JPH06260904A - クロック発振器と動作方法 - Google Patents

クロック発振器と動作方法

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JPH06260904A
JPH06260904A JP5342727A JP34272793A JPH06260904A JP H06260904 A JPH06260904 A JP H06260904A JP 5342727 A JP5342727 A JP 5342727A JP 34272793 A JP34272793 A JP 34272793A JP H06260904 A JPH06260904 A JP H06260904A
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JP
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signal
circuit
predetermined
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input
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JP5342727A
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English (en)
Inventor
Robert Randberg James
ジェームス・ロバート・ランドバーグ
Edward Nuzcols Charles
チャールス・エドワード・ヌッコルス
Michel Peters Tourei
トゥレイ・マイケル・ピータース
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Motorola Solutions Inc
Original Assignee
Motorola Inc
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Publication date
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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 クロック発振器および動作方法が提供され
る。 【構成】 クロック発振器はイネーブル回路16,バー
スト・カウンタ回路14と発振回路12を有する。この
イネーブル回路は、入力状態に応答して所定の第1信号
を生成する。バースト・カウンタ回路はクロッキング信
号を受信し、クロッキング信号の所定数の発振に応答
し、所定の第2信号を生成する。前記発振回路は、イネ
ーブル回路とバースト・カウンタ回路に結合される。発
振回路は、所定の第1信号に応答して、出力としてクロ
ック信号を生成し、所定の第2信号に応答して、出力と
して定論理状態を生成する。クロック発振器は、低基準
クロック周波数が予想される場合、または基準クロック
周波数の頻繁な変化により結果的に大きな信号捕捉ペナ
ルティが生じる場合に、システムで使用するのに適す
る。本発明のクロック発振器は、フェーズ・ロックを入
力基準クロック信号の周波数変化と一致させるように保
持できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一般にデジタル・コンピ
ューティング・システムに関し、具体的にはにクロック
発振に関する。
【0002】
【従来の技術】多くのデータ処理用途では、電力消費を
減らすことがきわめて重要になってきている。一般に電
力消費は、熱の発生を削減するため、システム可搬性を
増すため、またはその両方のための設計上の制約であ
る。電力消費の増加は熱の発生を増加させ、ひいてはシ
ステムの冷却必要条件を増大させる。同様に電力消費の
増加は、電源が電池の場合、電池寿命を短くする。デー
タ処理装置において電力消費を全体的に減らすには、デ
ータ処理装置のクロック・スピードを減速すればよい。
通常、クロック・スピードは、他の性能基準を劣化させ
ずにその用途において許される範囲まで減速される。ク
ロック・スピードは、一定期間の間、クロックを実際に
停止させるポイントまで減速できる。たとえばワード・
プロセッサのアプリケーションでは、データ処理装置は
キーストロークとキーストロークの間で定期的に停止で
きる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】現代のデータ処理装置
は通常、1個の基準クロックからマルチフェーズ・クロ
ックまたは多重クロックを生成する。これらの多重クロ
ックはタイミング目的のためにデータ処理装置が内部的
に使用する。たとえばデータ処理装置は入力クロッキン
グ信号を受信できるが、入力信号の周波数の4倍の内部
タイミング信号を生成して実際に使用できる。既知のデ
ータ処理装置はフェーズ・ロック・ループ(以下「PL
L」と略記)を使用して、入力クロック信号の一定の倍
数である周波数を有するクロック信号を生成する。PL
Lは、低電力動作でよく使用される低周波数領域で動作
する場合、いくつか不利な点を有する。PLLは低周波
数では不安定になる。PLLは、新しいクロック信号を
捕捉して、多重クロック信号の正確な生成を開始するの
に、ある期間を要する。後者の制約は、データ処理装置
が停止する場合、または基準クロック信号が周波数を変
化させる場合に、タイム・ペナルティを課す。このペナ
ルティは、データ処理装置が停止する場合、または頻繁
に周波数を変化させる場合には、大きなものとなる。ま
た通常のPLLは、安定性を保持するために、定周波
数,または細心に制御されたランピング周波数(ramping
frequency) を有する基準クロックを必要とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に基づくクロック
発振器は、イネ−ブル回路,バースト・カウンタ回路(b
urst counter circuitry) および発振回路を有する。イ
ネーブル回路(enablecircuitry)は、入力状態に応答し
て所定の第1信号を生成する。バースト・カウンタ回路
はクロッキング信号を受信し、所定数の発振のクロッキ
ング信号に応答して、所定の第2信号を生成する。発振
回路はイネーブル回路およびバースト・カウンタ回路に
結合される。発振回路は、所定の第1信号に応答して出
力としてクロッキング信号を生成し、所定の第2信号に
応答して出力として定論理状態を生成する。
【0005】またクロッキング信号を生成する方法は、
所定の第1信号を生成する段階,クロッキング信号を生
成する発振回路をイネーブルにする段階,および所定の
第2信号を生成して発振回路をディスエーブルする段階
を有する。所定の第1信号は、入力状態に応答して生成
される。所定の第2信号は、所定数の発振のクロッキン
グ信号に応答して生成される。発振回路は、所定の第1
信号に応答して出力としてクロッキング信号を生成し、
所定の第2信号に応答してディスエーブルされる。
【0006】
【実施例】図1は、開示された本発明に基づき作られた
クロック発振器10を、一部ブロック図,一部論理図,
一部回路図として表している。クロック発振器10は基
準クロック信号「REFCLK」を受信し、入力ENA
BLEがアサートされている間に、多重バースト・クロ
ック出力「OUT」、および4つのマルチフェーズ・フ
ェーズ・ロック信号T1 〜T4 を生成する。入力ENA
BLEは、クロック発振器10を、たとえばデータ処理
装置環境においてPLL(図示せず)と交互に使用し
て、マルチフェーズ・クロック信号を生成できるように
する。入力ENABLEは、REFCLKが低周波数信
号であるときには本発明のクロック発振器を、REFC
LKが高周波数信号のときにはPLLを、選択的にイネ
ーブルにできる。図に示す環境では、OUTは、以下の
図2に示すように、REFCLKと比較して4バースト
多重クロック信号となる。本発明は、REFCLKと比
較して4以外の反復率を有する多重クロック信号を生成
するように変更できる。本発明は、REFCLKが低動
作周波数であって、新しいREFCLK周波数を捕捉す
るのに時間を要さない場合はノイズが回避される。その
ため本発明は、可変、低周波数の基準クロックを有する
環境に特に適している。
【0007】図2は、図1に示すクロック発振器10の
タイミング図11を表す。タイミング図11は、出力信
号OUTおよびT1 〜T4 に関連づけて入力信号REF
CLKを示している。動作において、第3信号ENAB
LE(図示せず)は最初低であって、OUTを同様に最
初低にする。結果的に、ENABLEはアサートされ、
REFCLKは低論理状態から高論理状態へと2度遷移
する。REFCLKが2度目に低論理状態へと遷移した
後、信号OUTは、REFCLKが次に低から高へと遷
移する間に多重バースト・サイクルを開始する。図に示
す実施例では、クロック発振器10は4つのバーストを
生成する。出力T1 〜T4 のn番目の出力は、n番目の
バーストの間に論理低状態から論理高状態に遷移する。
ここでnは整数である。逆にn番目の出力は、(n+
1)のバーストの始めに低論理状態に遷移する。
【0008】信号OUTのバースト周波数は固定される
が、以下に説明する場合を除き、REFCLKの周波数
には関係していない。そのため信号OUTの最終のバー
ストの終了は、必ずしも信号REFCLKの終わりまた
は他の部分に対応していない。図に示す例では、OUT
の周波数はREFCLKの周波数のほぼ7倍である。す
なわち、REFCLKの1/2クロック・サイクルの間
に約3.5バーストが発生する。最後の出力信号(T
4 )を除いて、すべてが(1/fb )に等しい期間、論
理高状態にあり、ここでfb はバースト周波数である。
最後の出力信号T4 は(1/fr −(N−1)*(1/
b )に等しい期間にわたり高である。ここでfr は入
力REFCLKの周波数であり、Nは出力バーストの数
である。クロック発振器10は、クロック発振器10が
所定数のバーストを生成した後、REFCLKが再び高
論理状態に遷移するまで、定信号(論理低状態)を生成
する。論理信号T1 の立上がり区間および論理信号T4
の立下がり区間は、REFCLKの立上がり区間と関連
づけてフェーズ・ロックされる。
【0009】図1に戻ると、クロック発振器10は発振
回路12,バースト・カウンティング回路14,同期回
路16,状態回路17,および以下に示す各種の他のゲ
ートおよびトランジスタを有する。発振回路12は図2
に示すバースト信号OUTを生成する。発振回路12は
バースト・カウンタ回路14および同期回路16によっ
て制御される。同期回路16は、入力ENABLEにお
ける高論理状態によってイネーブルされるとき、および
REFCLKが高に遷移するときに発振回路12をオン
にする。バースト・カウンタ回路14は、発振回路12
が所定数の出力サイクルである「バースト」を生成した
後に、発振回路12をオフにする。同期回路16は、発
振回路12の出力の第1立上がり区間が一時的に、RE
FCLKの立上がり区間に位置合わせされるように確保
する。同期回路16は、ENABLEのアサーションを
REFCLKと関連づけて同期する。この同期は、不安
定状態が回路に伝搬するのを防ぐ。同期回路16の一部
は、REFCLKとENABLEとが互いに非同期であ
るときにしか必要ない。ある種の実施例では、同期回路
16のこれらの部分を省略して、結果的に面積および電
力を節減することも可能である。状態回路17はクロッ
ク信号OUTを受信して、マルチフェーズ・フェーズ・
ロックド信号T1 〜T4 を生成する。
【0010】図に示す実施例では、発振回路12は偶数
ステージ遅延回路18およびNANDゲート20を有す
る。偶数ステージ遅延回路18は従来のリング発振器か
ら反転段階を一つ引いたものである。偶数ステージ遅延
回路18は小さな遅延により入力を論理的に伝搬する。
一般にリング発振器は、直列接続された奇数の反転段階
を有して、発振ループを形成する。奇数から1を引くと
偶数になるため、「偶数」と称される。当業者には周知
のように、適切な偶数ステージ遅延回路を選択すれば、
所望の出力パルス周波数を調節できる。偶数ステージ遅
延回路18の出力(「OUT」と称される)は、NAN
Dゲート20の第1入力に接続される。NANDゲート
20の第2入力はノード22に接続される。NANDゲ
ート20の出力は、偶数ステージ遅延回路18の入力
(「IN」と称される)に接続される。NANDゲート
20の出力はインバータ24の入力にも接続される。イ
ンバータ24の出力は信号OUTを生成する。ノード2
2はトランジスタ26のドレインに接続される。トラン
ジスタ26はn形トランジスタである。トランジスタ2
6のソースは第1電圧源VSSに接続される。ノード22
はまたインバータ28の出力およびインバータ30の入
力にも接続される。インバータ30の出力はインバータ
28の入力に接続される。
【0011】動作において、ノード22の電圧は、発振
回路12がゼロ,1もしくは複数の出力パルスを生成す
るかどうかを制御する。ノード22の電圧が低論理状態
にあるとき、NANDゲート20の出力は、偶数ステー
ジ遅延回路18の出力とは無関係に高論理状態にある。
そのため発振回路12は発振しない。発振回路12は定
論理状態の出力を生成する。トランジスタ26が導通状
態にあるとき、ノード22の電圧は低論理状態にある。
ノード22の電圧が高論理状態のときには、NANDゲ
ート20の出力は、偶数ステージ遅延回路18の出力O
UTの状態に依存する。偶数ステージ遅延回路18(N
ANDゲート20の極性と同じ)の出力は最初、高論理
状態であって、NANDゲート20の出力を低論理状態
に切り換える。この遷移によって、偶数ステージ遅延回
路18の出力は低論理状態に切り替わり、発振回路12
の発振を開始する。発振回路12は、ノード22の電圧
が低論理状態に再び降下するまで、発振を続ける。同期
回路16はノード22の電圧を、以下に説明するように
高論理状態に引き上げる。
【0012】図に示す実施例では、バースト・カウンテ
ィング回路14は、カスケード式で接続された4個のD
フリップ・フロップ31〜34を有する。一般に、Nパ
ルス・クロック発振器はN個のDフリップ・フロップを
有し、ここでNは整数である。「カスケード式」とは、
i番目のフリップ・フロップのデータ出力が(i+1)
番目のフリップ・フロップのデータ入力に接続されるこ
とを意味し、ここでiは整数指数である。具体的には、
フリップ・フロップ31のデータ出力(「Q」)はフリ
ップ・フロップ32のデータ入力(「D」)に接続され
る。フリップ・フロップ32のデータ出力はフリップ・
フロップ33のデータ入力に接続される。フリップ・フ
ロップ33のデータ出力はフリップ・フロップ34のデ
ータ入力に接続される。フリップ・フロップ34のデー
タ出力はトランジスタ26のゲートに接続される。フリ
ップ・フロップ31のデータ入力は第2電圧源VDDに接
続される。Dフリップ・フロップ31〜34のそれぞれ
に対するクロック入力(「v」)はインバータ35の出
力に接続される。インバータ35の入力はNANDゲー
ト20の出力に接続される。フリップ・フロップ31〜
34に対するリセット入力(「R」)はそれぞれ4個の
トランジスタ36〜39のドレインに接続される。トラ
ンジスタ36〜39はn形トランジスタである。トラン
ジスタ36〜39のそれぞれのソースは第1電圧源VSS
に接続される。トランジスタ36〜39のそれぞれのゲ
ートはNANDゲート40の出力に接続される。NAN
Dゲート40の第1入力はインバータ42の出力に接続
される。インバータ42の入力は同期回路16の出力O
UT1 に接続される。ENABLEがアサートされる
間、同期回路16の出力OUT1 は能動的な低信号であ
る。NANDゲート40の第2入力はインバータ44の
出力に接続される。インバータ44の入力はインバータ
46の出力に接続される。インバータ46の入力はイン
バータ48の出力に接続される。インバータ48の入力
はDフリップ・フロップ34のデータ出力に接続され
る。
【0013】動作において、同期回路16の出力OUT
1 は、入力ENABLEによってイネーブルにされると
き、インバータ42によってアサートされて反転され
る。インバータ42の高論理状態の出力によって、NA
NDゲート40はDフリップ・フロップ31〜34のリ
セットを停止する。以下に説明するように、ノード22
の電圧が高論理状態になり、発振回路12が発振を開始
する。発振回路12が発振するたびに、さらなるDフリ
ップ・フロップを介して高論理状態がクロックされる。
発振回路12の4回の発振の後、高論理状態は、4個の
Dフリップ・フロップを介してクロックされ、Dフリッ
プ・フロップ34は高論理状態を出力する。Dフリップ
・フロップ34のデータ出力からの高論理状態はトラン
ジスタ26を導通状態に置く。ついでトランジスタ26
はノード22の電圧をVSSに降下させ、発振回路12を
オフにする。Dフリップ・フロップ34の同じ出力がN
ANDゲート40を介して、Dフリップ・フロップ31
〜34をリセットする。
【0014】図に示す実施例では、同期回路16はそれ
ぞれ2個のDフリップ・フロップ50,52を有する。
入力信号ENABLEはDフリップ・フロップ50のデ
ータ入力に接続される。Dフリップ・フロップ50のデ
ータ出力はDフリップ・フロップ52のデータ入力に接
続される。Dフリップ・フロップ52の反転データ出力
(「反転Q」)は同期回路16の出力OUT1 を生成す
る。この出力はインバータ42の入力に接続される。D
フリップ・フロップ50,52に対するクロック入力は
それぞれ、インバータ54の出力に接続される。インバ
ータ54の入力はインバータ56の出力に接続される。
インバータ56の入力はインバータ58の出力に接続さ
れる。インバータ58の入力は入力基準クロック信号
「REFCLK」に接続される。
【0015】Dフリップ・フロップ52のデータ出力は
インバータ60の入力に接続される。インバータ60の
出力はトランジスタ62,64のゲートに接続される。
トランジスタ62のソースは第2電圧状態VDDに接続さ
れる。トランジスタ62のドレインはトランジスタ66
のソースに接続される。トランジスタ66のゲートはイ
ンバータ70の出力に接続される。インバータ70の入
力はインバータ72の出力に接続される。インバータ7
2の入力はインバータ74の出力に接続される。インバ
ータ74の入力はインバータ76の出力に接続される。
インバータ76の入力はインバータ78の出力に接続さ
れる。インバータ78の入力はインバータ80の出力に
接続される。インバータ80の入力はインバータ82の
出力に接続される。インバータ82の入力はインバータ
58の出力に接続される。トランジスタ66のドレイン
はトランジスタ68のソースに接続される。トランジス
タ68のゲートはインバータ58の出力に接続される。
トランジスタ68のドレインは出力OUT2 を生成し、
ノード22に接続される。トランジスタ64のドレイン
もノード22に接続される。トランジスタ64のソース
は第1電圧源VSSに接続される。トランジスタ62,6
6,68はp形トランジスタであり、4番目のトランジ
スタ64はn形トランジスタである。
【0016】動作において、入力ENABLEが入力R
EFCLKの2サイクルの間、アサートされた後、同期
回路16はノード22を高論理状態にする。このような
制約によって、発振回路12の出力が、入力REFCL
Kの立上がり区間と同時に開始されるように確保され
る。
【0017】最初、Dフリップ・フロップ52のデータ
出力は、入力ENABLEの低論理状態によって、低論
理状態に強制される。Dフリップ・フロップ52のデー
タ出力からの低論理状態によって、インバータ60は高
論理状態を生成させる。インバータ60の出力が高論理
状態にあるとき、トランジスタ64は導通状態である。
そのため、トランジスタ64はノード22の電圧を低論
理状態に降下させる。前述のように、ノード22の電圧
が低論理状態のときには、発振回路12は発振しない。
【0018】結果的に、入力ENABLEがアサートさ
れ、REFCLKサイクルが2サイクルして、Dフリッ
プ・フロップ50,52を介して、高論理状態をクロッ
クさせる。Dフリップ・フロップ52のデータ出力にお
ける高論理状態によって、トランジスタ64は、非導通
状態に切り替わり、トランジスタ62は、(ENABL
Eのアサーションと比較して)入力REFCLKの第2
の立下がり区間と同時に導通状態に切り替わる。同時
に、Dフリップ・フロップ52の反転データ出力の低論
理状態によって、NANDゲート40はアサーティング
・リセット(asserting reset) を停止する。この停止に
よって、Dフリップ・フロップ31〜34は、所定数の
出力パルスをカウントできる。トランジスタ68は、入
力REFCLKの高論理状態によって、定期的に導通状
態に置かれる。前記の状態すべてが発生したとき、ノー
ド22は、それぞれトランジスタ62,66,68を介
して第2電圧源VDDに対して電気的に短絡される。その
後ノード22は高論理状態にとどまって、発振回路12
を発振させる。
【0019】インバータ70〜82およびトランジスタ
66は、ノード22が高に駆動された後、ノード22か
らVDDにいたる回路経路を電気的に遮断する働きをす
る。この遮断は、REFCLKの立上がり区間から短い
遅延の後で発生する。インバータ28,30は、トラン
ジスタ26が非導通状態にあるとき、およびトランジス
タ66または68が非導通状態にあるとき、ノード22
の電圧を弱く保持する。
【0020】状態回路17は、Nステート状態装置84
およびNクロックド・ラッチ(clocked latch) 86〜9
2を有する。図に示す実施例では、Nは4に等しい。ク
ロックド・ラッチはそれぞれ、Nステート状態装置84
の一つの出力OUTA 〜OUTD に接続される。
【0021】動作において、Nステート状態装置84は
信号OUTを受信して、そのN個の出力OUTA 〜OU
D の一つのみにおいて論理高論理状態を出力する。最
初、Nステート状態装置84は出力OUTA において高
論理状態を生成する。信号OUTからのさらなる立下が
り区間のたびに、Nステート状態装置84は連続する別
の出力において高論理状態を出力する。各出力が一巡し
て高論理状態になった後、Nステート状態装置84はそ
の出力パターンを再開する。具体的には、OUTA は出
力の第1パルスの間、高論理状態であり、OUTB はO
UTの第2パルスの間、高論理状態であり、OUTC
OUTの第3パルスの間、高論理状態、OUTD はOU
Tの第4パルスの間、高論理状態である。その後はOU
A が高論理状態を有する次の出力になる。クロックド
・ラッチ86〜92はそれぞれ、信号OUTの1パルス
の間、Nステート状態装置84の出力の一つをラッチす
る。クロックド・ラッチ86〜92は信号OUTの立上
がり区間によってトリガされる。各パルスの後、クロッ
クド・ラッチ86〜92は、それらの接続先であるNス
テート状態装置84の出力の連続した次の値をラッチす
る。
【0022】出力バーストの周波数,バーストの最大数
および予想される最大REFCLK周波数は相互依存関
係にある。
【0023】fb >fmax *N ここでfb は所望のバースト周波数、fmax は予想され
る最大REFCLK周波数、Nはバースト数である。当
業者は、特定の用途に適合させるためにこれらのパラメ
ータを調節できる。
【0024】本発明は先行技術に対して多くの技術的利
点を提供する。一般に本発明は、低い動作周波数に適す
るクロックを生成する。本発明のクロック発振器はノイ
ズを回避でき、イネーブルされると直ちに所望のクロッ
ク周波数を生成し、異なる出力バースト数または異なる
バースト周波数を必要とする用途に簡単に対応できる。
本発明のクロック発振器は、周波数を即時変更できる基
準クロック信号を用いる用途に適している。実施例は、
マルチフェーズ・フェーズ・ロックド・クロック発振器
を提供する非同期動作環境での使用を対象とする回路を
提供する形で開示されている。
【0025】本発明が教示する装置および方法を以下に
示す。
【0026】(1) クロック発振器であって:入力状
態に応答して所定の第1信号を生成するイネーブル回路
(16);クロッキング信号を受信するためのバースト
・カウンタ回路(14)であって、前記クロッキング信
号の所定数の発振に応答して、所定の第2信号を生成す
るバースト・カウンタ回路(14);および、前記イネ
ーブル回路および前記バースト・カウンタ回路に結合さ
れた発振回路(12)であって、前記所定の第1信号に
応答して出力信号として第1クロッキング信号を生成
し、前記所定の第2信号に応答して出力として定論理状
態を生成する発振回路(12);によって構成されるこ
とを特徴とするクロック発振器。 (2) マルチフェーズ・クロック発振器であって:入
力状態に応答して所定の第1信号を生成するイネーブル
回路(16)であって、第1および第2入力信号を受信
するための同期回路によって構成され、前記同期回路
は、前記第1入力信号が所定の第3値に論理状態が対応
する場合、および前記第2入力信号が所定の第4値と第
5値の間で遷移する場合に、前記所定の第1信号を生成
する、イネーブル回路(16);クロッキング信号を受
信するためのバースト・カウンタ回路(14)であっ
て、前記クロッキング信号の所定数の発振に応答して、
所定の第2信号を生成するバースト・カウンタ回路(1
4);前記イネーブル回路および前記バースト・カウン
タ回路に結合された発振回路(12)であって、前記所
定の第2信号に応答して出力として定論理状態を生成す
る発振回路(12);および、前記発振回路に結合され
た第4回路(17)であって、出力として複数の論理信
号を生成し、前記論理信号はそれぞれ、前記第1クロッ
キング信号の、第8から第9論理状態への所定の遷移と
一致して、第6から第7論理状態に遷移する、第4回路
(17);によって構成されることを特徴とするマルチ
フェーズ・クロック発振器。 (3) クロッキング信号を生成する方法であって:入
力状態に応答して所定の第1信号を生成する段階;前記
所定の第1信号に応答して発振回路をイネーブルする段
階であって、前記発振回路は、出力としてクロッキング
信号を生成する段階;前記クロッキング信号の所定数の
発振に応答して所定の第2信号を生成する段階;およ
び、前記所定の第2信号に応答して前記発振回路をディ
スエーブルする段階;によって構成されることを特徴と
する、クロック信号を生成する方法。 A 発信回路がリング発振器によって構成されることを
特徴とする、前記(1)記載のクロック発振器。 B バ−スト・カウンタ回路が、複数のカスケ−ド式(c
ascaded)ラッチング回路によって構成されることを特徴
とする前記A記載のクロック発振器。 C イネ−ブル回路が、第1および第2入力信号を受信
するための同期回路によって構成され、前記同期回路
は、前記第1入力信号が所定の第3値に論理状態が対応
する場合、および前記第2入力信号が所定の第4値と所
定の第5値との間を遷移する場合に、前記所定の第1信
号を生成することを特徴とする、前記B記載のクロック
発振器。 D バ−スト・カウンタ回路が、複数のカスケ−ド式ラ
ッチング回路によって構成されることを特徴とする前記
A記載のクロック発振器。 E イネ−ブル回路が、第1および第2入力信号を受信
するための同期回路によって構成され、前記同期回路
は、前記第1入力信号が所定の第3値に論理状態が対応
する場合、および前記第2入力信号が所定の第4値と所
定の第5値との間を遷移する場合に、前記所定の第1信
号を生成することを特徴とする、前記D記載のクロック
発振器。 F イネ−ブル回路が、第1および第2入力信号を受信
するための同期回路によって構成され、前記同期回路
は、前記第1入力信号が所定の第3値に論理状態が対応
する場合、および前記第2入力信号が所定の第4値と所
定の第5値との間を遷移する場合に、前記所定の第1信
号を生成することを特徴とする、前記(1)記載のクロ
ック発振器。 G 発振回路がリング発振器によって構成されることを
特徴とする、前記(2)記載のマルチフェ−ズ・クロッ
ク発振器。 H バ−スト・カウンタ回路が、複数のカスケ−ド式ラ
ッチング回路によって構成されることを特徴とする、前
記G記載のマルチフェ−ズ・クロック発振器。 I 第4回路が:前記第1クロック信号に結合された状
態装置であって、複数の論理出力を生成し、前記複数の
論理出力はそれぞれ、所定の期間にわたり所定の論理状
態に対応する状態装置;および複数のクロックド・ラッ
チであって、それぞれが前記第1クロッキング信号およ
び前記複数の論理出力の選択された一つに結合され、前
記複数のラッチはそれぞれ、第8から第9論理状態への
第1クロッキング信号の連続的する遷移と遷位の間、結
合された1つの出力をラッチする、複数のクロックド・
ラッチ;によって構成されることを特徴とする、前記H
記載のマルチフェ−ズ・クロック発振器。 J バースト・カウンタ回路が複数のカスケード式ラッ
チング回路によって構成されることを特徴とする前記
(2)記載のマルチフェーズ・クロック発振器。 K 第4回路が:前記第1クロック信号に結合された状
態装置であって、複数の論理出力を生成し、前記複数の
論理出力はそれぞれ、所定の期間にわたり所定の論理状
態に対応する、状態装置;および、複数のクロックド・
ラッチであって、それぞれが前記第1クロッキング信号
および前記複数の論理出力の選択された一つに結合さ
れ、前記複数のラッチはそれぞれ、第8から第9論理状
態への前記第1クロッキング信号の連続する遷移と遷移
の間、結合された一つの出力をラッチする、複数のクロ
ックド・ラッチ;によって構成されることを特徴とす
る、前記J記載のマルチフェーズ・クロック発振器。 L 第4回路が:前記第1クロック信号に結合された状
態装置であって、複数の論理出力を生成し、前記複数の
論理出力のそれぞれ一つは、所定の期間にわたり所定の
論理状態に対応する状態装置;および、複数のクロック
ド・ラッチであって、それぞれが前記第1クロッキング
信号および前記複数の論理出力の選択された一つに結合
され、前記複数のラッチはそれぞれ、第8から第9論理
状態への前記第1クロッキング信号の連続する遷移と遷
移の間、結合された一つの出力をラッチする、複数のク
ロックド・ラッチ;によって構成されることを特徴とす
る、前記(2)記載のマルチフェーズ・クロック発振
器。 M 前記第1信号を生成する段階が:第1および第2入
力信号を受信する段階;および、前記第1入力信号が所
定の第3値に論理状態が対応する場合、および前記第2
入力信号が所定の第4値と第5値の間で遷移する場合
に、前記所定の第1信号を生成する段階;によって構成
されることを特徴とする、前記(3)記載の方法。 N 複数の論理出力を生成する段階であって、前記複数
の論理出力のそれぞれ一つが所定期間にわたり所定の論
理状態に対応する段階;および、所定の第6から第7論
理状態への前記第1クロッキング信号の連続する遷移と
遷移の間、複数の論理出力をラッチする段階;によって
構成されることを特徴とする前記M記載の方法。 O 発振回路をイネーブルにする段階が、リング発振器
をイネーブルにする段階によって構成されることを特徴
とする、前記N記載の方法。 P 発振回路をイネーブルにする段階が、リング発振器
をイネーブルにする段階によって構成されることを特徴
とする、前記M記載の方法。 Q 発振回路をイネーブルにする段階が、リング発振器
をイネーブルにする段階によって構成されることを特徴
とする、前記(3)記載の方法。
【0027】本発明は具体的な実施例を参照して説明し
てきたが、当業者にはさらなる変形および改良が考えら
れよう。たとえば図に示す同期回路は、他の入力状態が
発生次第、発振回路をイネーブルにできる。機能を発振
回路,バースト・カウンティング回路および同期回路に
分割したのは、厳密に言えば図示する便宜上のためであ
る。当業者は、特定の用途にどのような機能が必要であ
れ、本発明を、結合して共に機能する任意の数の種々の
サブ・ブロックに分割してもよい。また図に示す実施例
は複数のDフリップ・フロップを示している。当業者は
これと同等の各種のラッチング回路を代わりに使用して
もよい。したがって請求の範囲は特定の種類のラッチの
代わりにラッチング回路を言及するものとする。よって
本発明は、添付請求の範囲に定義される本発明の意図お
よび範囲から逸脱しない変更をすべて包含するものと理
解されたい。
【図面の簡単な説明】
本発明の特徴および利点は、添付図面とともに以下の詳
細な説明から明確に把握されよう。添付図面では類似の
部分および対応する部分には同じ参照番号が付けられて
いる。
【図1】開示された本発明に基づき作られたクロック発
振器を、一部ブロック図,一部論理図,一部回路図とし
て表す。
【図2】図1に示すクロック発振器のタイミング図を表
す。
【符号の説明】
10 クロック発振器 11 タイミング図 12 発振回路 14 バースト・カウンタ回路14 16 同期回路 17 状態回路 18 偶数ステージ遅延回路 20 NANDゲート 22 ノード 24 インバータ 26 トランジスタ 28,30,35 インバータ 31,32,33,34 Dフリップ・フロップ 36,37,38,39 トランジスタ 40 NANDゲート 42,44,46,48 インバータ 50,52 Dフリップ・フロップ 54,56,58,60 インバータ 62,64,66,68 トランジスタ 70,72,74,76,78,80,82 インバー
タ 84 Nステート状態装置 86,88,90,92 クロックド・ラッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H03L 7/16 Z 9182−5J (72)発明者 トゥレイ・マイケル・ピータース アメリカ合衆国テキサス州オースチン、オ ープン・レンジ・トゥレイル6012

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】クロック発振器であって:入力状態に応答
    して所定の第1信号を生成するイネーブル回路(1
    6);クロッキング信号を受信するためのバースト・カ
    ウンタ回路(14)であって、前記クロッキング信号の
    所定数の発振に応答して、所定の第2信号を生成するバ
    ースト・カウンタ回路(14);および、 前記イネーブル回路および前記バースト・カウンタ回路
    に結合された発振回路(12)であって、前記所定の第
    1信号に応答して出力信号として第1クロッキング信号
    を生成し、前記所定の第2信号に応答して出力として定
    論理状態を生成する発振回路(12);によって構成さ
    れることを特徴とするクロック発振器。
  2. 【請求項2】 マルチフェーズ・クロック発振器であっ
    て:入力状態に応答して所定の第1信号を生成するイネ
    ーブル回路(16)であって、第1および第2入力信号
    を受信するための同期回路によって構成され、前記同期
    回路は、前記第1入力信号が所定の第3値に論理状態が
    対応する場合、および前記第2入力信号が所定の第4値
    と第5値の間で遷移する場合に、前記所定の第1信号を
    生成する、イネーブル回路(16);クロッキング信号
    を受信するためのバースト・カウンタ回路(14)であ
    って、前記クロッキング信号の所定数の発振に応答し
    て、所定の第2信号を生成するバースト・カウンタ回路
    (14);前記イネーブル回路および前記バースト・カ
    ウンタ回路に結合された発振回路(12)であって、前
    記所定の第2信号に応答して出力として定論理状態を生
    成する発振回路(12);および、 前記発振回路に結合された第4回路(17)であって、
    出力として複数の論理信号を生成し、前記論理信号はそ
    れぞれ、前記第1クロッキング信号の、第8から第9論
    理状態への所定の遷移と一致して、第6から第7論理状
    態に遷移する、第4回路(17);によって構成される
    ことを特徴とするマルチフェーズ・クロック発振器。
  3. 【請求項3】 クロッキング信号を生成する方法であっ
    て:入力状態に応答して所定の第1信号を生成する段
    階;前記所定の第1信号に応答して発振回路をイネーブ
    ルする段階であって、前記発振回路は、出力としてクロ
    ッキング信号を生成する段階;前記クロッキング信号の
    所定数の発振に応答して所定の第2信号を生成する段
    階;および、 前記所定の第2信号に応答して前記発振回路をディスエ
    ーブルする段階;によって構成されることを特徴とす
    る、クロック信号を生成する方法。
JP5342727A 1992-12-21 1993-12-16 クロック発振器と動作方法 Pending JPH06260904A (ja)

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US99422392A 1992-12-21 1992-12-21
US994223 1992-12-21

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