここでは評価関数は形状のみを予め
定めており、求めた最大値、最小値を用いて評価関数を
作成するが、予め評価関数が固定されていてもよい。境
界l3192は、境界線設定範囲191の各位置の最終評価値
のうち評価値が最大のライン位置である。各位置の最終
評価値の決定方法は以下のような3つの方法がある。
【0098】(1)累積濃度の評価値と平均濃度の評価
値のうち小さい方を最終評価値とする。
【0099】(2)累積濃度の評価値と平均濃度の評価
値の平均値を最終評価値とする。
【0100】(3)累積濃度の評価値と平均濃度の評価
値の積を最終評価値とする。
【0101】この例では、累積濃度値と平均濃度値の評
価値の組合せで境界l3192を検出しているが、更に濃度
標準偏差値、輪郭間の長さ等様々な組合せで検出しても
かまわない。境界l4193も同様に検出する。
【0102】 step1823:第3腰椎間境界(l3,l4)判定(図20) 境界(l3,l4)が適当であるかどうかを判定する。以
下の条件式(1)と(2)の両方を満たすとき境界(l
3,l4)は適当であるとする。図20に示すように、境
界l3192と境界l4193間の長さを境界長b200、指示点5
3と境界l3192間の長さを境界長b1201、指示点53と境
界l4193間の長さを境界長b2202とすると、 条件式(1) 0.45 ≦ a /b ≦ 0.85 条件式(2) 0.75 ≦ b1/b2 ≦ 1.25 ここで各条件式の定数は、指示点53が第3腰椎の中心付
近に設定されることを前提として大部分の腰椎が臨床的
に取り得る比の範囲として暫定的に定めた値であり、こ
の値に限るものではない。条件式(1)または条件式
(2)を満たさない場合は、境界線設定範囲191を変更
してstep1822に戻る。以下に境界線設定範囲の変更につ
いて説明する。
【0103】(a)条件式(1)を満たす場合 (i)b1/b2 < 0.75のとき、境界l3192より上方の
設定範囲に変更する。 (ii)b1/b2 > 1.25のとき、境界l4193より下方の
設定範囲に変更する。
【0104】 (b)条件式(1)を満たさず、a/b < 0.45の場合 (i)0.75 ≦ b1/b2 ≦ 1.25のとき、境界l3192よ
り上方の設定範囲と、境界l4193より下方の設定範囲に
変更する。 (ii)b1/b2 < 0.75のとき、境界l3192より上方の
設定範囲に変更する。 (iii)b1/b2 > 1.25のとき、境界l4193より下方
の設定範囲に変更する。
【0105】 (c)条件式(1)を満たさず、a/b > 0.85の場合 (i)0.75 ≦ b1/b2 ≦ 1.25のとき、境界l3192よ
り下方の設定範囲と、境界l4193より上方の設定範囲に
変更する。 (ii)b1/b2 < 0.75のとき、境界l4193より上方の
設定範囲に変更する。 (iii)b1/b2 > 1.25のとき、境界l3192より下方
の設定範囲に変更する。
【0106】step183:他腰椎間境界検出(図21) 上記step182と同様に腰椎間境界(l1,l2,l5)を検
出する。まずしきい値M´により輪郭93を上下に延長す
る。次に上方腰椎境界線設定範囲210と下方腰椎境界線
設定範囲211を設定する。境界線l3192の位置をl3、境
界l4193の位置をl4とする。第3腰椎の境界長b200を
用いて、 上方腰椎境界線設定範囲:l3 − 0.7×b 〜 l3
1.1×b (l2 − 0.7×b 〜 l2 − 1.1×b) 下方腰椎境界線設定範囲:l4 + 0.8×b 〜 l4
1.2×b の範囲とする。もちろんこの範囲は変えることができる
が、上方腰椎が小さく、下方腰椎が大きい傾向があるこ
とから上記のような範囲を設定している。次に各境界線
設定範囲中から境界(l1,l2,l5)を検出する。以
下に境界l2213の検出について説明する。上方腰椎境界
線設定範囲210のライン本数をmとする。上方腰椎境界
線設定範囲210中の各ライン毎に左右の輪郭間93の累積
濃度値Ti(i=1,…,m)、平均濃度値Ai(i=1,…,m)を
算出する。次に累積濃度値Tiの最大値Tmax、最小値T
min、平均濃度値Aiの最大値Amax、最小値Aminを求
め、予め設定した評価関数の形状に基づいて累積濃度の
評価関数194と平均濃度の評価関数195を作成する。ここ
では評価関数は形状のみを予め定めており、求めた最大
値、最小値を用いて評価関数を作成するが、予め評価関
数を固定してもよい。また、境界l3からの長さである
上方腰椎境界長c1215を算出し、基準とする第3腰椎の
境界長b200をもとに作成される上方腰椎境界長評価関
数217で評価値を求める。境界l2213は、上方腰椎境界
線設定範囲210の各位置の最終評価値のうち評価値が最
大のライン位置である。各位置の最終評価値の決定方法
は以下のような3つの方法がある。
【0107】(1)累積濃度の評価値と平均濃度の評価
値と上方腰椎境界長の評価値のうち最小値を最終評価値
とする。
【0108】(2)累積濃度の評価値と平均濃度の評価
値と上方腰椎境界長の評価値の平均値を最終評価値とす
る。
【0109】(3)累積濃度の評価値と平均濃度の評価
値と上方腰椎境界長の評価値の積を最終評価値とする。
【0110】この例では、累積濃度値と平均濃度値と上
方腰椎境界長の評価値の組合せで境界l2213を検出して
いるが、更に濃度標準偏差値、輪郭間の長さ等様々な組
合せで検出してもかまわない。境界l1212、境界l5214
も同様に検出する。下方腰椎境界長評価関数218の形状
は、上方腰椎境界長評価関数217の形状と少し異なり、
境界長b200より長い方が評価値が高くなっている。
【0111】以上の処理から第1〜第4腰椎の各腰椎間
境界を検出する。このように複数の評価値を総合評価す
ると、境界の特徴を最大に持つ位置を設定できる。
【0112】step184:ベース領域抽出 step183で検出した左右の輪郭93と境界li(i=2,…,5)
をもとにstep22と同様にベース領域を抽出する。ベース
領域の長さは、境界l2213と境界l5214間の長さ、また
は第3腰椎の境界長b200の長さの3倍とする。
【0113】step185:基準値算出 step27と同様に基準値を算出する。
【0114】step186:差分画像S作成 step28と同様に差分画像Sを作成する。
【0115】step187:しきい値算出 step40と同様にしきい値M1、M2を設定する。または、
しきい値M2のみ設定する。
【0116】step188:腰椎輪郭検出 step44、step46と同様に腰椎の輪郭を2段階のスキャン
で検出する。または、step183で検出した左右の輪郭93
を第1スキャン輪郭とし、しきい値M2で輪郭93から腰
椎の内側にスキャンを行ない、第2スキャン輪郭を検出
してもよい。
【0117】ここで検出した第2スキャン輪郭と境界l
i(i=1,…,5)で囲まれる領域がそれぞれの腰椎領域で
ある。
【0118】step189:骨塩量算出 差分画像S上の各腰椎領域内の平均濃度値を算出し、必
要であれば補正係数を掛けて骨塩量とする。また、各領
域内の画素数を算出し、補正係数を掛けて領域面積を求
める。また、全ての腰椎領域、または部分的な複数の腰
椎領域をまとめた骨塩量、面積なども算出する。
【0119】以上が変形の多い腰椎領域抽出を主対象と
する実施例である。
【0120】次に、骨の変形の推定例について説明す
る。
【0121】ここでは、腰椎正面像の領域抽出結果と各
腰椎の骨塩量から腰椎の湾曲と、腰椎の圧迫を推定す
る。まず湾曲は、抽出した各腰椎領域毎に輪郭間の中心
点からなる座標列を算出し、最小二乗法を用いて各腰椎
の傾きを算出する。各傾きが一定の方向性を保ち、ある
限られた範囲内でばらついているならば湾曲はないと推
定し、傾きが例えば、正から負、または負から正へと弧
を成すようにばらついているならば湾曲と推定する。骨
の圧迫は、各腰椎領域毎の面積と骨塩量を比較し、それ
ぞれがある限られた範囲内でばらついているならば圧迫
はないと推定し、限られた腰椎のみが他の腰椎に比べて
面積が小さく、骨塩量が高いならばその腰椎で圧迫があ
ると推定する。範囲はしきい値で設定するが、第3腰椎
の面積と骨塩量を基準にして、例えば0.8倍〜1.2
倍の範囲になければ圧迫とする。また、面積がばらつい
ていて、骨塩量のばらつきが小さいときは領域抽出が間
違っていると推定することもできる。このように骨の変
形を推定し、推定結果を参考に操作者が領域抽出結果を
判断し、必要に応じて再抽出処理や再計算処理、操作者
による補正処理を指示する。
【0122】以上に示した腰椎を対象とする少なくとも
2つの骨塩定量方法及び骨の変形の推定方法を備えた骨
塩定量装置内の画像処理装置174の例を示す。
【0123】画像処理装置174は、骨塩定量処理部1741と
骨変形推定部1742から構成されている(図22(a))。
骨塩定量処理部1741は骨塩定量を計測領域の変形等の状
態に応じた複数の骨塩定量方法、再骨塩定量処理等を備
えている。まず、計測領域の変形等に応じて操作者がど
の骨塩定量方法を用いるか選択し、操作卓176より指示
し、指示に基づいて骨塩定量処理部1741で、骨塩定量
し、さらに骨塩定量結果に基づいて、骨変形推定部1742
で骨の変形を推定する。または、第1の骨塩定量方法で
抽出した結果に基づいて骨変形推定部1742で骨の変形を
推定し、推定した結果に基づき第2の骨塩定量方法で再
度骨塩定量することもできる。
【0124】図22(b)は、骨状態判定部1743を骨塩
定量処理部1741の前に備え、上記の例において操作者が
選択していた骨塩定量方法を骨状態判定部1743で行なう
構成例である。例えば腰椎正面像の骨の状態判定は、画
像中央部の複数の縦方向のラインの濃度変化のプロファ
イルから、腰椎間が変形しているか判定し、適当な骨塩
定量方法を選択する。また、骨状態判定部1743での判定
結果に基づいて、操作者と対話しながら骨塩定量方法を
選択することもできる。
【0125】以上のように複数の骨塩定量方法を備える
ことにより、計測領域の状態に適した骨塩定量方法を選
択・適用することができるため、計測領域の自動抽出率
が向上する。また、操作者に起因する誤差や再現性の低
下を避けることができる。
【0126】
【発明の効果】以上述べたように、本発明は、安定した
差分画像の作成、オペレーションに左右されない計測領
域の自動抽出方法、及び計測領域の変形にも強い領域自
動抽出方法を提供するため、自動抽出率が高く、再現性
の高い骨塩定量方法として有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】骨塩量計測全体の処理フロー。
【図2】(a)差分画像作成処理フロー。 (b)差分画像作成処理(代案)フロー。
【図3】(a)差分画像補正処理フロー。 (b)差分画像補正処理(代案)フロー。
【図4】(a)計測領域抽出処理フロー。 (b)計測領域抽出処理の詳細なフロー。
【図5】差分画像作成の概要を示す図。
【図6】差分画像補正の概要を示す図。
【図7】側面輪郭71と計測領域間境界72によって抽出さ
れる複数計測領域70からなる腰椎正面を示す図。
【図8】仮しきい値算出処理を説明する図。
【図9】指示腰椎検出処理を説明する図。
【図10】ベース領域設定処理を説明する図。
【図11】しきい値算出処理を説明する図。
【図12】差分画像を補正する際の有効領域を示す図。
【図13】合わせ込みによるライン補正処理を説明する
図。
【図14】しきい値算出領域処理(代案)を説明する
図。
【図15】複数の計測領域(腰椎)の抽出処理を説明す
る図。
【図16】(a)腰椎間境界を設定する処理を説明する
図。 (b)腰椎間境界を設定する処理(代案)を説明する
図。
【図17】本発明を実現するシステム構成の一例を示す
図。
【図18】(a)腰椎の椎間の変形に強い骨塩量計測全
体の処理フロー。 (b)第3腰椎間境界検出の処理フロー。
【図19】第3腰椎間境界検出方法を説明する図。
【図20】第3腰椎間境界の判定を説明する図。
【図21】第3腰椎以外の腰椎間境界検出方法を説明す
る図。
【図22】図17の画像処理装置について一例を示す
図。
【符号の説明】
52…差分画像、53…指示点、54…中心点、70…計測領
域、71…側面輪郭、72…計測領域間境界、100…ベース
領域、151…第1スキャン輪郭、152…第2スキャン輪
郭、153…仮腰椎間境界、154…腰椎間境界、194,195,21
7,218…評価関数。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06F 15/62 320 P 9365−5L 390 A 9287−5L (72)発明者 熊本 三矢戒 東京都千代田区内神田1丁目1番14号 株 式会社日立メディコ内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】X線画像を用いて所望の計測領域を抽出し
    骨塩定量を行なう方法であって、(a)高低2種類のエネ
    ルギーで撮影したX線画像と予め定めた係数を用いて仮
    の差分画像を作成し、(b)該仮の差分画像上に計測領
    域中の任意の1点を指示し、該指示点をもとに予め定
    められた形のベース領域を抽出し、上記X線画像上に
    おける上記ベース領域内の濃度値比等から算出される基
    準値を設定し、上記基準値を用いて差分画像を作成
    し、(c)該差分画像上に上記指示点を含む計測領域を含
    めて少なくとも1つの計測領域を抽出し、(d)該計測領
    域内の平均濃度値より骨塩量を算出することを特徴とす
    る骨塩定量方法。
  2. 【請求項2】上記(b)ベース領域を抽出する処理は、
    (b1)上記計測領域中の上記指示点をもとに上記基準値を
    算出するための上記ベース領域を抽出し、上記計測領域
    を抽出するためのしきい値を上記ベース領域内の濃度値
    より設定する処理、(b2)上記計測領域の側面輪郭を検出
    する処理、(b3)上記計測領域間の境界を検出する処理、
    (b4)上記計測領域の中心点を算出する処理、(b5)上記(b
    4)で求めた中心点を上記(b1)の指示点に置き換えて上記
    (b1)〜(b4)の処理を予め定めた繰り返し終了条件を満た
    すまで複数回繰り返す処理からなる請求項1記載の骨塩
    定量方法。
  3. 【請求項3】上記(c)計測領域の抽出処理は、上記計測
    領域の大まかな側面輪郭及び境界を抽出し、更に精密な
    側面輪郭及び境界を抽出する2段階処理よりなる請求項
    1記載の骨塩定量方法。
  4. 【請求項4】上記(b)差分画像を作成する処理は、そ
    の後処理として、上記差分画像におけるライン毎の濃度
    値特徴量を用いて、近接ラインを合わせ込むことにより
    上記差分画像を補正する処理を含む請求項1記載の骨塩
    定量方法。
  5. 【請求項5】X線画像を用いて所望の計測領域を抽出し
    骨塩定量を行なう方法であって、(a)高低2種類のエネ
    ルギーで撮影したX線画像と予め定めた係数を用いて仮
    の差分画像を作成し、(b)該仮の差分画像上に計測領
    域中の任意の1点を指示し、該指示点をもとに予め定
    められた形のベース領域を抽出し、上記X線画像上に
    おける上記ベース領域内の濃度値比等から算出される基
    準値を設定し、該基準値を用いて差分画像を作成し、
    (c)該差分画像の上記ベース領域内の濃度値からしき
    い濃度値を設定し、上記計測領域の側面の輪郭を抽出
    し、該計測領域間の少なくとも2本の境界を(1)上記
    輪郭間の画像濃度値の累積濃度値と(2)平均濃度値と(3)
    濃度標準偏差値、(4)上記輪郭間の長さ、(5)境界間の長
    さ、(6)輪郭間の長さと境界間の長さの比、(7)複数の境
    界間の長さの比の少なくとも1つを用いて算出し、予
    め定めた境界の適合度を表す評価関数により算出値を評
    価し、評価した結果に基づいて境界を設定し、上記
    指示点を含む計測領域を含めて少なくとも1つの計測領
    域を抽出し、(d)上記計測領域内の平均濃度値より骨塩
    量を算出することを特徴とする骨塩定量方法。
  6. 【請求項6】上記(c)計測領域を抽出する処理は、所
    望の計測領域の形状と状態に応じて適用できる少なくと
    も2つの計測領域抽出アルゴリズムを有する請求項5記
    載の骨塩定量方法。
  7. 【請求項7】上記(c)計測領域を抽出する処理は、上
    記少なくとも2つの計測領域抽出アルゴリズムのうち、
    どのアルゴリズムを適用するかを決定する処理を有する
    請求項5記載の骨塩定量方法。
  8. 【請求項8】上記計測領域抽出アルゴリズムは、腰椎領
    域抽出アルゴリズムを含む請求項6記載の骨塩定量方
    法。
  9. 【請求項9】上記少なくとも2つの計測領域抽出アルゴ
    リズムは、所望の計測領域の形状と状態に応じてどのア
    ルゴリズムを適用するかを操作者が決定するものである
    請求項6記載の骨塩定量方法。
  10. 【請求項10】上記決定する処理は、操作者と対話しな
    がら行なう請求項9記載の骨塩定量方法。
  11. 【請求項11】上記(c)計測領域を抽出する処理は、
    上記計測領域抽出アルゴリズムによって抽出される計測
    領域の形状と骨塩量、複数計測領域の総合的な形状と骨
    塩量の少なくとも1つを予め定めた評価基準値により評
    価し、上記計測領域の変形を推定する処理を含む請求項
    6記載の骨塩定量方法。
  12. 【請求項12】上記変形を推定する処理は、骨塩量と計
    測領域の少なくとも一方に補正が必要であるかどうかを
    推定する処理を含む請求項11記載の骨塩定量方法。
  13. 【請求項13】上記補正が必要であるかどうかを推定す
    る処理は、操作者と対話しながら行なう請求項12記載
    の骨塩定量方法。
JP5268585A 1993-01-18 1993-10-27 骨塩定量方法 Pending JPH06261894A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5268585A JPH06261894A (ja) 1993-01-18 1993-10-27 骨塩定量方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5-5639 1993-01-18
JP563993 1993-01-18
JP5268585A JPH06261894A (ja) 1993-01-18 1993-10-27 骨塩定量方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06261894A true JPH06261894A (ja) 1994-09-20

Family

ID=26339606

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5268585A Pending JPH06261894A (ja) 1993-01-18 1993-10-27 骨塩定量方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06261894A (ja)

Cited By (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006517826A (ja) * 2003-02-05 2006-08-03 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 定量解析の精度表示
US7088851B2 (en) 2001-02-13 2006-08-08 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus, image processing system, image processing method and storage medium
JP2010074812A (ja) * 2008-08-18 2010-04-02 Aloka Co Ltd 画像処理装置
JP2010131201A (ja) * 2008-12-04 2010-06-17 Fujifilm Corp 人体構造物の解剖学的特徴点検出装置及び方法並びにプログラム
JP2011044016A (ja) * 2009-08-21 2011-03-03 Olympus Corp 三次元細胞画像解析装置
WO2012117889A1 (ja) * 2011-02-28 2012-09-07 日立アロカメディカル株式会社 骨密度測定装置
WO2012128036A1 (ja) * 2011-03-18 2012-09-27 日立アロカメディカル株式会社 骨密度測定装置
JP2012200329A (ja) * 2011-03-24 2012-10-22 Hitachi Aloka Medical Ltd 骨塩量測定装置
KR101253115B1 (ko) * 2012-11-21 2013-04-10 건국대학교 산학협력단 골격 맞춤형 골밀도 측정 장치 및 방법
JP2015093001A (ja) * 2013-11-11 2015-05-18 日立アロカメディカル株式会社 医療用x線測定装置及び検出値列処理方法
JP2016119954A (ja) * 2014-12-24 2016-07-07 好民 村山 放射線撮影装置
CN107007294A (zh) * 2016-01-28 2017-08-04 株式会社日立制作所 X射线图像诊断装置以及骨密度测量方法
CN107072607A (zh) * 2014-10-29 2017-08-18 株式会社岛津制作所 图像处理装置
JP2017217227A (ja) * 2016-06-08 2017-12-14 株式会社日立製作所 X線画像診断装置及び骨密度測定方法
CN107485405A (zh) * 2017-08-18 2017-12-19 浙江康源医疗器械有限公司 一种利用参考模块测量骨密度的装置
WO2018198206A1 (ja) * 2017-04-25 2018-11-01 株式会社島津製作所 X線撮像装置
JP2018192055A (ja) * 2017-05-18 2018-12-06 富士フイルム株式会社 画像処理装置、放射線画像撮影システム、画像処理方法、及び画像処理プログラム
JP2018192053A (ja) * 2017-05-18 2018-12-06 富士フイルム株式会社 画像処理装置、放射線画像撮影システム、画像処理方法、及び画像処理プログラム
JP2018192054A (ja) * 2017-05-18 2018-12-06 富士フイルム株式会社 画像処理装置、放射線画像撮影システム、画像処理方法、及び画像処理プログラム
WO2021153592A1 (ja) * 2020-01-29 2021-08-05 キヤノン株式会社 画像処理装置、放射線撮影装置、画像処理方法及びプログラム
WO2021210442A1 (ja) * 2020-04-16 2021-10-21 浜松ホトニクス株式会社 放射線検査方法、放射線検査装置、放射線検査システム、及び放射線検査プログラム

Cited By (31)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7088851B2 (en) 2001-02-13 2006-08-08 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus, image processing system, image processing method and storage medium
JP2006517826A (ja) * 2003-02-05 2006-08-03 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 定量解析の精度表示
JP2010074812A (ja) * 2008-08-18 2010-04-02 Aloka Co Ltd 画像処理装置
JP2010131201A (ja) * 2008-12-04 2010-06-17 Fujifilm Corp 人体構造物の解剖学的特徴点検出装置及び方法並びにプログラム
JP2011044016A (ja) * 2009-08-21 2011-03-03 Olympus Corp 三次元細胞画像解析装置
CN103415251A (zh) * 2011-02-28 2013-11-27 日立阿洛卡医疗株式会社 骨密度测量装置
WO2012117889A1 (ja) * 2011-02-28 2012-09-07 日立アロカメディカル株式会社 骨密度測定装置
JP2012179076A (ja) * 2011-02-28 2012-09-20 Hitachi Aloka Medical Ltd 骨密度測定装置
TWI501753B (zh) * 2011-02-28 2015-10-01 Hitachi Aloka Medical Ltd 骨密度測量裝置
WO2012128036A1 (ja) * 2011-03-18 2012-09-27 日立アロカメディカル株式会社 骨密度測定装置
CN103442638A (zh) * 2011-03-18 2013-12-11 日立阿洛卡医疗株式会社 骨密度测量装置
JP2012192118A (ja) * 2011-03-18 2012-10-11 Hitachi Aloka Medical Ltd 骨密度測定装置
JP2012200329A (ja) * 2011-03-24 2012-10-22 Hitachi Aloka Medical Ltd 骨塩量測定装置
KR101253115B1 (ko) * 2012-11-21 2013-04-10 건국대학교 산학협력단 골격 맞춤형 골밀도 측정 장치 및 방법
JP2015093001A (ja) * 2013-11-11 2015-05-18 日立アロカメディカル株式会社 医療用x線測定装置及び検出値列処理方法
CN107072607A (zh) * 2014-10-29 2017-08-18 株式会社岛津制作所 图像处理装置
CN107072607B (zh) * 2014-10-29 2019-12-27 株式会社岛津制作所 图像处理装置
JP2016119954A (ja) * 2014-12-24 2016-07-07 好民 村山 放射線撮影装置
CN107007294A (zh) * 2016-01-28 2017-08-04 株式会社日立制作所 X射线图像诊断装置以及骨密度测量方法
JP2017217227A (ja) * 2016-06-08 2017-12-14 株式会社日立製作所 X線画像診断装置及び骨密度測定方法
WO2017212859A1 (ja) * 2016-06-08 2017-12-14 株式会社日立製作所 X線画像診断装置及び骨密度測定方法
KR20190125437A (ko) * 2017-04-25 2019-11-06 가부시키가이샤 시마쓰세사쿠쇼 X 선 촬상 장치
WO2018198206A1 (ja) * 2017-04-25 2018-11-01 株式会社島津製作所 X線撮像装置
JPWO2018198206A1 (ja) * 2017-04-25 2019-12-19 株式会社島津製作所 X線撮像装置
JP2018192055A (ja) * 2017-05-18 2018-12-06 富士フイルム株式会社 画像処理装置、放射線画像撮影システム、画像処理方法、及び画像処理プログラム
JP2018192053A (ja) * 2017-05-18 2018-12-06 富士フイルム株式会社 画像処理装置、放射線画像撮影システム、画像処理方法、及び画像処理プログラム
JP2018192054A (ja) * 2017-05-18 2018-12-06 富士フイルム株式会社 画像処理装置、放射線画像撮影システム、画像処理方法、及び画像処理プログラム
CN107485405A (zh) * 2017-08-18 2017-12-19 浙江康源医疗器械有限公司 一种利用参考模块测量骨密度的装置
CN107485405B (zh) * 2017-08-18 2021-02-19 浙江康源医疗器械有限公司 一种利用参考模块测量骨密度的装置
WO2021153592A1 (ja) * 2020-01-29 2021-08-05 キヤノン株式会社 画像処理装置、放射線撮影装置、画像処理方法及びプログラム
WO2021210442A1 (ja) * 2020-04-16 2021-10-21 浜松ホトニクス株式会社 放射線検査方法、放射線検査装置、放射線検査システム、及び放射線検査プログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH06261894A (ja) 骨塩定量方法
US6892088B2 (en) Computer-assisted bone densitometer
US20180144489A1 (en) Registration of fluoroscopic images of the chest and corresponding 3d image data based on the ribs and spine
US7609871B2 (en) Automatic region of interest locator for AP spinal images and for hip images in bone densitometry
JPH0614193A (ja) ディジタル放射線画像における自動階調スケール生成方法
JP4785133B2 (ja) 画像処理装置
KR101936506B1 (ko) 단층촬영 이미지로부터 자동으로 근육량을 계산하는 방법
KR20210140985A (ko) 콥 각도 측정 방법 및 시스템, 콥 각도 측정 프로그램
JPH08103439A (ja) 画像の位置合わせ処理装置及び画像間処理装置
US7085407B2 (en) Detection of ribcage boundary from digital chest image
JP5576631B2 (ja) 放射線撮影装置、放射線撮影方法、及びプログラム
JP2002177249A (ja) ディジタル胸部画像のリブケイジ境界検出方法
US7724934B2 (en) Gradation conversion processing
JPH07284020A (ja) 骨密度計測方法
US10089728B2 (en) Radiation-image processing device and method
US7139419B2 (en) Image processing apparatus, method and storage medium
JPH09266901A (ja) 放射線画像の画像処理条件決定装置及び画像処理装置
JP2001351092A (ja) 画像処理選択方法および画像選択方法ならびに画像処理装置
US20040114726A1 (en) Method for Calibrating bone mineral density index variation and recording medium for storing program for executing the same
US20020181755A1 (en) Method for measuring bone mineral density by using X-ray image
US8121381B2 (en) X-ray image processing apparatus and method
JP3731400B2 (ja) 画像処理方法および画像処理装置
JP2005109908A (ja) 画像処理装置および画像処理プログラム
US10475180B2 (en) Radiation-image processing device and method
JP2002140714A (ja) 特徴量正誤判定方法および画像処理装置