JPH0626145Y2 - 農業用マット - Google Patents

農業用マット

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Publication number
JPH0626145Y2
JPH0626145Y2 JP1988123206U JP12320688U JPH0626145Y2 JP H0626145 Y2 JPH0626145 Y2 JP H0626145Y2 JP 1988123206 U JP1988123206 U JP 1988123206U JP 12320688 U JP12320688 U JP 12320688U JP H0626145 Y2 JPH0626145 Y2 JP H0626145Y2
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JP
Japan
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sheet
air
sunlight
budding
mat
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Application number
JP1988123206U
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JPH0244958U (ja
Inventor
達郎 大橋
康和 山下
Original Assignee
ハイシート工業株式会社
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Publication date
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/10Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
    • Y02A40/25Greenhouse technology, e.g. cooling systems therefor

Landscapes

  • Protection Of Plants (AREA)
  • Greenhouses (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は育苗(例えば水稲育苗)に最適な光線環境と
温度保持の機能を有する農業用マットに関するものであ
る。
(従来の技術) 全国的に普及されている育苗方式には、電熱育苗器を
利用する方式、ハウス内で育苗箱を積重ねる方式、
ハウス内に育苗箱をベタ並べする方式がある。
上記の方式では出芽に最適な状況や緑化に必要な環境
を電熱によって作れるが、電熱育苗器自身が高価な上
に、これにより出芽した苗は“もやし”のように腰高で
弱々しく、緑化に際して太陽光線に直接当てると、白化
現象が起き葉先を枯死させる虞れがあった。このため、
直射日光を避ける工夫が必要になった。
また、上記及びの方式では天候に左右され易く、即
ち、気温が著しく低い場合に出芽しないことがあった
り、著しく高い場合には高温障害が起き、苗焼けが生ず
ることがあった。このため、日照の少ない時期や寒冷地
では出芽及び緑化時に保温対策が必要となった。
前記直射日光を避けたり、保温対策には従来からコモや
ムシロ或いはビニールシートなどが使用されていた。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、ビニールシートは透光性があるが保温性
に欠け、太陽が出ている日中には使用できないし、適度
で安定した温度を長時間維持できなかった。コモやムシ
ロは保温性があっても透光性が悪かった。
従って、出芽及び緑化に最適な環境を作るためには夜間
や寒冷地ではビニールシートとコモ又はムシロ等を何枚
も掛ける必要があったし、日照の強い日と弱い日とでは
何を掛け、何を剥ぐかは多くの失敗と経験を重ねないと
判断出来ず、非常に不便であった。
この考案は厳しい太陽光線をまろやかな光に変え、稲な
どの作物に適度の安定した温度を与えることができる農
業用マットを提供することを目的としている。また、他
の目的は出芽と緑化の両方に簡易に使用できるととも
に、夜間や寒冷地、日照の強い日或いは弱い日における
保温性と適正透光が即座に得られる農業用マットを提供
することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、この考案は発泡シートと、
一面に多数の独立した気泡体を有するエヤーマルチシー
トとを一側縁にて冊子状に綴じ、両者を重ねた状態で使
用することにより、ハウス天井より照射する太陽光線を
出芽と同時に緑化させるに必要な温度と柔らかな光線が
得られるようにする他、夜間や寒冷地ではエヤーマルチ
シートを内、発泡シートを外にして使用し、日照の強い
日にはエヤーマルチシートを剥いで発泡シートだけで、
逆に日照の弱い日には発泡シートを剥いでエヤーマルチ
シートだけで使用できるように構成したものである。
〔実施例〕
次に、この考案を添付図面に示す一実施例に基づいて説
明する。
図において、1は本願マットで、該本願マット1は発泡
シート2と、片面に多数の独立した気泡体3を形成した
エヤーマルチシート4とを一側縁にて冊子状に綴じてな
る。この発泡シート2及びエヤーマルチシート4に使用
する合成樹脂としては、ポリエチレン、ポリビニールク
ロライド、ポリオレフィン等が用いられる。また、発泡
シート2は、ある程度の柔軟性と断熱効果があり、透光
率が50%位のものが好ましい。発泡倍率は1.5〜3.0倍
の低発泡のものがよい。
前記エヤーマルチシート4は発泡シート2を透過した太
陽光線を、空気入り気泡体3により拡散して柔らかな光
線に変えて苗等の作物に注ぐ機能と、太陽光線により温
められた密閉させた気泡体3内の空気の温度を持続(保
温)させる機能とを備える。こられの機能を有効に発揮
させるためには気泡の大きさを0.1cc〜0.3cc程度の空気
が入った大きさの気泡体3とするが好ましい。即ち、気
泡体3がこれより小であると保温機能が低く、これより
大であると高温障害の原因になるからである。
また、前記発泡シート2とエヤーマルチシート4とを冊
子状に綴り、これを重ねた状態で使用するときは、発光
温体の明るさと、応用工学の原理作用によって種子養分
をコントロールでき、日照の少ない低温時もその障害又
高熱障害を受けることがなく、適度の光線透過量によっ
て出芽と同時に緑化した健苗を作るために有効である。
前記発泡シート2とエヤーマルチシート4との綴じ方法
は接着剤接着或いは熱溶着接着がよいが縫い付け方法で
もホッチキスのような止め具を利用したものであっても
よい。
また、エヤーマルチシート4を発泡シート2に綴じ込む
ときは、気泡体3側が外側になるようにするが、第2図
示の如く気泡体3側が内側になるように綴ってもよい。
上記マット1の使用方法は、ビニールハウスAの内部
に、ベタに2〜4列に並べた育苗箱5の上に掛けて使用
する。この場合、エヤーマルチシート4側を下(内側)
にし、発泡シート2を上(外側)にする。このようにす
ることにより気泡体3内の空気が温まり易くなる上に、
発泡シート2を透過した太陽光線を空気入り気泡体3に
より拡散して柔らかな光線になって苗等の作物6に注ぐ
ことができる。また、太陽光線により温められた密閉さ
せた気泡体3内の空気の温度を長時間持続させることが
可能となり、夜間や寒冷地における保温上有効である。
しかも、保湿性がよいためエヤーマルチシート4の表面
が有滴状態になり易く、床土を潤すから出芽と同時に緑
化した腰が強い苗が得られる。
また、日照の強い日には第4図示の如くエヤーマルチシ
ート4を剥いで発泡シート2だけを掛ければ日陰を作る
ことができる一方、日照の弱い日には第5図示の如く発
泡シート2を剥いでエヤーマルチシート4だけを掛けて
使用すれば日光不足を補うことができる。
なお、本願マットは露地又はハウス内における水稲育苗
に最適の光線環境と温度保持の機能を有するが、トマト
やキュウリや苺等の栽培、その他の一般園芸保温資材と
しても効果的に使用することもできる。
〔考案の効果〕
以上の如く、この考案は発泡シートと、一面に多数の独
立した気泡体を有するエヤーマルチシートとを一側縁に
て冊子状に綴じたことを特徴としているから、発泡シー
トを外にして重ねて使用してハウス天井より透過した太
陽光線をエヤーマルチシートの気泡内で拡散光線或いは
集光光線となって育苗箱内に注ぐことが可能となり、充
分に保温効果があり、出芽に最適な状況を簡易に作るこ
とができ、出芽と同時に自然緑化を可能とする。しか
も、生命力の強い腰の低いエネルギーのある健苗の発芽
が得られ、増収への道に繋がる。
また、日照の強い日にはエヤーマルチシートを剥いで発
泡シートだけで、逆に日照の弱い日には発泡シートを剥
いでエヤーマルチシートだけで使用できる。即座に適正
保温と適正透光が得られるという各種の優れた効果を奏
するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図はこの考案の実施例を示す断面図、第
3図〜第5図は使用状態を示す断面図である。 1…本願マット 2…合成樹脂シート 3…気泡体 4…エアーマルチシート

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】発泡シートと、一面に多数の独立した気泡
    体を有するエヤーマルチシートとを一側縁にて冊子状に
    綴じたことを特徴とする農業用マット。
JP1988123206U 1988-09-20 1988-09-20 農業用マット Expired - Lifetime JPH0626145Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988123206U JPH0626145Y2 (ja) 1988-09-20 1988-09-20 農業用マット

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988123206U JPH0626145Y2 (ja) 1988-09-20 1988-09-20 農業用マット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0244958U JPH0244958U (ja) 1990-03-28
JPH0626145Y2 true JPH0626145Y2 (ja) 1994-07-20

Family

ID=31371847

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JP1988123206U Expired - Lifetime JPH0626145Y2 (ja) 1988-09-20 1988-09-20 農業用マット

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JPH0244958U (ja) 1990-03-28

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