JPH06261231A - 水中視認装置 - Google Patents

水中視認装置

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JPH06261231A
JPH06261231A JP5046655A JP4665593A JPH06261231A JP H06261231 A JPH06261231 A JP H06261231A JP 5046655 A JP5046655 A JP 5046655A JP 4665593 A JP4665593 A JP 4665593A JP H06261231 A JPH06261231 A JP H06261231A
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JP
Japan
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light
image
laser light
camera
visual recognition
Prior art date
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Pending
Application number
JP5046655A
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English (en)
Inventor
Mikio Mori
実紀夫 森
Toshitaka Saitou
利貴 斉藤
Yoichi Kenmochi
庸一 剣持
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IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 濁水中でも対象物を視認することができる水
中視認装置を提供することこと。 【構成】 水中の対象物に光を照射して得られる反射光
に基づいてその対象物を画像表示する水中視認装置にお
いて、モードロック機構を有すると共に、パルスレーザ
光LP を対象物に出射するパルス光源13、14、1
6、17、18と、対象物19からの反射光LPRを受け
てこれを増倍して画像を形成するイメージインテンシフ
ァイアと、あらかじめ撮像距離が入力され、パルス光源
13、14、16、17、18から出射し対象物19で
反射した反射光LPRがイメージインテンシファイアに戻
ってくるときのみその反射光LPRを取り込むようにイメ
ージインテンシファイアのシャッタを制御する取り込み
制御手段20、22、23とを備えたことを特徴として
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水中視認装置に関し、
特に濁水中でも対象物を視認することができる水中視認
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】海洋調査や海洋工事等を行う場合、海底
の状況や海底に設置した構造体の状況を視認する必要が
ある。水中の構造体を視認する装置として水中視認装置
がある。
【0003】図10は従来の水中視認装置の概念図であ
る。
【0004】同図に示すように水中視認装置は、透過窓
1、2を有する筐体3と、水中の対象物4に透過窓1を
介して連続光LC を出射する白熱灯(または集魚灯(緑
色光))5と、白熱灯5を点灯するための電源6と、対
象物4からの反射光LR を透過窓2を介して受光し画像
信号を発生するカメラ7と、カメラ7からの画像信号に
基づいてディスプレイ8を駆動するカメラ制御画像処理
装置9と、対象物4を可視表示するディスプレイ8とで
構成されている。上記各部材1、2、5〜9は筐体3内
に水密構造で内蔵されている。
【0005】一般に潜水夫がこのような水中視認装置を
持って水中に潜り対象物4を画像化したうえで視認した
り、R.O.V(無人潜水艇)に装備して対象物4を撮
影したりすることが行われている
【0006】
【発明が解決しようとする課題】近年、海洋工事等にお
いて、透明度の高い水中だけでなく、透明度が極めて低
い濁水中で作業を行う場合もあり、このような状況下に
おいても視認したいとのユーザからの要望が増加してい
る。
【0007】しかしながら、このような場合において、
通常の白熱灯を点灯すると濁水中では土、ゴミあるいは
プランクトンなどの浮遊物(散乱体)で光が散乱してし
まう。この後方散乱光(ノイズ)により前方の様子や対
象物等を視認することができないことがある。また、内
湾等流れが澱みがちな場所で海洋工事を行うと海底の汚
泥が拡散して濁水海域となる。こうした状況下では、視
界が悪化するだけでなく後方散乱光が増加して対象物を
視認することができず、作業が困難となってしまう。
【0008】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、濁水中でも対象物を視認することができる水中視認
装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、水中の対象物に光を照射して得られる反射
光に基づいてその対象物を画像表示する水中視認装置に
おいて、モードロック機構を有すると共に、パルスレー
ザ光を対象物に出射するパルス光源と、対象物からの反
射光を受けてこれを増倍して画像を形成するイメージイ
ンテンシファイアと、あらかじめ撮像距離が入力され、
パルス光源から出射し対象物で反射した反射光がイメー
ジインテンシファイアに戻ってくるときのみその反射光
を取り込むようにイメージインテンシファイアのシャッ
タを制御する取り込み制御手段とを備えたものである。
【0010】
【作用】上記構成によれば、あらかじめ撮像距離が入力
され、モードロック機構を有するパルス光源から出射し
たパルスレーザ光が対象物で反射してイメージインテン
シファイアに戻ってくるときのみその反射光を取り込む
ようにイメージインテンシファイアのシャッタを制御す
るので、パルス光源から短いパルス幅のパルスレーザ光
が出射し、かつ、そのパルスレーザ光が出射してからイ
メージインテンシファイアに戻ってくるまでの間、イメ
ージインテンシファイアには水中の散乱体による後方散
乱光が取り込まれることがなくなり、対象物からの反射
光のみ取り込んで画像表示すると共にパルスレーザ光の
減衰が最小限に抑制されることになるため濁水中でも対
象物を高解像度で視認することができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面に基づい
て詳述する。
【0012】図1は本発明の水中視認装置の一実施例の
概念図である。
【0013】同図において、10は水中視認装置の筐体
であり、透過窓11、12を有しているとともに水密構
造となっている。13はYAG−SHG(Yttrium Almin
iumGarnet-Secondly Harmonic Generation 、イットリ
ウムアルミニウムガーネット−第2高調波発生) レーザ
であり、Qスイッチトリガ信号を発生するQスイッチト
リガ信号発生手段とモードロック機構とを内蔵してい
る。YAG−SHGレーザ13は、このQスイッチトリ
ガ信号とモードロック機構によって短パルスレーザ光
(パルス幅約100psec)を所定の周期毎に発生す
るようになっている。
【0014】YAG−SHGレーザ13の出射光路L1
上にはハーフミラー14が設けられている。ハーフミラ
ー14の透過光路L2 上にはレーザ光の強度を測定する
ためのパワーメータ15が設けられている。ハーフミラ
ー14の反射光路L3 上には、例えば凹16レンズと凸
レンズ17からなりYAG−SHGレーザ13から反射
光路L3 を通過するパルスレーザ光の光束の幅を(例え
ば10倍に)広げるエキスパンダ18が設けられてい
る。このエキスパンダ18から出射したパルスレーザ光
Lpは透過窓11を介して水中の対象物19に均等に照
射されるようになっている。尚、エキスパンダ18の倍
率は10倍に限定されるものではなく、対象物19の大
きさに応じて増減してもよい。尚、水中においては緑色
光が最も減衰量が少なく伝達性に優れており、YAG−
SHGレーザ13から発生するレーザ光の色が緑色(例
えば532nm)であるため水中視認装置に用いたが、
これに限定されるものではなく緑色又は青色等緑色系の
短パルスレーザ光を出射できるものなら他のパルスレー
ザを用いてもよい。
【0015】尚、YAG−SHGレーザ13、ハーフミ
ラー14およびエキスパンダ18でパルス光源が構成さ
れている。
【0016】一方、20は、YAG−SHGレーザ13
からのQスイッチトリガ信号を受けると、YAG−SH
Gレーザ13から出射されるパルスレーザ光の出射周期
に同期したパルスを発生するパルサー回路と、このパル
サー回路で発生したパルスを所定の時間Tdだけ遅延さ
せるディレイ回路とからなるディレイ/パルサー回路で
ある。
【0017】ディレイ回路の遅延時間Tdは、YAG−
SHGレーザ13からパルスレーザ光が出射されてから
透過窓11を透過し、水中視認装置からあらかじめ設定
された撮像距離Xにある対象物19で反射した後、透過
窓12を介して後述するカメラ21に到達するまでの時
間Tdに略等しい時間に設定されている。従って水中視
認装置は、遅延時間Tdに対応した距離X上にある物体
を視認することになる。この視認可能な撮像距離(説明
を簡単にするため透過窓11から対象物19までの間の
距離とする)Xは、光の速度と遅延時間Tdとの積を2
で割った値に略等しい。
【0018】22は、あらかじめ撮像距離Xが入力さ
れ、ディレイ/パルサー回路20に対しその撮像距離X
に対応した遅延時間Tdを出力するように制御する撮像
距離指示回路である。すなわち撮像距離Xを変更したい
ときには、この撮像距離指示回路22からディレイ/パ
ルサー回路20に対し、所望の撮像距離Xaに対応した
遅延時間Tdaを発生する信号を出力させるようになっ
ている。尚、水中視認装置の撮像距離Xと遅延時間Td
との関係は、例えば実際にYAG−SHGレーザ13か
らパルスレーザ光を出射し、対象物19で反射した反射
光がカメラ21に到達するまでの時間をサンプリングオ
シロスコープ(図示せず)等を用いて測定することによ
り求め、この時間と光速との積を2で割って求めること
ができる。この撮像距離Xと遅延時間Tdとの関係を示
すデータがあらかじめ撮像距離指示回路22に入力され
ている。
【0019】23はディレイ/パルサー回路20からの
パルス信号を受けるとカメラ21のシャッタを駆動させ
るためのシャッタ駆動パルス信号を出力するシャッタ制
御回路23である。撮像距離指示回路22、シャッタ制
御回路23およびディレイ/パルサー回路20で取り込
み制御手段を形成している。
【0020】カメラ21は、対象物19からの反射光L
PRを透過窓12を介して受光するとともにシャッタ制御
回路23からのシャッタ駆動パルス信号を入力したとき
作動して、対象物19からの反射光LPRを受けてこれを
増倍して画像を形成するイメージインテンシファイア
(以下I.Iと称する)と、I.Iからの画像を拡大撮
影して画像信号を発生するビデオカメラからなってい
る。
【0021】24はカメラ21からの画像信号を処理し
てディスプレイ25を駆動する信号を発生するカメラ制
御画像処理装置であり、ディスプレイ25は水中の対象
物19を画像表示するようになっている。また、ディス
プレイ25はディレイ/パルサー回路20からの信号に
基づいて対象物までの撮像距離Xを画面上に表示するよ
うになっている。
【0022】ここでI.Iについて説明する。
【0023】図2は図1に示したカメラに用いられる
I.I(インバータ型)の概念図である。
【0024】同図において、I.Iは、主に光が入射さ
れると光電子に変換する光電面30と、光電子を収束す
る電子レンズ31と、所定の電圧が印加されると光電面
30から出射した電子を多数の画素に分解して増倍する
マイクロチャンネルプレート(以下MCPと称する)3
2と、MCP32の各チャンネルからの増倍された電子
を光に変換することにより画像を形成する蛍光面33と
で構成されている。
【0025】このI.Iは矢印P1 方向から入射した光
を増倍して矢印P2 側に出力するようになっている。
尚、I.Iには電子レンズを用いないもの(近接型)も
あるがこれを用いてもよい。
【0026】図3は図2に示したI.Iに用いられるM
CPの模式図であり、図4は図3に示したMCPの増倍
原理を説明するための説明図である。
【0027】MCP32は、例えば直径25mm、厚さ
0.48mmの薄いガラス円板からなり、このガラス円
板には中心軸方向に平行な無数の細い穴(チャンネル、
直径約12μm)32aが形成されている。このような
MCP32の各チャンネル32aに図4に示すような電
圧VD を印加すると、電位勾配に引かれて入射した電子
I がチャンネル32aの内壁に数十回衝突しながら反
対側から出射する。この衝突の際に壁面は2次電子を放
出するため、入射電子eI に対して出力電子eO は数千
倍以上に増倍される。MCP32は全体で240万個も
のチャンネル32aを有し、この一つ一つが画素に相当
し、各画素が同時に増強されるようになっている。
【0028】図2に戻って、I.Iの光電面上に像(電
子像)を結ばせると、像の明るさに応じた量の光電子が
飛び出す。この電子像は電子レンズ31によってMCP
32の入力面へ結像され、MCP32内部を通過する時
に数千倍以上に増強されて蛍光面33へ衝突し光学像が
形成される。その結果、入射光は約6万倍に増強される
ので直接蛍光面を肉眼で見ることができるが、MCP3
2の径が小さいため、蛍光面33の近傍にビデオカメラ
を設け、ディスプレイ25(図1)に拡大された画像が
表示されるようになっている。
【0029】ところで、このI.Iを作動させるにはM
CP32に所定の電圧VD を印加する必要があり、電圧
D が印加されていないときにはI.Iは作動しない。
すなわち、この電圧VD を印加すると蛍光面33に画像
が表示され、電圧VD の印加を停止すると蛍光面33に
は画像が表示されない。本願の水中視認装置は、このM
CP32をシャッタとして利用するものである。また、
このMCP32のオンオフ動作によるシャッタは、機械
的なシャッタと比較して高速(nsec程度)でオンオ
フすることができるようになっている。
【0030】次に実施例の作用を述べる。
【0031】尚、図5は図1に示した水中視認装置の動
作を説明するためのタイミングチャートである。
【0032】図1に示した視認装置が作動するとYAG
−SHGレーザ13からQスイッチトリガ信号が発生し
(図5(a))、これに伴ってYAG−SHGレーザ1
3から緑色光の短パルスレーザ光がハーフミラー14側
に出射される(図5(b))。
【0033】このパルスレーザ光は、ハーフミラー14
で一部が反射された後エキスパンダ18で光束が拡大さ
れ、透過窓11から対象物19に照射される。
【0034】透過窓11から出射されたパルスレーザ光
P は、撮像距離Xにある対象物19で反射されるとと
もに、水中の浮遊物等の散乱体で散乱される(後方散乱
光)。この後方散乱光(図5(c))と対象物19から
の反射光とが重畳されて透過窓12を介してカメラ21
に到達する(図5(d))。
【0035】一方、Qスイッチトリガ信号がディレイ/
パルサー回路20に入力されると、シャッタ制御回路2
3にQスイッチトリガ信号から所定の時間(水中視認装
置から対象物19までの距離/光速(nsec))Td
だけ遅延されたパルス信号が送出される(図5
(e))。このシャッタ制御回路23は、このパルス信
号を受けるとカメラ21に内蔵されたI.IのMCP3
2(図2、3)に必要な電圧VD を一定の時間(ゲーテ
ィング時間、カメラの露光時間に相当する)Tgだけ印
加する。MCP32はこのゲーティング時間Tg(例え
ば3nsec)の間だけ像倍動作を行う。以下YAG−
SHGレーザ13から一定の周期毎にパルスレーザ光が
出射され、これによる後方散乱光が、カメラ21に到達
するが対象物19からの反射光LPRがカメラ21に到達
するまではシャッタ(MCP)32が開かず、対象物1
9からの反射光LPRがカメラ21に到達するときだけカ
メラ21に取り込まれるので、後方散乱光を除去するこ
とができ、その結果水中が濁っていても対象物19を視
認することができる。
【0036】尚、シャッタ(MCP)32が作動する時
間Tgは3nsecに設定されているが、これに限定さ
れるものではなくシャッタ制御回路23によって増減さ
せることにより対象物19のゲーティング処理領域Rg
を増減させることができる。すなわち、ゲーティング時
間Tgを現象させたときは対象物19の表面のみ視認す
ることができ、ゲーティング時間Tgを増加させたとき
は画像の奥行き(焦点深度)が拡がり対象物19を立体
的に視認することができる。
【0037】また、図5(d)において対象物19から
の反射光LPRおよび後方散乱光の数はともに一つだけで
あるが、実際にはYAG−SHGレーザ13から所定の
撮像周期でパルスレーザ光が出射され、このパルスレー
ザ光の出射周期に同期してシャッタ32が作動するの
で、図5(f)に示すように、対象物19からの反射光
PRがカメラ21に到達する時のみシャッタ32が作動
して後方散乱光が除去される。
【0038】以上において、本実施例によれば、あらか
じめ撮像距離が入力され、モードロックされたパルス光
源から出射した短パルスレーザ光が対象物で反射してイ
メージインテンシファイアに戻ってくるときのみその反
射光を取り込むようにイメージインテンシファイアのシ
ャッタを制御するので、パルス光源からパルスレーザ光
が出射してからイメージインテンシファイアに戻ってく
るまでの間、イメージインテンシファイアには水中の散
乱体による後方散乱光が取り込まれることがなくなり、
対象物からの反射光のみを最小の減衰量で取り込んで画
像表示することになるため濁水中でも対象物を高解像度
で視認することができる。
【0039】図6〜図9は本発明の水中視認装置の他の
構成例を示す図である。
【0040】図6は、水中メガネタイプの水中視認装置
の側面図である。この水中視認装置はパルスレーザ光を
対象物に出射するためのLD(レーザダイオード)−Y
AG40の背面下部にハンドル(操作部を含む)41を
設け、このLD−YAG40にケーブル42を介して電
圧を供給する電源43と、前面にI.I44を設けたフ
ルフェイスヘルメット45と、フルフェイスヘルメット
45に接続され作業者に酸素を供給する酸素ボンベ46
とで構成されている。
【0041】この水中視認装置は作業者が電源・酸素ボ
ンベ(電源43と酸素ボンベ46が一体的に形成された
もの)47を背負うとともにフルフェイスヘルメット4
5をかぶった状態でI.I44の蛍光面に表示された画
像を直接見ることにより対象物を視認するものである。
尚、光ファイバを接続したLD−YAGを作業者が背負
い光ファイバの先端部にハンドルを設け、光ファイバか
ら対象物にレーザ光を照射するようにしてもよい(図示
せず)。
【0042】図7は水中スクータタイプの水中視認装置
の側面図である。この水中視認装置は推進装置50を有
する水中スクータ本体51の前面にLD−YAG52と
I.I53とを設け、水中スクータ本体51の操縦席の
操作パネルにディスプレイ54を設け、操縦席後部に電
源55を設けたたものである。この水中視認装置は作業
者が乗用した状態でディスプレイ54を見ることにより
対象物を視認するものである。
【0043】図8はレーザ分離タイプの水中視認装置の
側面図である。この水中視認装置はR.O.V60の前
面下部に多関節式マニュピレータ61を設け、この多関
節式マニュピレータ61の先端部にLD−YAG62を
設けるとともに、R.O.V60の本体に対象物からの
反射光を受けるI.I63を取り付けたものである。こ
のR.O.V60はケーブルを介して海上の支援船(図
示せず)に設けられたディスプレイに接続されており、
作業者がディスプレイを見ることにより対象物を視認す
るようになっている。尚、I.I63もマニュピレータ
61を用いることにより可動式にしてもよい。
【0044】図9(a)は内視鏡タイプの水中視認装置
の側面図であり、図9(b)は内視鏡の前面拡大図であ
る。この水中視認装置はR.O.V70にLD−YAG
71とI.I72とを設け、LD−YAG71および
I.I72に光ファイバからなる内視鏡73を接続した
ものであり、LD−YAG71からのレーザ光が内視鏡
73の先端部のレーザ光出射孔73aから対象物に出射
するとともに、対象物からの反射光を反射光受光孔73
bで受光しI.I72に伝達するようになっている。こ
の水中視認装置も図8に示した水中視認装置と同様に海
上の支援船に設けられたディスプレイを作業者が見るこ
とにより対象物を視認するようになっている。また、図
9(b)において73cは海水の濾過水を出射すること
により先端部の光学系を保護するためのものであり、7
3dは内視鏡73の先端部の位置を検出する位置センサ
である。
【0045】尚、本実施例では光源としてLD−YAG
レーザを用いているが、これに限定されるものではなく
短パルスレーザを発することができるのであれば他のレ
ーザを用いてもよい。
【0046】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、次のよう
な優れた効果を発揮する。
【0047】(1) 濁水中でも対象物を高解像度で視認す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の水中視認装置の一実施例の概念図であ
る。
【図2】図1に示したカメラに用いられるイメージイン
テンシファイア(I.I)の概念図である。
【図3】図2に示したI.Iに用いられるマイクロチャ
ンネルプレート(MCP)の模式図である。
【図4】図3に示したMCPの増倍原理を説明するため
の説明図である。
【図5】図1に示した水中視認装置の動作を説明するた
めのタイミングチャートである。
【図6】本発明の水中視認装置の他の構成例を示す図で
ある。
【図7】本発明の水中視認装置の他の構成例を示す図で
ある。
【図8】本発明の水中視認装置の他の構成例を示す図で
ある。
【図9】本発明の水中視認装置の他の構成例を示す図で
ある。
【図10】従来の水中視認装置の概念図である。
【符号の説明】
13 YAG−SHGレーザ 14 ハーフミラー 16 凹レンズ 17 凸レンズ 18 エキスパンダ 19 対象物 20 ディレイ/パルサー回路 21 カメラ 22 撮像距離指示回路 23 シャッタ制御回路 LP パルスレーザ光 LPR 反射光
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 剣持 庸一 東京都江東区豊洲三丁目1番15号 石川島 播磨重工業株式会社東二テクニカルセンタ ー内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水中の対象物に光を照射して得られる反
    射光に基づいてその対象物を画像表示する水中視認装置
    において、モードロック機構を有すると共に、パルスレ
    ーザ光を対象物に出射するパルス光源と、該対象物から
    の反射光を受けてこれを増倍して画像を形成するイメー
    ジインテンシファイアと、あらかじめ撮像距離が入力さ
    れ、前記パルス光源から出射し対象物で反射した反射光
    が前記イメージインテンシファイアに戻ってくるときの
    みその反射光を取り込むように前記イメージインテンシ
    ファイアのシャッタを制御する取り込み制御手段とを備
    えたことを特徴とする水中視認装置。
JP5046655A 1993-03-08 1993-03-08 水中視認装置 Pending JPH06261231A (ja)

Priority Applications (1)

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JP5046655A JPH06261231A (ja) 1993-03-08 1993-03-08 水中視認装置

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JP5046655A JPH06261231A (ja) 1993-03-08 1993-03-08 水中視認装置

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JP5046655A Pending JPH06261231A (ja) 1993-03-08 1993-03-08 水中視認装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6304289B1 (en) 1996-10-28 2001-10-16 Director General Of The 1St District Port Construction Bureau, Ministry Of Transport Submerged laser television and submerged laser visual recognizer
CN108184040A (zh) * 2016-12-08 2018-06-19 中国科学院沈阳自动化研究所 一种自治水下机器人摄像系统

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